JPH044899B2 - - Google Patents

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JPH044899B2
JPH044899B2 JP60015121A JP1512185A JPH044899B2 JP H044899 B2 JPH044899 B2 JP H044899B2 JP 60015121 A JP60015121 A JP 60015121A JP 1512185 A JP1512185 A JP 1512185A JP H044899 B2 JPH044899 B2 JP H044899B2
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、生理用ナプキン、使い捨ておむつ、
失禁パツドなどの吸収性物品の表面材の製造方法
に関する。 (従来の技術) 従来一般に、吸収性物品の表面材として、繊維
不織布が用いられている。この表面材の体液の透
過性を改善するため、種々の手段が知られている
が、そのうちで多数の開孔を賦与するものがあ
る。この開孔賦与の手段ないし方法としては、次
のようなものが知られている。 (1) 表面材を公知の紙または不織布の製法で形成
したのち、パンチングカツターで打ち抜いて開
孔を賦与したもの。 これは、開孔賦与ないし方法としては、きわ
めて簡単であるが、繊維が押し切られるので、
開孔領域縁にはその切断端が多数存在し、これ
が皮膚に接触したとき肌ざわりが悪く、しか
も、表面材の引張・引裂強度を低下させ、か
つ、開孔領域縁から繊維がほつれたり、毛羽立
つたりする。 (2) 表面材を公知の紙または不織布の製法で形成
する過程でまたは形成したのち、噴射水流を作
用させて繊維を押し分け、ないし、掻き分けて
分配することにより開孔を賦与したもの。 これは、繊維が分配されるので、前記(1)のよ
うな欠点はないが、開孔領域内または縁に、若
干であるが、繊維が存在して完全な孔が形成さ
れない。とくに、この種の表面材の構成材とし
ては、疎水性繊維が好ましいが、この繊維がそ
のように開孔領域内または縁に残存している
と、所期の体液の透過性がえられない。 (3) 表面材を公知の不織布の製法で形成したの
ち、加熱エンボスロールで圧着して繊維を溶融
することにより開孔を賦与したもの。 これは開孔領域縁が圧着溶融するので、該縁
に繊維の溶着によるフイルムが形成されるとと
もに、該フイルムが部分的に破れ、その結果、
前記(2)のように完全な孔が形成されない。 (発明が解決しようとする問題点) 前記公知技術は、前記欠点を有するのみなら
ず、とくに、体液が透過したのちの表面材の表面
に湿潤感を残さないこと、すなわち、肌に乾いた
感触(ドライタツチ性)を与えること、体液が透
過したのちの表面材に対する加圧による体液の逆
戻り(リウエツト)防止性を与えることについ
て、格別の配慮ないし創作がなされていない。 また、この種の表面材として要求される性能と
しては、前記二つの性能、すなわち、ドライタツ
チ性およびリウエツト防止性を有することのほか
に、体液の素早い透過性および良好な肌ざわりを
有することが挙げられ、しかも、これら性能は互
に相反するものであるが、前記公知技術は、それ
らをうまく調整ないし制御することによりこれら
性能を同時に満足させうるものとはなつていな
い。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、前記各性能を同時に満足させうる吸
収性物品の表面材の製法を提供することを目的と
する。 この目的を達成するための、本発明を図示例に
基づいて説明すると、以下のとおりである。 第1図ないし第3図に示すように、表面材1
は、多数の開孔2を有している。本発明の所期の
目的を達成するうえでは、表面材1は、熱溶融疎
水性繊維からなり、繊維が10μ以下で目付が10
