JPH0452038Y2 - - Google Patents

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JPH0452038Y2
JPH0452038Y2 JP1985038020U JP3802085U JPH0452038Y2 JP H0452038 Y2 JPH0452038 Y2 JP H0452038Y2 JP 1985038020 U JP1985038020 U JP 1985038020U JP 3802085 U JP3802085 U JP 3802085U JP H0452038 Y2 JPH0452038 Y2 JP H0452038Y2
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野及び従来技術〕 本考案は、包装用テープ、特に自動車用タイヤ
を保護するための包装用テープの改良に関するも
のである。
現在、自動車用タイヤT特に輸出用のタイヤの
包装は、第2図に示すように広巾の包装用テープ
1で隙間のないように強く締め付けて行なういわ
ゆる「ゲートル巻き」が一般的である。これは、
輸送・保管・展示等出荷からユーザーに手渡され
る数個月の間、変色や疵の発生からタイヤを保護
し、またタイヤ中空部内への雨水・砂・塵埃等の
侵入を防いで商品価値を維持するとともに、体積
を減らして輸送費・保管費を節約するためであ
る。
そして、現在用いられている自動車タイヤ包装
用テープの素材としては、紙(特にクラフト紙)、
紙とプラスチツクフイルムのラミネート品、無延
伸のプラスチツクフイルム(主としてポリオレフ
イン系のもの)、複数種のプラスチツクフイルム
をラミネートした複合フイルム(例えばポリエチ
レン−ナイロン−ポリエチレン)等がある。尚こ
れらのテープは、仕向け地や品種・サイズを識別
するために種々な色に着色されて使い分けされる
ことが多い。
〔従来技術の問題点〕
ところで、自動車用タイヤ特に輸出向けタイヤ
の包装用テープに求められる用件としては、締
め付けや手荒な取り扱いに耐えるだけの強度、
巻き付け時に隙間が生じないようタイヤに沿うフ
イツト性(適度な柔軟性と僅かな伸度)、長期
間の保管特に屋外保管等に耐える耐久性・耐候
性、タイヤに含まれる老化防止剤の浸透が少な
いこと、低コストであること等である。
この観点から従来品を検討すると、紙テープは
強度的に問題があるし日光や雨、湿気に弱く、ま
たタイヤにフイツトしにくくて隙間からゴミ等が
浸入しやすい欠点がある。紙とプラスチツクフイ
ルムのラミネートテープ、或いは更に糸で補強し
たものは、強度的には良いがコストが高くなり、
またフイツト性が悪くテープ間に隙間が出来易
い。
一方、ポリオレフイン等のプラスチツクフイル
ム製テープはコストも安いし包装後の状態は最も
良い(フイツト性が良い)が、老化防止剤がフイ
ルムを汚染して外観を悪くする欠点がある。これ
は、長期にわたつて包装した状態のまま放置され
ているような場合、タイヤに混入されている老化
防止剤(主として、フエニレンジアミン系等のア
ミン系化合物)がタイヤ表面にブリードし包装用
テープ中に移行することにより生じる。そのた
め、タイヤ凸部に接する部分やその近傍が黒褐変
して粗悪品或いは棚晒し品的な感じをユーザーに
与えるので非常に嫌われる。この現象は、屋外に
放置されたり高温であるなど保管条件が悪い程激
しくなり、特に中近東やアフリカ向けの輸出の場
合問題となる。
尚、複合フイルム等高品質・高コストのプラス
チツク製品には老化防止剤の浸透も少なく強度的
にも問題のないものが種々考えられるが、輸出向
けタイヤ保護材の如く使い捨てのものに過剰品質
は不要であり、高コストのものは実用的でない。
このように、従来品は何れも一長一短があり、
前記全ての用件を満足するタイヤ包装用テープは
無いのが現状である。
〔問題解決の手段及び実施例〕
そこで本考案者は、タイヤ包装用テープについ
て種々研究した結果、コスト及びフイツト性の点
で従来最も優れたポリオレフイン系樹脂フイルム
に着目した。そして、老化防止剤の移行を抑止す
べくフイルムの結晶化度を高めるために一軸延伸
操作を加え、更に配向剤や紫外線吸収剤等の各種
添加剤を加えて老化防止剤の移行による変色を抑
制・防止し、且つ延伸による縦裂性を改良すべく
