JPH044373B2 - - Google Patents

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JPH044373B2
JPH044373B2 JP13175487A JP13175487A JPH044373B2 JP H044373 B2 JPH044373 B2 JP H044373B2 JP 13175487 A JP13175487 A JP 13175487A JP 13175487 A JP13175487 A JP 13175487A JP H044373 B2 JPH044373 B2 JP H044373B2
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cooling
rail
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temperature
head
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、レールの熱処理方法、特に、不均
一冷却による硬度のばらつきをなくし且つ熱処理
設備中の空気源設備を小形化できるレールの熱処
理方法に関するものである。 〔従来の技術〕 鉄道車両の重量増に伴う高軸荷重化や高速輸送
に伴つて、レールの摩耗が切実な問題となつてお
り、耐摩耗性を備えた高強度レールの供給が要望
されてきている。良く知られているように、レー
ルの摩耗部分は、レールの頭部上面および内側面
である。従つて、少なくともレール頭部の表層部
分の組織を微細パーライト組織とする必要があ
る。 この微細パーライト組織を得る熱処理方法とし
ては、第1図に示すように、主として冷却停止温
度を制御して変態温度に保持する恒温変態熱処理
と、主として冷却速度を制御して冷却を行う連続
冷却変態熱処理とがある。 冷却媒体として、衝風、噴霧水、気水混合物、
沸騰水、蒸気、溶融塩等を使用した熱処理方法
が、特開昭54−148124号公報、特開昭54−147124
号公報、特開昭57−85929号公報、特開昭59−
133322号公報、特開昭61−149436号公報等に開示
されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、これらの熱処理方法は、次のような問
題を有している。 (1) 衝風による熱処理: 衝風冷却によれば均一冷却が行なえるが、そ
の冷却能力は、例えば、噴霧水による場合に比
べて小さい。従つて、耐摩耗性および強度向上
のためには、合金元素を添加する必要がある
が、レールの製造コストが上昇する。そこで、
衝風冷却用ノズルをレール表面に接近させて設
置し、ここから大量の圧縮空気をレール表面に
噴射し、これによつて、所望の冷却能力を確保
する方法があるが、圧延後のオンライン熱処理
では長い冷却域を必要とするので、空気源設備
が大型化し、設備的に不利となる。 (2) 水または気水混合物の噴霧による熱処理: これらの冷媒の冷却能力は、衝風の場合に比
べて大幅に優れている。水の冷却能力の一例と
して、鋼片を水量密度200〜1000/min・m2
で冷却した場合の、鋼片の表面温度と熱伝達係
数との関係を第2図に示すが、鋼片の表面温度
が低温になるほど熱伝達係数が増し、即ち、冷
却能力が増し、200〜350℃で最大となる。これ
は冷却水が核沸騰することによるものである。
噴霧水によつてレール表面を冷却すると、圧延
時および熱処理時にレール表面に発生したスケ
ールを核として、冷却水が核沸騰に遷移する。
この局所的な核沸騰によりこの部分の温度が急
激に降下し、これによつて、マルテンサイト組
織やベイナイト組織が発生して、レール頭部の
硬度のばらつきをもたらす。冷却能は水の噴霧
量によつて調節されるが、噴霧量の低下ととも
に、冷却の均一性の維持が困難となる。気水混
合物の噴霧の場合には、冷却の不均一性の問題
のみならず、かなりの量の空気が必要で、衝風
冷却に類似した問題点もまた有している。 (3) 沸騰水中にレール頭部を浸漬することによる
熱処理: レール頭部に蒸気膜を形成し、この蒸気膜を
介して所望の冷却能力を得るものであるが、均
一に蒸気膜を形成し且つ維持していくことが不
可能に近く、現実的な方法ではない。 (4) 蒸気の噴射による熱処理: 衝風冷却に比べて冷却能力は大きいが、微細
パーライト組織を得るには、やはり大量の蒸気
を必要とし、設備的に不利である。 (5) 溶融塩浴中にレール頭部を浸漬することによ
る熱処理: これは冷却温度の制御、冷却の均一性の点で
