JPH0446689Y2 - - Google Patents

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JPH0446689Y2
JPH0446689Y2 JP2792088U JP2792088U JPH0446689Y2 JP H0446689 Y2 JPH0446689 Y2 JP H0446689Y2 JP 2792088 U JP2792088 U JP 2792088U JP 2792088 U JP2792088 U JP 2792088U JP H0446689 Y2 JPH0446689 Y2 JP H0446689Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、紙片、布片、綿片等の繊維片に、
水、化粧液、薬液等の液体を含浸若しくは付着さ
せる繊維片への液体含浸部材及び液体含浸部材を
備えた容器に関する。
(従来の技術) 従来、繊維片に液体を含浸させる部材及び容器
としては、第4図に示すように有底筒状の容器本
体20の内部に、スポンジ等の吸水体21を入れ
たものがあり、予め水等の液体を容器本体内に注
いで吸水体にしみ込ませておき、使用に際しては
液体を含浸させる紙片、布片等の繊維片を、指で
吸水体21の上面に押しつけるようにして液体を
含浸させるものであつた。
(考案が解決しようとする課題) 従来の、繊維片に液体を含浸させる部材及び容
器にあつては、液体を含浸させる繊維片を押しつ
ける部分の表面積を大きくすると、使用中に、又
は、その後そのまま放置すると、液体が急速に蒸
発してしまうという欠点があつた。又、誤つて容
器を転倒させたような場合や、バツグ等に入れて
持ち運ぶ際に横向き状態で長時間経過したような
場合には、液体が吸水体から急速にしみ出てしま
うという欠点があつた。
本考案は、繊維片を押しつけるのに便利なよう
にその部分の表面積を大きくしても、使用中に、
又はその後そのまま放置した際に、液体が容易に
蒸発せず、又、誤つて容器を転倒させたような場
合にも、液体が容易に流出せず、横向き状態で長
時間持ち運んでも、液体がこぼれ出ることのない
液体含浸部材、及び液体含浸部材を備えた容器を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記したような目的を達成するため、本考案は
繊維片への液体含浸部材として、底壁2に孔3を
有する皿状の保持体1と、該保持体1の孔3に、
その上端面6が保持体1の底壁2上面と略面一と
なる様に挿入される繊維束5と、該繊維束5の上
端面6に接し、前記保持体1の底壁2上面に載置
される不織布板7と、該不織布板7上に積層され
るシートであつて、全体に密に多数の小孔9が穿
設されていると共に、該小孔9は、その周壁10
が下方に突出された短筒壁に形成された複数枚の
柔軟な合成樹脂シート8とからなる構成を採用
し、更には繊維片への液体含浸部材を備えた容器
として上部開口の有底筒状で、その上端に口頸部
12を有する容器本体11と、該容器本体11の
口頸部12に内嵌する皿状で、その底壁2には孔
3を有し、該孔3に連通する中央孔14を有する
筒部15を垂設した内蓋となる保持体1と、該保
持体1の筒部15内に挿入され、その上端面6が
保持体1の底壁2上面と略面一とされる繊維束5
と、該繊維束5の上端面6に接し、前記保持体1
の底壁2上面に載置される不織布板7と、該不織
布板7上に積層されるシートであつて、全体に密
に多数の小孔9が穿設されていると共に、該小孔
9は、その周壁10が下方に突出された短筒壁に
形成された複数枚の柔軟な合成樹脂シート8と、
該合成樹脂シート8を保持体1に上方から固定す
るパツキング16と、容器本体11の口頸部12
に外嵌するキヤツプ18とからなる構成を採用し
たものである。
(作用) 上記のように構成された繊維片への液体含浸部
材の繊維束の下端を液体に浸すようにすると、液
体は毛細管現象により該繊維束に浸透上昇する。
次いで、該繊維束の上端面が、保持体の底壁上に
載置された不織布板と面接触しているため、液体
はこの接触部分から放射状に不織布板の全体に広
がりながら浸透する。
一方、不織布板上には複数枚の合成樹脂シート
が積層されているが、該シートには多数の小孔が
密にメツシユ状に穿設されており、該小孔はその
周壁が下方に突出された短筒壁に形成されてい
る。このため該下層のシートは、その小孔の周壁
下端縁において不織布板と接しており、その他の
部分においては該小孔の周壁の高さ分だけの間隙
を有して不織布板に重なつている。
また、上層のシートは前記下端のシート上に積
層され、その小孔の周壁下端縁において下層シー
トと接しており、その他の部分は該小孔の周壁の
高さ分だけの間隙を有している。
従つて上記の如くシートが重なると、上下層の
各シートの各々の小孔が上下方向に一致して貫通
する割合は極めて少なくなると共に、小孔の一致
部分以外の部分においては、上下層の各シートは
互いに他方の小孔を蔽い、あるいは塞ぐことがで
きる。
従つて、前記の如く不織布板に浸透した液体の
蒸発量は少なくなると共に、非押圧状態において
は、液体は下層シートの小孔の周壁部分にある程
度浸透上昇することはあつても、上層のシート表
面にまで流出することはない。又、容器が横向き
状態になり時間が経過すると、不織布板から浸み
出た液体が合成樹脂シートの小孔に流入し、これ
を満たすが、この状態において、小孔の表面に水
膜が形成され、その表面張力によつて、液体の外
部への流出を妨げることになる。
次に、繊維片に液体を含浸させるには、繊維片
を合成樹脂シート上面に置き、これを指等で上か
ら押圧する。すると、第3図に示すように上下層
の各シートの小孔の周壁が押しつぶされ、上下層
の小孔が上下方向に一致する部分においては、不
織布板から直接に液体が浸み出し、又、それ以外
の部分においては、下層シートの小孔の間隙から
