JPH0451425B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0451425B2 JPH0451425B2 JP61041955A JP4195586A JPH0451425B2 JP H0451425 B2 JPH0451425 B2 JP H0451425B2 JP 61041955 A JP61041955 A JP 61041955A JP 4195586 A JP4195586 A JP 4195586A JP H0451425 B2 JPH0451425 B2 JP H0451425B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- lid
- opening
- score
- fulcrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
- Polyamides (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は巻締缶用易開封性缶蓋に関するもの
で、より詳細には、缶蓋のスコアを剪断するため
の開封用タブが接着剤を介して缶蓋に固定されて
いながら、開封用タブの缶蓋への固定が、レトル
ト殺菌後においても開封操作完了時迄確実に行わ
れる易開封性缶蓋に関する。 (従来の技術) 従来、コーラ、ビール、ジユース等の飲料等を
収容する罐に用いる易開封性(イージイ・オープ
ン)蓋としては、スコア(部分切断線)により区
画された開口用部分を備え、この開口用部分にリ
ベツトを形成し、このリベツトにより引張りタブ
を固着し、このタブを引張ることにより、スコア
が破断されて開口用部分が取外されるようにした
ものが広く使用されている。 しかしながら、この易開封性蓋では、リベツト
加工等の苛酷な加工により、罐蓋の内面塗膜が損
傷を受け易く、食用罐詰のように、腐食性の内容
物を充填し、しかも加熱殺菌等の苛酷な処理を行
う用途には、耐腐食性の点で満足すべき結果は到
底得られない。この傾向は、アルミニウムを用い
た易開封性罐蓋において特に顕著である。更に、
食塩濃度の高い内容物では孔食が生じ、貫通孔か
ら内容物の漏洩や細菌による汚染の問題がある。 実公昭51−524号公報には、スコアで区画され
た開口用部分に開封片を接着固定して成る易開封
性缶蓋が提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) この種の易開封性蓋においては、開封片の把持
部を上方に持上げることにより、接着部が支点と
なり、開封片(タブ)の先端がスコアに押込まれ
ることによりスコアの剪断が開始され、次いでタ
ブを引張ることによりスコア全体にわたつての剪
断が行なわれるが、この場合接着部にはスコアの
押裂に必要な力がモーメントとして作用し、接着
部の破壊が生じ易いことが問題となる。 特に缶詰用缶の場合には、易開封性蓋を巻締し
た缶が、高温高圧下の所謂レトルト殺菌に賦され
ることから、接合部が高温及び熱水又は熱水蒸気
の攻撃によつて劣化を生じ易く、そのため接着部
の破壊が一層生じ易い状態となつている。このよ
うな接着劣化傾向は、スコア加工部における塗膜
割れを補正するために補正塗料を塗布し、焼付け
る際の熱履歴によつても同様に生じる。 また、易開封性蓋の開封の仕方は、缶の購入者
によつてまちまちであり、例えばタブの持上げを
缶蓋にほぼ直角の位置となる迄行なわずに、タブ
の引張りを行う場合には、タブと蓋との接着支点
には比較的大きなモーメントが作用し、接着支点
の破壊が生じ易くなる。またタブの引張りがタブ
方向に正しく行なわれない場合には、やはり接着
支点にモーメントが作用し、接着支点の破壊が生
じ易くなる。 従つて、本発明の技術的課題は、缶蓋のスコア
を剪断するための開封用タブの缶蓋への接着固定
が、レトルト殺菌やその他の熱履歴の如何にかか
わらず、開封操作時に加わるモーメントによつて
剥離することなく、開封操作完了迄確実に行なわ
れる易開封性蓋を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、剛性のある金属素材から成る蓋材に
開口すべき部分を区画するスコアを金属素材の厚
み方向の途中に達するように設け、開封用タブを
スコア剪断開始部近傍に接着支点を介して設けて
成る缶胴に巻締により固定するための易開封性缶
蓋において、接着支点を構成する接着剤が、アミ
ド基1個当りの平均主鎖炭素数が6.1乃至15.0の
範囲にあり、結晶化度が15%乃至40%の範囲にあ
り且つ25℃及び相対湿度20%以下における動的弾
性率が0.8×1010乃至3.5×1010ダイン/cm2の範囲
にあるポリアミド系接着剤から成ることを特徴と
する。 (作用) 蓋材に開封片を接合固定するための接着剤に
は、通常の缶胴の側部継目の形成に使用される接
着剤とは全く異なつた特性が要求される。即ち、
側部継目の接着剤には専ら剪断力が作用し、従つ
て高剪断力に耐える接着剤が良好な継目用接着剤
ということになる。これに対して、蓋材に開封片
を固定する接着剤においては、接着支点にモーメ
ントが作用することから、用いる接着剤はこのよ
うな開封モーメントに耐えることが重要となるわ
けである。 本発明は、種々のポリアミド系接着剤の内で
も、アミド基当りの平均主鎖炭素数、結晶化度及
び動的弾性率が前述した一定範囲にあるポリアミ
ド系接着剤が、モーメントによる破壊力が作用す
る蓋材と開封片との優れた接着支点となり得ると
いう知見に基づくものである。 一般に、ポリアミドにおいて、アミド基1個当
りの平均主鎖炭素数は分子間の水素結合の強さに
関係し、また凝集力の大きさや硬さ、或いは水に
対する親和性にも重大な影響を及ぼす。アミド基
1個当りの平均主鎖炭素数が6.1よりも小さい場
合には、融点が高くなりすぎ、可能接着温度が高
くなりすぎて、接着操作が困難となる傾向がある
と共に、接着プライマーや保護塗膜の焦げ等の不
都合を生じ、また接着剤の冷却の制御が困難とな
つて、後に述べる結晶化度の制御が困難となり易
い。また、このポリアミドは水に対して著しく敏
感となり、含有水分率の変動によつて、力学的性
質の変動も大であり、更に含有水分によつて接着
部に発泡等の欠陥も生じ易い。また、アミド基1
個当りの平均主鎖炭素数が15.0を越えると、ポリ
アミド自体の凝集力が小さくなる傾向があり、耐
熱性が低下して、スコア部に対する補正塗料の焼
付時或いはレトルト殺菌時における接着低下を生
じ、著しい場合には接着支点の位置ズレ迄をも生
じるようになる。更に、プライマー塗膜との接着
性も低下するようになる。 本発明においては、上述した分子鎖構造のポリ
アミドを選択するが、それだけでは蓋材−開封片
間の接着支点としては不十分であり、結晶化度を
15乃至40%の範囲に維持することも重要である。
ここで、結晶化度とは現実に接着支点となつてい
るポリアミドの結晶化度であり、より詳細にはX
線回折法による結晶化度を意味する。勿論、結晶
化度の測定には、X線回折法以外に、密度法、融
解熱法等が知られており、これの方法による測定
値とX線回折法による測定値との間には1対1の
対応があるので、この対応により補正して本発明
に言う結晶化度としてよい。この結晶化度が40%
よりも高い場合には、弾性率が大きくなりすぎる
と共に、力学的性質ももろくなる傾向があり、接
着支点としては不適当となる。また結晶化度がこ
