JPH051071A - 抗アテローム性動脈硬化症フロクロモン - Google Patents

抗アテローム性動脈硬化症フロクロモン

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JPH051071A
JPH051071A JP3210800A JP21080091A JPH051071A JP H051071 A JPH051071 A JP H051071A JP 3210800 A JP3210800 A JP 3210800A JP 21080091 A JP21080091 A JP 21080091A JP H051071 A JPH051071 A JP H051071A
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Japan
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alkyl
formula
carbons
carbon atoms
mixture
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JP3210800A
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English (en)
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Ronald B Gammill
ロナルド・ブルース・ガミル
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Pharmacia and Upjohn Co
Original Assignee
Upjohn Co
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/78Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans
    • C07D307/86Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans with an oxygen atom directly attached in position 7

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗アテローム性動脈硬化症フロクロモン類の
提供。 【構成】 下記式 〔式中、RおよびRは、一方はC1〜4のアルキ
ル、他方はC2〜4のアルキル、R12は水素、アルキ
ル、アルコキシメチル、アルキルチオアルキルなど、R
13は水素、塩素、フッ素、ヨウ素などを示す〕で示さ
れる抗アテローム性動脈硬化症フロクロモン。具体的一
例として、4−エトキシ−9−メトキシ−7−メチルチ
オメチルフロクロモンが示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、新規な抗アテローム性動脈硬
化症フロクロモン、特にケリン類似体に関する。
【0002】ケリンおよびその関連化合物は広範な薬理
効果を発揮することが知られている。最近、ケリンは、
有用な抗アテローム性動脈硬化症活性を示すことが報告
されている。さらに、多くのケリンの類似体もまた同様
に有用な抗アテローム性動脈硬化症活性を発揮すること
が知られている。例えば、7−メチルチオメチル−4,
9−ジメトキシフロクロモンが、このような有用な抗ア
テローム性動脈硬化症物質として米国特許第42845
69号に記載されている。
【0003】ケリンの全合成法は公知である。例えば、
ピロガロールがケリンのようなフロクロモンの合成用の
出発物質として利用されてきた。例えば、クラーク,ジ
ェイ・アールら(Clarke,J.R.,et al.,J.Chem.Soc.,302
(1949))、バクスター,アール・エイら(Baxter,R.A.,et
al.,J.Chem.Soc.,S30(1949))、シューンベルグ,エイら
(Schonberg,A.,et al.,J.Am.Chem.Soc.,73:2960(195
1))、ムルチ,ブイ・ブイ・エスら(Murti,V.V.S.,et a
l.,Proc.of the Indian Acad.of Sci.,30A:107(1949))
およびガイスマン,テイ・エイら(Geissman,T.A.,et a
l.,J.Am.Chem.Soc.,73:1280(1951))により記載されてい
る。また、スパス,イーら(Spath,E.,et al.,Chem.Ber.,
71:106(1938))、ダン,オーら(Dann,O.,et al.,Chem.Be
r.,93:2829(1960))、ダン,オーら(Dann,O.,et al.,Ann.
