JPH04503458A - 核酸の増殖方法 - Google Patents

核酸の増殖方法

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JPH04503458A
JPH04503458A JP2-511747A JP51174790A JPH04503458A JP H04503458 A JPH04503458 A JP H04503458A JP 51174790 A JP51174790 A JP 51174790A JP H04503458 A JPH04503458 A JP H04503458A
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ケスラー,クリストフ
リューガー,リューディガー
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ベーリンガー・マンハイム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 核酸の増殖方法 本発明の課題は、核酸の製造方法、核酸の検出方法におけるそれらの利用および この方法の利用のために適している試薬である。
最近、試料中の核酸の検出は、分子生物学および遺伝学的基礎研究、ならびに臨 床診断学および生物工学における使用の増大が見られる。この検出の目的は、例 えば、生物学的試料中での病原の発見またはゲノム中の特異的ヌクレオチド配列 の発見である。特に、それについて非常に低濃度を検出することができる場合で ある。このような利用について、前工程において検出されるべき核酸を増殖し、 次いで、慣用の方法に従って検出することだけが必要であるのが判明した。
このような方法は、欧州特許出願公開EP−A−0201184号公報に示唆さ れている。増殖させるべき核酸を、それぞれが増殖させるべき核酸の異なる鎖と 相補的である2つの一本鎖オリゴヌクレオチドブライマーと混合する。該プライ マーを、各々、核酸の相補鎖に伸長させる。これによって形成された二本鎖の各 々は、個々の鎖に分離した後だけであるが、再度、増殖されるべき核酸として使 用され得る。2つの相補的な核酸の個々の鎖の各々は、以下のサイクルで新しい オリゴヌクレオチドブライマーと反応し、同様に増殖され得る。この方法は、多 量のオリゴヌクレオチドプライマーを使用しなければならないという欠点を有す る。さらにまた、形成された核酸二本鎖は、実際の増殖工程間の付加的反応工程 において、毎回、互いに物理学的に分離されなければならない。この目的のため 、昇温または試薬の添加が必要である。共に、該反応の実施の簡素化と矛盾する 。しかし、国際公開WO38/10315号公報には、記載された問題、特に、 得られる核酸の量と比べて、等モル量以上のプロモーターオリゴヌクレオチドが 必要であるということも解決していないこのような方法が開示されている。さら にまた、従来の方法は、互いに後に続く多数の反応工程によって比較的ゆっくり と作用するという欠点を有する。
したがって、いくつかの同一反応サイクル、特に温度サイクルを連続させずにほ んのわずかな反応工程において、できる限り簡単な試薬を用いて迅速に成し遂げ る核酸の増殖方法が必要とされた。
このような方法を利用可能にすることは本発明によって解決される。
本発明の課題は、核酸への少なくとも一部分と実質的に相補的であり、かつ複製 システムに対して特異的なヌクレオチド配列を有する少なくとも1つのアダプタ ーを含有する核酸が形成される条件下で、核酸Aを、該核酸Aの鎖の一部分とハ イブリダイズすることができ、かつその少なくとも1つが複製システムに対して 特異的なヌクレオチド配列を含有する少なくとも2つのアダプターと反応させ、 次いで、複製反応に適した条件下で、核酸Aおよび前工程で形成された核酸の複 合体を、複製システムに対して特異的なヌクレオチド配列および核酸Aのヌクレ オチド配列の少なくとも一部分と実質的に相同または実質的に相補的なヌクレオ チド配列を含有するアダプターの少なくともヌクレオチド配列を含有する核酸配 列の形成を単独でまたは一緒に触媒する複製システムの1つまたはそれ以上の蛋 白と反応させることを特徴とする核酸Aの使用による核酸の製造方法である。さ らなる課題は、この方法を行うための試薬である。
以下、1個またはそれ以上のヌクレオチドにおける塩基対がワトソン(Wats on)およびクリック(Crick)による規則と一致しなくても(ミス対合) ヌクレオチド配列が他のヌクレオチド配列とハイブリダイズすることができる核 酸を、他の核酸と実質的に相補的な核酸と称する。
ヌクレオチド配列が1個またはそれ以上のヌクレオチドにおいて他の核酸のヌク レオチド配列とは異なるが、それにもかかわらず他の核酸と相補的なヌクレオチ ド配列とハイブリダイズすることができる核酸を、他の核酸と実質的に相同の核 酸と称する。
本発明の方法において、核酸Aとして全ての種類の核酸を使用することができる 。RNAだけではなくDNAも、共に天然および合成起源の一本鎖または二本鎖 の形態でこれらに属する。核酸が二本鎖形態で存在する場合、それらを−末鎖に 転換しなければならない。
これは、慣用の方法、例えば加熱によって、またはヘリカーゼのような二本鎖巻 戻し酵素が属する適切な試薬の助けで生起し得る。酵素的鎖分離は、ATPまた は類似の酵素の存在下、recAのような酵素によって誘発され得る。鎖分離は T4遺伝子32蛋白またはイー・コリ(E、coli)S S Bのような一本 鎖結合酵素によって増大され得る。核酸Aは例えば制限酵素のような鎖短縮酵素 で前処理もされ得る。
核酸の起源は重要なことではない。好ましくは、核酸は、固相に固定されている が溶液、懸濁液中で、細胞含有培地、細胞スミア、固定細胞もしくは組織片中で 、または単離染色体上で増殖され得る。
溶解した核酸の増殖が特に好ましい。例えば、ウィロイド核酸、ウィルス核酸、 細菌核酸または細胞核酸が挙げられる。以下、−末鎖核酸が存在する培地を試料 培地と称する。この培地は、核酸A以外に、他の成分、特に増殖されるべきでは ない核酸も含有し得る。