のように大きくなつたポリアミド接着支点では、
溶着後固化過程での収縮が大きいことから、内部
或いは界面に残留応力を生じており、経時的な接
着劣化傾向が大である。一方結晶化度が15%より
も小さいポリアミド接着支点では、耐熱性及び耐
熱水性が著しく低いと共に、弾性率が低くなり、
初期開口力を十分に高めることができない。 本発明においては、25℃及び相対湿度20%以下
での動的弾性率が0.8×1010乃至3.5×1010ダイ
ン/cm2の範囲にあるポリアミドを選ぶことも重要
である。ここで、動的弾性率とは、一定周波数の
周期的な歪を与えたときに測定される弾性率であ
り、より詳細には後述する実施例の方法で測定さ
れる弾性率を意味する。接着支点を用いた易開封
性蓋における開封性能は、引張速度200mm/secで
の90度方向への引剥し力(Kg)と変位量(cm)と
の関係で評価することができる。 第1図は、この動的弾性率が本発明範囲内にあ
るポリアミド(曲線A,1.5×1010dyne/cm2、B,
2.7×1010dyne/cm2)、動的弾性率が本発明範囲よ
りも低いポリアミド(曲線C,0.68×1010dyne/
cm2)及び動的弾性率が本発明範囲よりも高いポリ
アミド(曲線D,4.8×1010dyne/cm2)について、
上記引きはがし力(Kg)と変位量(mm)との関係
をプロツトしたものである。この第1図におい
て、立上りの到達引剥し力が大きい程大きい初期
開口力が得られることを示し、またこれらの曲線
の積分値、即ち90度剥離仕事量が大きい程、接着
支点が強靭であることを示す。 動的弾性率が上記範囲よりも小さい場合には、
スコアを剪断開始するに足る十分な初期開口力が
得られないか、或いはこの際支点に加わるモーメ
ントに負けて接着支点の位置ズレ等を生じ易い。
また動的弾性率が上記範囲よりも大きい場合に
は、高い初期開口力は得られるとしても、接着支
点が変位に追随し得ず、一点に応力が集中して接
着支点の破壊を生じる。 本発明によれば、上述した全ての要件を満足す
るポリアミド系接着剤を接着支点として用いるこ
とにより、立上り到達剥離力を初期開口に必要な
8.0Kg以上とし、且つ単位接着面積1cm2当りの90
度剥離仕事量を完全開封に必要な2.5Kg・cm以上
の値とすることが可能となる。 (発明の作用効果) 本発明によれば、補正塗料塗布焼付やレトルト
殺菌に耐える開封用タブ接着固定型の易開封性蓋
が提供されるばかりではなく、蓋材が缶胴との巻
締固定に使用される剛性のある金属素材から構成
されていながら、開封に際し接合支点の破壊が有
効に防止され、長期間の経時後にも安定に開封操
作を行ない得るという利点が達成される。 (発明の好適態様の説明) 蓋の構造 第2,3及び4図に示す通り、本発明の易開封
性罐蓋1、はプライマー塗膜2を備えた剛性のあ
る金属素材3から成つている。 この蓋材1は、外周に周状の溝部4と溝部に環
状リム部5を介して連なるパネル部6とを備えて
おり、溝部4には罐胴フランジ(図示せず)との
二重巻締に際して、これと密封係合されるシーリ
ングコンパウンド層7が設けられている。環状リ
ム部5の内方には、スコア8で区画される開口さ
れるべき部分9がある。この開口用部分9はパネ
ル部6の大部分と実質上一致していてもよいし、
パネル部6の一部が開口用部分であつてもよい。
スコア8は、第3図の拡大断面図に示す通り、金
属素材3の厚み方向の途中に達するように設けら
れており、以下に詳述する仕組みで、開封に際し
てその剪断が容易に行なわれる。 本発明によればまた、この開口用部分9に開封
用タブ10を以下に述べる特定の仕組みで設け
る。この開封用タブ10は、一端にスコア押裂き
用先端11、他端に把持部(リング)12及びこ
れらの間に位置し且つ蓋に対して接合される支点
部分13を有している。この具体例において、支
点部分13は、先端11とリング12との間でタ
ブに、形状がほぼU字形の切目14を、支点部分
13と先端11との間に接続部15が存在するよ
うに設けて舌片状とすることにより形成されてい
る。開封用タブ10の押裂き用先端11は、蓋体
のスコア8とその位置がほぼ一致するように、舌
片状の支点部分13において、蓋体の開口用部分
9と、ポリアミド系接着剤層16を介して熱接着
される。 本発明の罐蓋において、開封用タブ10のリン
グ12を指で撮み、これを上方に持上げると、こ
の力が支点部分13を介して押裂用先端11に下
向きの力として伝達され、スコア8に下向きの押
裂力が加わると同時に、支点部分13と開口用部
分9との間の接着剤層16には引剥し力(モーメ
ント)が作用する。本発明によれば、接着剤層1
6として前述した特定のポリアミド系接着剤を用
いることにより、前述した引剥し力に耐え得るよ
うにしたものである。次いでこの開封用タブ10
を蓋1に対してほぼ90度の角度で引張ることによ
り、スコア8は切目が入つた位置から剪断され
る。 金属素材 蓋用金属素材としては、アルミニウムのような
軽金属板や各種表面鋼板例えば鉄鋼板の表面に亜
鉛、スズ、クロム、アルウニウム等をメツキした
ものや、該表面にクロム酸、リン酸等の化成処理
膜を形成したものから成り、耐圧変形性と巻締に
耐える剛性とを有する任意の金属素材が使用され
る。素材の厚みは、一般に0.10乃至0.40mm、特に
0.12乃至0.35mmの範囲内にあることが望ましい。
また、開封用タブも、上述した各種金属素材、特
にアルミニウムが使用される。 本発明の蓋材は、リベツト加工が困難な金属素
材、例えばクロメート表面処理鋼板、特に電解ク
ロム酸処理鋼板、クロメート処理ニツケルめつき
鋼板、クロメート処理鉄・錫合金めつき鋼板、ク
ロメート処理錫・ニツケル合金めつき鋼板、クロ
メート処理鉄・錫・ニツケル合金めつき鋼板、ク
ロメート処理アルミニウムめつき鋼板に好適に適
用される。 電解クロム酸処理鋼板は、冷間圧延鋼板基質の
上に金属クロム層とその上の非金属クロム層から
成る。金属クロム層の厚みは、耐腐食性と加工性
との兼合により決定され、その量は30乃至300
mg/m2、特に50乃至250mg/m2の範囲にあること
が望ましい。また非金属クロム層の厚みは、塗膜
密着性や接着剥離強度に関連するものであり、ク
ロム量として表わして4乃至40mg/m2、特に7乃
至30mg/m2の範囲にあることが望ましい。 プライマー これらの金属素材には、保護下地塗膜をも兼ね
る接着プライマーを塗布し、缶蓋の製造に用いる
のが一般的である。このようなプライマー塗膜と
しては、前述した金属板に対して優れた密着性を
示すと共にアミド反復単位から成る熱可塑性接着
剤にも優れた接着性を示すそれ自体公知の任意の
プライマー塗料が使用される。この塗料として
は、熱硬化性或いは熱可塑性の樹脂塗料、例えば
フエノール・エポキシ塗料、アミノ・エポキシ塗
料、エポキシ・エステル塗料等の変性エポキシ塗
料;例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩
化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体、エポキシ変性−、エポキシアミノ変性−或い
はエポキシフエノール変性−ビニル樹脂塗料等の
ビニル又は変性ビニル塗料;アクリル樹脂系塗
料;油性塗料;アルキツド塗料;ポリエステル塗
料;スチレン−ブタジエン系共重合体等の合成ゴ
ム系塗料等が使用される。 密着性と耐腐食性とに優れたプライマー塗料の
