JPH0453461Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453461Y2 JPH0453461Y2 JP15182587U JP15182587U JPH0453461Y2 JP H0453461 Y2 JPH0453461 Y2 JP H0453461Y2 JP 15182587 U JP15182587 U JP 15182587U JP 15182587 U JP15182587 U JP 15182587U JP H0453461 Y2 JPH0453461 Y2 JP H0453461Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- chamber
- hydraulic
- pressing
- valve
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 42
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Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、湿式油圧クラツチの改良に関するも
のである。
のである。
従来技術
油圧クラツチにおいては、通常、クラツチデイ
スクを押圧するための押圧部材が設けられてお
り、クラツチ油圧により駆動される押圧部材のス
トロークやクラツチ係合作動時間がクラツチデイ
スクの摩耗に従つて増大することを防止するた
め、押圧部材をクラツチデイスクに近接した位置
に待機させることが望まれる。これに対し、押圧
部材がクラツチデイスクを押圧する直前の状態に
おいて切り換え作動させられる近接制御弁をクラ
ツチケース内の押圧部材に設け、近接制御弁の作
動により押圧部材に作用されているクラツチ油圧
を排圧することにより押圧部材の前進を停止させ
る形式の油圧クラツチが提案されている。たとえ
ば、本出願人が先に出願した特願昭61−78845号
に記載された油圧クラツチがそれである。
スクを押圧するための押圧部材が設けられてお
り、クラツチ油圧により駆動される押圧部材のス
トロークやクラツチ係合作動時間がクラツチデイ
スクの摩耗に従つて増大することを防止するた
め、押圧部材をクラツチデイスクに近接した位置
に待機させることが望まれる。これに対し、押圧
部材がクラツチデイスクを押圧する直前の状態に
おいて切り換え作動させられる近接制御弁をクラ
ツチケース内の押圧部材に設け、近接制御弁の作
動により押圧部材に作用されているクラツチ油圧
を排圧することにより押圧部材の前進を停止させ
る形式の油圧クラツチが提案されている。たとえ
ば、本出願人が先に出願した特願昭61−78845号
に記載された油圧クラツチがそれである。
考案が解決すべき問題点
ところで、上記のような従来の形式の油圧クラ
ツチでは、クラツチデイスクへの接近時に作動す
る近接制御弁が設けられており、この近接制御弁
により押圧部材に作用させられるクラツチ油圧が
排出油路を通して外部へ排圧されるようになつて
いる。この排出油路は、たとえば、位置固定のミ
ツシヨンケースに突設された円筒状突起、この円
筒状突起と相対回転可能に嵌合したクラツチケー
ス、およびこのクラツチケース内において摺動可
能に嵌合された押圧部材をそれぞれ通して形成さ
れる。このため、その排出油路を構成するために
たとえば上記円筒状突起の外周面において排出油
路幅寸法、この排出油路を他の油路などに対して
シールするためのシール部材を装着するための幅
寸法が幅方向において必要となり、油圧クラツチ
の軸方向の寸法が大きくなる不都合があつた。こ
のような不都合は、例えば横置型エンジンを備え
る形式の車両では重大な問題となる場合がある。
ツチでは、クラツチデイスクへの接近時に作動す
る近接制御弁が設けられており、この近接制御弁
により押圧部材に作用させられるクラツチ油圧が
排出油路を通して外部へ排圧されるようになつて
いる。この排出油路は、たとえば、位置固定のミ
ツシヨンケースに突設された円筒状突起、この円
筒状突起と相対回転可能に嵌合したクラツチケー
ス、およびこのクラツチケース内において摺動可
能に嵌合された押圧部材をそれぞれ通して形成さ
れる。このため、その排出油路を構成するために
たとえば上記円筒状突起の外周面において排出油
路幅寸法、この排出油路を他の油路などに対して
シールするためのシール部材を装着するための幅
寸法が幅方向において必要となり、油圧クラツチ
の軸方向の寸法が大きくなる不都合があつた。こ
のような不都合は、例えば横置型エンジンを備え
る形式の車両では重大な問題となる場合がある。
問題点を解決するための手段
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その要旨とするところは、相対回転する
一対の回転軸の一方に設けられたクラツチケース
と、それら一対の回転軸の他方に設けられてその
クラツチケースのデイスク室内に収容されたクラ
ツチデイスクと、そのクラツチデイスクを押圧す
るために上記クラツチケース内に摺動可能に嵌合
され、油圧室内のクラツチ油圧が作用させられる
押圧部材と、前記デイスク室内に潤滑油を供給す
るための潤滑油路とを備え、その押圧部材に作用
してそれに推力を発生させるクラツチ油圧を制御
することにより前記一対の回転軸間の連結状態を
変化させる形式の湿式油圧クラツチであつて、(a)
前記デイスク室内の潤滑油を外部へ排出するため