Chem.605:146(1957))およびムルチ,ブイ・ブイ・エスら
(J.Sci.Ind.Res.(India),8B:112(1949))もケリンの合成
を記載している。米国特許第2,680,119号もケリ
ンおよびその関連化合物の合成を記載している。
【0004】さらに、類似体も含め、ケリンの製造にお
ける有用な中間体の合成について、アネージャー,アー
ルら(Aneja,R.,et al.,Chem.Ber.,93:297(1960))、アネ
ージャー,アールら(Aneja,R.,et al.,J.Sci.Ind.Res.(I
ndia),17B:382(1958))、ガードナー,テイ・エスら(Gard
ner,T.S.,et al.,J.Org.Chem.,15:841(1950))およびロ
ーベ,エル・アールら(Rowe,L.R.,et al.,Indian J.Che
m.,5:105(1967))により記載されている。したがって、
これらの参考文献は1−(6−ヒドロキシ−4,7−ジメ
トキシ−5−ベンゾフラニル)−エタノンの製造につい
て記載している。また、関連化合物の6−ヒドロキシ−
4,7−ジメトキシ−5−ベンゾフランカルボン酸のメ
チルエステルもムサンテ,シィー・ガズ(Musante,C.,Gaz
z.Chim.Ital.,88:910(1958)により記載されている。
【0005】
【先行技術】ケリンの全合成法が知られており、その合
成に有用なある種の化学的中間体も同様である。ケリン
の中間体の合成においては、ピロガロールの利用が知ら
れている。例えば、ピロガロールの、ケリン中間体、1
−(2,3−ジヒドロ−6,7−ジヒドロキシ−5−ベン
ゾフラニル)エタノンへの変換が知られている。該中間
体のパラヒドロキシ化もまた知られている。例えば、該
変換およびその後のジメチル化により、公知のケリン中
間体を得る方法がロウ,エル・アールら(Row,L.R.,et a
l.,Indian J.Chem.,5:105(1967))により記載されてい
る。米国特許第4284569号にも、種々の新規な抗
アテローム性動脈硬化症フロクロモンが開示されてい
る。
【0006】
【発明概要】本発明は、ことに、 (a)式VI(後記構造式一覧表参照、以下同様)の抗アテ
ローム性動脈硬化症フロクロモン [式中、R6およびR7は前記と同じ、R12は、(1)水
素、(2)炭素数1〜8を有するアルキル、(3)炭素数2
〜8を有するアルコキシメチル、(4)炭素数2〜8を有
するアルキルチオアルキル、(5)トリフルオロメチル、
(6)所望により、塩素、フッ素、トリフルオロメチル、
炭素数1〜3を有するアルキルまたは炭素数1〜3を有
するアルコキシで置換されたフェノキシメチル、(7)所
望により、塩素、フッ素、トリフルオロメチル、炭素数
1〜3を有するアルキルまたは炭素数1〜3を有するア
ルコキシで置換されたフェニルチオメチル、(8)−CH
2−S(O)n−R20(式中、nは0、1または2、R20は炭
素数1〜5を有するアルキルである)、または、(9)−
CH2NR89(式中、R8およびR9は、水素、炭素数1
〜12のアルキルまたはR8およびR9は窒素原子と一緒
になって2〜7個の炭素原子と、さらに、0、1または
2個のヘテロ原子を含む飽和また不飽和の複素環式アミ
ン環を形成する。ただし、該複素環式アミン環は4〜8
個の環原子を有し、ヘテロ原子は酸素、窒素および硫黄
からなる群より選ばれ、また、複素環式アミン環は所望
により、炭素数1〜4を有するアルキル、炭素数2〜8
を有するアルキルチオメチルまたはアルコキシメチル、
炭素数1〜4を有するヒドロキシアルキル、またはフェ
ニルで置換されていてもよい)、および、R13は、(1)
水素、(2)塩素、フッ素またはヨウ素、または、(3)−
CH2−S(O)n−R20(式中、nおよびR20は前記と同
じ)、ただし、R12がメチルである場合のみR13は−C
2−S(O)n−R20である] (b)4−エトキシ−9−メトキシ−7−メチルチオメ
チルフロクロモン、および、 (c)4−メトキシ−9−エトキシ−7−メチルチオメ
チルフロクロモン、を提供するものである。
【0007】また、以下の(d)〜(g)に示すフロク
ロモン製造用の新規中間体およびその製造方法を開示す
る。 (d)式II(式中、R2は炭素数1〜4のアルキルであ
る)のモノアルコキシベンゾフランを、式R3OH(式
中、R3は炭素数1〜4を有するアルキルである)で示さ
れる炭素数1〜4のアルカノール溶媒中で、(i)硝酸タ
リウム(III)、(ii)硝酸第二セリウムアンモニウムおよ
び(iii)四酢酸鉛から成る群より選ばれる酸化剤でパラ
