JPH0452243A - 高電気抵抗と低温度係数を有する精密抵抗合金およびその製造方法 - Google Patents

高電気抵抗と低温度係数を有する精密抵抗合金およびその製造方法

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JPH0452243A
JPH0452243A JP16001590A JP16001590A JPH0452243A JP H0452243 A JPH0452243 A JP H0452243A JP 16001590 A JP16001590 A JP 16001590A JP 16001590 A JP16001590 A JP 16001590A JP H0452243 A JPH0452243 A JP H0452243A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、精密抵抗合金に関し、さらに詳しくは高電気
抵抗と低温度係数を有するN1−Cr−Cu−Af系精
密抵抗合金に関するものである。
(従来の技術) 近年歪みセンサや温度センサ等の抵抗変化型機能素子の
開発がめざましいが、それらはかなり厳しい環境下で使
用される場合もある。これら機能素子の性能を十分に発
揮するためには、温度変化による出力ドリフトを極力抑
えることが重要である。その−船釣な方法としては、補
償抵抗や基準抵抗などの精密抵抗材料を回路に組み込ん
だハイブリッド化によって、高信顛性や高安定性を得て
いる。
従来これらの精密抵抗材料としては電気抵抗の温度係数
が小さいCu−Mn系合金、N i −Cu系合金、N
i−Cr系合金やアモルファス合金の他にこれらの金属
箔膜抵抗等が使用されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、エレクトロニクスの発達した今日では各種デ
バイスは超精密、小型化および高性能化に向っており、
それに伴って精密抵抗材料もさらに優秀なものが求めら
れつつある。その要求条件として仲比電気抵抗が大きい
こと、電気抵抗の温度係数が小さいこと、細線化や薄板
化などの冷間加工が容易なこと、薄膜への成膜化が容易
なことならびに安価なこと等が挙げられる。
前述したCu−Mn系合金やNi−Cu系合金は、電気
抵抗の温度係数が±20X10−6°c−1で極めて小
さく、加工性に冨みしかも安価であるが、比電気抵抗が
35〜50μΩ・camで小さいだけでなく、製造工程
が複雑である等の欠点を有する。
またNi−Cu系合金は比電気抵抗が100〜130μ
Ω・csで大きいが、加工性がやや悪い欠点を有する。
またアモルファス合金は、比電気抵抗が100〜180
μΩ・camと極めて大きく、かつその温度係数も±2
0X10−”℃−8の優秀な特性も得られているが、特
性の再現性が悪く、加工性が極めて困難でしかも加熱処
理によって結晶化が進み、特性が急激に悪化する欠点が
ある。
さらにまた金属箔膜抵抗は比電気抵抗およびその温度係
数に関しては上記の合金素材より優れているが、高電圧
やサージ電圧などの変動に対する対応性が悪く、しかも
大電力用のものが製造できない欠点がある。
以上述べたようにこれらの材料は一長一短があるために
、用途別に使い分けたり条件付きでの使用を余儀な(さ
れている。
(課題を解決するための手段) 上記材料のうちで、N i −Cu系合金は比較的大き
な電気抵抗を有するだけでなく、電気的特性の安定性や
高温における耐酸化性などが優れている。この合金にC
uやA2等を数%添加して電気抵抗の温度係数を改善し
た合金が既に実用化されているが、反面比電気抵抗の最
高値は約130μΩ・cmで、これ以上高い!負抵抗は
現在得られていない。
その理由としては、Aj2やCuの多量添加によって、
加工性が著しく悪化することならびに大気中熱処理によ
