JPH045002B2 - - Google Patents
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- JPH045002B2 JPH045002B2 JP58174085A JP17408583A JPH045002B2 JP H045002 B2 JPH045002 B2 JP H045002B2 JP 58174085 A JP58174085 A JP 58174085A JP 17408583 A JP17408583 A JP 17408583A JP H045002 B2 JPH045002 B2 JP H045002B2
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Description
(発明の分野)
本発明は有効成分としてリパーゼを含有するこ
とを特徴とする頭髪用化粧料に関する。 さらに詳しくは、フケ・痒みを防止し、養毛、
育毛に効果を奏する頭髪用化粧料に関するもので
ある。 (発明の背景) 生涯を通じてふさふさした髪を、ということは
人類の共通の夢である。しかして、従来から各種
の養毛組成物を含む養毛化粧料が脱毛症の予防や
治療に用いられている。脱毛症には種々の症状が
あり、その原因や脱毛の機作などは十分には解明
されていないが、総合的に見ると内分泌、自律神
経、血液循環等の変調により毛細血管系、毛のう
系、表皮皮膚等の部位に何らかの異常が生ずるこ
とと密接な関連があると考えられている。そこ
で、これらの異常を予防し、又は抑制する見地か
ら、頭髪用化粧料には各種の薬剤、例えば女性ホ
ルモン類ビタミン類、アミノ酸類、生薬エキス
類、各種の殺菌剤、角質溶解剤、感光色素のごと
き皮膚機能亢進剤、メントールのごとき末梢神経
刺激剤等が配合されている。しかしながら、脱毛
を抑制して発毛・養毛を促進し、さらには、ふけ
や痒みを抑制するのに真に有効な薬剤は未だ見出
されていない。 発明者らは真に有効な頭髪用化粧料を開発すべ
く研究を行なつた結果、リパーゼがきわめて効果
的にフケ・痒みを抑制し、さらには、養毛・育毛
効果をも有する事実を発見し、この知見に基づ
き、本発明を完成した。 発明者らは、まず健全な頭髪を有する者と、痒
み、ふけ、異常脱毛等の健全とは言えない頭髪を
有する者との夫々の頭皮における微生物相を詳細
に対比した結果、前者の頭皮においてはスタフイ
ロコツカス・キヤビテイスが単独で微生物相の大
部分を占めているのに反し、後者の頭皮では前者
の菌は殆ど見られず、その代りにスタフイロコツ
カス・エピデルミデイス(St・epidermidis)及
びピテイロスポラム・オバレ(Pityrosporum
ovale)等が主要な菌相として分布しているとい
う全く新しい知見を得た。そしてこの知見に基
き、スタフイロコツカス・キヤピテイスの菌体又
はその処理物等を含んで成る養毛化粧料の発明を
完成し、それと共に、このスタフイロコツカス・
キヤピテイスの菌体がリパーゼ活性及びテストス
テロン5α−リダクターゼ〔5α−リダクターゼと
略す(テストステロンを5α−ジヒドロテストス
テロンに還元する酸素)〕に対する阻害活性を有
することが明らかにし、これらの活性が育毛・養
毛効果と密接な関係があることを示唆した(昭和
57年第110395号特許出願明細書)。 また、発明者等は前記のリパーゼ活性及び5α
−リダクターゼ阻害活性と育毛・養毛効果との関
係を詳細に検討する間に、スタフイロコツカス・
キヤピテイスの有するリパーゼを油脂に作用せし
めた場合に生成する脂肪酸を主成分とするものが
強力な5α−リダクターゼ阻害活性を有するとい
う全く新しい知見を得、この知見に基き、スタフ
イロコツカス・キヤピテイスを油脂類に作用せし
めて得られる結果物もまた効果的な養毛・育毛作
用を有し、さらにはふけ、痒みをも抑制するとい
う事実をも発見するに至つた(昭和58年第7463号
特許出願明細書)。 発明者等はさらに研究をすすめ健全な頭髪を有
する者とふけ、痒み、異常脱毛等の健全とは言え
ない頭髪を有する者とのそれぞれの頭皮における
酵素活性状態を詳細に対比した結果、健全な頭髪
を有する者に比べ、不健全な頭髪を有する者にお
いてはスタフイロコツカス・キヤピテイス菌由来
のリパーゼのレベルが低下しているという知見を
得た。次いでスタフイロコツカス・キヤピテイス
の生産するリパーゼの諸性質を検討した結果、こ
のリパーゼが頭皮から分泌される脂質をきわめて
効率よく分解し、頭皮、毛根の健全化に寄与する
と同時に、脂質の分解により産生される結果物即
ち、脂肪酸類が5α−リダクターゼの阻害活性を
有するという全く新しい知見を見出した。 リパーゼ(Triacylglyeerol acylhydrolase
EI3.1.1.3)は生物界においてその存在があまねく
知られている。発明者らは、動物、植物ならびに
微生物に由来する種々のリパーゼについても広範
に調査、研究を行なつた結果、これらのリパーゼ
も上記と同様または類似の作用を有するという知
見を得た。この知見に基き、動物、植物ならびに
微生物由来のリパーゼをローシヨン・リンス・ト
リートメント・シヤンプーといつた態様で頭皮に
作用させることにより養毛ならびに発毛を促進さ
せるという全く新しい、いわゆるパイオコスメテ
イツクスの発明を完成するに至つたものである。 (発明の構成) この発明の頭髪化粧料は有効成分としてリパー
ゼを含有する。 頭皮から分泌される脂質を効果的に分解するも
のであればリパーゼの由来は特に限定されず、動
物性リパーゼ、植物性リパーゼ及び微生物性リパ
ーゼのいずれをも使用することができる。これら
のリパーゼの代表例として、植物性リパーゼであ
る米糖リパーゼ、動物性リパーゼであるブタ膵臓
リパーゼ、並びに微生物性リパーゼであるスタフ
イロコツカス・キヤピテイス、リゾプス・デレマ
ー及びキヤンデイダ・シンドラヒア等のリパーゼ
を挙げることができる。しかしながら、今まで見
出されている植物リパーゼは失活しやすく、又入
手も困難であるから、実際的見地からは動物性リ
パーゼ又は微生物性リパーゼを用いるのが望まし
い。これらのリパーゼは1種類のみ使用すること
