JPH0444841A - フッ素樹脂製シート材 - Google Patents

フッ素樹脂製シート材

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JPH0444841A
JPH0444841A JP2153483A JP15348390A JPH0444841A JP H0444841 A JPH0444841 A JP H0444841A JP 2153483 A JP2153483 A JP 2153483A JP 15348390 A JP15348390 A JP 15348390A JP H0444841 A JPH0444841 A JP H0444841A
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fluororesin
fluororesin layer
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木本 義治
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Yodogawa Kasei KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、織布にフッ素樹脂層を設けるごとにより成る
フッ素樹脂製シート・材に関するものである。
(発明の概要〕 本発明は、織布の少なくとも〜力の面にフッ素樹脂層を
設け、このフッ素樹脂層が充填材を含有して光反射性を
備えていることによって、所望の光反射率及び光透過率
を備えるようにしたフッ素樹脂製シート材である。
〔従来の技術〕
ガラス繊維などから成る織布にポリテトラフルオロエチ
レン等から成るフッ素樹脂層を形成し7て成るフッ素樹
脂製シート材は、優れた化学安定性や耐候性を有し経年
劣化が極めて少ないことから、建築用屋根材(例えば室
内野球場の屋根材やテント・材)、離型シートやコンベ
アのベルト材等に使用されている。
自然光を建築物の内部に十分に取り入れるための建築用
シート材として、テトラフルオロエチレンにガラスビー
ズを含有させた混合物をガラス織布に被覆させて透光性
を高めたガラス織物(フッ素樹脂製シート材)が知られ
ている。(例えば、特開昭49−113J96号公報、
特公昭5222375号公報) また、離型シート材としては薄茶色のフッ素樹脂製シー
ト材、ベルト材としては耐磨耗性向上のため黒鉛等をフ
ッ素樹脂に充填した黒色のフッ素樹脂製シート材が実際
に夫々使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上述のような透光性を高めたフン素樹脂製シ
ート材を屋根材として用いると、場合によっては建築物
内部の温度が]−昇しすぎることがあるため、室内の温
度制御が困難となったり温度制御の設備にコストがかか
りすぎるといった問題があった。
また、従来のフッ素樹脂製シート材は、両面とも同一色
であり、色彩や色調の変化及び模様などのない単調なも
のであったから、その優れた物理、化学、電気的特性に
も拘らず、その使用用途は限定されていた。
特に、建築物の外観やデザイン等の要求から、種々の模
様を設けたり色彩や色調を変化さゼた建築用材料が求め
られているが、フッ素樹脂製シート材においても例外で
はない。
本発明の目的は、その使用用途に応じて所望の透過率及
び反射率を備えるとともに所望の模様、色彩及び色調を
有するフッ素樹脂製シート材を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のフッ素樹脂製シー
ト材は、有機繊維及び/又は無機繊維から成る織布の少
なくとも一方の面にフッ素樹脂層を設けるとともに、こ
のフッ素樹脂層は反射性の充填材を含有することによっ
て光反射性を備えていることを特徴とするものである。
上記充填材は反射性を有するものであればよく、金属パ
ウダー、金属箔などの反射性顔料、又はマイカやシリカ
等の反射性を有する無機充填材などが好ましい。
上記フッ素樹脂層は着色顔料をさらに含有して構成され
てもよく、これによって所望の色彩及び/又は色調を得
ることができる。
また、上記充填材を第1の充填材として含有する第1の