核酸の製造のために、試料培地を少なくとも2つのアダプターと混合する。核酸 鎖Aにつき2つのアダプターの添加が好ましい。両アダプターは本質的にまたは 末端配列上で核酸Aの鎖とハイブリダイズ可能でなければならない。これは、各 アダプターが核酸への1つの鎖のヌクレオチド配列と実質的に相補的であるヌク レオチド配列を含有する場合に満たされる。これらの領域は核酸A上のどこにあ ってもよい。その領域の少なくとも1つが核酸の1つの末端にあるのが好ましい 。両領域が核酸Aの両端にあるのが特に好ましい。
アダプターもしくは複数のアダプターの一本鎖と相補的であるヌクレオチドを核 酸の1つの末端または両端が有し、かつこれらとハイブリダイズされ得る場合が 好都合であることが判明した。該アダプターはりボヌクレオチドだけではなくデ オキシリボヌクレオチドも含有し得る。それらはデオキシリボヌクレオチドを含 有するのが好ましい。該アダプターの少なくとも2つは、互いに離れている領域 において、増殖されるべき核酸の同一の鎖とハイブリダイズする。
これらのハイブリダイゼーシシン領域は、互いに、好ましくは1〜約20.00 0.特に好ましくは100〜8000ヌクレオチド離れており、したがって互い に重複していない。アダプターが核酸とハイブリダイズすべきである領域中に一 本鎖で存在する場合が好都合であることが判明した。
アダプターの一本鎖ハイブリダイジング領域のヌクレオチド配列は、核酸とこれ らの一本鎖領域とのハイブリダイゼーションの後、これらの−末鎖領域の遊離末 端が互いに指向するように選択される。
したがって、−末鎖5′−末端を有する少なくとも1つのアダプターおよび一本 鎖3′−末端を有する1つのアダプターが関係する。
好ましくは、他のアダプターと対向している1つのアダプターの3′−末端がヒ ドロキシル末端であり、第1アダプターと対向している第2アダプターの5“− 末端がリン酸基(phosphate group)を有する。他のアダプター の5°−末端はリン酸基を担持し得る。「ギャップ充填J (gap−fill ing)反応で関係しない他のアダプターの3°−末端は修飾され得、例えば3 ′−末端に2“、3°−ジブオキ/ヌクレオチドまたは他の化学的修飾を担持し 得る。核酸Aとハイブリダイズするアダプターの一本鎖領域は、各々の場合、好 ましくは15〜60、特に好ましくは20〜40ヌクレオチド長さである。
さらにまた、該アダプターの少なくとも1つ、好ましくは2つは、増殖されるべ き核酸と実質的にハイブリダイズすることができない領域を有する。この領域は 好ましくは二本鎖である。この領域において、このアダプターまたはこれら2つ のアダプターは、複製システムに対して特異的なヌクレオチド配列を含有する。
二本鎖領域の場合、該領域は、例えば、二本鎖配列自体またはその二次構造によ って形成され得る。複製7ステムは核酸の複製のために必要な試料と解されるべ きである。特に複製酵素、好ましくはDNAポリメラーゼがこれに属する。この ような複製システムは、例えば、ファージPRD l、015、M29、Nf、 GA−1、Cplおよびφ29ならびにアゾ/ウィルスのような真核生物から知 られている。ファージφ29の複製システムが好ましい。複製システムに対して 特異的であるヌクレオチド配列は、「複製起源J(ori)配列であるのが好ま しい[ビー・レヴイン(B、Levin)、遺伝子I[[(Genes I[[ )、ジョン・ウィリイ(J ohn Wiley)発行、1987]、φ29フ ァージの場合、これらは、12〜59ヌクレオチド(nt)長さであるのが好ま しい。φ29−ori−領域の各々は、6ヌクレオチド長さの二本鎖領域を含有 するのが好ましい。
好ましくは、アダプターの少なくとも1つは、好ましくは核酸とのハイブリダイ ゼーションのために準備された一本鎖領域ではない領域において1つまたは両方 のヌクレオチド鎖に結合した残基を有する。この残基は、蛋白または細胞抽出物 からの成分であるのが好ましい。該蛋白は多くの機能を有する。複製開始機能が 特に好都合であることが判明した。φ29の複製システムの利用の場合、φ29 ファージの蛋白p3が特に好都合であることが判明した。該残基のアダプターへ の結合は共有結合であるのが好ましい。蛋白p3の場合、φ29蛋白p2および dATPとの反応による結合が好適であるのが判明した。p3の場合、アダプタ ーが、アダプターおよび核酸のハイブリダイゼーション反応の開始時に既にp3 と共有結合されているのが絶対に必要というわけではないが好ましい。該結合は 、ハイブリダイゼーション後に初めて生起することもできる。
ori特異的領域の5°−末端でその各々が蛋白p3を結合した2つのアダプタ ーを使用する場合が特に好ましい。この場合、本発明の方法は特に有効である。
しかし、例えば、二本鎖特異的領域を有するアダプターおよび一本鎖領域を有す るアダプターを使用することも可能である。該アダプターは、特にハイブリダイ ジング領域および複製酵素特異的領域の間にさらなる配列を有することができる 。
