JPH0447432B2 - - Google Patents

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JPH0447432B2
JPH0447432B2 JP62311368A JP31136887A JPH0447432B2 JP H0447432 B2 JPH0447432 B2 JP H0447432B2 JP 62311368 A JP62311368 A JP 62311368A JP 31136887 A JP31136887 A JP 31136887A JP H0447432 B2 JPH0447432 B2 JP H0447432B2
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wire
joint
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Ikuzo Usami
Manabu Nakamura
Keiji Kamimura
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ThreeBond Co Ltd
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、リード線、ワイヤーハーネス、ケー
ブル、光フアイバーケーブル等の線材を接合し、
接合部を被覆材で被覆してなる接合線材の接続装
置に関する。 〔従来技術〕 例えば、自動車用のワイヤーハーネスには、メ
インハーネス、サイドハーネス、エンジンサブハ
ーネス、リアハーネス、ドアハーネス、インスツ
ルメントハーネス等があり、これらのワイヤーハ
ーネスは数多くの線材としての導線を接合連結す
ることにより構成されている。 この接合導線は、例えば接合する各導線の絶縁
被覆を取り除いて裸線状態にした後、その裸線部
分を相互に接触させて、金属性の接合端子を用い
て接合し、あるいは直接熱間状態にして融接する
などして連結したものである。 そして、このような接合線材は、接合部に水の
侵入や塩害によつて金属腐食が発生して電気的接
続不良や断線などの悪影響が生じるのを防止する
ために、接合部及びその近傍を被覆材で被覆保護
している。 従来のこのような接合線材及びその製造方法と
しては、例えば、次に挙げるようなものがある。 被覆材として絶縁ビニールテープを用いて、
この絶縁ビニールテープを接合部に巻きつけ
る。 被覆材として熱可塑性樹脂を用いて、 a;押出し成形方法により成形すると同時に連
結部に固めて接合部を封じる。 b;シート状に成形して接合部に熱圧着する。 c;熱溶融可能な樹脂を接合部を挿入した容器
内に注入することによつて密封する。 被覆材として熱収縮性チユーブを用いて、連
結部を熱収縮性チユーブ内に通した後、このチ
ユーブの外側から一定の温度をかけてチユーブ
を収縮させる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上述した〜の接合線材及び
その製造方法には次のような欠点がある。 接合線材の接合部にテープを巻く場合には、
先ずかなりのテンシヨンを付加した状態で巻付
けなければテープのラツプ間に〓間が生じてシ
ール性が悪くなるし、またこのような作業を手
作業でした場合には、手間がかかつて生産性が
悪く、しかもかかる巻付け作業には熟練を要す
る。 a;押出し成形機等が必要になつて設備が大型
化し、また熱可塑性樹脂は常温状態になつて
初めて固体状の取扱いができるため、常温状
態になるまで次の工程に移行できない。 b;追従性が悪く接合部に密着しないためにシ
ールが不完全になつて水等が侵入する。 c;接合部を容器内に挿入した状態で熱溶融可
能な樹脂を注入固化するために容器内で接合
部が脱線したり断線する。 チユーブ内に接合線材を通さなければならな
いために手間がかかつて作業性が悪く、また〓
間が生じ易く、更に接合線材の両端部が他の部
材に連結されてしまつた後はチユーブに通せな
くなるので被覆ができなくなる。 また、上記の各被覆材はいずれも完全に防水す
ることができないので、接合線材の接合部に水の