フッ素樹脂層を上記織布の一方の面に設け、この一方の
面又は他方の面に第2の充填材を含有する第2のフッ素
樹脂層をさらに設けることができる。
第1及び第2の充填材は、夫々その種類及び/又は含有
量を異ならせることができる。第2のフッ素樹脂層が着
色顔料を少なくとも含有していれば、所望の色彩及び/
又は色調を得ることができる。なお、第1のフッ素樹脂
層の上に第2のフッ素樹脂層を設けてよく、あるいはこ
の逆でもよい。
上記第1及び第2のフッ素樹脂層が設けられたシート材
の一方の面及び/又は他方の面に、例えば反射性顔料及
び/又は着色顔料から構成される第3の充填材を含有す
る第3のフッ素樹脂層をさらに設けてもよい。
以上のように、例えば反射性を備えたフッ素樹脂層の上
に着色されたフッ素樹脂層が設けられると、その着色さ
れたフッ素樹脂層の色調が強調される。
また、上記第2の充填材を例えばガラスビーズやガラス
ビーズから構成すると上記第2のフッ素樹脂層が透光性
を備えることができ、この第2のフッ素樹脂層と反射性
を備えた上記第1及び/又は第3のフッ素樹脂層とを組
み合せることによって、光透過率をさほど低下させるこ
となくかつ所定の反光耐重を有するシート材を構成でき
る。
また、上記第1、第2及び第3の充填材の含有率及び/
又は種類及び/又は上記各フッ素樹脂層の厚さを異なら
せて様々に組み合せることによって、シート材の一方の
面と他方の面とにおいて色彩及び/又は色調が異なるよ
うにでき、また、シート材の光反射率が5〜95%及び
光透過率が0〜25%となるように構成できる。
また、シート材の少なくとも一方の表面に所定の模様を
形成するために上記第1、第2又は第3のフッ素樹脂層
を部分的に設けることもできる。
なお、上記織布は有機繊維及び無機繊維のいずれか一方
から成るものあるいは両者が混繊されたものでよいが、
強度及び透光性などの面からガラス繊維からなる織布が
好ましい。
また、上記フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリ
デンフルオライド、ポリビニルフルオライド、テトラフ
ルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン
共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプ
ロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体を
、単独であるいは2種以上を混合したものを用いること
ができる。
また、上記反射性の充填材を構成する反射性顔料として
は、アルミニウムパウダー、ニッケルパウダー、プラチ
ナパウダー、金パウダー、銀パウダー、銅パウダー及び
ステンレス鋼フレーク(箔状よりもパウダーに近いもの
)などのような金属粉末から成る公知の金属顔料、ある
いはアルミニウム箔、ニッケル箔、プラチナ箔、ステン
レス鋼箔、金箔、銀箔、銅箔及び真鍮等の合金箔などの
ような公知の金属箔顔料がある。
以上のよ・うな金rjA顔料及び金属箔顔料を単独であ
るいは2種以上を混合して用いることができるまた、上
述のような金属顔料と金属箔顔料によれば、例えば金、
銅、真鍮等を用いると黄金色のシート材をアルミ、−、
ラムを用いると銀色のシー ト材を夫々構成できかつ所
望の反射率を有するように構成することができる。
また、上記反射性の充填材とξ、て、反射性を有する公
知の無機充填材を用いてもよい。例えばマイカ、シリカ
、炭酸カルシウム、ビDリン酸カルシウム、酸化アルミ
、゛ラム(アルミナ)、水酸化カルシウム、リン酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、チタン酸カリウム1、窒
化ケイ素ウィスカーアルミナウィスカー、炭化ゲイ素ウ
ィスカー、チタン酸カリウノ、ウィスカー、ガラス繊維
を挙げることができる。
なお、上述の各種ウィスカー又はガラス繊維の含有はシ
ート材の強度向トGこも寄与するから、シー I−材の
強度が特に要求される場合に有利である。
また、上記反射性の充填材とし2て、ガラスビーズやガ
ラスビーズにニラゲルめっき等の金属めっきを施し、た
ものを用いてもよい。
以上の反射性の充填材のフッ素樹脂に対する含有率は、
