JPH0443690B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0443690B2 JPH0443690B2 JP58242891A JP24289183A JPH0443690B2 JP H0443690 B2 JPH0443690 B2 JP H0443690B2 JP 58242891 A JP58242891 A JP 58242891A JP 24289183 A JP24289183 A JP 24289183A JP H0443690 B2 JPH0443690 B2 JP H0443690B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- fiber membrane
- water
- medical
- spinning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- External Artificial Organs (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
本発明は医療用中空糸膜の製造方法に関する。
高分子重合体から成る多孔質中空糸膜は選択透
過性能を有し、その性質を生かして色々な用途に
使われている。その中空糸膜の製造に際して原料
組成、中空糸膜形成の方法、後処理の方法等を使
用目的に応じた条件下で行なうことにより、多種
多様な中空糸膜が供されている。中でも医療分野
への進出は目ざましいものがあり、時に人工透析
用の中空糸膜はその適用を受けるべき腎疾患者が
多いことも相まつて増産の一途をたどつている。
一方、医療分野を対象とする中空糸膜は製造から
ユーザーに供されるまで、安全衛生面において十
分な配慮がなされなければならない。 高分子化合物を、溶剤に溶解させて紡糸原液と
し、この紡糸原液を紡糸ノズルから芯液と共に押
し出し、凝固させた後洗浄して溶剤を除去するよ
うな中空糸膜製造方法においてその洗浄剤として
特殊な薬剤を使つたり、不純物を含有する水を使
う場合があるが、これらではそれらの薬剤や不純
物が中空糸膜に残留し医療用中空糸膜としてはは
なはだ不適当である。また菌を含有する水を使う
ことも、中空糸膜に菌を付着させる結果になり好
ましくない。菌は通常いたるところに存在し、ち
よつとした油断で容易に中空糸膜製造工程に混入
するし、菌の平均世代時間はその種類によつても
異なるが数十分から数時間であり、このことは一
度混入した菌は容易に増殖することを意味する。
医療器具の製造にあたつては清浄な室いわゆるク
リーンルームで行なわれるのが通常であるがそれ
でもなお楽観はできない。 通常医療用中空糸はモジユールに作成され、ユ
ーザーに供されるまでの間に滅菌の工程を経て安
全性が高められている。モジユール作成までにそ
の中空糸が菌を含有していたならば滅菌の工程で
生菌をなくすることはできるものの、例えばバイ
ロジエン(発熱性物質)等は含有しているおそれ
がある。 本発明者等は菌の付着にしていない医療用中空
糸膜を得るための手段について鋭意検討の結果本
発明を見い出すに至つた。 即ち、本発明は高分子化合物を溶剤に溶解させ
て紡糸原液としこの紡糸原液を紡糸ノズルから芯
液と共に押し出し凝固させた後洗浄して紡糸原液
の溶剤を除去する医療用中空糸膜製造方法におい
て、洗浄の工程を多段に分割し、その洗浄水とし
て無菌水を使用し、中空糸膜の走行する方向と逆
方向に流下させることを特徴とするものである。 ここで本発明に用いる無菌水とは日本薬局方の
無菌試験法のメンブランフイルター法により試験
し合格した水である。 本発明において使用する高分子化合物とは、格
別限定を設けるものでなくセルロースジアセテー
ト、セルローストリアセテート等のセルロースエ
ステル;銅アンモニア法セルロース;ポリアクリ
ロニトリル;ポリメチルメチクリレート;ポリエ
チレン;酢酸ビニル共重合体;ポリビニルアルコ
ール;ポリプロピレン等を挙げることができる。 これらの高分子化合物は適当な溶剤に溶解し紡
糸原液に作製する。そしてこの紡糸原液を環状紡
糸孔より紡出させ必要に応じて空気中を走行せし
めた後凝固させる。凝固が完了した中空糸はこの
後洗浄され、前記溶剤は除去され医療用中空糸膜
が製造される。本発明において重要な点はかかる
洗浄に際し洗浄水として無菌水を用いることにあ
る。かかる手段を採用することにより保有菌数の
全くない中空糸膜が製造できた。かかる洗浄工程
は一段の浴、あるいは多段に分割された浴で行な
われるが好ましくは洗浄を効率が高められる多段
分割(数段〜十数段)の方法である。この多段分
割ではそれぞれの独立した浴に新鮮な無菌水を流
下させ中空糸膜を処理する。また万一混入した生
菌に対してその増殖を未然に防ぐために洗浄工程
に紫外線殺菌灯を設けることが好ましい。この様
な洗浄水は中空糸膜の走行する方向と逆方向に流
下させる。 この様に医療様中空糸膜の製造にあたり、洗浄
水として無菌水を用いることにより無菌状態の安
全衛生面に充分配慮のなされた中空糸膜がつくら
れこれは医療分野へ大きく貢献できるものであ
