JPH04501269A - D―(+)―ビオチンの調製法 - Google Patents
D―(+)―ビオチンの調製法Info
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
D−(+)−ビオチンの調製法
この発明は、下式I
[式中、R1は、■(または基R’ R’ CH−もしくはSiR’ R’ R
’ (ただし、R3およびR4は、それぞれ別個に、H1非置換型もしくは置換
型アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキルもしくはヘテロアリール基
、または−緒になって、非置換型もしくは置換型アルキレンもしくはヘテロアル
キレン基であり、R8,R11およびR7は、それぞれ別個に、非置換型もしく
は置換型アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキルもしくはヘテロアリ
ール基である)R2は、Hlまたは窒素原子に適した保護基であって、Xは、0
、SまたはN−R” (ただし、R6は、アルキル、シクロアルキル、アリール
もしくはアルコキシカルボニル基、またはジアルキルアミノ基である)で示され
るシスティンヒダントインからD−(+)−ビオチンを調製する方法に関する。
この発明は、光学活性なり−(+)−ビオチンの新規な調製法を提供することを
目的とする。なお、この方法は、ラセミ化合物の分割を行わずにすむので、目的
としない対掌体なより分けて捨てたり元に戻す必要がない。
適切な立体配座の糖からD−(+)−ビオチンを立体特異的に調製する方法が知
られている。「テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Latt
ers ) J No、32. pp、2765−2766、(1975)では
、出発物質としてD−マンノースが用いられ、「アゲリカ・バイオ口・ケミ(A
gric、 Biol、 Chem、) J No、42. p、465 (1
978)では、出発物質としてD−グルコースが用いられ、そして、ドイツ特許
公報3.122、562号およびドイツ特許公報3.320140号には、D−
アラビノースがキラル出発物質として用いられている。
しかし、これらの方法すべてに共通する特徴は、調製工程が極めて多く、結果的
に全収量が低下する点である。中間体は、糖の性質によって一般に結晶化しない
ので、十分な純度が得られないことが多い、また、中間体は、それらが多官能性
であって化学的に不安定なために、反応のパラメータを比較的狭い範囲に維持す
ることが必要である。糖の多くは非天然物なので値段が高い。
L−システィの使用は、米国特許第4.009.172号、米国特許第4.13
0.713号、米国特許第4.337.345号および「ジャーナル・オブ・ザ
・アメリカン・ケミカル・ソシエティ(Journal of the Ame
rican Chemical 5ociety)J No、99. p702
0 (1977)から既知であって、不安定な中間体の処理を必要としないが、
全体で18の反応工程と目的としない異性体の分離を経て、光学活性なり−(+
)−ビオチンが得られる。ただし、その収率は十分とはいえない。
中間体として光学活性な二環ヒダントイン誘導体を経てシスティンまたはシスチ
ンからD−(+)−ビオチンを調製する非常に優れた方法が5イー・ボエッチェ
(E、 Poetsch)とエム・カッスット (M、Ca5utt) [、
Chimea、 41,148(1987)、および欧州特許出願第A2−0.
242.686号/第A2−0.243.734号]によって記載された。
上記のトラン合成の唯一の欠点は、シアノ基を中間体に導入しなければならず、
極めて毒性の高いシアン化アルカリ金属反応またはシアン化トリメチルシリルを
用いて反応を行わなければならないことである。
コーレイ (Corey etal、)ら[Tetrahedron Lett
ers 29、57 (1988) ]が記載した、L−システィンのヒダント
インからのD−(+)−ビオチンの全合成では、多数の合成工程を経てD−(+
)−ビオチンの収率は12%であって、工業的実施には不向きである。
別の方法では、置換型3H,5H−イミダゾ−[1゜5−c]テトラヒドロチア
ゾールが、「ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソシエテイ(Jo
uranlof the American Chemical 5ociet
y) J No、105. p、5946F1983) ]および欧州特許公開
公報第0.094.776号に記載され、こらから、ラセミ体分割によって光学
活性ビオチンが得られている。
中程度の収率につながる比較的多段階の結合工程を経の出発物質でさえD−(+
)−ビオチンの調製に好適とはいえず、さらに、単純で経済的で立体特異的なり
−(+)−ビオチンの調製法が必要とされていた。
今や、D−(+)−ビオチンが、式■のキラル(4R/S、5R)−5−メルカ
プトメチルイミダゾリジン−4−オールから、別設のラセミ体分割を行わずに得
られることは注目に値する。これは、天然に存在するアミノ酸、r−−システィ
ンまたはL−シスチンから式Iのシスティンヒダントインを経て調製することが
できる。
この発明は、D−(+)−ビオチンの調製法に関する。その特徴は、下式■
[式中、R1は、Hまたは基R’ R’ CH−もしくはSI RS R6R1
(ただし、R3およびR4は、それぞれ別個に、H1非置換型もしくは置換型ア
ルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキルもしくはヘテロアリール基、ま
たは−緒になって、非置換型もしくは置換型アルキレンもしくはヘテロアルキレ
ン基であって、R′、R6およびR7はそれぞれ別個に、非置換型もしくは置換
型アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキルもしくはヘテロアリール基
である)
