JPH0448096A - 缶外面の良好な耐錆性と外観を有した容器用表面処理鋼板の製造法 - Google Patents
缶外面の良好な耐錆性と外観を有した容器用表面処理鋼板の製造法Info
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- JPH0448096A JPH0448096A JP15669390A JP15669390A JPH0448096A JP H0448096 A JPH0448096 A JP H0448096A JP 15669390 A JP15669390 A JP 15669390A JP 15669390 A JP15669390 A JP 15669390A JP H0448096 A JPH0448096 A JP H0448096A
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- plating layer
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は絞りしごき加工(D、I)缶および缶蓋の材料
として使用される、外面の耐錆性と外観に優れた容器用
表面処理鋼板の製造法に関するものである。
として使用される、外面の耐錆性と外観に優れた容器用
表面処理鋼板の製造法に関するものである。
(従来の技術)
近年、飲料缶を中心として絞りしごき加工による製缶方
式(例えばDI加工製缶方式)の発展が著しく、これま
で以上に高性能な容器用表面処理鋼板の要求が非常に強
い。従来より、DI缶用表面処理鋼板としてはDI成形
性の良好なブリキが使用されてきたが、缶外面側の大き
な問題点として、次の2点が挙げられる。
式(例えばDI加工製缶方式)の発展が著しく、これま
で以上に高性能な容器用表面処理鋼板の要求が非常に強
い。従来より、DI缶用表面処理鋼板としてはDI成形
性の良好なブリキが使用されてきたが、缶外面側の大き
な問題点として、次の2点が挙げられる。
1) 缶外面側において錆が発生しやすく、特に缶を冷
やすために水道水中に浸漬するとボトム部およびウオー
ル部の傷付き箇所において短時間に錆が発生する。
やすために水道水中に浸漬するとボトム部およびウオー
ル部の傷付き箇所において短時間に錆が発生する。
2)DI成形後、印刷を行うとホワイトインキ等でイン
キ本来の白さを示さず、印刷仕上がり性に問題がある。
キ本来の白さを示さず、印刷仕上がり性に問題がある。
更に、イーシイオープンエンド(以下EOEと称す)、
通常のエンドなど缶蓋として使用されるブリキおよび電
解クロム酸処理鋼板についても外面側の耐錆性に関して
は、同様の問題を抱えている。
通常のエンドなど缶蓋として使用されるブリキおよび電
解クロム酸処理鋼板についても外面側の耐錆性に関して
は、同様の問題を抱えている。
このように、外面側の耐錆性が問題になるのは地鉄とメ
ッキ層との電位関係で説明ができる。即ち、ブリキ、T
FSの場合には地鉄に対してSnメッキ層およびCrメ
ッキ層が電位的に貫であり、地鉄を犠牲防食する作用は
ない。
ッキ層との電位関係で説明ができる。即ち、ブリキ、T
FSの場合には地鉄に対してSnメッキ層およびCrメ
ッキ層が電位的に貫であり、地鉄を犠牲防食する作用は
ない。
これを解決するため、例えば特開昭62−17199号
公報、特開昭62−13594号公報などで見られるよ
うなCr含有鋼板にSnメッキを施した容器用鋼板の提
案がなされている。これらの提案のポイントはいずれも
、地鉄に他成分(例えばクロム)を添加して地鉄の電位
を貫にコントロールすることによって、メッキ層の犠牲
防食能を発揮させることにある。また、これらの鋼板は
外面側の耐錆性の向上という効果は大きいが、十分な効
果を発揮させ得るには他成分の添加は数%程度必要であ
り、経済性の面で問題が残る。
公報、特開昭62−13594号公報などで見られるよ
うなCr含有鋼板にSnメッキを施した容器用鋼板の提
案がなされている。これらの提案のポイントはいずれも
、地鉄に他成分(例えばクロム)を添加して地鉄の電位
を貫にコントロールすることによって、メッキ層の犠牲
防食能を発揮させることにある。また、これらの鋼板は
外面側の耐錆性の向上という効果は大きいが、十分な効
果を発揮させ得るには他成分の添加は数%程度必要であ
り、経済性の面で問題が残る。
また、ブリキDI缶の印刷後の外観が暗いという問題に
関しては次のように説明できる。即ち、DI成形のよう
な厳しい加工を受けたSnメッキ層がダメージを受け、
地鉄が露出するのが原因である。つまりブリキDI缶が
暗いのは露出する鉄の分光反射率が低いことに起因して
おり、DI缶の外観向上には、DI成形後に極力鉄を露
出させないことが重要である。このような原因を考える
と、従来の提案では対処できないことは明らかである。
関しては次のように説明できる。即ち、DI成形のよう
な厳しい加工を受けたSnメッキ層がダメージを受け、
地鉄が露出するのが原因である。つまりブリキDI缶が
暗いのは露出する鉄の分光反射率が低いことに起因して
おり、DI缶の外観向上には、DI成形後に極力鉄を露
出させないことが重要である。このような原因を考える
と、従来の提案では対処できないことは明らかである。
これらの問題を解決するため、Zn金属を活用し、下層
にZnメッキ層、上層にSnメッキ層を施したSn/Z
n二層メッキ鋼板が有効であるが、製造技術的には上層
に施すSnメッキ技術が大きなポイントとなる。即ち、
下層のZnメッキ層の溶解を抑制可能なSnメッキ浴と
して、ピロリン酸系のメッキ浴が効果的であるが、ビロ
リン酸系メッキ浴からのSn金属の析出はメッキ層の光
沢性、平滑性に大きな問題があり、このメッキ外観の問
題を解決できないとSn/Zn二層メッキ鋼板の商品価
値は乏しく工業化は困難である。
にZnメッキ層、上層にSnメッキ層を施したSn/Z
n二層メッキ鋼板が有効であるが、製造技術的には上層
に施すSnメッキ技術が大きなポイントとなる。即ち、
下層のZnメッキ層の溶解を抑制可能なSnメッキ浴と
して、ピロリン酸系のメッキ浴が効果的であるが、ビロ