エチレン酢酸ビニル共重合体を配合することによ
り、理想的なタイヤ用テープを開発することに成
功した。以下、本考案を図面に示す実施例により
詳細に説明する。
第1図は、本考案のタイヤ包装用テープの一例
を示す。このタイヤ包装用テープ1は、エチレン
酢酸ビニル共重合体を配合したポリオレフイン系
樹脂2に配向剤3、紫外線吸収剤4及び顔料5を
混入し、これをインフレーシヨン法により製膜
し、次いで二枚重ね状態のまま加熱条件下で延伸
して巻取りしたものである。
第2図は、このタイヤ包装用テープ1をタイヤ
Tにゲートル巻き状に巻き付けた状態を示す。こ
のタイヤ包装用テープ1は二重の袋帯状となつて
いるので強度が大であるとともに、延伸により更
に強度が向上し且つ伸度が低下し、タイヤを適度
に締め付けることが可能となる。しかも縦裂き性
は実用上差支えない程度まで抑えられている。ま
たフイツト性が向上して、テープの隙間からの雨
水や塵埃の侵入を完全にシヤツトアウトする。
ところで、本考案において用いられるポリオレ
フイン系樹脂には、各種ポリエチレンやポリプロ
ピレンが考えられるが、より好ましくはL−
LDPE(Linear LDPE:中低圧重合法低密度ポリ
エチレン)である。L−LDPEに高密度、中密度
或いは低密度のポリエチレンやポリプロピレンを
10〜60重量%程度混入してもよい。低密度ポリエ
チレンのみでは延伸がきかず、高密度ポリエチレ
ンのみでは延伸は出来るが縦裂が生じ易く、また
滑りが良過ぎて荷崩れを起こし易い。
一方、L−LDPEは縦裂き性や滑りに関して高
密度ポリエチレンよりは好ましい特性を持ち、し
かも優れた機械特性等を示す。ただ幾分高価格で
あり、要求される品質及びコストの兼ね合いで混
合割合をきめればよい。例えば、L−LDPEを50
%、低密度、高密度ポリエチレンを夫々25%混合
したものは自転車タイヤの包装用テープとして好
適に用いられ、L−LDPE100%のものは航空機
や自動車用タイヤの包装用テープとして用いられ
る。
尚、配向剤を樹脂100重量部に対して0.01〜0.5
重量部程度より好ましくは0.02〜0.1重量部配合
すると、フイルムの結晶化度がさらに向上して、
老化防止剤の移行をより良好に抑える効果があ
る。配向剤としては、燐,硫酸銅等公知のものが
用いられる。
しかしL−LDPE単独でも、高倍率の一軸延伸
を行なえば縦裂き性は悪くなる。タイヤにはバリ
やスピユー部を削除した角部があるし、特にトラ
ツクやトラクター用タイヤは凸部が角張つてお
り、これらの角部で擦れるとポリオレフイン系樹
脂製延伸テープは簡単に縦裂きするので、タイヤ
包装用資材としては好ましくない。
そこで本考案者は、縦裂き性を改良するために
ポリオレフイン系樹脂にエチレン酢酸ビニル共重
合体を配合してみたところ好ましい結果が得られ
た。配合割合は、ポリオレフイン系樹脂100重量
部に対し、エチレン酢酸ビニル共重合体が5〜30
重量部である。5重量部以下であると縦裂き性が
悪く、逆に30重量部以上になるとフイルムが柔軟
になりすぎて延伸が不均一になるなどの不都合が
生じる。より好ましくは10〜20重量部である。尚
この配合割合は、エチレン酢酸ビニル共重合体の
酢酸ビニル含量が26重量%程度の場合であり、こ
の含量が低ければエチレン酢酸ビニル共重合体の
配合割合は増える。
更に、顔料や紫外線吸収剤・酸化防止剤、帯電
防止剤等を必要に応じて混入する。この内紫外線
吸収剤は、フイルム自体の劣化を防止するととも
に、老化防止剤の濃色化を抑えて目立ちにくくす
る作用を有する。紫外線吸収剤は酸化防止剤と併
用され、その混入割合は樹脂の全体量100重量部
に対して1〜10重量部程度用いる。また顔料は、
前述の如くタイヤの識別に役立つ他、フイルムを
不透明化して可視光線を吸収させフイルムとタイ
ヤの劣化を防止する効果がある。顔料の混入割合
は樹脂の全体量100重量部に対して1〜10重量部、
より好ましくは3〜5重量部程度である。
以上の配合のものを、インフレーシヨン成型
し、次いで加熱板、加熱ロール或いは熱風により
フイルムを80〜130度に加熱し、そのままの温度
で4〜12倍程度に延伸する。延伸率が4倍以下で
あると後述するように老化防止剤の移行防止性が
悪く、12倍以上の高倍率になると縦裂き性が極端
に悪くなる。より好ましくは6〜10倍程度であ
る。これにより、厚み30〜100μより好ましくは