核酸Aを、アダプターが核酸Aの鎖の対応する領域とノ〜イブリダイズする条件 下でアダプターと反応させる。本発明の方法は、少なくとも一部分が核酸Aと実 質的に相補的であり、かつ複製システムに対して特異的な配列を含有する少なく とも1つのアダプターを含む核酸Bを形成させる。核酸Bの長さは、アダプター の長さおよびハイブリダイズしたアダプターの一本鎖末端間にある増殖されるべ き核酸Aのヌクレオチド配列の長さによって決定される。核酸Bの形成は、いわ ゆる「ギャップ充填」反応において生起するのが好ましい。これに関する条件は 、例えばマニアテイス(Maniatis)ら[モレキュラー・クローニング( Molecular Cloning)、1982、コールド・スプリング・ハ ーバ−・ラボラトリ−(Cold SpringHarbor L abora tory)発行]またはディビス(Davis)らSベース・メンラス゛・イン ・モレキュラー・バイオロジー(Base Methods inMolecu lar B iology)、1986、エルスバイヤー(E 1sevier )発行]によって公知である。「ギヤツブ充填」反応において使用する酵素は、 二本鎖領域の3°−および5°−末端間の相補鎖を合成することができるポリメ ラーゼである。核酸Aの性質に依存して、例えば逆トランスクリプターゼのよう なウィルス−暗号解読酵素(virus−coded enzymes)の如き RNA依存性DNAポリメラーゼ、例えばT7、T3もしくはT4 DNAポリ メラーゼ、フレノウ(K 1 enow)酵素またはTaq−DNAポリメラー ゼのようなりNA依存性DNAポリメラーゼの問題である。特に好ましくは、T 4 DNAポリメラーゼまたはフレノウポリメラーゼのような鎖分離化活性を有 しないDNAポリメラーゼである。さらにまた、DNAリガーゼ、例えばイー・ フリ(E、coli)またはT4 DNAリガーゼを使用するのが好ましい。該 反応が高温で行われるべきである場合、欧州特許出願公開EP−A−03739 62号公報によって公知であるような熱安定性D N A ’)ガーゼを使用す るのが好ましい。
「ギヤ、プ充填J反応の結果、アダプター間にある核酸への領域と実質的に相補 的であり、かつ複製システムに対して特異的なヌクレオチド配列を含有する少な (とも1つのアダプターの一本鎖末端に共有結合する核酸鎖が形成される。この 新しく形成された核酸を、以下、核酸Bと称する。
2つのアダプターのヌクレオチド配列が新しく形成された核酸Bに取込まれる場 合が好ましい。これは、例えばDNAリガーゼのさらなる使用によって達成され 得る。
本発明方法の重要な工程は、核酸Aおよび核酸Bから形成された複合体と複製シ ステムの1つまたはそれ以上の蛋白との反応であり、これは、適切な条件下、酵 素的鎖分離からなるin vitro複製反応を介して、適切なコファクターお よび/または細胞抽出物の使用によって核酸Bと相補的な核酸CもしくはDまた はそれと少な(とも一部分が相補的な核酸を形成し得る。好ましい蛋白は、DN Aポリメラーゼ活性を有するものである。特に好ましくは、アダプターをさらに 添加せずにこれが可能である蛋白である。φ29−ori配列の使用の場合、こ のような酵素は、例えばファージφ29の蛋白p2ならびにp3およびdATP である。
復製システムの成分は、例えば、別々に、混合物として、または抽出物の形態で 添加され得る。精製された成分の添加が好ましい。
この目的のため、該酵素はアダプターの認識領域に結合し、ヌクレオラド三リン 酸(nucleoside triphosphates)の協力で相補的核酸 CまたはDを形成する。複製システムの蛋白は鎖置換を行う性質を有する。φ2 9の場合、p2はDNAポリメラーゼだけでなく鎖置換活性も有する。増殖反応 の間の酵素的鎖分離のため、個々の増殖工程間の個別の変性工程は省略し得る。
かくして、本発明の方法は連続的かつ迅速に生起するという長所を有する。その 各々が酵素に対する認識部位を有する2つのアダプターを使用する場合について 、原則的には核酸CまたはDの形成が両アダプターで始まり得るので、該方法は 特に優れている。したがって、増殖反応は非常に促進される。
複合体からの核酸CまたはDの形成反応は新しく形成された核酸CまたはDfJ <複合体を形成することもできるので連続して数回生起することができ、該反応 は、分離中間反応工程を用いず、酵素によってさらに核酸りおよびCに導く。理 想的な場合、核酸CおよびDの量の指数的増加が達成される。核酸CおよびDの 形成のためにさらなるアダプターは必要ではない。形成された核酸CまたはDは 、特に、各々の場合、アダプターの少なくとも1つのヌクレオチド配列および核 酸Aもしくはその一部分と実質的に相補的または相同である少なくとも1つのヌ クレオチド配列を含有する。このヌクレオチド配列の長さは、アダプターの一本 鎖末端間にある領域中の核酸Aと一致する。したがって、形成された核酸B、C およびDは、核酸Aの一部分だけを含有するのが好ましい。
所望の数の核酸CおよびDが形成されると、該反応を停止することができる。こ れは、停止剤、例えばEDTAの添加によって生起するのが好ましい。核酸の製 造に必要な反応時間は、従来技術の方法と比較すると、本発明の方法によって非 常に短縮される。公知の方法の場合、とりわけ、形成された核酸の長さに依存す る。
核酸CおよびDならびにそれらから形成された複合体は、さらなる反応の対象で あり得る。例えば、それらから形成された二本鎖は、制限酵素によって切断され 得る。この場合、二本鎖領域に制限酵素に対する切断部位を有するアダプターが 好ましい。
該アダプターは、M13ユニバーサル配列決定プライマーおよび/またはM13 ユニバーサル逆配判決定プライマーとのハイブリダイゼーションのための配列を 含有することもできる。
核酸CおよびDは、該核酸CおよびDが容易に検出され得るように放射性または 非放射性標識を導入するための反応の対象でもあり得る。
所望の数の核酸CおよびDが形成されたか否かは、公知の方法、例えばゲルクロ マトグラフィーによって測定し得る。
原則的に、本発明の方法によって、核酸製造用の同一試料培地において、核酸A 以外に、異なるヌクレオチド配列を有するさらなる核酸またはその一部分を使用 し得る。各核酸一本鎖に関して、対応するアダプターが存在することが予め必要 とする条件である。さらなる核酸のヌクレオチド配列における違いが核酸Aとの ハイブリダイゼーション条件下でアダプターがさらなる核酸ともハイブリダイズ する程度の場合、例えば、アダプターと相捕的な領域の内部領域において1つの 塩基だけが異なる場合、さらなる核酸に対して特異的なアダプターは必要ではな い。試料中の核酸が初めから二本鎖核酸である場合、それらが単一の鎖として存 在するならば、鎖側々の鎖は共に増殖され得る。該ヌクレオチド配列が同一のヌ クレオチド配列を有する領域を有しない場合、好ましくは別の非相補的配列に結 合する少なくとも4つのアダプターが必要である。