g/m2以上であり、表面材1における各開孔2の
合計面積率が10〜50%でその最短径が0.3〜2g
であり、非開孔領域3の耐水圧度「JIS−L1092
中の耐水度A法(低水圧法)に準ずる測定値」が
10g以上である。 開孔2の直径が0.3g以下、開孔率が10%以下
であると、体液の透過性、とくにその速度が著し
く低下し、直径が2g以上、開孔率が50%以上で
あると、開孔2からの体液の流出が多くなる。繊
径が10μ以上、目付が10g/m2以下であると、構
成繊維がすべて疎水性であるとしても、繊維間に
比較的多量の空間が生ずるため、非開孔領域3に
おける体液の残留量が多くなり、表面材1におけ
る好ましいドライタツチ性がえられないし、ま
た、耐水圧度が10g以下であると、使用中の加圧
によつて非開孔領域3が体液を含浸ないし体液が
該領域を逆流し、前記同様にドライタツチ性がえ
られない。なお、目付は10g/m2以上であればよ
く、とくに、その性能のうえからは上限はない
が、コストのうえからは5060g/m2以下になされ
よう。熱溶融疎水性繊維としては、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの単独ま
たはそれらの適量混合からなるものが好適に用い
られる。表面材1がかかる繊維からなり、繊径が
10μ以下、目付が10g/m2以上であれば、耐水圧
度が10g以上になるが、さらに、耐水圧度を向上
させるには、表面材1の全体を撥水加工すればよ
い。この撥水剤としては、とくに制限されない
が、肌に対する無刺激性、撥水効果などにかんが
みて公知のシリコン系のものが好ましい。 さらに、本発明の所期の目的を達成するうえで
は、表面材1は、開孔2の領域内に繊維がなく、
かつ、該領域縁の繊維が溶融されていること、す
なわち、該開孔が円形、楕円形、角形などのいか
なる形、ないし、それらのいびつな形であるにせ
よ、実質的に完全な孔に形成されているものであ
ることが好ましい。 このように開孔2が形成されていないと、開孔
領域内または縁に存在する繊維が疎水性であるの
で、該領域における体液の透過性を妨げることに
なる。繊維が開孔2の領域縁に存在するのは、該
縁に繊維が毛羽として存在するのが典型的例であ
るが、かりに、該毛羽が極少であるとしても、該
毛羽が体液滴を持ち上げ、表面材1の下面に配置
される吸収体への該体液滴の接触を妨げ、その結
果、該吸収体への流液の移行性が悪くなる。 前記表面材1は、次のような方法で製造するこ
とができる。 カードにより形成した繊維ウエブを、第4図
A,Bに例示するように、多数の凸起、透孔また
は凹部からなる開孔形成要素4を有する支持体5
上において、高速水流の噴射処理により繊維交絡
させて不織布化すると同時に、開孔形成要素4で
繊維を分配させて開孔2を形成する。かように不
織布化すると同時に開孔2を形成する方法として
は、たとえば、特公昭49−28023号、特開昭51−
82072号、同51−105480号、同53−114874号、同
58−132155号などに開示されている技術を用いる
ことができる。支持体5は、図示例のようなロー
ルまたは弯極板であつてもベルトであつてもよ
い。 かくして形成した開孔2は、一般に肉眼で観察
した場合、その領域内または縁に繊維毛羽の存在
がよく判らない程度に形成されるが、拡大レンズ
または顕微鏡観察によれば、必ずしも完全に形成
されておらず、開孔2の領域内に、とくに該領域
縁に微細な繊維毛羽が存在している(第5図参
照)。したがつて、本発明では、表面材1を火炎
で炙り処理して開孔2の領域内の繊維毛羽を溶融
ないし焼き取ることにより、完全な開孔2に形成
する。この炙り処理は、前記繊維ウエブまたは表
面材1が噴射水を含んだ状態で行うことが好まし
い。かくした場合には、前記繊維ウエブないし表
面材1は、水を含んでいるので、その全体に熱の
悪影響を与えず繊維毛羽のみを簡単かつ完全に溶
融ないし焼き取ることができる。しかし、本発明