って酸化が著しいためである。したがって実用材料にお
いては、A2およびCuの最大含有量はいずれも約3%
である。
本発明の目的は、比電気抵抗およびその温度係数がそれ
ぞれ130μΩ・C11以上および±50X10−6°
cm1の電気的特性を有するNi −Cr −Cu−A
 l系合金を得ることおよび該合金の高温度における酸
化対策と良好な加工性を解決するための新規な製造法を
提供することを特徴とするものである。
本発明は、これらの点に鑑みなされたものであって、多
くの実験と詳細な研究を鋭意進めた結果、クロム(Cr
 ) 10〜26%、銅(Cu ) 2.5〜15%、
アルミニウム(A f ) 2:5〜10%、コバルト
(Co )0.01〜20%、マンガン(Mn ) 0
.01〜15%、タングステン(W) 0.01〜5%
、チタン(Ti)0.01〜5%、シリコン(St)0
.01〜5%で、しかもCr、CuおよびAffiの合
計が25〜40%とCo 。
Mn 、W、TiおよびSiの合計が0.01〜20%
、および残部が実質的にニッケル(Ni )からなる組
成において、130μΩ・cm以上の高い比電気抵抗と
±50X10−b″c−1の極めて低い電気抵抗の温度
係数を有するNi −Cr −Cu−A l系精密抵抗
合金が得られた。さらに該合金の加工法においてβCr
A1.、Ni3Af、AlzO*あるいはCrzO=等
の化合物を極力抑える新規の製造方法を見い出した。
因に化合物βCrAf!およびN i 3 A lはそ
れぞれ室温から約860°Cおよび約1400°Cまで
安定状態にあり、極めて硬く脆いため加工は全て不可能
である。しかしできるだけ高温に加熱することによって
化合物は分解し母合金中に固溶して、加工が容易になる
性質がある。
またA/!、0.やCrtO8等の化合物はN i 3
 A Qと同様に加工性を悪化させるが、高温での酸化
を防止する工夫によって加工が容易になる性質がある。
そこで本発明合金の製造工程においては、上記の問題を
解決するための手段として、合金を加工率20%以上9
0%以下の冷間加工と300℃以上1200℃以下で1
分以上50時間以下の加熱後、50〜2000”C/h
rの炉冷あるいは強制冷却の熱処理とを交互に繰り返す
ことによって、βCrA j! 、 N i3A l 
/1.03あるいはCr z 03等の化合物生成が抑
制され、良好な加工性が達せられることを見いだした。
ここで本発明合金の加工法としては全て冷間加工を採用
したが、その理由は大気中高温加熱処理や熱間加工は合
金内部深く酸化が浸透して加工が困難になるためである
(作 用) 以下本発明について詳細に説明する。
本発明合金を製造するには、重量比にてクロム10〜2
6%、銅2.5〜15%およびアルミニウム2.5〜1
0%の合計25〜40%、コバルト0.01〜20%、
マンガン0.01〜15%、タングステン0.01〜5
%、チタン0.01〜5%およびシリコン0.01〜5
%の内から選ばれた1種または2種以上の合計0.01
〜20%と残部が実質的にニッケルからなる合金を非酸
化性雰囲気中あるいは真空中において適当な溶解炉を用
いて溶解し、十分撹拌し均一な溶融合金にする。
つぎにこれを適当な形および大きさの鋳型に注入して、
健全な鋳塊を得る。この鋳塊の表面の疵を丁寧に取り除
き、加工率20以上90%以下の冷間加工を施した後、
素材を容器に密封するかあるいは任意の方法により素材
の酸化を防止して、300〜1200°Cで1分以上5
0時間以下加熱する。その後50〜300°C/hrの
炉冷、好ましくは300〜2000“C/hrで強制冷
却する。これらの操作を繰り返して、目的の形状のもの
、例えば線材、板材や箔材等が得られる。これらの成形
品についてさらに上記と同じ温度(300°C以上12
00°C以下)および時間(1分以上50時間)にて加
熱し、炉冷するかあるいは空冷する熱処理を施すことに