シート材の反射率が所望の値となるように適宜法められ
るが、0.1〜30重量%の範囲が好ましい。
また、上記着色顔料と(7ては公知の無機顔料、有機顔
料又は染料を用いることができる。
」−記無機顔料としては各種金属の酸化物、硫化物、硫
酸塩などがあり、例えば酸化第一、鉄、酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化ニラゲル、酸化アンチモン、酸化クロム、
酸化リイ素、酸化コバルト、硫化カドミウム、硫化セレ
ン、硫酸バリウム、クロム酸鉛、リン酸コバルト、ホウ
酸コバルト、炭酸鉛1、酸化ジルコニウム、クロム酸塩
、カーボンフラッフを挙げることができる。
」−記有機顔料としては、フタロンアニン系有機顔料、
キナクリドン系有機顔料、ベンジジン系有機顔料及びレ
ーキ顔料などがある。
」−記染料としては、アブ系染料、アントラキノン系染
料、チオインジゴ系染料、キノリン系染料及びインダン
スレン系染料などがある。
また、上記着色顔料とし7て、公知の無機充填材及び有
機充填材を用いでもよい。1〜記無機充填材としては、
=硫化モリブデン、珪酸カルシウム、ブロンズ、タルク
、クレー、セリサイト、黒鉛(グラファイト)、フン化
黒鉛などがある。また、上記有機充填材としては、芳香
族ポリアミド、芳香族ポリイミド、芳香族ポリアミドイ
ミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエー
テルケ[ン、ポリエーテルケトンズン、ポリエーテルケ
トン、芳香族ポリエステル、サーモトロピック液晶ポリ
マー、リオトロピック液晶ポリマーなどがある。
以上のような各種の着色顔料を所望の色彩及び/又は色
調に応じて適宜選択することができる。
なお、上述の各フッ素樹脂層は複数の薄い層を積層して
形成することができ、所定の厚さにすることができる。
また、この厚さを適宜選択することによってシート材の
光反射率及び光透過率を変えることもできる。例えば、
反射性を備えるフッ素樹脂層をより薄く形成したシート
材によれば、光透過率を極端に減らすことなく所定の反
射率を得ることができる。
また、7]二記シート・材は上述のような充填材を必要
に応じて含有するフッ素樹脂層を任意の数の層だけ設U
ることができるが、この含有させた充填材についての腐
食が問題となるような場合には、シート材の最外層は充
填材を含有しないフッ素樹脂層であるごとが好ましい。
あるいは、最外層が充填材を含有する場合はそのような
腐食に耐えうる充填材を選ぶことが好まし2い。
また、織布の両面に充填材を含有しないフッ素樹脂層を
予め塗布法やディッピング法等により形成し2ておき、
これに上記充填材及び/又は着色顔料を含有した水性懸
濁液もしくはエナメルをロールコータ−法又は吹き付は
法等により塗布し、乾燥後、350°C以上で焼成する
ことによって、上記フッ素樹脂製シート材を製造できる
なお、この場合、上記金属パウダー及び金属箔等は、上
記水性懸濁液中において沈澱しやすく分散が不均一とな
りやすいから、上記懸濁液に増粘側を添加して上記懸濁
液の粘度を20cp〜4000cp程度に調整すること
が好ましい。
また、本願明細書において色彩とは知覚色を指し、色調
とは飽和度(彩度)と明度との二つを同時に考えた場合
の色知覚の属性である(「光用語事典」、p100〜1
01、昭和56年11月30日発行、オーム社)。
〔作用〕
上記織布の少なくとも一方の面に設けられた反射性の充
填材を含有するフッ素樹脂層が反射性を備えかつこの充
填材の含有量は任意に変えることができる。したがって
、フッ素樹脂製シート材において、所望の光反射率及び
光透過率を得ることができる。
[実施例〕 以下、本発明による実施例1〜13を第1図〜第5B図
を参照しながら説明する。
実施■上 第1図に示すように、実施例1のフッ素樹脂製シート材
は、ガラス織布1の片面だけに反射性の充填材を含有し
たフッ素樹脂層3を設けたものである。このフッ素樹脂
シート材を次のようにして得た。
すなわち、緯糸1a及び経糸1bから成るガラス織布1
(商品名:日東紡グラスファイバー、日東紡■製)の両
面に、充填材を添加していないポリテトラフルオロエチ
レン懸濁液(商品名:フルオンAD−1、旭硝子■製)
