JPH04501440A - 高温構造材用の改良ニッケルアルミニド合金 - Google Patents
高温構造材用の改良ニッケルアルミニド合金Info
- Publication number
- JPH04501440A JPH04501440A JP2509225A JP50922590A JPH04501440A JP H04501440 A JPH04501440 A JP H04501440A JP 2509225 A JP2509225 A JP 2509225A JP 50922590 A JP50922590 A JP 50922590A JP H04501440 A JPH04501440 A JP H04501440A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zirconium
- alloy
- composition
- concentration
- titanium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C19/00—Alloys based on nickel or cobalt
- C22C19/03—Alloys based on nickel or cobalt based on nickel
- C22C19/05—Alloys based on nickel or cobalt based on nickel with chromium
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Fuses (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
高温構造材用の改良ニッケルアルミニド合金本発明は、ニッケル、アルミニウム
、ホウ素及びジルコニウム並びにある種の態様においてはチタン又は炭素を含有
する高温加工の可能なニッケルアルミニド合金に関する。
トリニッケルアルミニド(NiaAj)系の金属間化合物合金は、高温構造材と
しての用途に適した独特の特性を有している。即ち、通常の合金においては温度
が上昇すると降伏応力が減少するのに対して、かかる合金は温度上昇に伴って降
伏応力が増大するという特異な機械的特性を示す。
rDucjile^luminide A11oYs rot High Te
mpetsjo+cApplicgiions Jと題する本願と同一出願人に
係る米国特許第4.711.751号の記載から、この金属間組成物は、鉄の添
加によって降伏強さが増大し、ホウ素の添加によって延性が増大し、かつチタン
、マンガン及びニオブの添加によって冷間加工性が向上することが公知である。
ニッケルアルミニド基材の別の改良法としては、より高温での強度を増すために
鉄及びホウ素の他にハフニウム及びジルコニウムを添加することがrDucli
le^luminide^11o7s (or High Tempetaju
re ApplicstionsJと題する本願と同一出願人に係る米国特許第
4.612.165号に記載されている。
かかる改良合金の使用に際して遭遇する主な課題の一つは、これらの合金の高温
における延性が低いことである。温度の上昇に伴ってかかる合金の強度が増大す
ること並びにかかる合金を工業的に加工処理する場合には高温で作業するのが通
常であることから、従来の鍛造法を用いてかかる合金を所望形状に加工しようと
すると問題が生ずる。この問題は、r I(igh−Telllpe+xtur
eF*brictble N1ckel−Iron Aluminides J
と題する本願と同一出願人に係る米国特許第4.722.828号に開示されて
いる通り、鉄含有量を高レベルに維持しく16重量%付近)、その他の成分に若
干の変更を加えることによって、ある程度は克服された。しかしながら、鉄を含
有しない合金のみならず鉄含有量の高い合金であっても、有酸素環境下において
高温で加工すると脆化し易いことが判明した。rNickel Alumini
des and N1ckel−Iron^1uminides jar Us
e in Oxidizing EnvironmentsJと題する本願と同
一出願人に係る米国特許第4.731.221号には、約8原子%以下のクロム
を添加すると酸化による脆化の問題を最小限に抑え得ることが記載されている。
上述の方法や他の方法でアルミニド合金特性を向上させることができるとはいっ
ても、約1100℃を超える温度で合金を製造及び使用する場合には依然として
幾つかの課題が残る。例えば、従来技術に係る高温加工可能な合金は鉄を含有し
ているが、鉄は高温における強度を低下させる元素である。従って、鉄を含まな