に前記クラツチケースに設けられ、前記押圧部材
が前記クラツチデイスクを押圧する押圧位置へ近
接させられたとき前記潤滑油路との連通状態が略
遮断される排出孔と、(b)前記押圧部材に設けら
れ、前記油圧室から前記デイスク室に向かう方向
の流通を阻止するが、反対方向の流通を許容する
逆止弁と、(c)前記潤滑油路に設けられ、前記クラ
ツチ油圧の作用時において前記デイスク室内の潤
滑油圧を制御することにより、前記押圧部材を前
記押圧位置に近接した押圧待機位置に停止させ或
いはその押圧位置に前進させる制御弁とを、含む
ことにある。
であり、その要旨とするところは、相対回転する
一対の回転軸の一方に設けられたクラツチケース
と、それら一対の回転軸の他方に設けられてその
クラツチケースのデイスク室内に収容されたクラ
ツチデイスクと、そのクラツチデイスクを押圧す
るために上記クラツチケース内に摺動可能に嵌合
され、油圧室内のクラツチ油圧が作用させられる
押圧部材と、前記デイスク室内に潤滑油を供給す
るための潤滑油路とを備え、その押圧部材に作用
してそれに推力を発生させるクラツチ油圧を制御
することにより前記一対の回転軸間の連結状態を
変化させる形式の湿式油圧クラツチであつて、(a)
前記デイスク室内の潤滑油を外部へ排出するため
に前記クラツチケースに設けられ、前記押圧部材
が前記クラツチデイスクを押圧する押圧位置へ近
接させられたとき前記潤滑油路との連通状態が略
遮断される排出孔と、(b)前記押圧部材に設けら
れ、前記油圧室から前記デイスク室に向かう方向
の流通を阻止するが、反対方向の流通を許容する
逆止弁と、(c)前記潤滑油路に設けられ、前記クラ
ツチ油圧の作用時において前記デイスク室内の潤
滑油圧を制御することにより、前記押圧部材を前
記押圧位置に近接した押圧待機位置に停止させ或
いはその押圧位置に前進させる制御弁とを、含む
ことにある。
作用および考案の効果
このようにすれば、押圧部材にクラツチ油圧が
作用させられたときに制御弁からデイスク室内へ
潤滑油圧が供給されている状態では、デイスク室
内の潤滑油が排出孔を通して大気に排出されデイ
スク室内は低圧となつているので、押圧部材に作
用するクラツチ油圧により逆止弁が閉じられると
ともに押圧部材が前進させられてクラツチデイス
クに接近する。これにより、デイスク室内の潤滑
油を排出するための排出孔が閉じられてデイスク
室内の圧力が高められるので、押圧部材の前進が
阻止されると同時に逆止弁が開き、押圧部材がク
ラツチデイスクに対して押圧直前の押圧待機位置
に好適に保持され、ただちに油圧クラツチを係合
させ得る状態となる。この状態において、デイス
ク室が制御弁を通してドレンなどへ連通させられ
て上記デイスク室内の圧力が低下させられるた
り、或いはクラツチ油圧が更に高められたりする
と、押圧部材には推力が発生して更に押圧部材が
前進させられる。これにより、押圧部材がクラツ
チデイスクを押圧する押圧位置まで前進させられ
て油圧クラツチが係合させられ、一対の回転軸が
相互に連結される。
作用させられたときに制御弁からデイスク室内へ
潤滑油圧が供給されている状態では、デイスク室
内の潤滑油が排出孔を通して大気に排出されデイ
スク室内は低圧となつているので、押圧部材に作
用するクラツチ油圧により逆止弁が閉じられると
ともに押圧部材が前進させられてクラツチデイス
クに接近する。これにより、デイスク室内の潤滑
油を排出するための排出孔が閉じられてデイスク
室内の圧力が高められるので、押圧部材の前進が
阻止されると同時に逆止弁が開き、押圧部材がク
ラツチデイスクに対して押圧直前の押圧待機位置
に好適に保持され、ただちに油圧クラツチを係合
させ得る状態となる。この状態において、デイス
ク室が制御弁を通してドレンなどへ連通させられ
て上記デイスク室内の圧力が低下させられるた
り、或いはクラツチ油圧が更に高められたりする
と、押圧部材には推力が発生して更に押圧部材が
前進させられる。これにより、押圧部材がクラツ
チデイスクを押圧する押圧位置まで前進させられ
て油圧クラツチが係合させられ、一対の回転軸が
相互に連結される。
このように、クラツチ油圧を排圧するための排
出油路が設けられなくても、押圧部材が押圧待機
位置および押圧位置に制御されるので、排出油路
を構成するためにたとえば上記円筒状突起の外周
面において排出油路幅寸法、この排出油路を他の
油路などに対してシールするためのシール部材を
装着するための幅寸法が軸方向において不要とな
り、油圧クラツチの軸方向の寸法が大きくなると
いう不都合が解消される。
出油路が設けられなくても、押圧部材が押圧待機
位置および押圧位置に制御されるので、排出油路
を構成するためにたとえば上記円筒状突起の外周
面において排出油路幅寸法、この排出油路を他の
油路などに対してシールするためのシール部材を
装着するための幅寸法が軸方向において不要とな
り、油圧クラツチの軸方向の寸法が大きくなると
いう不都合が解消される。
ここで、前記逆止弁は、好適には、前記押圧部
材に貫通して形成され、回転軸芯に平行な内周円
筒面とこれに連続し且つその回転軸芯に対して傾
斜したテーパ状の弁座面とを有する弁穴と、この
弁穴内に収容されて前記弁座面に密着可能な球状
弁子とを含んで構成される。
材に貫通して形成され、回転軸芯に平行な内周円
筒面とこれに連続し且つその回転軸芯に対して傾
斜したテーパ状の弁座面とを有する弁穴と、この
弁穴内に収容されて前記弁座面に密着可能な球状
弁子とを含んで構成される。
実施例