代表的なものは、種々のフエノール類とホルアル
ビトから誘導されるレゾール型フエノール−アル
デヒド樹脂と、ビスフエノール型エポキシ樹脂と
から成るフエノール−エポキシ系塗料であり、特
にフエノール樹脂とエポキシ樹脂とを90:10乃至
5:95の重量比で含有する塗料である。この塗料
は更に加工性にも優れており、スコア加工に付し
た場合にも、スコア加工部の耐腐食性が良好であ
るという利点を有している。 勿論、これらのプライマー塗膜は、単層構成で
もよく、またベースコートとトツプコートとの組
合せのように複層構成であつても何等差支えな
い。 プライマー塗膜の厚みは、前述した目的が達成
される限り、特に制限はないが、一般的に言つ
て、0.2乃至30μm、特に1乃至20μmの範囲にあ
るのが望ましい。 ポリアミド系接着剤 本発明においては、アミド基1個当りの平均主
鎖炭素数が6.1乃至15.0、特に7.0乃至14.0の範囲
にあるポリアミドを用いることが第一の条件であ
る。このポリアミドは、ω−アミノカルボン酸及
び/又はジアミン−ジカルボン酸塩を出発単量体
成分とするホモポリアミド、コポリアミド或いは
これらのブレンド物であつてもよい。適当なポリ
アミドの例は次の通りである。
で、より詳細には、缶蓋のスコアを剪断するため
の開封用タブが接着剤を介して缶蓋に固定されて
いながら、開封用タブの缶蓋への固定が、レトル
ト殺菌後においても開封操作完了時迄確実に行わ
れる易開封性缶蓋に関する。 (従来の技術) 従来、コーラ、ビール、ジユース等の飲料等を
収容する罐に用いる易開封性(イージイ・オープ
ン)蓋としては、スコア(部分切断線)により区
画された開口用部分を備え、この開口用部分にリ
ベツトを形成し、このリベツトにより引張りタブ
を固着し、このタブを引張ることにより、スコア
が破断されて開口用部分が取外されるようにした
ものが広く使用されている。 しかしながら、この易開封性蓋では、リベツト
加工等の苛酷な加工により、罐蓋の内面塗膜が損
傷を受け易く、食用罐詰のように、腐食性の内容
物を充填し、しかも加熱殺菌等の苛酷な処理を行
う用途には、耐腐食性の点で満足すべき結果は到
底得られない。この傾向は、アルミニウムを用い
た易開封性罐蓋において特に顕著である。更に、
食塩濃度の高い内容物では孔食が生じ、貫通孔か
ら内容物の漏洩や細菌による汚染の問題がある。 実公昭51−524号公報には、スコアで区画され
た開口用部分に開封片を接着固定して成る易開封
性缶蓋が提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) この種の易開封性蓋においては、開封片の把持
部を上方に持上げることにより、接着部が支点と
なり、開封片(タブ)の先端がスコアに押込まれ
ることによりスコアの剪断が開始され、次いでタ
ブを引張ることによりスコア全体にわたつての剪
断が行なわれるが、この場合接着部にはスコアの
押裂に必要な力がモーメントとして作用し、接着
部の破壊が生じ易いことが問題となる。 特に缶詰用缶の場合には、易開封性蓋を巻締し
た缶が、高温高圧下の所謂レトルト殺菌に賦され
ることから、接合部が高温及び熱水又は熱水蒸気
の攻撃によつて劣化を生じ易く、そのため接着部
の破壊が一層生じ易い状態となつている。このよ
うな接着劣化傾向は、スコア加工部における塗膜
割れを補正するために補正塗料を塗布し、焼付け
る際の熱履歴によつても同様に生じる。 また、易開封性蓋の開封の仕方は、缶の購入者
によつてまちまちであり、例えばタブの持上げを
缶蓋にほぼ直角の位置となる迄行なわずに、タブ
の引張りを行う場合には、タブと蓋との接着支点
には比較的大きなモーメントが作用し、接着支点
の破壊が生じ易くなる。またタブの引張りがタブ
方向に正しく行なわれない場合には、やはり接着
支点にモーメントが作用し、接着支点の破壊が生
じ易くなる。 従つて、本発明の技術的課題は、缶蓋のスコア
を剪断するための開封用タブの缶蓋への接着固定
が、レトルト殺菌やその他の熱履歴の如何にかか
わらず、開封操作時に加わるモーメントによつて
剥離することなく、開封操作完了迄確実に行なわ
れる易開封性蓋を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、剛性のある金属素材から成る蓋材に
開口すべき部分を区画するスコアを金属素材の厚
み方向の途中に達するように設け、開封用タブを
スコア剪断開始部近傍に接着支点を介して設けて
成る缶胴に巻締により固定するための易開封性缶
蓋において、接着支点を構成する接着剤が、アミ
ド基1個当りの平均主鎖炭素数が6.1乃至15.0の
範囲にあり、結晶化度が15%乃至40%の範囲にあ
り且つ25℃及び相対湿度20%以下における動的弾
性率が0.8×1010乃至3.5×1010ダイン/cm2の範囲
にあるポリアミド系接着剤から成ることを特徴と
する。 (作用) 蓋材に開封片を接合固定するための接着剤に
は、通常の缶胴の側部継目の形成に使用される接
着剤とは全く異なつた特性が要求される。即ち、
側部継目の接着剤には専ら剪断力が作用し、従つ
て高剪断力に耐える接着剤が良好な継目用接着剤
ということになる。これに対して、蓋材に開封片
を固定する接着剤においては、接着支点にモーメ
ントが作用することから、用いる接着剤はこのよ
うな開封モーメントに耐えることが重要となるわ
けである。 本発明は、種々のポリアミド系接着剤の内で
も、アミド基当りの平均主鎖炭素数、結晶化度及
び動的弾性率が前述した一定範囲にあるポリアミ
ド系接着剤が、モーメントによる破壊力が作用す
る蓋材と開封片との優れた接着支点となり得ると
いう知見に基づくものである。 一般に、ポリアミドにおいて、アミド基1個当
りの平均主鎖炭素数は分子間の水素結合の強さに
関係し、また凝集力の大きさや硬さ、或いは水に
対する親和性にも重大な影響を及ぼす。アミド基
1個当りの平均主鎖炭素数が6.1よりも小さい場
合には、融点が高くなりすぎ、可能接着温度が高
くなりすぎて、接着操作が困難となる傾向がある
と共に、接着プライマーや保護塗膜の焦げ等の不
都合を生じ、また接着剤の冷却の制御が困難とな
つて、後に述べる結晶化度の制御が困難となり易
い。また、このポリアミドは水に対して著しく敏
感となり、含有水分率の変動によつて、力学的性
質の変動も大であり、更に含有水分によつて接着
部に発泡等の欠陥も生じ易い。また、アミド基1
個当りの平均主鎖炭素数が15.0を越えると、ポリ
アミド自体の凝集力が小さくなる傾向があり、耐
熱性が低下して、スコア部に対する補正塗料の焼
付時或いはレトルト殺菌時における接着低下を生
じ、著しい場合には接着支点の位置ズレ迄をも生
じるようになる。更に、プライマー塗膜との接着
性も低下するようになる。 本発明においては、上述した分子鎖構造のポリ
アミドを選択するが、それだけでは蓋材−開封片
間の接着支点としては不十分であり、結晶化度を
15乃至40%の範囲に維持することも重要である。
ここで、結晶化度とは現実に接着支点となつてい
るポリアミドの結晶化度であり、より詳細にはX
線回折法による結晶化度を意味する。勿論、結晶
化度の測定には、X線回折法以外に、密度法、融
解熱法等が知られており、これの方法による測定
値とX線回折法による測定値との間には1対1の
対応があるので、この対応により補正して本発明
に言う結晶化度としてよい。この結晶化度が40%
よりも高い場合には、弾性率が大きくなりすぎる
と共に、力学的性質ももろくなる傾向があり、接