本発明の方法は、種々の長所を有する:例えば、ファージφ29の複製システム の使用の場合、反応配列は低温で行われ得る;変性のための高温は必要ではない 。in vitro複製は19kbまで(φ29 DNAに関する)の長いDN Aフラグメントおよび少なくとも7kbまで(M13ゲノム)の異種DNAによ って機能する。それらについて比較すると、欧州特許出願公開EP−A−020 ’1184号公報に従って増殖され得る配列のサイズはせいぜい3〜4kbであ る。
増殖速度が理論的に速いか、あるいは他の標的増幅方法の場合よりも核酸の増殖 が迅速である。これは、好ましくは25℃〜45°C1特に好ましくは30〜3 7°Cの範囲で行われるので、該方法は、in 5ituハイブリダイゼーシク ン実験において、例えば細胞スミア、固定細胞もしくは組織片において、または 単離染色体上で、増殖のために使用され得る。比較的短いアダプターは、組織そ のものおよびオリゴヌクレオチド中に拡散する。
本発明の方法の長所は、ポリメラーゼの高いプロセッシビテイ(process ivity)および鎖置換活性のため、複製工程が複合体全体の二次構造に依存 しない点である。したがって、長い核酸を製造するのが可能である。
一本鎖領域(核酸Aに対して特異的)および複製システムに対して特異的な領域 の間のアダプターにおける制限酵素切断部位の導入によって、得られた生成物は 、例えば、クローン化されるかまたはそのまま配列決定されるか、あるいは試料 としてアダプター配列から切断して遊離され得る。これは、転写増幅方法からの 生成物については可能ではない。
本発明の核酸製造方法は、非常に時間を節約し、かつ非常に敏感である。核酸A の100ヌクレオチド含有部分について、アダプターハイブリダイゼーション、 ギャップ充填および複製を含めて、理論的増幅速度26s!で約1時間までの時 間が必要である;従来技術の方法は、最も有利な場合、このために2〜4時間を 必要とするであろう。本発明の方法は、1バイアル反応として、好ましくはまず ギャップ充填反応の成分、次いでin vitro複製のための成分を連続添加 することによって行われ得る 増殖反応で得られる核酸B、CおよびDは同一の長さを有するのが好ましい。こ れは、例えばハイブリダイゼーションの場合、均−核酸群がそれらの検出のため のより均一な条件を可能にするので優れている。
核酸B、CおよびDはDNA’sである。これは、それらから形成された核酸C およびDを、中間分離反応工程を用いずに同一反応においてDおよびCの形成の ための鋳型として再度使用することができる。新しく形成された核酸B、Cおよ びDが複製システムに対して特異的な少なくとも1つの配列を既に有する場合、 アダプターのさらなる添加は不必要である。
本発明の方法は、核酸Aもしくはそれらの一部分またはそれらと相補的な核酸の 複数のコピーの製造のために使用され得る。これは、分子生物学および遺伝学的 基礎研究において、臨床診断学において、ならびに生物工学において、またはレ ア遺伝子(rare genes)の構造および機能の研究のために特に重要で ある。
本発明の課題は、上記の核酸製造方法を含む核酸Aの検出方法でもある。
この目的のため、検出されるべき核酸を含むと仮定される試料を上記の核酸製造 方法に課し、検出されるべき核酸を核酸Aに関する上記と同一の方法で処理する 。
次いで、修飾または非修飾ヌクレオシド三リン酸の助けによって核酸B、Cおよ びDを製造し得る。修飾ヌクレオシド三リン酸を使用するのが好ましい。このよ うな修飾ヌクレオシド三リン酸は公知である。修飾は、例えば、放射性基、蛍光 性基、着色基、免疫反応性基、生物特異的に結合可能な基または化学的反応性基 によるヌクレオシド三リン酸の1またはそれ以上の残基の置換で構成される。
適切な免疫反応性基は、例えば、ジゴキシゲニンのようなノーブテン、またはス ルホン酸残基であり、生物特異的に結合可能な基は、例えば、ビオチンのような ビタミンであり、化学的反応性基は、例えばおそらくスペーサーを介してヌクレ オチド三リン酸に結合されるさらなるアミ7基またはスルフヒドリル基である。
修飾ヌクレオシド三リン酸の使用の場合、核酸Aの存在または量を検出するため には、未反応ヌクレオシド三リン酸の分離除去後、取り込まれた修飾を介して核 酸B、CまたはDの存在または量が簡単に測定される。既に修飾されたヌクレオ チドの取込みを介する方法は、標識核酸プローブによる通常のさらなるハイブリ ダイゼーション工程または伸長反応が省略され得るので特に好都合である。
修飾ヌクレオチドリン酸を取込む核酸の検出方法は、ノ・ブテン標識化の場合は 例えば欧州特許出願公開EP−A−0324468号公報から、ビオチン標識化 の場合はドイツ特許出願公開DE−A−2915082号公報から公知である。
この目的のため、ハイブリダイズされた核酸は、モレキュラーシーブ、または二 本鎖核酸もしくは例えばp3のような核酸の残基を認識および結合する親和性物 質上で未反応成分と分離される。次いで、標識の量を測定する。
しかし、特に非修飾ヌクレオシド三リン酸の場合、少なくともそれらの一部分と 実質的に相補的な修飾核酸とのハイブリダイゼーションによって形成された核酸 CまたはDを検出するのが可能である。
これらの核酸は検出可能であり得るかまたは検出可能にされ得る。
このような方法も公知である。このような方法は、例えば、米国特許US−A− 435835号明細書または欧州特許出願公開EP−A−0192168号公報 に開示されている。
修飾ヌクレオシド三リン酸の可能な取込みのため、本発明の核酸製造方法は修飾 核酸、特に修飾DNAの製造方法としても顕著に適している。このような修飾核 酸は、DNA診断におけるいわゆるプローブとしての使用を見出す。修飾が検出 可能な基または検出可能な基に転換され得る基である場合、例えば米国特許UA −A−4358535号明細書における検出プローブとして使用され得る核酸が 得られる。修飾が結合可能な基、例えば免疫反応性基またはビオチンである場合 、欧州特許出願公開EP−A−0097373号公報に開示されているような核 酸が得られる。それらは、例えば欧州特許出願公開EP−A−0139489号 公報の方法における捕捉(capture)プローブとして使用され得る。