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図において、車両のエンジン10の動力は
湿式油圧クラツチ12、図示しない有段変速機お
よび差動歯車装置などを経て駆動輪へ伝達される
ようになつている。上記有段変速機は、たとえば
特願昭60−254353号に記載のものと同様の同期噛
合式変速機である。
湿式油圧クラツチ12、図示しない有段変速機お
よび差動歯車装置などを経て駆動輪へ伝達される
ようになつている。上記有段変速機は、たとえば
特願昭60−254353号に記載のものと同様の同期噛
合式変速機である。
湿式油圧クラツチ12は、エンジン10のクラ
ツチ軸である入力軸14と図示しない有段変速機
の入力軸を兼ねる出力軸16との間において動力
を伝達したり或いは遮断したりするものである。
入力軸14には、リングギア18は外周部に備え
た円板20が固定されており、その円板20には
クラツチケース22が固定されている。クラツチ
ケース22は、円板20に固定された円板状の第
1部材24、第1部材24と組み合わされた状態
で固定された皿状の第2部材26、第2部材26
の中心部内に嵌着された円筒状の第3部材28か
ら成り、位置固定のトランスミツシヨンハウジン
グ32によりベアリング30を介して回転可能に
支持されている。このクラツチケース22の第3
部材28はトランスミツシヨンハウジング32に
形成された円筒状の突起33の外周面に油密に且
つ相対回転可能に嵌合されており、クラツチケー
ス22が油密にされている。クラツチケース22
の第2部材26の内側に形成されたシリンダボア
34には押圧部材として機能するピストン36の
外周部が、クラツチケース22の第3部材28に
はピストン36の内周部がそれぞれ摺動可能に嵌
合されており、クラツチケース22内がピストン
36により油圧室38とデイスク室40とに分割
されている。
ツチ軸である入力軸14と図示しない有段変速機
の入力軸を兼ねる出力軸16との間において動力
を伝達したり或いは遮断したりするものである。
入力軸14には、リングギア18は外周部に備え
た円板20が固定されており、その円板20には
クラツチケース22が固定されている。クラツチ
ケース22は、円板20に固定された円板状の第
1部材24、第1部材24と組み合わされた状態
で固定された皿状の第2部材26、第2部材26
の中心部内に嵌着された円筒状の第3部材28か
ら成り、位置固定のトランスミツシヨンハウジン
グ32によりベアリング30を介して回転可能に
支持されている。このクラツチケース22の第3
部材28はトランスミツシヨンハウジング32に
形成された円筒状の突起33の外周面に油密に且
つ相対回転可能に嵌合されており、クラツチケー
ス22が油密にされている。クラツチケース22
の第2部材26の内側に形成されたシリンダボア
34には押圧部材として機能するピストン36の
外周部が、クラツチケース22の第3部材28に
はピストン36の内周部がそれぞれ摺動可能に嵌
合されており、クラツチケース22内がピストン
36により油圧室38とデイスク室40とに分割
されている。
トランスミツシヨンハウジング32から突き出
した出力軸16はピストン36を貫通して上記デ
イスク室40内に到達しており、その出力軸16
の軸端にはクラツチダンパ44を介してクラツチ
デイスク46を支持するハブ42がスプライン嵌
合されている。このクラツチデイスク46の両面
には、前記第1部材24とピストン36との間に
挟圧されて摩擦摺動させられる1対の摩擦板48
が設けられている。これにより、ピストン36が
クラツチデイスク46を押圧する押圧位置に前進
したとき若しくはクラツチデイスク46に極めて
近接した押圧待機位置に前進したとき、デイスク
室40が摩擦板48よりも内側の内周側室と摩擦
板48よりも外側の外周側室とに分離されるよう
になつている。そして、その外周側室は潤滑油を
排出するために第2部材26に形成された排出孔
52を通して大気に連通させられている。なお、
54はピストン36を油圧室38側へ付勢するた
めのリターンスプリングである。
した出力軸16はピストン36を貫通して上記デ
イスク室40内に到達しており、その出力軸16
の軸端にはクラツチダンパ44を介してクラツチ
デイスク46を支持するハブ42がスプライン嵌
合されている。このクラツチデイスク46の両面
には、前記第1部材24とピストン36との間に
挟圧されて摩擦摺動させられる1対の摩擦板48
が設けられている。これにより、ピストン36が
クラツチデイスク46を押圧する押圧位置に前進
したとき若しくはクラツチデイスク46に極めて
近接した押圧待機位置に前進したとき、デイスク
室40が摩擦板48よりも内側の内周側室と摩擦
板48よりも外側の外周側室とに分離されるよう
になつている。そして、その外周側室は潤滑油を
排出するために第2部材26に形成された排出孔
52を通して大気に連通させられている。なお、
54はピストン36を油圧室38側へ付勢するた
めのリターンスプリングである。
トランスミツシヨンハウジング32から突設され
た筒状の突起33とその内側に嵌め着けられた円
筒部材56との間には、互いに独立したクラツチ
油路58および潤滑油路60が設けられている。
クラツチ油路58は、筒状の突起33に形成され
た貫通穴62と環状溝64、および第3部材28
に形成された貫通穴66を通じて油圧室38と連
通させられている。また、潤滑油路60は上記円
筒部材56に形成された貫通穴68を通してデイ
