JPH0449026A - 液晶性ポリマーフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

液晶性ポリマーフィルムおよびその製造方法

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JPH0449026A
JPH0449026A JP16034090A JP16034090A JPH0449026A JP H0449026 A JPH0449026 A JP H0449026A JP 16034090 A JP16034090 A JP 16034090A JP 16034090 A JP16034090 A JP 16034090A JP H0449026 A JPH0449026 A JP H0449026A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、異方性溶融物を形成する液晶性ポリマーで構
成され、機械的異方性、表面平滑性および寸法安定性か
改善された液晶性ポリマーフィルムおよびその製造方法
に関する。
[従来の技術と発明か解決しようとする課題]磁気記録
媒体用ベースフィルムなどの工業用フィルムとして、ポ
リエチレンテレフタレートフィルムか汎用されている。
このポリエチレンテレフタレートフィルムは、磁気記録
媒体用ベースフィルムに要求される特性、例えば、磁気
記録層を精度よく形成し、データを精度よく記録・再生
するための表面平滑性に優れている。一方、フィルムの
表面平滑性か高くなるにつれて、摩擦係数が大きくなり
、走行性安定性か低下すると共に、フィルムが摩耗し易
くなり、摩耗粉の発生により耐久性が低下する。そこで
、前記磁気記録媒体は、通常、フィルムの一方の面に磁
気記録層を杉成し、他方の面に、滑り性を付与するため
、摩擦係数の小さなバックコート層を形成している。
しかしながら、フィルムにバックコート層を形成すると
、磁気記録媒体のコストが高くなる。また、フィルムの
特性は主に構成ポリマーにより支配されるので、ポリエ
チレンテレフタレートを素材とする限り、機械的特性な
どをさらに高めるには限度がある。また、ポリエチレン
テレフタレートフィルムは線膨脹係数が大きく、寸法安
定性が十分でない。
一方、異方性溶融物を形成する液晶性ポリマすなわちサ
ーモトロピック液晶性ポリマーは、エンジニアプラスチ
ックの領域に属し、機械的性質、寸法安定性、耐薬品性
、耐熱性および電気的特性などが優れており、各種の分
野における要求性能を満足するフィルム用素材として注
目されている。
しかしながら、この液晶性ポリマーは、フィルム成形に
より高弾性率のスプリットファイバーが得られること(
特公昭80−42287号公報参照)からも明らかなよ
うに、配向性が高く、フィルムの縦方向、すなわち引取
り方向(以下、MD力方向いう)と、MD力方向直交す
る幅方向(以下、TD力方向いう)の特性、特に機械的
特性が著しく相違し、異方性が大きい。
そこで、機械的強度が大きく、異方性の小さな液晶性ポ
リマーフィルムを製造する方法として、特公昭6B−3
3450号公報及び特開昭8i−102234号公報に
は、インフレーション法によるフィルム成形時に、MD
力方向よびTD力方向延伸することが開示されている。
しかしながら、液晶性ポリマーの溶融粘度が小さいため
か、これらの方法では、ブロー比を大きくてきなかった
り、成形安定性が十分でなく、得られたフィルムは未だ
異方性が大きい。特に、液晶性ポリマーの強い配向性に
起因するためか、得られたフィルムには、多数の皺が生
成し易く、表面平滑性が低下する。特に、前記磁気記録
媒体用ベースフィルムの薄膜化の要望に応えるため、フ
ィルムの厚みを小さくする場合には、皺が数多く発生し
表面粗さが著しく大きくなる。また、フィルムの表面粗
さが著しく大きくなると、磁気記録層を精度よく形成て
きななる。
従って、本発明の目的は、厚みか小さくても表面平滑性
に優れると共に、機械的異方性が小さく、高弾性率高強
度の液晶性ポリマーフィルムを提供することにある。
本発明の他の目的は、前記の如き優れた特性を示す液晶
性ポリマーフィルムの製造方法を提供することにある。
[発明の構成〕 上記目的を達成するため、本発明は、異方性溶融物を形
成する液晶性ポリマーて構成されたフィルムであって、
少なくとも一方の面の表面粗さRaが10〜50rvで
ある液晶性ポリマーフィルムを提供する。
また、本発明は、異方性溶融物を形成する液晶性ポリマ
ーをインフレーション法によりフィルム成形する方法で
あって、液晶性ポリマーを含む溶融物と、該液晶性ポリ
マーに対して非接着性の熱可塑性ポリマーを含む溶融物
とをダイ内に供給し、各溶融物を積層状態で合流させて
環状スリットから押出し、生成した筒状フィルムを延伸
した後、非接着性熱可塑性ポリマー層を液晶性ポリマー
層から剥離する液晶性ポリマーフィルムの製造方法を提
供する。
本明細書において、液晶性ポリマーとは、加熱によって
軟化流動し成形可能となり、かつ溶融時に複屈折を有す
る異方性溶融相を示すサーモトロピック液晶ポリマーと
その組成物を意味する。
またフ仁ルムとは、当該技術分野でシート等と呼ばれる
ことのある比較的薄く、実質的に平らな構造物全てを含
む意味に用いる。
まt:、表面rflすRaとは、JIS  B  06
(Elに規定する表面粗さを意味する。
本発明のフィルムを構成する液晶性ポリマーとしては、
例えば、F記の構成成分からなるポリマーが挙げられる
(1)芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸の一種
又は二種以上 (2)芳香族ノオール、脂環族ジオール、脂肪族ジオー
ルの一種又は二種以上 (3)芳香族ヒドロキシカルボン酸の一種又は二種以上 (4)芳香族チオールカルボン酸の一種又は二種以上 (5)芳香族ジチオール、芳香族チオールフェノールの
一種又は二種以上 (6)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミンの一種
又は二種以上。
上記構成成分からなる液晶性ポリマーは、i)構成成分
(1)と(2)とからなるポリエステル、ll)構成成
分(3)からなるポリエステル、1it)構成成分(1
)と(2)と (3)とからなるポリエステル、 Iv)構成成分 (4)からなるポリチオールエステル
、V)構成成分(1)と(5)とからなるポリチオール
エステル、 vi)構成成分(1)と (4)と(5)とからなるポ
リチオールエステル、 vii)構成成分(1)と (3)と(6)とからなる
ポリエステルアミド、 vlij)構成成分(1)と (2)と (3)と(6
)とからなるポリエステルアミド などの組合せとして選択される。
前記芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、4.