も出来又複数種のリパーゼを組合わせて使用する
こともできる。 この発明においては、リパーゼは、高度に精製
したリパーゼの形で使用することもでき、又不所
望の副作用を惹起する不純物を含有しない限り
種々の程度に精製した粗酵素含有物の形で使用す
ることもできる。例えば、動物体、植物体、また
は微生物菌体もしくは培養液の抽出物、これらの
抽出物から塩析(例えば硫安塩析)、溶媒分画
(例えばアセトン沈澱、エタノール沈澱)等の常
法に従つて部分精製した粗酵素含有物、さらには
カラムクロマトグラフイー(例えばDEAEセルロ
ースを用いるカラムクロマトグラフイー)等によ
りさらに精製した酵素含有物を使用することがで
きる。 この発明の頭髪用化粧料は、前記のリパーゼ又
はリパーゼ含有物それ自体であつてもよいが、一
般には前記のリパーゼ又はリパーゼ含有物とその
他の成分とから構成される。リパーゼ又はリパー
ゼ含有物とその他の成分とから構成される化粧料
の例として、リパーゼ又はリパーゼ含有物を常用
の頭髪処理、例えばトリートメント剤、ローシヨ
ン剤、シヤンプー、リンス等と混合したものを挙
げることができる。 しかしながら、この発明の有効成分であるリパ
ーゼは使用時までその活性を充分に保持していな
ければならず、このめには、特にリパーゼ活性を
保持するめの条件を調えた製剤にすることが望ま
しい。このような製剤として液剤及び固体剤を挙
げることができ、液剤としては例えばリパーゼを
溶解して含有する水性溶液、リパーゼ含有物を粒
子として含有する懸濁液又は乳剤を挙げることが
できる。これらの液剤の基剤としては、リパーゼ
活性を維持するのに適する緩衝液、例えばPH5〜
PH9の燐酸緩衝液等を用いることができる。 この発明の化粧料は又、固体剤として製剤化す
ることもできる。この固体剤としては粉剤、マイ
クロカプセル剤、錠剤、顆粒剤、デイスク剤等を
挙げることができる。粉剤は、凍結乾燥法等の常
法に従つて製造されたリパーゼ又はリパーゼ含有
物の粉末を、リパーゼ活性に影響を与えない常用
の賦形剤、例えばタルク、ソルビトール、カオリ
ン、炭酸マグネシウム等と混合することにより製
造される。又、前記の錠剤、顆粒剤及びマイクロ
カプセル剤も、前記のリパーゼ又はリパーゼ含有
物及び前記の賦形剤等を用いて常法に従つて製造
することができる。デイスク剤は、吸水性デイス
ク、例えば紙デイスクに酵素溶液、例えばリパ
ーゼを溶解した燐酸緩衝液を含浸せしめ、これを
酵素の失活を最小にとどめることができる方法、
例えば低温真空乾燥、凍結乾燥等により乾燥する
ことにより製造することができる。 この発明の化粧料中に含有せしめるリパーゼの
量は特に限定されない。しかしながら、この化粧
料を錠剤又はデイスク剤として製剤化する場合に
は、これら錠剤又はデイスク剤には1個当り後に
詳細に説明する1回適用量、すなわち約0.001〜
50国際単位のリパーゼを含有せしめるのが、使用
上便利である。 この発明の化粧料の活性成分であるリパーゼの
1回適用量は0.001〜50国際単位であるのが好ま
しい。すなわち、発明者らが頭部のトリグリセリ
ドの総量を調査した結果、個人差はあるが約15〜
30μモルであつた。この量のトリグリセリドを分
解するためには、この発明の化粧料を頭部に適用
し、そして短時間後に洗い流す場合、例えばリパ
ーゼを含有する化粧料をトリートメントタイプで
使用する場合には、リパーゼの1回適用量を約1
〜50国際単位とするのが好ましい。50国際単位の
適用において安全性に全く問題がないことが発明
者等の試験(後述)により確認されている。又、
リパーゼを頭部に常任せしめる場合、例えばリパ
ーゼをローシヨンタイプとして適用する場合に
は、リパーゼの1回適用量を0.001〜2国際単位
とするのが好ましい。 この発明の化粧料の使用に当つては、液剤の場
合にはこれを必要に応じて水で稀釈して使用す
る。又粉剤、錠剤等の場合にはこれを水に溶解し
又は懸濁せしめて使用する。デイスク剤の場合に
はデイスクに含浸されたリパーゼを水に溶出して
使用する。このようにして調製したリパーゼ含有
液は、これを単独で使用することもでき、又トリ
ートメント剤、ローシヨン剤、シヤンプー、リン
ス等常用の頭髪処理剤と共に使用することもでき
る。 (発明の効果) 次に、この発明の効果を、推定作用機作と共に
説明する。なお以下に簡単に述べる脱毛等の発生
機作及びこの発明の頭髪化粧料による養毛機作は
実験的根拠を伴う推定であるが、仮に、脱毛等が
他の機作によるものであり、又この発明の頭髪化
粧料の養毛効果が他の機作により発揮されるもの
であつても、それによつてこの発明の効果が否定
されるものではなく、この発明の技術範囲が限定
されるものではない。 抜毛、脱毛、ふけ、痒みの原因については、ホ
ルモンのアンバランス説、栄養との関連説、脂漏
説、遺伝説等の種々の説があり確定していない
が、いずれにしても皮脂腺の発達と高い相関があ
ることは恐らく確実である〔稲葉益己、毎日ライ
フ、1981年11月号、26〜35頁;最新化粧品料学、
130頁(薬事日報社刊)、昭和55年;アダチ・ケン
ジら、Biochemical and Biophysical Research
Communication41(4)884〜890頁、(1970年);タ
カヤス・ススムら、Journal of Investigative
Darmatology74 187〜191頁(1980年)〕。すな
わち、頭部の皮脂腺が、栄養、ホルモン等によつ
て肥大してくると、該腺中に存在する5α−リダ
クターゼによりテストステロンがより強力な5α
−ジヒドロテストステロンに変換され、このもの
が血管を介して毛乳頭へ移行し、毛母細胞におけ
るアデニルサイクラーゼの活性を抑制して毛母細
胞の分裂を遅られ、その結果毛包が次第に退縮
し、このために毛が細くウブ毛化し、禿が発生す
るに至るとされている。 一方、ふけも、皮脂腺の肥大により多量に分泌
される皮脂が頭皮表面に滲出し、頭皮表面から剥
離した角質と混じり合つて発生する。この際、ふ
けは皮膚呼吸を阻害し、毛根部の栄養を阻害する
が、これも又禿の誘因になると考えられる。 このような抜毛、脱毛、ふけ等の発生機作を基
礎にして考えた場合、皮脂腺の賜質を分解するリ