スク室40と連通させられている。
た筒状の突起33とその内側に嵌め着けられた円
筒部材56との間には、互いに独立したクラツチ
油路58および潤滑油路60が設けられている。
クラツチ油路58は、筒状の突起33に形成され
た貫通穴62と環状溝64、および第3部材28
に形成された貫通穴66を通じて油圧室38と連
通させられている。また、潤滑油路60は上記円
筒部材56に形成された貫通穴68を通してデイ
スク室40と連通させられている。
エンジン10或いは図示しない電動モータによ
つて回転駆動される油圧ポンプ70は、オイルタ
ンク76に還流した油を第1リニア制御弁72お
よび第2リニア制御弁74へ圧送する。第1リニ
ア制御弁72は、油圧ポンプ70から圧送された
作動油圧Ppを制御してピストン36を前進させる
ためのクラツチ油圧を発生してクラツチ油路58
へ出力する一方、クラツチ油路58をドレン油路
78へ連通させてピストン36を後進させる。第
2リニア制御弁74は、油圧ポンプ70から圧送
された作動油圧Ppを制御して潤滑油圧を発生させ
て潤滑油路60へ出力する一方、潤滑油路60を
ドレン油路80へ連通させてデイスク室40内の
油圧を略大気圧とする。
つて回転駆動される油圧ポンプ70は、オイルタ
ンク76に還流した油を第1リニア制御弁72お
よび第2リニア制御弁74へ圧送する。第1リニ
ア制御弁72は、油圧ポンプ70から圧送された
作動油圧Ppを制御してピストン36を前進させる
ためのクラツチ油圧を発生してクラツチ油路58
へ出力する一方、クラツチ油路58をドレン油路
78へ連通させてピストン36を後進させる。第
2リニア制御弁74は、油圧ポンプ70から圧送
された作動油圧Ppを制御して潤滑油圧を発生させ
て潤滑油路60へ出力する一方、潤滑油路60を
ドレン油路80へ連通させてデイスク室40内の
油圧を略大気圧とする。
ここで、上記湿式油圧クラツチ12において
は、第2図および第3図に詳しく示すように、デ
イスク室40内の圧力を油圧室38へ逃がしてピ
ストン36の推力を低下するための逆止弁84が
ピストン36に設けられている。逆止弁84は、
回転軸芯に平行であり且つその回転軸芯から距離
Rだけ離隔した一軸に沿つて形成された貫通穴8
6と、貫通穴86内に嵌め着けられたリテーナ8
8と、リテーナ88内に収容された球状弁子90
とを備えている。上記貫通穴86は、小径穴部9
2と、大径穴部94と、それらを連結するテーパ
穴部96とから成り、上記リテーナ88は、テー
パ穴部96と同様の形状のテーパ状の弁座面98
と大径穴部94と同様の形状の内周円筒面100
と、球状弁子90の離脱を防止するための内向き
のフランジ102とを備えた金属部品である。
は、第2図および第3図に詳しく示すように、デ
イスク室40内の圧力を油圧室38へ逃がしてピ
ストン36の推力を低下するための逆止弁84が
ピストン36に設けられている。逆止弁84は、
回転軸芯に平行であり且つその回転軸芯から距離
Rだけ離隔した一軸に沿つて形成された貫通穴8
6と、貫通穴86内に嵌め着けられたリテーナ8
8と、リテーナ88内に収容された球状弁子90
とを備えている。上記貫通穴86は、小径穴部9
2と、大径穴部94と、それらを連結するテーパ
穴部96とから成り、上記リテーナ88は、テー
パ穴部96と同様の形状のテーパ状の弁座面98
と大径穴部94と同様の形状の内周円筒面100
と、球状弁子90の離脱を防止するための内向き
のフランジ102とを備えた金属部品である。
また、上記湿式油圧クラツチ12においては、
第2図に詳しく示すように、油圧室38の内径が
C、外径がCよりも大きいAに設定されているの
で、ピストン36のクラツチ油圧が作用させられ
る受圧面積S12はπ(A2−C)2/4となつている。
また、ピストン36がクラツチデイスク46を押
圧する押圧位置に前進した状態若しくはクラツチ
デイスク46に極めて近接した押圧待機位置に前
進した状態では、前述のように、デイスク室40
が外周側室と内周側室とに分割されるので、潤滑
油圧が作用させられる受圧面の外径がB、内径が
Cとなつて、受圧面積S13はπ(B2−C2)/4と
なるが、僅かにB>Aとなるように設定されてい
るから上記受圧面積間の関係はS13>S12である。
第2図に詳しく示すように、油圧室38の内径が
C、外径がCよりも大きいAに設定されているの
で、ピストン36のクラツチ油圧が作用させられ
る受圧面積S12はπ(A2−C)2/4となつている。
また、ピストン36がクラツチデイスク46を押
圧する押圧位置に前進した状態若しくはクラツチ
デイスク46に極めて近接した押圧待機位置に前
進した状態では、前述のように、デイスク室40
が外周側室と内周側室とに分割されるので、潤滑
油圧が作用させられる受圧面の外径がB、内径が
Cとなつて、受圧面積S13はπ(B2−C2)/4と
なるが、僅かにB>Aとなるように設定されてい
るから上記受圧面積間の関係はS13>S12である。
コントローラ82は、所謂マイクロコンピユー
タであつて、予め求められた関係から図示しない
シフトレバーの操作位置、有段変速機の実際のギ
ア段、スロツトル弁開度、車速などに基づいて図
示しないシフトアクチユエータにより有段変速機
のギヤ段のシフトを実行させるとともに、このシ
フトと関連して、或いは車両の発進状態に関連し
て湿式油圧クラツチ12を係合制御する。
タであつて、予め求められた関係から図示しない
シフトレバーの操作位置、有段変速機の実際のギ