4’−ジフェニルジカルボン酸、44′−トリフェニル
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフ
ェニルエーテル−4゜4′−ジカルボン酸、ジフェノキ
シエタン−44′−ジカルボン酸、ジフェノキシブタン
−4゜4′−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−4゜4
′−ジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルエーテル
−3,3′−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−3,
3′−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−3,3′−ジ
カルボン酸、ナフタレン1.6−ジカルボン酸などの芳
香族ジカルボン酸;芳香族ジカルボン酸のアルキル、ア
ルコキシまたはハロゲン置換体、例えば、クロロテレフ
タル酸、ジクロロテレフタル酸、ブロモテレフタル酸、
メチルテレフタル酸、ジメチルテレフタル酸、エチルテ
レフタル酸、メトキンテレフタル酸、エトキシテレフタ
ル酸などが挙げられる。
脂環族ジカルボン酸としては、トランス−1゜4−ンク
ロヘキサンンカルボン酸、シス−1,4ンクロヘキサン
/カルボン酸、1.3−シクロヘキサンジカルボン酸な
との脂環族ジカルボン酸脂環族ジカルボノ酸のアルキル
、アルコキンまたはハロゲン置換体、例えば、トランス
−1,4(1−メチル)ンクロヘキサンジカルボン酸、
トランス−1,4−(1−クロロ)シクロヘキサンジカ
ルボン酸なとが挙げられる。
芳香族ジオールとしては、/\イドロキノン、レゾルノ
ン、4.4′ −ジヒドロキシジフェニル、4.4″−
ジヒドロキントリフェニル、2,6ナフタレンジオール
、4,4′ −ジヒドロキシジフェニルエーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェノキシ)エタン、3.3′ −ジ
ヒドロキシジフェニル、3.3′ −ジヒドロキンジフ
ェニルエーテル、1.6−ナフタレノンオール、2,2
−ビス(4ヒドロキノフエニル)プロノ々ン、]、]1
−ビス4−ヒドロキンフェニル)メタンなどの芳香族ジ
オール、芳香族ジオールのアルキル、アルコキシまたは
ハロゲン置換体、例えば、クロロ/Xイドワキノン、メ
チルハイドロキノン、1−ブチルハイドロキノン、フェ
ニルハイドロキノン、メトキンハイドロキノン、フェノ
キンハイドロキノン、4−クロロレゾルンノ、4−メチ
Jレレゾルンンなどが挙げられる。
脂環族ジオールとしては、トランス−1,4/クロヘキ
サンジオール、ンスー14−シクロヘキサンジオール、
トランス−1,4−シクロヘキサンジメタツール、トラ
ンス−1,3−シクロヘキサンジオール、シス−1,2
−ンクロヘキサンジオール、トラノスー13−シクロヘ
キサンジメタツールなとの脂環族フォール。脂環族ジオ
ルのアルキル、アルコキシまたはノ\ロゲ/置換体、例
えば、トランス−1,,4−(1−メチル)シクロヘキ
サンジオール、トランス−1,4(1−クロロ)シクロ
ヘキサンジオールなどが挙げられる。
脂肪族ジオールとしては、エチレングリコール、13−
プロパンジオール、】、4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコールなどの直鎖状又は分岐状脂肪族ジオール
か挙げられる。
芳香族ヒドロキシカルボン酸としては、4−ヒドロキシ
安息香酸、3−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸など
の芳香族ヒドロキシカルボン酸;芳香族ヒドロキシカル
ボン酸のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換体、
例えば、3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、2,6−シメチ
ルー4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ−4−ヒド
ロキシ安息香酸、3.5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−5−メチル−2−ナフトエ
酸、6−ヒドロキシへ5−メトキシ−2−ナフトエ酸、
3−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、2,3−ジクロ
ロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3.5−ジクロロ−4−
ヒドロキシ安息香酸、2.5−ジクロロ−4−ヒドロキ
シ安息香酸、3−ブロモ−4−ヒドロキシ安息香酸、6
−ヒドロキシ−5−クロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒト
ロキシー7−クロロー2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ
−5,7−ジクロロ−2−ナフトエ酸などが挙げられる
芳香族メルカプトカルボン酸としては、4−メルカプト
安息香酸、3−メルカプト安息香酸、6メルカブトー2
−ナフトエ酸、7−メルカブトー2−ナフトエ酸などが
挙げられる。
芳香族ジチオールとしては、ベンゼン−1,4−ジチオ
ール、ベンゼン−1,3−ジチオール、ナフタレン−2
,6−ジチオール、ナフタレン2.7−ジチオールなど
が挙げられる。
芳香族メルカプトフェノールとしては、4−メルカプト
フェノール、3−メルカプトフェノール、2−メルカプ
トフェノールなどが挙げられる。
芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミンとしては、4
−アミノフェノール、N−メチル−47ミノフエノール
、1,4−フェニレンジアミン、N−メチル−1,4−
フェニレンジアミン、N。
N′−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、3−ア
ミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノール、
2−クロロ−4−アミノフェノール、4−アミノ−1−
ナフトール、4−アミノ−4′−ヒドロキンジフェニル
、4−アミノ−4′−ヒドロキンジフェニルエーテル、
4−アミノ−4′−ヒドロキンジフェニルメタン、4−
アミノ4′−ヒドロキンンフェニルスルフィド、4゜4
′−ノアミノフェニルスルフィド(チオジアニリン)、
4.4’  −ジアミノジフェニルスルホン、2.5−
ジアミノトルエン、4.4′〜エチレンジアニリン、4
.4′ −ジアミノジフェノキシエタン、4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン(メチレンジアニリン)、4.