アルコキシ化させることからなる式I(式中、R2および
3は前記と同じで、同一でも、異なっていてよい)で示
されるジアルコキシベンゾフランの製造方法、 (e)式III(式中、R2は炭素数1〜4を有するアルキ
ルである)のベンゾフラン、 (f)式IV(式中、R5は炭素数2〜4を有するアルキル
である)のベンゾフラン、 (g)式V(式中、R6およびR7の一方は炭素数1〜4の
アルキルで、他方が炭素数2〜4のアルキル、ただし、
6およびR7は異なる)のベンゾフラン。
【0008】前記の方法に従って、式IIのアルコキシベ
ンゾフランを製造する。R2がメチルである式IIのアル
コキシベンゾフランは、ケリンおよびその種々の類似体
を含めて広範な種々の抗アテローム性動脈硬化性物質の
製造に有用であることが知られている。例えば、米国特
許第4284569号参照。
【0009】同様にして、R2が炭素数2〜4を有する
アルコキシであるとき、新規な式IIのベンゾフランが製
造される。これらの中間体は、対応する4,9−ジメト
キシフロクロモンの製造に関して米国特許第42845
69号に記載された方法により、式VIの新規な抗アテロ
ーム性動脈硬化症4,9−ジ−(炭素数2〜4)アルコキ
シ−フロクロモンの製造に有用である。さらに、アテロ
ーム性動脈硬化症の治療および予防における式VIの新規
な4,9−ジ−(炭素数2〜4)アルコキシ−フロクロモ
ンの利用法は、米国特許第4284569号に記載され
ている対応する4,9−ジメトキシ化合物の場合と同様
である。したがって、これらの新規な式VIの化合物の製
造および薬理学的利用の方法については、米国特許第4
284569号に記載された抗アテローム性動脈硬化症
4,9−ジメトキシフロクロモンの製造および利用法を
参照することができる。これらの新規な式VIの化合物の
中では、4,9−ジエトキシフロクロモンが好ましい。
【0010】前記の製造方法は、後記のチャートを参考
にすることによってよりよく理解できる。これらのチャ
ートにおいて、R1は水素または炭素数1〜4を有する
アルコキシである。また、R2、R3、R12およびR13
前記と同じである。R11は、(a)水素、(b)炭素数1〜8
を有するアルキル、(c)炭素数2〜8を有するアルコキ
シメチル、(d)炭素数2〜8を有するアルキルチオアル
キル、(e)トリフルオロメチル、(f)フェノキシメチル、
(g)フェニルチオメチル、(h)フェノキシメチルまたはフ
ェニルチオメチル、(いずれも、所望により、1つの塩
素、フッ素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3を有す
るアルキルまたは炭素数1〜3を有するアルコキシで置
換されていてもよい)、または、(i)炭素数3〜10を有
するシクロアルキル、である。
【0011】本明細書において、炭化水素基に付した
「炭素数i〜j」なる語はその炭化水素基が最小i個から最
大j個までの炭素原子を有していることを示しており、
それらの範囲の炭素数のもの全てを含む意味であり、例
えば、炭素数1〜3のアルキルはメチル、エチル、プロ
ピルおよびイソプロピルを含める意味である。
【0012】チャートに関して、チャートAは、公知の
式XXIの化合物を新規な式XXVの2,3−ジヒドロ−ベン
ゾフランに変換する方法を示しており、これを、ついで
還元し、デスメトキシケリンおよびその他のケリン類似
体の製造に用いる公知の式XXVIのベンゾフラン中間体を
得る。さらにチャートAに関して、ピロガロールを、ま
ず、ガイスマン,ティ・エイら(Geissmann,T.A.,et al.,
J.Amer.Chem.Soc.,73:57〜65(1951))により記載された
方法によってクロロアセトニトリルで処理し、式XXIIの
トリアセテートに変換する。ついで、水素雰囲気下で金
属触媒を用い、式XXIIの化合物より式XXIIIの化合物を
得る。例えば、パラジウム−炭素触媒のような通常の金
属触媒が用いられる。該変換は、ダン,オーら(Dann,O.a
nd Zeller,H.G.,Ber.93:28〜29(1960))により記載され
ている。
【0013】その後、式XXIIIの化合物にフリース転位
を行ない、式XXIVのジヒドロキシケトンを得る。この方
法においては、式XXIIIの化合物を三塩化アルミニウム
およびニトロベンゼンの混合液で処理する。ついで、式
XXIVの化合物をヨウ化アルキルで処理することにより、
選択的に炭素数1〜4を有するアルキル化を行ない、式
XXVの化合物を得る。この反応中に伴う脱アルコキシル
化はいずれも、臭化水素酸で処理することによって逆転
