JPH04500912A - 乏精子症男性における受精能の客観的生化学的測定法 - Google Patents

乏精子症男性における受精能の客観的生化学的測定法

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JPH04500912A JP1511042A JP51104289A JPH04500912A JP H04500912 A JPH04500912 A JP H04500912A JP 1511042 A JP1511042 A JP 1511042A JP 51104289 A JP51104289 A JP 51104289A JP H04500912 A JPH04500912 A JP H04500912A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 乏精子症男性における受精能の客観的生化学的測定法見所□□□分野 本発明は、乏精子症男性の精子における受精能を測定する為の生化学的方法に関 するものであり、特に精子の細胞生理機能における、特定の酸素の分離および測 定を利用した方法に関するものである。
従来Φ技術 畢丸は、精子形成、精子生産及び精子成熟の為の部位としての役割を担っている 。精子形成に関して考えうる問題点の診断は、通常1回射精液中の精子濃度を測 定することによって行なわれる。すべての男性は精子数が変動するがその精子数 が正常精子(NS)患者の通常量20X10’精子/d未満の乏精子症(O3) 患者においては、時折精子が欠乏することから変動がより顕著である。精子濃度 の低下は、下垂体の問題、ホルモン量の不足、畢丸の疾患、加齢、環境的要因、 発熱或いは過熱、仕事場における有機溶媒の被曝等がその原因となりうる。
不妊の夫婦における男性の因子或いは原因の発生する率は約40%であることが わかってきた。これら不妊及び低受精率の男性の圧倒的大多数は、乏精子症及び /或いは精子無力症(精子の運動性が40%未満)である、乏精子症の患者に関 しては、その受精能力を予測する或いは確める方法が無い為、又は受精能力が欠 乏している為、これらの男性が何年間かかっても子供の父親になろうとする場合 には処置上の問題が存在する。精子を子宮内に入れること、或いは対外受精に関 し、男性が不妊因子を持っている夫婦が妊娠する率はわずかに約20%である。
これは好性乏精子症の夫と不妊性乏精子症の夫との間で、精子の濃度及び運動性 に違いがなくてもそうである。男性の不妊症を処置する為には、乏精子症の検体 における精子の質を、客観的な生化学的パラメーターを基に評価することが本質 的に必要であることが徐々に明らかになってきた。
古典的な精液の分析パラメーター、すなわち精子の濃度、運動性及び速度以外に 、選定の精子の機能を評価する現在の方法には、遁走或いは“スウイムアノプ” を伴なう運動性精子生産の評価、頚部粘液の侵入試験、アクロンン活性の測定、 すなわち精子の侵入を促進する酵素、精子の膜に損傷がないかどうかを調べる低 浸透性精子の腫脹法、及び精子の運動パターンの解析がある。これらの試験番よ し)ずれも精子の生理学調査を総合的に処理するものではなし1し、受精能力と の相互関係を強く示すものではない。より生物学的方法に関連の深い、人間の精 子とフリーなハムスターの卵母細胞との浸透試験でさえも、好性の測定とむ)う よ引よ、どちらかと言うとより否定的な側(例えば、浸透速度が15−20%未 満及び体外受精を行なった人の成功率低下)にある。
従来技術の問題点を心に留め、従って本発明の目的は、乏精子症男性の受精能力 を予測することのできる客観的生化学的測定法を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、受精し易い時期を比較的高い正確性を持って予測す ることができる精子の試験法を提供することにある。
さらに本発明のもう一つの目的は、1回の射精液を用いて行なう精子の受精能力 試験法を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、精子の細胞成熟期を決定する方法を提供することで ある。