着支点としては不適当となる。また結晶化度がこ
のように大きくなつたポリアミド接着支点では、
溶着後固化過程での収縮が大きいことから、内部
或いは界面に残留応力を生じており、経時的な接
着劣化傾向が大である。一方結晶化度が15%より
も小さいポリアミド接着支点では、耐熱性及び耐
熱水性が著しく低いと共に、弾性率が低くなり、
初期開口力を十分に高めることができない。 本発明においては、25℃及び相対湿度20%以下
での動的弾性率が0.8×1010乃至3.5×1010ダイ
ン/cm2の範囲にあるポリアミドを選ぶことも重要
である。ここで、動的弾性率とは、一定周波数の
周期的な歪を与えたときに測定される弾性率であ
り、より詳細には後述する実施例の方法で測定さ
れる弾性率を意味する。接着支点を用いた易開封
性蓋における開封性能は、引張速度200mm/secで
の90度方向への引剥し力(Kg)と変位量(cm)と
の関係で評価することができる。 第1図は、この動的弾性率が本発明範囲内にあ
るポリアミド(曲線A,1.5×1010dyne/cm2、B,
2.7×1010dyne/cm2)、動的弾性率が本発明範囲よ
りも低いポリアミド(曲線C,0.68×1010dyne/
cm2)及び動的弾性率が本発明範囲よりも高いポリ
アミド(曲線D,4.8×1010dyne/cm2)について、
上記引きはがし力(Kg)と変位量(mm)との関係
をプロツトしたものである。この第1図におい
て、立上りの到達引剥し力が大きい程大きい初期
開口力が得られることを示し、またこれらの曲線
の積分値、即ち90度剥離仕事量が大きい程、接着
支点が強靭であることを示す。 動的弾性率が上記範囲よりも小さい場合には、
スコアを剪断開始するに足る十分な初期開口力が
得られないか、或いはこの際支点に加わるモーメ
ントに負けて接着支点の位置ズレ等を生じ易い。
また動的弾性率が上記範囲よりも大きい場合に
は、高い初期開口力は得られるとしても、接着支
点が変位に追随し得ず、一点に応力が集中して接
着支点の破壊を生じる。 本発明によれば、上述した全ての要件を満足す
るポリアミド系接着剤を接着支点として用いるこ
とにより、立上り到達剥離力を初期開口に必要な
8.0Kg以上とし、且つ単位接着面積1cm2当りの90
度剥離仕事量を完全開封に必要な2.5Kg・cm以上
の値とすることが可能となる。 (発明の作用効果) 本発明によれば、補正塗料塗布焼付やレトルト
殺菌に耐える開封用タブ接着固定型の易開封性蓋
が提供されるばかりではなく、蓋材が缶胴との巻
締固定に使用される剛性のある金属素材から構成
されていながら、開封に際し接合支点の破壊が有
効に防止され、長期間の経時後にも安定に開封操
作を行ない得るという利点が達成される。 (発明の好適態様の説明) 蓋の構造 第2,3及び4図に示す通り、本発明の易開封
性罐蓋1、はプライマー塗膜2を備えた剛性のあ
る金属素材3から成つている。 この蓋材1は、外周に周状の溝部4と溝部に環
状リム部5を介して連なるパネル部6とを備えて
おり、溝部4には罐胴フランジ(図示せず)との
二重巻締に際して、これと密封係合されるシーリ
ングコンパウンド層7が設けられている。環状リ
ム部5の内方には、スコア8で区画される開口さ
れるべき部分9がある。この開口用部分9はパネ
ル部6の大部分と実質上一致していてもよいし、
パネル部6の一部が開口用部分であつてもよい。
スコア8は、第3図の拡大断面図に示す通り、金
属素材3の厚み方向の途中に達するように設けら
れており、以下に詳述する仕組みで、開封に際し
てその剪断が容易に行なわれる。 本発明によればまた、この開口用部分9に開封
用タブ10を以下に述べる特定の仕組みで設け
る。この開封用タブ10は、一端にスコア押裂き
用先端11、他端に把持部(リング)12及びこ
れらの間に位置し且つ蓋に対して接合される支点
部分13を有している。この具体例において、支
点部分13は、先端11とリング12との間でタ
ブに、形状がほぼU字形の切目14を、支点部分
13と先端11との間に接続部15が存在するよ
うに設けて舌片状とすることにより形成されてい
る。開封用タブ10の押裂き用先端11は、蓋体
のスコア8とその位置がほぼ一致するように、舌
片状の支点部分13において、蓋体の開口用部分
9と、ポリアミド系接着剤層16を介して熱接着
される。 本発明の罐蓋において、開封用タブ10のリン
グ12を指で撮み、これを上方に持上げると、こ
の力が支点部分13を介して押裂用先端11に下
向きの力として伝達され、スコア8に下向きの押
裂力が加わると同時に、支点部分13と開口用部
分9との間の接着剤層16には引剥し力(モーメ
ント)が作用する。本発明によれば、接着剤層1
6として前述した特定のポリアミド系接着剤を用
いることにより、前述した引剥し力に耐え得るよ
うにしたものである。次いでこの開封用タブ10
を蓋1に対してほぼ90度の角度で引張ることによ
り、スコア8は切目が入つた位置から剪断され
る。 金属素材 蓋用金属素材としては、アルミニウムのような
軽金属板や各種表面鋼板例えば鉄鋼板の表面に亜
鉛、スズ、クロム、アルウニウム等をメツキした
ものや、該表面にクロム酸、リン酸等の化成処理
膜を形成したものから成り、耐圧変形性と巻締に
耐える剛性とを有する任意の金属素材が使用され
る。素材の厚みは、一般に0.10乃至0.40mm、特に
0.12乃至0.35mmの範囲内にあることが望ましい。
また、開封用タブも、上述した各種金属素材、特
にアルミニウムが使用される。 本発明の蓋材は、リベツト加工が困難な金属素
材、例えばクロメート表面処理鋼板、特に電解ク
ロム酸処理鋼板、クロメート処理ニツケルめつき
鋼板、クロメート処理鉄・錫合金めつき鋼板、ク
ロメート処理錫・ニツケル合金めつき鋼板、クロ
メート処理鉄・錫・ニツケル合金めつき鋼板、ク
ロメート処理アルミニウムめつき鋼板に好適に適
用される。 電解クロム酸処理鋼板は、冷間圧延鋼板基質の
上に金属クロム層とその上の非金属クロム層から
成る。金属クロム層の厚みは、耐腐食性と加工性
との兼合により決定され、その量は30乃至300
mg/m2、特に50乃至250mg/m2の範囲にあること
が望ましい。また非金属クロム層の厚みは、塗膜
密着性や接着剥離強度に関連するものであり、ク
ロム量として表わして4乃至40mg/m2、特に7乃
至30mg/m2の範囲にあることが望ましい。 プライマー これらの金属素材には、保護下地塗膜をも兼ね
る接着プライマーを塗布し、缶蓋の製造に用いる
のが一般的である。このようなプライマー塗膜と
しては、前述した金属板に対して優れた密着性を
示すと共にアミド反復単位から成る熱可塑性接着
剤にも優れた接着性を示すそれ自体公知の任意の
プライマー塗料が使用される。この塗料として
は、熱硬化性或いは熱可塑性の樹脂塗料、例えば
フエノール・エポキシ塗料、アミノ・エポキシ塗
料、エポキシ・エステル塗料等の変性エポキシ塗
料;例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩
化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体、エポキシ変性−、エポキシアミノ変性−或い
はエポキシフエノール変性−ビニル樹脂塗料等の
ビニル又は変性ビニル塗料;アクリル樹脂系塗
料;油性塗料;アルキツド塗料;ポリエステル塗
料;スチレン−ブタジエン系共重合体等の合成ゴ