いアルミニド組成物であって高温において良好な加工特性を示すものを製造する
のが望ましい。さらに、ジルコニウム(高温強度を増すための公知成分)を含む
従来技術の合金を加熱する場合、1150℃から1200℃に加熱するときの速
度が速すぎると、粒界にジルコニウムに富む共融混合物が生じて、合金の高温強
度及び延性が大幅に低下することが判明した。
本発明の目的の一つは、約1100℃から約1200℃の範囲の高温での加工に
適したニッケルアルミニド合金組成物を供することである。
本発明の別の目的は、1200℃付近の高温において優れた加工性、延性及び強
度を示すニッケルアルミニド合金を供することである。
本発明のさらに別の目的は、1100℃から1200℃の範囲の高温で空気環境
に暴露しても、酸化による腐食を殆ど受けない高温加工の可能なニッケルアルミ
ニド合金を供することである。
上記の目的及び効果(並びにその他の目的及び効果)は本発明によって達成され
るが、本発明は、一般に、ニッケル並びに、原子百分率で表して、約15.5乃
至約18.5%のアルミニウム、約6乃至約lO%のクロム、約0.05乃至約
0.35%のジルコニウム、及び約0.08%乃至約0.3%のホウ素を含んで
なるニッケルアルミニド合金を供する。ジルコニウムを約0.05乃至約0,3
5原子%の範囲内に保って製造した合金は、熱間鍛造、熱間押出し及び熱間圧延
のような熱間加工法において通常遭遇する約1100から約1200℃の範囲の
高温において、優れた強度、延性及び加工性を示す。チタンを約0.2乃至約0
.5原子%の範囲内で添加すると合金の機械的特性がさらに向上する。また、炭
素を約0.5原子%添加すると合金の熱間加工性が向上する。本発明の合金とし
て示す範囲内で特に好ましいアルミニド組成物は、原子百分率で表して、アルミ
ニウム17.1%、クロム8%、ジルコニウム0.25%、チタン0.25%、
ホウ素0.1%及び残部のニッケルを含む。
本発明の上記態様及び効果並びにその他の態様及び効果を、添付図面を参照して
以下の詳細な説明でさらに詳しく説明する。ここで添付図面について説明すると
、
図1(1)及び図1(b)は、従来技術に係る高ジルコニウム含量の合金(1原
子%ジルコニウム)の微小組織を示す拡大写真(それぞれ800倍及び400倍
)であり、1000℃以上における加熱速度が粒界での有害なジルコニウム富有
組成物の生成に与える影響を示している。
図2は、本発明のジルコニウム含有ニッケルアルミニドの温度対圧縮比の関係を
プロットした図である。
図3は、ニッケルアルミニド合金の温度対圧縮比の関係をプロットした図であっ
て、ジルコニウム濃度が本発明の範囲内にある合金(曲線で示す)と本発明の範
囲を超えるジルコニウムを含む合金(円で示す)とについて高温圧縮したときの
結果を比較したものである。
本発明の組成物は、多結晶質金属間化合物口3AJを生成させるためのニッケル
とアルミニウム、並びにクロム、ジルコニウム、ホウ素を含んでおり、さらに好
ましい態様においてはチタン及び炭素をも含んでいるが、このときジルコニウム
濃度は約0.05乃至約0.35原子%の範囲に保って1200℃付近の高温に
おいても酸化が殆どみられずに優れた機械的特性及び優れた加工性を示す組成物
が得られるようにする。
本発明は、約0.4原子%以上の比較的多量のジルコニウムを含有する従来技術
の合金を約1150℃で比較的急速に加熱すると、微小組織中に溶融初期の徴候
がみられるという発見に基づいている。かかる影響は、1原子%のジルコニウム
を含有するニッケルアルミニド合金の微小組織を比較した図1(a)と図1(b
)の拡大写真から明らかである。即ち、図1(暑)は1000℃以上において1
0分間につき約100℃ずつ急速加熱した場合に微小組織中で初期の溶融が起こ
っていることを示しており、図1(b)は1000℃以上において1時間につき
約100℃ずつゆっくりと加熱した場合には初期溶融が起こるとしても僅かであ
ることを示している。低融点相は高濃度のジルコニウムを含んでおり、多分N1
5L型の相であると思われるが、1200℃付近の高温における合金の熱間加工
性の低さ並びに延性の低さはかかる低融点相に起因するものと考えられる。低融
点相は本来準安定相であって、1000℃以上において合金をゆつ(りと加熱す
れば抑制することができるが、かかる加熱方法は非効率的でしかも抑制の度合い
を制御するのは困難である。
本発明に従ってジルコニウム濃度を約0.05乃至0.35原子%の範囲内に保
つと、低融点準安定ジルコニウム富有相の生成を抑制することができ、その結果
緩速加熱法を用いる必要がなくなることが判明した。好ましくはジルコニウムは
0.2乃至約0,3原子%の範囲に維持するが、最適ジルコニウム濃度は約0.