発哩曵開丞 技術熟練者にとっては明白であろうと思われる上記及び他の目的番よ、精子の質 の試験法を提供する本発明において達成される。その試験法には、精子検体を採 取すること、その精子検体からGK酵素を検出すること、そのCK酵素のCKX 異性体(アイソフオーム)から第一のCに酵素の濃度を測定すること、及びその 第一のCK酵素の濃度を基に精子の質的パラメーターを決定することが含まれて (する、第二のCK酵素濃度は、CK酵素のCKB異性体に関して測定するのが 望ましく、こ泊よ又、精子の質的パラメーターを決定する際の基盤としても用し )られる、電気泳動及び螢光法によるCKX及びCKB異性体の量の測定は、第 −及び第二CK酵素濃度の決定に用いられる。精子の質的パラメーターは、CK X及びCIIB異性体の総しベIしに対するC)fX異性体レベルの比に比例す る。予しめ見積っておいた精子の質的レベルの最低限を満たす精子は、受精の見 込みが高いものとして分類され、卵子への生体内或いは生体外受精への試みに用 いる様選択される。
区血曵固単秘説皿 第1図は、異なる精子濃度での検体の精子CK酵素活性をグラフに表わしたちの である。
第2図は、典型的な乏精子症及び正常精子患者の精子検体における、CKX及び CKB異性体螢光測定の違いをグラフに示したものである。
第3図は、94検体の精液における、精子CK活性とCKX異性体濃度との相互 関係をプロットしたものである。
第4図は、本発明に間する精子検体の調製法を複合的に図示したものである。
本発朋少実施法 本発明は、精子の細胞生理学において重要な生化学的マーカーを明らかにし、そ して、これらマーカーのレベルを測定し、精子の質及び受精能力のレベルに関連 する方法を提供するものである。そのマーカーは、ウニの精子で明らかにされて いる“クレアチンリン酸シャトル”の構成要素として、エネルギーの合成及び運 搬において鍵をにぎる酵素であるクレアチン−N−ホスホトランスフェラーゼ( CK)酵素の異性体の両分を固定してきた。この酵素及びその異性体が重要であ ることがわかってきた。何故ならば、精子の最も本質的でエネルギーの高い機能 は、それらのアデノシン三リン酸(ATP)を燃料とする運動性だからである( 人の場合、精子の遊走速度は1分間にその長さの40倍、或いは約毎時3マイル に保たれる)。
乏精子症及び正常精子の男性において精子CK活性を測定したところ、精子あた りのCK活性と精子濃度との間には、第1図中のプロットに示される様な反比例 の関係があることがわかってきた。最初の精液検体、及び自己遊走選定法によっ てその運動性と直線速度とを高めた精液検体中の精子CK活性の測定は、改良し た検体のCK値の方が低いことを示している。何人かの乏精子症男性において、 その遊走した精子部分のCK活性は正常精子の男性のそれと同じである。最初の 精子検体中の+J活性、及び遊走した部分の改良度は、受精し昌い性質を持つ一 部分の精子の相対濃度が好性の正常精子男性のそれと同しであることを反映して いる。その際のCに活性は、乏精子症男性の精子の質及び受精能力を予測するの に用いることが可能で、精液分析及び男性の不妊症患者の処置において新しい技 術を提供する。
Cに酵素は、異なる遺伝子によって生しるアミノ酸配列の違いを除き、他の点で は同じ酵素活性を有する一種以上の異性体から構成されていると言える0人体組 織における三種のCK異性体はすでに筋型(M)、扇型(B)及びミドコンドI Jア型(Mi)と命名されている。それらのGK異性体は、聞、 MB、 BB 或tAはMiMi二量体として存在している。 CKは多くの器官に含有されて いるが、その異性体の分布番よその器官ごとに異なっているa 1m、胃、腸、 膀胱及び肝臓には、GK酵素のBB異性体二量体が主に含まれている。成育した 骨格筋にはその間二量体が非常に多く含まれているが、一方胎児の骨格筋にはB 型のCK酵素が主に含まれて0ること力くわかってきている0M型CK酵素の生 成を指示する遺伝子は、筋肉の成育過程を終えた後活性化されることが見出され てきた。