パーゼ活性及び5α−リダクターゼ阻害活性は養
毛化粧品が有すべき重要な属性であり、且つ、前
記の両活性は頭髪化粧品の効果を科学的に評価す
る場合の一つの基準となるものである。 この発明に使用するリパーゼは先に述べたごと
く、頭皮に滲出付着した脂質を分解し、皮膚呼吸
の阻害を除く。また更に分解産物である脂肪酸類
が強力な5α−リダクターゼ阻害活性を有する
(後記参照)ために、前記のごとき機作を介して
養毛効果及びふけ、痒みを抑制する効果を発揮す
るものと考えられるが更に頭皮の微生物相が良好
な状態に制御され、これらの作用が総合され、ま
たは相乗して強力な養毛効果が発揮されるものと
考えられる。 本発明の頭髪用化粧料をヒトの頭皮に適用した
場合、強力な養毛効果を発揮する。 すなわち、本発明の化粧料を頭皮に適用した場
合、抜毛、脱毛が抑制され、うぶ毛化した頭髪が
健全化する、またふけの発生が抑制され、痒みが
防止される。 この発明の頭髪用化粧料は、ヒト及び動物に対
する安全性についは全く問題がない。すなわち、
実施例1によつて得られたスタフイロコツカス・
キヤピテイスのリパーゼ2500国際単位/0.02Mリ
ン酸緩衝液(PH8.0)1ml及びキヤンデイダ・シ
リンドラセアのリパーゼ5000国際単位/0.05Mリ
ン酸緩衝液(PH6.0)1mlのそれぞれの溶液20μ
径6mmの厚さ1mmのセルロースデイスクに浸みこ
ませて、ヒト10名の上腕内側及び脱毛した家兎4
羽の背部にのせ、テープで固定した。1日1回セ
ルロースデイスクの交換を行ない3日間にわたり
試験した結果、異常は全く認められなかつた。 なお、対照区として、同一のリン酸緩衝液及び
水を浸み込ませたセルロースデイスクを同様に固
定、交換した。 なお、各種脂肪酸のテストステロン5α−リダ
クターゼ阻害活性は次の通りである。
とを特徴とする頭髪用化粧料に関する。 さらに詳しくは、フケ・痒みを防止し、養毛、
育毛に効果を奏する頭髪用化粧料に関するもので
ある。 (発明の背景) 生涯を通じてふさふさした髪を、ということは
人類の共通の夢である。しかして、従来から各種
の養毛組成物を含む養毛化粧料が脱毛症の予防や
治療に用いられている。脱毛症には種々の症状が
あり、その原因や脱毛の機作などは十分には解明
されていないが、総合的に見ると内分泌、自律神
経、血液循環等の変調により毛細血管系、毛のう
系、表皮皮膚等の部位に何らかの異常が生ずるこ
とと密接な関連があると考えられている。そこ
で、これらの異常を予防し、又は抑制する見地か
ら、頭髪用化粧料には各種の薬剤、例えば女性ホ
ルモン類ビタミン類、アミノ酸類、生薬エキス
類、各種の殺菌剤、角質溶解剤、感光色素のごと
き皮膚機能亢進剤、メントールのごとき末梢神経
刺激剤等が配合されている。しかしながら、脱毛
を抑制して発毛・養毛を促進し、さらには、ふけ
や痒みを抑制するのに真に有効な薬剤は未だ見出
されていない。 発明者らは真に有効な頭髪用化粧料を開発すべ
く研究を行なつた結果、リパーゼがきわめて効果
的にフケ・痒みを抑制し、さらには、養毛・育毛
効果をも有する事実を発見し、この知見に基づ
き、本発明を完成した。 発明者らは、まず健全な頭髪を有する者と、痒
み、ふけ、異常脱毛等の健全とは言えない頭髪を
有する者との夫々の頭皮における微生物相を詳細
に対比した結果、前者の頭皮においてはスタフイ
ロコツカス・キヤビテイスが単独で微生物相の大
部分を占めているのに反し、後者の頭皮では前者
の菌は殆ど見られず、その代りにスタフイロコツ
カス・エピデルミデイス(St・epidermidis)及
びピテイロスポラム・オバレ(Pityrosporum
ovale)等が主要な菌相として分布しているとい
う全く新しい知見を得た。そしてこの知見に基
き、スタフイロコツカス・キヤピテイスの菌体又
はその処理物等を含んで成る養毛化粧料の発明を
完成し、それと共に、このスタフイロコツカス・
キヤピテイスの菌体がリパーゼ活性及びテストス
テロン5α−リダクターゼ〔5α−リダクターゼと
略す(テストステロンを5α−ジヒドロテストス
テロンに還元する酸素)〕に対する阻害活性を有
することが明らかにし、これらの活性が育毛・養
毛効果と密接な関係があることを示唆した(昭和
57年第110395号特許出願明細書)。 また、発明者等は前記のリパーゼ活性及び5α
−リダクターゼ阻害活性と育毛・養毛効果との関
係を詳細に検討する間に、スタフイロコツカス・
キヤピテイスの有するリパーゼを油脂に作用せし
めた場合に生成する脂肪酸を主成分とするものが
強力な5α−リダクターゼ阻害活性を有するとい
う全く新しい知見を得、この知見に基き、スタフ
イロコツカス・キヤピテイスを油脂類に作用せし
めて得られる結果物もまた効果的な養毛・育毛作
用を有し、さらにはふけ、痒みをも抑制するとい
う事実をも発見するに至つた(昭和58年第7463号
特許出願明細書)。 発明者等はさらに研究をすすめ健全な頭髪を有
する者とふけ、痒み、異常脱毛等の健全とは言え
ない頭髪を有する者とのそれぞれの頭皮における
酵素活性状態を詳細に対比した結果、健全な頭髪
を有する者に比べ、不健全な頭髪を有する者にお
いてはスタフイロコツカス・キヤピテイス菌由来
のリパーゼのレベルが低下しているという知見を
得た。次いでスタフイロコツカス・キヤピテイス
の生産するリパーゼの諸性質を検討した結果、こ
のリパーゼが頭皮から分泌される脂質をきわめて
効率よく分解し、頭皮、毛根の健全化に寄与する
と同時に、脂質の分解により産生される結果物即
ち、脂肪酸類が5α−リダクターゼの阻害活性を
有するという全く新しい知見を見出した。 リパーゼ(Triacylglyeerol acylhydrolase
EI3.1.1.3)は生物界においてその存在があまねく
知られている。発明者らは、動物、植物ならびに
微生物に由来する種々のリパーゼについても広範
に調査、研究を行なつた結果、これらのリパーゼ
も上記と同様または類似の作用を有するという知
見を得た。この知見に基き、動物、植物ならびに
微生物由来のリパーゼをローシヨン・リンス・ト
リートメント・シヤンプーといつた態様で頭皮に
作用させることにより養毛ならびに発毛を促進さ
せるという全く新しい、いわゆるパイオコスメテ