本発明の核酸検出方法は、核酸またはその一部分の増殖方法の長所に増殖の間の 標識化の長所を兼ね合わせている。
この方法に関して、DNAだけではなくRNAも検出することがあるのでrRN Aの検出が好ましい。この方法で、例えば種診断が可能になる。アダプターの一 本鎖のハイブリダイジング領域は、米国特許US−A−4,8:51,330号 明細書に従ってコ!択され得る。
しかし、この種診断は、毒素原または病原性因子のような細菌特異的遺伝子によ っても可能である。
本発明の方法は、突然変異誘発アダプター、またはハイブリダイジング−末鎖領 域において少なくとも1つのミス対合を有するアタブターによる突然変異誘発の ため、あるいはハイブリダイジング−末鎖領域において少なくとも1つのミス対 合を有するアダプターを介する突然変異体の検出のために使用され得る。
本発明の核酸製造方法の特に好ましい具体例は、核酸AおよびBの複合体から核 酸CまたはDを形成するためのファージφ29の複製システムの1nvitro 使用によって可能になる。この複製システムは、例えば、ビオンミ力・エト・ビ オフィジ力・アクタ(B iochim。
B 1ophys、 A cta)、951(1988)、417〜424に開 示されている。
開始については、配列特異的増幅のために2つのアダプターを使用する。これら のアダプターは1.二本鎖としてのファージφ29の左右の複製起源(ori) 、および−末鎖標的特異的領域を含有する。
in vitro複製については、ヌクレオシド三リン酸以外に、DNAポリメ ラーゼp2およびアダプターの5゛−末端に正しく結合した蛋白p3および遊離 p3ならびにdATPが必要とされるだけなので、φ29の複製システムが選択 された。アダプターのハイブリダイゼーションの後、両アダプター間の一末鎖ギ ャップは、dNTPsおよびT4 DNAポリメラーゼまたはクレノウボリメラ ーセでふさがれ、イー・コリ(E、coli)DNAリガーゼまたはT4DNA リガーゼによって完全な鎖に結紮される。その後、複製反応がp2およびp3に よって開始され、該複製はdNTPsによって行われる。
φ29DNAボソメラーゼは、適当な反応時間(鋳型の長さに依存する)の後、 EDTAによって抑制される。増幅生成物の検出は、標識核酸プローブとのハイ ブリダイゼーションによってゲル中だけではなく、増幅反応の間に取込まれた標 識ヌクレオチドによって可能である。
以下の条件が優れていることが判明した。ギヤノブ充填反応ニアタブター濃度1 00〜500μM、温度25〜45°C1好ましくは30〜37°C:試料容量 20〜50μQ;緩衝物質、好ましくはTris HCf2(pH7,5〜8. 0)、20〜10011M;塩、好ましくはMgCρ、2mM〜15xM、(N H4)!3045〜50xM+アジュバント DTT 1〜10xMSBSA  50〜250μ9/好;ヌクレオシド三リン酸:50〜250μM;ハイブリダ イゼーション時間5分〜15分、ポリメラーゼ2〜5U;リガーゼ2〜50.イ ンキュベーション5分〜30分。
?!製:好ましい温度25〜45℃、特に好ましくは30〜37℃、ギャップ充 填の場合と同じ温度が特に優れている(しかし、ギヤ。
ブ充填と複製の温度は互いに異なり得る);容量20〜50μa;p3 : 2 0〜400nl p3 : 2〜300nlF:緩衝液: Tris(pH7゜ 5)、2C)〜]OOxM;塩MgC(b : 2〜15xM、 (NHJzS  04:20〜50xM;アジュバント:スペルミジン1〜5xM、インキュベ ーション時間15分(非常に短い領域について)〜90分(長い領域について) 。ヌクレオチド、前記のとおりであるが、他に5tp−d NT P s 1  ビオチア−dNTPsまたはシゴキ/ンーdNTPs0検出: a)直接標識された核酸の場合、アガロースゲルb)放射性−または非放射性標 識試料D N Aとのハイブリダイゼーションは、例えば 1)UV250nmで固定しているか、または2)壁に結合された相補的核酸と のハイブリダイゼーションによって固定している膜上で、 あるいは微量滴定プレート、管(ナイロン、NC,合成物質、ストレプトアビジ ン被覆合成物質、カラムまたはビーズなどの)中におけるドツト、サザーンブロ ノト。
所定の値が推奨として役立つ。当業者が変え得るのは明白である。
理論的に、本発明の検出方法は、如何なる成分も分離せずに溶液中で完全に検出 まで行われ得る。過剰の標識化剤の分離が必要なだけである。
本発明の課題は、増殖されるべき核酸のヌクレオチド配列の少なくとも一部分と 実質的に相補的である少なくとも1つの一本鎖核酸領域およびDNAポリメラー ゼの認識のための配列を含有する二本鎖領域からなる上記方法で使用したアダプ ターである。アダプターは、結合された蛋白をさらに含有するのが好ましい。
第1図および第2図において、ファージφ29の複製システムの助けによって蛋 白活性された(protein−primed)in vitro複製の例を使 用して、本発明の核酸製造方法が略図的に示される。
第1図は、−重鎖領域(6,5)において−重鎖核酸への異なる領域とハイブリ ダイズする2つのアダプター(2,3)と核酸A(1)との反応を示す。さらに また、アダプター3および2は、各々、複製システムの特異的結合のためのヌク レオチド配列(4,7)を含有する。さらにまた、アダプターが5′−末端で共 有的に結合された蛋白p3を含有する場合が示される。ギャップ充填によって複 合体(8)が生成される。
第2図においては、複合体(8)の複製が示される。特に蛋白p2およびp3な らびにdATPおよび他のヌクレオシド三リン酸を含有するファージφ29の複 製システムによって、複合体(8)と同様に複製についての基礎であり得る複合 体(9)を再度形成する核酸CおよびDが、各々(10および11)、形成され る。かくして、新しい複製の場合、新しい核酸CおよびDが形成される。所望の 数の核酸が達成されるとすぐに、該方法は停止され得る。