リン酸系メッキ浴からのSn金属の析出はメッキ層の光
沢性、平滑性に大きな問題があり、このメッキ外観の問
題を解決できないとSn/Zn二層メッキ鋼板の商品価
値は乏しく工業化は困難である。
(発明が解決しようとする課題)
本発明はこれらの問題に対処するためになされたもので
、缶外面側で優れた耐錆性を発揮し、良好な製缶加工性
(特にDI成形性)を有し、DI成形後の印刷仕上がり
性も良好であり、かつ経済性にも合致する容器用表面処
理鋼板として、Sn/Zn二層メッキ鋼板の製造法を提
供せんとするものである。
、缶外面側で優れた耐錆性を発揮し、良好な製缶加工性
(特にDI成形性)を有し、DI成形後の印刷仕上がり
性も良好であり、かつ経済性にも合致する容器用表面処
理鋼板として、Sn/Zn二層メッキ鋼板の製造法を提
供せんとするものである。
(課題を解決するだめの手段)
本発明の要旨とするところは下記のとおりである。
(1)少なくとも、缶外面側に相当する面の下層に1〜
10g/m2のZnメッキ層を有する鋼板の上層に、S
nメッキ浴として、0.01〜5g/!のアミノ酸化合
物あるいは1〜50 g / lのクエン酸塩の一種ま
たは二種を添加したpH5〜12のピロリン酸系メ・ツ
キ浴を用いて、0.1〜5g/m2のSnメッキ層を施
すことを特徴とする缶外面の良好な耐錆性と外観を有す
る容器用表面処理網板の製造法。
10g/m2のZnメッキ層を有する鋼板の上層に、S
nメッキ浴として、0.01〜5g/!のアミノ酸化合
物あるいは1〜50 g / lのクエン酸塩の一種ま
たは二種を添加したpH5〜12のピロリン酸系メ・ツ
キ浴を用いて、0.1〜5g/m2のSnメッキ層を施
すことを特徴とする缶外面の良好な耐錆性と外観を有す
る容器用表面処理網板の製造法。
(2)少なくとも、缶外面側に相当する面の下層に1〜
]、Og/m2のZnメッキ層を有する網板の上層に、
Snメッキ浴として、0.01〜5g/2のアミノ酸化
合物あるいは1〜50g/lのクエン酸塩の一種または
二種を添加したpH5〜12のビロリン酸系メッキ浴を
用いて、0.1〜5g/rr?のSnメッキ層を施し、
次いでクロム換算付着量で1〜50■/n(のクロメー
ト被膜を施すことを特徴とする缶外面の良好な耐錆性と
外観を有する容器用表面処理銅板の製造法。
]、Og/m2のZnメッキ層を有する網板の上層に、
Snメッキ浴として、0.01〜5g/2のアミノ酸化
合物あるいは1〜50g/lのクエン酸塩の一種または
二種を添加したpH5〜12のビロリン酸系メッキ浴を
用いて、0.1〜5g/rr?のSnメッキ層を施し、
次いでクロム換算付着量で1〜50■/n(のクロメー
ト被膜を施すことを特徴とする缶外面の良好な耐錆性と
外観を有する容器用表面処理銅板の製造法。
(作 用)
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明において、メッキ原板としては容器用針板として
用途に応じた材質を有するメッキ原板を使用する。メッ
キ原板の製造法は特に規制されるものではなく、通常の
鋼片製造工程から熱間圧延、酸洗、冷間圧延、焼鈍、調
節圧延などの工程を経て製造される。このようにして製
造されたメッキ原板の、缶外面に相当する面の下層に安
定な耐錆性を示すZnメッキ層を施し、次いでその上層
には耐錆性の向上、DI成形加工時の潤滑機能などの特
性をもつSnメッキ層を施す。缶内面側に相当する面に
ついては特に規制するものではなく、Snメッキ、電解
クロム酸処理あるいはNiメッキを施し、更にはその上
に有機樹脂を施したものでもなんら差し支えない。また
、それらの製造法に関しても特に規制するものではない
。
用途に応じた材質を有するメッキ原板を使用する。メッ
キ原板の製造法は特に規制されるものではなく、通常の
鋼片製造工程から熱間圧延、酸洗、冷間圧延、焼鈍、調
節圧延などの工程を経て製造される。このようにして製
造されたメッキ原板の、缶外面に相当する面の下層に安
定な耐錆性を示すZnメッキ層を施し、次いでその上層
には耐錆性の向上、DI成形加工時の潤滑機能などの特
性をもつSnメッキ層を施す。缶内面側に相当する面に
ついては特に規制するものではなく、Snメッキ、電解
クロム酸処理あるいはNiメッキを施し、更にはその上
に有機樹脂を施したものでもなんら差し支えない。また
、それらの製造法に関しても特に規制するものではない
。
次に、本発明の特徴である外面側に施すメッキ層の作用
効果およびその製造法について述べる。
効果およびその製造法について述べる。
外面側の下層にZnメッキ層を施し、上層にSnメッキ
層を施す目的は、■外面側の外観の向上、■良好なりI
成形性、■優れた耐錆性の確保にある。
層を施す目的は、■外面側の外観の向上、■良好なりI
成形性、■優れた耐錆性の確保にある。
まず、外観の向上には、上層と下層のトータルメッキ量
が大きな影響を与える。即ち、DI成形後のワイドイン
キ印刷後の外観が暗いのは、DI成形時にメッキ層が損
傷され分光反射率の低い地鉄が露出するのが原因である
。つまり、印刷後の外観を向上させるにはDI成形後に
おいても鉄が露出しないようにメッキ層を付与しなくて
はならない。上層と下層のトータルメッキ量カ月、1g
/rrf未満だと、DI成形後に鉄の露出を防止するこ
とができず、良好な外観を確保することが難しい。
が大きな影響を与える。即ち、DI成形後のワイドイン
キ印刷後の外観が暗いのは、DI成形時にメッキ層が損
傷され分光反射率の低い地鉄が露出するのが原因である
。つまり、印刷後の外観を向上させるにはDI成形後に
おいても鉄が露出しないようにメッキ層を付与しなくて
はならない。上層と下層のトータルメッキ量カ月、1g
/rrf未満だと、DI成形後に鉄の露出を防止するこ
とができず、良好な外観を確保することが難しい。
また、トータルメッキ量が15g/rrfを越えると、
外観向上の効果は飽和すると共に経済的に不利になる。
外観向上の効果は飽和すると共に経済的に不利になる。
即ち、上層と下層のトータルメッキ量は1.1〜15g
/rI′rが適正である。更にその内訳は、下層のZn
メッキ量を1〜log/ボ、上層のSnメッキ層を0.