ム系塗料等が使用される。 密着性と耐腐食性とに優れたプライマー塗料の
代表的なものは、種々のフエノール類とホルアル
ビトから誘導されるレゾール型フエノール−アル
デヒド樹脂と、ビスフエノール型エポキシ樹脂と
から成るフエノール−エポキシ系塗料であり、特
にフエノール樹脂とエポキシ樹脂とを90:10乃至
5:95の重量比で含有する塗料である。この塗料
は更に加工性にも優れており、スコア加工に付し
た場合にも、スコア加工部の耐腐食性が良好であ
るという利点を有している。 勿論、これらのプライマー塗膜は、単層構成で
もよく、またベースコートとトツプコートとの組
合せのように複層構成であつても何等差支えな
い。 プライマー塗膜の厚みは、前述した目的が達成
される限り、特に制限はないが、一般的に言つ
て、0.2乃至30μm、特に1乃至20μmの範囲にあ
るのが望ましい。 ポリアミド系接着剤 本発明においては、アミド基1個当りの平均主
鎖炭素数が6.1乃至15.0、特に7.0乃至14.0の範囲
にあるポリアミドを用いることが第一の条件であ
る。このポリアミドは、ω−アミノカルボン酸及
び/又はジアミン−ジカルボン酸塩を出発単量体
成分とするホモポリアミド、コポリアミド或いは
これらのブレンド物であつてもよい。適当なポリ
アミドの例は次の通りである。
1 単位アミド基当り平均主鎖炭素数
ここでは重合に際しての仕込みモノマー量か
ら算出した値を示したが、接着剤樹脂そのもの
を直接加水分解後ガスクロマトグラフイー等に
より求める事も可能で、双方の値の差は高々5
%であつた。なお、ポリオレフイン等のポリア
ミド以外の樹脂を含有する場合には、その樹脂
は計算の対象から除外して表わした。 2 結晶化度 結晶化度の測定は、各ポリアミド樹脂につい
て結晶化度既知の標準試料を用いて主に広角X
線回折法により行なつた。また、標準試料につ
いて広角X線回折法と他の密度法あるいは示差
熱分析等による熱量測定法との対応を確認した
上で後者の方法を用いる事も結晶化度の測定精
度の点から可能であつた。試料は主に実缶試験
を実施したものについて金属を溶解あるいは削
り取る方法により除去して採取し、密度法や熱
量法の場合には付着しているプライマーの重量
あるいは体積の補正を密度の計算に際して行な
つた。各試料No.について3個の試料片で測定
し、これらの算術平均値をもつて測定値とし
た。 3 動的弾性率 動的弾性率の測定原理、測定方法として種々
のものがあり、試料の形状等により使い分けら
れている。ここでは、それに測定法を限定する
ものではないが東洋ボールドウイン製レオバイ
ブロンDDV−型を用い、110Hzで測定を行な
つた。試料片は、主に先の結晶化度と同様に実
缶試験に使用した蓋より採取したが、付着して
いるプライマーの動的弾性率の測定値への影響
を次式の並列モデルを用いて補正を行なつた。 E=xpEp+(1−xp)Ea ここでxpは試料片全体の厚みを1とした時
のプライマー層の占める厚みの割合、Eは実測
される試料片の動的弾性率、Epはプライマー
の動的弾性率、Eaが接着剤層の動的弾性率で
ある。各試料とも相対湿度20%以下の雰囲気に
十分長時間放置した上で測定に供した。こうし
て測定される動的弾性率は接着前の原フイルム
に比べて5〜20%やや高くなる傾向を示した
が、原フイルムを接着後の後加熱である所定の
オーブン加熱を実施した場合とはほぼ測定精度
の範囲内で一致した。各試料No.について3個の
試料片で測定し、これらの算術平均値をもつて
測定値とした。 〔接着特性の評価〕 1 引きはがし強度 タブを所定の接着条件にて接着後、この蓋に
ついて引きはがし強度を以下の方法で測定し
た。すなわち、タブを持ち上げスコア部の初期
開口を行ないタブを蓋パネル面に対して垂直方
向まで立ち上げたものについて、タブリングを
蓋パネル面に垂直に、ちようど接着部が90°ピ
ールとなるように引張り試験を行なつた。引張
り試験にはインストロン型引張り試験機を用
い、引張り速度200mm/min、室温下で測定を
行ない初期強度、はく離仕事を評価した。はく
離仕事はチヤート上の引きはがし強度曲線内の
面積を自動積分計で積算した上で接着面積1cm2
当りに換算して求めた。各試料No.について5回
の測定を行ないこれらの算術平均値をもつて測
定値とした。 2 蓋開口性 蓋の開口性は接着直後、蓋内外面スコア
部に補正塗料を塗布後所定のオーブン焼付を実
施後の蓋について、更にこの蓋を211径フラン
ジ缶胴に2重巻締めした後内容物としてドレツ
シングツナを充填したフラツト蓋を巻締め後
116℃90分のレトルト殺菌を実施した場合につ
いて、レトルト直後及び37℃6ヶ月経時後
のそれぞれについて20名のパネラーについて
各々5缶ずつの開口してもらい合計100缶の開
口を行なつた。結果としてタブが開口途中で脱
離するなど開口出来なかつた缶数とかつこ内に
はこの開口不良のうち初期開口出来なかつた缶
数を示した。 実施例 1 板厚0.20mm、表面の非金属クロム量15mg/m2、
金属クロム量100mg/m2の通常のテインフリース
チール(TFS)板の両面にエポキシ・フエノー
ル系塗料を焼付後の厚さが5μmになる様に塗布
し、210℃で10分間焼付を行なつた。この塗装
TFS板をプレスを用いて211径用の蓋に成形し、
次いでカール部に常法によりシーリングコンパウ
ンドを塗布乾燥した。次いで蓋の外面側に直径58
mmの円状に、スコア残厚/鋼板厚さが0.23となる
様にスコア加工を行なつた。一方、厚さ0.46のア
ルミコイル(#5082)材の接着剤貼付側にエポキ
シフエノール系塗料の反対側にエポキシユリア系
塗料をそれぞれ焼付後の厚さが5μmになる様にコ
イルコートした後、巾30mmにスリツトした。これ
に対して、表1に示した組成より成る厚さ50μm、
巾8mmのマイクロスリツトフイルムを高周波誘導
加熱によりラミネートした後、図に示す形状のタ
ブにプレス成形した。この様に作成したタブを、
スコアから接着支点までの距離が6mmになるよう
に、先に成形した蓋上に、やはり高周波加熱によ
り各接着剤の融点より少なくとも30℃高く加熱し
て接着した。なお、この場合接着支点部における
接着剤層の巾は約7mm、接着部の面積は約40mm2で
あつた。なお、No.2とNo.9の接着剤を用いた場合
の接着に際して接着加熱後約−30℃の冷媒を循環
させた冷却体でたたく事により急冷操作を行なつ
た。また、各々接着後No.1〜No.7の試料では内外
面スコア部にエポキシフエノール系塗料を塗布し
た後200℃4分の焼付を行ない、No.8〜No.13の試
料では同様にエポキシ系水性塗料を塗布した後
170℃4分の焼付を行なつた。表1には、この様
に作成された蓋について接着特性を評価した結果
を各接着剤の物性とともに示した。 この結果によると、ポリアミド系接着剤の単位
アミド基当り平均主鎖炭素数が少なく6.0以下で
あると引きはがし強度において初期強度は比較的
高いものの十分なはく離仕事が得られず、蓋の開
口性においても初期の開口はある程度できても、
スコア部の剪断開口が困難でタブが接着支点より
脱離する傾向が認められる。また、単位アミド基
当り平均主鎖炭素数が15.0より多いと引きはがし
強度において初期強度が低いために初期開口が著
しく困難となりタブの位置ずれ、はく離を生じ結
果としてタブの脱離が多くなる傾向にある。単位
アミド基当り平均主鎖炭素数が6.1以上、15.0以
下の場合には、バランスの取れた引きはがし強度