を塗布した。これによって、ガラス織布1の両面に、充
填材を含有していないフッ素樹脂層2a、2bを夫々設
けて基材5を作成した。
次に、反射性の充填材としてマイカ(商品名:マイカパ
ウダー、大日精化工業■製)10重fにを混合したポリ
テトラフルオロエチレン懸濁液を、上記基材5のフッ素
樹脂層2aの上に塗布した。
このフッ素樹脂製シート材を乾燥後温度400°Cで焼
成した。
これによって反射性を備えたフッ素樹脂層3が設けられ
ているフッ素樹脂製シート材を得た。なお、フッ素樹脂
層3は、複数回の塗布によって形成されて複数層で積層
されており、その全体の厚さは約20μmであった。
実IL2一 実施例2は、充填材をステンレス鋼箔25重量%とじた
以外は実施例1と同様にして得られたフッ素樹脂製シー
ト材である。
実JLf吐1 実施例3は、充填材をニッケルパウダー20重量%とじ
た以外は実施例1と同様にして得られたフッ素樹脂製シ
ート材である。
上述の実施例1〜3のフッ素樹脂製シート材の光反射率
及び光透過率を夫々測定した結果を、下記の第1表に示
す。なお、この測定において光は第1図の上方からシー
ト材に入射している。また、シート材の色彩も合せて示
す。
(以下余白) なお、上記実施例1〜3において、各充填材の充填量は
下記の第2表に示す範囲で変えることができ、これによ
って同表に示す範囲の光反射率及び光透過率を自由に得
ることができる。
(以下余白) 実】11( 第2図に示すように、実施例4のフッ素樹脂製シート材
は、ガラス織布1の片面に所定の充填材を含有した第1
及び第2のフッ素樹脂層11.12を設けたものである
。このフッ素樹脂製シート材は、実施例1と同様の基材
5を用い、以下に説明する以外は実施例1と同じように
して作成した。
すなわち、第1の充填材としてグラファイト5重量%を
混合したポリテトラフルオロエチレン懸濁液をフッ素樹
脂層2a上に塗布した。このようにして黒色に着色され
た第1のフッ素樹脂層11を形成した。
次に、第2の充填材としてマイカ25重量%を混合した
ポリテトラフルオロエチレン懸濁液を、第1のフッ素樹
脂層11の上に塗布した。このようにして反射性を備え
た第2のフッ素樹脂層12を形成した。
実JLL!L 実施例5は、第1の充填材をマイカ25重量%とし、第
2の充填材をグラファイト1重量%とじた以外は上記実
施例4と同様にして得られたフッ素樹脂製シート材であ
る。
実ll」影 実施例6は、第1の充填材を硫化カドミウム(黄色の着
色用)2重量%とし、第2の充填材をステンレス箔(光
反射用)5重量%とじた以外は上記実施例4と同様にし
て得られたフッ素樹脂製シート材である。
実f 実施例7は、第1の充填材をステンレス箔10重量%と
し、第2の充填材を硫化カドミウム2重量%とした以外
は上記実施例4と同様にして得られたフッ素樹脂製シー
ト材である。
実ll」影 実施例8は、第1図に示すものと同様の構造であるが、
第1の充填材としてのアルミナ10重量%と第2の充填
材としてのカーボンブラック1重量%とを混合したポリ
テトラフルオロエチレン懸濁液をフッ素樹脂層2aの上
に塗布したものである。このようにして、反射性を備え
かつ黒色に着色されたフッ素樹脂層3を有するフッ素樹
脂製シート材を得た。
上述の実施例4〜8のフッ素樹脂製シート材の光反射率
及び光透過率を、実施例1〜3と同様に測定した。この
結果を下記の第3表に示す。なお、同表における( )
は、各充填材の好ましい範囲及びそれによって得られる
光反射率、光透過率のそれぞれの範囲を示すものである
なお、上記第1及び第2のフッ素樹脂層11の厚さは約
1〜100μmである。
(以下余白) 上述の実施例4と実施例5とを比較すると、実施例4の
第1のフッ素樹脂層11は黒色に着色されているととも
に第2のフッ素樹脂層12は反射性を備え、第2図の上
方からこのシート材の表面を見た場合、表面が反射性を
有しているため表面全体が銀黒色に見える。これに対し
て、実施例5の第1のフッ素樹脂層11が反射性を備え
、第2のフッ素樹脂層12が黒色に着色されているから
、その表面は黒色に見え、光反射率は実施例4のシート
材よりも低くなる。
また、実施例6の第1のフッ素樹脂層11は黄色に着色
され、第2のフッ素樹脂層12は反射性を備えている。