イツクスの発明を完成するに至つたものである。 (発明の構成) この発明の頭髪化粧料は有効成分としてリパー
ゼを含有する。 頭皮から分泌される脂質を効果的に分解するも
のであればリパーゼの由来は特に限定されず、動
物性リパーゼ、植物性リパーゼ及び微生物性リパ
ーゼのいずれをも使用することができる。これら
のリパーゼの代表例として、植物性リパーゼであ
る米糖リパーゼ、動物性リパーゼであるブタ膵臓
リパーゼ、並びに微生物性リパーゼであるスタフ
イロコツカス・キヤピテイス、リゾプス・デレマ
ー及びキヤンデイダ・シンドラヒア等のリパーゼ
を挙げることができる。しかしながら、今まで見
出されている植物リパーゼは失活しやすく、又入
手も困難であるから、実際的見地からは動物性リ
パーゼ又は微生物性リパーゼを用いるのが望まし
い。これらのリパーゼは1種類のみ使用すること
も出来又複数種のリパーゼを組合わせて使用する
こともできる。 この発明においては、リパーゼは、高度に精製
したリパーゼの形で使用することもでき、又不所
望の副作用を惹起する不純物を含有しない限り
種々の程度に精製した粗酵素含有物の形で使用す
ることもできる。例えば、動物体、植物体、また
は微生物菌体もしくは培養液の抽出物、これらの
抽出物から塩析(例えば硫安塩析)、溶媒分画
(例えばアセトン沈澱、エタノール沈澱)等の常
法に従つて部分精製した粗酵素含有物、さらには
カラムクロマトグラフイー(例えばDEAEセルロ
ースを用いるカラムクロマトグラフイー)等によ
りさらに精製した酵素含有物を使用することがで
きる。 この発明の頭髪用化粧料は、前記のリパーゼ又
はリパーゼ含有物それ自体であつてもよいが、一
般には前記のリパーゼ又はリパーゼ含有物とその
他の成分とから構成される。リパーゼ又はリパー
ゼ含有物とその他の成分とから構成される化粧料
の例として、リパーゼ又はリパーゼ含有物を常用
の頭髪処理、例えばトリートメント剤、ローシヨ
ン剤、シヤンプー、リンス等と混合したものを挙
げることができる。 しかしながら、この発明の有効成分であるリパ
ーゼは使用時までその活性を充分に保持していな
ければならず、このめには、特にリパーゼ活性を
保持するめの条件を調えた製剤にすることが望ま
しい。このような製剤として液剤及び固体剤を挙
げることができ、液剤としては例えばリパーゼを
溶解して含有する水性溶液、リパーゼ含有物を粒
子として含有する懸濁液又は乳剤を挙げることが
できる。これらの液剤の基剤としては、リパーゼ
活性を維持するのに適する緩衝液、例えばPH5〜
PH9の燐酸緩衝液等を用いることができる。 この発明の化粧料は又、固体剤として製剤化す
ることもできる。この固体剤としては粉剤、マイ
クロカプセル剤、錠剤、顆粒剤、デイスク剤等を
挙げることができる。粉剤は、凍結乾燥法等の常
法に従つて製造されたリパーゼ又はリパーゼ含有
物の粉末を、リパーゼ活性に影響を与えない常用
の賦形剤、例えばタルク、ソルビトール、カオリ
ン、炭酸マグネシウム等と混合することにより製
造される。又、前記の錠剤、顆粒剤及びマイクロ
カプセル剤も、前記のリパーゼ又はリパーゼ含有
物及び前記の賦形剤等を用いて常法に従つて製造
することができる。デイスク剤は、吸水性デイス
ク、例えば紙デイスクに酵素溶液、例えばリパ
ーゼを溶解した燐酸緩衝液を含浸せしめ、これを
酵素の失活を最小にとどめることができる方法、
例えば低温真空乾燥、凍結乾燥等により乾燥する
ことにより製造することができる。 この発明の化粧料中に含有せしめるリパーゼの
量は特に限定されない。しかしながら、この化粧
料を錠剤又はデイスク剤として製剤化する場合に
は、これら錠剤又はデイスク剤には1個当り後に
詳細に説明する1回適用量、すなわち約0.001〜
50国際単位のリパーゼを含有せしめるのが、使用
上便利である。 この発明の化粧料の活性成分であるリパーゼの
1回適用量は0.001〜50国際単位であるのが好ま
しい。すなわち、発明者らが頭部のトリグリセリ
ドの総量を調査した結果、個人差はあるが約15〜
30μモルであつた。この量のトリグリセリドを分
解するためには、この発明の化粧料を頭部に適用
し、そして短時間後に洗い流す場合、例えばリパ
ーゼを含有する化粧料をトリートメントタイプで
使用する場合には、リパーゼの1回適用量を約1
〜50国際単位とするのが好ましい。50国際単位の
適用において安全性に全く問題がないことが発明
者等の試験(後述)により確認されている。又、
リパーゼを頭部に常任せしめる場合、例えばリパ
ーゼをローシヨンタイプとして適用する場合に
は、リパーゼの1回適用量を0.001〜2国際単位
とするのが好ましい。 この発明の化粧料の使用に当つては、液剤の場
合にはこれを必要に応じて水で稀釈して使用す
る。又粉剤、錠剤等の場合にはこれを水に溶解し
又は懸濁せしめて使用する。デイスク剤の場合に
はデイスクに含浸されたリパーゼを水に溶出して
使用する。このようにして調製したリパーゼ含有
液は、これを単独で使用することもでき、又トリ
ートメント剤、ローシヨン剤、シヤンプー、リン
ス等常用の頭髪処理剤と共に使用することもでき
る。 (発明の効果) 次に、この発明の効果を、推定作用機作と共に
説明する。なお以下に簡単に述べる脱毛等の発生
機作及びこの発明の頭髪化粧料による養毛機作は
実験的根拠を伴う推定であるが、仮に、脱毛等が
他の機作によるものであり、又この発明の頭髪化
粧料の養毛効果が他の機作により発揮されるもの
であつても、それによつてこの発明の効果が否定
されるものではなく、この発明の技術範囲が限定
されるものではない。 抜毛、脱毛、ふけ、痒みの原因については、ホ
ルモンのアンバランス説、栄養との関連説、脂漏
説、遺伝説等の種々の説があり確定していない
が、いずれにしても皮脂腺の発達と高い相関があ
ることは恐らく確実である〔稲葉益己、毎日ライ
フ、1981年11月号、26〜35頁;最新化粧品料学、
130頁(薬事日報社刊)、昭和55年;アダチ・ケン
ジら、Biochemical and Biophysical Research
Communication41(4)884〜890頁、(1970年);タ