よって、比電気抵抗が130μΩ・cmおよび室温付近
における電気抵抗の温度係数が+100 ×10−”c
m’乃至一100XIO−6℃−1以上の特性が得られ
る。
なおまた本発明は、重量比にて、クロム10〜26%、
銅4〜15%およびアルミニウム2.5〜9%の合計3
0〜35%、さらにコバルト0.01〜20%、マンガ
ン0.01〜15%、タングステン0.01〜5%、チ
タン0.01〜5%およびシリコン0.01〜5%の内
から選ばれた1種あるいは2種以上の合計0.01〜2
0%と残部が実質的にニッケルからなる合金を上述した
加工法および熱処理法によって、比電気抵抗が130μ
Ω・cm以上および電気抵抗の温度係数が+50X10
−’°c −1乃至−50X 10−6°c−1の極め
て優れた特性が得られる。
本発明合金の製造法において、合金に含まれる主成分の
CuやAfの含有量が多くなると大気中高温加熱による
耐酸化性を損なうので、通常の熱間加工は不可能である
そこで成形加工は全て冷間加工のみとしたが、当然歪み
取り焼鈍が必要である。しかし従来のNi−Cr系合金
で行なわれている一般的な熱処理法を本発明合金に採用
した場合には、合金素材が酸化したり金属間化合物が生
成して加工性を悪化させることになる。これらの諸問題
を解決する方法としては、加工性を向上するための熱処
理および成形のための冷間加工、最後に所望の特性を得
るための熱処理などの工程が必要である。つぎには各工
程の内で重要な2種類の熱処理方法について詳細に説明
する。
4Pパ法A 本発明合金を適当な溶解炉にて溶解し、鋳造後インゴッ
ト表面の疵等を除去して、さらに表面を丁寧に研磨する
。つぎに該合金の断面積より若干大きい断面積を有する
適当な耐熱性容器に挿入して、この容器全体を電気炉を
使用して300〜1200°Cの温度で1分以上50時
間以下加熱後、50〜300”C/hrで炉冷するかあ
るいは300〜b強制冷却する。つぎに容器から出した
素材をスウェージングあるいは線引機等により加工率2
0%以上90%以下の冷間加工を施し、所望の寸法に成
形する。加工方法としては、この他にも合金素材と容器
を一体として加工し、所望の寸法に成形後容器を取り除
き、最後に成形された線材や板材等を連続加熱炉中に通
し、上記の熱処理条件にて熱処理を施す。
−B 本発明合金を適当な溶解炉にて溶解し、鋳造後インゴッ
ト表面の疵等を除去して、さらに表面を丁寧に研磨する
。つぎに該合金を適当な電気炉を使用して、真空中ある
いは不活性ガス雰囲気中若しくはスポンジチタン等のガ
ス吸収材で合金を包み込み300〜1200°Cの温度
で1分以上50時間以下加熱後、50〜300°C/h
rの炉冷好ましくは300〜b ングあるいは線引機等により加工率20%以上90%以
下の冷間加工を施し所望の寸法に成形する。成形された
線材や板材等には、さらに真空中あるいは不活性ガス雰
囲気中若しくはスポンジチタン等のガス吸収材で成形品
を包み込み、最後に上記と同様の熱処理を施す。
かくして上記2種類の熱処理によって、素材は金属光沢
を有しかつ結晶粒径も極めて小さく、さらに悪性金属間
化合物がほとんど生成されず、しかも延性があり良好な
加工性を発揮した。例えば、線径0.06mm以下の極
細線加工も容易であった。
したがって本発明の製造法は本発明合金ばかりでなく、
銅やアルミニウム等が多量に含有した合金の場合にも適
用可能であり、工業上剥するところが多大である。
上記の新規な製造法により得られた本発明合金は、比電
気抵抗が130μΩ・0111以上および室温付近にお
ける電気抵抗の温度係数が+50X10−6°c−1乃
至−50X 10−6°c−1の優れた特性を示す。
第1図、第2図および第3図は、Ni−0〜30%Cr
−0〜20%Cu−0〜10%A1合金を工000°C
で1時間加熱後300°C/hrで冷却した場合のそれ
ぞれCr量、Cu量およびAf量に対する20°Cにお