では、この炙り処理は、前記繊維ウエブないし表
面材1の乾燥状態で行うことを除外または禁止す
るものではない。 前記製法における繊維交絡、開孔、炙り処理の
順序は、次のいずれであつても所期の目的を達成
する製品をうることができる。 A 開孔形成要素を有する支持体上で高速水流の
噴射による繊維ウエブの交絡、開孔の形成→該
ウエブの乾燥→該ウエブの炙り処理。 B 開孔形成要素を有する支持体上で高速水流の
噴射による繊維ウエブの交絡、開孔の形成→該
ウエブの炙り処理→該ウエブの乾燥。 C 開孔形成要素を有する支持体上で高速水流の
噴射による繊維ウエブの交絡、開孔の形成→該
支持体上での該ウエブの炙り処理→該支持体上
で再度該噴射による該ウエブの交絡→該ウエブ
の乾燥。 D 開孔形成要素を有する支持体上で高速水流の
噴射による繊維ウエブの交絡、開孔の形成→該
支持体上で該ウエブの炙り処理→該開孔形成要
素を有しない支持体上で再度該噴射による該ウ
エブの交絡→該ウエブの炙り処理→該ウエブの
乾燥。 E 開孔形成要素を有する支持体上で高速水流の
噴射による繊維ウエブの交絡、開孔の形成→該
開孔形成要素を有しない支持体上で再度該噴射
による該ウエブの交絡→該ウエブの炙り処理→
該ウエブの乾燥。 F 開孔形成要素を有する支持体上で高速水流の
噴射による繊維ウエブに開孔の形成→該支持体
上で該ウエブの炙り処理→該開孔形成要素を有
しない支持体上で該噴射による該ウエブの交絡
→該ウエブの乾燥。 なお、前記C、D、Eの場合、再度高速水流の
噴射をなすのは、繊維交絡の強度をさらに向上さ
せるためである。 なお、本発明の方法によりえた開孔不織布であ
る表面材1は、使用目的により、表面材1の裏面
に親水性繊維からなる繊維層、好ましくは前記高
速水流の噴射により繊維交絡した不織布または融
着により繊維結合した不織布を一体的に複合して
もよい。この接合は、前記高速水流の噴射による
繊維交絡または融着による繊維結合のいずれかの
方法を採ることができる。 前述のような構成を有する表面材1は、第3図
に例示するように、生理用ナプキン、使い捨てお
むつ、失禁パツドなどの吸収性物品に用いられる
が、該物品は、基本的には、綿状パルプ、吸水紙
などの吸収体6の少なくとも上面に位置させ、か
つ、下面にプラスチツクフイルムなどの不透水性
シート7を位置させることにより構成され、その
他の具体的構成は公知のこの種の物品において開
示されている手段でなされる。ちなみに、表面材
1の裏面に親水性繊維層を一体に複合したものに
あつては、表面材1と吸収体6の上面との間に該
繊維層が位置するようになることはいうまでもな
い。 第3図に示すように、表面材1が吸収性物
品に用いられた状態で、体液が表面材1の或る面
域に排泄されると、該面域の各開孔2から吸収体
6に吸収されるが、各開孔2はそれらの領域縁の
繊維が溶融され実質的に完全な状態になつている
ので、体液の吸収体への吸収が迅速になされる。
また、吸収された体液は、表面材1を形成する非
開孔領域3の繊維が疎水性、繊径が10μ以下で目
付が10g/m2以上であり、かつ、開孔2の最短径
0.3〜2gで開孔率が10〜50%であるので、該表
面材から逆戻りすることがない。 また、非開孔領域3は、非常に細い繊維で比較
的高密度になつているとはいえ、繊維の集合から
なるので、通気性を有する。 (実施例) 第1表に示すとおりである。ただし、第1表中
の実施例1〜7は前記第1の方法で表面材(第6
図参照)を製造した。 第2表には第1表に示した実施例の性能と、比
較例の性能とを示した。 比較例1は本出願人が使い捨ておむつに用いて
いる表面材であつて、これは、1.5d×5gのレー
ヨン繊維50重量%と、1.4d×44gのポリエステル
繊維50重量%とからなる30g/m2の不織布であ
り、高速水流の噴射処理で繊維交絡させて形成し
たものである。 比較例2はA社が使い捨ておむつに用いている