できる。ついで、この新規な式XXVの化合物を2,3−ジ
クロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン(DDQ)を用い
て脱水素化する。リン・ワイ・ワイら(Linn,Y.Y.,et a
l.,J.Heterocyclic Chem.,799(1979))を参照。このよう
にして製造された式XXVIの化合物は、ケリンの類似体、
とりわけ4−デスメトキシケリンの合成において非常に
有用な中間体である。例えば、R2がメチルである式XXV
Iの化合物からのかかる類似体の合成については米国特
許第4284569号に記載されている。
【0014】チャートBはチャートAにおいて式XXVIの
化合物として製造された式XXXIの化合物のパラ−アルコ
キシル化の方法を示している。このメトキシル化は、4
位の炭素に導入されるアルコキシ基に相当する炭素数1
〜4を有するアルカノール溶媒中で酸化剤の使用により
進行する。Ce(NH4)2(NO3)6またはPb(OAc)4を酸
化剤として用いることができる。ブラザー,エイ・イー
ら(Brother,A.E.,et al.,Helv.Chim.Acta.,35:9〜10(19
52))の記載を参照。別法として、硝酸タリウム(III)を
酸化剤として用いることができる。テイラー,イー・シ
ー(Taylor,E.C.,J.Organic Chem.,41:282(1970))の記載
を参照。後者の場合、反応混合液を約−25℃で30分
間保持しながら、酸化剤を15分を要して加え、つい
で、1〜2分加熱することにより、最大の収率が得られ
る。
【0015】チャートCは、チャートAの式XXVIの化合
物またはチャートBの式XXXIIの化合物として得られる
式XLIの化合物をケリン、4−デスメトキシケリンまた
はそれらの類似体に変換させる方法を示したものであ
る。例えば、チャートCの方法は米国特許第42845
69号により公知であり、該特許のチャートAは種々の
式XLIIおよびXLIIIの化合物の式XLIの出発物質からの合
成を記載している。したがって、本明細書におけるチャ
ートは前記の新規方法および化合物の製法および使用を
示している。
【0016】
【実施例】つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明する。 例1 3,6,7−ベンゾフラントリオール三酢酸塩(式XXII) チャートAを参照。 乾燥塩化亜鉛38gをピロガロール(式XXI)35gに加え
る。これらの固形物に窒素雰囲気下でジエチルエーテル
およびクロロアセトニトリル18mlを加える。ついで、
得られた混合液を撹拌し、0℃まで冷却させる。つい
で、塩化水素ガスを該反応混合液に30分間吹き込み、
該混合液を撹拌しながら12時間かけて徐々に室温まで
昇温させる。その後、二層の該混合液を0℃まで冷却
し、該エーテル層をデカントする。さらにジエチルエー
テル100mlを加えて撹拌し、デカントする。得られた
残留液に水250mlを加え、ついで該混合水溶液を30
分間還流して均一な溶液を得る。ついで、該溶液を4℃
まで冷却し、濾過し、赤褐色固体のα−クロロガロアセ
トフェノン24.5gを得る。該固体はそれ以上は精製を
せずに、酢酸ナトリウム24.5gを含有するエタノール
300ml中に溶解する。5時間還流したのち、得られた
混合液を乾燥し、無水酢酸150mlおよびピリジン75
mlで処理する。ついで、得られた混合液を室温にて12
時間撹拌し、氷水700ml中にデカントし、ついで1時
間撹拌する。ついで得られた沈澱を濾取し、水洗し、つ
いで風乾する。その後、濾液を濃塩酸で酸性とし、酢酸
エチルで抽出する。ついで、該有機層を炭酸水素ナトリ
ウムの飽和食塩水でよく洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、濃縮させて残渣を得る。シリカゲル1.3kg上で
クロマトグラフィーに付し、40%酢酸エチル−スケリ
ソルブB(SkellysolveB)酢酸エチルで溶出させ、精製
した白色固体の生成物27.75gを得る。融点99〜1
10℃。
【0017】例2 2,3−ジヒドロ−6,7−ベンゾフラジオール二酢酸塩
(式XXIII) 酢酸エチル350ml中、例1の標記生成物50gの混合
液を乾燥酢酸カリウム7.5gおよび10%パラジウム−
炭素触媒7.5gで処理する。ついで、該反応混合液を6
5℃にて2時間水素添加し、室温まで冷却し、ケイソウ
土に通して濾過する。ついで、得られた濾液を減圧下で
濃縮し、固体を得る。酢酸エチル−スケリソルブB(1:
1)250mlより再結晶させ、精製した標記化合物33.