25原子%であると考えられる。
本発明の組成物におけるアルミニウム及びクロム濃度はそれぞれ約15.5乃至
約18,5原子%及び約6乃至約IQ原子%の範囲内にある。クロム濃度は、本
願と同一出願人に係る上記米国特許第4.731.221号に開示されている通
り、合金の室温及び高温における延性に影響を与える。
10%という高クロム濃度では室温における延性が低下するが、一方、約6%と
いう低濃度では760℃における延性が低くなる。クロムの最適濃度は約8原子
%である。
アルミニウム濃度はニッケルアルミニド合金中の規則相(ordeted ph
ase)の量に影響を与えるが、その最適濃度は約17.1原子%である。
ホウ素は、本願と同一出願人に係る上記米国特許第4、711.761号に開示
されている通り、合金の延性を向上させるために配合するが、その量は約0.0
8乃至約0.30原表1に示す通り、それぞれ0.2及び0.3原子%のジルコ
ニウムを含む組成物IC−324及びIC−323が1200℃において60
MP*を超える降伏強さと30%を超える延性を示す。
同じ< 1200℃の高温下において、0.5原子%のジルコニウムを含有する
合金1cm283は降伏強さが12 MPI付近と著しく低く、延性も0.5%
とかなり低い。これらの結果は、ジルコニウム濃度を約0.05乃至約0.35
原子%に保つと、従来技術の合金において約1100℃で生ずる初期溶融を防止
することができ、約0.2乃至約0.3原子%の範囲が好ましいことを示してい
る。
本発明の低ジルコニウム合金の熱間加工性は、エレクトロスラグ法で溶融した直
径4インチのインゴットを用いて決定した。このインゴットから、長さ1.5イ
ンチ、直径1インチの円筒形の圧縮サンプルを放電成型した。
個々の円筒を所望温度で1時間加熱して、500トンの鍛造プレスを用いて25
%ずつの段階に分けて圧縮した。各段階後に試験片表面の欠陥の有無について検
査した。表面に欠陥が検出されなかった場合には、その試験片をさらに一時間再
加熱し、さらに25%圧縮した。その結果を図2及び図3に示すが、これらの図
は本発明の低ジルコニウム合金の熱間鍛造応答を従来技術の高ジルコニウム合金
の熱間鍛造応答と比較したものである。図2の低ジルコニウム合金はアルミニウ
ム16.9原子%、ジルコニウム0.2原子%、クロム8原子%及び残部のニッ
ケルを含むものである。図2に曲線を示すが、この曲線よりも上の領域で0.2
原子%のジルコニウムを含有する合金の安全鍛造が可能であることを示す。図2
に示す通り、低ジ2.:lニウム合金のビレットは1150℃から1200”C
の範囲にわたって鍛造可能である。ただし、約50%を超えて大幅に圧縮する場
合には、温度を1200℃付近に維持する必要がある。
図3の高ジルコニウム合金はアルミニウム16.7原子%、ジルコニウム0.4
原子%、クロム8原子%及び残部のニッケルを含むものである。この合金に対す
る圧縮試験の結果も鍛造応答をシミュレートするためにある温度範囲内で得たも
のであり、比較のため図2の安全鍛造曲線を図3にも示しである。図3に示す通
り、0.2原子%のジルコニウムを含有する合金の場合とは異なり、0.4原子
%のジルコニウムを含有する高ジルコニウム合金の場合は安全鍛造の可能な領域
は存在しない。
もう一つの工業的常法として熱間押出しがある。押出し温度を保持しかつ静水圧
圧縮下で合金インゴットを変形させるためのステンレス鋼製容器を用いて、図2
及び図3の合金を押出して比較した。両合金とも1100℃で熱間押出しが可能