本発明は、未成育な筋肉と成育した筋肉との間に相異が見られるのと同様に、精 子においても未成育な精子細胞と成育した精子細胞とはそれぞれ特有のCK異性 体成分濃度を有しており、そこには相異が見られるという発見に一部基づし1て (する、意外なことに、乏精子症の検体から採取した、しかも高いGK活性を有 して0る精子は、高レベルのB型精子CK酵素異性体(又は’CKB″とも呼ぶ )を含んで0ることか見出された。しかしながら、正常精子で好性の男性は、C KBに加え、ここではX型酵素異性体(又は”CKX”とも呼ぶ)と呼ぶことに しようと考えてしする別な精子Cに酵素異性体も有している。このCKXアイソ ザイムは、CK酵素のM型異性体に似ているが、アガロース電気泳動法において 筋型のM異性体と比べると、遅延因子に約8%の違いがあり、明らかに別な位置 を占めて&Sる。又、精子CKXアイソザイムは、筋型Mとは対照的に、筋CP Mと精子CPBヘテロニ量体とを混ぜるという実験条件下、生体内でも生体外で もM8ノ〜イブリッドを形成すること番よなし)。
又CKX及びCKM異性体は、種々の酵素阻害剤に対する反応も相異してしする 。
本発明の方法及びシステムを試験する為、様々な乏精子症及び正常精子検体にお いて、精子CK活性と精子CKXfA度との関係に関する実験を行なった。乏精 子症患者ではCKX濃度が非常に低く、重症の乏精子症患者の何人かはCKB異 性体し力1有しておらず、CKXは検出されなかった。第2図は、電気泳動によ って分離した精子のCKX及びCKB異性体について、その走査螢光パターンの 典型的比較をグラフしたものである。左側のグラフで、重症の乏精子症患者の検 体にはCKB異性体した存在しない、右側の正常精子患者の検体には、CKB異 性体に加えてCKX異性体も存在している。第3図に示す樺に、94の観察値に 関して精子CK活性をCKX濃度の関数としてプロットしたものは、その二つが 比例関係にあり、高い相関係数(r−0,87)と高い有意性(p=0.001 )とを示した。精子CKXill1度と受精能力との相関関係についても試験を 行ない、男性の受精能力を予測する方法が見出された。
その方法的見地に加え、本発明は精子の質及び受精能力を一つのキットにまとめ て測定することのできるシステムも徒供する。このテストシステムおよびキット は、男性病学研究所、及び泌尿器科医と受精専門家の専門医院で用いられること を意図している。又、既存のCK電気泳動装置の幾つかには、多量の検体を取扱 うことのできる性能がある為、その試験は、仕事での有害な環境危険物に対する 人間の大量集団検診において、又は軍隊等においても用いられ得る。
精子CPK異性体比率の検出法は、次の各段階から成っている。すなわち、l) 精液から精子検体を調製すること、2)精子Cに異性体を電気泳動することによ り、検出及び測定が可能なCに異性体を定置的に生成させること、3)NADH 螢光法によるCK活性の発色、及び4)そのCに活性を光度検出し、CKχ及び CにB異性体比率を積算して測定すること、これらは、精子の質の測定値である CKX/ (CKB+CKX)比を決定するのに用いられる。
第4図に示す様に、検体の調製には、(a)試験管或いはバイアル11に精子検 体10を採取及び調製すること、(b)遠心により、撹拌しながらその検体に精 子洗浄溶液12を加えること、及びfcl洗浄した検体を濃縮することによって 精子ペレット14を得ること、以上が含まれる。さらにそのペレットに均質溶液 を加えて(d)スターラー或いはプランジャー15で均質化し、(e)精子ホモ ジネート16を調製する。さらにその精子ホモジネートを(f)遠心し、それを 透明にする。ピペット18を用いて精子の上層抽出物のアリコートを取り、さら に(g)それを電気泳動板24の分離溝22にのせる。
Cにアイソザイムの分析を正しく解析する為には、適切な検体を採集すること、 及び精子を洗浄して精液の流体を取り除くことが重要である。採集後直ちに測定 を行なわない場合には、その洗浄した精子ペレットを−SH基保護剤を含む緩衝 液で覆い、冷蔵しておかねばならい、そしてそれは、4’Cで48時間以内なら 貯蔵が可能である。さもなければ、その精子ペレットは一20°Cで数週間以内 なら、その活性を失なうことなしに冷凍貯蔵することができる。冷凍及び解凍の 繰返しは、CK活性を損なうので避けなければならない。