ける比電気抵抗ρと0〜50°Cにおける電気抵抗の平
均温度係数TCRの変化を示す。また第4図および第5
図は、Ni−20%Cr−10%Cu−5Aj!合金に
Co25%以下、Mn15%以下、W5%以下、Ti 
5%以下あるいはSi 5%以下を添加した場合のそれ
ぞれCO量あるいはMn量およびW量、Ti量あるいは
Si量に対するρおよび TCRの変化を示す。
原料は純度99.9%以上の電解ニッケルと電解クロム
、純度99.99%以上の無酸素銅と電解アルミニウム
を用いた。
試料を造るには、全重量Logの原料を坩堝に入れ高周
波誘導電気炉を用いて真空中で溶解した。
その後よく撹拌して均質な溶融合金とした。つぎにこれ
を内径10+++a+、高さ120 asの鉄則に鋳込
み健全な鋳塊を得た。この鋳塊表面の疵などを旋盤によ
り丁寧に削り取り、直径約9IllI11の丸棒にした
この丸棒をスェージング機により直径5Il1mまで冷
間加工(加工率69%)して原試料とした。
この原試料について、加工を容易にするための熱処理(
工程I)、各種形状に成形するための冷間加工(工程■
)および要求特性を得るための熱処理(工程■)等の各
種工程を組み合わることによって所望の試料を作製した
ここで工程■において、本実験では冷間加工のみとした
理由は、本発明合金の場合高温で熱処理すると酸化が合
金内部に深く浸透して脆くなり、熱間加工が困難となる
からである。
つぎにこれら製造工程について説明する。
ニー捏上 5mn+の丸棒を、その断面積より若干大きめの乾燥し
た石英管(内径6mm)に封入して、これを電気炉(内
径3抛m、長さ1m)に入れる。そして予め300〜1
200°Cの各種の温度にセットした電気炉(内径30
mm、長さ1m)に入れ大気中にて2分、1時間および
10時間加熱した後、電気炉を任意の速度50〜300
℃/hrで冷却する炉冷方式と電気炉をファン等を使用
したりあるいは電気炉内石英管を移動して300〜50
00°C/hrで冷却する強制冷却方式で室温まで冷却
する。以上の方法で熱処理後、丸棒を石英管から取り出
した結果、すべて金属光沢が認められた。ここで明らか
になったことは、比較的低温でしかも長時間加熱したり
、あるいは極めてゆっくり冷却すると、合金の加工性が
悪化することである。
ニー程↓ 工程■の熱処理を施した丸棒をミゾロール、スェ−ジン
グ機あるいは伸線機等により、冷間加工を施して線径2
■の線材を得る。この場合の加工率は84%である。つ
ぎに工程■と同様の熱処理と本工程とを繰り返して、最
終的には線径0.5 m+11の細線を得る。この間の
加工率は20%、50%、75%、80%および93%
の5種類であった。しかし本発明合金の製造法において
、加工率93%での加工は加工硬化が極端に進行して困
難であった。したがって加工率の限界値は約90%であ
ることが分かった。
ニー程l 工程■で得られた線径0.51の細線から長さ100 
amに切断して、直線状とした後内径1mm以下の石英
管に入れ真空封入して上記の製造工程Iと同様の加熱温
度および時間にて種々の熱処理を施した後、種々の速度
で冷却する。また800°C以下における熱処理の場合
では、試料全体をスポンジチタン等で包み込み、さらに
ガスを排気することによって超真空の場合と同様に酸化
がみられず、極めて有効であることがわかった。以上の
工程により所望の細線試料が得られる。
上述した方法により得られた種々の試料について、20
℃における比電気抵抗ρ、0〜50°Cにおける電気抵
抗の平均温度係数TCR(−ΔR/R,/ΔT)および
組織等について評価を行った。ここでΔR=R3゜−R
oおよびΔT=50である。
第6図および第7図は、ρとTCPのそれぞれ加熱温度
および加熱時間に対する変化を示す、第8図は、冷却速
度および加熱温度に対する加工性あるいは電気的特性の
評価を示す、第1図かられかるようにρは加熱時間が2