4’ −ジアミノジフェニルエーテル(オギンジアニリ
ン)などが挙げられる。
前記各構成成分からなる前記ポリマーj)ないしvi 
i i)は、構成成分及びポリマー中の組成比、シーケ
ノス分布によっては、溶融時に複屈折を有しないものも
存在するが、本発明で用いられるポリマーは上記ポリマ
ーのうち溶融時に複屈折を有するものに限られる。
なお、前記以外の液晶性ポリマーには、芳香族ポリアゾ
メチンが含まれる。芳香族ポリアゾメチンの具体例とし
ては、ポリにトリローマ−メチル−1,4−フエニレン
ニトリロエチリジン−1゜4〜フエニレンエチリノノ)
、ポリにトリフ2−メチル−1,4−7二しレンニトリ
ロメチリジン−1,4−フェニレンメチリジン)、及び
ポリにトリロー2−クロロ−14−フェニレンニトリロ
メチリジン−1,4−フェニレンメチリジン)などが挙
げられる。
さらに前記以外の液晶性ポリマーにはポリエステルカー
ボネートか含まれる。このポリマーは本質的には4−オ
キ/ヘンジイル単位、ジオキンフェニル単位、ノオキシ
力ルボニル単位ルびテレフタロイル単位を含んでいる。
前記各液晶性ポリマーは、従来公知の方法で製造するこ
とかできる。
好ましい異方性溶融相を歴数するポリエステルは、6−
ヒドロキン−2−ナフトイル、26ジヒドロキンナフタ
レン及び2,6−ジカルボキンナフタレンなどのナフタ
レン単位を約10モル%以上含有する。
好ましいポリエステルアミドは、上記ナフタレン単位と
、4−アミノフェノール又は1,4−フェニレンジアミ
ンからなる単位との反復単位を含有する。具体的には以
下の通りである。
(A)本質的に下記反復単位[N及び[]からなるポリ
エステル: 濃度の量で存在する。また環に結合している水素原子の
少なくとも一部は、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、フェニル基、置換フェニル基及びこれらの組
み合せからなる群から選ばれた置換基で置換されていて
もよい。
(B)本質的に下記の反復単位〔■〕、[I[[]及び
[rV]からなるポリエステル: このポリエステルは、単位[1]を約10〜90モル%
及び単位[II]を約10〜90モル%含有する。−態
様において単位[1]は約65〜85モル%(例えば、
約75モル%)の量まで存在する。他の態様において、
単位[II]は約15〜35モル%、好ましくは約20
〜30モル%の低二のポリエステルは単位[11]を約
30〜70モル%含有する。このポリエステルは、好ま
しくは、単位[11]を約40〜60モル%、単位[I
II]を約20〜30モル%及び単位[■コを約20〜
30モル%含有する。また環に結合している水素原子の
少なくとも一部は、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、フェニル基、置換フェニル基及びこれらの組
み合せからなる群から選ばれた置換基により置換されて
いてもよい。
(C)本質的に下記反復単位[1]、CITE、[V]
及び[VI]からなるポリエステル(式中、Rはメチル
基、塩素、臭素原子またはこれらの組み合せを意味し、
芳香環上の水素原子に対する置換基である) このポリエステルは、単位[11]を約20〜60モル
%、単位[IV]を約5〜35モル%、単位[V]を約
5〜18モル%及び単位[Vl]を約20〜40モル%
含有する。このポリエステルは、好ましくは、単位[0
]を約35〜45モル%、単位[rV]を約15〜25
モル%、単位[V]を約10〜15モル%及び単位[V
I]を約25〜35モル%含有する。たたし、単位[r
V]と[V]の合計モル濃度は単位[VI]のモル濃度
に実質的に等しい。また、環に結合している水素原子の
少なくとも一部は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
1〜4のアルコキン基、ハロゲン原子、フェニル基、置
換フェニル基及びこれらの組み合せからなる群から選ば
れた置換基により置換されていてもよい。この完全芳香
族ポリエステルは、一般に、温度60℃でペンタフルオ
ロフェノールに0゜3W/V%の濃度で溶解したとき、
少なくとも2OdJ/g、例えば2.0〜10.OdJ
/gの対数粘度を示す。
(D)本質的に下記反復単位[I]、[nl、[■]及
び[■]からなるポリエステルニ一般式+0−Ar−0
+[■] (式中、A「は少なくとも1個の芳香族環を含む2価基
を意味する)で示されるジオキシアリール単位 (式中、Arは前記に同じ)で示されるジカルボキシア
リール単位 このポリエステルは、単位[I]を約20〜40モル%
、単位[11]を10モル%を越え、約50モル%以下
、単位[■]を5モル%を越え、約30モル%以下、及
び単位[■]を5モル%を越え、約30モル%以下の量
で含有する。このポリエステルは、好ましくは、単位[
Nを約20〜30モル%、例えば、約25モル%、単位
[II]を約25〜40モル%、例えば、約35モル%
、単位[■コを約15〜25モル%、例えば、約20モ
ル%、及び単位[■コを約15〜25モル%、例えば、
約20モル%含有する。また、環に結合している水素原
子の少なくとも一部は、炭素数1〜4のアルキル基、炭
素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基
、置換フェニル基及びこれらの組み合せからなる群から
選ばれた置換基で置換されていてもよい。
単位[■コと[■コは、ポリマー主鎖内てこれらの単位
を両側の他の単位に結げている2価の結合が、1または
2以上の芳香環上で対称的配置にある(例えば、ナフタ
レン環上に存在するときは互いにバラの位置か、または
対角環上に配置されている)と言う意味で対称的である
のが好ましい。
ただし、レゾルシノール及びイソフタル酸から誘導され
るような非対称単位も使用できる。
好ましいジオキンアリール単位[■]はであり、好まし
いジカルボキシアリール単位[■]は である。
(E)本質的に下記反復単位[N、[■コ、[■Jから
なるポリエステルニ 一般式−4:o−Ar−C)+     [■](式中