1〜5g/ryfに規制する。その理由は、下層のZn
メッキ量がIg/rrf未満だと良好な耐錆性を確保す
ることができず、10 g/rrfを越えると耐錆性向
上効果が飽和すると共に経済的に不利となる。更に、上
層のSnメッキ量が0.1g/rrf未満だと、優れた
潤滑性を有するSn量が不足するため、DII成形性劣
化し連続成形時に「かしり」等の欠陥が発生するように
なり、良好なりI成形性を確保することができなくなる
。また、Snのメッキ量が5g/m2を越えるとDII
成形性関する潤滑効果が飽和すると共に高価なSnメッ
キ量が増加するので経済的に不利になる。
/rI′rが適正である。更にその内訳は、下層のZn
メッキ量を1〜log/ボ、上層のSnメッキ層を0.
1〜5g/ryfに規制する。その理由は、下層のZn
メッキ量がIg/rrf未満だと良好な耐錆性を確保す
ることができず、10 g/rrfを越えると耐錆性向
上効果が飽和すると共に経済的に不利となる。更に、上
層のSnメッキ量が0.1g/rrf未満だと、優れた
潤滑性を有するSn量が不足するため、DII成形性劣
化し連続成形時に「かしり」等の欠陥が発生するように
なり、良好なりI成形性を確保することができなくなる
。また、Snのメッキ量が5g/m2を越えるとDII
成形性関する潤滑効果が飽和すると共に高価なSnメッ
キ量が増加するので経済的に不利になる。
つまり、下層のZnメッキ層を1〜10g/ボ施し、上
層のSnメッキ層を0.1〜5g/rJ施した二層メッ
キ鋼板は水分、酸素などが十分存在する腐食環境下にさ
らされ、メッキ層に加工ダメージとかピンホールがあっ
た場合でも、下層メッキ層の効果により地鉄からの錆の
発生は認められず、耐錆性は良好である。更に、上層メ
ッキ層の効果により良好な連続DII成形性確保され、
DI加工後も下層と上層のトータルメッキ量効果により
地鉄は殆ど露出せず、良好な印刷仕上がり性を発揮する
ことができる。
層のSnメッキ層を0.1〜5g/rJ施した二層メッ
キ鋼板は水分、酸素などが十分存在する腐食環境下にさ
らされ、メッキ層に加工ダメージとかピンホールがあっ
た場合でも、下層メッキ層の効果により地鉄からの錆の
発生は認められず、耐錆性は良好である。更に、上層メ
ッキ層の効果により良好な連続DII成形性確保され、
DI加工後も下層と上層のトータルメッキ量効果により
地鉄は殆ど露出せず、良好な印刷仕上がり性を発揮する
ことができる。
次に、上述のSn/Zn二層メッキ網板の製造法につい
て述べる。
て述べる。
まず、下層のZnメッキについては通常工業的に用いら
れている硫酸浴、塩化物浴等で行えばよく、特にメッキ
条件を規制するものではないが、浴組成としては硫酸亜
鉛200〜500g/A、硫酸ソーダ60〜100 g
/lで十分である。また、電流密度は10〜100A/
dff12、浴温は40〜70°Cという条件で十分で
ある。
れている硫酸浴、塩化物浴等で行えばよく、特にメッキ
条件を規制するものではないが、浴組成としては硫酸亜
鉛200〜500g/A、硫酸ソーダ60〜100 g
/lで十分である。また、電流密度は10〜100A/
dff12、浴温は40〜70°Cという条件で十分で
ある。
次に、上層のSnメッキについて述べる。下層にZnメ
ッキ層を有し、その上にSnメッキ層を施す場合、製造
技術的にはZn金属のSnメッキ浴への溶解という問題
を解決しなくてはならない。これは、Zn金属は電位的
に卑なため極めて活性であり、Snメッキ浴に浸漬され
ると活性溶解が起こりZn”イオンとしてSnメッキ浴
中に溶出し、高価なSnメッキ浴を汚染してしまう問題
がある。この現象は、特にSnメッキ浴として通常工業
的に使用されている硫酸系のフェロスタン浴、塩化物浴
のようにpHの非常に低いSnメッキ浴を用いた場合顕
著に現れる。Zn金属は強酸性、強アルカリ性のpu域
において活性に溶解する。Zn金属の熔解が起こりにく
いSnメッキ浴の適正なpu域は、pH: 5〜12
である。pHが5未満だと、Zn金属が活性に溶解しS
nメッキ浴が汚染される。また、pl(が12を越える
とアルカリ性になり過ぎ、Znの活性溶解を引き起こす
。つまり、Zn金属の活性溶解が起こりにくく、Snメ
ッキ浴の汚染がされないSnメッキ浴の適正pH域はp
l+5〜12である。
ッキ層を有し、その上にSnメッキ層を施す場合、製造
技術的にはZn金属のSnメッキ浴への溶解という問題
を解決しなくてはならない。これは、Zn金属は電位的
に卑なため極めて活性であり、Snメッキ浴に浸漬され
ると活性溶解が起こりZn”イオンとしてSnメッキ浴
中に溶出し、高価なSnメッキ浴を汚染してしまう問題
がある。この現象は、特にSnメッキ浴として通常工業
的に使用されている硫酸系のフェロスタン浴、塩化物浴
のようにpHの非常に低いSnメッキ浴を用いた場合顕
著に現れる。Zn金属は強酸性、強アルカリ性のpu域
において活性に溶解する。Zn金属の熔解が起こりにく
いSnメッキ浴の適正なpu域は、pH: 5〜12
である。pHが5未満だと、Zn金属が活性に溶解しS
nメッキ浴が汚染される。また、pl(が12を越える
とアルカリ性になり過ぎ、Znの活性溶解を引き起こす
。つまり、Zn金属の活性溶解が起こりにくく、Snメ
ッキ浴の汚染がされないSnメッキ浴の適正pH域はp
l+5〜12である。
このような弱酸〜中性〜弱アルカリ性のSnメッキ浴と
しては、ピロリン酸系のメッキ浴が適正である。その理
由は、このようなpH域ではSn”イオンは単独ではメ
ッキ浴中に存在しえず、水酸化物として沈澱する。Sn
メッキ可能なSn”イオンとしてメッキ浴中に安定に存
在させるためには、錯塩として浴中に存在させねばなら
ず、そのためにはピロリン酸浴が適正である。ピロリン
酸イオンは、Snイオンと安定な錯塩を形成することが
可能であり、本発明のSnメッキ浴として、ピロリン酸
系メッキ浴を規制する。ここで、ピロリン酸系Snメッ
キ浴の濃度、メッキ温度等は特に規制するものではない
。
しては、ピロリン酸系のメッキ浴が適正である。その理