分の場合では1200℃以上また1時間の場合では30
0℃以上でそれぞれ130μΩ・cat以上の高い値が
得られるが、比較合金A(点線)の場合は600℃で極
大値128μΩ・cmを示す、またTCRはいずれの加
熱時間の場合においても±50XIQ−”℃−1以下の
低い値が得られ、特に800°C以上においては極めて
低いことがわかる。したがって300°C以上の温度で
加熱することによッテ、130μΩ・am以上のρと+
50X10−”cm’以下のTCRを得ることができる
なお試料の熱処理条件に対応した特性は第1表の通りで
ある。
第1表 実】l辻1 原料は実施例1と同じ純度のものを用た。試料の製造方
法は全重量10gを高純度アルミナ坩堝(SSA−H,
T−2)に入れ、酸化を防ぐために金属表面に高純度ア
ルゴンガスを吹きつけながらタンマン炉によって溶かし
、よく撹拌して均質な溶融合金とした。つぎにこれを内
径3.6 amの石英管に吸い上げて、均質化処理のた
めに試料の直径より若干太い内径を有する一端封止の石
英管に挿入して1000°C温度で10分加熱後炉外に
取り出して空冷する。つぎに種々の加工率になるように
上記の熱処理を施して線径0.5 +amの細線を得る
。最後にこの細線に300°C以上1200°C以下の
種々の温度で1分以上50時間以下の加熱後、種々の冷
却速度で冷却して試料を作製する。実験方法は実施例1
と同様であった。試料の熱処理条件とそれに対応した特
性は第2表の通りである。
第2表 第3表 原料は実施例2と同じ純度のものを用いたが、シリコン
は純度99.99%以上であった。試料の製造法および
実験方法は実施例2と同様であった。
試料の熱処理条件とそれに対応した特性は第3表の通り
である。
なお本発明合金領域に属する代表的な合金と比較合金A
、 B、 CおよびDについて1000”Cで1時間加
熱後、300°C/hrで炉冷した場合の特性値を示す
と第4表および第5表の通りである。
以上本発明は、第1図乃至第8図、実施例1乃至実施例
3、第4表および第5表からもわかるようにCr10〜
26%、Cu 2.5〜15%およびAl22.5〜1
0%の合計25〜40%、Co O,01〜20%、M
n O,01〜15%、W 0.01〜5%、Ti 0
.01〜5%およびSi 0.01〜5%から選ばれた
1種あるいは2種以上の合計0.01〜20%および残
部が実質的にNiからなる合金である。
また本発明は、上記合金を適当な雰囲気遮断法または雰
囲気処理法にて300°C以上1200℃以下で1分以
上50時間以下加熱後、50〜300°C/hrの炉冷
、好ましくは300〜2000°C/hrの強制冷却を
施し、さらに加工率20%以上90%以下の冷間加工に
より所望の寸法に成形する製造法を提供するものである
さらにまた本発明は、上記製造法により得られた合金を
300°C以上1200°C以下で1分以上50時間以
下加熱後、炉冷するかあるいは空冷する熱処理を施すこ
とによって、比電気抵抗が130μΩ・cm以上および
室温付近における電気抵抗の温度係数が+100 ×1
0−1乃至−1乃至−100×10−6°c−’、若し
くは+50X10−”cm’乃至一50XlO−6°c
−’ノ優レタ特長を有する。
つぎに本発明合金の組成、熱処理および加工率等の数値
を限定した理由について述べる。まず合金組成をCr 
10〜24%、Cu 2.5〜15%、A12.5〜1
0およびCr、CuとANの合計25〜40%。
Co 0.01〜20%、 Mn 0.01〜15%、
 W 0.01〜5%、 Ti 0.01〜5%および
Si0.01〜5%から選ばれた1種あるいは2種以上
の合計0.01〜20%および残部Ni と限定した理
由は、第1図乃至第3図、各実施例および第4表からも
明らかなように、それらの組成範囲からはずれると比電
気抵抗ρが130μΩ・CII+以下になり、電気抵抗
の温度係数TCRが+100 ×10−’°c−1乃至