である。しかしながら、さらに実験を行なったところ、低ジルコニウム合金は高
価なステンレス鋼製容器を使用しなくても押出すことができるという結果を得た
。低ジルコニウム合金の場合、厚さ2Gミルの軟鋼板でビレットの周りを包んで
1200℃で押出すことによって、押出し時に優れた表面仕上げを達成すること
ができる。
本発明の低ジルコニウム合金は、鋳造、鍛造又は押出し材料から平らな製品を製
造する際に必要とされる熱間圧延工程においても、従来のものよりも加工し易い
。例えば、0.2原子%のジルコニウムを含有する図2の低ジルコニウム合金は
、鋳造した状態において1100乃至1200℃の温度範囲内でステンレス鋼製
カバーで熱間圧延が可能であり、押出した状態においても同じ温度範囲内で容易
に熱間圧延できた。しかし、0.4原子%のジルコニウムを含有する図3の高ジ
ルコニウム合金は鋳造したままの状態のときにはカバーを用いても容易には熱間
圧延できなかった。押出した状態の高ジルコニウム合金は熱間圧延が可能ではあ
ったものの、+125乃至1175℃という狭い温度範囲においてのみであった
。
表1に示す合金のクリープ特性は空気中において760℃及び413 M? (
60ksi)で決定したものである。結果を表2に示す。
表 2
クロム改質アルミニドのクリープ特性
760℃及び4f3 MPa (60ksi)、空気中で試験番号 (原子%)
(時間) (%)
IC−2830,52t 284 16.11c−3240,32r 87 2
4.5Ic−3230,2b 51 30.0IC−28802+ 2 16.
2
表2に示す通り、合金の破壊寿命はジルコニウム含有量の減少に伴って減少し、
ジルコニウム含有量の減少に伴って合金の破壊延性が徐々に増加する(2rO,
O原子%の場合を除く)。
本発明の低ジルコニウム合金の機械的特性、特にクリープ抵抗を向上させるため
、IC−324(0,3%のジルコニウムを含有する)に基づき、チタン、ニオ
ブ、レニウム及びケイ素を0.7原子%まで添加して一連の合金を調製した。こ
の一連の合金の引張り試験の結果を表3に示す。
表 3
クロム改質ニッケルアルミニドの引張り特性に及ぼす合金添加物の影響IC−3
260,3Xr+0.2Ti 531 (77、0) 1481 (215)
32.4IC−3280,2h+0.3Ti 520 (75,4) 1426
(207) 31.3IC−3430,37++0.77i 593 (86
,1) 1536 (223) 30.0Ic−3580,32r+0.2Nb
430 (62,4) 1357 (197) 35.8IC−3590,3
2r十G、4Nb 524 (76,1) 1403 (204) 30.8I
C−3600,3i!++0.2Re 548 (79,5) 1506 (2
19) 29.3IC−3610,3h+0.4Re 575 (83,4)
1315 (191) 21.2IC−3620,3Xr+0.2Si 424
(61,5) 128G (185) 31.9IC−3630,32++0
.4Si 484 (70,2) 1206 (175) 23.4760℃
Ic−326730(106) 868 (126128,6IC−32871
7(104) 847 (123128,lIC−343806(+17) 9
44 (137) 24JIC−358647(93,9) 764 (III
) 29.6+c−359672(97,6) 816 (119) 24.