R2は、Hlまたは窒素原子に適した保護基であって、Xは、O,SまたはN−
R’ (ただし、Raは、7/L、キル、シクロアルキル、アリールもしくはア
ルコキシカルボニル基、またはジアルキルアミノ基である)〕のシスティンヒダ
ントインが錯体還元剤の作用によって、[式中、R’、R”およびXは上記のと
おり]のアルコールに還元され、このアルコールが、下式■[式中、Zは、0、
S、ジアルコキシ、アルキレンジオキシジイルもしくはアルキレンジチオジイル
基、またはN−R’ (ここで、Roは、アルキル、シクロアルキル、アリール
またはアルコキシカルボニル基、またはジアルキルアミノ基である)、
Yは、C1、Br、Iまたは一〇−5Ox R−(ここで、R”は、メチル、ト
ルイルまたはパーフルオロアルキル)、および
R9は、炭素数8以下のアルキルもしくはアルケニル基、C@Hs 、(CHt
)−−CN−(CN怠)、1−GOORlまタハ(CHz ) −0RCココ
テ、Rは、低級アルキル、シクロアルキルまたはアリール基であって、nは、2
.3.4.5.6.7または8である)]の電子試薬と塩基の存在下で反応し、
こうして得られた下式■
[式中、R’、R”、Ra、Zおよびxは上記ノドおり]のアルキル化産物を、
必要に応じてエーテル化すると[式中、R’、R”、R”、Zおよびxは上記ノ
ドおりであって、R10は炭素数1〜6のアルキル基またはトリアルキルシリル
基1が得られ、これを塩基の存在下でシリル化試薬を用いてシリルエノールエー
テルに転化した後、ルイス酸によって環化すると、下式v1[式中、R1、R2
、RaおよびXは上記のとおり]が得られ、この誘導体を錯体還元剤での還元こ
れに続く脱離反応によって、下式■
[式中、R’、Rχ、R9およびXは上記のとおり]のヒダントイン誘導体を得
、これをそれ自体既知の方法によってD−(+)−ビオチンに転化する点にある
。
さらにこの発明は、式1のシスティンヒダントインを調製するために、下式■、
[式中、R1、R1、R4およびXは上記のとおり]の光学活性な二環のヒダン
トインを酸および/または還元剤を用いて開裂させる方法に関する。
この発明の方法による調製される式II、IV、 [VaおよびVの中間体は、
新規の化合物である。同様に、この発明は、新規の中間体、すなわち、下式II
[式中、H+、RaおよびXは、請求項1に記載したとおり、特にはR1および
Haはベンジルである]、式IVの化合物
[式中、R1%R”、R’、ZおよびXは上記のとおり、特にはR1およびR2
はベンジル、Zは0、ならびにR9は−(CH2)! −GOOR(ここで、R
は、低級アルキル基)である]、
式IVaの化合物
[式中、R’、R”、R″%R”、ZおよびXは上記のとおり、特にはR1およ
びR2はベンジル、ZはOlならびにR9は−CCHt )s C0OR(ここ
で、Rは、低級アルキル基)である]、および
式■の化合物(欠文)
[式中、R’、R”、R’、Zおよびxは上記ノドおり、特にはR1およびHz
はベンジル、ZはOlならびにR9は−(CH雪)s −COOR(ここで、R
は、低級アルキル基)である]に関する。
式■の出発化合物は、文献[例えば、ホウベン−ウニイル ()louben、
Weyl) ’有機化学の方法J (Methoden derOrgani
schen Chemie * Georg Thieme Verlag 、
ストウッツガルト)などの一般的研究]に記載されているようなそれ自体既知の
方法によって、その反応に適した既知の反応条件下で調製される。それ自体既知
の変形例については詳述しないが、これらも同様に使用することができる。
出発物質は、例えば、コーレイ (E、J、CCorey etal、)らの方
法[Tetrahedron Letters 29.57 (1988) ]
に従って、酸および/または還元剤を使った開裂によってL−システィンまたは
式VIIの二環のヒダントインから得られる0式Vllで示される二環のヒダン
トインは、既知であり又、既知の方法によってL−システィンまたはL−セリン
から調製することができる (欧州特許第A2−0、243.734号)。
例えば塩酸また社硫酸といった酸は、例えば水またはアルコールといった溶媒中
で効率よく式・Iaのヒダントイン(ここで、R’ =H)になる式Vllで示
される二環の化合物の開裂に適している。
さらに、開裂試薬としては、硝酸銀、塩化水銀(II)または酢酸水銀(II)
といった重金属塩が利用できる。中間体として形成された金属メルカプチドは、
続いて分解されるが、これは、硫化水素を使って効率よく行うことができる0例
えば、この開裂反応に適した溶媒には、例えば、メタノールまたはエタノールと
いったアルコール、ジメチルホルムアミドといった(原文のまま)アミド、テト
ラヒドロフランといった(原文のまま)エーテルが挙げられる。
式Vllの二環ヒダントインは、還元剤との゛反応が可能であって、式I (、
:、:テ、R’ はCHR’ R’ である)の中間体が得られる。適当な還元
剤は、金属例えば亜鉛などである。金属との反応による酸誘導体の開裂は、酸性
溶媒中で行うことが好ましい、この目的に適した酸は、例えば、塩酸もしくは硫
酸といった鉱酸、または蟻酸もしくは酢酸といった有機酸である。これらの酸は
、溶媒として、または例えばアルコールなどの他の溶媒との混合物中で有効に用
いられる。反応温度は、通常でO”Cないし200℃、好ましくは20℃ないし
150℃である。これらの温度では、反応は、一般に15分ないし24時間後に
完了する。
式11のアルコールは、錯体還元剤の作用によって式Iのシスティンヒダントイ
ンから得ることができる。錯体還元剤は、例えば、ジボラン、ナトリウムボロヒ
ドリド、リチウムシアノボロヒドリド、リチウム、ナトリウムまたはカリウムト
リエチルボロヒドリドといったボラン;ナトリウムヒドリドまたはアルミニウム
ヒドリドといった金属水素化物;トリエチルシラン、トリブチルチンヒドリドと
いったシリコン水素化物;およびリチウムアルミノヒドリド、ナトリウムアルミ
ノヒドリド、ナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムヒドリド、