侵入や塩害による接続不良や断線などが発生する
のを防止するために、例えば車室内にまでハーネ
スを引き回して接合部を車室内に入れるようにし
ている。しかし、このようにするのではハーネス
の配線に手間がかかり、またハーネスが長くなつ
て重量化し、しかもハーネスのためのスペースを
広く確保する必要が生じ、コストも高くなる。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので、複数の線材を接合し、この接合部を被覆
材で被覆してなる接合線材の接続装置において、
前記被覆材が紫外線を透過し得るプラスチツク成
形物よりなる支持体の内部にゼリー状に固化され
たシール剤を保持し、このシール剤がアシルアミ
ノ酸誘導体、ソルビトール誘導体、有機ベントナ
イト、シリカ粉、水添ヒマシ油の群から一つ以上
選択されるゲル化剤により脆性のゼリー状に固形
化した紫外線硬化性樹脂組成物であることを特徴
とする接合線材の接続装置である。 〔作用〕 接合線材の接合部を被覆する被覆材は支持体の
内部にゼリー状に固化した紫外線硬化性樹脂組成
物よりなるシール剤が保持されているので、接合
線材の接合部をこの被覆剤内部のシール剤中に介
在させて紫外線を照射することによりシール剤を
硬化させて、接合線材の接合部が被覆される。し
たがつて、接合部の被覆作業が簡単になり、しか
も確実に接合部がシールされる。 〔実施例〕 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。 第1図は本発明の第1実施例を示す接合線材の
接合部分を示す斜視図である。 この接合線材1は、複数の線材である導線W1
〜W3を接合してなる接合導線2の接合部分を被
覆材3で被覆したものである。接合導線2は、第
2図に示すように、3本の導線W1〜W3の各絶
縁被覆を取り除いて裸線状態にした後、導線W1
の裸線部分と導線W2,W3の各裸線部分とを相
互に接触させて、半田付け、金属性の接合端子を
用いて、あるいは熱間状態にして直接融接して接
合したものであり、この接合導線2のY字形の接
合部及びその近傍が被覆材3で被覆されている。 被覆材3は、第3図に示すように、支持体4の
内部にシール剤5を充填したものである。支持体
4は、第4図乃至第6図にも示すように、例えば
ポリプロピレン等のプラスチツクシートを真空成
形したプラスチツク成形物からなり、二つの殻体
7,7を開閉可能に一体形成したシエル(貝殻)
構造となし、各殻体7にはシール剤5を充填する
ための凹部8(第3図、第5図及び第6図では便
宜上外側に符号を付している)を形成し、更に各
殻体7には一部に切込みを入れて接合線材を挟ん
だときに折曲がる折曲り部9を形成している。 シール剤5としては、ゼリー状に固化された紫
外線硬化性樹脂組成物を用いる。このとき、支持
体4は紫外線を透過可能な材料で形成する。 この紫外線硬化性樹脂は、アシルアミノ酸誘導
体、ソルビトール誘導体、有機ベントナイト、シ
リカ粉、水添ヒマシ油の群から一つ以上選択され
るゲル化剤により脆性のゼリー状に固形化した紫
外線硬化性樹脂組成物である。 この紫外線硬化性樹脂は、少なくとも支持体内
に充填された後硬化されるときまで支持体内から
流失しない程度にゼリー状に固化されて維持し得
るものである。 紫外線硬化性樹脂をゼリー状に固化するには、
紫外線硬化性樹脂にゲル化剤を配合する。ゲル化
剤としては、アシルアミノ酸誘導体、ソルビトー
ル誘導体、有機ベントナイト、シリカ粉、水添ヒ
マシ油等が挙げられる。 アシルアミノ酸誘導体としては、ラウロイルグ
ルタミン酸ジブチルアミド、ラウロイルグルタミ
ン酸ジステアリルアミド、ラウロイルグルタミン
酸ジラウリルアミン塩、ラウロイルグルタミン酸
ジラウリルエステル、ジカプリロイルリシンラウ
リルアミド、ジカプリロイルリシンラウリルアミ
ン塩、ジカプロイルリシンラウリルエステル、ラ
ウロイルバリンブチルアミド、ラウロイルフエニ
ルアラニンラウリルアミド、ラウロイルフエニル
アラニンラウリルアミン塩等が挙げられ、これ等
のうち好ましいのはラウロイルグルタミン酸ジブ
チルアミドである。 また、ソルビトール誘導体としては、ジベンジ
リデンソルビトール、ベンジリデンヒドロキシベ