45〜55μ、巾50〜100mm程度のタイヤ包装用テー
プ1ができる。
(実施例及び比較例) このようにして得られたタイヤ包装用テープ1
は、従来のポリオレフイン系樹脂製のものよりも
極めて優れた老化防止剤の移行防止性能と耐縦裂
き性能を示す。
まず、老化防止剤の移行防止性能は、延伸率や
添加剤特に延伸率に大きく左右される。例えば、
以下のA〜Dの条件下(部は重量部を示す)で作
られたテープを、第2図の如くタイヤにゲートル
巻きして長期間屋外曝露試験すると、参考写真
〜に示すような結果になつた。
A……参考写真 (比較例) 樹 脂:ウルトゼツクス3011F(L−LDPE:三
井石油化学工業(株)製) ……90部 UV−634(エチレン酢酸ビニル共重合体:
東洋ソーダ工業(株)製) ……10部 帯電防止剤:アンストA(三共化成(株)製) ……1.0部 顔 料:TET28631黄A(東洋インキ製造
(株)製) ……4.0部 延 伸 率:無延伸 厚 み:50μ B……参考写真 (実施例 1) 延伸率4倍(延伸温度115℃)、他はAと同じ C……参考写真 (実施例 2) 樹 脂:Aと同じ 帯電防止剤:アンストA(三共化成(株)) ……1.0部 紫外線吸収剤・酸化防止剤 :PEM(積水成型工業(株)製) ……6.0部 顔 料:TET28631黄C(東洋インキ製造
(株)製) ……4.0部 延 伸 率:6倍(延伸温度115℃) 厚 み:50μ D……参考写真 (実施例 3) 樹 脂:Aと同じ 帯電防止剤:アンストA(三共化成(株)) ……1.0部 紫外線吸収剤・酸化防止剤 :ノバTM−81(三菱化成工業(株)製)
……2.0部 配 向 剤:TE1887−White(東洋インキ製造
(株)製) ……0.02部 顔 料:TET28631黄C(東洋インキ製造
(株)製) ……4.0部 延 伸 率:7倍(延伸温度115℃) 厚 み:50μ 曝露期間は、後記のEの場合を含めて何れも昭
和59年8月2日から11月14日までの104日間(C
のみは7月3日からの134日間)である。
比較例(参考写真)の場合、老化防止剤によ
る汚染が甚だしくて使用に耐えない。これに対し
各実施例のもの(参考写真〜)は、老化防止
剤の移行による着色の程度が少ない。ただ、実施
例1(写真)は延伸操作(4倍)のみであるた
めいまだ汚染は目立つが、我国の夏期を除いた気
温程度の場合とか、色が赤,青等の濃色や茶色系
統の場合には十分使用できるものと思われる。ま
た実施例2(写真)の場合他の実施例よりも高
温度により長期間曝されたため幾分変色が見られ
るが、ゲートル巻きして2枚重なつた部分の表側
(日射による顔料の変褪色が見られる部分)には
老化防止剤の移行による変色は見られない。更
に、実施例3(写真)の場合は、日射による顔
料の褪色が幾分見られるだけで、老化防止剤の移
行は全く認められない。
また、耐縦裂き性能については、上記Cのタイ
ヤ包装用テープが4Kgの縦裂き強度を持つ(掴み
巾60mm)のに対し、同一条件で製造された高密度
ポリエチレンの一軸延伸テープは1.5Kgの縦裂き
強度しか示さず、本考案品が耐縦裂き性に優れて
いることがわかる。
(他の実施例) 以上は、添加剤として配向剤や紫外線吸収剤、
顔料(調色用)等を用いたものであるが、顔料と
して、調色用顔料とともに二酸化チタン、鉛白、
酸化亜鉛、酸化マグネシウム、硫酸バリウム等の
白色系無機酸化物を用いると更に良い結果が得ら
れた。実験結果によると、白色系無機酸化物を顔
料全体の10〜60%程度(樹脂全体料に対して0.1
〜6重量部程度、寄り好ましくは1〜5重量部)
用いると、外気温が35℃の場合タイヤ表面温度が
3〜15℃前後も低くなることから、日射(特に赤
外線)によるタイヤの昇温が抑えられて、老化防
止剤のフイルムへの移行が抑制されるためと思わ
れる。更に、白色系無機酸化物により全体が白濁
しているため、調色用顔料の褪色も老化防止剤に
よる着色も目立ちにくい。
このことは、参考写真で老化防止剤による変
色や日射による変褪色が全く見られないことから
も明らかである。尚写真は、Eの条件下で作ら
れたものである。
E……参考写真 (実施例 4) 樹 脂:Aと同じ 帯電防止剤:アンストA(三共化成(株)) ……1.0部 紫外線吸収剤・酸化防止剤 :ノバTM−81(三菱化成工業(株)製)