これに対して、実施例7の第1及び第2のフッ素樹脂層
11.12は実施例6の場合と逆であって、黄色に着色
された層12の下に反射性の層11があるから、黄色が
層11における光反射のために強調されてその色調が実
施例6の場合と異なる。また実施例7の場合の光反射率
は実施例6と比べて低い。
また、実施例8は、反射性を得るための第1の充填材と
着色のための第2の充填材とを同一のフッ素樹脂層の中
に同時に含有させたものである。
これによって得られる光反射率は、第1の充填材と第2
の充填材との含有量が一定のとき、第1cフツ素樹脂層
11が反射性を備えかつ第2のフッ素樹脂層12が青色
されたシート材の光反射率きこの場合と逆の構成にした
シート材の光反射率とのほぼ中間の値となる。
以上のように、反射性を備えるフッ素樹脂層か着色され
たフッ素樹脂の上に設けられたり、あるいはその下に設
けられたりすることによって、そのシート材の光反射率
を変えることができるとともに色調をも変えることがで
きる。
実ll江1 第3図に示すように、実施例9のフッ素樹脂製シート材
は、第2図に示す構造であるシート材の基材5のフッ素
樹脂層2b側に第3の充填材を含有した第3のフッ素樹
脂層13を設けた構造である。
このシート材は、第1の充填材としてマイカ10重量%
を含有させた反射のための層である第1のフッ素樹脂層
11と、第2の充填材として硫化カドミウム1重量%を
含有した着色のための層である第2のフッ素樹脂層12
とが設けられている。
そして、第3の充填材として青色に着色するためにコバ
ルトブルー2重量%を混合したポリテトラフルオロエチ
レン懸濁液を、フッ素樹脂層2bに塗布した。これによ
って第3のフッ素樹脂層13を形成した。
実施例9によれば、第3図の上方からその表面を見れば
、黄色に見え、第3図の下方から見れば青色に見えると
ともに、第1のフッ素樹脂層11によって所定の反射率
を備えることができる。
なお、上記第1の充填材と上記第2の充填材とを混合し
て両方の充填材を含有するフッ素樹脂層を、第1及び第
2のフッ素樹脂層の代わりに形成してもよい。
実JLLu 実施例10は、第3の充填材としてコバルトブルー2重
量%とステンレス鋼箔3重量%とを含有した第3のフッ
素樹脂層13を設けた以外は上記実施例9と同様にして
得られたフッ素樹脂製シート材である。
このフッ素樹脂層13は青色に着色されているだけでは
なく反射性を兼ね備えている。
実施例10のシート材を、例えば建築物の屋根材として
用いた場合、外光に対して所定の反射率を有するととも
に、建築物内部に設けられた照明手段に対して所定の反
射率を有することができるから、建築物内部を一層明る
く照明することが可能となり、また保温効果も得ること
ができる。これによって照明のため及び空気温度調節の
だめのエネルギーを低減することが可能となる。
なお、この場合の第3のフッ素樹脂層は、2つの充填材
を混合せずに、反射性を備えた層と着色された層とに分
けて形成してもよい。
11上口」一 実施例11は第1図に示すものと同様の構造であるが、
ポリテトラフルオロエチレン懸濁液にガラスビーズ及び
ガラスバブル15重量%を混合し、これをガラス織布の
両面に塗布してフッ素樹脂層2a、2bを形成した。こ
のようなフッ素樹脂層2aの上に反射性の充填材として
真鍮粉5重量%を含有したフッ素樹脂層3を形成するこ
とによって、フッ素樹脂製シート材を得た。
このシート材の光反射率及び光透過率を上述と同様に測
定すると、光反射率は40%、光透過率は15%であっ
た。この際、光は第1図の下方からシート材に入射する
なお、ガラスバブルズ又はガラスビーズの含有量を1〜
15重量%の範囲で変えかつ反射性の充填材を1〜30
重量%の範囲で変えれば、5〜95%の光反射率及び0
〜20%の透過率を有するシート材を得ることができる
この実施例11のシート材によれば、フッ素樹脂層2a
、2bは透光性を高めるための充填材としてガラスビー
ズ及びガラスバブルズを含有しているから、シート材に
おいて光透過率を余り低下させることなく所定の光反射
率を得ることができる。
実[ 第4図に示すように、実施例12のフッ素樹脂製シート
材は、第1図に示す構造であるシート材の基材5のフッ
素樹脂層2b側に第2の充填材を含有した第2のフッ素