65gを白色固体として得る。融点114〜115℃。
ヘキサン中25%酢酸エチルを溶媒としたシリカゲル薄
層クロマトグラフィーにおけるRf値:0.31。IR吸
収:1765、1625、1610、1490、146
5、1375、1225、1210、1180および1
035cm-1。NMR吸収:7.05、6.62、4.64、
3.21、2.25および2.23δ。
【0018】例3 1−(2,3−ジヒドロ−6,7−ジヒドロキシ−5−ベ
ンゾフラニル)エタノン(式XXIV) チャートAを参照。 例2の標記生成物9.50g、ニトロベンゼン100mlお
よび三塩化アルミニウム6.36gの混合液を60℃にて
90分間加熱する。室温まで冷却させたのち、該反応混
合液を氷上に注ぎ、2N塩酸100mlを加え、さらに水
300mlを加える。3時間撹拌したのちに、酢酸エチル
で抽出する。ついで、該有機層を分離して5%水酸化ナ
トリウム溶液で洗滌し、ついで該水層を2N塩酸500
ml中に注ぎ、沈澱を得る。ついで、酢酸エチルを加え、
沈澱を水層より分離する。該有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧下で濃縮して標記化合物6.35gを褐色
固体として得る。酢酸エチルより再結晶させ、精製した
結晶生成物を得る。融点190〜190.5℃。トリク
ロロメタン中5%酢酸エチルを溶媒としたシリカゲル薄
層クロマトグラフィーにおけるRf値:0.25。IR吸
収:3460、3200、1645、1605、149
0、1445、1365、1320、1255および1
055cm-1。NMR吸収:7.15、4.70、3.18お
よび2.52δ。
【0019】例4 1−(2,3−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−7−メトキシ
−5−ベンゾフラニル)−エタノン(式XXV:R2はメチル) チャートAを参照。 例3の標記生成物5.9g、炭酸カリウム12gおよびヨ
ウ化メチル25mlの混合液を還流下、アセトンの存在下
で18時間加熱する。室温まで冷却させ、炭酸カリウム
を濾去したのち、得られた混合液を減圧下で濃縮させて
黄色油状物を得る。ついで、該油状物をトリクロロメタ
ンに溶解し、臭化水素酸で処理し、2時間還流する。室
温まで冷却し、減圧下で濃縮させたのちに、トリクロロ
メタン中5%酢酸エチルを溶出液としてクロマトグラフ
ィーに付し、精製した標記生成物6.0gを得る。融点9
5〜97℃。トリクロロメタン中5%酢酸エチルを溶媒
としたシリカゲル薄層クロマトグラフィーにおけるRf
値:0.5。IR吸収:2700、1630、1615、
1430、1405、1365、1330、1290お
よび1060cm-1。NMR吸収:7.3、6.48、3.9
および3.15δ。
【0020】例5 1−(6−ヒドロキシ−7−メトキシ−5−ベンゾフラ
ニル)−エタノン(式XXVI:R2はメチル) チャートAを参照。 ジオキサン中、例4の標記生成物12.1gの溶液に2,
3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン(DDQ)
17.8gを加える。ついで、得られた黒色溶液を還流下
で2時間撹拌する。室温まで冷却させると、沈澱が生成
する。ついで、該反応混合液を濾過し、フィルターケー
キをジクロロメタンで洗滌する。ついで、濾液を濃縮し
て残渣を得、該残渣をシリカゲル700g上でクロマト
グラフィーに付し、ジクロロメタンで溶出させる。精製
した標記生成物が油状物5.5gとして得られ、これは自
然に結晶化する。酢酸エチル−ヘキサン(1:5)より再
結晶させて標記精製生成物を得る。融点61.2〜63.