由は、このようなpH域ではSn”イオンは単独ではメ
ッキ浴中に存在しえず、水酸化物として沈澱する。Sn
メッキ可能なSn”イオンとしてメッキ浴中に安定に存
在させるためには、錯塩として浴中に存在させねばなら
ず、そのためにはピロリン酸浴が適正である。ピロリン
酸イオンは、Snイオンと安定な錯塩を形成することが
可能であり、本発明のSnメッキ浴として、ピロリン酸
系メッキ浴を規制する。ここで、ピロリン酸系Snメッ
キ浴の濃度、メッキ温度等は特に規制するものではない
。
ピロリン酸系のメッキ浴からのSn金属の電析はメッキ
層の光沢および平滑性という観点で大きな問題を抱えて
いる。これは、Snメッキ後の外観が灰黒色を呈して金
属光沢が殆ど認められない現象で現れ、容器用表面処理
網板としての商品価値が著しく損なわれる。
層の光沢および平滑性という観点で大きな問題を抱えて
いる。これは、Snメッキ後の外観が灰黒色を呈して金
属光沢が殆ど認められない現象で現れ、容器用表面処理
網板としての商品価値が著しく損なわれる。
この理由は、従来のピロリン酸系Snメッキ浴からSn
金属が電析する過程において ■ Sn金属の析出は水素発生反応との競争反応であり
、水素発生が大量に起こった場所ではSnメッキ層のメ
ッキ焼は現象でメッキ外観が灰黒色に呈するとともに、
水素発生が局部的に起こった場所ではメッキ層にピンホ
ールが発生し、メッキ層の平滑性が失われる。
金属が電析する過程において ■ Sn金属の析出は水素発生反応との競争反応であり
、水素発生が大量に起こった場所ではSnメッキ層のメ
ッキ焼は現象でメッキ外観が灰黒色に呈するとともに、
水素発生が局部的に起こった場所ではメッキ層にピンホ
ールが発生し、メッキ層の平滑性が失われる。
■ Sn金属の電析が析出しやすい場所で集中的に起こ
り、メッキ層の平滑性が損なわれる。
り、メッキ層の平滑性が損なわれる。
という2つの問題が生ずるからである。
本発明者らはこの問題を解決するために種々の検討を重
ねた結果、ピロリン酸系メッキ浴からSn金属を電析さ
せる際にアミノ酸化合物、クエン酸塩の一種または二種
をピロリン酸系メッキ浴に添加すればよいことを見いだ
した。
ねた結果、ピロリン酸系メッキ浴からSn金属を電析さ
せる際にアミノ酸化合物、クエン酸塩の一種または二種
をピロリン酸系メッキ浴に添加すればよいことを見いだ
した。
つまり、アミノ酸化合物の添加によりSnメッキ時の水
素過電圧が著しく増加する。この水素過電圧が高いとい
うことは水素の発生反応を抑制する効果が大きいことを
示す。かくして、アミノ酸化合物の添加により、Snメ
ッキ時におけるピロリン酸系メ・ツキ浴からの水素の大
量発生の現象がなくなり、メッキ焼けのない金属光沢を
有したSnメッキ層が得られる。更には局部的な水素の
大量発生が減少するので、Snメッキ層のピンホールが
減少し、メッキ層の平滑性も向上する。
素過電圧が著しく増加する。この水素過電圧が高いとい
うことは水素の発生反応を抑制する効果が大きいことを
示す。かくして、アミノ酸化合物の添加により、Snメ
ッキ時におけるピロリン酸系メ・ツキ浴からの水素の大
量発生の現象がなくなり、メッキ焼けのない金属光沢を
有したSnメッキ層が得られる。更には局部的な水素の
大量発生が減少するので、Snメッキ層のピンホールが
減少し、メッキ層の平滑性も向上する。
アミノ酸化合物としては特に規定するものではなく、グ
リシン、アラニン、チロシン、セリン、シスチン、ダル
タミン酸、アスパラギン酸、リジン、ヒスチジン等の化
合物が含まれ、これらのアミノ酸化合物が高分子化され
たゼラチン、ペプトン、アルブミン等の蛋白質も本発明
に含まれる。
リシン、アラニン、チロシン、セリン、シスチン、ダル
タミン酸、アスパラギン酸、リジン、ヒスチジン等の化
合物が含まれ、これらのアミノ酸化合物が高分子化され
たゼラチン、ペプトン、アルブミン等の蛋白質も本発明
に含まれる。
また、クエン酸塩を添加することによりSnが遷移状態
で析出すると即座にエネルギー的に安定化され、Sn金
属がカソード面全体に均一に析出する。
で析出すると即座にエネルギー的に安定化され、Sn金
属がカソード面全体に均一に析出する。
クエン酸塩の添加を行わないと、カソード面に遷移状態
で析出したSnが工矛ルギー的に、より安定化できる場
所に移動してSn金属として析出する。
で析出したSnが工矛ルギー的に、より安定化できる場
所に移動してSn金属として析出する。
つまり、メッキ浴中へのクエン酸塩の添加により、Sn
金属の析出がある特定の析出しやすい場所で集中的に起
こるということが無くなり、Snメッキ層の平滑性は大
きく向上し、良好な外観のSnメッキ層を得ることがで
きる。
金属の析出がある特定の析出しやすい場所で集中的に起
こるということが無くなり、Snメッキ層の平滑性は大
きく向上し、良好な外観のSnメッキ層を得ることがで
きる。
クエン酸塩としては特に規制するものではなく、クエン
酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が含
まれる。
酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が含
まれる。
次に、アミノ酸化合物およびクエン酸塩の添加量につい
て述べる。
て述べる。
まず、アミノ酸化合物の添加量については、0.01g
/I!、未満ではSnメ・ツキ時の水素過電圧を増大さ
せる効果が小さ(、メッキ焼けを防止し、金属光沢を有
する良好なSnメッキ外観を得られる効果が認められな
い。また、その添加量が5g/!を越えると水素過電圧
を増大させる作用効果が飽和すると共に、経済的に不利
になる。
/I!、未満ではSnメ・ツキ時の水素過電圧を増大さ
せる効果が小さ(、メッキ焼けを防止し、金属光沢を有
する良好なSnメッキ外観を得られる効果が認められな
い。また、その添加量が5g/!を越えると水素過電圧
を増大させる作用効果が飽和すると共に、経済的に不利
になる。
クエン酸塩の添加量については、1g/!未満では遷移
状態のSnをエネルギー的に安定化させる効果が小さく