カリウムボロヒドリドまたはリチウムボロヒドリドといった混合水素化物であり
、特にはジイソブチルアルミニウムヒドリド(D I BAH)が好ましい。
式Iのオキソ化合物と還元剤との反応は、約−100℃ないし+150℃、特に
は約−10°ないし0@の温度で適当な溶媒中にて適宜行われる。適当な溶媒と
は、還元剤の化学的性質に応じて、例えば水:メタノール、エタノール、イソプ
ロパツールまたはブタノールといったアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジエチルエーテルまたはエチレングリコールジメチルエーテルといった
エーテル類;ペンタン、シクロヘキサン、ベンゼンまたはトルエンといった炭化
水素である。
特記しない限り、上記および下記で、R’、R”、R3、R4、R9,RIO1
x%y、zおよびnは前記のとおりである。
基R1は、式R’ R’ CHまたはSiR’ R’ R’で示される基が好ま
しい、ここで、基R3およびR4は、H,C’−C’−アルキル、または未置換
もしくはCIC3−アルキルおよび/またはアルコキシ基による一置換型もしく
は多置換型のフェニルもしくはベンジル基が好ましく、R’ =HかつR4=フ
ェニル基の場合が特に好ましい。
基RB、R8およびR7は、CI C4−アルキル、または未置換もしくはC’
−C’(欠文)による置換型のフェニル基が好ましく、R1′およびR6が同時
にメチル基またはフェニル基であって、R7がメチルまたは第4ブチル基である
場合が特に好ましい。
R2は、好ましくはこの基が結合した窒素原子の保護基であって、これによって
、この発明の方法を用いて、式1の化合物を窒素がR2で保護されたD−(+)
−ビオチン誘導体に転化し、続いて、温和な条件下でこの保護基を選択的に除去
することが可能となる。
このタイプの保護基は、当該分野の技術者にはよく知られており[例えば、「有
機化学における保護基(Groups in Organic Chemist
ry)J 、 Plenum Press、 New York、 1973]
、これを既知の方法によって導入しまた除去することができる。好ましい基R
1は、例えば、ベンジル、メトキシベンジル、3.4−ジメトキシベンジル、4
−メチルベンジル、アリール、メタアリール、クロチル、トリメチルシリルまた
は第4ブチルジメチルシリル、ジフェニルメチル、トリチル、9−H−フルオレ
ニル、9−フェニル−9−フルオレニルまたはメトキシメチル基である。
XはOまたはSでありが、0が好ましい。
式IIのアルコールは、塩基の存在下で不活性溶媒中で式IIIの電子試薬と反
応するが、式■のアルキル化物は、スルフヒドリル基のアルキル化によって得ら
れる。
式IIIのアルキル化試薬において、Yは離脱する官能基であり、例えば塩素、
臭素、又はヨウ素などのハロゲン、又は亜流酸根−〇−3o、−R″ (ここで
R″は好ましくはP−トルウィル、メチル、又はトリフルオロメチル基)であ
る、Yは特に好ましくは塩素又は臭素である。
式111 、 IV、IVaおよびVの化合物において、ZはOまたはN−R’
(式中、R′は、アルキル基またはジアルキルアミノ基である)が好ましい、
ZがN−R’であれば、対応するケトン類(Z=O)はそれ自体既知の方法で、
適当なイミンまたはヒドラゾンの加水分解によって得られる。
式III 、rV、IVa、Vおよび■、R9の化合物では、炭素数8以下のア
ルキルもしくはアルケニル基、−(CHI ) 7−CN1− (CHt )
II C0ORまたは−(CHI ) 、、−OR(ここで、Rは低級アルキル
基であって、nは2.3.4.5.6.7または8である)が好ましい。
R9は、それ自体既知の方法で式−(CHI ) s −c。
2Rで示される基に転化され得る基が好ましい、R*は、特にはブチル、3−シ
アノプロピル、3−(アルコキシカルボニル)−プロピル、2−アルコキシエチ
ル、3−アルコキシプロピルまたは4−アルコキシブチル基が好ましく、アルコ
キシ基は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシまたはi−プロポキシ基が好ま
しい0式IIの化合物は、式IIIの電子試薬によって塩基の存在下でアルキル
化される。
この目的にふされしい塩基は、例えば、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウ
ムといったアルカリ金属の水酸化物;炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムもしく
は炭酸水素カリウムといったアルカリ金属の炭酸塩;酢酸ナトリウムもしくは酢
酸カリウムといったアルカリ金属の酢酸塩:水酸化カルシウム、酸化カルシウム
もしくは酸化アルミニウムといったアルカリ土類金属の水酸化物および酸化物;
またはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ルチジン、
ピペリジン、モルフォリン、ピペラジン、コリジン、キノリンもしくはN、N−
ジメチルアミノピリジンといった有機塩基、特にはトリエチルアミン又はピリジ
ンである。反応は不活性溶媒中で好ましく行なわれる。好適な不活性溶媒には、
シクロヘキサン、ベンゼン、又はトルエンなどの炭化水素類、テトラヒドロフラ
ン又はジオキサン等のエーテル類、ジメチルフォルムアミド又はヘキサメチル燐
酸トリアミドなどのアミン類、ジメチルスルホキサイドなどのスルホキサイド類
、メタノール、エタノールなどのアルコール類、酢酸エチルなどのエステル類が
好ましい、過剰量の有機塩基は勿論溶媒として好適である0反応温度は、約O°
ないし200℃、好ましくは20ないし150℃であって、反応時間は約1ない
し48時間である。
式■のアルキル化物は、好ましくはエーテル化されて、式IVaの化合物のエー
テルが得られる0式IVaのエーテルでは、RIOは、メチル、エチル、n−プ
ロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、トリメチルシリル、トリイ