第3図は、互いにおよび核酸Aに対するアダプターの配置の1つの可能性を示す 。
第4図は、互いにおよび核#Aに対するアダプターの別の配置を示す。この配置 は、鋳型核酸が、例えば制限エンドヌクレアーゼによって増幅のために消化され るという点で達成され得る。
以下の実施例によって本発明をさらに説明する。
実施例1a アダプターとして4個のオリゴヌクレオチドを使用する。左側のアダプターは6 6n tの核酸鎖からなり、46ntはPNAS [ユ〜11.1988] 、 NAR[16/13.5895〜5913.1988]からのφ29の左側の複 製起源配列の5°−末端に一致し、20n tはHBV特異的配列[欧州特許公 告EP−B−0013828号公報、ヌクレオチド1278〜1297]に一致 し、相補鎖は46ntのori領域に一致する。右側のアダプターは、79nt の核酸鎖からなり、59n tはφ29の右側ori配列の3°−末端に一致し 、20n tはHBV特異的配列[欧州特許公告EP−B−0013828号公 報、ヌクレオチド1403〜1422コに一致し、相補鎖は59n tのori 領域に一致する。HBV配列はHBVゲノムにおける一本鎖領域と相補的であり 、106ntの領域をカバーする。
アダプターが2i:+OnMの濃度で存在するように、Tris−HC(l(p H7,i:+)50nM;MgCQt、10肩M;(NH−)tSO4,20麓 M;ジチオトレイトール(DTT)、2iM:ウシ血清アルブミン(BSA)、 200μ9/x(1: dATP、150nM;dcTP、150MM; dG TP、150nM、dTTP、150μM; NAD、26nMにおいて、アダ プターと容120μgでHBV鋳型(HBVゲ/ゲノ0.5μ9〜o、5r9) を混合する。アダプターの結合のために、この溶液を30℃で15分間インキュ ベートする。2つの結合アダプター間のギャップを充填するため、上記緩衝液5 μσ中で2UT4 DNAポリメラーゼおよび2Uイー・コシ(E、coli) DNAリガーゼを添加し、30℃で10分間インキュベートする。
その後、複製の開始のため[PNAS、ヱ旦、5522〜5526.1982. PNAS、80,4282〜4252、I 983 ;PNAS181.537 4〜5378.1984 ; PNAS、81.80〜84.1984 、PN AS、82.6404〜6408.1985;ジャーナル・オブ・バイオロジカ ル・ケミストリー(J。
B iol、 Chem、 )、264/15.8935〜8940,1989 ]、Tris HCl2(pH7,5)、50iM ; Mg(J!t、101 1M ;スペルミジン、2iM;(NH,)、So、、20nMの25μ12i i:入れたφ29の末端蛋白(P3)150n?およびφ29ポリメラーゼ(p 2)80nlFを添加し、30℃で30分間インキュベートする。IOJIME DTAおよび0゜1%SDSによって反応を停止する。検出のため、0.8%ア ガロースゲル中で複製生成物を分離し、臭化エチンウム染色によって可視化する 。
実施例1b 実施例1aと同一のアダプターを使用する。実施例1aと同様のHBV鋳型を使 用し、Tris−HCff(pH7,5)、25+M;KCl2.6 、3 J AM ; M g CQ x、15zM;ジチオエリスリトール(DTE)、2 肩M;ATP、50μM;dATP、25μM、dCTP、25μM、dGTP 、25μM、dTTP、25μM中、2つの結合したアダプター間のギャップを 充填するために、各250nMのアダプターオリゴヌクレオチドならびに2Uク レノウDNAポリメラーゼおよび2UT、4−リガーゼと一緒に容量30μa中 で30°Cで30分間インキュベートする。複製反応開始のために、Tris− HCl2(pH7,5)、87.5にM; MgC(!!、2.5xM+スペル ミジン、5 xM ; (N H4) t SC2,50xMノ20 u(l中 、φ29の末端蛋白(p3)150ni!およびφ29−DNA−ポリメラーゼ (p2)80n9を添加し、30’Cで30分開インキュベートする。該反応は 、実施例1aと同様に10xMEDTAおよび1%SDSによって停止され、ア ガロースゲル中で検出される。
実施例1c 実施例1aおよび1bと同様に、Tris HCff(pH8)、50zM;M g(J2.5zM;酢酸NH,,60xM; DTT、5xM; dATP、2 50t1M:dCTP、250μM:dGTP、250μM;dTTP、250 μM;NAD、200μM中30μQの容量で各々250nMのアダプターオリ ゴヌクレオチド、2Uイー・コリ(E。
col i)−リガーゼおよび20 T4−DNA−ポリメラーゼと一緒に、3 0℃で30分間、HBV−DNAをインキュベートする。次に、複製反応のため に、Tris−HCl2(pH7,5)、50zM;MgCL、17.5JIM ;スペルミジン、5xMの20aa中、1BOn9のp3および80n9のp2 を添加し、30℃で30分間インキュベートする。
実施例1aおよび1bと同様に反応を停止させ、反応生成物を検出する。
実施例1d アダプターの濃度が各々1μMである以外は、実施例1a〜ICと同様の開始ギ ヤノブ充填反応で反応を行う。実施例1a−1cと同様に、次の複製反応を再度 行う。
大塵然土至 反応において使用する前にアダプターオリゴヌクレオチドを95°Cで10分間 加熱し、氷上で急速冷却する以外は、実施例1a〜1dと同様に実験を行う。
K皇二上工 反応温度が各々37℃である以外は、実施例1a〜1eと同様に出発ギで、ブ充 填反応および複製反応を行う。