ア段、スロツトル弁開度、車速などに基づいて図
示しないシフトアクチユエータにより有段変速機
のギヤ段のシフトを実行させるとともに、このシ
フトと関連して、或いは車両の発進状態に関連し
て湿式油圧クラツチ12を係合制御する。
以下、湿式油圧クラツチ12の解放状態から係
合状態に至る間の作動を説明する。
合状態に至る間の作動を説明する。
先ず、第1リニア制御弁72を通して油圧室3
8がドレン油路78に連通させられると、ピスト
ン36がリターンスプリング54の付勢力Frによ
り戻されるので、湿式油圧クラツチ12が解放状
態とされる。このとき、第2リニア制御弁74か
らの潤滑油の流入が遮断されると、デイスク室4
0内の潤滑油は排出孔52を通して排出されるの
で、潤滑油に起因する引き擦りトルクが低減され
る。これにより、ニユートアル状態から第1速ギ
ア段へのシフトなどの場合には引き擦りトルクが
低減されて変速が容易となり、同期装置の寿命が
向上する。
8がドレン油路78に連通させられると、ピスト
ン36がリターンスプリング54の付勢力Frによ
り戻されるので、湿式油圧クラツチ12が解放状
態とされる。このとき、第2リニア制御弁74か
らの潤滑油の流入が遮断されると、デイスク室4
0内の潤滑油は排出孔52を通して排出されるの
で、潤滑油に起因する引き擦りトルクが低減され
る。これにより、ニユートアル状態から第1速ギ
ア段へのシフトなどの場合には引き擦りトルクが
低減されて変速が容易となり、同期装置の寿命が
向上する。
次いで、湿式油圧クラツチ12を近接状態とす
るために、第2リニア制御弁74により潤滑油圧
P13(Pp>P13>0)が供給されるとともに、第1
リニア制御弁72によりクラツチ油圧P12が油圧
室38内に供給される。このような弁状態を、潤
滑油側近接制御状態および油圧室側近接制御状態
という。潤滑油圧P13は、油圧ポンプ70の吐出
圧Ppよりも小さくかつ大気圧よりも大きい所定の
値であるが、デイスク室40は排出孔52を通し
て大気に連通させられているので、デイスク室4
0内の圧力は潤滑油圧P13よりも大幅に低い。こ
れにより、(1)式に示すように、ピストン36に作
用させられるクラツチ油圧P12および油圧室38
内の遠心油圧P12′に基づいて、リターンスプリン
グ54の付勢力Frよりも大きい推力F12が発生し、
ピストン36が前進させられる。この状態では、
逆止弁84が未だ閉じられている。すなわち、球
状弁子90の弁座面98との接触点Sと球心とを
結ぶ線が回転軸心と平行な一軸に対して成す角度
をθとすると、球状弁子90の受圧面積はπr2
sin2θとなるから、球状弁子90に作用する閉弁
方向の推力FAは(2)式のようになる一方、湿式油
圧クラツチ12の回転の角速度をωとすると、こ
の推力FAの作用に基づく球状弁子90の接触点
Sを中心とする回転モーメントMAは(3)式に示す
ようになり、遠心力により弁座面98上の球状弁
子90に作用する回転モーメントMBは(4)式のよ
うになる。この前進状態では、(5)式および(6)式に
示すような関係が維持されるようにクラツチ油圧
P12などが設定されており、逆止弁84が閉成さ
れつつピストン36の前進が持続されるのであ
る。
るために、第2リニア制御弁74により潤滑油圧
P13(Pp>P13>0)が供給されるとともに、第1
リニア制御弁72によりクラツチ油圧P12が油圧
室38内に供給される。このような弁状態を、潤
滑油側近接制御状態および油圧室側近接制御状態
という。潤滑油圧P13は、油圧ポンプ70の吐出
圧Ppよりも小さくかつ大気圧よりも大きい所定の
値であるが、デイスク室40は排出孔52を通し
て大気に連通させられているので、デイスク室4
0内の圧力は潤滑油圧P13よりも大幅に低い。こ
れにより、(1)式に示すように、ピストン36に作
用させられるクラツチ油圧P12および油圧室38
内の遠心油圧P12′に基づいて、リターンスプリン
グ54の付勢力Frよりも大きい推力F12が発生し、
ピストン36が前進させられる。この状態では、
逆止弁84が未だ閉じられている。すなわち、球
状弁子90の弁座面98との接触点Sと球心とを
結ぶ線が回転軸心と平行な一軸に対して成す角度
をθとすると、球状弁子90の受圧面積はπr2
sin2θとなるから、球状弁子90に作用する閉弁
方向の推力FAは(2)式のようになる一方、湿式油
圧クラツチ12の回転の角速度をωとすると、こ
の推力FAの作用に基づく球状弁子90の接触点
Sを中心とする回転モーメントMAは(3)式に示す
ようになり、遠心力により弁座面98上の球状弁
子90に作用する回転モーメントMBは(4)式のよ
うになる。この前進状態では、(5)式および(6)式に
示すような関係が維持されるようにクラツチ油圧
P12などが設定されており、逆止弁84が閉成さ
れつつピストン36の前進が持続されるのであ
る。
F12=S12×(P12+P12′) …(1)
FA=(P12+P12′)・πr2sin2θ …(2)
MA=FA×rsin=(P12+P12′)・πr3sin3θ …(3)
MB=(mRω2cosθ)・r …(4)
MA>MB …(5)
F12>Fr …(6)
上記のようなピストン36の前進によつてその
押圧待機位置に到達すると、クラツチデイスク4
6が第1部材24とピストン36との間に略挟ま
れて押圧直前の状態となり、デイスク室40の内
周側室と排出孔52との間が狭くされる。これに
より、デイスク室40の内周側室内の潤滑油圧
P13が高められるとともに、デイスク室40に遠