、Arは前記に同し)で示されるジオキシアリール単位 (式中、Arは前記に同し)で示されるジカルボキシア
リール単位 このポリエステルは、単位[1]を約10〜90モル%
、単位[■]を5〜45モル%及び単位[■]を5〜4
5モル%の量で含有する。このポリエステルは、好まし
くは単位[1]を約20〜80モル%、単位[■コを約
10〜40モル%及び単位[■]を約10〜40モル%
含有する。さらに好ましくは、このポリエステルは、約
60〜80モル%の単位[■]、約10〜20モル%の
単位[■]、及び約10〜20モル%の単位[■]を含
有する。また環に結合している水素原子の少なくとも一
部は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアル
コキン基、ハロゲン原子、フェニル基、置換フェニル基
及びこれらの組み合せよりなる群から選ばれた置換基で
置換されていてもよい。
好ましいジオキシアリール単位[■]はであり、好まし
いジカルボキシアリール単位[■]は である。
(F)本質的に下記反復単位[I]、[IK]、[X]
及び[■]からなるポリエステルアミド:O〇 一般式(C−A−C→    [IX](式中、Aは少
なくとも1個の芳香環を含む2価基tたは2&lliト
ランス−シクロヘキサン基を意味する)で表わされる単
位 一般式+Y−Ar−Zす   [X] (式中、Arは前記に同じ。Yは0、NHまたはNR,
ZはNHまたはNRをそれぞれ意味し、Rは炭素数1〜
4のアルキル基またはアリール基を意味する)で表わさ
れる単位 一般式+0−Ar−0+[■] (式中、Arは前記に同じ)で表わされるジオキシアリ
ール単位 このポリエステルアミドは、単位[I]を約10〜90
モル%、単位[IX]を5〜45モル%、単位[X]を
5〜45モル%、及び単位[■]を約0〜40モル%の
量で含有する。また環に結合している水素原子の少なく
とも一部は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
のアルコキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、置換フェ
ニル基及びこれらの組み合せよりなる群から選ばれた置
換基より置換されていてもよい。
好ましいジカルボキシアリール単位[IX]はであり、
好ましい単位[X] は てあり、好ましいジオキシアリール単位[■コはである
本発明の異方性溶融相を形成するポリマーには、一つの
ポリマー鎖の一部が前記異方性溶融相を形成するポリマ
ーのセグメントから構成され、残りの部分が異方性溶融
相を形成しない熱可塑性樹脂のセグメントから構成され
るポリマーも含まれる。
前記液晶性ポリマーの中で好ましいポリマーは、完全芳
香族ポリエステルおよび完全芳香族ポリエステルアミド
である。
完全芳香族ポリマーは、一般溶剤には実質的に不溶であ
る傾向を示し、従って、溶液加工には適さない。しかし
ながら、これらのポリマーは通常の溶融加工法により容
易に加工することかできる。
なお、特に好ましい完全芳香族ポリマーはペンタフルオ
ロフェノールにはいくらか可溶である。
液晶性ポリマーは、成膜性などを損わない範囲で適宜の
分子量を有していてもよい。例えば、好適な完全芳香族
ポリエステルは、通常重量平均分子量が約2.000〜
200.000 、好ましくは約10.110(1〜5
0.000、特に好ましくは約20.000〜25.0
00である。また好適な完全芳香族ポリエステルアミド
は、通常、分子量が約5.000〜50.000、好ま
しくは約10、(100〜30.000、例えば、15
,000〜17.000である。
分子量の測定は、ゲルパーミェーションクロマトグラフ
ィーならびにその他のポリマーの溶融形成を伴なわない
標準的測定法、例えば圧縮成形フィルムについて赤外分
光法により末端基を定量することにより実施できる。ま
たペンタフルオロフェノール溶液にして光散乱法を用い
て分子量を測定することもできる。
完全芳香族ポリエステルアミドは、温度60℃でペンタ
フルオロフェノールに0.1重量%濃度て溶解したとき
、一般に、少なくとも約2.OdJ/g、例えば約2.
0〜10.0dJ/gの対数粘度(+、V、)を示す。
前記完全芳香族液晶性ポリマーの中で好ましい液晶性ポ
リマーは、前記一般式[1]および[■コで表わされる
反復構成単位を少なくとも60モル%以上含む完全芳香
族ポリエステル(^)(D)、特ニ一般式[1]及び[
II]で表わされる反復構成単位100モル%の完全芳
香族液晶性ポリマー(^)である。このようなポリマー
は、一般に他の液晶性ポリマーよりも機械的特性、寸法
安定性、耐薬品性、耐熱性および電気的特性に優れてい
る。
液晶性ポリマーは、通常、熱変形温度が80〜400℃
、好ましくは120〜350℃程度であり、耐熱性に優
れる。特に熱変形温度150〜250℃の液晶性ポリマ
ーは成膜性に優れるので好ましい。
本発明の液晶性ポリマーフィルムは前記液晶性ポリマー
単独で形成されていてもよく、その他の異方性溶融相を
形成するポリマー、異方性溶融相を形成しない熱可塑性
樹脂;熱硬化性樹島:可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤、発泡剤、架橋剤、滑
剤などの添加剤;無機繊維、ウィスカー、炭酸カルシウ
ム、高分散性けい酸、アルミナ、水酸化アルミニウム、
タルク粉、マイカ、硫酸バリウムなどの充填剤などを含
有するポリマー組成物で形成されていてもよい。なお、
ポリマー組成物中の異方性溶融相を形成するポリマーと
他の成分とは熱力学的に相溶していてもよい。
前記ポリマー組成物中、液晶性ポリマーは少なくとも5
0重量%、好ましくは少なくとも80重量%含有される
液晶性ポリマーフィルムの膜厚は、用途に応じて選択で
き、通常、1〜500p、好ましくは2〜250−程度
である。なお、本発明の液晶性ポリマーフィルムは、そ
の厚みの如何に拘らず、表面平滑性が高い。
本発明の液晶性ポリマーフィルムの第1の特徴は、少な
くとも一方の面の表面粗さRaが10〜50nm、好ま