精子CK異性体の測定は、臨床実験室で心筋障害の診断の為、患者の血清中のC K比を測定する除用いる型の装置及び組成物を用いて行なう、これらには、電気 泳動用試薬、C)f酵素を電気泳動分離する為のアガロース或いは酢酸セルロー スゲル、及び活性検出用試薬が含まれる。活性ピークの積算と同様、螢光検出及 び走査も通常各製造業者のプレートに適した自動測定機を用いて行ない、Cに異 性体のレベルを測定する。
Cにアイソザイムの分離法は色々あるが、中でも電気泳動法が最も効率的で、比 較約1i1である。Cにアイソザイムは、電気泳動によりアガロース媒質中で分 離される。アイソザイムを含む、明確に分離されたゾーンは、そのアガロースを タレアチンキナーゼ基質で覆うことによって検出される。Cに異性体の存在及び 活性は、その酵素活性により検出する。 CKは、クレアチンリン酸からアデノ シンニリン酸(ADP)へのリン酸の転移を触媒し、クレアチンとアデノシンニ リン酸(ATP)を生成させる。このCK反応で生成されたATPは、グルコー ス6−リン酸の生成に利用される。この反応は、酵素へキソキナーゼにより促進 される。グルコース6−リン酸が生成すると、ADPは濃度が一定量に保たれな がら再生される。さらにグルコース6−リン酸は、酵素グルコース6−リン酸デ ヒドロゲナーゼによって酸化され、それと同時にニコチンアミドアデニンジヌク レオチド(NAD)は螢光誘導体NADHへと還元される。そのCに基質には、 これらの反応及びインキュベーション後に必要な試薬が全て含まれており、その CK異性体の活性と比例関係にあるNADH螢光は、走査螢光計によって電気泳 動フィルム上で定量される。
実施側 本発明の方法による好ましい精子試験法は次の通りである:本発明の精子試験法 には、使用前に精製水を加えることによって再生可能な四種の濃縮試薬、均質化 に用いるプランジャーに合う15afの目盛付コニカル試験管、及びCに同位体 を電気泳動する為の透明なアガロース或いは酢酸セルロースの電気泳動板とから 成るキットを用いる。
試圭 l)精子洗浄液、(ホスフェート緩衝液−標準(0,15M)食塩水、pH77 ,01) 。
2)揉り抱1化3踵、(ホスフェート緩衝液−標準食塩水、pH: 7.0 、 20mM DTT。
0.1%トリトン)。
3)電気床劾復衡戒:MH5(2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸) p H6,2。
4)堕益1i、(本熔液lidは、CK基質の1バイアルを溶解するのに用いら れる)。
潤性成分 拭果虫生辰柊濃度 クレアチンリン酸 9011M アデノシンニリン酸 12mM マグネシウム゛t 60d アデノシン−リン酸 15mM ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド 6−門グルコース 60−M NAC6(1wM ヘキソキナーゼ 9X1031υル(30°C)グルコース6−リン酸デヒドロ ゲナーゼ 7.5X 10’lU/L(30°C)検体曵廻■二 1)精子は採集後できるだけ速やかに精液流体から分離し、精子洗浄液中で洗浄 しなければならない;2)fi!lit後、その精子ペレットを0.2idの均 質化溶液中で均質化しなければならない(スターラー或いはプランジャーで10 回);3)その精子ホモジネートを遠心により透明にする;さらに4)その精子 抽出物のアリコート0.0OId、 0.002d及び0.005dを電気泳動 にかける。
もしも試験を採集後3時間以内に行なうことができない場合には、約0.2dの 均質化溶液で覆わなければならない、そうすれば、冷蔵で3日間、冷凍(−20 °C)なら二ケ月以内貯蔵することができる。冷凍及び解凍を繰返すと酵素が失 活するであろう。
驚入床軌汰= l)再生したMES131衝液を、電気泳動セルの各室に入れる。各室の緩衝液 をならし、中央部分の水分をぬぐい取る;2)アガロース或いは酢酸セルロース の電気泳動板を、その硬いプラスチックカバーから静かにはがす。フィルムは、 注意深くその端のみを手で触る;3)三つの検体溝(通常0.001.0.00 2.0.005d)に、検体の三つの異なるアリコートを様々なサンプルにおけ る活性の違いが見込めるように設定して加える。検体は定量的ミクロリットルデ ィスペンサーと使い捨ての検体チップを用いなければならない、各検体毎に新し いチップを用いる。その小滴が液溜めに触れる様にする。ピペットが溝或いは板 表面に触れてはならない。
