JPH0452351Y2 - - Google Patents

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JPH0452351Y2
JPH0452351Y2 JP1989033755U JP3375589U JPH0452351Y2 JP H0452351 Y2 JPH0452351 Y2 JP H0452351Y2 JP 1989033755 U JP1989033755 U JP 1989033755U JP 3375589 U JP3375589 U JP 3375589U JP H0452351 Y2 JPH0452351 Y2 JP H0452351Y2
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board
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、木質床化粧板を床表面に貼つた建
造物内における種々の生活行為に伴つて派生する
床衝撃音(固体振動音)を吸振、遮断せしめる木
質防振床材に関するものである。
(従来の技術) 本考案者は、既に実公昭51−5241号、特公昭53
−32184号で床衝撃音防止に関する防音床の技術
を開発し、更に実公昭53−22448号で床衝撃音防
止用の床板を開発して実用に供しているが、これ
らの技術はいずれも緩衝板の上部仕上にモルタ
ル、コンクリートなどの湿式材料を使用している
ため、床の施工に際して工期、工数がかかりす
ぎ、仕上り後に重量が過大になるなどの欠点があ
り、小規模工事や改造工事にはコストがかかり、
必ずしも適当ではなかつた。
この為、緩衝板の上部仕上に前記のモルタル、
コンクリートなどの湿式材料を使用する代りに、
合板、パーテイクルボードなどの乾式材料を使用
して、かかる欠点を是正する試みがなされてい
る。しかし、緩衝板に上部仕上をパーテイクルボ
ードなどの乾式材料に変更すると、この材料は薄
く、かつ軽量であるため、床の固有振動数が大き
くなり、その上、特定周波数域で必ず、仕上板の
共振が生じて、床衝撃音防止性能が低下する。こ
のため、床表面には、床衝撃音の過大な木質床化
粧板などの硬質材を使用することが難しいという
問題点があつた。
しかしこの木質床化粧板を使用したものの需要
は、わが国のような高温、多湿の風土において、
集合住宅などのコンクリート床の洋間型式の部屋
にじゆうたんを敷くことによる、かび、だに発生
などの問題が表面化するにつれて、それを回避す
るために近年になつて急に増加している現状にあ
る。
このような問題点を解消しようとして、木質床
化粧板の下に緩衝板を貼着したり、或いは、木質
床化粧板の下面に溝を設刻したうえで、緩衝板を
貼着した木質化粧板が市販されており、この床板
を床基台上に載置して床を構成している。しか
し、これらは緩衝板も薄く、折角の前記構成の溝
も表面木質床化粧板と一体となつているため、防
振効果は殆ど無きに等しく、ただ、これらはコン
クリート床スラブ上に、直接貼り上げることので
きる直貼りフロアーとしての効用が認められるの
みであつた。
この他に、特公昭56−23509号公報において、
コンクリート床スラブ1上に均しモルタル2を打
設した後、弾性成型板3上に分割した床下地材の
単片41を相互に接触させず敷設し、この単片4
1群の上面に床仕上材5を配置して床仕上板を構
成し、この床仕上板をコンクリート床スラブ上に
敷設する床の仕上工法が提案されており、この公
報には、該工法により得られた床構造が開示され
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前記特公昭56−23509号公報に示され
た例においても、単片41群上に載置する床仕上
材5は、最終表面層であり、しかもこの床仕上材
5は、単片41の音響的な独立性を維持するため
に、弾力性を有する柔らかいシート材で構成する
と記載されている。このように単片41の音響的
独立性の維持のために、最終表面層を柔らかいシ
ート材で構成することを必須の要件としている。
仮に、ここで最終表面層である床仕上材5を硬質
材で構成すれば、床衝撃音の吸収性能は著しく低
下してしまい、最終表面層を硬質の板材などで構
成するという近時の要望に応えることはできない
という問題点がある。
(課題を解決するための手段) この考案は、前記従来の問題点を改善し、床衝
撃音の吸収性能を維持しつつ、最終表面層に木質
床化粧板を使用することを可能としたものであ
る。
すなわち、この考案は、建造物の床基台上に敷
設される緩衝板に、貫通あるいは半貫通のスリツ
トが所定間隔で設けられた仕上板が密接されてお
り、この仕上板上に合成樹脂シート等よりなる可
撓性薄板が貼着され、この可撓性薄板上に木質床
化粧板が配設されたことを特徴とするものであ
る。
なお、可撓性薄板は連続していても、要所で切
断されていてもよい。
また、緩衝板としては、例えば、繊維板や弾性
ある合成樹脂板(1例として発砲合成樹脂板)あ
るいは合成樹脂繊維が立体状にからみあつた表裏
に凹凸のある繊維材などを用いる。
さらに、仕上板には、合板やパーテイクルボー
ドなどを用い、弾性ある可撓性薄板にはアスフア