しくは15〜35n−である点にある。
フィルムの一方の面のみか前記表面粗さである液晶性ポ
リマーフィルムにおいて、他方の面の表面粗さは、通常
、50口額を越える値である。このような液晶性ポリマ
ーフィルムを、例えばビデオテープなどの磁気記録媒体
用ベースフィルムとして使用する場合には、表面粗さの
小さいフィルム面に磁気記録層などのコーティング層を
均一な膜厚に形成できる。また、表面粗さか大きい面に
より、滑り性及び走行性を高めることかでき、滑り性を
付与するためのバックコート層を形成する必要かない。
なお、表面粗さの大きなフィルム面の動摩擦係数は、例
えば、0.3μに以下、好ましくは0.25μに以下で
ある。
本発明の液晶性ポリマーフィルムの第2の特徴は、高弾
性率、高強度であり、機械的異方性か小さく、しかも寸
法安定性に優れている点にある。
本発明の液晶性ポリマーフィルムは、引張り弾性率をT
M(幻f/aj)、引張り強度をTS(kgf / c
Ii)とすると、例えば、下記の特性を有する。
(a)  T M  (kg f / cj)MD力方
向 6 X 10 ’ k’i f / cd以上、好
ましくは8 X 10 ’ −4X 105 kg f
 / cjTD方向1方向1向D方向Xo、5〜1.5
倍、好ましくはMD力方向TMXo、75〜125倍 (b) T S (h f / cIll)MD力方向
 3X103 klf/−以上、好ましくは3X103
〜7.5x ] 03に’jf/cjTD方向:MD方
向のTSxO,5倍以上、好ましくはMD力方向TSX
o、75〜1.25倍 このように本発明の液晶性ポリマーフィルムは、引張り
弾性率および引張り強度か大きく、しかも異方性が著し
く小さい。特に好ましい液晶性ポリマーフィルムは等方
性を示す。
本発明の液晶性ポリマーフィルムは、熱膨張係数か小さ
く寸法安定性に優れている。液晶性ポリマーフィルムの
熱膨張係数は、通常、 MD方向ニーlXl0 5〜+lXl0”/”C1好ま
しくは一5X10−6〜−I X 10−6/℃TD方
向ニーlX10=〜+2 X 10−5/’C1好まし
くはlX10−5〜+1.5X10−”/℃程度である
また、液晶性ポリマーフィルムは、膜厚25I#におい
て、酸素ガス及び炭酸ガス透過性が1.0cc/ rn
’・24時間・気圧以下、水蒸気透過率が約1゜5g/
rI+2・24時間・気圧以下であり、ガスバリア性に
も優れる。
少なくとも一方の面が表面平滑性に優れた本発明の液晶
性ポリマーフィルムは、このような特性を有するので、
前記磁気記録媒体用ベースフィルムに限らず、包装用フ
ィルム、写真フィルム、電気絶縁用フィルムなどの種々
の用途で使用できる。
なお、液晶性ポリマーフィルムの表面粗さRaは、製造
方法によって大きく変動する。例えば、通常のTダイ成
形法で製造された液晶性ポリマーフィルムの表面粗さR
aは、通常、25 On+i程度であり、インフレーシ
ョン法により製造された液晶性ポリマーフィルムの表面
粗さRaは、通常、80n−程度である。
本発明では、液晶性ポリマーと、液晶性ポリマーに対し
て非接着性の熱可塑性ポリマーとを用いるインフレーシ
ョン法により、表面粗さの小さな液晶性ポリマーフィル
ムを製造する。
非接着性熱可塑性ポリマーとしては、例えば、オレフィ
ン系ポリマー、ポリアルキレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート、ポリアミド、ボリアリレート、ポリアセタ
ール、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルサルホン、ポリサルホン、ポリフェニ
レンスルフィド、ポリフェニレンエーテルなどが挙げら
れる。これらのポリマーの中で、オレフィン系ポリマー
、ポリアルキレンテレフタレートが好ましい。
オレフィン系ポリマーとしては、例えば、ポリエチレン
、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポ
リ−4−メチルペンテン−1、アイオノマー、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体などが挙げられる。これらのオレフィン系ポリマ
ーの中で、ポリエチレン、特に高密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、ポリプロピレンか好ましい。
ポリアルキレンテレフタレートとしては、炭素数2〜6
程度のアルキレン基を有するポリマー特にポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、上記ア
ルキレン基の一部をシクロアルキレン基やエーテル基で
置換したポリマ例えば、ポリエチレンテレフタレートの
エチレングリコール成分の一部が1.4−シクロヘキサ
ンジメタツールやジエチレングリコールなどで置換した
いわゆるPET−G (イーストマンケミカル社製の商
品名ンが好ましい。
これらの非接着性の熱可塑性ポリマーは、一種又は二種
以上混合して使用できる。また、非接着性の熱可塑性ポ
リマーは、前記液晶性ポリマーと同様に、種々の添加剤
や充填剤などを含有するポリマー組成物としても使用で
きる。
以下に、本発明の液晶性ポリマーフィルムの好ましい製
造方法であるインフレーション成形法について、添付図
面を参照しなから説明する。
第1図は本発明の一例である液晶性ポリマーフィルムの
製造方法を示す概略図、第2図は第1図に示すインフレ
ーション成形法を示す概略断面図である。
図示する例では、前記液晶性ポリマー又はポリマー組成
物(以下、単に液晶性ポリマーという)を、ホッパー(
la)からスクリュー(2a)を備えた押出し機(3a
〉に供給して熱溶融し、押出し機(3a)に取付けられ
たインフレーションダイ(4)の環状流路(5a)に供
給する。また、非接着性熱可塑性ポリマー又はポリマー
組成物(以下、端に非接着性熱可塑性ポリマーという)
を、ポツパー(lb)からスクリュー(2b)を備えた
押出し機(3b〉に供給して熱溶融し、前記インフレー