検体はできるだけ素速く加える。検体を加えてからアガロースに拡散するのに1 分間放置する;4)その装填済のアガロースフィルムを、それが下側になる様、 そのアガロースフィルムの陽極(+)側とセルの陽極(+)側とが合う様にして 電気泳動セルに入れる。さらに、5)電源を入れ、適切な電流が供給できる樺調 整する0通常は90Vを使用し、20分間電気泳動させる。
郊 ハンドの口 : 1)を気泳動後、余分な緩衝液をセルから排出し、アガロースフィルムの端をし っかりとつかんでそれを取り出す、そのフィルムを、アガロースの側が上になる 欅に、しかも陰極(−)の端が作業者の方を向く様にして平らなカウンター甲板 上に置り;2)ゲルに沿って一度折り返しふくことにより、アダロースの端から 残りの緩衝液を吸取る;3)アガロースフィルムの陰極(−)の縁に沿って、5 IIlの血清学用ピペットを縦長に置<;4)陽極と向かい合せになっているそ の5Idの血清学用ピペットの縁に沿ってアガロースの表面上に基質1dを平ら に分配する;5)その基質を広げる為、そのピペットをアガロースフィルムと交 差して、陽極の縁のしみ込んだ領域に差し掛かる所までゆっくりと押す;6)そ のアガロースフィルムをそれが上になる様にして、湿らせた吸取紙の上の予熱し た定温nmに差し込み、そのプレートを37°Cで20分間温1する;7)温室 後、そのアガロースフィルムを乾燥定温器/オーブン内に置<、 15−20分 間或いは乾くまで乾燥する−8)その乾燥したアガロースフィルムを紫外光(3 65nmで)下で検定する。CKアイソザイム活性のある部分は青白い螢光ハン ドとして現れる;9)そのアガロースフィルムを、365nsの励起波長を有し 、460n−の発光波長を探知する光度走査針を用いて走査する。
体外受精への試みを行なった47検体の精液について目かくし試験を実施したと ころ、精液の質的パラメーター(CKX/fJX +CKB)と、結果として得 られた妊娠との間には十分な相関関係が認められた。CKX/CXX+CKBの 比を基に、我々は検体を受精の見込みが極めて低い群(10検体)、受精の見込 みが中程度の群(8検体)及び受精の見込みが高い群(29検体)の各群にクラ ス分けした。47検体の精液から56の胚及び9件の妊娠という結果が得られた 。受精が成功する見込みの低いものとして分類されたlO検体の精液では、胚は わずかに5件、妊娠は1件もなかった。受精能力が中程度であるとされた8検体 の精液では、胚が9件、妊娠は2件であった。受精の見込みが高いとされた27 検体の精液では、42件の胚、7件の妊娠が認められた。受精に必要な精子の質 的パラメーターのレベルは、最低的0,10であると判断される。様々な製造業 者による電気泳動フィルム及び螢光検出システムを用いる為、検出レベルには若 干のばらつき(±5%)がある、しかしながら、その値は同じシステムを用いる ことによって一定になる。
この様に本発明は、−回射精液中のCKX型及びCKB型異性体全体に対するC KX型異型体性体性比の様に、精子の一つのパラメーターのみを基にして、精子 の成熟度及び受精能力を定量的に評価できる有用で待望の方法を提供している。
精子CKX酵素の濃度は、検体中の成熟精子の一部分の存在と比例関係にある。
精子の質的パラメーターを測定した後、予め定めた最低レベル(例えば比が最低 0.10)を有する精子は、体内或いは体外法によって人の卵子を受精させる為 に選択することができる。これには場合により、受精への試みを行う以前に精子 を強化する方法による精子選択を含んでも良い。
さらに、これらの生化学的パラメーターによる精子の質の定量的評価は、スイム アップ選択法、精子の自己遊走法、或いは様々なカラム分離及び成分遠心法の様 な任意の精子強化法における改良の目安としての役割も担っている。 CKX濃 度は一回射精液中、及び欅々な精子強化法により調製した精子画分中に、様々な 種類の精子集団が存在することを反映している。
本発明によるCK異性体比を用いる生化学的方法は、精液の細胞成熟度の目安を 提供しており、将来は、進歩した生殖法、すなわち卵母細胞への精子の注入に用 いる為に、−回の妊性精液を選択することが可能になると言える。