浸み出た液体が上下層シート間に満たされ、さら
に上層シートの小孔から浸み出し、繊維片に浸み
込む。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例について
説明する。
第1図は本考案に係る繊維片への液体含浸部材
及び容器の実施例を示す。図において、1は合成
樹脂からなる皿状の保持体で、その上部開口周縁
にはフランジ4を形成し、底壁2の中央部には孔
3が穿設されている。該孔3には綿等の液体含浸
性の良い材料で形成された筒状の繊維束5が挿通
されており、その上端面6は保持体1の底壁2上
面と略面一とされている。なお保持体1の底壁2
に穿設される孔3は、複数個でもよく、その場合
も各々の孔3内に前記繊維束5が挿通される。
保持体1の底壁2上には、不織布板7、合成樹
脂シート8,8…が順次積層され、これらはパツ
キング16により保持体1の底壁2上に上方から
固定されている。不織布板7は、保持体1の底壁
2上面と略同じ表面形状とされた板状で、液体含
浸性の良い素材で形成されている。合成樹脂シー
ト8は、前記不織布板と略同じ表面形状で、例え
ばポリエチレン等の軟質の合成樹脂からなり、そ
の全体に密に多数の小孔9が穿設されている。該
小孔9は、その周壁10が下方に突出された短筒
壁に形成された、いわゆるバーリング加工孔とさ
れている。
なお、本実施例では合成樹脂シート8は2枚重
ねであるが3枚以上でも良い。
パツキング16は、その外周面が前記保持体1
の内周壁に嵌合する形状を有するリング状で、合
成樹脂からなり、前記合成樹脂シート8の周縁を
上方から押えつけるようにして保持体1に内嵌さ
れている。
11は容器本体で、ガラス、合成樹脂等からな
る有底筒状で、その上端開口部は前記保持体1が
内嵌する大きさを有する筒状の口頸部12とさ
れ、該口頸部12の外周壁面には螺条13が形成
されている。17はゴム、又は、合成樹脂等から
なるパツキング筒で、容器本体11の口頸部12
の内周壁に嵌合され、前記保持体1が該容器本体
11の口頸部12に緊密状に嵌合される。なお、
パツキング筒17は、保持体1と容器本体11の
口頸部12が緊密状に嵌合可能に形成されている
場合には、なくてもよい。
18はキヤツプで、ガラス、又は合成樹脂から
なり、その内周壁面には螺条19が形成され、容
器本体11の口頸部12の外周壁面に設けられた
螺条13に螺合可能とされている。
第2図は、本考案に係る繊維片への液体含浸用
部材の他の実施例を示す。本実施例においては、
前記した第1の実施例の液体含浸用部材が、その
保持体1の底壁2に穿設された孔3に繊維束5を
挿通しているのに対し、繊維束5の脱落を防止す
るために、該孔3に連通する中央孔14を有する
筒部15を底壁2から垂設し、該筒部15の中央
孔14内に繊維束5を挿通したものであり、その
他は第1の実施例の部材と同じである。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成されている
ので、液体を含浸させる繊維片を押しつける部分
の表面積を大きくして、繊維片への液体の含浸を
容易にすることができ、使用中に、又はその後そ
のまま放置しても、液体の蒸発量を少なくするこ
とができる。又、誤つて横倒しさせた際、あるい
は横向きにして持ち運ぶ際に、液体の外部への漏
出を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る繊維片への液体含浸部材
及び容器の一実施例を示す縦断面図、第2図は繊
維片への液体含浸部材の他の実施例を示す縦断面
図、第3図は合成樹脂シートを上方から押圧した
場合の状態を示す説明図、第4図は従来の繊維片
への液体含浸部材及び容器に係る縦断面図であ
る。 1……保持体、5……繊維束、7……不織布
板、8……合成樹脂シート、9……同小孔、10
……同周壁、11……容器本体、18……キヤツ
プ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底壁2に孔3を有する皿状の保持体1と、該
    保持体1の孔3に、その上端面6が保持体1の
    底壁2上面と略面一となる様に挿入される繊維
    束5と、該繊維束5の上端面6に接し、前記保
    持体1の底壁2上面に載置される不織布板7
    と、該不織布板7上に積層されるシートであつ
    て、全体に密に多数の小孔9が穿設されている
    と共に、該小孔9は、その周壁10が下方に突
    出された短筒壁に形成された複数枚の柔軟な合
    成樹脂シート8とからなることを特徴とする繊
    維片への液体含浸部材。 (2) 上部開口の有底筒状で、その上端に口頸部1
    2を有する容器本体11と、該容器本体11の
    口頸部12に内嵌する皿状で、その底壁2には
    孔3を有し、該孔3に連通する中央孔14を有
    する筒部15を垂設した内蓋となる保持体1
    と、該保持体1の筒部15内に挿入され、その
    上端面6が保持体1の底壁2上面と略面一とさ
    れる繊維束5と、該繊維束5の上端面6に接
    し、前記保持体1の底壁2上面に載置される不
    織布板7と、該不織布板7上に積層されるシー
    トであつて、全体に密に多数の小孔9が穿設さ
    れていると共に、該小孔9は、その周壁10が
    下方に突出された短筒壁に形成された複数枚の
    柔軟な合成樹脂シート8と、該合成樹脂シート
    8を保持体1に上方から固定するパツキング1
    6と、容器本体11の口頸部12に外嵌するキ
    ヤツプ18とからなる繊維片への液体含浸部材
    を備えた容器。
JP2792088U 1988-03-01 1988-03-01 Expired JPH0446689Y2 (ja)

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