ションダイ(4)の他の環状流路(5b)に供給する。
各環状流路(5a)(5b)はダイ(4)内で合流し、
吐出口である環状スリット(6)に至っている。液晶性
ポリマーの溶融物と非接着性熱可塑性ポリマーの溶融物
は、環状流路(5a) (5b)の合流部で積層状態で
合流し、環状スリット(6)から下方へ積層状態で押出
され、筒状フィルム(7)を形成する。図示する例では
、この筒状フィルム(7)は、内側の液晶性ポリマー層
(8a)と外側の非接着性熱可塑性ポリマー層(8b)
との積層フィルムとして形成されている。
なお、液晶性ポリマーの溶融押出し温度は、ポリマーの
構成単位の種類や組成比などに応じて選択できる。前記
好ましい液晶性ポリマーの溶融押出し温度は、例えば、
200〜400℃、好ましくは240〜340℃程度の
範囲から選択できる。
非接着性の熱可塑性ポリマーの押出し温度は、ポリマー
の種類に応して選択できるが、好ましい温度は、前記液
晶性ポリマーの押出し温度をTとするとき、T−50℃
以上、好ましくはT±50℃の範囲である。
環状スリット(6)の間隙、すなわちリップクリアラン
スは、通常02〜1.0mm、好ましくは0゜5〜4 
mm程度である。環状スリット(6)の直径は、成形す
るフィルムの幅に応して設定できるか、環状スリット(
6)の直径が大きすぎる場合には、筒状フィルム(7)
を安定して膨脹できない場合があり、フィルムの特性か
低下し易いのて、20C1#III+以下、好ましくは
120 mm以下である。
インフレーションダイ(4)に接続された気体供給パイ
プ(9)から、例えば、空気、窒素、炭酸ガスなどの気
体を筒状フィルムg)の中空部に供給して膨脹させ、バ
ブルと称される筒状フィルム(7)を引取り方向と直交
するTD力方向延伸すると共に、引取機のニップロール
(12a) (12b)で引取りなからドラフトをかけ
てMD力方向延伸する。
ダイ(4)から押出した筒状フィルムのは、膨脹させる
までの間、そのまま自然冷却してもよく、ニアリング(
10)などの冷却筒、加熱筒または保温筒などを通過さ
せてもよい。膨脹させるときのフィルム温度は、自然冷
却または保温筒を使用して調整するのが好ましい。
筒状フィルム(7)を膨脹させるときの好ましいフィル
ム温度は、通常、液晶性ポリマーの二次転移温度以上で
あって、かつ押出し温度よりも10〜100℃、特に2
0〜70℃程度低い温度である。
フィルム温度が低すぎる場合には、延伸効果が低下し、
高すぎる場合には、筒状フィルム(7)を均に膨脹させ
ることが困難である。
筒状フィルム(7)の延伸に際しては、液晶性ポリマー
層(8a)が非接着性熱可塑性ポリマー層(8b)で補
強されているので、延伸倍率を大きくすることかできる
。好ましい延伸倍率は、TDh向の延伸倍率、すなわち
ブロー比をDtd、MD力方向延伸倍率、すなわちトラ
フト比をDadとすると、Dtdは、1.5〜10倍、
好ましくは25〜6倍程度である。TD力方向延伸倍率
Didが1,5倍未満である場合には、延伸効果が小さ
く、10倍を越える場合には、筒状フィルム(7)か破
裂する場合かある。MD力方向延伸倍率Dadは、1.
5〜40倍、好ましくは5〜25倍程度である。MD力
方向延伸倍率Didか1.5倍未満である場合には、筒
状フィルム(7)を安定して膨脹させることが困難であ
り、40倍を越える場合には、MD力方向の配向か強く
異方性の大きなフィルムとなり品い。
また、好ましいDtdとDadとの比は、0〕≦Did
/Dad<2.5、特に 0.4≦D td/ D tid≦1.5程度である。
このような条件で延伸する場合には、液晶性ポリマーフ
ィルムの異方性か著しく改善され、等方性または等方性
に近いフィルムが得られる。
なお、TD力方向延伸倍率DidおよびMD力方向延伸
倍率Dadは、第2図に示されるように、ダイ(4)の
環状スリット(5)の直径をd、膨脹したバブル状の筒
状フィルム(7)の直径をD1環状スリット(5)から
の溶融物の吐出線速度をV、筒状フィルム(7)の引取
り速度をv、fta状スリント(5)の面積をS、フィ
ルムの断面積をSとするとき、下記式で表される。
DLd=d/D Dad−v/V−s/S この例では、インフレーションダイ(4)から下方へ押
出した筒状フィルム(7)の周囲にはニアリング(10
)が配置されているとともに、幅方向に延伸した筒状フ
ィルム(7)をガイド板(I+>で案内しながら、ニッ
プロール(12a) (12b)で引取っている。
延伸処理が施された後、自然冷却または保温筒を使用し
て、ニップロール(12a) (12b)を通過させる
ときのフィルム温度を調整するのか好ましい。
ニップロール(+28> (12b)を通過させるとき
の好ましいフィルム温度は、50〜170℃、特に70
〜150℃程度である。フィルム温度が低すぎる場合に
は、高弾性率を示す液晶性ポリマーから成形されるフィ
ルムに皺が発生し易く、高すぎる場合には、筒状フィル
ム(7)が融着し易い。
また、前記ニップロール(12a) (12b)で折畳
んだフィルムの両端を、ローラ(13)及び一対のロー
ラ(14a) (14b)を経た後、スリッタ(15)
でスリットしている。
そして、一対のローラ(tea) (16b)を経た積
層フィルムを、液晶性ポリマーフィルム(17a) (
17b)と非接着性熱可塑性ポリマーフィルム(17c
) (17d)とに剥離させ、液晶性ポリマーフィルム
(17aH17b)と非接着性熱可塑性ポリマーフィル
ム(17c) (+7d)とを、それぞれ巻き取りロー
ル(18a)(18b)(18C)(18d)に巻き取
っている。
前記のようにして液晶性ポリマー層(8a)と非接着性
熱可塑性ポリマー層(8b)とを積層した積層フィルム
としてダイ(4)から下方へ押出して、筒状フィルムq
)を引取り、かつ膨脹させる場合には、均一な延伸が可
能であり、液晶性ポリマーフィルム(17a) (17
b)の機械的異方性が著しく小さくなる。
すなわち、液晶性ポリマー層(8a)を非接着性熱可塑
性ポリマー層(8b)で補強できるので、筒状フィルム