を示し、蓋の開口も全て良好であり、また実缶貯
蔵後においても安定した開口性能を示した。 実施例 2 接着剤として表2に記載のものを用いる以外
は、全て実施例1と同様にしてタブ装置蓋を作成
し先と同様の各種評価を行なつた。なお試料No.15
とNo.17は、接着剤中に添加剤として造核剤を添加
したもので結晶化特性を原樹脂と大巾に変えた試
料である。なお試料No.14,15ではスコア部補正塗
料として先のエポキシ・フエノール系塗料を用い
200℃4分焼付を、試料No.17〜22では同じく先の
エポキシ系水性塗料を用い170℃4分焼付を、ま
た試料No.16ではエポキシアクリル系塗料を用い
175℃10分焼付を行ないそれぞれ所定の補正蓋を
得た。表2には、この様に作成された蓋について
接着特性を評価した結果を各接着剤の物性ととも
に示した。 この結果によると、ポリアミド系接着剤の結晶
化度が40%を越えると引きはがし強度においてあ
る程度高い初期強度は得られても、十分なはく離
仕事が得られず、開口時においても初期開口が出
来ても、スコア部剪断開口時にタブの脱離がはげ
しく、蓋の開口が著しく困難である。また、結晶
化度が15%より低い場合には、引きはがし強度で
十分高い初期強度が得られず、初期開口が困難に
なる傾向があり、位置ずれやはく離に伴いタブの
脱離が生じる。また、この傾向はレトルト殺菌後
に更に助長される。結晶化度が15%以上、40%以
下の場合、引きはがし強度もバランス良く、開口
性も良好で特にレトルト殺菌後あるいは貯蔵後に
おいても、良好な蓋の開口性が維持された。 実施例 3 蓋材として0.35のアルミ材(#5082)、接着剤
として表3に記載のものを用いる以外は、全て先
の実施例と同様にしてタブ接着蓋を作成し、各種
評価を行なつた。なお試料No.25,26は原樹脂にガ
ラス繊維を混合し接着剤自身の動的弾性率を変化
させたものである。試料No.23〜28ではスコア部補
正塗料として先のエポキシ・フエノール系塗料を
用い200℃4分焼付を、試料No.29〜31では同じく
先のエポキシ系水性塗料を用い170℃4分焼付を
行つてそれぞれ所定の補正蓋を得た。表3には、
この様に作成された蓋について接着特性を評価し
た結果を各接着剤の物性とともに示した。 この結果によると、ポリアミド系接着剤の25℃
相対湿度20%以下における動的弾性率が3.5×
1010dyne/cm2を越える場合には、引きはがし強度
において十分なはく離仕事が得られず、スコア部
剪断開口時にタブの脱離が多く、また初期強度も
低いため初期開口性も悪くなる傾向にあり、著し
く蓋の開口性に劣つている。また、動的弾性率が
0.8×1010dyne/cm2を割る場合には、引きはがし
強度において初期強度が著しく低下するため初期
開口が困難になる傾向があり、タブの位置ずれ、
はく離に伴う脱離が多くなる。動的弾性率が0.8
×1010乃至3.5×1010dyne/cm2の範囲である場合に
は、引きはがし強度において一定以上の初期強度
やはく離仕事が確保されるため、蓋の開口におい
ても初期開口が安定して行なえまたスコア部の剪
断開口時にも接着支点がはずれる事なく安定した
開口が可能であつた。 実施例 4 蓋材として0.23のスズメツキ鋼板、0.23の
薄ニツケルメツキ鋼板を用い、あらかじめ外面タ
ブ接着部周辺にエポキシ・ウレタン系接着剤をス
ポツトコートして乾燥した後、内面及び外面の先
のスポツトコート部分を除いた全面にエポキシ・
フエノール系塗料を焼付後の膜厚が5μmになる様
に塗布し、210℃10分の焼付を行なつた。蓋の成
形以下の工程は先の実施例と同一で、試料No.5及
び18の接着剤を用いたタブをそれぞれ所定の条件
で加熱接着した後、スコア部をそれぞれ先述のエ
ポキシ・フエノール系塗料及びエポキシ系水性塗
料で補正焼付し、補正蓋を得た。 これらについて、タブの各種接着特性を評価し
たところ、試料No.5では引きはがし強度として初
期強度12.6Kg、はく離仕事4.8Kg・cm、No.18のも
のではそれぞれ11.6Kg、11.6Kg・cmで安定した強
度が得られ、蓋の開口特性においても全く問題を
生じなかつた。
ら算出した値を示したが、接着剤樹脂そのもの
を直接加水分解後ガスクロマトグラフイー等に
より求める事も可能で、双方の値の差は高々5
%であつた。なお、ポリオレフイン等のポリア
ミド以外の樹脂を含有する場合には、その樹脂
は計算の対象から除外して表わした。 2 結晶化度 結晶化度の測定は、各ポリアミド樹脂につい
て結晶化度既知の標準試料を用いて主に広角X
線回折法により行なつた。また、標準試料につ
いて広角X線回折法と他の密度法あるいは示差
熱分析等による熱量測定法との対応を確認した
上で後者の方法を用いる事も結晶化度の測定精
度の点から可能であつた。試料は主に実缶試験
を実施したものについて金属を溶解あるいは削
り取る方法により除去して採取し、密度法や熱
量法の場合には付着しているプライマーの重量
あるいは体積の補正を密度の計算に際して行な
つた。各試料No.について3個の試料片で測定
し、これらの算術平均値をもつて測定値とし
た。 3 動的弾性率 動的弾性率の測定原理、測定方法として種々
のものがあり、試料の形状等により使い分けら
れている。ここでは、それに測定法を限定する
ものではないが東洋ボールドウイン製レオバイ
ブロンDDV−型を用い、110Hzで測定を行な
つた。試料片は、主に先の結晶化度と同様に実
缶試験に使用した蓋より採取したが、付着して
いるプライマーの動的弾性率の測定値への影響
を次式の並列モデルを用いて補正を行なつた。 E=xpEp+(1−xp)Ea ここでxpは試料片全体の厚みを1とした時
のプライマー層の占める厚みの割合、Eは実測
される試料片の動的弾性率、Epはプライマー
の動的弾性率、Eaが接着剤層の動的弾性率で
ある。各試料とも相対湿度20%以下の雰囲気に
十分長時間放置した上で測定に供した。こうし
て測定される動的弾性率は接着前の原フイルム
に比べて5〜20%やや高くなる傾向を示した
が、原フイルムを接着後の後加熱である所定の
オーブン加熱を実施した場合とはほぼ測定精度
の範囲内で一致した。各試料No.について3個の
試料片で測定し、これらの算術平均値をもつて
測定値とした。 〔接着特性の評価〕 1 引きはがし強度 タブを所定の接着条件にて接着後、この蓋に
ついて引きはがし強度を以下の方法で測定し
た。すなわち、タブを持ち上げスコア部の初期
開口を行ないタブを蓋パネル面に対して垂直方
向まで立ち上げたものについて、タブリングを
蓋パネル面に垂直に、ちようど接着部が90°ピ
ールとなるように引張り試験を行なつた。引張
り試験にはインストロン型引張り試験機を用
い、引張り速度200mm/min、室温下で測定を
行ない初期強度、はく離仕事を評価した。はく
離仕事はチヤート上の引きはがし強度曲線内の
面積を自動積分計で積算した上で接着面積1cm2
当りに換算して求めた。各試料No.について5回
の測定を行ないこれらの算術平均値をもつて測
定値とした。 2 蓋開口性 蓋の開口性は接着直後、蓋内外面スコア
部に補正塗料を塗布後所定のオーブン焼付を実
施後の蓋について、更にこの蓋を211径フラン
ジ缶胴に2重巻締めした後内容物としてドレツ
シングツナを充填したフラツト蓋を巻締め後
116℃90分のレトルト殺菌を実施した場合につ
いて、レトルト直後及び37℃6ヶ月経時後
のそれぞれについて20名のパネラーについて
各々5缶ずつの開口してもらい合計100缶の開