−100×10−”cm’の範囲からはずれ、加工性が
悪化する他結晶粒が粗大成長するなど所期の要求条件を
満足できないので、精密抵抗合金としては不適当となる
からである。なお第6表および第7表に組成と緒特性と
の関係を示す。
第6表 第7表 ◎:良化 ○:やや良化 △:やや悪化 ×:悪化 ◎:良化 O:やや良化 Δ:やや悪化 ×:悪化 −
:変化なしまた本発明合金の製造法において、加熱温度
を300°C以上工200°C以下、加熱時間を1分以
上50時間以下、冷却速度を50〜300°C/hrの
炉冷、若しくは300〜2000°C/hrの強制冷却
および加工率を20%以上90%以下と限定した理由は
、上記の各々の範囲からはずれると、第6図乃至第8図
および各実施例からも明らかなようにそれぞれ耐酸化性
、加工性や電気的特性の他にも製造コストに大きな問題
が生じるので、精密抵抗合金の製造法としては不適当と
なるからである。
(発明の効果) 本発明によれば、Ni−10〜26%Cr−2,5〜1
5%Cu−2,5〜10%A f −0,01〜20%
Co−0,01〜15%Mn−0,01〜5%W−0,
01〜5%Ti−0,01〜5%Si合金は、比電気抵
抗が130μΩ・C11以上で高く、しかも室温付近に
おける電気抵抗の温度係数が±50X10−6℃−1で
極めて小さい特性を有するので、本発明合金を使用した
エレクトロニクス関連の各デバイスは一層小型化が進み
、しかも高安定、高性能化に貢献することは明らかであ
る。
すなわち本発明合金を使用することによって、厳しい温
度環境下においてデバイスの温度ドリフトと発熱を極力
抑制する効果があるだけでなく、大きな電圧変動に対し
ても素子の破壊を防止する効果がある。
さらに本発明合金の製造法によれば、Co 。
Mn 、W、TiおよびSiの添加によって電気的特性
が向上するだけでなく、再結晶の粗大化を抑えさらに新
規な熱処理法において悪性化合物がほとんど生成されず
、しかも酸化が内部に浸透しないので、加工性が向上す
る効果もある。
本発明製造法は本発明合金だけでなく、Cr。
Cu9A/!等の高含有合金にも十分適用できるので、
工業玉料するところか多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、1000°Cで1時間
加熱後300°C/hrで冷却したNi−0〜30%C
r−0〜20%Cu−0〜10%A!合金のそれぞれC
r量、Cu量およびAl量に対する20°Cにおける比
電気抵抗ρと0〜50°Cにおける電気抵抗の平均温度
係数TCRの変化を示す特性図、第4図および第5図は
、Ni−20%Cr−10%Cu−5%A1合金にCo
 、Mn 、W、TiあるいはStを添加した場合のそ
れぞれCo量あるいはMn量、およびW量、Ti量ある
いはSi量に対するρおよびTCRの変化を示す特性図
、第6図は、1時間で加熱した比較合金Aおよび合金番
号14の本発明合金のρおよびTCPについて、2分、
1時間あるいは10時間で加熱した場合の加熱温度に対
する変化を示す特性図、第7図は、合金番号14のρお
よびTCRについて、600℃、800℃あるいは10
00°Cで加熱した場合の加熱時間に対する変化を示す
特性図、および第8図は、合金番号14の加工性および
特性と加熱温度あるいは冷却速度との関係を示す特性図
である。 第1図 (:ry”A へ 第2図 第4図 品又tt Mn /’1 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量比にて、クロム10〜26%、銅2.5〜15
    %およびアルミニウム2.5〜10%の合計25〜40
    %、コバルト0.01〜20%、マンガン0.01〜1
    5%、タングステン0.01〜5%、チタン0.01〜
    5%およびシリコン0.01〜5%から選ばれた1種あ