問題はないが、熱処理後のレール表面に付着す
る溶融塩の除去装置が必要であり且つレール頭
部への溶融塩の付着量が多い。従つて、熱処理
設備およびランニングコスト面で不利である。 上記刊行物に開示された熱処理方法の中で、例
えば、特開昭54−147124号公報に開示された熱処
理方法は、前述した2つの熱処理方法のうちの恒
温変態熱処理方法であるが、この方法は、変態終
了を完全にする必要性から、長時間高温に保持さ
れるために、自己焼鈍による軟化現象が起こりや
すく、好ましくない。 従つて、この発明の目的は、熱処理に必要な空
気源設備を小型化でき且つ硬度のばらつきをなく
して、レールの頭部組織を微細パーライト組織に
するための、レールの熱処理方法を提供すること
にある。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、レール頭部に連続冷却変態熱処理
を施して、前記レール頭部の組織を微細パーライ
ト組織にするに際して、前記レール頭部を熱水噴
流によつて冷却し、続いて、前記レール頭部を衝
風冷却し、熱水噴流による冷却から衝風冷却に切
り替える温度に420℃以上とすることに特徴を有
するものである。ここで熱水噴流とは100℃以上
の高温高圧水をノズルから噴出させて得られる高
速気液二相流である。 この発明において、熱処理方法を第1図に示す
連続冷却変態熱処理方法に限定したのは、この熱
処理方法は、変態処理後も速やかにレールを冷却
することができるからである。これに対して、恒
温変態熱処理方法は、前述したように、変態終了
後、自己軟化焼鈍現象が起るので好ましくない。 この発明において、レール頭部冷却を、熱水噴
流冷却から衝風冷却に切り替える温度を420℃以
上とした理由について説明する。 第3図に、C:0.77%、Si:0.25%、Mn:0.85
%、P:0.01%、S:0.007%(以下重量%)を
含有するレールを、連続冷却変態熱処理としたと
きの、Ac3点からの冷却時間と金属組織および硬
度との関係を示す。 第3図から明らかなように、パーライト組織と
するには、11℃/sec以下の冷却速度でオーステ
ナイト化温度以上から変態点温度以下まで、冷却
する必要がある。 また、熱処理後の自己軟化焼鈍を防止するに
は、第4図に示すように、復熱最高温度が450℃
以下になるように冷却する必要がある。なお、第
4図は、C:0.77%、Si:0.25%、Mn:0.86%、
P:0.017%、S:0.008%(以上重量%)を含有
する公知の鋼からなるレールを、冷却速度4.8
℃/secで冷却したときの、復熱温度と引張強さ
から換算した硬さおよびレール頭部下5mmの強度
との関係を示したグラフである。 そこで、長さ500mmの136ポンド/ヤードレール
の試験片(C:0.75%、Si:0.24%、Mn:0.90
%、P:0.016%、S:0.008%以上重量%)の頭
部上表面から5mmの位置に熱電対を取り付け、こ
の試験片を900℃に加熱し、この後、試験片を往
復移動可能な台車に乗せて、レール温度が800℃
になるまで、レールを大気放冷し、この後、第5
図A,Bに示すように、冷却ゾーン(図中−
間)を、レール1の頭部上方および両側に設けた
熱水噴流冷却用ノズル2からの熱水による冷却速
度が2、5、10℃/secとなるように、レール1
を乗せた台車(図示せず)を往復移動させてレー
ル1を冷却し、そして、この冷却を種々の時間で
停止して、その後のレール1の復熱温度を調べ
た。このときの冷却条件を第1表に示す。
【表】
【表】 第6図A,B,Cに、冷却時間と冷却停止後の
レール表面の復熱最高温度との関係を示す。 第6図A,B,Cから明らかなように、冷却速
度に応じて、レール表面の復熱最高温度がある温
度から大きくばらつくことがわかる。 次に、上述した試験条件に従つて、冷却停止時
のレール表面温度とレール復熱最高温度との関係
を、計算機によつて求めた。この結果を第7図に
示す。 第6図および第7図からわかるように、レール
表面の復熱最高温度にばらつきが生じるのは、レ
ール表面温度が約420℃に達した時である。従つ
て、この発明においては、レール頭部の冷却媒体
として、レールの頭部表面温度が高い領域で、熱
水(100℃以上の高温高圧水)を噴射ノズルより
噴射させた熱水噴流を使用し、、少なくとも頭部
表面温度が420℃になるまでに熱水噴流の使用を
停止し、その後空気を使用すれば、安定した冷却
が行なえる。 次に、この発明の実施例について説明する。 長さ500mmの136ポンド/ヤード・レールの試験