、Snメッキ層の良好な平滑性を確保することができな
い。更に、その添加量が50g/lを越えると平滑性を
確保できる効果が飽和すると共に、経済的に不利になる
。
状態のSnをエネルギー的に安定化させる効果が小さく
、Snメッキ層の良好な平滑性を確保することができな
い。更に、その添加量が50g/lを越えると平滑性を
確保できる効果が飽和すると共に、経済的に不利になる
。
以上をまとめると、Sn/Zn二層メッキ鋼板を製造す
る際、下層のZnメッキ層の溶解を抑制して良好な外観
のSnメッキ層を得るためには、Snメッキ浴として0
.01〜5 g、#!のアミノ酸化合物あるいは1〜5
0 g/lfiのクエン酸塩の一種または二種を添加し
たpH5〜12のピロリン酸系メッキ浴を適用すれば良
い。
る際、下層のZnメッキ層の溶解を抑制して良好な外観
のSnメッキ層を得るためには、Snメッキ浴として0
.01〜5 g、#!のアミノ酸化合物あるいは1〜5
0 g/lfiのクエン酸塩の一種または二種を添加し
たpH5〜12のピロリン酸系メッキ浴を適用すれば良
い。
さらに本発明では、このように缶外面相当面にSn/Z
n二層メッキ層を有するメッキ鋼板の塗料密着性、塗装
後耐食性を向上する目的から、必要に応してクロメート
処理が施されるが、DI缶用途に対しては、クロメート
処理を行う場合と行わない場合がある。
n二層メッキ層を有するメッキ鋼板の塗料密着性、塗装
後耐食性を向上する目的から、必要に応してクロメート
処理が施されるが、DI缶用途に対しては、クロメート
処理を行う場合と行わない場合がある。
クロメート処理を行う場合には、一般にクロム酸のナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩の水溶液中での
浸漬処理が行われる。これは、電解により生成するクロ
メート被膜では潤滑性に乏しくDII成形性劣化せしめ
るためである。Sn/Zn二層メッキ層の良好なりI成
形性を損なうことなく、メッキ層の空気酸化による変色
を防ぐためには、浸漬クロメート処理を行えばよい。ク
ロメート付着量は浴濃度によりコントロールできるが、
金属クロム量換算で1mg/m2以上のクロム付着量で
あれば空気酸化による変色などを防くことができる。
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩の水溶液中での
浸漬処理が行われる。これは、電解により生成するクロ
メート被膜では潤滑性に乏しくDII成形性劣化せしめ
るためである。Sn/Zn二層メッキ層の良好なりI成
形性を損なうことなく、メッキ層の空気酸化による変色
を防ぐためには、浸漬クロメート処理を行えばよい。ク
ロメート付着量は浴濃度によりコントロールできるが、
金属クロム量換算で1mg/m2以上のクロム付着量で
あれば空気酸化による変色などを防くことができる。
更には、DI缶用途の場合、DI成形後に塗装性能、塗
装後耐食性を向上させるためにクロメート処理あるいは
リン酸処理が施されるが、本発明においてはDI成形後
のこれらの処理方法及び処理条件については、特に規制
するものではなく、通常行われている処理方法が適用さ
れる。
装後耐食性を向上させるためにクロメート処理あるいは
リン酸処理が施されるが、本発明においてはDI成形後
のこれらの処理方法及び処理条件については、特に規制
するものではなく、通常行われている処理方法が適用さ
れる。
DI缶用途の場合には、このように微量のクロメート被
膜が有効であるが、製缶工程でのDI成形後の水洗条件
によっては表面に水洗模様が発生することがあり、DI
缶用途の材料はクロメート処理を施さないで製造される
こともある。従って、本発明乙こはクロメート処理を施
さない場合も含まれる。
膜が有効であるが、製缶工程でのDI成形後の水洗条件
によっては表面に水洗模様が発生することがあり、DI
缶用途の材料はクロメート処理を施さないで製造される
こともある。従って、本発明乙こはクロメート処理を施
さない場合も含まれる。
また、缶蓋用途に対するクロメート処理は電解処理が行
われる。電解処理により生成したクロメート被膜は、缶
内面に対しては缶内容物が塗膜を通過して塗膜下で腐食
が進行するアンダーカッティングコロ−ジョンの防止、
缶外面に対しては貯蔵時に塗膜下で発生する糸状錆、い
わゆるフィリフォームコロージョンなどの耐錆性の向上
に非常に効果がある。
われる。電解処理により生成したクロメート被膜は、缶
内面に対しては缶内容物が塗膜を通過して塗膜下で腐食
が進行するアンダーカッティングコロ−ジョンの防止、
缶外面に対しては貯蔵時に塗膜下で発生する糸状錆、い
わゆるフィリフォームコロージョンなどの耐錆性の向上
に非常に効果がある。
このようなりロメート被膜が形成されていることにより
、長時間にわたり塗膜の密着性が劣化せず、良好な耐食
性、耐錆性が保持される。また、クロメート被膜は硫黄
化合物を含む食品、例えば魚肉、畜産物などの場合に見
られる鋼板の表面の黒変、即ち硫化黒変を防止する効果
が大きい。このように、クロメート被膜は特に塗装され
て用いられる場合には性能向上に効果が大きいが、多く
付着しすぎるとEOE加工など厳しい加工を受けた部分
でクロメート被膜層にクラックが発生し、かえって耐食
性を損なうことがある。ここで言うクロメート被膜とは
水和酸化クロム単一の被膜、即ち本来のクロメート被膜
と、いま一つは下層に金属クロム層、上層に水和酸化ク
ロム層の二層よりなる被膜の二つの場合を指している。
、長時間にわたり塗膜の密着性が劣化せず、良好な耐食
性、耐錆性が保持される。また、クロメート被膜は硫黄
化合物を含む食品、例えば魚肉、畜産物などの場合に見
られる鋼板の表面の黒変、即ち硫化黒変を防止する効果
が大きい。このように、クロメート被膜は特に塗装され
て用いられる場合には性能向上に効果が大きいが、多く
付着しすぎるとEOE加工など厳しい加工を受けた部分
でクロメート被膜層にクラックが発生し、かえって耐食
性を損なうことがある。ここで言うクロメート被膜とは