樹脂層12を設けたものである。
第1の充填材として上記実施例11と同様のガラスビー
ズ及びガラスバブルズ10重量%を含有する第1のフッ
素樹脂11と、第2の充填材として上記実施例11と同
様の真鍮粉5重量%を含有する第2のフッ素樹脂層12
とが設けられている。
この実施例12によれば、光が第4図の下からシート材
に入射すると実施例11と同様にシート材において光透
過率を余り低下させることなく所定の反射率を得ること
ができる。
なお、第1及び第2のフッ素樹脂層11.12の一方が
反射性を有し他方が着色されているように構成すること
もできる。
スU 第5A図及び第5B図に示すように、実施例13のフッ
素樹脂製シート材は、第4図と同様の構造であるが、第
4図に示す基材5のフッ素樹脂層2aの上に「Y」の文
字から成る模様15が形成されるように第1のフッ素樹
脂層11を部分的に形成したものである。
第1の充填材として赤色に着色するためのベンガラ(酸
化第二鉄)を10重量%含有した第1のフッ素樹脂層1
1を適当なパターンを用いて「Y」の文字となるように
形成した。また、第2の充填材として反射性の充填材で
あるニッケル粉を1重量%含有した第2のフッ素樹脂層
12を形成した。
実施例13によれば、シート材の表面に所定の文字や絵
などの模様を所望の色で自在に形成することができると
ともに第2のフッ素樹脂層は反射性を備えているから、
その模様を一層目立つものとすることができる。
1fLLL土 フッ素樹脂層に含有する充填材の種類によっては、シー
ト材が例えば酸、アルカリ、有機溶剤等の影響を受ける
場合がある。金属箔等を充填したフッ素樹脂層を上述の
ような腐食環境中にさらすと充填材の腐食によるフッ素
樹脂層の変化又は充填材の溶出などがおこりやすい。こ
れを防止するためには充填材を含むフッ素樹脂層の上に
充填材を含まないフッ素樹脂層又は耐薬品、溶剤性を有
する充填材を含有するフッ素樹脂層を塗布することが有
効である。
本実施例14は、第2図に示すフッ素樹脂製シート材と
同じ構造を有するシート材であって、ステンレス鋼箔1
5重量%を含有した第1のフッ素樹脂層llを形成し、
次に、充填材を含有しない第2のフッ素樹脂層12を実
施例4と同様に形成した。
また、比較のために上記実施例14において第2のフッ
素樹脂層12を形成しない以外は、同様のフッ素樹脂製
シート材を作成した。
上記実施例14のシート材及び比較のためのシート材を
40°Cの塩酸20%溶液に48時間浸漬した後、これ
らのシート材の表面を観察した。その結果、充填材の含
有していないフッ素樹脂層12を最外層とする本実施例
のシート材は変化が見られなかったが、上記フッ素樹脂
層12を形成していない比較のためのシート材の表面は
全面的に変色していた。
実[ 本実施例15は、第1図に示すフッ素樹脂製シート材と
同じ構造を有するシート材であって、マイカ10重量%
を含有したフッ素樹脂層3の厚さを約40μmとした以
外は、実施例1と同様のシート材を作成した。
この実施例15のシート材の光反射率及び光透過率を測
定した。その結果を下記第4表に示す。
なお、図表には実施例1の結果も比較のために示してい
る。
第4表 第4表から充填材を含有するフッ素樹脂層3の厚さを変
えることによって、シート材の光反射率及び光透過率を
変え得ることがわかる。
以上説明したように実施例によれば、フッ素樹脂層にお
ける反射性の充填材の種類及び/又は含有量及び/又は
厚さを自由に変化させることによって所望の光反射率(
5〜95%)及び光透過率(0〜25%)を有するフッ
素樹脂製シート材を得ることができる。そして、反射性
を有するフッ素樹脂層以外に、別に所望の色の着色顔料
を含有して着色されたフッ素樹脂を設けることによって
、所望の色のシート材を得ることができる。また、反射
性の充填材と着色のための充填材とが混合されたフッ素
樹脂層を設けてもよい。また、透光性を高めるガラスビ
ーズ、ガラスビーズを含有したフッ素樹脂層を設けるこ
とによって、光透過率が余り低下せずに所定の光反射率
を有するシート材を得ることができる。また、シート材
の表面に所望の模様を形成したり、両面において別々の
色彩及び/又は色調にすることも可能である。また、シ
ート材を腐食環境中において用いる場合は、最外層(腐