lIC−360755(110) 900 (+31) 26.11c−361
759(+10) 885 (+28) 23.21cm362 582 (8
4,5) 741 (108) 24.6IC−363699(+02) 84
9 (123) 29.0850℃
IC−326717(104) 799 (116) 17.9IC−3286
84(99,3) 758 (110) 2+、0Ic−343744(10g
) 847 (+23) 15.61cm358 587 (85,2) 66
6 (96,7) 17.9Ic−359649(94,3) ?25 (10
5) 1g、21cm360 735 (107) 818 (119117,
21cm:3fil 706 (102) 788 (114) 15.5Ic
−3626[+5 (87,8) 700 (102) !9.5IC−363
666(96,7) 755 (+10) 16.113(続き)
クロム改質ニッケルアルミニドの引張り特性に及ぼす合金添加物の影響IC−3
63358(52,0) 392 (56,9) 18.0Ic−34362,
7(9,1169,6(IQ、 I) 18.9IC−35862,7(9,1
168,2(9,9) 50.7IC−35971,Q (10,a) ??、
9 (11,3) 42.11C−36066、8(9,7) 68.2 (
9,9156,6表3に示す結果を表1の結果と比較すると、合金添加物の中で
レニウムが最も有効な強化剤であって、チタンとニオブがこれに続く。また、1
ooo℃及び!200’Cにおける引張り特性は合金添加物による影響をさほど
受けない。
さらに合金の延性も基本的には合金添加物に影響されないが、ケイ素及びレニウ
ムを0.4%添加した合金は室温における延性がやや低下し、また0、7原子%
のチタンを添加した合金は1000℃及び1200℃における延性が低下する。
合金添加物を含むアルミニドのクリープ特性を表4に示す。比較のため、表2に
示す基準合金IC−324のクリープ特性を表4にも再載する。
番号
(原子%) (時間) (%)
IC−3240,3It 87 24.5IC−3260,32++Q、2Ti
130 21.4Ic−3280,2Zr+0.3Ti 70 25.0Ic
−3430,3zr+0.7Ti 79 20.6IC−3580,3Xr+0
.2Nb 52 −−IC−3590,32r+Q、4Nb 84 29.2I
C−3600,32++0.2Re 53 3]、7IC−3610,3Zr+
0.4Re 70 25.1Ic−3620,32r+0.2Si 64 28
.5IC−3630,32r+0.4Si 101 30.4表4に示す通り、
0.3原子%のジルコニウムを含有する基準合金1cm324に0.2原子%の
チタンを添加して合金とすると(IC−326) 、クリープ抵抗が大幅に増大
する。
約0.4原子%のケイ素を添加した場合にもクリープ抵抗が増大する。ニオブ及
びレニウムを0.2原子%添加して合金を作るとクリープ抵抗が低下する。また
、表4に示す通り、0.7原子%のチタンを合金に添加しても基準合金のクリー
プ特性は改善されないことに留意すべきである。
以下の表5に示す通り、さらにチタン、モリブデン及びニオブを0.5原子%添
加すると、約1000℃以下の温度における合金IC−326(、ジルコニウム
0.3原子%とチタン0.2原子%を含有する)の強度が若干に増加する。これ
らの合金添加物は1200℃における合金強度を低下させる。
チタン、モリブデン又はニオブを0.5原子%添加しても、Ic−326のクリ
ープ抵抗はそれ以上改善されない。
IC−326なし 130 21.4
IC−3430,5Ti 79 20.6IC−3450゜5Mo 85 16
.4IC−3460,5Nb 112 16.2本明細書中に開示した結果の示
す通り、クリープ特性と引張り特性に関して最も良好な組合せを示す合金は合金
IC−326であった。該合金は良好な冷間加工性を有しており、その熱間加工
性についても、冷間加工した後1000乃至1200℃で再結晶焼鈍することに
よって鋳造組織を破壊しかつ合金の結晶粒組織を微細化すればさらに改善できる
。チタン、ニオブ、レニウム、ケイ素又はモリブデン合金添加物を添加しても、
IC−326の熱間加工性は影響を受けない。
炭素を約0.5原子%(0,1重量%)まで添加すると、Ic−326の熱間加
工性はさらに改善される。かかる炭素の効果は、固化の際に炭化物が析出するこ
とによって鋳造結晶粒組織が微細化することに起因する。
0.3原子%のジルコニウムに加えて約0.2乃至約0.5原子%のチタン及び
0.1重量%の炭素を含有する合金の引張り特性を表6に示す。表6には、表3
に示した基準合金IC−326の引張り特性も載せである。
表 6
0.1重量%のCを添加したニッケルアルミニドの引張り特性Ic−326”
0J2r+0.2Ti 531 (77,0) 141tl (215) 32
.4Ic−373” 0.32r+0.2Ti 454 (65,9) 154
3 (224141,3Ic−374°0.32r+0.5Ti 519 (7
5,3) 1378 (200) 28.3760℃
IC−326730(106) 868 (126) 28.6IC−3736
19(88,8) 813 (118) 16.0Ic−374683(99,
2) 827 (12G) 16.4850℃
Ic−326717(+041 799 (116117,9Ic−37358
8(85,4) 702 (102) 26.5Ic−3745+3 (88,
9) 723 (105) 22.61000℃
IC−326529(47,7) 400 (58,0) 20.5Ic−37
3336(48,8) 369 (53,6) 19.0IC−374276(
40,O) 305 (44,3) 22.71200℃
IC−32671,7(10,4) 85.4 (+2.41 29.6IC−
3735]、 7 (7,5) 135 (19,6) 54.2IC−374
32,4(4,7) 43.4 (6,3) 11.4本基準組成
零ネ 0.1!in%C
表6の結果から、0,1原子%の炭素を添加すると試験したすべての温度におい