水和酸化クロム単一の被膜、即ち本来のクロメート被膜
と、いま一つは下層に金属クロム層、上層に水和酸化ク
ロム層の二層よりなる被膜の二つの場合を指している。
このように、クロメート処理を施す場合には良好な塗装
性を有し加工部耐食性を劣化せしめない適正なりロム付
着量は1〜50mg/m2が選定される。クロメート処
理を施さない場合には、適正クロム付着量は規制されな
い。
性を有し加工部耐食性を劣化せしめない適正なりロム付
着量は1〜50mg/m2が選定される。クロメート処
理を施さない場合には、適正クロム付着量は規制されな
い。
即ち、適正クロム付着量を規制する場合には、クロム付
着量が1■/n(未満では塗料密着性の向上、アンダー
カッティングコロ−ジョンなどの塗膜上腐食の防止に効
果が得られないので、クロム付着量は1■/rrf以上
とする。一方、50mg/m2を越えるとEOE加工の
厳しい加工を受けた部分での加工部耐食性が劣化する。
着量が1■/n(未満では塗料密着性の向上、アンダー
カッティングコロ−ジョンなどの塗膜上腐食の防止に効
果が得られないので、クロム付着量は1■/rrf以上
とする。一方、50mg/m2を越えるとEOE加工の
厳しい加工を受けた部分での加工部耐食性が劣化する。
そのため、クロム付着量は50■/が以下とする。
クロメート処理は各種のクロム酸のナトリウム塩、カリ
ウム塩、アンモニウム塩の水溶液による浸漬処理、スプ
レィ処理、電解処理などいずれの方法で行っても良いが
、特に陰極電解処理が優れている。とりわけ、クロム酸
に5042−イオン、Fイオン(錯イオンを含む)ある
いはそれらの混合物を添加した水溶液中での陰極電解処
理が最も優れている。クロム酸の濃度は特に規制しない
が、20〜200g/lの範囲で充分である。
ウム塩、アンモニウム塩の水溶液による浸漬処理、スプ
レィ処理、電解処理などいずれの方法で行っても良いが
、特に陰極電解処理が優れている。とりわけ、クロム酸
に5042−イオン、Fイオン(錯イオンを含む)ある
いはそれらの混合物を添加した水溶液中での陰極電解処
理が最も優れている。クロム酸の濃度は特に規制しない
が、20〜200g/lの範囲で充分である。
添加するアニオンの量はCr6”の1/300〜1/2
5好ましくは1/200〜1150の時、最良のクロメ
ート被膜が得られる。アニオンの量がCr”の1/30
0未満では均質かつ均一で塗装性能に大きく影響する良
質のクロメート被膜が得られない。また、1/25超で
は、生成するクロメート被膜中に取り込まれるアニオン
の量が多くなり、塗装性能特に塗料二次密着性が劣化す
る。添加されるアニオンは硫酸、硫酸クロム、弗化アン
モン、弗化ソーダの化合物などの形態でクロム酸浴中へ
添加される。
5好ましくは1/200〜1150の時、最良のクロメ
ート被膜が得られる。アニオンの量がCr”の1/30
0未満では均質かつ均一で塗装性能に大きく影響する良
質のクロメート被膜が得られない。また、1/25超で
は、生成するクロメート被膜中に取り込まれるアニオン
の量が多くなり、塗装性能特に塗料二次密着性が劣化す
る。添加されるアニオンは硫酸、硫酸クロム、弗化アン
モン、弗化ソーダの化合物などの形態でクロム酸浴中へ
添加される。
浴温は特に規制するものではないが、30〜70°Cの
範囲が作業性の点から通切な温度範囲である。
範囲が作業性の点から通切な温度範囲である。
陰極電解電流密度は5〜100 A/d、”の範囲で充
分である。処理時間は、前記処理条件の任意の組み合わ
せにおいて、クロム付着量が前記に示した1〜50mg
/m2の範囲に入るように設定する。
分である。処理時間は、前記処理条件の任意の組み合わ
せにおいて、クロム付着量が前記に示した1〜50mg
/m2の範囲に入るように設定する。
また、水和酸化クロム層は、電解処理後の水溶液中での
浸漬時間の調整あるいは別に設けられた処理タンクで濃
度の異なるクロム酸アニオン系処理浴での溶解処理によ
りその被膜量が調整される。
浸漬時間の調整あるいは別に設けられた処理タンクで濃
度の異なるクロム酸アニオン系処理浴での溶解処理によ
りその被膜量が調整される。
容器用素材として使用される場合、クエン酸などの有機
酸水溶液を含む腐食環境では、塗膜を通して侵入してく
る腐食水溶液が塗膜下でメッキ層を腐食させるため、金
属クロム層を析出させ腐食水溶液がメッキ金属表面に到
達するのを抑制する効果が顕著である。
酸水溶液を含む腐食環境では、塗膜を通して侵入してく
る腐食水溶液が塗膜下でメッキ層を腐食させるため、金
属クロム層を析出させ腐食水溶液がメッキ金属表面に到
達するのを抑制する効果が顕著である。
(実施例)
以下に本発明の実施例について述べ、その結果を第1表
に示す。
に示す。
冷間圧延、焼鈍工程により、DI缶用途5缶蓋用途に応
じた材質と板厚に調整したメッキ原板を5%苛性ソーダ
中で電解脱脂水洗後、10%硫酸中で電解酸洗し表面活
性化後、缶外面に相当する面に(1)に示す条件でZn
メッキを行い、引き続きその上に(2)−(イ)、(r
i)、(ハ)に示す条件でSnメッキを施した。そして
、(3) −(イ)、(rJ)、(ハ)に示す条件でク
ロメート処理を行ったものおよびクロメート処理を行わ
なかったものを作成した。缶内面側に相当する面には、
必要に応じてSnメッキあるいはSnメッキ、Niメッ
キ、電解クロム酸処理を行ってから有機フィルムを貼り
つけたものを用いた。
じた材質と板厚に調整したメッキ原板を5%苛性ソーダ
中で電解脱脂水洗後、10%硫酸中で電解酸洗し表面活
性化後、缶外面に相当する面に(1)に示す条件でZn
メッキを行い、引き続きその上に(2)−(イ)、(r
i)、(ハ)に示す条件でSnメッキを施した。そして
、(3) −(イ)、(rJ)、(ハ)に示す条件でク
ロメート処理を行ったものおよびクロメート処理を行わ
なかったものを作成した。缶内面側に相当する面には、
必要に応じてSnメッキあるいはSnメッキ、Niメッ
キ、電解クロム酸処理を行ってから有機フィルムを貼り
つけたものを用いた。
(1)Znメッキ条件
メッキ浴組成
硫酸亜鉛 4oog/l!