……2.0部 配 向 剤:TE1887−White(東洋インキ製造
(株)製) ……0.02部 顔 料:PEM3E622黄(住化カラー(株)
製:二酸化チタン40%含有) ……5.0部 延 伸 率:6倍(延伸温度115℃) 厚 み:50μ (曝露時間は前記A等と同じ) また前記各例は、インフレーシヨン成型したフ
イルムに付いて説明したが、第3図に示すように
Tダイ法或いはインフレーシヨン法により広巾に
成型した後延伸したフイルムを、所望の巾に裁断
したものも勿論用いられる。この方法によれば生
産性はより向上する。
〔効果〕
以上詳述したように、本考案のタイヤ包装用テ
ープは、エチレン酢酸ビニル共重合体を含むポリ
オレフイン系樹脂にエチレン酢酸ビニル共重合体
と種々な添加剤を配合して製膜したフイルムを、
更に加熱条件下で一軸延伸したものである。
従つて、延伸操作や配向剤の添加によるフイル
ム結晶化度の上昇、更には白色系無機酸化物の添
加によるタイヤ表面温度上昇の抑制によりタイヤ
包装用テープへの老化防止剤の移行が抑えられ、
フイルムの汚染をほぼ完全に防止する。また、顔
料や紫外線吸収剤等の作用によりフイルムの劣化
を防止し、長期間風雨や日光に曝されても商品価
値の下落をきたさない。
しかも延伸による縦裂き性は、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体の適切な配合により改良され、実用
上差支えないほど向上する。更に、延伸による大
きな強度と低い伸度、或程度の柔軟性により、タ
イヤに巻き付けた場合タイヤに良くフイツトし、
テープの隙間から侵入する雨水や塵埃を完全にシ
ヤツトアウトする。またタイヤをに締め付けた場
合の戻りがなくタイヤ体積を10〜15%程度減少で
き、移送・保管に要するコストを低減できるな
ど、優れた特徴を示す。
一方、材料費や製造に要する費用は、従来最も
安価なタイヤ包装用テープであるポリオレフイン
系の無延伸フイルムよりも延伸して薄膜化した分
だけ安価になる等、現時点でタイヤ包装用テープ
に求められる諸要件を全て満足する理想的なテー
プであるということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタイヤ包装用テープの一
例を示す断面図、第2図はこのタイヤ包装用テー
プを巻き付け包装した状態を示す斜視図、第3図
は夫々異なる他の例を示す断面図である。 1……タイヤ包装用テープ、2……樹脂、3…
…配向剤、4……紫外線吸収剤、5……顔料、T
……タイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エチレン酢酸ビニル共重合体を含むポリオレフ
    イン系樹脂製フイルムを一軸延伸したものにおい
    て、該ポリオレフイン系樹脂100重量部に対して、
    エチレン酢酸ビニル共重合体が5〜30重量部含有
    され、且つ少量の添加剤を配合し、加熱条件下で
    4〜12倍程度の延伸率で一軸延伸したものである
    ことを特徴とするタイヤ包装用テープ。
JP1985038020U 1985-03-16 1985-03-16 Expired JPH0452038Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985038020U JPH0452038Y2 (ja) 1985-03-16 1985-03-16

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JPS61153779U JPS61153779U (ja) 1986-09-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6381347B1 (en) 1998-11-12 2002-04-30 Secugen High contrast, low distortion optical acquistion system for image capturing

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JPS61153779U (ja) 1986-09-24

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