る。 以下本発明の実施例を記載するが本発明はこれ
ら実施例によつて何等限定をうけるものでない。 実施例1〜3及び比較例1〜2 セルロースアセテート30重量部、ジメチルホル
ムアミド49重量部、ポリエチレングリコール200
を21重量部を85℃で2時間撹拌して溶解し、紡糸
原液を作製した。この紡糸原液を85℃で2時間静
置脱泡した。環状オリフイスノズルを用いて紡糸
を行なつた。一方芯液として流動パラフインを供
給した。環状オリフイスを出た中空状の原液を15
cm空気中を走行させ、その後凝固浴に導き凝固さ
せその後水洗、洗浄した。この洗浄には下記の3
通りでその都度無菌水を調整し中空糸膜の進行方
向と逆方向に流下せしめ実施した。この後ボビン
状に巻き上げた。 実施例 1 洗浄工程のカナルを3セクシヨンに分割し各々
のセクシヨンの最後部に無菌水を導入。 実施例 2 多段式カナルの3段各々のカナルを独立させ各
カナルの最後部に無菌水を導入。 実施例 3 実施例2に同様であるが、更に各カナルに紫外
線殺菌灯照射を実施。 なお、比較として無菌水の代わりにイオン交換
水を使用した例も検討した。 比較例 1 実施例1に同様であるが無菌水の代わりにイオ
ン交換水を使用。 比較例 2 実施例2に同様であるが無菌水の代わりにイオ
ン交換水を使用。 上記実施例、比較例の経時的に行なつた結果を
第1表にまとめた。
過性能を有し、その性質を生かして色々な用途に
使われている。その中空糸膜の製造に際して原料
組成、中空糸膜形成の方法、後処理の方法等を使
用目的に応じた条件下で行なうことにより、多種
多様な中空糸膜が供されている。中でも医療分野
への進出は目ざましいものがあり、時に人工透析
用の中空糸膜はその適用を受けるべき腎疾患者が
多いことも相まつて増産の一途をたどつている。
一方、医療分野を対象とする中空糸膜は製造から
ユーザーに供されるまで、安全衛生面において十
分な配慮がなされなければならない。 高分子化合物を、溶剤に溶解させて紡糸原液と
し、この紡糸原液を紡糸ノズルから芯液と共に押
し出し、凝固させた後洗浄して溶剤を除去するよ
うな中空糸膜製造方法においてその洗浄剤として
特殊な薬剤を使つたり、不純物を含有する水を使
う場合があるが、これらではそれらの薬剤や不純
物が中空糸膜に残留し医療用中空糸膜としてはは
なはだ不適当である。また菌を含有する水を使う
ことも、中空糸膜に菌を付着させる結果になり好
ましくない。菌は通常いたるところに存在し、ち
よつとした油断で容易に中空糸膜製造工程に混入
するし、菌の平均世代時間はその種類によつても
異なるが数十分から数時間であり、このことは一
度混入した菌は容易に増殖することを意味する。
医療器具の製造にあたつては清浄な室いわゆるク
リーンルームで行なわれるのが通常であるがそれ
でもなお楽観はできない。 通常医療用中空糸はモジユールに作成され、ユ
ーザーに供されるまでの間に滅菌の工程を経て安
全性が高められている。モジユール作成までにそ
の中空糸が菌を含有していたならば滅菌の工程で
生菌をなくすることはできるものの、例えばバイ
ロジエン(発熱性物質)等は含有しているおそれ
がある。 本発明者等は菌の付着にしていない医療用中空
糸膜を得るための手段について鋭意検討の結果本
発明を見い出すに至つた。 即ち、本発明は高分子化合物を溶剤に溶解させ
て紡糸原液としこの紡糸原液を紡糸ノズルから芯
液と共に押し出し凝固させた後洗浄して紡糸原液
の溶剤を除去する医療用中空糸膜製造方法におい
て、洗浄の工程を多段に分割し、その洗浄水とし
て無菌水を使用し、中空糸膜の走行する方向と逆
方向に流下させることを特徴とするものである。 ここで本発明に用いる無菌水とは日本薬局方の
無菌試験法のメンブランフイルター法により試験
し合格した水である。 本発明において使用する高分子化合物とは、格
別限定を設けるものでなくセルロースジアセテー
ト、セルローストリアセテート等のセルロースエ
ステル;銅アンモニア法セルロース;ポリアクリ
ロニトリル;ポリメチルメチクリレート;ポリエ
チレン;酢酸ビニル共重合体;ポリビニルアルコ
ール;ポリプロピレン等を挙げることができる。 これらの高分子化合物は適当な溶剤に溶解し紡
糸原液に作製する。そしてこの紡糸原液を環状紡
糸孔より紡出させ必要に応じて空気中を走行せし
めた後凝固させる。凝固が完了した中空糸はこの
後洗浄され、前記溶剤は除去され医療用中空糸膜
が製造される。本発明において重要な点はかかる
洗浄に際し洗浄水として無菌水を用いることにあ
る。かかる手段を採用することにより保有菌数の
全くない中空糸膜が製造できた。かかる洗浄工程
は一段の浴、あるいは多段に分割された浴で行な
われるが好ましくは洗浄を効率が高められる多段
分割(数段〜十数段)の方法である。この多段分
割ではそれぞれの独立した浴に新鮮な無菌水を流
下させ中空糸膜を処理する。また万一混入した生
菌に対してその増殖を未然に防ぐために洗浄工程
に紫外線殺菌灯を設けることが好ましい。この様
な洗浄水は中空糸膜の走行する方向と逆方向に流
下させる。 この様に医療様中空糸膜の製造にあたり、洗浄