カヤス・ススムら、Journal of Investigative
Darmatology74 187〜191頁(1980年)〕。すな
わち、頭部の皮脂腺が、栄養、ホルモン等によつ
て肥大してくると、該腺中に存在する5α−リダ
クターゼによりテストステロンがより強力な5α
−ジヒドロテストステロンに変換され、このもの
が血管を介して毛乳頭へ移行し、毛母細胞におけ
るアデニルサイクラーゼの活性を抑制して毛母細
胞の分裂を遅られ、その結果毛包が次第に退縮
し、このために毛が細くウブ毛化し、禿が発生す
るに至るとされている。 一方、ふけも、皮脂腺の肥大により多量に分泌
される皮脂が頭皮表面に滲出し、頭皮表面から剥
離した角質と混じり合つて発生する。この際、ふ
けは皮膚呼吸を阻害し、毛根部の栄養を阻害する
が、これも又禿の誘因になると考えられる。 このような抜毛、脱毛、ふけ等の発生機作を基
礎にして考えた場合、皮脂腺の賜質を分解するリ
パーゼ活性及び5α−リダクターゼ阻害活性は養
毛化粧品が有すべき重要な属性であり、且つ、前
記の両活性は頭髪化粧品の効果を科学的に評価す
る場合の一つの基準となるものである。 この発明に使用するリパーゼは先に述べたごと
く、頭皮に滲出付着した脂質を分解し、皮膚呼吸
の阻害を除く。また更に分解産物である脂肪酸類
が強力な5α−リダクターゼ阻害活性を有する
(後記参照)ために、前記のごとき機作を介して
養毛効果及びふけ、痒みを抑制する効果を発揮す
るものと考えられるが更に頭皮の微生物相が良好
な状態に制御され、これらの作用が総合され、ま
たは相乗して強力な養毛効果が発揮されるものと
考えられる。 本発明の頭髪用化粧料をヒトの頭皮に適用した
場合、強力な養毛効果を発揮する。 すなわち、本発明の化粧料を頭皮に適用した場
合、抜毛、脱毛が抑制され、うぶ毛化した頭髪が
健全化する、またふけの発生が抑制され、痒みが
防止される。 この発明の頭髪用化粧料は、ヒト及び動物に対
する安全性についは全く問題がない。すなわち、
実施例1によつて得られたスタフイロコツカス・
キヤピテイスのリパーゼ2500国際単位/0.02Mリ
ン酸緩衝液(PH8.0)1ml及びキヤンデイダ・シ
リンドラセアのリパーゼ5000国際単位/0.05Mリ
ン酸緩衝液(PH6.0)1mlのそれぞれの溶液20μ
径6mmの厚さ1mmのセルロースデイスクに浸みこ
ませて、ヒト10名の上腕内側及び脱毛した家兎4
羽の背部にのせ、テープで固定した。1日1回セ
ルロースデイスクの交換を行ない3日間にわたり
試験した結果、異常は全く認められなかつた。 なお、対照区として、同一のリン酸緩衝液及び
水を浸み込ませたセルロースデイスクを同様に固
定、交換した。 なお、各種脂肪酸のテストステロン5α−リダ
クターゼ阻害活性は次の通りである。
【表】
測定法
5α−リダクターゼ阻害活性は次の方法により
測定した。 ラツトの前立腺細胞を破砕し、この破砕液から
ミクロゾームを分離してテストステロン5α−リ
ダクターゼの標品を作る。この酵素標品によるテ
ストステロンから5α−ジヒドロテストステロン
への変換を、ラジオアイソトープでラベルされた
テストステロンを用いて追跡する。反応終了後、
酢酸エチルで抽出し、シリカゲル薄層クロマトグ
ラフイー(溶媒系ジクロロメタン:シクロヘキサ
ン:アセトン=15:4:1)により二重展開し、
5α−ジヒドロテストステロン及び5α−アンドロ
スタン−3,17−ジオール(以下アデオールと略
す)の量を放射能強度から求める。 (反応) 0.05M燐酸緩衝液(PH6.6)30μ、酵素標品
10μ、ラベルドテストステロン8.5pmol、還元
型NADP5.0nmol、及び測定試料を混合して全量
を50μとする。これを25℃にて60分間反応せし
める。反応終了後、反応液に酢酸エチル100μ
を加えて抽出し、抽出液を上記の如く展開した
後、生成した5α−ジヒドロテストステロン及び
アデオールの量をシンチレーシヨンカウンターに
よるラジオアイソトープ量の測定により求める。 上記の測定を種々の濃度の試料について行い、
5α−リダクターゼ阻害活性をIC50(5α−リダクタ
ーゼ活性を50%阻害する濃度)として求める。 次に、この発明の頭髪用化粧料及びその効果を
説明するために実施例を記載する。 実施例 1 スタフイロコツカス・キヤピテイス
(Staphyloeoeass capitis)の培養液からのリ
パーゼの採取 大豆ペプトン及び塩化ナトリウムを含んで成る
合成培地(PH6.3)10mlが入つた振とうフラスコ
38個に、スタフイロコツカス・キヤピテイスの純
培養物を接種し、30℃にて24時間振盪培養した
後、培養物を遠心分離し、上清液に75%飽和にな
る量の硫安を溶解せしめた。5℃にて終夜、スタ
ーラーを用いて泡立たぬよう撹拌した後、遠心分
離(7000rpm/min30分間)して、沈殿を集め、
これを20mMリン酸緩衝液PH7.0に溶解せしめ、
透析チユーブに入れ、同緩衝液3で3時間透析
後、新しい同緩衝液3で3時間、更に新しい同
緩衝液10で終夜透析を行なつた。透析チユーブ
内液を遠心分離(10000rpm/min50分)し、上
澄液をDEAEセルロース(OH型、同緩衝液で平
衡化)を充填したカラム3.6×21cmに吸着させた
後、1の同緩衝液で洗浄した。ついで同緩衝液
で食塩濃度0〜1Mの濃度勾配(全量1)によ
り溶出することによつてリパーゼ活性画分80mlを
得た。限外過によりこれを8mlに濃縮した後、
同緩衝液で平衡化したUitrogel AcA34(2.5×40
cm)に負荷し、同緩衝液で溶出分画し、活性画分
40mlを得た。この活性画分は、全活性の合計が
6300国際単位であつた。この活性画分を透析によ
り脱塩した後凍結乾燥し、29.5mgの粗酵素標品を
得た。 実施例 2 実施例1で得られたリパーゼを1.0国際単位/
mlになるように水に溶解し、これを径6mm、厚さ
1mmのペーパーデイスクに20μずつ浸透させ
た。これを−50℃フリーザー中で凍結後凍結乾燥
し、リパーゼを担持したローシヨンタイプ用デイ
スクを得た。(注)本品は、使用時に水で浸漬し、
その浸漬液をローシヨンとして用いる。 実施例 3 実施例2で得られたローシヨン用リパーゼ含有
ペーパーデイスクに水3mlを加えて溶出させた液