て強度が幾分低下することがわかる。しかしながら、炭素を添加すると1200
℃における延性が大幅に増大し、その結果合金の熱間加工性が向上する。
以上の通り、本発明の低ジルコニウムのニッケルアルミニドは1200℃付近の
高温において優れた機械的特性を示し、従前の熱間加工法を用いることによって
、選考技術の組成物よりも容易に所望形状に加工できる。チタン及び炭素のよう
な他の元素を少量添加すると、本発明の合金の高温における機械的特性及び加工
性はさらに改善される。
以上の詳細な説明においては、本発明の好ましい具体的態様について例示しかつ
説明してきたが、本明細書に添付した請求の範囲に記載された範囲及び思想の範
囲内で、本発明に様々な修正、置換、転用及び再構成することができることは当
業者には自明である。
FIg、1b
手続補正書
平成 3年12月 3日国
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ニッケル並びに、原子百分率で表して、約15乃至約18.5%のアルミニ ウム、約6乃至約10%のクロム、約0.05乃至約0.35%のジルコニウム 及び約0.08乃至約0.30%のホウ素を含んでなるニッケルアルミニド組成 物。 2.請求項1記載の組成物において、ジルコニウムの濃度が約0.3%未満であ ることを特徴とする組成物。 3.請求項1記載の組成物において、アルミニウムの濃度が約17.1%、クロ ムの濃度が約8%、ジルコニウムの濃度が約0.25%及びホウ素の濃度が約0 .1%であることを特徴とする組成物。 4.請求項1記載の組成物において、さらに約0.2乃至約0.5%のチタンを 含むことを特徴とする組成物。 5.請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載の組成物において、さら に約0.01乃至約0.5%の炭素を含むことを特徴とする組成物。 6.主成分としてのニッケル並びに、原子百分率で表して、約15.5乃至約1 8.5%のアルミニウム、約6乃至約10%のクロム、約0.1乃至約0.35 %のジルコニウム、約0.2乃至約0.5%のチタン及び約0.08乃至約0. 30%のホウ素から成るニッケルアルミニド組成物。 7.請求項6記載の組成物において、ジルコニウムを約0.2乃至約0.3%に 等しい量で供したことを特徴とする組成物。 8.原子百分率で表して、アルミニウム17.1%、クロム8%、ジルコニウム 0.25%、チタン0.25%、ホウ素0.1%、炭素約0.01乃至約0.5 %及び残部のニッケルを含んでなるニッケルアルミニド組成物。 9.ニッケルアルミニド組成物の製造方法にして、ニッケル並びに、原子百分率 で表して、約15.5乃至約18.5%のアルミニウム、約6乃至約10%のク ロム、約0.08乃至約0.3%のホウ素及び所定量のジルコニウムを導入して ジルコニウム濃度を約0.05乃至約0.35%の範囲内に保つことを特徴とす る方法。 10.請求項9記載の方法において、ジルコニウム濃度を約0.3%未満に保つ ことを特徴とする方法。 11.請求項7記載の方法において、組成物のクリープ抵抗を改善するために約 0.2乃至約0.5%に等しい量のチタンをさら加えることを特徴とする方法。 12.請求項9記載の方法において、組成物の1200℃における延性を改善す るために約0.01乃至約0.5%に等しい量の炭素をさらに加えることを特徴 とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US364,774 | 1989-06-09 | ||
| US07/364,774 US5006308A (en) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | Nickel aluminide alloy for high temperature structural use |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04501440A true JPH04501440A (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=23436019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2509225A Pending JPH04501440A (ja) | 1989-06-09 | 1990-06-07 | 高温構造材用の改良ニッケルアルミニド合金 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5006308A (ja) |
| EP (1) | EP0476043B1 (ja) |
| JP (1) | JPH04501440A (ja) |
| AT (1) | ATE119213T1 (ja) |
| CA (1) | CA2054767C (ja) |
| DE (1) | DE69017448T2 (ja) |
| DK (1) | DK0476043T3 (ja) |
| ES (1) | ES2069081T3 (ja) |
| WO (1) | WO1990015164A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5705280A (en) * | 1994-11-29 | 1998-01-06 | Doty; Herbert W. | Composite materials and methods of manufacture and use |
| EP0806488B1 (en) * | 1996-05-08 | 2002-10-16 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Aluminum-chromium alloy, method for its production and its applications |
| US6114058A (en) * | 1998-05-26 | 2000-09-05 | Siemens Westinghouse Power Corporation | Iron aluminide alloy container for solid oxide fuel cells |