ソプロピルシリルまたは第3ブチルジメチルシリル、ならびにi−プロピルおよ
び第3ブチル基が好ましい。
式IVa(R”=C’〜C6−アルキル基)のアルキルエーテルは、既知の方法
および例えば、文献[例えば。
ホウベン−ウニイル、「有機化学の方法J (Methoden der Or
ganischen Chemiel 、6 / 3巻、1頁以降]に記載され
ているようなエーテル化によって調製される。式R”−OHで示される適当なア
ルコールは、触媒量の酸、または硫酸、リン酸、塩化水素もしくはP−1ルエン
スルホン酸といった脱水素試薬、5酸化リン、3塩化リンもしくはオキシ塩化リ
ンといった酸誘導体の添加、酸性イオン交換体もしくは分子ふるいによって、式
■のアルコールと反応する。
このエーテル化は、適当な溶媒、純粋なアルコールR10−0H1または適当な
溶媒とアルコールR”−OHとの混合物中で行われる。
適当な溶媒の例として、ベンゼン、トルエン、クロロホルム、ジクロロエタン、
ジエチルエーテルおよびテトラヒドロフランが挙げられる。エーテル化は、温度
−20℃ないし+150℃で行われれることか好ましい0式■のアルコールの脱
水素反応を阻害するために、弱酸溶3.5で、エーテル化を行うことが特に好ま
しい。
トリアルキルシリルエノールエーテルは、不活性化触媒の塩基の存在下でシリル
化試薬を用いて、必要に応じてQとは異なる基Z (Z=S、N−R’ )(7
)Oへの転化後、式■のアルコールまたは式rVaのエーテルの反応によって調
製される。
適当なシリル化試薬の例として、トリメチルクロロシラン(1MC8)、トリイ
ソプロピルクロロシラン(MIS)、第3ブチルジメチルクロロシラン(TBD
MC8)、トリメチルブロモシラン(TMBS)およびトリメチルヨードシラン
(TMIS)といったシリルハライド;トリメチルシリルトリフレート (TM
SOTf)、ヘキシルジメチルシリル(sic) トリフレート(ThDMSO
Tf)およびトリイソプロピルシリルトリフレート(TIPSOTf)といった
トリアルキルシリルトリフレート:ならびにおよびエチルトリメチルシリルアセ
テート(ETSA) 、N、0−ビス(トリメチルシリル)−アセトアミド(B
SA)、N−メチル−N−1−リメチルシリルトリフルオロアセトアミド(M
S T F A ”)およびヘシサメチルジシラザン(HMDS)が挙げられる
。
トリアルキルシリルトリフレートは、特に好ましく−60”ないし10℃、好ま
しくは−30ないし0℃で動力学的制御のもとて反応を可能にする。これらの温
度で、反応は通常10分ないし48時間で終了する。
有機アミンは塩基として適当である。適切な有機アミンの例として、ピリジン、
トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピペリジン、モルフォリン、第3ブ
チルアミン、コリジン、キノリン、4−N、N−ジメチルアミノピリジン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、1.8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−
7(DBU)および1.6−ジアザビシクロ[4,3,Olノネン−5(DBN
)が挙げられる。
こうして得られた下式iv b
[式中、R1,R2、R9,R10およびxは上記トウリであって、各場合のR
11はそれぞれ別個に、炭素数1〜6のアルキル基である]のシリルエノールエ
ーテルは、ルイス酸によってそのままの状態で環化され、式Vのビオチン誘導体
が得られる。
適切なルイス酸として、アルミニウムクロリド、スズテトラクロリド、亜鉛クロ
リドおよびチタニウムテトラびチタニウムハライドもしくはトリフレート;ボロ
ントリクロリド、ボロントリクロリドおよびトリメチルボレートといったボロン
ハライドもしくはホウ酸エステル、またはトリメチルシリルトリフレートおよび
トリイソプロピルシリルトリフレートといったトリアルキルシリルトリフレート
が挙げられる。
反応温度は、通常−90℃ないし0℃、好ましくは一90℃ないし一50℃であ
る。これらの温度で、反応は通常、15分ないし4時間で終了する。
この発明の方法の好ましい実施態様では、式■のアルコールまたは式IVaのエ
ーテルは、式IVbのシリルエノールエーテルに転化される。このときの反応は
、約1当量のトリアルキルシリルトリフレートを用い、塩基の存在下で不活性溶
媒中、温度−30℃ないし0℃で行われ、90℃(原文のまま)ないし−50℃
に冷却した後、化学量論量以下の同一のトリアルキルシリルトリフレートの添加
によって式■のビオチン誘導体にそのままの状態で環化される。式Vのビオチン
誘導体は、式Vaおよび式vbのジアステレオマーの混合物として存在する。
これらジアステレオマーの比率は、反応を適宜行うことによって変えることがで
きる。
特に、高比率の式vbのジアステレオマーは、トリアルキルシリルトリフレート
を用いて低温で式■のアルコールまたは式rVaのエーテルを式rVbのシリル
エノールエーテルに転化して環化することによって得られる。
式vbのビオチン誘導体は、適切な還元剤を用いて式VIIIのビオチン誘導体
に還元することができる[式中、)lit、R2、R@およびXは上記どうりで
ある]、これら式vitrのビオチン誘導体は、既知であって。
例えば、D−(+)−ビオチンに関するドイツ特許第2.058゜234号、欧
州特許第0.036.030号、欧州特許第0.084.377号および米国特
許第号3.859.167号に開示されているようなそれ自体既知の方法によっ
て反応可能である。
式vbのビオチン誘導体から式VIIIのビオチン誘導体への還元にふされしい
還元剤は、例えば、塩酸水溶液中の亜鉛アマルガム(タレメンゼン還元)、塩基
存在下のヒドラジン水和物(ウォルフ・キシュナーまたはファン・ミンロン還元
)、180ないし250℃での水素化触媒存在下における水素またはケト基(2
=0)の対応すルトシルヒドラゾ:/ (Z=N NHSOs −Cv Ht)
への転化の際の水素、およびリチウムアルミノヒドリドもしくはナトリウムボロ