又本発明は、精子欠損の体外治療につながるであろう診断手段をも提供している 。CKXの様な生化学的マーカーにより、精子の質の変化を評価することが可能 になり、男性労働者が有害条件下に身をさらしている様な工業環境における有効 な集団検診法として用いることもできる。さらにそのCKX比により、種々の薬 剤で治療を行なっている、或いは老齢化しつつある男性患者における精液のモニ ターができる欅になるであろう、又、ホルモン或いはペプチド誘導体で精子形成 を一時的に減退させたり、それに変化をもたらしたりすることによる男性の避妊 法の効果をモニターすることもできる。この様な処置が終了した後、CKX濃度 を調べれば、正常な精子形成の回復がわかるであろうし、各人においてその精子 の質が処置以前のレベルに達していることがモニターされるであろう。
又本発明によるCKX濃度の測定は、種馬及び雄牛の様な動物の精子の質につい て述べる際にも、さらに受精能力及び繁殖の熟達を予測する際にも用いることが できる。
本発明は、特定の具体例に関して記載してきたが、本発明の理念及び領域から離 れることなく多様化することは可能であり、しかもそれが、発明の理念及び領域 を出ることなく例解することを目的としてここに記載した本発明の変化及び改良 、その全てを網羅するものであることは、技術熟練者には理解頂けるであろう。
精7膚皮(10’/m1) −,101,703,515,31 CKX濃L(%) FIG、4(a) FIG、4(b) FIG、4(c)補正帯の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 3年 4月11日 1、特許出願の表示 PCT/US89104301 、発明の名称 乏精子症男性における受精能の客観的生化学的測定法3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国コネチカット州06525. ウッドブリッジ。
チェストナッヒ・レーン 16 氏 名 ハスザー、ガボー・ビー 4、代理人 住 所 東京都千代田区大手町二丁目2番]−号新大手町ビル 206区 電話 3270−6641〜6646 5、補正帯の提出日 (請求の範囲全頁の差替) 請求少範西 1、a)精子検体を手に入れること; b)前記精子検体から精子Cに酵素を検出すること;C)前記Cに酵素の(JX 異性体に関し、Cに酵素濃度を測定すること;及びd)そのCK酵素濃度を基に 精子の質的パラメーターを決定すること(その際、前記CXX異性体の濃度の増 加は前記精子検体の受精の可能性がより高いことを表わす。); の各ステップから成る精子の質の試験法。
2、前記CK酵素のC)iB異性体に関し、第二のCK酵素濃度を測定するステ 、プを含み、さらに前記ステップ(d)において、第二〇〇に酵素濃度も基にし て精子の質的パラメーターを決定する請求項1記載の方法。
3、前記の第−及び第二CK酵素濃度をCKX及び(JB異性体の活性パラメー ターから測定し、前記精子の質的パラメーターが、fJX異性体濃度のCKX及 びCKB異性体の総濃度に対する比率と比例関係にあり、高い比率はど前記精子 検体の受精の可能性が高いことを表わす請求項2記載の方法。
4、前記精子検体を電気泳動にかけ、前記CK酵素異性体の検出及び測定を行な う請求項3記載の方法。
5、電気泳動に続いて、前記(J酵素を反応させて誘導体生成物とし、しかもそ の前記誘導体生成物が前記CXX及び(JB異性体の酵素活性に比例して螢光を 発する請求項4記載の方法。
6 ステップ(a)と(b)との間に、検出及び測定が可能なCに異性体を定量 的に生成させるステップをさらに含んでいる請求項1記載の方法。
7、(e)体内或いは体外受精への試みに用いる為、前記精子の質的パラメータ ーに関する予め定めた最低レベルに達している精子を選定すること、をさらに含 んでいる請求項1記載の方法。
8、te1体内体内或体外受精への試みに用いる為、前記精子の質的パラメータ ーに関する予め定めた最低レベルに達している精子を選定すること、をさらに含 んでいる請求項3記載の方法。
9、前記精子の質的パラメーターの最低レベルが、CXX異性体濃度のCKX及 びCKB異性体濃度の総計に対する比率によって決定される時、それが約0.1 0である請求項8記載の方法。