心油圧P13′が発生するので、球状弁子36には、
潤滑油圧P13および遠心油圧P13′に基づいて前記
推力FAと反対向きの推力FCが(7)式に示すように
発生し、この推力FCに基づいて前記モーメント
MAと反対向きのモーメントMCが(8)式に示すよう
に発生する。
押圧待機位置に到達すると、クラツチデイスク4
6が第1部材24とピストン36との間に略挟ま
れて押圧直前の状態となり、デイスク室40の内
周側室と排出孔52との間が狭くされる。これに
より、デイスク室40の内周側室内の潤滑油圧
P13が高められるとともに、デイスク室40に遠
心油圧P13′が発生するので、球状弁子36には、
潤滑油圧P13および遠心油圧P13′に基づいて前記
推力FAと反対向きの推力FCが(7)式に示すように
発生し、この推力FCに基づいて前記モーメント
MAと反対向きのモーメントMCが(8)式に示すよう
に発生する。
FC=(P13+P13′)・πr2sin2θ …(7)
MC=(P13+P13′)・πr3sin3θ …(8)
上記のように球状弁子90には新たなモーメン
トMCが作用する結果、次式(9)に示す関係が成立
するので、球状弁子90が第4図に示す位置へ転
動し、逆止弁84が開放される。
トMCが作用する結果、次式(9)に示す関係が成立
するので、球状弁子90が第4図に示す位置へ転
動し、逆止弁84が開放される。
MA<MB+MC …(9)
このようにして逆止弁84が開放されると、油
圧室38内とデイスク室40との圧力差が解消さ
れ、ピストン36がリターンスプリング54の付
勢力Frにより押し戻される。また、このようにし
てピストン36が押し戻されてデイスク室40内
の油圧P13が低下すると、逆止弁84が閉じ始め
る。この結果、クラツチデイスク46を押圧する
直前の押圧待機位置にピストン36が維持される
のである。すなわち、逆止弁84の開放により低
下したデイスク室40内の油圧をP14、このとき
の遠心油圧をP14′とすると、それらの油圧に基づ
く回転モーメントMC′は(10)式のようになり、(11)
式の条件が成立した状態で落ち着くのである。
圧室38内とデイスク室40との圧力差が解消さ
れ、ピストン36がリターンスプリング54の付
勢力Frにより押し戻される。また、このようにし
てピストン36が押し戻されてデイスク室40内
の油圧P13が低下すると、逆止弁84が閉じ始め
る。この結果、クラツチデイスク46を押圧する
直前の押圧待機位置にピストン36が維持される
のである。すなわち、逆止弁84の開放により低
下したデイスク室40内の油圧をP14、このとき
の遠心油圧をP14′とすると、それらの油圧に基づ
く回転モーメントMC′は(10)式のようになり、(11)
式の条件が成立した状態で落ち着くのである。
MC′=(P14+P14′)・πr3sin3θ
…(10)
MA=MB+MC′ …(11)
次いで、湿式油圧クラツチ12を係合させるに
際しては、第2リニア制御弁74を通してデイス
ク室40とドレン油路80との間の流通断面積を
それまでよりも大きくしてデイスク室40の内周
側室内の圧力P13を更に低くすると、デイスク室
40内の油圧に基づく推力F13〔=(P14×P14′)×
S13〕が小さくなつてピストン36に作用する推
力のバランスが崩れるので、ピストン36が前進
し、摩擦板48がピストン36と第1部材24と
の間において挟圧される。これにより湿式油圧ク
ラツチ12が係合状態とされ、エンジン10の動
力が図示しないトランスミツシヨンへ伝達され
る。
際しては、第2リニア制御弁74を通してデイス
ク室40とドレン油路80との間の流通断面積を
それまでよりも大きくしてデイスク室40の内周
側室内の圧力P13を更に低くすると、デイスク室
40内の油圧に基づく推力F13〔=(P14×P14′)×
S13〕が小さくなつてピストン36に作用する推
力のバランスが崩れるので、ピストン36が前進
し、摩擦板48がピストン36と第1部材24と
の間において挟圧される。これにより湿式油圧ク
ラツチ12が係合状態とされ、エンジン10の動
力が図示しないトランスミツシヨンへ伝達され
る。
このように、ピストン36が摩擦板48などの
摩擦状態に拘わらず直ちに係合を開始できる押圧
待機位置に位置させられる結果、上記のように、
コントローラ82により第1リニア制御弁72が
油圧室側近接制御状態で第2リニア制御弁74に
よりデイスク室40内の圧力P13′が低くされる
と、速やかに摩擦板48がピストン36と第1部
材24との間において挟圧され湿式油圧クラツチ
12が係合を開始して動力伝達が開始される。し
たがつて、本実施例によれば、摩擦板48などの
摩擦状態に拘わらず、湿式油圧クラツチ12の応
答時間が短く且つ一定となり、係合制御特性のば
らつきが解消されるので、車両の発進時や変速機
のシフト時においてクラツチを円滑に係合させ
得、車両のギクシヤクした発進が解消されるとと
もに、的確なシフト感覚が得られるのである。
摩擦状態に拘わらず直ちに係合を開始できる押圧
待機位置に位置させられる結果、上記のように、
コントローラ82により第1リニア制御弁72が
油圧室側近接制御状態で第2リニア制御弁74に
よりデイスク室40内の圧力P13′が低くされる
と、速やかに摩擦板48がピストン36と第1部
材24との間において挟圧され湿式油圧クラツチ
12が係合を開始して動力伝達が開始される。し
たがつて、本実施例によれば、摩擦板48などの
摩擦状態に拘わらず、湿式油圧クラツチ12の応