| US6106640A (en) * | 1998-06-08 | 2000-08-22 | Lockheed Martin Energy Research Corporation | Ni3 Al-based intermetallic alloys having improved strength above 850° C. |
| US6238620B1 (en) * | 1999-09-15 | 2001-05-29 | U.T.Battelle, Llc | Ni3Al-based alloys for die and tool application |
| AU2003259288A1 (en) * | 2002-07-29 | 2004-02-16 | Cornell Research Foundation, Inc. | Intermetallic compounds for use as catalysts and catalytic systems |
| RU2237093C1 (ru) * | 2003-07-24 | 2004-09-27 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Всероссийский научно-исследовательский институт авиационных материалов" | СПЛАВ НА ОСНОВЕ ИНТЕРМЕТАЛЛИДА Ni3Al И ИЗДЕЛИЕ, ВЫПОЛНЕННОЕ ИЗ НЕГО |
| RU2256714C1 (ru) * | 2004-05-24 | 2005-07-20 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Всероссийский научно-исследовательский институт авиационных материалов" (ФГУП "ВИАМ") | ЖАРОСТОЙКИЙ СПЛАВ НА ОСНОВЕ ИНТЕРМЕТАЛЛИДА Ni3Al И ИЗДЕЛИЕ, ВЫПОЛНЕННОЕ ИЗ НЕГО |
| RU2256716C1 (ru) * | 2004-06-25 | 2005-07-20 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Всероссийский научно-исследовательский институт авиационных материалов" (ФГУП "ВИАМ") | СПЛАВ НА ОСНОВЕ ИНТЕРМЕТАЛЛИДА Ni3Al И ИЗДЕЛИЕ, ВЫПОЛНЕННОЕ ИЗ НЕГО |
| US9623509B2 (en) * | 2011-01-10 | 2017-04-18 | Arcelormittal | Method of welding nickel-aluminide |
| WO2016146735A1 (en) | 2015-03-19 | 2016-09-22 | Höganäs Ab (Publ) | New powder composition and use thereof |
| WO2022017850A1 (fr) * | 2020-07-20 | 2022-01-27 | Fogale Nanotech | Capteur capacitif haute temperature |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6293334A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-28 | マーチン・マリエッタ・エナジー・システムズ・インク | 高温酸化雰囲気中で使用するためのニツケルアルミニド合金およびニツケル−鉄アルミニド合金 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2037322B (en) * | 1978-10-24 | 1983-09-01 | Izumi O | Super heat reistant alloys having high ductility at room temperature and high strength at high temperatures |
| US4722828A (en) * | 1983-08-03 | 1988-02-02 | Martin Marietta Energy Systems, Inc. | High-temperature fabricable nickel-iron aluminides |
| US4711761A (en) * | 1983-08-03 | 1987-12-08 | Martin Marietta Energy Systems, Inc. | Ductile aluminide alloys for high temperature applications |
| US4612165A (en) * | 1983-12-21 | 1986-09-16 | The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy | Ductile aluminide alloys for high temperature applications |
-
1989
- 1989-06-09 US US07/364,774 patent/US5006308A/en not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-06-07 DK DK90909868.3T patent/DK0476043T3/da active