ルト紙、弾性ゴムシート、発砲合成樹脂シートな
どを用いる。
(作用) この考案のよれば、最上層の木質床化粧板に加
えられた衝撃によつて、先ず、木質床化粧板が加
振され、直下層の可撓性薄板の反射、分散作用で
衝撃振動が著しく減衰されるため、第1段階の作
用、効果として、発音体である木質床化粧板その
ものの固体音の発音量が激減する。
次いで、この減衰された残りの衝撃振動によつ
て、複数のスリツトを形成した仕上板が起振され
るとしても、スリツトの作用で仕上板の共振現象
による衝撃振動の増大、拡散が制限され、かつ、
木質床化粧板と仕上板との間に挟持された弾性あ
る可撓性薄板の自在伸縮性と制振性により、スリ
ツトで区画された仕上板があたかも小さな扇子を
動かした時のように、短時間で終焉するところ
の、部分的で個別の自由振動を生じるに過ぎなく
なる。このため、第2段階の作用、効果として、
後述の第5図、第6図示の250ヘルツの付近にお
ける仕上板の共振現象による振動の増大、拡散を
殆ど解消することができ、最下層の緩衝板への床
衝撃エネルギーの伝搬を最小限に防止することが
できる。次に、第3段階の作用、効果として、緩
衝板の緩衝作用によつて鎮静化した下地板の残存
エネルギーを有効に吸収するため、下方床基台へ
の有害な量の床衝撃振動の伝達を殆ど阻止するこ
とが可能となつた。かくの如く、スリツトで分割
された仕上板は、上層の可撓性薄板と下層の緩衝
板とで挟持された構成となるので、最上層の床化
粧板を木質板のような硬質の素材で構成しても音
響的に一体とならない。すなわち仕上板に形成さ
れた前述のスリツト効果を損なうことはない。
そして各構成材への衝撃振動の伝達が第1段階
から第2段階へ、さらには第3段階の作用、効果
によつて効率よく妨げられ、全体として所期の防
振効果を得ることができるのである。
したがつて、仕上板上に、アスフアルト紙、弾
性ゴムシート、発砲合成樹脂シートなどの可撓性
薄板を貼着することにより、最終表面層となる床
化粧板を硬質にし、しかも緩衝板上の仕上板が乾
式材料のため薄くて軽量であつても、特定周波数
域(250ヘルツ)で、床衝撃音防止性能が低下し
ないようにしたところの、乾式材料による高性能
の薄型で、軽量の乾式防振床の築造を可能にした
ものである。
(実施例) 次に、この考案の実施例を第1図、第2図に基
ずいて説明する。
図において、11は建造物の床基台であつて、
その表面に凹凸がある場合には、均し層10を施
したうえ、この考案の木質防振床材を敷設する。
また、9は、建造物の壁基台であつて、その表面
も床基台11と同様に均し層8が施されている。
前記した緩衝材に一つである1はグラスウー
ル、ロツクウール、植物質繊維などの維持材で構
成された所定の厚さを有する緩衝板であつて、そ
の壁際は、主な繊維方向が縦方向の端部細帯片7
を介して壁基台9及び均し層8と接している。
そして、緩衝板1の上に、貫通スリツト4を有
する仕上板3が密設されている。
スリツト4は、幅が1mmから2mm程度で、隣接
するスリツト4,4間の間隔が100mmから300mmで
あるのを標準とし、最適の寸法を定める。また、
スリツト4の形状は、第4図a,bの如く、貫通
或いは半貫通パラレル型の他、第4図cの如く、
Vカツト型としたり、或いは、第4図dの如く、
ダブルVカツト型としてもよい。更に、スリツト
4を有する仕上板3に表面には、床衝撃による仕
上板3のスリツト4,4間の各細片が部分的に、
個別に振動するのを妨げることなく、かつ、木質
床化粧板6の振動を抑え、発音量を低下させるた
め、アスフアルト紙、ゴムシート、発砲合成樹脂
シートなどの可撓性薄板5が貼着されている。
なお、緩衝板1の表面あるいは裏面には防湿フ
イルムを予め貼着しておくこともできる。
そして、最上層には、木質床化粧板6が施され
ている。それはこの考案の木質防振床材の床衝撃
音防止性能が卓越しているため、このような木質
系の硬質床化粧板の使用が可能となつたものであ
る。
木質防振床材として、仕上板3の表裏には、予
め、所定の形状寸法とした弾性ある可撓性薄板5
と、緩衝板1および木質床化粧板6を密着して一
体としておく。
次に、第3図示のように、緩衝板1の端部或い
は継目には、主な繊維方向が、縦方向に細帯片2
および端部細帯片7を挿入して施工してもよい。
それは床全体の固有振動数の増大を抑えるため
に、緩衝板1を柔らかくしたり、仕上板3の共振
を防ぐためにスリツト4の間隔を狭くしたりする
と、床面からの載荷が過大である場合などに、床
面が部分的に沈下変形するおそれがある。こらを
防止するために、主な繊維方向が横方向になるよ
うに作られたグラスウール、ロツクウールなどの
板体を所定の幅に切断し、これを立て越し、こば
立てにして主な繊維方向が縦方向になるように構
成した細帯片2或いは端部細帯片7を所定の位置
に設置すると、これが繊維方向の差異によつて、
耐圧強度を増大する作用があるため、束(ツカ)
となつて、仕上板3のスリツト4間の細長い板片
を支えるので、緩衝板1が柔らかくても床面の沈
下変形が許容荷重下では殆ど生じない。緩衝板1
が厚いため、硬度が大きかつたり、或いはスリツ
ト4の間隔が大きかつたりする場合には、床面に
載荷による沈下変形が少ないので、端部細帯片7
を除き、他の細帯片2も余り必要ではない。