10、選定した精子の質的パラメーターの試験が、受精を試みる以前、精子強化 法後に行なわれる請求項7記載の方法。
11、精?−fc浄液; 精r均質化液; 電気泳動緩衝液; 精子検体中のCに酵素を検出する為の電気泳動フィルム;及び電気泳動により分 離されたCKX及びCKB異性体の活性と比例関係にある螢光誘導体を形成する 為のCK基f&11成物;を含み、CXX異性体の精子CK酵素濃度を測定する ことにより精子の質と受精能力とを決定する(但し2、CXX異性体の濃度の増 加は前記精子検体の受精の可能性が高いことを表わす、)ためのマルチバートシ ステム。
12、キット中で、前記溶液及び前記組成物が使用前に水で稀釈するようにfi FAされた形で存在している請求項10記載のシステム。
13、前記精子洗浄液と均質化液とを用いる為の容器及び均質化手段をさらに含 んでいる請求項12記載のシステム。
国際調査報告

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.a)精子検体を手に入れること; b)前記精子検体から精子CK酵素を検出すること;c)前記CK酵素のCKX 異性体に関し、第一のCK酵素濃度を測定すること;及びd)その第一のCK酵 素濃度を基に精子の質的パラメーターを決定すること;の各ステップから成る精 子の質の試験法。
  2. 2.前記CK酵素のCKB異性体に関し、第二のCK酵素濃度を測定するステッ プを含み、さらに前記ステップ(d)において、第二のCK酵素濃度も基にして 精子の質的パラメーターを決定する請求項1記載の方法。
  3. 3.前記の第一及び第二CK酵素濃度をそれぞれCKX及びCKB異性体の活性 パラメーターから測定し、しかもそこで、前記精子の質的パラメーターが、CK X異性体レベルのCKX及びCKB異性体の総レベルに対する比率と比例関係に ある請求項2記載の方法。
  4. 4.前記精子検体を電気泳動にかけ、前記CK酵素異性体の検出及び測定を行な う請求項3記載の方法。
  5. 5.電気泳動に続いて、前記CK酵素を反応させて誘導体生成物とし、しかもそ の前記誘導体生成物が前記CKX及びCKB異性体の酵素活性に比例して螢光を 発する請求項4記載の方法。
  6. 6.ステップ(a)と(b)との間に、検出及び測定が可能なCK異性体を定量 的に生成させるステップをさらに含んでいる請求項1記載の方法。
  7. 7.(e)体内或いは体外受精への試みに用いる為、前記精子の質的パラメータ ーに関する予め定めた最低レベルに達している精子を選定すること、をさらに含 んでいる請求項1記載の方法。
  8. 8.(e)体内或いは体外受精への試みに用いる為、前記精子の質的パラメータ ーに関する予め定めた最低レベルに達している精子を選定すること、をさらに含 んでいる請求項3記載の方法。
  9. 9.前記精子の質的パラメーターの最低レベルが、CKX異性体のCKX及びC KB異性体総計に対する比率によって決定される時、それが約0.10である請 求項8記載の方法。
  10. 10.選定した精子の質的パラメーターの試験が、受精を試みる以前、精子強化 法後に行なわれる請求項7記載の方法。
  11. 11.精子洗浄液; 精子均質化液; 電気泳動緩衝液; 精子検体中のCK酵素を検出する為の電気泳動フィルム;及び電気泳動により分 離されたCKXX及びCKB異性体の活性と比例関係にある螢光誘導体を形成す る為のCk基質組成物: を含み、精子の質と受精能力とを測定するための請求項6記載の方法で用いられ るマルチパートシステム。
  12. 12.キット中で、前記溶液及び前記組成物が使用前に水で稀釈するように濃縮 された形で存在している請求項10記載のシステム。
  13. 13.前記精子洗浄法と均質化液とを用いる為の容器及び均質化手段をさらに含 んでいる請求項12記載のシステム。
JP1511042A 1988-10-11 1989-09-29 乏精子症男性における受精能の客観的生化学的測定法 Pending JPH04500912A (ja)

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