口を行なつた。結果としてタブが開口途中で脱
離するなど開口出来なかつた缶数とかつこ内に
はこの開口不良のうち初期開口出来なかつた缶
数を示した。 実施例 1 板厚0.20mm、表面の非金属クロム量15mg/m2、
金属クロム量100mg/m2の通常のテインフリース
チール(TFS)板の両面にエポキシ・フエノー
ル系塗料を焼付後の厚さが5μmになる様に塗布
し、210℃で10分間焼付を行なつた。この塗装
TFS板をプレスを用いて211径用の蓋に成形し、
次いでカール部に常法によりシーリングコンパウ
ンドを塗布乾燥した。次いで蓋の外面側に直径58
mmの円状に、スコア残厚/鋼板厚さが0.23となる
様にスコア加工を行なつた。一方、厚さ0.46のア
ルミコイル(#5082)材の接着剤貼付側にエポキ
シフエノール系塗料の反対側にエポキシユリア系
塗料をそれぞれ焼付後の厚さが5μmになる様にコ
イルコートした後、巾30mmにスリツトした。これ
に対して、表1に示した組成より成る厚さ50μm、
巾8mmのマイクロスリツトフイルムを高周波誘導
加熱によりラミネートした後、図に示す形状のタ
ブにプレス成形した。この様に作成したタブを、
スコアから接着支点までの距離が6mmになるよう
に、先に成形した蓋上に、やはり高周波加熱によ
り各接着剤の融点より少なくとも30℃高く加熱し
て接着した。なお、この場合接着支点部における
接着剤層の巾は約7mm、接着部の面積は約40mm2で
あつた。なお、No.2とNo.9の接着剤を用いた場合
の接着に際して接着加熱後約−30℃の冷媒を循環
させた冷却体でたたく事により急冷操作を行なつ
た。また、各々接着後No.1〜No.7の試料では内外
面スコア部にエポキシフエノール系塗料を塗布し
た後200℃4分の焼付を行ない、No.8〜No.13の試
料では同様にエポキシ系水性塗料を塗布した後
170℃4分の焼付を行なつた。表1には、この様
に作成された蓋について接着特性を評価した結果
を各接着剤の物性とともに示した。 この結果によると、ポリアミド系接着剤の単位
アミド基当り平均主鎖炭素数が少なく6.0以下で
あると引きはがし強度において初期強度は比較的
高いものの十分なはく離仕事が得られず、蓋の開
口性においても初期の開口はある程度できても、
スコア部の剪断開口が困難でタブが接着支点より
脱離する傾向が認められる。また、単位アミド基
当り平均主鎖炭素数が15.0より多いと引きはがし
強度において初期強度が低いために初期開口が著
しく困難となりタブの位置ずれ、はく離を生じ結
果としてタブの脱離が多くなる傾向にある。単位
アミド基当り平均主鎖炭素数が6.1以上、15.0以
下の場合には、バランスの取れた引きはがし強度
を示し、蓋の開口も全て良好であり、また実缶貯
蔵後においても安定した開口性能を示した。 実施例 2 接着剤として表2に記載のものを用いる以外
は、全て実施例1と同様にしてタブ装置蓋を作成
し先と同様の各種評価を行なつた。なお試料No.15
とNo.17は、接着剤中に添加剤として造核剤を添加
したもので結晶化特性を原樹脂と大巾に変えた試
料である。なお試料No.14,15ではスコア部補正塗
料として先のエポキシ・フエノール系塗料を用い
200℃4分焼付を、試料No.17〜22では同じく先の
エポキシ系水性塗料を用い170℃4分焼付を、ま
た試料No.16ではエポキシアクリル系塗料を用い
175℃10分焼付を行ないそれぞれ所定の補正蓋を
得た。表2には、この様に作成された蓋について
接着特性を評価した結果を各接着剤の物性ととも
に示した。 この結果によると、ポリアミド系接着剤の結晶
化度が40%を越えると引きはがし強度においてあ
る程度高い初期強度は得られても、十分なはく離
仕事が得られず、開口時においても初期開口が出
来ても、スコア部剪断開口時にタブの脱離がはげ
しく、蓋の開口が著しく困難である。また、結晶
化度が15%より低い場合には、引きはがし強度で
十分高い初期強度が得られず、初期開口が困難に
なる傾向があり、位置ずれやはく離に伴いタブの
脱離が生じる。また、この傾向はレトルト殺菌後
に更に助長される。結晶化度が15%以上、40%以
下の場合、引きはがし強度もバランス良く、開口
性も良好で特にレトルト殺菌後あるいは貯蔵後に
おいても、良好な蓋の開口性が維持された。 実施例 3 蓋材として0.35のアルミ材(#5082)、接着剤
として表3に記載のものを用いる以外は、全て先
の実施例と同様にしてタブ接着蓋を作成し、各種
評価を行なつた。なお試料No.25,26は原樹脂にガ
ラス繊維を混合し接着剤自身の動的弾性率を変化
させたものである。試料No.23〜28ではスコア部補
正塗料として先のエポキシ・フエノール系塗料を
用い200℃4分焼付を、試料No.29〜31では同じく
先のエポキシ系水性塗料を用い170℃4分焼付を
行つてそれぞれ所定の補正蓋を得た。表3には、
この様に作成された蓋について接着特性を評価し
た結果を各接着剤の物性とともに示した。 この結果によると、ポリアミド系接着剤の25℃
相対湿度20%以下における動的弾性率が3.5×
1010dyne/cm2を越える場合には、引きはがし強度
において十分なはく離仕事が得られず、スコア部
剪断開口時にタブの脱離が多く、また初期強度も
低いため初期開口性も悪くなる傾向にあり、著し
く蓋の開口性に劣つている。また、動的弾性率が
0.8×1010dyne/cm2を割る場合には、引きはがし
強度において初期強度が著しく低下するため初期
開口が困難になる傾向があり、タブの位置ずれ、
はく離に伴う脱離が多くなる。動的弾性率が0.8
×1010乃至3.5×1010dyne/cm2の範囲である場合に
は、引きはがし強度において一定以上の初期強度
やはく離仕事が確保されるため、蓋の開口におい
ても初期開口が安定して行なえまたスコア部の剪
断開口時にも接着支点がはずれる事なく安定した
開口が可能であつた。 実施例 4 蓋材として0.23のスズメツキ鋼板、0.23の
薄ニツケルメツキ鋼板を用い、あらかじめ外面タ
ブ接着部周辺にエポキシ・ウレタン系接着剤をス
ポツトコートして乾燥した後、内面及び外面の先
のスポツトコート部分を除いた全面にエポキシ・
フエノール系塗料を焼付後の膜厚が5μmになる様
に塗布し、210℃10分の焼付を行なつた。蓋の成
形以下の工程は先の実施例と同一で、試料No.5及
び18の接着剤を用いたタブをそれぞれ所定の条件
で加熱接着した後、スコア部をそれぞれ先述のエ
ポキシ・フエノール系塗料及びエポキシ系水性塗
料で補正焼付し、補正蓋を得た。 これらについて、タブの各種接着特性を評価し
たところ、試料No.5では引きはがし強度として初
期強度12.6Kg、はく離仕事4.8Kg・cm、No.18のも
のではそれぞれ11.6Kg、11.6Kg・cmで安定した強
度が得られ、蓋の開口特性においても全く問題を
生じなかつた。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
第1図は種々のポリアミド接着剤について90度
方向への引剥し力と変位量との関係をプロツトし
たグラフであり、第2図は本発明の易開封性缶蓋
の上面図であり、第3図は第2図の缶蓋の線A−
A′における断面図であり、第4図は第2図の缶
蓋における要部の拡大断面図である。 1は易開封性缶蓋、2はプライマー塗膜、3は
金属素材、6はパネル部、8はスコア、9は開口
すべき部分、10は開封用タブ、11はスコア押