ヒドリドといった錯体ヒドリドである。
式Vaおよびvbのジアステレオマー混合物は、錯体化合物を用いてから脱水を
行って、式Vcのアルコールへの還元によってさらに転化することができ[式中
、R1、R2、R11およびXは上記どうりである]、式Vlのデヒドロヒオチ
ン誘導体が得られる。適当な錯体還元剤は、特には、式I中のシスティンヒダン
トインの還元にも用いられるものである。
錯体ヒドリドと式■の化合物との反応は、不活性溶媒、プロトン性溶媒またはそ
の両者の混合物中で有効に行われる。適切な不活性溶媒は、ペンタン、ヘキサン
、シクロヘキサン、ベンゼンまたはトルエンといった炭化水素二ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはエチレングリコールジメチルエーテ
ルなどのエーテル類およびそれら溶媒の混合物が好ましい、適切なプロトン性溶
媒は、メタノール、エタノール、イソプロパツールおよびブタノールといったア
ルコールが好ましい。反応温度は、約−120℃ないし+150’C,好ましく
は一80℃ないし+100℃が適しており、反応時間は、約30分ないし24時
間である。
硫酸、塩酸、リン酸、トルエンスルホン酸といった酸、水酸化ナトリウムまたは
水酸化カリウムといった塩基は、例えば、式Vaのアルコールの脱水に適してい
る。
この場合の反応は、不活性触媒の有無にかかわらず約0℃ないし150℃、好ま
しくは20℃ないし100℃の温度で行われる。適切な溶媒の例として、メタノ
ール、エタノール、インプロパツールまたはブタノールといったアルコールが挙
げられる0式Vcのアルコールは、塩基の存在下でメシルクロリドを用いてから
加熱することによって、対応のメシレートに転化させることが好ましい。
式Vlのデヒドロビオチン銹導体は既知であって、それ自体既知の方法(例えば
、欧州特許第0.084.377号)によって反応させて、D−(+)−ビオチ
ンを得ることができる。
したがって、この発明の方法では、少ない調製工程で入手が簡単な安い出発物質
から高収率で、単純かつ立体化学的方法によって光学活性のD−(+)−ビオチ
ンの調製が可能である。これは、1回の工程で行う場合もあり、ビオチン調製の
分野で実質的な進歩といえる。
以下の実施例は、この発明の方法を詳述するためのものであり、限定を加えるも
のではない、以下の略号を使用する。
TBAF :フッ化テトラブチルアンモニウムTHF :テトラヒドロフラン
D I BAH+ジイソブチルアルミニウムヒドリドETOAC:酢酸エチル
TEA : I−リエチルアミン
TMSOTf : トリメデルシリルトリフレートTIPSOTf : トリイ
ソプロピルシリルトリフレートDBU ニジアザビシクロ[5,4,0]ウンデ
セン−7ETSA :酢酸エチルトリメチルシリル比旋光度は、パーキンエルマ
ーの旋光針を用いて、それぞれ示された溶媒中にて測定する。
カラムクロマトグラフィーによる分離は、シリカ60230−400メツシユ上
で行う。
実施例1
無水酢酸3200m1 に溶けた(7aR)−3−フェニル−6−ベンジル−I
H,3H−イミダゾ[1,5−C]チアゾール−5,7−シオン324.4g
(1,0mol )の溶液に、85℃で亜鉛粉末261.6g (4゜0mol
)を少量づつ作用させ、この混合物をさらに85℃で6時間攪拌し、濾過して、
減圧濃縮する。
残渣をトルエンloooml に溶かし、この溶液をIN塩酸300m1 およ
び水400m1 で連続的に洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥して、減圧濃縮する
。
N、N−ジベンジル−し−システィンヒダントイン308.5gが、無色の油と
して得られる。
[α] 5sst。=−190’ 、c=1 (メタノール)実施例2
N、N−ジベンジル−し−システィンヒダントイン(実施例1で調製) 9 、
8 g (30mmol)とTHF200ml との混合物を、−70℃にてD
I BAHのTHF溶液(1mol /l) 66m1 で処理する。−70
℃で1時間攪拌した後、水50m1 および2,5%の水酸化ナトリウム溶液2
00m1 を連続的に滴下する。
1時間室温で攪拌した後相分離を行い、一般的な操作およびクロマトグラフィー
精製(E T OA c /ヘキサン1:1)を行うと、Rf =0.40 (
EtOAc/ヘキサン1.1)の(4RS、5R)−1,3−ジベンジル−2−
オキソ−5−メルカプトメチルイミダゾリジン−4−才−ル9.s2g (理論
値の99%)が得られる。
[α]o =−14,s@、 C=Q、870 (CHCL3)実施例3
THF7.0mlと(4R3,5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5−
メルカプトメチルイミダゾリジン−4−オール(実施例2で調製)1.85g
(5,63mol)の混合物を、0〜5℃にてTEAo、855g(1、18m
l 、 8.45mmol)およびクロロアセトン0.547g (0,47m
l 、 5. 91mmol)で処理する。この混合物を0℃で2時間、続いて
室温で2時間攪拌する。沈澱を濾別し、溶媒を蒸留によって除去する。
クロマトグラフィーにかかると、Rf=0.24 (EtOAc/ヘキサン3:
2)の(4RS、5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−才キソ
ー2−チアペンチル)イミダゾリジン−4−オール1.956g(理論値の90
%)が得られる。
同様に以下の化合物も調製する。
(4R3,5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−4−
フェニル−2−チアブチル)イミダゾリジン−4−オール(収率:理論値の88
%)Rf=0.44 (EtOAc/ヘキサン1:1)(4R315R)−1,
3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−7−(メトキシカルボニル)
−2−チアヘプチル)イミダゾリジン−4−オール (収率、理論値の85%)