のを自重により落しなから安定かつ均一に膨脹させ延伸
することができる。また、筒状フィルムのを膨脹させて
TD力方向延伸しながら、引取ってMD力方向延伸する
ので同時二軸配向が可能である。さらに、積層フィルム
を延伸した後、液晶性ポリマー層(8a)から非接着性
熱可塑性ポリマー層(8b)を剥離することにより、一
方の面の表面平滑性が高い液晶性ポリマーフィルム(1
7a) (17b)が得られる。しかも、非接着性熱可
塑性ポリマー層(8b)の剥離により、厚みの小さな液
晶性ポリマー (8a)が得られる。
これに対して、従来のように、液晶性ポリマーのみから
なる筒状フィルムをダイ(4)から上方へ押出す場合に
は、液晶性ポリマーの溶融粘度および溶融状態でのフィ
ルムの強度(腰)がオレフィン系ポリマーなどよりも小
さいので、溶融状態の筒状フィルムに自重が作用し、偏
肉し易い。また、ニアリングと接触し易く、均一な筒状
フィルムを形成することか困難である。さらに、膨脹に
伴ない筒状フィルムの薄肉部から破裂し易く、均一かつ
安定して膨脹させることが困難であるため、フィルムの
機械的異方性がさほど改善されない。しかも、液晶性ポ
リマーの強い配向性に起因して、フィルム表面の粗さが
大きくなる。特に薄膜のフィルムを製造する場合には、
表面粗さが顕著に大きくなる。
上記のようにして得られたフィルム(+72)(+7b
)には、必要に応して熱処理が施される。この熱処理は
、フィルムの緊張下または無緊張下で行なうことができ
る。熱処理は、適宜の雰囲気、例えば、空気、窒素、真
空雰囲気中、70〜300℃程度の温度で行なうことが
できる。熱処理の温度履歴サイクル、熱処理時間、張力
などは、フィルムの種類、必要とするフィルム物性に応
して設定できる。さらに、液晶性ポリマーフィルム(1
7a) (17b)には、コロナ放電処理などの表面処
理を施してもよい。
なお、図示する例では、筒状フィルムq)を下方へ押出
しているが、液晶性ポリマー層(8a)か非接着性熱可
塑性ポリマー層(8b)で補強されているので、筒状フ
ィルム(7)を上方へ押出しても、安定かつ均一に膨脹
させ延伸することができる。
さらに、筒状フィルムは、前記筒状フィルム(7)の積
層構造とは逆に、外面側の液晶性ポリマー層と内面側の
非接着性熱可塑性ポリマー層とて構成されていてもよい
さらに、前記インフレーション成形装置において、非接
着性熱可塑性ポリマーを溶融して押出す押出し機をさら
に付加し、かつダイ内で、液晶性ポリマー層の両面に非
接着性熱可塑性ポリマー層を積層状態で合流させてもよ
い。この場合、3層構造の積層フィルムからなる筒状フ
ィルムを形成できる。3層構造の筒状フィルムを前記と
同様にして延伸する場合には、両面の非接着性熱可塑性
ポリマー層による補強効果が大きい。従って、筒状フィ
ルムの引取りおよび膨張が容易であり、延伸倍率を高め
ることができると共に、延伸時の皺の発生や筒状フィル
ムの破断を防止できる。また、両面の非接着性熱可塑性
ポリマー層を液晶性ポリマー層から剥離させる場合には
、両面の表面平滑性が高く、さらに厚みの小さな液晶性
ポリマーフィルムが1られる。さらに、液晶性ポリマー
は、高い配向性に起因して、環状スリットからの押出し
に伴って自然にMD力方向強く配向する性質がある。従
って、液晶性ポリマーのみを用いて、液晶性ポリマー層
と非接着性熱可塑性ポリマー層を積層した積層フィルム
の場合と同じブロー比で同し厚みの液晶性ポリマーフィ
ルムを作製する場合には、MD力方向強く延伸する必要
があるので、TD力方向機械的強度が低下する。これに
対して、液晶性ポリマー層と非接着性熱可塑性ポリマー
層を積層した積層フィルムとして押出す場合には、剥離
により厚みの小さな液晶性ポリマーフィルムが得られる
ので、MD力方向延伸倍率を小さくでき、MD力方向T
D力方向機械的異方性が改善される。
なお、前記片面剥離や両面剥離により得られる液晶性ポ
リマーフィルムの厚みは、液晶性ポリマーと非接着性熱
可塑性ポリマーの吐出量を調整することにより制御でき
る。
[発明の効果] 本発明の液晶性ポリマーフィルムは、厚みが小さくても
表面平滑性に優れると共に、機械的異方性が小さく、大
きな弾性率および強度を示す。
また、本発明の液晶性ポリマーフィルムの製造方法は、
前記の如き優れた特性を示すフィルムを効率よく製造で
きる。
[実施例コ 以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する
実施例1 第1図に示すフィルム成形装置を用いて液晶性ポリマー
フィルムを作製した。すなわち、前記反復単位[1]お
よび[■]で構成されたポリエステル(^)からなる液
晶性ポリマー(ポリプラスチック轢製、商品名ヘクトラ
A900)のベレットを、予め150℃の温度で8時間
乾燥し、押出し機により、途中部で合流する2つの環状
流路を有するインフレーションダイの一方の環状流路へ
供給した。また、非接着性熱可塑性ポリマーとしてのポ
リプロピレン(宇部興産鞠製、商品名UBEポリプロR
E634)を他の押出し機を用いて、ダイの他方の環状
流路に供給し、液晶性ポリマー層の外側で合流させ、環
状スリットから2層構造の筒状フィルムとして下方へ押
出した。液晶性ポリマー層を内層とし、ポリプロピレン
層を外層として積層した筒状フィルムを引取りながら、
筒状フィルムの中空部に加圧空気を圧入し、ニップロー
ルで折り畳んた後、スリッタでスリットし、非接着性熱
可塑性ポリマー層を液晶性ポリマー層から剥離し、非接
着性熱可塑性ポリマーフィルムと液晶性ポリマーフィル
ムを、それぞれ巻き取りロールに巻き取った。
なお、押出し条件、フィルム成形条件は下記の通りであ
る。
押  出   し  方  向 : 下方液晶性ポリマ
ーの押出し温度 280℃ポリプロピレンの押出し温度
:260℃リップクリアランス・1.0mm 液晶性ポリマーとポリ プロピレンとの吐出量比=1.1 ブロー比(Dtd):5.0倍 ドラフト比(DIId) : 6.0倍実施例2 液晶性ポリマー層を外層、ポリプロピレンを内層とし、
かつ液晶性ポリマーとポリプロピレンとの吐出量比1.