裂用先端、12は把持部、13は支点部分、16
はポリアミド系接着剤層を示す。
方向への引剥し力と変位量との関係をプロツトし
たグラフであり、第2図は本発明の易開封性缶蓋
の上面図であり、第3図は第2図の缶蓋の線A−
A′における断面図であり、第4図は第2図の缶
蓋における要部の拡大断面図である。 1は易開封性缶蓋、2はプライマー塗膜、3は
金属素材、6はパネル部、8はスコア、9は開口
すべき部分、10は開封用タブ、11はスコア押
裂用先端、12は把持部、13は支点部分、16
はポリアミド系接着剤層を示す。
Claims (1)
- 1 剛性のある金属素材から成る蓋材に開口すべ
き部分を区画するスコアを金属素材の厚み方向の
途中に達するように設け、開封用タブをスコア剪
断開始部近傍に接着支点を介して設けて成る缶胴
に巻締により固定するための易開封性缶蓋におい
て、接着支点を構成する接着剤が、アミド基1個
当りの平均主鎖炭素数が6.1乃至15.0の範囲にあ
り、結晶化度が15乃至40%の範囲にあり且つ25℃
及び相対湿度20%以下における動的弾性率が0.8
×1010乃至3.5×1010ダイン/cm2の範囲にあるポリ
アミド系接着剤から成ることを特徴とする易開封
性缶蓋。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61041955A JPS62208356A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 巻締缶用易開封性缶蓋 |
| CA000530566A CA1281298C (en) | 1986-02-28 | 1987-02-25 | Easily-openable closure for lap-seamed can |
| US07/018,547 US4773558A (en) | 1986-02-28 | 1987-02-25 | Easily-openable closure for seamed can |
| DE87301753T DE3785944T2 (de) | 1986-02-28 | 1987-02-27 | Leicht zu öffnender Verschluss. |
| EP87301753A EP0234949B1 (en) | 1986-02-28 | 1987-02-27 | Easily-openable closure for lap-seamed can |
| DK103887A DK168698B1 (da) | 1986-02-28 | 1987-02-27 | Letåbneligt lukke til en dobbeltfalset dåse |
| AU69551/87A AU595008B2 (en) | 1986-02-28 | 1987-02-27 | Easily-openable closure for lap-seamed can |
| KR1019870001845A KR930003860B1 (ko) | 1986-02-28 | 1987-02-28 | 개봉이 용이한 권체캔용 캔뚜껑 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61041955A JPS62208356A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 巻締缶用易開封性缶蓋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62208356A JPS62208356A (ja) | 1987-09-12 |
| JPH0451425B2 true JPH0451425B2 (ja) | 1992-08-19 |
Family
ID=12622617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61041955A Granted JPS62208356A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 巻締缶用易開封性缶蓋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62208356A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5873541A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-05-02 | 東洋製罐株式会社 | 易開封性ヒ−トシ−ル蓋 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP61041955A patent/JPS62208356A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62208356A (ja) | 1987-09-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4595114A (en) | Tape closure for a can end | |
| US4762245A (en) | Easy-open can lid | |
| US4773558A (en) | Easily-openable closure for seamed can | |
| EP0174854B1 (en) | Tape closure for a can end | |
| JPH0451425B2 (ja) | ||
| JPH057263B2 (ja) | ||
| JP3259416B2 (ja) | 溶接缶用ラミネート鋼板 | |
| JPH0451428B2 (ja) | ||
| JPS59187544A (ja) | 巻取開封用接着缶及びその製法 | |
| JP2807941B2 (ja) | 高耐食性金属容器の缶胴形成方法 | |
| JPH04105931A (ja) | Eoe用複合鋼板及び製造法 | |
| JPH057262B2 (ja) | ||
| JPH01289886A (ja) | 金属用接着剤及び接着構造物 | |
| JPH0649777B2 (ja) | 金属接着構造物 | |
| JPS63115736A (ja) | 金属接着構造物 | |
| JP2910488B2 (ja) | 溶接缶用ラミネート鋼板 | |
| JPH07290637A (ja) | フッ素樹脂フィルム被覆金属板及びその製造方法 | |
| US20240262595A1 (en) | Peelable and sealable lidstock material for containers | |
| JPH01182247A (ja) | 易開口性罐蓋 | |
| JPS6352A (ja) | 切断瑞縁の保護可能な易開封性缶蓋 | |
| CN120129603A (zh) | 用于不锈钢容器的可密封和可剥离盖 | |
| JPS62292229A (ja) | 易開口性蓋の製造方法 | |
| JP2004195483A (ja) | ラミネート缶溶接部補修テープ及びラミネート缶溶接部の補修方法 | |
| JPH0649497B2 (ja) | 易開口性罐蓋 | |
| JPS62212486A (ja) | 耐熱性金属接着構造物及び金属容器 |