Rf=0.41 (EtOAc/ヘキサン3:2)[α]。=+34.8°、c
=1.150 (CHCIs)実施例4
(4R3,5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−4−
フェニル−2−チアブチル)イミダゾリジン−4−オール(実施例3で調製)2
.12gとエタノール100+ol との混合物を、0〜5℃にてエタノール中
の2N硫酸を使ってpH3,1(メチルオレンジに対して)に調整する。0〜5
℃で2時間撹拌したのち、エタノール中の2%水酸化カリウムを用いてこの混合
物のpHを5ないし6に上げる。一般的な操作およびクロマトグラフィーを行う
と、Rf=0.69 (EtOAc/ヘキサン3ニア)の(4R3,5R)−1
,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−4−フェニル−2−チアブ
チル)−4−エトキシイミダゾリジン2.043g (理論値の91%)が得ら
れる。同様に以下の化合物も調製する。
(4RS、5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−4−エトキシ−5−メル
カプトメチルイミダゾリジン(収率:理論値の80%)
[αコ。=+20.1°、c=1(メタノール)(4R3,5R)−1,3−ジ
ベンジル−2−オキソ−4−エトキシ−5−(4−オキソ−2−チアペンチル)
イミダゾリジン
実施例5
(4RS、5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−7−
(メトキシカルボニル)−2−チアヘプチル)イミダゾリジン−4−オール(実
施例3で調製)761mg と乾燥ジクロロメタン10m1 との混合物に、−
20℃の窒素雰囲気下でTEA328mgを滴下する。この反応混合物に、TM
SOTf722mg と乾燥ジクロロメタン2ml との混合物を滴下する。室
温まで暖めた後、混合物をさらに1.5時間攪拌する。−60℃に冷却しテカら
、TMSOTf180mgと乾燥ジクロロメタン1ml との混合物を滴下する
。
30分後、この反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタン
で抽出する。有機相は、炭酸カリウム上で乾燥し蒸発させる。カラムクロマトグ
ラフィーおよび再結晶化を行うと、融点80〜81’Cの(3aS、4S、8a
R)−1,3−ジベンジル−4−(1−オキソ−4−メトキシカルボニルブチル
)テトラヒドロチェノ[3,4−d]イミダゾリジン−2(3H)オン(結晶産
物)が得られる。
[C2F oxo = 15.6°、 c = 0 、58 (CHC15)R
f=0.42 (EtOAc/ヘキサン1 : 1+I%TEA)
さらに副産物として、1.3−ジベンジル−2−オキソ−4−(4−オキソ−7
−メドキシカルボニルー2−チアヘプチル)イミダゾリジン−4−エン(脱離産
物)293mg (理論値の40%)が得られる。
Rf =0.25 (EtOAc/ヘキサン1 : 1+1%TEA)
実施例6
ジクロロメタン2ml に溶けた(4R3,5R)−1,3−ジベンジル−2−
オキソ−5−(4−オキソ−2=チアペンチル)イミダゾリジン−4−オール3
84mgを一20℃に冷却しく原文のまま)、トリエチルアミン212mg お
よびTMS OT f 456mg で処理する。
室温で1時間30分攪拌したのち、溶液を一70℃に冷却する。TMSOTf2
22mg を加え、混合物をさらに1時間−70℃で攪拌する。混合物を炭酸水
素ナトリウム水溶液に注ぎ、有機相を炭酸カリウム上で乾燥する。溶媒を除去し
たのち、残渣をクロマトグラフィーで分離する。融点119.〜121@(原文
のまま)℃の(3aS、4S、6aR)−1,3−ジベンジル−4−アセチルテ
トラヒドロチェノ[3,4dlイミダゾリジン−2(3H)オン108mg(理
論値の30%)が得られるRf=0.61 (EtOAc/ヘキサン1:1)[
a]o=59.2°、c=1.195(CHCIs)実施例7
上記の反応と同様に、ジクロロメタン(2ml)に溶けた(4R3,5R)−1
,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−4−フェニル−2−チアブ
チル)イミダゾリジン−4−オール223mg を、ジアザビシクロ[5,4,
0]ウンデセン−7(DBU)160mgと、−20℃でTMSOTf160m
g と、さらにTMSOTf56mg と反応させる。一般的操作の後、98m
g(46%)の(3aS、4S、6aR)−1,3−ジベンジル−4−ベンゾイ
ルトラヒドロチェノ[3,4−d]イミダゾリジン−2(3H)オンが得られる
。
Rf=0.60 (EtOAc/ヘキサン1:l)融点:127〜128s(原
文のまま)℃[α1o=+91.2’ 、c=1.04(CHCIg)実施例8
(4RS、5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−4−
フェニル−2−チアブチル)−4−エトキシイミダゾリジン(実施例4で調製)
237mg とジクロロメタン2mlとの混合物を、実施例7と同様にTEA5
3mg およびTMSOTf 111mg を−20℃で処理する。そして、こ
の混合物を室温で1゜5時間攪拌シテカラ、さらにTMSOTf 111mg
を−60℃で添加する。(3aS、6aR,4R)−1゜3−ジベンジル−4−
ベンジルテトラヒドロチェノ[3,4d]イミダゾリジン−2(3H)オン16
5mg (理論値の77%)が得られる。
Rf=0.51 (EtOAc/ヘキサン3:2)融点=143〜144℃
[a] o = 77.6@、c=1.135 (CHCIs)(4R3,5R
)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−4−エトキシ−5−(4−オキソ−2−
チアペンチル)イミダゾリジン(実施例4で調製)から、以下の化合物が得られ
る。