を、ふけ、痒み、抜毛の多い不健全な頭髪状態の
男子(年令24〜50)各々10名ずつに1日1回、1
ケ月間投与した。この結果を下表に示す。
測定した。 ラツトの前立腺細胞を破砕し、この破砕液から
ミクロゾームを分離してテストステロン5α−リ
ダクターゼの標品を作る。この酵素標品によるテ
ストステロンから5α−ジヒドロテストステロン
への変換を、ラジオアイソトープでラベルされた
テストステロンを用いて追跡する。反応終了後、
酢酸エチルで抽出し、シリカゲル薄層クロマトグ
ラフイー(溶媒系ジクロロメタン:シクロヘキサ
ン:アセトン=15:4:1)により二重展開し、
5α−ジヒドロテストステロン及び5α−アンドロ
スタン−3,17−ジオール(以下アデオールと略
す)の量を放射能強度から求める。 (反応) 0.05M燐酸緩衝液(PH6.6)30μ、酵素標品
10μ、ラベルドテストステロン8.5pmol、還元
型NADP5.0nmol、及び測定試料を混合して全量
を50μとする。これを25℃にて60分間反応せし
める。反応終了後、反応液に酢酸エチル100μ
を加えて抽出し、抽出液を上記の如く展開した
後、生成した5α−ジヒドロテストステロン及び
アデオールの量をシンチレーシヨンカウンターに
よるラジオアイソトープ量の測定により求める。 上記の測定を種々の濃度の試料について行い、
5α−リダクターゼ阻害活性をIC50(5α−リダクタ
ーゼ活性を50%阻害する濃度)として求める。 次に、この発明の頭髪用化粧料及びその効果を
説明するために実施例を記載する。 実施例 1 スタフイロコツカス・キヤピテイス
(Staphyloeoeass capitis)の培養液からのリ
パーゼの採取 大豆ペプトン及び塩化ナトリウムを含んで成る
合成培地(PH6.3)10mlが入つた振とうフラスコ
38個に、スタフイロコツカス・キヤピテイスの純
培養物を接種し、30℃にて24時間振盪培養した
後、培養物を遠心分離し、上清液に75%飽和にな
る量の硫安を溶解せしめた。5℃にて終夜、スタ
ーラーを用いて泡立たぬよう撹拌した後、遠心分
離(7000rpm/min30分間)して、沈殿を集め、
これを20mMリン酸緩衝液PH7.0に溶解せしめ、
透析チユーブに入れ、同緩衝液3で3時間透析
後、新しい同緩衝液3で3時間、更に新しい同
緩衝液10で終夜透析を行なつた。透析チユーブ
内液を遠心分離(10000rpm/min50分)し、上
澄液をDEAEセルロース(OH型、同緩衝液で平
衡化)を充填したカラム3.6×21cmに吸着させた
後、1の同緩衝液で洗浄した。ついで同緩衝液
で食塩濃度0〜1Mの濃度勾配(全量1)によ
り溶出することによつてリパーゼ活性画分80mlを
得た。限外過によりこれを8mlに濃縮した後、
同緩衝液で平衡化したUitrogel AcA34(2.5×40
cm)に負荷し、同緩衝液で溶出分画し、活性画分
40mlを得た。この活性画分は、全活性の合計が
6300国際単位であつた。この活性画分を透析によ
り脱塩した後凍結乾燥し、29.5mgの粗酵素標品を
得た。 実施例 2 実施例1で得られたリパーゼを1.0国際単位/
mlになるように水に溶解し、これを径6mm、厚さ
1mmのペーパーデイスクに20μずつ浸透させ
た。これを−50℃フリーザー中で凍結後凍結乾燥
し、リパーゼを担持したローシヨンタイプ用デイ
スクを得た。(注)本品は、使用時に水で浸漬し、
その浸漬液をローシヨンとして用いる。 実施例 3 実施例2で得られたローシヨン用リパーゼ含有
ペーパーデイスクに水3mlを加えて溶出させた液
を、ふけ、痒み、抜毛の多い不健全な頭髪状態の
男子(年令24〜50)各々10名ずつに1日1回、1
ケ月間投与した。この結果を下表に示す。
【表】
実施例 4
次の分、すなわち
Γケイ酸マグネシウム35g
Γリパーゼ〔ブタスイ臓由来Sigma Chemicals
company(U.S.A)製〕200国際単位 Γアラビアゴム粉末溶液(アラビアゴム10g、
0.2Mリン酸緩衝液PH6.5) をよく練合し、練合塊を16号ふるい(JIS
Z8801)から押し出して造粒したものを風乾し、
約30gのトリートメント用顆粒剤を得た。 実施例 5 実施例4で得られた顆粒剤0.5gに水4mlを加
えて溶解させ、かゆみ、ふけ、抜毛の多い頭髪状
態の男子(年令24〜50歳)各10名ずつの頭部によ
くすり込み、5分後に、石鹸で洗い流した。洗髪
は2日毎に1回とし、1ケ月間投与した。この結
果を下表に示す。
company(U.S.A)製〕200国際単位 Γアラビアゴム粉末溶液(アラビアゴム10g、
0.2Mリン酸緩衝液PH6.5) をよく練合し、練合塊を16号ふるい(JIS
Z8801)から押し出して造粒したものを風乾し、
約30gのトリートメント用顆粒剤を得た。 実施例 5 実施例4で得られた顆粒剤0.5gに水4mlを加
えて溶解させ、かゆみ、ふけ、抜毛の多い頭髪状
態の男子(年令24〜50歳)各10名ずつの頭部によ
くすり込み、5分後に、石鹸で洗い流した。洗髪
は2日毎に1回とし、1ケ月間投与した。この結
果を下表に示す。
Claims (1)
- 1 有効成分としてリパーゼを含有することを特
徴とする養毛化粧料。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58174085A JPS6067409A (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | 頭髪用化粧料 |
| AU32773/84A AU571003B2 (en) | 1983-09-22 | 1984-09-06 | Scalp treatment by lipase application |
| US06/648,287 US4737362A (en) | 1983-09-22 | 1984-09-07 | Hair treatment composition |
| DE8484306277T DE3480901D1 (de) | 1983-09-22 | 1984-09-13 | Haarbehandlungsmittel. |