5℃。ヘキサン中25%酢酸エチルを溶媒としたシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィーにおけるRf値:0.31。
IR吸収:3140、3110、2720、1635、
1025、1545、1320、1300、1275お
よび1050cm-1。NMR吸収:7.78、7.65、4.
21および2.71δ。
【0021】例6 1−(6−ヒドロキシ−4,7−ジメトキシ−5−ベンゾ
フラニル)−エタノン(式XXXII:R2およびR3はいずれも
メチル) チャートBを参照。 A.例5の標記生成物100mgをメタノール4mlに加
え、−25℃に冷却する。得られた不均質混合液に、硝
酸タリウム(III)三水和物(Tl(ONO2)3・3H2O)2
50mgのメタノール7ml溶液を約15分かけて滴下す
る。ついで、得られた混合液を−25℃にて30分間撹
拌し、ついで1〜2分間加熱還流させる。その後、該反
応液を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液中に注ぎ、ジエ
チルエーテルで抽出する。該エーテル層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下で濃縮して黄色油状物を得る。ヘ
キサン中1%酢酸エチルに該油状物を溶解し、12時間
0℃で冷却させて結晶化させる。得られた結晶を濾取し
て標記の精製生成物70mgを得る。融点98〜99℃。
ヘキサン−酢酸エチル(1:1)を溶媒としたシリカゲル
薄層クロマトグラフィーにおけるRf値:0.6。IR吸
収:2955、2930、2926、2868、162
9、1619、1587、1471、1452、144
4、1425、1382、1364、1303、126
7、1151、1079、1061および755cm-1
NMR吸収:7.5、6.9、4.15、4.05および2.
7δ。
【0022】B.別法として、メタノール6mlに加え、
0℃に冷却した四酢酸鉛200mgを用いることによって
も標記生成物が製造される。得られた溶液に、メタノー
ル5ml中、例5の標記生成物100mgを滴下する。つい
で、得られた混合液を0℃にて80分間撹拌し、炭酸水
素ナトリウムの飽和水溶液中に注ぐ。エーテルで抽出し
たのちに、該エーテル溶液を硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して黄色油状物を得る。ついで、該粗
製固体をメタノールに溶解し、還流下で1時間加熱す
る。室温まで冷却させたのちに、該溶媒を減圧除去し、
ヘキサン中1%酢酸エチルより晶出させて標記の精製生
成物70mgを得る。融点98〜100℃。
【0023】例7 7−メチルチオメチル−7−メトキシ−9−エトキシ−
フロクロモン(式XLIII:R1はメチル、R2はエチル、R
12はメチルチオメチルおよびR13は水素) チャートA、チャートBおよびチャートCを参照。 A.例3の標記生成物5.9g、炭酸カリウム12gおよび
ヨウ化メチル28mlの混合液を、還流下、アセトンの存
在下で加熱する。室温まで冷却させ、炭酸カリウムを濾
去したのち、得られた混合液を減圧下で濃縮する。つい
で、残渣をトリクロロメタンに溶解し、臭化水素酸で処
理し、2時間還流させる。室温まで冷却し、減圧下にて
濃縮させたのちに、クロマトグラフィーに付し、トリク
ロロメタン中5%酢酸エチルで溶出させて式XXVの生成
物6.0gを得る。 B.ジオキサン中前記A項の生成物12gの溶液に、2,
3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン(DDQ)
17.8gを加える。ついで、得られた黒色溶液を還流下
で2時間撹拌する。室温まで冷却させると、沈澱が生成
する。該反応混合液を濾過し、フィルターケーキをジク
ロロメタンで洗滌する。ついで、該濾液を濃縮させて残