(3aS、6aR,4R)−1,3−ジベンジル−4−アセチルテトラヒドロチ
ェノ[3,4d]イミダゾリジン−2(3H)オン
実施例9
(4R3,5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−7−
(メトキシカルボニル)−2−チアヘプチル)−4−エトキシイミダゾリジン(
実施例4で調製)500mg とジクロロメタン4mlとの混合物を、実施例5
と同様に、TEAlllmgおよびTMSOTf総量467mg と反応させる
。(3aS、6aR24S)−および(3aS、6aR,4R)−1,3−ジベ
ンジル−4−(1−才キソー4−メトキシカルボニルブチル)テトラヒドロチェ
ノ[3,4d]イミダゾリジン−2(3H)オンの1:1ジアステレオマーの混
合物が310mg(理論値の69%)で(原文通り)得られる。
Rf=0.65 (EtOAC/ヘキサン3:2)実施例10
(4R3,5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5−(4−オキソ−7−
(メトキシカルボニル)−2−チアヘプチル)−4−エトキシイミダゾリジン(
実施例4で調製)500mg とジクロロメタン4mlとの混合物を、−20℃
で攪拌して(原文のまま)、TEAIIlmgおよびTMSOTf222mg
と10時間反応させる。−60℃に冷却後、更にTMSOTf245mg を加
え撹拌1時間30分の後、310mg(理論値69%)の(3aS、6aR,4
R)−および(3aS、6aR,4S)−1,3−ジベンジル−4−(1−オキ
ソ−4−メトキシカルボニルブチル)テトラヒドロチェノ[3,4d]イミダゾ
リジン−2(3H)オンの2:1ジアステレオマーの混合物310mg(理論値
の69%)が得られる。再結晶後の融点101〜102℃[Q]o= 10.7
°、c=o、’205 (CHCIs)トシルヒドラジンを用いて、これを対応
のトシルヒドラゾンに転化して、ナトリウムボロヒドリドで還元する、(3aS
、6aR,4R)−1,3−ジベンジル−4−(4−メトキシカルボニルブチル
)テトラヒドロチェノ[3,4−d]イミダゾリジン−2(3H)オン(ジベン
ジルビオチンメチルエステル)が得られる。
実施例11
(3aS、6aR)−1,3−ジベンジル−4−(1−オキソ−4−メトキシカ
ルボニルブチル)テトラヒドロチェノ[3,4d]イミダゾリジン−2(3H)
オン(1: 1 (4SR))−ジアステレオマー混合物452.6mg(実施
例9で調製)とメタノール40m1 との混合物を、室温でナトリウムボロヒド
リド38mg で処理、この混合物を60分間攪拌する。続いて、これを減圧濃
縮し、残渣を40m1 の水に取って、溶液をジエチルエーテル30m1 で2
回抽出する。−緒にした有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧濃縮する。
残渣として、(3aS、6aR)−1,3−ジベンジル−4−(1−ヒドロキシ
−4−メトキシカルボニルブチル)テトラヒドロチェノ[3,4−d]イミダゾ
リジン−2(3H)オンが得られる。
続いて、粗度物を、ジクロロメタン15m1 とトリエチルアミン15m1 の
混合物に溶解させ、この溶液を室温でメタンスルホニルクロリド(メシルクロリ
ド)573mg で処理する。この溶液は、35℃で90分間撹拌し、濾過して
、減圧濃縮する。
さらに、この粗製メシレートをDBU15ml に溶かし、60℃で2時間攪拌
する。この反応混合物を室温まで冷却し、トルエン75m1 で希釈して、それ
ぞれ30m1 の2N塩酸および水で連続的に洗浄する。
この混合物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧濃縮して、残渣をシリカゲルの
クロマトグラフィー(ジエチルエーテル)にかける。
(3aS、6aR)−1,3−ジベンジル−4−(4−メトキシカルボニルブチ
リデン)テトラヒドロチェノ[3,4−dlイミダゾリジン−2(3H)オンが
388mg 得られる。
[a] ozo =+227’ 、c= 1 (ベンゼン))水酸化カリウムの
アルコール溶液中で加水分解することによって、これは、対応するカルボン酸(
融点81〜83℃)が得られる。
[α] D2゜=+217°、c=1 (メタノール)これを欧州特許第0.0
84.377号に従って、D−(+1−ビオチンへ転化する。
実施例12
窒素雰囲気下で、(4R3,5R)−1,3−ジベンジル−2−オキソ−5(4
−オキソ−7−(メトキシカルボニル)−2−チアヘプチル−4−エトキシイミ
ダゾリジン(実施例4で調製)249mg と乾燥テトラヒドロフラン1m1(
7)混合物に、−70”CでETSAl 68mg を滴下する。乾燥テトラヒ
ドロフランに溶けた触媒量のTBAFをこの反応混合物に滴下する。室温まで暖
めたのち、混合物をさらに24時間攪拌して、減圧下で濃縮する。
この残渣をジクロロメタン2ml に溶かす、−70℃まで冷却してから、TM
SOTf165mg とジクロロメタン1ml との混合物を滴下する。
−70℃で1時間攪拌した後、さらに操作を加えて、(3aS、6aR,4R)
−および(3aS、6aR。
4S)−1,3−ジベンジル−4−(1−オキソ−4−メトキシカルボニルブチ
ル)テトラヒドロチェノ[3゜4、d]イミダゾリジン−2(3H)オンの3:
2ジアステレオマ一混合物176mg(理論値の78%)が得られる。(結晶化
産物)
さらに副産物として、1.3−ジベンジル−2−オキソ−4−(4−オキソ−7
−(メトキシカルボニル)−2−チアヘプチル)イミダゾリジン−4−エン33
mg(理論値の7%)が得られる。(脱離反応)国際調査報告
国際調査報告
一一一一一一”””” PCT/EP 90/+235国際調査報告
Claims (15)