ンジリデンソルビトール等が挙げられる。 上記ゲル化剤の配合割合は、紫外線硬化性樹脂
が少なくとも支持体4から流れ落ちない程度にゼ
リー状に固化する量が必要であるが、ゲル化剤の
種類によつてその量は異なる。例えば、アシルア
ミノ酸誘導体、ソルビトール誘導体の紫外線硬化
性樹脂に対するゲル化剤の添加量は、樹脂100重
量部に対し、ゲル化剤3〜15重量部である。ゲル
化剤が、3重量部未満では支持体4内に確実に保
持できる程度までゲル化しないし、15重量部を越
えると樹脂への相溶限界を超えてしまう。 この被覆剤3を用いて接合導線2の接合部を被
覆して接合線材1を製造する方法について説明す
る。 先ず、シール剤5は紫外線硬化性樹脂で、支持
体4内にシール剤としてのゼリー状の紫外線硬化
性樹脂組成物を充填して第1図に示すような被覆
材3を形成する。 そして、接合導線2の接合部を被覆する任意の
時期に、第7図に示すように、被覆材3の殻体
7,7を開いた状態で接合導線2のY字形の接合
部を支持体4の一方の殻体7内の紫外線硬化性樹
脂組成物3中に埋めた後、第1図に示すように、
被覆材3の殻体7,7を閉じることによつて、接
合導線2の接合部は被覆材3内部に充填したゼリ
ー状に固化した紫外線硬化性樹脂組成物5中に介
在する。 このとき、接合導線2の容積に相当する分量の
紫外線硬化性樹脂組成物5が押し退けられて、第
8図に矢印で示す方向に移動し、接合導線2の各
導線W1〜W3の〓間部に気密に入り込む。 続いて、任意の時期に紫外線照射機を用いて支
持体4内の紫外線硬化性樹脂が硬化して接合導線
2の接合部を確実にシールできる照射条件で接合
導線2を保持した被覆材3の外部から紫外線を照
射して、被覆材3の支持体4に充填した紫外線硬
化性樹脂組成物5を硬化させ、接合導線2の接合
部を被覆する。 なお、被覆材3の支持体4の殻体7,7を閉じ
たときに、例えば第9図に示すように、支持体
5,5をステープル10,10によつて一体的に
固定してもよい。 第10図は被覆材3の支持体の他の例を示す斜
視図である。この支持体14は、上述した支持体
4と同じ構造に加えて、殻体7,7の表面の対応
する部位に凸部7a,7aと凹部7b,7bを
各々形成し、殻体7,7を閉じたときに凸部7
a,7aが凹部7b,7bに嵌入して閉状態にロ
ツクされるようにしている。 このように、シエル構造をなす支持体の殻体に
ロツク機構を設けて、支持体を閉じたときに殻体
が閉状態にロツクされるようにすることにより、
支持体の殻体を閉じる仮止めが容易にできて、被
覆材の保存上都合が良く、内部に充填した紫外線
硬化性樹脂組成物が未硬化であつても連結部材の
移動等の作業や取扱いが容易になる。 第11図は本発明の第2実施例を示す連結部材
の被覆材の斜視図である。 この接合線材21は、複数の線材である導線W
1〜W3を接合してなる接合導線2の接合部を被
覆材23で被覆したものである。 この被覆材23は、第12図に示すように、支
持体24の内部にシール剤25を充填してなる。
支持体24は、例えばポリプロピレン等のプラス
チツクシートを押出し成形してなるプラスチツク
成形物からなり、第13図にも示すように、両端
部が開口した円筒状筒体26の側部に連結部材を
嵌め入れあるいはシール剤25を充填するための
スリツト部15を形成している。 なお、この支持体24は、円筒状筒体26の側
部を軸方向に一条に切ることにより、筒体26の
拡開力でスリツト部15が形成されるものでもよ
い。また、スリツト部15の形状は、支持体24
内に連結部材を導入でき、支持体24内にシール
剤25を保持し得る形状であればよく、特に限定
されない。 シール剤25としては、上記第1実施例と同様
に、ゼリー状に固化した紫外線硬化性樹脂組成物
を用いる。なお、このとき支持体24は紫外線を
透過可能な材料で形成する。 この被覆剤23を用いて接合導線2の接合部を
被覆して接合線材21を製造する方法について説
明する。 先ず、シール剤としてゼリー状に固化した紫外
線硬化性樹脂を使用し、支持体24内にこの紫外
線硬化性樹脂組成物25を充填して第12図に示
すような被覆剤23を形成する。 そして、接合導線2の接合部を被覆する任意の