2の条件で積層した筒状フィルムを押出す以外、実施例
1と同様にして、液晶性ポリマーフィルムをj零を二。
実施例3 液晶性ポリマー層を内層、ポリプロピレンを外層とし、
かつ液晶性ポリマーとポリプロピレンとの吐出量比2・
1の条件で積層した筒状フィルムを押出し、MD力方向
ドラフト比を12倍とする以外、実施例1と同様にして
、液晶性ポリマーフィルムを得た。
実施例“4 ポリプロピレンに代えて、ナイロン−6(ユニチカ伸製
、商品名ナイロン6  A1050)を用い、ナイロン
−6を260℃で押出す以外、実施例1と同様にして、
液晶性ポリマーフィルムを得た。
実施例5〜実施例9 実施例1のダイに代えて、途中部で順次合流する3つの
環状流路を有するインフレーションダイを用いた。また
、実施例1て用いた液晶性ポリマーを、押出し機により
、ダイの中間流路に供給し、実施例1のポリプロピレン
を、他の2つの押出し機により、ダイの中間流路の両側
の流路に供給し、溶融ポリマー層を順次合流させて、液
晶性ポリマー層を中間層とし、内外層をポリプロピレン
層とする3層構造の筒状フィルムを下方へ押出した。
筒状フィルムを引取りながら、筒状フィルムの中空部に
加圧空気を圧入し、ニップロールで折り畳んだ後、スリ
ッタでスリットし、両面の非接着性熱可塑性ポリマー層
を液晶性ポリマー層から剥離し、2つの非接着性熱可塑
性ポリマーフィルムと、1つの液晶性ポリマーフィルム
を、それぞれ巻き取りロールに巻き取った。
なお、押出し条件、フィルム成形条件を表1に示す。
実施例10および実施例11 筒状フィルムを上方へ押出し、表1に示す条件で延伸す
る以外、実施例5と同様にして、液晶性ポリマーフィル
ムを得た。
実施例12 ポリプロピレンに代えて、ポリエチレン(三井石油化学
工業■製、商品名ハイゼックス8000F)を用い、ポ
リエチレンを260℃で押出す以外、実施例5と同様に
して、液晶性ポリマーフィルムを得た。
実施例13 ポリプロピレンに代えて、前記実施例4のナイロン−6
を用いる以外、実施例5と同様にして、液晶性ポリマー
フィルムを得た。
比較例1 ポリプロピレンを用いることなく、液晶性ポリマーから
なる筒状フィルムを下方へ押出し、実施例1と同様にし
て、液晶性ポリマーフィルムを得た。
比較例2 ポリプロピレンを用いることなく、液晶性ポリマーから
なる筒状フィルムを上方へ押出し、実施例10と同様に
して、液晶性ポリマーフィルムを得た。
比較例3および比較例4 筒状フィルムを表2に示す条件で延伸する以外、比較例
1と同様にして、液晶性ポリマーフィルムを得た。
比較例5 実施例1の液晶性ポリマーのペレットを、予め150℃
の温度で8時間乾燥し、280℃の押出し温度で押出し
てTダイに供給すると共に、実施例1のポリプロピレン
を260℃の押出し温度で、押出してTダイに供給した
。Tダイ内で前記液晶性ポリマーを中間層、ポリプロピ
レンを両側層として合流させ、リップクリアランスQ、
21nmのTダイ押出し機から、3層構造のフィルムと
して押出し、トラフト比6.0倍の条件で引取った。次
いて、ポリプロピレン層を剥離することにより、液晶性
ポリマーフィルムを得た。
そして、得られた液晶性ポリマーフィルムの弓張り強度
を、引張り試験機(オリエンチック■製、テンンロノ)
を用い、引張り速度5mm/分、温度25℃で測定しt
二。
また、フィルムの表面粗さを、触針式表面粗さ計(−小
板研究所、サーフコーグ5E30C型)を用い、JIS
  B  0601に中心線表面粗さ(Ra)として定
義される値として、′F記の条件てMj定した。
触針先端の半径 2μm 荷重     、30馴g カットオフ値  0.25mm 測定長    ・2.0 +nm 測定方向   ・フィルムの幅方向 測定回数   。20回 計算方法   :測定値の大きな値3つと、小さな値3
つを除き、14個の値を平均して求めた。
フィルムの動摩擦係数を、温度20℃、相対湿度60%
の環境下で、下記のようにした測定した。
第3図に示されるように、供給ロール(21)に巻回し
た1/2インチ幅のテープ状フィルムを入口テンション
メータ(22)、直径6mm、表面粗さ0.20μmの
金属製固定軸(23)、および出口テンションメータ(
24)に掛は渡し、3.3011/秒の速度で巻き取り
ロール(25)で巻き取り、50m走行させる。人口テ
ンションT1を25gとし、出口テンションT2をテン
ンヨンメータ(24)で測定し、下記式により、動摩擦
係数を算出した。
なお、フィルムは、固定軸(23)に対して巻き付は角
度θ−180° (πrad ) 、すなわち、固定軸
(23)の中心点とフィルムの接点とを結ぶ線の角度が
180°て接触させた。
uK−(1/θ) i n (T2 /TI )= (
1/π)J n (T2 /25)製造条件、液晶性ポ
リマーフィルムの膜厚と共に、結果を、表1−1および
表1−2に示す。
なお、表中、LCPは液晶性ポリマー PPはポリプロ
ピレン、NYはナイロン−6、PEはポリエチレンを示
す。
(以下、余白) 表より明らかなように、各実施例の液晶性ポリマーフィ
ルムは、膜厚が小さくても表面平滑性、MD力方向びT
Dh向の引張り強度が著しく大きく、異方性か小さい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例である液晶性ポリマーフィルムの
製造方法を示す概略図、 第2図は第1図に示すインフレーション成彩法を示す概
略断面図、 第3図はフィルムの動摩擦係数測定装置を示す概略図で
ある。 (4)・・ダイ、(6)・・環状スリット、■・・筒状
フィルム、(8a)・液晶性ポリマー層、(8b)・・
・非接着性熱可塑性ポリマー層、(17a) (17a
)・一液晶性ポリマーフィルム、(17c) (17d
)・・非接着性熱可塑性ポリマーフィルム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、異方性溶融物を形成する液晶性ポリマーで構成され
    たフィルムであって、少なくとも一方の面の表面粗さR
    aが10〜50nmである液晶性ポリマーフィルム。 2、異方性溶融物を形成する液晶性ポリマーをインフレ
    ーション法によりフィルム成形する方法であって、液晶
    性ポリマーを含む溶融物と、該液晶性ポリマーに対して
    非接着性の熱可塑性ポリマーを含む溶融物とをダイ内に
    供給し、各溶融物を積層状態で合流させて環状スリット
    から押出し、生成した筒状フィルムを延伸した後、非接
    着性熱可塑性ポリマー層を液晶性ポリマー層から剥離す
    る液晶性ポリマーフィルムの製造方法。
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