答時間が短く且つ一定となり、係合制御特性のば
らつきが解消されるので、車両の発進時や変速機
のシフト時においてクラツチを円滑に係合させ
得、車両のギクシヤクした発進が解消されるとと
もに、的確なシフト感覚が得られるのである。
しかも、本実施例によれば、クラツチ油圧P12
を排圧するための排出油路を設けなくても、ピス
トン36が押圧待機位置および押圧位置に制御さ
れるので、上記排出油路を構成するためにたとえ
ば円筒状突起33の外周面において排出油路幅寸
法、この排出油路を他の油路などに対してシール
するためのシール部材を装着するための幅寸法が
軸方向において確保することが不要となるので、
油圧クラツチの軸方向の寸法が小さくなるという
効果が得られる。
を排圧するための排出油路を設けなくても、ピス
トン36が押圧待機位置および押圧位置に制御さ
れるので、上記排出油路を構成するためにたとえ
ば円筒状突起33の外周面において排出油路幅寸
法、この排出油路を他の油路などに対してシール
するためのシール部材を装着するための幅寸法が
軸方向において確保することが不要となるので、
油圧クラツチの軸方向の寸法が小さくなるという
効果が得られる。
また、本実施例では、デイスク室40内の油圧
を上昇させることにより、直ちに逆止弁84が開
かれてピストン36の推力を解消できるので、湿
式油圧クラツチ12の切れ性能が向上する利点が
ある。たとえば、湿式油圧クラツチ12の後段に
接続されたトランスミツシヨンのギア段の切り換
え時においてはクラツチ開放動作が速やかとな
り、また、急ブレーキ時における湿式油圧クラツ
チ12の開放が好適に行われ得てエンジン停止が
解消されるとともに走行感が改善される。
を上昇させることにより、直ちに逆止弁84が開
かれてピストン36の推力を解消できるので、湿
式油圧クラツチ12の切れ性能が向上する利点が
ある。たとえば、湿式油圧クラツチ12の後段に
接続されたトランスミツシヨンのギア段の切り換
え時においてはクラツチ開放動作が速やかとな
り、また、急ブレーキ時における湿式油圧クラツ
チ12の開放が好適に行われ得てエンジン停止が
解消されるとともに走行感が改善される。
また、本実施例においては、ピストン36に近
接制御弁を設ける必要がないため、部品点数が少
なくなり、湿式油圧クラツチ12の構成が簡単且
つ安価となる。
接制御弁を設ける必要がないため、部品点数が少
なくなり、湿式油圧クラツチ12の構成が簡単且
つ安価となる。
また、本実施例においては、油圧室38の外径
Aとデイスク室40の内周側室の外径Bとが略等
しくされているので、遠心油圧の影響が極めて小
さくなる利点がある。
Aとデイスク室40の内周側室の外径Bとが略等
しくされているので、遠心油圧の影響が極めて小
さくなる利点がある。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
したが、本考案はその他の態様においても適用さ
れる。
したが、本考案はその他の態様においても適用さ
れる。
たとえば、前述の実施例では、ピストン36を
押圧待機位置から押圧位置へ前進させるときにデ
イスク室40内の油圧を低くされることにより行
われていたが、油圧室38内のクラツチ油圧P12
を高めることにより行つてもよいし、また両者を
同時に行つてもよい。
押圧待機位置から押圧位置へ前進させるときにデ
イスク室40内の油圧を低くされることにより行
われていたが、油圧室38内のクラツチ油圧P12
を高めることにより行つてもよいし、また両者を
同時に行つてもよい。
また、前述の逆止弁84では、湿式油圧クラツ
チ12の回転軸芯に平行な一軸に沿つて形成され
た貫通穴86を備えていたが、この貫通穴86は
上記回転軸芯に平行でなくてもよい。
チ12の回転軸芯に平行な一軸に沿つて形成され
た貫通穴86を備えていたが、この貫通穴86は
上記回転軸芯に平行でなくてもよい。
また、前述の排出孔52は第2部材26に設け
られていたが、第1部材24に設けられてもよ
い。要するに、ピストン36が押圧待機位置に位
置させられてデイスク室40内が内周側室と外周
側室とに分割されたとき、外周側室を外部へ連通
される位置に設けられればよいのである。
られていたが、第1部材24に設けられてもよ
い。要するに、ピストン36が押圧待機位置に位
置させられてデイスク室40内が内周側室と外周
側室とに分割されたとき、外周側室を外部へ連通
される位置に設けられればよいのである。
また、前述の実施例では、ピストン36が一体
に形成されていたが、ピストン本体とこれにより
駆動される押圧プレートとに分割されていても差
支えない。
に形成されていたが、ピストン本体とこれにより
駆動される押圧プレートとに分割されていても差
支えない。
また、前述の実施例では、油圧ポンプ70の吐
出圧PpがP12およびP13の共通の油圧源として用い
られていたが、互いに独立の油圧源が用いられて
もよい。
出圧PpがP12およびP13の共通の油圧源として用い
られていたが、互いに独立の油圧源が用いられて
もよい。
また、前述の実施例では、油圧室38の外径A
とデイスク室40の内周側室の外径Bとが略同等
の寸法とされていたが、一方が他方よりも大きく
されても、クラツチ油圧P12或いは潤滑油圧P13を
変更するだけで対処できる。
とデイスク室40の内周側室の外径Bとが略同等
の寸法とされていたが、一方が他方よりも大きく
されても、クラツチ油圧P12或いは潤滑油圧P13を
変更するだけで対処できる。
また、前述の実施例では第1リニア制御弁72