| AT84306277T ATE49115T1 (de) | 1983-09-22 | 1984-09-13 | Haarbehandlungsmittel. |
| EP84306277A EP0139468B1 (en) | 1983-09-22 | 1984-09-13 | Hair treatment composition |
| CA000463775A CA1245160A (en) | 1983-09-22 | 1984-09-21 | Hair treatment composition |
| KR1019840005818A KR910001915B1 (ko) | 1983-09-22 | 1984-09-22 | 헤어트리트먼트 조성물 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58174085A JPS6067409A (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | 頭髪用化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6067409A JPS6067409A (ja) | 1985-04-17 |
| JPH045002B2 true JPH045002B2 (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=15972385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58174085A Granted JPS6067409A (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | 頭髪用化粧料 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4737362A (ja) |
| EP (1) | EP0139468B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6067409A (ja) |
| KR (1) | KR910001915B1 (ja) |
| AT (1) | ATE49115T1 (ja) |
| AU (1) | AU571003B2 (ja) |
| CA (1) | CA1245160A (ja) |
| DE (1) | DE3480901D1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6128397A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-08 | Suntory Ltd | 発酵法による脂肪酸の製造方法 |
| JPS6128387A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-08 | Suntory Ltd | リパ−ゼの製造法 |
| ES2063756T3 (es) * | 1987-06-04 | 1995-01-16 | Ono Pharmaceutical Co | Derivados de acido benzoilaminofenoxibutanoico. |
| US5127843A (en) * | 1990-05-30 | 1992-07-07 | Amp Incorporated | Insulated and shielded connector |
| GR1001424B (el) * | 1993-02-04 | 1993-11-30 | Spyros Tsakas | Καλλυντικά προιόντα σε μορφή αναβραζόντων ή μη δισκίων. |
| FR2736261B1 (fr) * | 1995-07-07 | 1997-10-31 | Elisabeth Bac | Produit d'hygiene capillaire ou de traitement pileux |
| ATE418988T1 (de) | 1997-11-10 | 2009-01-15 | Strakan Int Ltd | Penetrationsfördernde und irritationsvermindernde systeme mit testosteron |
| DE19824073A1 (de) * | 1998-05-29 | 1999-12-02 | Beiersdorf Ag | Kosmetische und dermatologische Zubereitungen mit einem wirksamen Gehalt an immobilisierten oder freien Lipasen, die die Viskosität von Hautfett beeinflussen |
| DE19824072A1 (de) * | 1998-05-29 | 1999-12-02 | Beiersdorf Ag | Kosmetische und dermatologische Zubereitungen mit einem wirksamen Gehalt an immobilisierten oder freien Lipasen, die die Viskosität von Hautfett beeinflussen, und einem Gehalt an mindestens einem mehrwertigen Metallkation |
| DE19824074A1 (de) * | 1998-05-29 | 1999-12-02 | Beiersdorf Ag | Kosmetische und dermatologische Zubereitungen mit einem wirksamen Gehalt an immobilisierten oder freien Lipasen, die die Viskosität von Hautfett beeinflussen |