渣を得、該残渣をシリカゲル700g上でクロマトグラ
フィーに付してジクロロメタンで溶出させ、式XXVIの生
成物、1−(6−ヒドロキシ−7−エトキシ−5−ベン
ゾフラニル)−エタノンを得る。
【0024】C.前記B項の式XXVIの生成物100mgを
メタノール4mlに加え、−25℃まで冷却させる。得ら
れた混合液に、硝酸タリウム(III)三水和物(Tl(ONO
2)3・3H2O)250mgのメタノール7ml溶液を約15
分間かけて滴下する。ついで、得られた混合液を−25
℃にて30分間撹拌し、1〜2分間加熱還流させる。つ
いで、該反応液を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液中に
注ぎ、ジエチルエーテルで抽出する。エーテル層を硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮させて、式XXXII
の生成物、1−(6−ヒドロキシ−4−メトキシ−7−
エトキシ−5−ベンゾフラニル)−エタノンを得る。 D.水素化ナトリウム(50%油中分散)20.1gおよび
テトラヒドロフラン(水素化アルミニウムリチウムより
新たに蒸留されたもの)20mlを窒素雰囲気下で合して
スラリー状とし、これに前記C項の生成物56g、2−
(メチルチオ)−酢酸エチル26.4gおよび乾燥テトラヒ
ドロフラン50mlの混合液を滴下する。滴下が完了した
のち(1.5時間)、該反応混合液を蒸気浴上にて15分
間加熱し、その後、室温まで冷却させる。そこで氷水3
00mlを注意して加えることにより、過剰の水素化ナト
リウムを分解する。ジエチルエーテル600mlで洗滌し
て水層を得、これをメタノール100mlおよび濃塩酸7
5mlで希釈する。ついで、該混合液を45分間還流さ
せ、室温まで冷却させる。塩化メチレン600mlで抽出
し、該有機抽出液を乾燥し、減圧下で濃縮して標記の精
製生成物を得る。
【0025】例8 7−メチルチオメチル−4−エトキシ−9−メトキシ−
フロクロモン(式XLIII:R1はエチル、R2はメチル、R
12はメチルチオメチルおよびR13は水素) チャートA、チャートBおよびチャートCを参照。 A.例5の標記生成物100mgをエタノール4.5mlに加
え、−25℃まで冷却させる。得られた溶液に、硝酸タ
リウム(III)三水和物(Tl(ONO2)3・3H2O)250m
gのエタノール8ml溶液を、約15分間かけて滴下す
る。ついで、得られた混合液を−25℃にて30分間撹
拌し、1〜2分間加熱還流する。ついで、該反応液を炭
酸水素ナトリウムの飽和水溶液中に注ぎ、ジエチルエー
テルで抽出する。該エーテル層を硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧下で濃縮して式XXXIIの生成物、1−(6−ヒ
ドロキシ−4−エトキシ−7−メトキシ−5−ベンゾフ
ラニル)−エタノンを得る。 B.水素化ナトリウム(50%油中分散)20.1gおよび
テトラヒドロフラン(水素化アルミニウムリチウムより
新たに蒸留されたもの)20mlを窒素雰囲気下で合して
スラリー状を形成させ、これに、前記A項の生成物56
g、2−(メチルチオ)−酢酸エチル26.4gおよび乾燥
テトラヒドロフラン50mlの混合液を滴下する。滴下が
完了したのちに(1.5時間)、反応混合液を蒸気浴上に
て15分間加熱し、室温まで冷却させる。氷水300ml
を注意して加えることにより、過剰の水素化ナトリウム
を分解する。ジエチルエーテル600mlで洗滌して水層
を得、これをメタノール100mlおよび濃塩酸75mlで
希釈する。ついで、該混合液を45分間還流させ、室温
まで冷却させる。塩化メチレン600mlで抽出し、該有
機抽出液を乾燥して減圧下で濃縮し、標記の精製生成物
を得る。
【0026】C.別法として、標記生成物は以下のよう
に製造される。 (1)4,7−ジメトキシ−7−[(メチルチオ)メチル]−