実施例2 この目的のため、φ29蛋白p3を有するφ29−特異的ori配列の5′−末 端にアダプターを結合するEPNAS、ヱl、6425〜6428.1980; NAR,13/21.7715〜7728.1985]。実施例1に記載の複製 条件下、問題のオリゴヌクレオチドおよびその相補鎖のin vitro複製に よって、特異的5゛−末端へのp3の結合を行う。二本鎖の場合、オリゴヌクレ オチドは、1つの末端だけにori特異的配列を含有する。したがって、p3は 、5′−末端だけに結合し得、第2鎖は93分子を含有しない。例えばp3に対 する抗体によるアフィニティークロマトグラフィーによって、混合物からこれら の鎖が表面に結合され、p3遊離鎖を洗浄除去した後、溶離する。次いで、表面 をストレプトアビジンで飽和し、〈p3〉抗体をビオチンと結合させることがで きる。次いで、実施例1a−fと同様に、適当な鋳型DNAとの増幅反応におい てアダプター−93分子が使用される。しかし、p3含有鎖は、セファデックス (S ephadex)A CA 500上で分離され得る。
実施例3a 実施例1a−fと同様に、アダプターハイハブリダイゼーションを用いて、共有 結合したp3だけを有しないか、またはp3を含有もしないアダプターによって 反応を開始する。しかし、左右のアダプター間のギヤノブを充填するためのcl NTP!1度は各デオキシヌクレオチドについて33μMに達する。30℃で1 0分間伸長した後、複製の開始のため、実施例1axfに記載の物質以外に、2 5μci [a”PコdATP(=3000Ci/zM)および各々150μM のdCTP、dGTPおよびdTTPを添加し、実施例1a〜fと同様に再度イ ンキュベートする。
実施例1a−fと同様に反応を停止させる。反応生成物は、ゲル電気泳動の後に X線フィルム上の特異的な黒化として、またはナイロン膜への滴下し、UV放射 によって固定し、次いで該乾燥膜にX−線フィルムを暴露することによって検出 される。ナイロン膜への滴下の前に、セファデックス(S ephadex)  G 50カラムを用いてゲル濾過によって、増幅生成物を、取り込まれていない dNTPsから分離し、エタノール沈殿によって濃縮する。
大皇豊且1 dNTP濃度が各デオ牛ジヌクレオチドについて33μMに達する以外は、実施 例1a−1fと同じ開始緩衝液中、および反応温度で、アダプターによって反応 を開始する。ギャップ充填反応が終わつた後、複製開始のために、50μMジゴ 牛シゲニ7−11−2’−デスオキシすリジン5°−三リン酸(DIG−11− dUTP)、100μM dTTPおよび各々150μMのdATP、dCTP およびdGTPを含む実施例1a〜1fに記載の物質を添加する。該反応の終了 および該反応の停止の後、該生成物を、アガロースゲル中で分離し、ナイロンま たはニトロセルロース膜に移すか、あるいは対応する膜上にスポットして、UV 放射または加熱処理によって固定する。その後、ベーリンガー・マンハイム・バ イオケミカル・マニュアル(Boehringer Mannheim Bio chemical Manual)第96〜115頁[ベーリンガー・マンハイ ム(Boehringer Mannheim)、バイオケミカルズ・フォー・ モレキュラー・バイオロジー(Bio−chemicals for Mo1e cular B iology) 1990コまたはシー・ケスシー(C,Ke ssler)ら[ジゴキシゲニンに基づく非放射性標識および検出システム=1 .ジゴキシゲニンに基づく新規なりNA標識化および検出システム:抗−ジゴキ シゲニンEL I SA則(ジゴキシゲニン・システム)(Non−radio active Labelling and Detectionof Nuc leic Ac1ds: 1. A Novel DNA−Labelling  andDetection S ystem based on D igo xigenin : A nti−D igoxigeninE L I S  A P rinciple(D igoxigenin S ystem)、1 991 、 ノゞイオロジカル・ケミストリー・ホップーセイラー(B iol ogicalChemistry Hoppe−Seyler)発行]における 記載に従ってDIG標識DNAを検出する。
実施例4a アダプターのハイブリダイゼーション反応について、左側アダプターと一致する 2つのオリゴヌクレオチド(共有結合された+/−p3)およびHBV特異的配 列および右側φ29ori領域の3′−末端を含有するオリゴヌクレオチドを添 加するだけである以外は、実施例1〜3と同様に実験を行う。実施例1〜3と同 様にギヤ、ノブ充填反応後、反応混合物によって複製反応を開始するため、オリ ゴヌクレオチドの濃度が250nMに達するように、ori領域との相補鎖を右 側アダプター(共有結合される+/−p3)に添加する。
実施例1〜3と同様にインキュベーション、反応停止および検出を行う。
実施例4b ギャップ充填反応について、ori領域との相補鎖を含有しない左側アダプター およびori領域との相補鎖を含有する右側アダプターを添加する以外は、実施 例1a〜1f、2および3と同様に実験を行う。この相補鎖は3”−末端にジデ オキシヌクレオチドを含ギヤツブ充填反応について、各々3′−末端にジデオキ シヌクレオチドを有する左側アダプターのori領域との相補鎖、右側アダプタ ーおよびそのori相補鎖を添加する以外は、実施例1a〜1f、2および3と 同様に再度実験を行う。
実施例4d 実施例1a〜1f、2および3と同様に再度実験を行う。ギヤツブ充填反応につ いて、ori相補鎖を含有しない左側アダプターおよび3°−末端にジデオキシ ヌクレオチドを有する右側アダプターならびに3“−末端にジブオキ/ヌクレオ チドを有する対応するOri相補鎖を添加する。