| CN1105550C (zh) * | 1998-07-08 | 2003-04-16 | 冼炽元 | 不含表面活性剂的洗发液 |
| US6129918A (en) * | 1998-08-13 | 2000-10-10 | Wakunaga Of America Co., Ltd. | Method and pharmaceutical composition for reducing serum homocysteine concentration |
| US7098269B2 (en) * | 2001-02-08 | 2006-08-29 | Hon Technology Inc. | Compression molded inorganic fiber articles, and methods and compositions used in molding same |
| US20030175329A1 (en) * | 2001-10-04 | 2003-09-18 | Cellegy Pharmaceuticals, Inc. | Semisolid topical hormonal compositions and methods for treatment |
| JP2008095756A (ja) * | 2006-10-09 | 2008-04-24 | Daiwa House Ind Co Ltd | ドライブリベット |
| KR20160098294A (ko) | 2013-12-13 | 2016-08-18 | 레스토시, 엘엘씨 | 박탈성 모발 보유 촉진 제제 |
| EP3142633A1 (en) | 2014-05-16 | 2017-03-22 | Restorsea, LLC | Biphasic cosmetic |
| TWI662131B (zh) * | 2018-11-27 | 2019-06-11 | 台灣中油股份有限公司 | 一種米糠脂肪酶的製備方法 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1242794C2 (de) * | 1964-03-03 | 1974-10-24 | Johannes Saphir | Verfahren zur Herstellung von Dauerwellen |
| CH558659A (fr) * | 1969-11-26 | 1975-02-14 | Orsymonde | Procede pour la preparation d'une composition lyophilisee a usage hygienique. |
| JPS5014651B1 (ja) * | 1969-12-30 | 1975-05-29 | ||
| US4287082A (en) * | 1980-02-22 | 1981-09-01 | The Procter & Gamble Company | Homogeneous enzyme-containing liquid detergent compositions containing saturated acids |
| JPS5711905A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-21 | Eiji Suga | Comsmetics |
| AU562915B2 (en) * | 1982-01-28 | 1987-06-25 | Suntory Limited | Staphylococlus capitis microbial hair tonic composition |
| IT1151796B (it) * | 1982-06-09 | 1986-12-24 | Ravizza Spa | Shampoo a base enzimatica |
| JPS59134710A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-08-02 | Suntory Ltd | 発酵養毛化粧料 |
| JPS59141515A (ja) * | 1983-02-02 | 1984-08-14 | Suntory Ltd | 発酵養毛化粧料の製造方法 |
-
1983
- 1983-09-22 JP JP58174085A patent/JPS6067409A/ja active Granted
-
1984
- 1984-09-06 AU AU32773/84A patent/AU571003B2/en not_active Ceased
- 1984-09-07 US US06/648,287 patent/US4737362A/en not_active Expired - Fee Related
- 1984-09-13 AT AT84306277T patent/ATE49115T1/de not_active IP Right Cessation
- 1984-09-13 EP EP84306277A patent/EP0139468B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-09-13 DE DE8484306277T patent/DE3480901D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1984-09-21 CA CA000463775A patent/CA1245160A/en not_active Expired
- 1984-09-22 KR KR1019840005818A patent/KR910001915B1/ko not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPS6067409A (ja) | 1985-04-17 |
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| ATE49115T1 (de) | 1990-01-15 |
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