- 1.D−(+)−ビオチンの調製法であって、下式I▲数式、化学式、表等があ ります▼I [式中、R1は、Hまたは基R3R4CH−もしくはSiR5R6R7(ただし 、R3およびR4はそれぞれ別個に、H、非置換型もしくは置換型アルキル、シ クロアルキル、アリール、アラルキルもしくはヘテロアリール基、または一緒に なって、非置換型もしくは置換型アルキレンもしくはヘテロアルキレン基であっ て、R5、R6およびR7はそれぞれ別個に、非置換型もしくは置換型アルキル 、シクロアルキル、アリール、アラルキルもしくはヘテロアリール基である) R2は、Hまたは窒素原子に適した保護基であって、Xは、O、SまたはN−R 8(ただし、R8は、アルキル、シクロアルキル、アリールもしくはアルコキシ カルボニル基またはジアルキルアミノ基である)]で示されるシステインヒダン トインが錯体還元剤の作用によって下式II ▲数式、化学式、表等があります▼II[式中、R1、R2およびXは上記のと おり]のアルコールに還元され、このアルコールが、塩基の存在下で下式III ▲数式、化学式、表等があります▼III[式中、Zは、O、S、ジアルコキシ 、アルキレンジオキシジイルもしくはアルキレンジチオジイル基、またはN−R ′(ここで、R′は、アルキル、シクロアルキルアリールまたはアルコキシカル ボニル基、またはジアルキルアミノ基である)、 Yは、Cl、Br、Iまたは−O−SO2−R′′(ここで、R′′は、メチル 、トルイルまたはパーフルオロアルキル)、および R8は、炭素数8以下のアルキルもしくはアルケニル基C6H5、−(CH2) n−CN、−(CH2)n−COOR、または−(CH2)n−OR(ここで、 Rは低級アルキル、シクロアルキルまたはアリ−ル基であって、nは、2、3、 4、5、6、7または8である)]の求電子試薬と反応し、こうして得られた下 式IV、▲数式、化学式、表等があります▼IV[式中、R1、R2、R9、Z およびXは上記のとおり]のアルキル化産物を、必要に応じてエーテル化すると 下式IVa ▲数式、化学式、表等があります▼IVa[式中、R1、R2、R9、Zおよび Xは上記のとおりであって、R10は炭素数1〜6のアルキル基またはトリアル キルシリル基]が得られ、これを塩基の存在下でシリル化試薬を用いてシリルエ ノールエーテルに転化した後、ルイス酸によって環化すると、下式V▲数式、化 学式、表等があります▼V [式中、R1、R2、R9およびXは上記のとおり]のビオチン誘導体が得られ 、この誘導体を錯体還元剤での還元これに続く脱離によって反応させると、下式 VI▲数式、化学式、表等があります▼VI[式中、R1、R2、R9およびX は上記のとおり]のデヒドロビオチン誘導体が得られ、これをそれ自体既知の方 法によってD−(+)−ビオチンに転化することを特徴とする調製法。
- 2.式Iのシステインヒダントインの調製法が、下式VII▲数式、化学式、表 等があります▼VII[式中、R2、R3、R4およびXは上記のとおり]の光 学活性な二環のヒダントインを酸および/または還元剤を用いて開裂させる、請 求項1記載の調製法。
- 3.リチウムボロヒドリドまたはジイソブチルアルミニウムを、式Iの化合物を 還元するための還元剤として使用する、請求項1または2に記載の調製法。
- 4.トリエチルアミンまたはピリジンを、式IIIの求電子試薬による式IIの 化合物の反応に塩基をとして使用する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載 の調製法。
- 5.トリアルキルシリルトリフレートを、シリル化試薬として使用する、請求項 1ないし4のいずれか1項に記載の調製法。
- 6.トリアルキルシリルトリフレートを、式Vの化合物を調製するためのルイス 酸として使用する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の調製法。
- 7.トリアルキルシリルトリフレートが、トリメチルシリルトリフレートである 、請求項5または6に記載の調製法。
- 8.下式II ▲数式、化学式、表等があります▼II[式中、R1、R2およびXは、請求項 1に記載したとおり]の化合物。
- 9.R1およびR2がベンジル基である、請求項8記載の化合物。
- 10.式IV ▲数式、化学式、表等があります▼IV[式中、R1、R2、R9、ZおよびX は、請求項1に記載のとおり]の化合物。
- 11.R1およびR2がベンジル基、Zが0、ならびにR9が−(CH2)3− COOR(ここで、Rは、低級アルキル基)である、請求項10記載の化合物。
- 12.式IVa ▲数式、化学式、表等があります▼IVa[式中、R1、R2、R9、R10、 ZおよびXは、請求項1に記載のとおり]の化合物。
- 13.R1およびR2がベンジル基、Zが0、ならびにR9が−(CH1)3− COOR(ここで、Rは、低級アルキル基)である、請求項12記載の化合物。
- 14.式V ▲数式、化学式、表等があります▼V [式中、R1、R2、R9、ZおよびXは、請求項1に記載のとおり]の化合物 。
- 15.R1およびR2がベンジル基、Zが0、ならびにR9が−(CH2)3− COOR(ここで、Rは、低級アルキル基)である、請求項11記載の化合物。
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|---|---|---|---|
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Publications (1)
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|---|---|
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Family
ID=6387014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (5)
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- 1990-07-28 JP JP2510418A patent/JPH04501269A/ja active Pending
Also Published As
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