水として無菌水を用いることにより無菌状態の安
全衛生面に充分配慮のなされた中空糸膜がつくら
れこれは医療分野へ大きく貢献できるものであ
る。 以下本発明の実施例を記載するが本発明はこれ
ら実施例によつて何等限定をうけるものでない。 実施例1〜3及び比較例1〜2 セルロースアセテート30重量部、ジメチルホル
ムアミド49重量部、ポリエチレングリコール200
を21重量部を85℃で2時間撹拌して溶解し、紡糸
原液を作製した。この紡糸原液を85℃で2時間静
置脱泡した。環状オリフイスノズルを用いて紡糸
を行なつた。一方芯液として流動パラフインを供
給した。環状オリフイスを出た中空状の原液を15
cm空気中を走行させ、その後凝固浴に導き凝固さ
せその後水洗、洗浄した。この洗浄には下記の3
通りでその都度無菌水を調整し中空糸膜の進行方
向と逆方向に流下せしめ実施した。この後ボビン
状に巻き上げた。 実施例 1 洗浄工程のカナルを3セクシヨンに分割し各々
のセクシヨンの最後部に無菌水を導入。 実施例 2 多段式カナルの3段各々のカナルを独立させ各
カナルの最後部に無菌水を導入。 実施例 3 実施例2に同様であるが、更に各カナルに紫外
線殺菌灯照射を実施。 なお、比較として無菌水の代わりにイオン交換
水を使用した例も検討した。 比較例 1 実施例1に同様であるが無菌水の代わりにイオ
ン交換水を使用。 比較例 2 実施例2に同様であるが無菌水の代わりにイオ
ン交換水を使用。 上記実施例、比較例の経時的に行なつた結果を
第1表にまとめた。
【表】
【表】
【表】
以上の結果より医療用中空糸膜の製造にあた
り、洗浄水として無菌水を用いれば保有状態の全
くない医療用途に適切な中空糸膜が作製されるこ
とがわかる。
り、洗浄水として無菌水を用いれば保有状態の全
くない医療用途に適切な中空糸膜が作製されるこ
とがわかる。
Claims (1)
- 1 高分子化合物を溶剤に溶解させて紡糸原液と
し、この紡糸原液を紡糸ノズルから芯液と共に押
出し凝固させた後洗浄して紡糸原液の溶剤を除去
する医療用中空糸膜製造方法において、洗浄の工
程を多段に分割し、その洗浄水として、無菌水を
使用し、中空糸膜の走行する方向と逆方向に流下
させることを特徴とする医療用中空糸膜の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24289183A JPS60132566A (ja) | 1983-12-22 | 1983-12-22 | 医療用中空糸膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24289183A JPS60132566A (ja) | 1983-12-22 | 1983-12-22 | 医療用中空糸膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60132566A JPS60132566A (ja) | 1985-07-15 |
| JPH0443690B2 true JPH0443690B2 (ja) | 1992-07-17 |
Family
ID=17095759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24289183A Granted JPS60132566A (ja) | 1983-12-22 | 1983-12-22 | 医療用中空糸膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60132566A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62117813A (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-29 | Nikkiso Co Ltd | 中空繊維の製造方法 |
| JP4810757B2 (ja) * | 2001-06-05 | 2011-11-09 | 栗田工業株式会社 | 超純水製造用限外ろ過膜およびその予備洗浄方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS536627A (en) * | 1976-07-08 | 1978-01-21 | Nippon Zeon Co Ltd | Hollow fibers |
| JPS52148487A (en) * | 1976-06-04 | 1977-12-09 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Filter membrane of hollow fiber |
-
1983
- 1983-12-22 JP JP24289183A patent/JPS60132566A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60132566A (ja) | 1985-07-15 |
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