食環境に晒される層)は充填材を含有しないフッ素樹脂
層であるとよい。
従って、以上説明したフッ素樹脂製シート材は従来のも
のと比べて、極めて広範囲に使用することができる。以
下にその一応用例を説明する。
息里炎 上述した実施例1のフッ素樹脂製シート材、比較例のフ
ッ素樹脂製シート材及び充填材を含有していない従来の
フッ素樹脂製シート材を、内容積1ボの建築模型の屋根
材に夫々応用した。そして、外気温度の変化と各々の室
内温度とを測定した。
その結果を第5表に示す。
なお、比較例のシート材は、第1図と同じ構造であって
、フッ素樹脂層3がグラファイト5重量%を含有し、黒
色に着色されたものである。また、上記3種類のシート
材の厚さはほぼ同じであり、これらの光反射率及び光透
過率を第5表に示す。
また、実施例1及び比較例のシート材シヨ充填材を含有
したフッ素樹脂層3が外側(自然光が入射する側)にな
るように取り付けた。
(以下余白) 第 表 上記第5表かられかるように、室内温度は最も光反射率
の高い実施例において最も低く、最も低い光反射率を有
する比較例において最も高い。実施例1のシート材より
も光反射率が低く、かつ比較例よりも高い従来例におい
て室内温度は実施例と比較例の中間の温度となった。
以上の結果かられかるように、本実施例の高光反射率を
有するシート材を用いると、建築物内部の温度を外気温
度よりも低くすることができる。
従って、建築物における空気温度調整のための設備コス
トや消費エネルギーの低減を達成することが可能となる
また、例えば、実施例1のシート材を、フッ素樹脂層3
が建築物の内側になるように使用すると、保温効果を高
めたり内部の照明効果を高めることができる。
本発明によるフッ素樹脂製シート材は、所望の光反射率
及び光透過率を得ることができるとともに、所望の色彩
/色調を選択でき模様を自由に形成できるから、例えば
建築用に使用した場合、建築の設計及びデザイン上の自
由度を増やすことができる。
また、本発明によるフッ素樹脂製シート材は、建築用の
みならず、ベルトコンベアーのベルト材、離型フィルム
、離型シート、腐食環境における内壁材、仕切り材など
に使用してもよく、いずれの場合も良好な特性を示す。
また、このシート材を積層して加熱加圧成形することに
よって、一体化した積層板として使用することも可能で
ある。
以上のように実施例1〜15及び応用例について説明し
たが、本発明は上述の実施例及び応用例に限定されるも
のではなく、シート材の様々な使用用途に応じて本発明
の技術思想に基づいて様々にフッ素樹脂層を構成するこ
とが可能であり、また本発明によるフッ素樹脂製シート
材は様々な分野において用いることができることが理解
されるであろう。
〔発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、次
に記載する効果を奏する。
反射性の充填材を含有するフッ素樹脂層を設けるととも
にこの充填材の含有量及びその種類及びフッ素樹脂層の
厚さは任意に変えることができるから、所望の光反射率
及び光透過率を有し化学安定性及び耐候性に優れたフッ
素樹脂製シート材を提供できる。
反射性の充填材と着色顔料とを含有したフッ素樹脂層、
または着色顔料を含有する別のフッ素樹脂層を設けるこ
とができるから、所望の光反射率、光透過率及び色彩/
色調を有するフッ素樹脂製シート材を提供できる。
織布の両面に反射性及び/又は着色されたフッ素樹脂層
を夫々設けることができるから、シート材の両面におい
て光反射率、光透過率及び/又は色彩/色調が夫々異な
るフッ素樹脂製シート材を提供できる。
シート材の少なくとも一方の面においてフッ素樹脂層を
部分的に設けることができるがら、所望の模様を形成し
かつ所定の光反射率及び光透過率を有するフッ素樹脂製
シート材を提供できる。
透光性を高めるための充填材を含有した別のフッ素樹脂
層を設けることができるから、光透過率が余り低下せず
に所定の光反射率を有するフッ素樹脂製シート材を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5B図は本発明による実施例を示すものであ
って、第1図は実施例1.2.3.8.11.15のフ
ッ素樹脂製シート材の断面図、第2図は実施例4.5.