硫酸ソーダ 100g/l
50°C
5〇八へdm” (電解時間はZnメツキ量に応して
調整) メッキ浴温 電流密度 (2)S nメッキ条件 ピロリン酸浴 (イ)メッキ浴組成 ピロリン酸第−錫(0)メッキ浴
組成 (ハ)メッキ浴組成 60g/l ビロリン酸カリウム 250g/l アミノ酸化合物 0.01〜5g/4(必要 に応じて添加量を調整) ピロリン酸第−錫 60 g / f ビロリン酸カリウム 250 g / I2 クエン酸塩 1〜50g//!(必要 に応じて添加量を調整) ピロリン酸第−錫 60 g / 1 ビロリン酸カリウム 250 g / ffi アミノ酸化合物 0.01〜5g#!(必要 に応して添加量を調整) メッキ浴のpH メッキ浴温 電流密度 クエン酸塩 1〜50g/β(必要 に応して添加量を調整) 5〜12(必要に応して pHを調整) 50°C 2OA#m2(電解時間はSn メッキ量に応じて調整) (3)クロメート処理条件 (イ)浴組成 Na2Cr、0724g/ I。
調整) メッキ浴温 電流密度 (2)S nメッキ条件 ピロリン酸浴 (イ)メッキ浴組成 ピロリン酸第−錫(0)メッキ浴
組成 (ハ)メッキ浴組成 60g/l ビロリン酸カリウム 250g/l アミノ酸化合物 0.01〜5g/4(必要 に応じて添加量を調整) ピロリン酸第−錫 60 g / f ビロリン酸カリウム 250 g / I2 クエン酸塩 1〜50g//!(必要 に応じて添加量を調整) ピロリン酸第−錫 60 g / 1 ビロリン酸カリウム 250 g / ffi アミノ酸化合物 0.01〜5g#!(必要 に応して添加量を調整) メッキ浴のpH メッキ浴温 電流密度 クエン酸塩 1〜50g/β(必要 に応して添加量を調整) 5〜12(必要に応して pHを調整) 50°C 2OA#m2(電解時間はSn メッキ量に応じて調整) (3)クロメート処理条件 (イ)浴組成 Na2Cr、0724g/ I。
pH4,5
浴温 45゛C
処理条件 浸漬処理
(ロ)浴組成 Cr(h 100g/
lSO42−1,0g/ 1 浴温 50°C 電流密度 5〜60A/dm2(電解時間はクロム付着
量に応じて調整) (ハ)浴組成 Cr(h 80g/
42SO42−0,05g/ 1 NazSiFh 2.5g/ fNH
4F 0.5g/ 1浴温
45°C 電流密度 5〜60A/4” (電解時間はクロム付
着量に応して調整) (A) Snメッキ層の外観(光沢性および平滑性)(
1)の条件でZnメッキを行った後、その上に(2)の
条件でSnメッキを施し、Snメッキ層の外観を評価し
た。光沢性に関しては目視で判定し、平滑性に関しては
3000倍の電子顕微鏡(SEM)にて表面を観察して
判定した。Snメッキ層の外観に対する判定基準は以下
のとおりである。
lSO42−1,0g/ 1 浴温 50°C 電流密度 5〜60A/dm2(電解時間はクロム付着
量に応じて調整) (ハ)浴組成 Cr(h 80g/
42SO42−0,05g/ 1 NazSiFh 2.5g/ fNH
4F 0.5g/ 1浴温
45°C 電流密度 5〜60A/4” (電解時間はクロム付
着量に応して調整) (A) Snメッキ層の外観(光沢性および平滑性)(
1)の条件でZnメッキを行った後、その上に(2)の
条件でSnメッキを施し、Snメッキ層の外観を評価し
た。光沢性に関しては目視で判定し、平滑性に関しては
3000倍の電子顕微鏡(SEM)にて表面を観察して
判定した。Snメッキ層の外観に対する判定基準は以下
のとおりである。
◎;メッキ層が金属光沢を有し、SEM観察でもSn金
属が全面に密に析出している。
属が全面に密に析出している。
○;メッキ層が光沢が若干失われ、SEM観察でSn金
属が粗に析出している部分が認められる。
属が粗に析出している部分が認められる。
△;メッキ層が灰白色になり、SEM観察でメッキ層の
ピンホールが認められる。
ピンホールが認められる。
×;メッキ層が灰色になり、SEM観察でメッキ層のピ
ンホールが明瞭に認められる。
ンホールが明瞭に認められる。
××;メッキ層が灰黒色になり、SEM観察でピンホー
ルがメッキ層全面に認められる。
ルがメッキ層全面に認められる。
また、上記処理材について以下に示す(B)〜(D)の
項目について実施し、その性能を評価した。
項目について実施し、その性能を評価した。
(B)DI成形性
水溶性エマルジョンタイプのクーラントを使用して、ブ
ランクサイズ136mmφから缶径65.91φまで製
缶スピード110缶/winの成形条件でDI缶を成形
し、各種処理材のDI成形性を評価した。尚、評価基準
は以下の基準で判定した。
ランクサイズ136mmφから缶径65.91φまで製
缶スピード110缶/winの成形条件でDI缶を成形
し、各種処理材のDI成形性を評価した。尚、評価基準
は以下の基準で判定した。
◎;DI成形性は極めて良好。
○;しごき加工時外面に若干かじりが発生するが、DI
成形性良好。
成形性良好。
△;DI成形は可能であるが、しごき加工時外面に強度
のかじりが発生し、DI成形性に劣る。
のかじりが発生し、DI成形性に劣る。
X;DI成形過程で材料が破断し、DI成形不可能。
(C)DI成形後の印刷仕上がり性
(B)の条件でDI缶を作成し、赤、白、黄色の缶外面
用インキを膜厚5I!rnで印刷し、その印刷仕上がり
性を目視で判定した。判定基準は以下のとおりである。
用インキを膜厚5I!rnで印刷し、その印刷仕上がり
性を目視で判定した。判定基準は以下のとおりである。
○;印刷後の外観がインキ本来の色が発揮できており、
印刷仕上がり性が極めて良好。
印刷仕上がり性が極めて良好。
△;印刷後の外観が若干灰色がかり、印刷仕上がり性に
若干劣る。
若干劣る。
×;印刷後の外観がインキ本来の色を示さず、ブリキと
同程度に灰色がかっており印刷仕上がり性に劣る。
同程度に灰色がかっており印刷仕上がり性に劣る。
(D)外面側の耐錆性
(B)、(C)の条件で作成したDI印刷缶および塗装
後EOE加工を施した評価材の外面側の耐錆性を以下の
評価テストにて評価した。尚、DI印刷缶はウオール部
に傷を付けた部分とボトム部を評価し、EOE加工材に
ついてはスコアー部とリベット部を評価した。
後EOE加工を施した評価材の外面側の耐錆性を以下の