なお、細帯片2は予め、所定形状に緩衝板1の
周辺に密着させておくと、施工に際して、さらに
便利がよい。
第5図及び第6図は、JIS A1418に規定される
上階の起振による階下の発生音の大きさをデシベ
ル[dB]で表す床衝撃音レベル試験により、こ
の考案のように仕上板3に貫通スリツト4を設刻
した場合と、このスリツト4を設刻しなかつた場
合の、床衝撃音防止性能の実測結果を示すもの
で、前者は実線bで表わされ、後者は破線aで表
わされている。第5図は、緩衝板1の厚さが10mm
の場合の例で、第6図は緩衝板1の厚さが25mmの
場合の例である。その他の仕様は第5図、第6図
共通で仕上板3の厚さ9mmの合板上に、貫通パラ
レル型のスリツト4を、幅1mmで100mm間隔で設
刻し、仕上板3の弾性ある可撓性合成樹脂シート
5の厚さを1mm木質床化粧板6の厚さを6mmとし
た。
両図の実測結果共、この考案のように仕上板3
にスリツト4を設刻することにより、床板の共振
によつて、床衝撃音がピーク値を示す250ヘルツ
における床衝撃音の防止性能の改善結果、つまり
床衝撃音の低下が、この考案では顕著に表われて
おり、この考案を示す実線bの該当点は、前述の
破線aの示す点よりもはるかに下がり、この考案
の顕著な効用を示している。
なお、この考案の各構成材のうち、可撓性薄板
5と仕上板3の組み合わせを二重にすれば、さら
に高性能化も可能となる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案の木質防振床材によれ
ば、建造物の床基台上に敷設される緩衝板上に、
貫通あるいは半貫通のスリツトが所定間隔で設け
られた仕上板が密着されており、この仕上板上に
合成樹脂シート等よりなる可撓性薄板が貼着さ
れ、この可撓性薄板上に木質床化粧板が配設され
ているので、このように最上層に硬質の木質床化
粧板を使用しても、床衝撃音防止性能を低下させ
ることはなく、極めて薄型でありながら、建造物
の上部床面に加えられた固体振動を極めて良く防
止し、かつ同一階の床面における固体振動の伝搬
をも遮断するため、階下や隣室の居住環境を著し
く向上させることができる。
また、この考案の乾式防振床の構成材料が、全
て乾式軽量の上、全体として従来工法のものより
は、はるかに薄型であるため、施工工数、施工時
間を短縮でき、それによつて小規模工事や改造工
事も安価に供給し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す一部断面
斜視図、第2図は同じく一部断面斜視図、第3図
は同じく一部正面断面図、第4図a〜dは、仕上
板におけるスリツト形状の変更例を示す断面図、
第5図および第6図は床衝撃音防止性能測定グラ
フである。 1……緩衝板、2……細帯片、3……仕上板、
4……スリツト、5……可撓性薄板、6……木質
床化粧板、7……端部細帯片、9……壁基台、1
1……床基台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 任意の緩衝板上において、貫通あるいは半貫通
    のスリツトが所定間隔で設けられた仕上板上に、
    合成樹脂シート等よりなり、仕上板および最上層
    の木質床化粧板よりも多分に薄目の可撓性薄板を
    介在させて木質床化粧板が、順次、積層貼着さ
    れ、所定の形状、寸法に一体化されたことを特徴
    とする木質防振床材。
JP1989033755U 1989-03-24 1989-03-24 Expired JPH0452351Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989033755U JPH0452351Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24

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JP1989033755U JPH0452351Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24

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JPH01159048U JPH01159048U (ja) 1989-11-02
JPH0452351Y2 true JPH0452351Y2 (ja) 1992-12-09

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623509A (en) * 1979-08-06 1981-03-05 Nippon Radiator Co Ltd Exhaust system
JPS59181156U (ja) * 1983-05-20 1984-12-03 大建工業株式会社 床下地構造

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JPH01159048U (ja) 1989-11-02

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