6.7.14のフッ素樹脂製シート材の断面図、第3図
は実施例9.10のフッ素樹脂製シート材の断面図、第
4図は実施例12のフン素樹脂製シート材の断面図、第
5八図は実施例13のフッ素樹脂製シート材の断面図、
第5B図は第5A図に示すシート材の平面図である。 なお図面に用いられている符号において、1−−−−−
−−=−−−−−−ガラス織布3.11.12.13−
− フッ素樹脂層15−−−−−−−−−−−−−〜−
−−−−=−−−−− 模様である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機繊維及び/又は無機繊維から成る織布の少なく
    とも一方の面にフッ素樹脂層を設けるとともに、このフ
    ッ素樹脂層は反射性の充填材を含有することによって光
    反射性を備えていることを特徴とするフッ素樹脂製シー
    ト材。 2、上記充填材が反射性顔料から構成されている請求項
    1記載のシート材。 3、上記反射性顔料が金属パウダー及び/又は金属箔か
    ら構成されている請求項2記載のシート材。 4、上記充填材が反射性を有する無機充填材から構成さ
    れている請求項1記載のシート材。 5、上記フッ素樹脂層が着色顔料をさらに含有している
    請求項1〜4いずれか記載のシート材。 6、上記充填材を第1の充填材として含有する第1のフ
    ッ素樹脂層が上記織布の一方の面に設けられているとと
    もに、第2の充填材を含有する第2のフッ素樹脂層が上
    記織布の上記一方の面又は他方の面に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のシート材。 7、上記第2の充填材が反射性の充填材及び/又は着色
    顔料から構成されている請求項6記載のシート材。 8、上記第1及び第2のフッ素樹脂層における上記第1
    及び第2の充填材の種類及び/又は含有量が異なること
    を特徴とする請求項6又は7記載のシート材。 9、上記織布の一方の面及び/又は他方の面に第3の充
    填材を含有する第3のフッ素樹脂層を設けている請求項
    6〜8いずれか記載のシート材。 10、上記第3の充填材が反射性顔料及び/又は着色顔
    料から構成されている請求項9記載のシート材。 11、上記第2又は第3の充填材によって上記第2又は
    第3のフッ素樹脂層が透光性を備えている請求項6、8
    、9又は10記載のシート材。 12、上記第2又は第3の充填材がガラスビーズ及び/
    又はガラスバブルズから構成されている請求項11記載
    のシート材。 13、上記第1〜第3のフッ素樹脂層の少なくとも2つ
    の層に含有する充填材の種類及び/又は含有量が異なる
    ことによって上記一方の面と他方の面とにおいて色彩及
    び/又は色調が異なっている請求項6〜12いずれか記
    載のシート材。 14、請求項1〜13いずれか記載のシート材の少なく
    ともいずれか一方の表面に所定の模様を形成するために
    上記第1、第2又は第3のフッ素樹脂層を部分的に設け
    ていることを特徴とするシート材。 15、請求項1〜14いずれか記載のシート材の光反射
    率が5〜95%となるように上記第1、第2又は第3の
    フッ素樹脂における各上記充填材の種類及び/又は含有
    量及び/又は上記各フッ素樹脂層の厚さが選択されて構
    成されるシート材。 16、請求項1〜15いずれか記載のシート材の光透過
    率が0〜25%となるように上記第1、第2又は第3の
    充填材の種類及び/又は含有量及び/又は上記各フッ素
    樹脂層の厚さが選択されて構成されるシート材。 17、請求項1〜16いずれか記載のシート材の少なく
    ともいずれか一方の面における最外層は、上記充填材を
    含有していないフッ素樹脂層であるシート材。
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