時期に、第11図に示すと同様に、被覆材23の
支持体24のスリツト部15から例えば前述した
第5図に示すような接合導線2のY字形の接合部
を被覆材23内部に充填したゼリー状に固化した
紫外線硬化性樹脂組成物25中に埋め込む。 続いて、任意の時期に紫外線照射機を用いて支
持体24内のゼリー状に固化した紫外線硬化性樹
脂組成物25が硬化して接合導線2の連結部を確
実にシールしうる照射条件で接合導線2を保持し
た被覆材23の外部から紫外線を照射して、被覆
材23の支持体24に充填したゼリー状に固化し
た紫外線硬化性樹脂組成物25を更に硬化させ、
接合導線2の接合部を被覆する。 第14図は被覆材23の支持体の他の例を示す
正面図である。 この支持体34は、円筒状筒体36の軸方向に
一条の切込みを入れ、第15図に示すように、こ
の円筒状筒体26の外周に切込み端部を保持して
拡開させることによりスリツト部27を形成させ
るリング39を嵌挿したものである。 この支持体34は、リング39を外すことによ
つて第16図に示すように筒体36が復元力によ
つて自閉してスリツト部27を閉じる。したがつ
て、支持体34内のシール材中に接合線材の接合
部を埋めた後リング39を外すことによつてスリ
ツト部27が閉じてシール剤が内部に保持される
ので、作業性がより向上する。なお、リング39
は工具側に付設することもできる。 このように、本発明で用いた接合線材の接合部
を被覆する被覆材は、支持体の内部にシール剤が
充填されているので、接合線材の接合部をこの被
覆材内部のシール剤中に介在させた後シール剤を
硬化させることにより、接合部材の接合部が被覆
される。したがつて、接合部の被覆作業が簡単に
なり、確実に接合部がシールされる。 つまり、リード線等の接合線材の接合部等の被
覆作業においては、線剤の用途等によつてその要
求機能は多少異なるが、基本的には、 短時間で被覆作業が完了すること、すなわち
作業箇所や作業個数が数多くある場合にはその
個々の作業時間が分単位や時間単位であつては
非効率であるので、秒単位で、望ましくは十秒
以内で完了できること、 作業熟練度が要求されないこと、 被覆材の電気的絶縁特性がビニール被覆剤と
同程度であること、 導線の被覆材との接着性に優れていること、 耐熱性、耐寒性に優れていること、 人或いは機械工具により取り扱う際にも支持
体に充填したシール剤が流失しないこと、 などが要求されるが、本発明の被覆剤は、これら
の要求を十分に満たすものである。 本発明の接合線材としては、例えば、電線、リ
ート線等の導線、自動車のワイヤーハーネス、電
気設備機器の制御盤と導線との接合部、プラント
類等のケーブル、光フアイバーケーブル及び配管
類等を挙げることができる。 なお、本発明で用いる被覆材を構成する支持体
は必ずしも透明体でなくてもよいが、紫外線が透
過し得る材料で成形すればよい。透過性に優れた
透明体であると短時間に且つ確実に紫外線硬化性
樹脂組成物を硬化し得るので好ましい。 また、支持体の形状は上記実施例のものに限定
されるものではないが、シール剤を内部に保持
し、内部に挿通する連結部材が脱落しにくく、狭
いスペースや孔部に通りやすい構造であることが
好ましい。 次に本発明の具体的実施例について説明する。 実施例 1 支持体の内部に紫外線硬化性樹脂組成物を充填
して接合線材の被覆剤を形成した。支持体及び紫
外線硬化性樹脂組成物の調整方法は下記の通りで
ある。 (支持体) 厚さ0.8mmのポリプロピレンシート(大日本イ
ンキ化学工業(株)製)を真空成形法にて第4図に示
すようなシエル型形状の支持体4を成形した。
尚、ポリプロピレンとしては成分中に紫外線吸収
剤は添加していないものを用いた。 (紫外線硬化性樹脂) シール剤5として下記の成分及び配合割合にて
紫外線硬化性樹脂組成物を調整した。 ●ビスフエノールA型エポキシ樹脂(サイラキユ
アUVR−6405、U.C.C社製商品名)
…60重量部 ●脂環式エポキシ樹脂(サイラキユアUVI−
6110、U.C.C社製商品名) …40重量部 ●アリルスルフオニユーム塩(サイラキユア
UVI−6974、U.C.C社製商品名) …0.8重量部 ●シロキサン化合物(KBM703、信越化学工業