評価テストにて評価した。尚、DI印刷缶はウオール部
に傷を付けた部分とボトム部を評価し、EOE加工材に
ついてはスコアー部とリベット部を評価した。
■水道水浸漬テスト
評価材を水道水中に常温で3日間浸漬し、評価該当部の
発錆率を測定した。
発錆率を測定した。
■冷凍サイクルテスト
評価材を一15°Cの冷凍庫に30m1n保定後、すぐ
49°C1相対湿度98%以上の湿気槽に60sin入
れた後、常温で室内に22時間放置するのを1サイクル
として15サイクル試験を継続し、評価該当部の発錆率
を測定した。
49°C1相対湿度98%以上の湿気槽に60sin入
れた後、常温で室内に22時間放置するのを1サイクル
として15サイクル試験を継続し、評価該当部の発錆率
を測定した。
■レトルトテスト
評価材を120°CX90m1nの蒸気レトルトを施し
、評価該当部の発錆率を測定した。
、評価該当部の発錆率を測定した。
尚、各試験での耐錆性の評価基準は以下のとおりである
。
。
◎;錆の発生が全く認められなく、耐錆性極めて良好。
○;発錆率5%以下で耐錆性良好。
Δ;発錆率5〜30%で耐錆性やや劣る。
×;発錆率が30%以上で耐錆性がブリキと同程度に劣
る。
る。
××;発錆率が30%以上で耐錆性がブリキより劣る。
(発明の効果)
本発明によれば、缶外面側で優れた耐錆性を発揮し、良
好な製缶加工性(特にDI成形性)を有し、DI成形後
の印刷仕上がり性も良好であり、かつ経済性にも合致す
る容器用表面処理鋼板(Zn/Sn二層メッキ鋼板)を
提供することができる。
好な製缶加工性(特にDI成形性)を有し、DI成形後
の印刷仕上がり性も良好であり、かつ経済性にも合致す
る容器用表面処理鋼板(Zn/Sn二層メッキ鋼板)を
提供することができる。
Claims (2)
- (1)少なくとも、缶外面側に相当する面の下層に1〜
10g/m^2のZnメッキ層を有する鋼板の上層に、
Snメッキ浴として、0.01〜5g/lのアミノ酸化
合物あるいは1〜50g/lのクエン酸塩の一種または
二種を添加したpH5〜12のピロリン酸系メッキ浴を
用いて、0.1〜5g/m^2のSnメッキ層を施すこ
とを特徴とする缶外面の良好な耐錆性と外観を有した容
器用表面処理鋼板の製造法。 - (2)少なくとも、缶外面側に相当する面の下層に1〜
10g/m^2のZnメッキ層を有する鋼板の上層に、
Snメッキ浴として、0.01〜5g/lのアミノ酸化
合物あるいは1〜50g/lのクエン酸塩の一種または
二種を添加したpH5〜12のピロリン酸系メッキ浴を
用いて、0.1〜5g/m^2のSnメッキ層を施し、
次いでクロム換算付着量で1〜50mg/m^2のクロ
メート被膜を施すことを特徴とする缶外面の良好な耐錆
性と外観を有した容器用表面処理鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15669390A JPH0448096A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 缶外面の良好な耐錆性と外観を有した容器用表面処理鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15669390A JPH0448096A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 缶外面の良好な耐錆性と外観を有した容器用表面処理鋼板の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0448096A true JPH0448096A (ja) | 1992-02-18 |
Family
ID=15633275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15669390A Pending JPH0448096A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 缶外面の良好な耐錆性と外観を有した容器用表面処理鋼板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0448096A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0827776A1 (fr) * | 1996-07-18 | 1998-03-11 | SOLVAY (Société Anonyme) | Récipient en tÔle en acier zingué, utilisation dudit récipient, procédé pour le conditionnement de soude caustique et soude caustique solide conditionnée |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP15669390A patent/JPH0448096A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0827776A1 (fr) * | 1996-07-18 | 1998-03-11 | SOLVAY (Société Anonyme) | Récipient en tÔle en acier zingué, utilisation dudit récipient, procédé pour le conditionnement de soude caustique et soude caustique solide conditionnée |
| BE1010435A3 (fr) * | 1996-07-18 | 1998-08-04 | Solvay | Recipient en tole en acier zingue, utilisation dudit recipient, procede pour le conditionnement de soude caustique et soude caustique solide conditionnee. |
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