実施例5 実施例3aと同様にセファデックスG−50によるゲル濾過によって”PtUi 増幅生成物を、取j)込まれていないデオキシヌクレオチドから分離する。その 後、増幅生成物を95℃で10分間インキュベートして変性させ、45°Cで、 ストレプトアビジン被覆管中、ホルムアミド、]O%、SSC,5x;デンハー ト(D enhardt)溶液、1 x ; ’) 7酸ナトリウム、pH6, 8,50,IIM(7)200 u(l中、ビオチンで標識される(欧州特許出 願公開EP−A−0097373号公報)増幅領域と配列相同の40ntのオリ ゴヌクレオチド20n9と一緒に4時間ハイブリダイズする。オリゴヌクレオチ ドの濃度は、8xMに達する。ハイブリダイゼーション/壁結合の後、37°C で30分間、SSC,2x:および5DSSO,2%の200μgで2回洗浄し 、結合された放射性増幅生成物をシンチレーションカウンターで測定する。
実施例6 実施例1.2または4と同様に製造した非標識増幅生成物は、実施例5と同様の ゲル濾過の後、45℃で、増幅領域の一部分と相同の40ntのビオチン標識オ リゴヌクレオチドだけでなく、この領域の別の部分と相同の40ntの第2のオ リゴヌクレオチドとハイブリダイズする。したがって、これらのオリゴヌクレオ チドは、交差ハイブリダイゼーションを示さない。200μaのハイブリダイゼ ーションのバッチは、各々8nMの2つのオリゴヌクレオチド、ホルムアミド、 10%H85C,5x:デンハート(D enhardt)溶液、IX;リン酸 ナトリウム、pH6,8,50JIMを含有する。ストレプトアビジン被覆微量 滴定プレート中で、4時間、ハイブリダイゼーシヨンを行い、その後、37°C で、コンジュゲート緩衝液(Tris−HCl2、pH7,5,100RM:  NaC(20,9%; B5A1%;ブルロニック(Pluronic) T  68 0.5%)で1×10分間洗浄する。次いで、37℃で30分間、40U 〈ジゴキシゲニン〉アルカリホスファターゼコンジュゲート体と一緒にインキュ ベートし、その後、毎回、Tris−HCI、1001!M:およびNaCρ、 1501RMの200μaで5回洗浄する。次いで、37℃で30分間、リン酸 4−メチルウンベリフェリル(0,1xM)と−緒にインキュベートし、ダイナ テ、り・ミクロフルオローリータ−(DVnatechM 1crof 1uo r−Reader)で測定する〇FIGイ FIG2.− 国際調査報告 IRI@ffmmMI A。。14611911+。PCT/EP 90101 423【IG3 イ r/G(−1 国際調査報告 PCT/EP 90101423

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)核酸Aの少なくとも一部分と実質的に相補的であり、かつ複製システムに 対して特異的なヌクレオチド配列を有する少なくとも1つのアダプターを含有す る核酸が形成される条件下で、核酸Aを、該核酸Aの鎖の一部分とハイブリダイ ズすることができ、かつその少なくとも1つが複製システムに対して特異的なヌ クレオチド配列を含有する少なくとも2つのアダプターと反応させ、次いで、複 製反応に適した条件下で、核酸Aおよび前工程で形成された核酸の複合体を、複 製システムに対して特異的なヌクレオチド配列および核酸Aのヌクレオチド配列 の少なくとも一部分と実質的に相同または実質的に相補的なヌクレオチド配列を 含有するアダプターの少なくともヌクレオチド配列を含有する核酸配列の形成を 単独でまたは一緒に触媒する複製システムの1またはそれ以上の蛋白と反応させ ることを特徴とする核酸Aの使用による核酸の製造方法。
  2. (2)複製が少なくとも1つの蛋白によって開始される請求項(1)記載の方法 。
  3. (3)相補的核酸を形成させる条件がヌクレオシド三リン酸、ポリメラーゼおよ びリガーゼの使用からなる請求項(1)〜(2)いずれか1項記載の方法。
  4. (4)アダプターが同一のヌクレオチド配列と相補的ではない請求項(1)〜( 3)いずれか1項記載の方法。
  5. (5)アダプターが、少なくとも1個のヌクレオチドによって互いに隔てられて いる増殖されるべき核酸のヌクレオチド配列と相補的である請求項(1)〜(4 )いずれか1項記載の方法。
  6. (6)各アダプターが増殖されるべき核酸の一部分と実質的に相補的である一本 鎖核酸領域を有し、核酸のこの部分とハイプリダイズすることができ、該アダプ ターの少なくとも1つが増殖されるべき核酸と実質的にハイプリダイズすること ができない二本鎖核酸領域を有するが、上記酵素の認識のための配列を有する請 求項(1)〜(5)いずれか1項記載の方法。
  7. (7)核酸と相補的でない領域が複製のためのori配列である請求項(6)記 載の方法。
  8. (8)アダプターの少なくとも1つが二本鎖領域に少なくとも1つの制限酵素切 断部位を有する請求項(1)〜(7)いずれか1項記載の方法。
  9. (9)アダプターの少なくとも1つが、二本鎖領域に、M13ユニバーサル配列 決定プライマーおよび/またはM13ユニバーサル逆配列決定プライマーとのハ イブリダイゼーションのための少なくとも1つの配列を有する請求項(1)〜( 8)いずれか1項記載の方法。
  10. (10)増殖方法として請求項(1)〜(9)いずれか1項記載の方法を使用す ることを特徴とする、検出されるべき核酸またはその一部分を増殖させ、形成さ れた核酸を測定することによる核酸の検出方法。
  11. (11)増殖されるべき核酸のヌクレオチド配列の少なくとも一部分と実質的に 相補的である少なくとも1つの一本鎖核酸領域および複製システムに対して特異 的なヌクレオチド配列を含有する二本鎖領域からなることを特徴とするアダプタ ー核酸。
  12. (12)少なくとも1つの蛋白がそれに結合される請求項(11)の記載アダプ ター核酸。
  13. (13)ファージφ29のori配列を含有することを特徴とする請求項(11 )および(12)のいずれか1項記載のアダプター核酸。
  14. (14)少なくとも1つの制限酵素切断部位を有する請求項(11)〜(13) いずれか1項記載のアダプター核酸。
JP2-511747A 1989-09-01 1990-08-25 核酸の増殖方法 Pending JPH04503458A (ja)

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