(株)製商品名) …4重量部 ●ベンズソルビトール誘導体(ゲルオールD、新
日本理化社製商品名) …1.5重量部 尚、紫外線硬化性樹脂組成物を得るには、上記
配合割合の成分を90℃〜100℃で15分以上均質に
撹拌混合した。 (被覆材の形成) 紫外線硬化性樹脂組成物5を90℃〜100℃の温
度条件にて約1.5g(約1.36c.c.)を支持体4の各
殻体7,7に凹部8に充填し、室温になるまで放
置し、ゼリー状に固化させて被覆材3を形成し
た。尚、紫外線硬化性樹脂組成物を強制的に冷却
してゼリー状化してもよい。 (接合導線の埋設) 次に、上記にて得た被覆材1に接合導線を下記
の通り埋設した。 連結部材として、導線(TR−64×10型、品川
電線(株)製、商品名)を接合した接合導線を用い
た。2本の上記導線の先端部のポリ塩化ビニル被
覆層を約10mm切除し、裸線部分同士を半田付け又
は電気熱溶着により接合して、第2図に示すよう
な接合部がY字形をなす接合導線2を得た。 接合導線2のY字形の接合部を被覆材3の支持
体4の一方の殻体7に充填したゼリー状に固化し
た紫外線硬化性樹脂組成物5中に埋めた後、支持
体4の蓋部となる他方の殻体7を閉じて接合導線
2のY字形の接合部をゼリー状に固化した紫外線
硬化性樹脂組成物5内に介在させ、接合導線2の
容積に相当する分量の紫外線硬化性樹脂組成物5
が押し退けられて第8図の矢示に示す方向に移動
し、接合導線2間の〓間部に入り込むようにし
た。 このとき、支持体4の二つの殻体7,7は第9
図に示すように、銅製ステイープルSL−10にて
2箇所を閉じて固定した。 続いて、接合導線2を保持した被覆材3に第1
表に示す照射条件で紫外線照射機(DHD−
500CM型、(株)オーク社製)を用いて紫外線を照
射して被覆材3の支持体4に充填した紫外線硬化
性樹脂組成物5を硬化させた。 実施例1において得た接合導線2の接合部を被
覆材3で封止した接合線材1を下記の評価試験に
供し、その結果を第一表に示した。 作業性の確認; 接合導線2の接合部に被覆するために要した時
間を測定した。 機械的強度の測定; インストロン試験機を用いて接合線材の接合部
の引き裂き強度を測定した。尚、この試験におけ
る引張り強度(荷重)は50mm/minである。 シール性試験; 接合導線2を被覆材3に埋設する際に、接合導
線2の接合部に包装用の球状シリカゲル乾燥剤と
してヒシパールA型(旭硝子(株)製商品名)(2mm
径)を五粒固定し、支持体4の蓋部となる殻体7
を閉じ接合導線2の接合部に上記実施例1のとお
りに被覆処理を施して、シール性試験試料を作製
した。 続いて、この試料を常温水に24時間浸漬した
後、シリカゲルの変色の有無を確認した。この場
合、シリカゲルが変色しなかつたものをシール性
が十分にあるとし、シリカゲルが変色したものを
シール性がないものとした。 実施例 2 実施例1と同様に形成した支持体4の各殻体
7,7の凹部8内に、下記の通り調整した紫外線
硬化性樹脂組成物5を充填して接合線材の被覆材
を形成した。 紫外線硬化性樹脂組成物 アクリル系紫外線硬化性樹脂(TB3042C、(株)
スリーボンド製)にゲル化剤として微粉末シリカ
(アエロジルR−972、日本アエロジル(株)製)を、
樹脂/ゲル化剤=85/15の配合比で配合して、ゼ
リー状の紫外線硬化性樹脂組成物を得た。 そして、実施例1と同様な接合導線2のY字形
の接合部を、実施例1と同様にして被覆材3の支
持体4内に充填した上記のゼリー状に固化した紫
外線硬化性樹脂組成物5中に介在させた後、支持
体4の二つの殻部7,7を固定し、続いて接合導
線2を保持した被覆材3に第1表に示す照射条件
で紫外線を照射して被覆材3の支持体4に充填し
た紫外線硬化性樹脂組成物5を硬化させた。 実施例2において得た接合導線2の接合部を被
覆材3で封止した接合線材1を下記の評価試験に
供し、その結果を第1表に示した。 実施例 3 実施例1と同様に形成した支持体4及び調整し
た紫外線硬化性樹脂組成物を用いて支持体4の各
殻体7,7の凹部8内に紫外線硬化性樹脂組成物
5を充填した。 その後、実施例1と同様に接合導線2のY字形
の接合部を支持体4の一方の殻体7に充填したゼ
リー状の紫外線硬化性樹脂組成物5中に埋めた