    るいは2種以上の合計0.01〜20%およびニッケル
    残余からなり、比電気抵抗が 130μΩ・cm以上および室温付近における電気抵抗
    の温度係数が+100×10^−^6℃^−^1乃至−
    100×10^−^6℃^−^1を有することを特徴と
    する精密抵抗合金。 2、重量比にて、クロム10〜26%、銅4〜15%お
    よびアルミニウム2.5〜9%の合計30〜35%、コ
    バルト0.01〜20%、マンガン0.01〜15%、
    タングステン0.01〜5%、チタン0.01〜5%お
    よびシリコン0.01〜5%の内から選ばれた1種ある
    いは2種以上の合計0.01〜20%およびニッケル残
    余からなり、比電気抵抗が130μΩ・cm以上および
    室温付近における電気抵抗の温度係数が+50×10^
    −^6℃^−^1乃至−50×10^−^6℃^−^1
    を有することを特徴とする精密抵抗合金。 3、重量比にて、クロム10〜26%、銅3.5〜15
    %およびアルミニウム2.5〜10%の合計25〜40
    %、コバルト0.01〜20%、マンガン0.01〜1
    5%、タングステン0.01〜5%、チタン0.01〜
    5%およびシリコン0.01〜5%の内から選ばれた1
    種あるいは2種以上の合計0.01〜20%からなる合
    金を、溶解鋳造し、合金の断面積より若干大きい内面を
    有する耐熱性容器に挿入し、300℃以上1200℃以
    下で1分以上50時間以下加熱後、50〜300℃/h
    rの炉冷、好ましくは300〜2000℃/hrの強制
    冷却を施し、素材と容器一体で加工率20%以上90%
    以下の冷間加工により所望の寸法に成形し、適当な寸法
    により該容器を取り除き、その後300℃以上1200
    ℃以下の温度および1分以上50時間加熱し、炉冷する
    かあるいは空冷する熱処理を施すことによって、比電気
    抵抗が130″Ω・cm以上および室温付近における電
    気抵抗の温度係数が+100×10^−^5℃^−^1
    乃至−100×10^−^6℃^−^1若しくは+50
    ×10^−^6℃^−^1乃至−50×10^−^6℃
    ^−^1を得ることを特徴とする精密抵抗合金の製造方
    法。 4、重量比にて、クロム10〜26%、銅2.5〜15
    %およびアルミニウム2.5〜10%の合計25〜40
    %、コバルト0.01〜20%、マンガン0.01〜1
    5%、タングステン0.01〜5%、チタン0.01〜
    5%およびシリコン0.01〜5%の内から選ばれた1
    種あるいは2種以上の合計0.01〜20%およびニッ
    ケル残余からなる合金を、溶解鋳造し、真空中、あるい
    は不活性ガス雰囲気中若しくはスポンジチタンやニッケ
    ル板等で成形品を包み込み300℃以上1200℃以下
    で1分以上50時間以下加熱後、50〜300℃/hr
    の炉冷、又は300〜2000℃/hrの強制冷却を行
    なった後、加工率20%以上90%以下の冷間加工を施
    し所望の寸法に成形し、さらにこの成形品を300℃以
    上1200℃以下の温度および1分以上50時間にて加
    熱し、炉冷するかあるいは空冷する熱処理を施すことに
    よって、比電気抵抗が130μΩ・cm以上および室温
    付近における電気抵抗の温度係数が+100×10^−
    ^6℃^−^1乃至−100×10^−^6℃^−^1
    若しくは+50×10^−^6℃^−^1乃至−50×
    10^−^6℃^−^1を得ることを特徴とする精密抵
    抗合金の製造方法。
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