- 1990-06-07 ES ES90909868T patent/ES2069081T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-06-07 EP EP90909868A patent/EP0476043B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-06-07 JP JP2509225A patent/JPH04501440A/ja active Pending
- 1990-06-07 AT AT90909868T patent/ATE119213T1/de not_active IP Right Cessation
- 1990-06-07 WO PCT/US1990/003231 patent/WO1990015164A1/en not_active Ceased
- 1990-06-07 DE DE69017448T patent/DE69017448T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-06-07 CA CA002054767A patent/CA2054767C/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6293334A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-28 | マーチン・マリエッタ・エナジー・システムズ・インク | 高温酸化雰囲気中で使用するためのニツケルアルミニド合金およびニツケル−鉄アルミニド合金 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0476043A1 (en) | 1992-03-25 |
| ATE119213T1 (de) | 1995-03-15 |
| WO1990015164A1 (en) | 1990-12-13 |
| DK0476043T3 (da) | 1995-05-22 |
| CA2054767A1 (en) | 1990-12-10 |
| US5006308A (en) | 1991-04-09 |
| CA2054767C (en) | 1996-12-17 |
| ES2069081T3 (es) | 1995-05-01 |
| EP0476043A4 (en) | 1992-06-10 |
| DE69017448T2 (de) | 1995-06-29 |
| EP0476043B1 (en) | 1995-03-01 |
| DE69017448D1 (de) | 1995-04-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3049767B2 (ja) | 耐熱性に優れたTi合金 | |
| JP2599263B2 (ja) | 高温加工可能なニツケルー鉄アルミニド合金 | |
| JP5582532B2 (ja) | Co基合金 | |
| US4849168A (en) | Ti-Al intermetallics containing boron for enhanced ductility | |
| JPS6339651B2 (ja) | ||
| JPH0297634A (ja) | Ni基超耐熱合金およびその製造方法 | |
| US4386976A (en) | Dispersion-strengthened nickel-base alloy | |
| EP1340825A2 (en) | Ni-base alloy, heat-resistant spring made of the alloy, and process for producing the spring | |
| US5256369A (en) | Titanium base alloy for excellent formability and method of making thereof and method of superplastic forming thereof | |
| US5167732A (en) | Nickel aluminide base single crystal alloys | |
| JP2955778B2 (ja) | 制御熱膨張合金及びそれにより製造された製品 | |
| US4711761A (en) | Ductile aluminide alloys for high temperature applications | |
| JP6660042B2 (ja) | Ni基超耐熱合金押出材の製造方法およびNi基超耐熱合金押出材 | |
| JPH0219438A (ja) | 高強度で耐酸化性のαチタン合金 | |
| EP0476043B1 (en) | Improved nickel aluminide alloy for high temperature structural use | |
| US5362441A (en) | Ti-Al-V-Mo-O alloys with an iron group element | |
| JPH0578769A (ja) | 金属間化合物基耐熱合金 | |
| JPH01255632A (ja) | 常温靭性を有するTi―Al系金属間化合物型鋳造合金 | |
| US5730931A (en) | Heat-resistant platinum material | |
| US4613480A (en) | Tri-nickel aluminide composition processing to increase strength | |
| US4722828A (en) | High-temperature fabricable nickel-iron aluminides | |
| JPH0641623B2 (ja) | 制御された膨張の合金 | |
| WO2020091915A2 (en) | Titanium alloy with moderate strength and high ductility | |
| JPH01149936A (ja) | 粉末冶金用耐熱Al合金 | |
| JP7319447B1 (ja) | アルミニウム合金材、及びその製造方法 |