片(C:0.76%、Si:0.25%、Mn:0.91%、P:
0.017%、S:0.007%以上重量%)の頭部上表面
から5mmの位置に熱電対を取り付け、この試験片
を800℃に加熱し、この後、試験片を往復移動可
能な台車に乗せて、第8図A,B,C,に示すよ
うに、熱水噴流冷却ゾーン(図中−間)を往
復移動させて、レール1の頭部上方および両側に
設けた熱水噴流冷却用ノズル2からの熱水によつ
て、レール表面温度が420℃になるまで冷却し、
引続き、衝風冷却ゾーン(図中−間)を往復
移動させて、レール1の頭部上方および両側に設
けた空冷用ノズル3からの空気によつて、レール
表面温度が220℃になるまで空冷した。このとき
の復熱最高表面温度は、350℃であつた。第2表
に、冷却条件を示す。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、レー
ル頭部を、例えば噴霧水のみによつて熱処理する
場合に比べて、均一冷却されるので硬度のばらつ
きが小さく、しかも、レール頭部を衝風冷却のみ
によつて熱処理する場合に比べて使用空気量が少
ないので、空気源設備が小型化できる等種々の有
用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、恒温変態熱処理および連続冷却変態
熱処理における時間と温度との関係を示すグラ
フ、第2図は、水量密度をパラメーターとしたと
きの熱伝達係数と表面温度との関係を示すグラ
フ、第3図は、連続冷却変態熱処理の冷却速度と
金属組織および硬度との関係を示すグラフ、第4
図は、引張強さから換算した硬さおよび頭部下5
mmの強度と復熱温度との関係を示すグラフ、第5
図Aは、レール試験片の冷却方法を示す正面図、
同B図は、第5図AのA−A視図、第6図A〜C
は、復熱最高温度と冷却時間との関係を示すグラ
フ、第7図は、冷却速度をパラメーターとしたと
きの復熱最高温度と冷却停止時のレール表面温度
との関係を示すグラフ、第8図Aは、この発明の
冷却方法を示す正面図、同B図は、第8図AのA
−A視図、同C図は、第8図AのB−B視図、第
9図は、ビツカース硬度とレール表面からの距離
との関係を示すグラフ、第10図は、レール表面
下20mmのビツカース硬度とレール長手方向位置と
の関係を示すグラフである。 図面において、1……レール、2……熱水噴流
冷却用ノズル、3……空冷用ノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 レール頭部に連続冷却変態熱処理を施して、
    前記レール頭部の組織を微細パーライト組織にす
    るに際して、前記レール頭部を熱水噴流によつて
    冷却し、続いて、前記レール頭部を衝風冷却し、
    熱水噴流による冷却から衝風冷却に切り替える温
    度を420℃以上とすることを特徴とする、レール
    の熱処理方法。
JP13175487A 1987-05-28 1987-05-29 レ−ルの熱処理方法 Granted JPS63297522A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13175487A JPS63297522A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 レ−ルの熱処理方法
US07/196,317 US4886558A (en) 1987-05-28 1988-05-20 Method for heat-treating steel rail head
EP88108529A EP0293002B1 (en) 1987-05-28 1988-05-27 Method for heat-treating steel rail head
DE8888108529T DE3861261D1 (de) 1987-05-28 1988-05-27 Verfahren zur waermebehandlung von stahlschienenkoepfen.
CA000567884A CA1303468C (en) 1987-05-28 1988-05-27 Method for heat-treating steel rail head

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JPS63297522A JPS63297522A (ja) 1988-12-05
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