フロクロモン15gをトリクロロメタン250mlに加え
る。ついで、得られた混合液に乾燥臭化水素を暗赤色に
なるまで吹き込む。ついで、該反応液を45分間加熱還
流し、室温まで冷却し、その後、水200mlで希釈す
る。ついで、該有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧下で濃縮して4−ヒドロキシ−7−[(メチル
チオ)メチル]−9−メトキシ−フロクロモン13.36g
を得る。融点134〜135℃。 (2)前記C(1)項の生成物4.0gをアセトン100ml、
ヨウ化エチル15mlおよび炭酸カリウム9gに加える。
ついで、得られた混合液を18時間加熱還流させ、室温
まで冷却し、その後、減圧下で濃縮する。得られた固体
をトリクロロメタンで洗滌し、濾過により分離する。減
圧下で濃縮して黒色油状物を得、これをシリカゲル30
0g上で高圧液体クロマトグラフィーに付す。トリクロ
ロメタン中10%酢酸エチルで溶出させ、標記生成物
3.0gを得る。融点112〜114℃。酢酸エチル中1
%メタノールを溶媒としたシリカゲル薄層クロマトグラ
フィーにおけるRf値:0.78。IR吸収:3120、1
650、1610、1380、1340、1210、1
170および1065cm-1。NMR吸収:7.62、6.
97、6.15、4.21、4.20、4.57および2.
21δ。
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、R6およびR7の一方は炭素数1〜4のアルキル
    で、他方は炭素数2〜4のアルキル、ただし、R6およ
    びR7は異なる;R12は、 (1)水素、(2)炭素数1〜8のアルキル、(3)炭素数2
    〜8のアルコキシメチル、(4)炭素数2〜8のアルキル
    チオアルキル、(5)トリフルオロメチル、(6)所望によ
    り、塩素、フッ素、トリフルオロメチル、炭素数1〜3
    のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシで置換され
    たフェノキシメチル、(7)所望により、塩素、フッ素、
    トリフルオロメチル、炭素数1〜3のアルキルまたは炭
    素数1〜3のアルコキシで置換されたフェニルチオメチ
    ル、(8)−CH2−S(O)n−R20(nは0、1または2、
    20は炭素数1〜5のアルキル)、または、(9)−CH2
    NR89(R8およびR9は、水素、炭素数1〜12のア
    ルキルまたはR8およびR9は窒素原子と一緒になって2
    〜7個の炭素原子と、さらに、0、1または2個のヘテ
    ロ原子を含む飽和または不飽和の複素環式アミン環を形
    成する。ただし、該複素環式アミン環は4〜8個の環原
    子を有し、ヘテロ原子は酸素、窒素および硫黄からなる
    群より選ばれ、また、複素環式アミン環は、所望によ
    り、炭素数1〜4のアルキル、炭素数2〜8のアルキル
    チオメチルまたはアルコキシメチル、炭素数1〜4のヒ
    ドロキシアルキルまたはフェニルで置換されていてもよ
    い);R13は、(1)水素、(2)塩素、フッ素またはヨウ
    素、または、(3)−CH2−S(O)n−R20(nおよびR20
    は前記と同じ)、ただし、R12がメチルである場合のみ
    13は−CH2−S(O)n−R20である]で示される抗ア
    テローム性動脈硬化症フロクロモン。
  2. 【請求項2】 4−エトキシ−9−メトキシ−7−メチ
    ルチオメチルフロクロモンである請求項1記載の化合
    物。
  3. 【請求項3】 4−メトキシ−9−エトキシ−7−メチ
    ルチオメチルフロクロモンである請求項1記載の化合
    物。
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