および第2リニア制御弁74が用いられている
が、オンオフ形式の切換弁であつてもよい。
および第2リニア制御弁74が用いられている
が、オンオフ形式の切換弁であつてもよい。
なお、上述したのはあまくでも本考案の一実施
例であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲で
種々変更が加えられ得るものである。
例であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲で
種々変更が加えられ得るものである。
第1図は本考案の一実施例の湿式油圧クラツチ
を示す図である。第2図は第1図の湿式油圧クラ
ツチの寸法関係を説明する断面図である。第3図
および第4図は、第1図の逆止弁を拡大して示す
断面図であつて、第3図は閉成作動状態、第4図
は開放作動状態をそれぞれ示している。 12……湿式油圧クラツチ、14……入力軸、
16……出力軸、22……クラツチケース、36
……ピストン(押圧部材)、38……油圧室、4
0……デイスク室、52……排出孔、60……潤
滑油路、74……第2リニア制御弁、84……逆
止弁。
を示す図である。第2図は第1図の湿式油圧クラ
ツチの寸法関係を説明する断面図である。第3図
および第4図は、第1図の逆止弁を拡大して示す
断面図であつて、第3図は閉成作動状態、第4図
は開放作動状態をそれぞれ示している。 12……湿式油圧クラツチ、14……入力軸、
16……出力軸、22……クラツチケース、36
……ピストン(押圧部材)、38……油圧室、4
0……デイスク室、52……排出孔、60……潤
滑油路、74……第2リニア制御弁、84……逆
止弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 相対回転する一対の回転軸の一方に設けられ
たクラツチケースと、該一対の回転軸の他方に
設けられて該クラツチケースのデイスク室内に
収容されたクラツチデイスクと、該クラツチデ
イスクを押圧するために該クラツチケース内に
摺動可能に嵌合され、油圧室内のクラツチ油圧
が作用させられる押圧部材と、前記デイスク室
内に潤滑油を供給するための潤滑油路とを備
え、該押圧部材に作用してそれに推力を発生さ
せるクラツチ油圧を制御することにより前記一
対の回転軸間の連結状態を変化させる形式の湿
式油圧クラツチであつて、 前記デイスク室内の潤滑油を外部へ排出する
ために前記クラツチケースに設けられ、前記押
圧部材が前記クラツチデイスクを押圧する押圧
位置へ近接させられたとき前記潤滑油路との連
通状態が略遮断される排出孔と、 前記押圧部材に設けられ、前記油圧室から前
記デイスク室に向かう方向の流通を阻止する
が、反対方向の流通を許容する逆止弁と、 前記潤滑油路に設けられ、前記クラツチ油圧
の作用時において前記デイスク室内の潤滑油圧
を制御することにより、前記押圧部材を前記押
圧位置に近接した押圧待機位置に停止させ或い
は該押圧位置に前進させる制御弁と、 を含むことを特徴とする湿式油圧クラツチ。 (2) 前記逆止弁は、前記押圧部材に貫通して形成
され、回転軸芯に平行な内周円筒面とこれに連
続し且つ該回転軸芯に対して傾斜したテーパ状
の弁座面とを有する弁穴と、該弁穴内に収容さ
れて前記弁座面に密着可能な球状弁子とを含む
ものである実用新案登録請求の範囲第1項に記
載の湿式油圧クラツチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15182587U JPH0453461Y2 (ja) | 1987-10-03 | 1987-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15182587U JPH0453461Y2 (ja) | 1987-10-03 | 1987-10-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6457427U JPS6457427U (ja) | 1989-04-10 |
| JPH0453461Y2 true JPH0453461Y2 (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=31426211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15182587U Expired JPH0453461Y2 (ja) | 1987-10-03 | 1987-10-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0453461Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7606121B2 (en) | 2004-07-29 | 2009-10-20 | Panasonic Corporation | Optical disk drive with target focus control |
-
1987
- 1987-10-03 JP JP15182587U patent/JPH0453461Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6457427U (ja) | 1989-04-10 |
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