後、支持体4の蓋部となる他方の殻体7を閉じる
前に紫外線硬化性樹脂組成物5の表面に紫外線を
予備照射し、その後支持体4の蓋部となる殻体7
を閉じた。 なお、この紫外線の予備照射は、カチオン重合
系の光重合では、一度照射を受けた触媒は解離す
るダーク反応により、その後暗所において除々に
反応が進行するので、支持体4の蓋部となる殻体
7を閉じた後の光照射で影部あるいは内部の紫外
線硬化性樹脂組成物の反応の十分な遂行を促すも
のである。 続いて、接合導線2を保持した被覆材3に第1
表に示す照射条件で紫外線照射機(DHD−
500CM型、(株)オーク社製)を用いて紫外線を照
射して被覆材3の支持体4に充填した紫外線硬化
性樹脂組成物5を硬化させた。 実施例3において得た接合導線2の接合部を被
覆材3で被覆してなる接合線材1について上記実
施例1と同一の評価試験に供し、その結果を第1
表に示した。 比較例 1 実施例1と同様に接合線材として、二本の接合
導線の先端部のポリ塩化ビニル被覆層を約10mm切
除し、裸線部分同士を半田付けにより接合して、
第2図に示すように接合部をY字形を成した接合
導線2を形成した。 続いて、接合導線2の接合部に電気絶縁用ポリ
塩化ビニル粘着テープ(エスロンNo.360、積水化
学工業(株)製、商品名)を6層に巻いた。 比較例1において絶縁テープを接合導線2の接
合部に巻いて封止してなる接合線材を上記実施例
1と同様に作業性を確認すると共にシール性評価
試験に供し、その結果を第1表に示した。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、支持体
内にシール剤を充填してなる被覆材で接合部を被
覆したので、被覆材のシール剤が接合線材の接合
部に追従して十分に密着し、優れた気密性を有
し、シール性が向上して接合線材の接合部を完全
に防水保護することができ、例えばワイヤーハー
ネスを構成する導線の結線部に使用した場合に
は、導線の引き回し等が少なくなつて、軽量化及
びスペースの有効利用が図れる。また、高い機械
的強度を有し優れた結束強度を得ることができ、
耐候性及び絶縁性が向上する。更に、接合線材の
接合部を秒単位の速さの封止及び被覆作業が可能
となつて作業性が向上する。 また、被覆材のシール剤としてゼリー状に固化
した紫外線硬化性樹脂を用いているので、120℃
程度の高温雰囲気中でも使用でき、またオープン
タイムが長いと共に支持体に充填しても流出せず
より作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す接合線材の
接合部分を示す斜視図、第2図は同じくその接合
導線を示す平面図、第3図は同じくその被覆材を
示す斜視図、第4図乃至第6図は同じくそれぞれ
その支持体の斜視図、平面図及び正面図、第7図
乃至第9図は同じくその被覆材による連結部材の
被覆方法の説明に供する斜視図、第10図は同じ
くその支持体の他の例を示す斜視図、第11図は
本発明の第2実施例を示す接合線材の接合部分を
示す斜視図、第12図は同じくその被覆材を示す
斜視図、第13図は同じくその支持体を示す斜視
図、第14図乃至第16図は同じくその支持体の
他の例を示す正面図及びその異なる状態を示す側
断面図である。 1,21……接合線材、2……接合導線、3,
23……被覆材、4,14,24,34……支持
体、5,25……シール剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の線材を接合し、この接合部を被覆材で
    被覆してなる接合線材の接続装置において、前記
    被覆材が紫外線を透過し得るプラスチツク成形物
    よりなる支持体の内部にゼリー状に固化されたシ
    ール剤を保持し、このシール剤がアシルアミノ酸
    誘導体、ソルビトール誘導体、有機ベントナイ
    ト、シリカ粉、水添ヒマシ油の群から一つ以上選
    択されるゲル化剤により脆性のゼリー状に固形化
    した紫外線硬化性樹脂組成物であることを特徴と
    する接合線材の接続装置。
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