表面材であつて、これは、25g/m2のポリエチレ
ンフイルムからなり、0.5gφ、1g間隔の多数
の開孔を有し、その開孔率が20%のものである。 第2表に示した性能は、次のテスト法によつ
た。 (1) 透過性 綿状木材パルプからなる吸収体の上面に試料
(表面材)を置き、その上からビーカーに入れ
た人工尿5mlを一挙に注ぎ、試料を完全に透過
するのに要した秒数を測定した。 (2) リウエツト性 100gの綿状木材パルプからなる吸収体の上
面に試料を置き、その上からビユレツト人工尿
をその吸収体の重量の5倍量を注いだ後、その
上面にゴム質の人工皮膚シートを重ね、さらに
その上面に100g、7gの平板の重りをかけ、
3分経過後にその重りを取り除き、人工皮膚シ
ートに付着した人工尿量を測定した。 (3) ドライタツチ性 前記リウエツト測定後の試料の上から掌でさ
わり、その濡れ具合いをテストした。
【表】
【表】 (発明の効果) 本発明の表面材の製法によれば、体液の素早い
透過性、ドライタツチ性、リウエツト防止性、肌
ざわりといつた相反する性能、さらには通気性を
も同時に満足させる表面材を得ることができ、し
かも、体液透過の誘導部となる開孔の領域縁は溶
融することにより形成するので、該開孔領域縁か
ら繊維がほつれて毛羽立つたり破損するようなこ
とがなく、全体の強度が常に維持される表面材を
うることができる。さらに、前記性能を有する表
面材を比較的簡単に、しかも、工業的に安定して
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明製法による表面材の部分斜視
図、第2図は第1図の部分断面図、第3図は前記
表面材を吸収性物品のそれとして適用した状態の
部分断面図、第4図A,Bは前記表面材を高速水
流の噴射処理で形成する場合に用いる支持体を示
す部分斜視図、第5図は高速水流の噴射処理によ
り開孔を形成したのみで、その開孔を炙り処理に
より完全にしてない状態の表面材である繊維不織
布の組織の部分拡大平面を示す図面代用写真、第
6図は第5図の開孔を炙り処理した状態の表面材
である繊維フシヨクフの組織の部分拡大平面を示
す図面代用写真。 1……表面材、2……開孔、3……非開孔領
域、4……開孔形成要素、5……支持体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 吸収性物品に用いるための多数の開孔を有す
    る不織布からなる表面材の製法において、前記表
    面材として、繊径が10μ以下で目付が10g/m2
    上である熱溶融疎水性の繊維ウエブを用い、該繊
    維ウエブを高速水流で噴射処理することにより繊
    維交絡させ、かつ、繊維を分配させて開孔率が10
    〜50%で開孔最短径が0.3〜2gである開孔を賦
    与する工程と、該繊維ウエブを火炎で炙り処理す
    ることにより該開孔領域内に残存する繊維を溶融
    ないし焼除する工程とを含むことを特徴とする前
    記表面材の製法。 2 前記炙り処理は前記繊維ウエブの湿潤状態に
    おいて行う特許請求の範囲第1項記載の吸収性物
    品の表面材の製法。 3 前記繊維交絡および前記開孔賦与は、所定間
    隔をおいて配置した開孔形成要素を有する支持体
    上において行う特許請求の範囲第1項記載の吸収
    性物品の表面材の製法。 4 前記炙り処理は前記繊維交絡および開孔賦与
    の工程中の前記支持体上で行う特許請求の範囲第
    3項記載の吸収性物品の表面材の製法。 5 前記炙り処理ののち再び前記支持体上で前記
    噴射処理する特許請求の範囲第4項記載の吸収性
    物品の表面材の製法。 6 前記表面材が繊維交絡により形成されている
    特許請求の範囲第1項記載の吸収性物品の表面材
    の製法。
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