JPH0432502Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0432502Y2 JPH0432502Y2 JP4250686U JP4250686U JPH0432502Y2 JP H0432502 Y2 JPH0432502 Y2 JP H0432502Y2 JP 4250686 U JP4250686 U JP 4250686U JP 4250686 U JP4250686 U JP 4250686U JP H0432502 Y2 JPH0432502 Y2 JP H0432502Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- oil passage
- valve
- clutch
- control oil
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 9
- 230000009471 action Effects 0.000 claims description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 47
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Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は油圧クラツチにおいてピストンを係合
開始点に位置決めするための開閉弁の改良に関す
るものである。
開始点に位置決めするための開閉弁の改良に関す
るものである。
従来技術
駆動側回転体および従動側回転体を互いに摩擦
係合させるために移動させられる移動部材と、こ
の移動部材を直接的に駆動するためにシリンダボ
ア内に摺動可能に嵌合されたピストンとを備え、
そのシリンダボア内の圧力室に油圧を作用させて
前記ピストンに移動部材を駆動させることにより
前記駆動側回転体および従動側回転体を互いに係
合させる形式の油圧クラツチが知られている。例
えば、実開昭60−79024号公報に記載された油圧
クラツチにおいては、摩擦部材の摩耗にしたがつ
てクラツチの係合開始点が移動することが避けら
れないため、クラツチを係合させるまでに必要な
作動油量が徐々に増大して応答性が低下する。こ
のため、車両の発進時や変速機のシフト時におい
てクラツチを円滑に係合制御することが困難であ
つた。
係合させるために移動させられる移動部材と、こ
の移動部材を直接的に駆動するためにシリンダボ
ア内に摺動可能に嵌合されたピストンとを備え、
そのシリンダボア内の圧力室に油圧を作用させて
前記ピストンに移動部材を駆動させることにより
前記駆動側回転体および従動側回転体を互いに係
合させる形式の油圧クラツチが知られている。例
えば、実開昭60−79024号公報に記載された油圧
クラツチにおいては、摩擦部材の摩耗にしたがつ
てクラツチの係合開始点が移動することが避けら
れないため、クラツチを係合させるまでに必要な
作動油量が徐々に増大して応答性が低下する。こ
のため、車両の発進時や変速機のシフト時におい
てクラツチを円滑に係合制御することが困難であ
つた。
これに対し、前記圧力室とドレンへ連通する排
出油路とを接続する制御油路をピストンに形成
し、常時この制御油路を閉じるが、前記ピストン
が前記移動部材に対して予め定められた一定の位
置まで接近させられたとき、ピストンと移動部材
との相対位置に関連して該制御油路を開く開閉弁
を制御油路に設け、以て、開閉弁によつて前記制
御油路が開かれることにより、摩擦材の摩耗に拘
わらず前記ピストンを係合開始点に位置させるよ
うにした油圧クラツチが考えられる。このような
形式の油圧クラツチは、通常、開閉弁が、前記ピ
ストンの圧力室側に形成され且つ前記制御油路の
一端が底面に開口する凹陥穴と、この凹陥穴内に
遊嵌されたフランジ部と前記移動部材に係合する
軸部とを一体的に有し、前記ピストンが移動部材
に対して予め定められた一定の位置まで接近させ
られたときフランジ部が前記凹陥穴の底面から離
隔される弁子とを含んで構成される。
出油路とを接続する制御油路をピストンに形成
し、常時この制御油路を閉じるが、前記ピストン
が前記移動部材に対して予め定められた一定の位
置まで接近させられたとき、ピストンと移動部材
との相対位置に関連して該制御油路を開く開閉弁
を制御油路に設け、以て、開閉弁によつて前記制
御油路が開かれることにより、摩擦材の摩耗に拘
わらず前記ピストンを係合開始点に位置させるよ
うにした油圧クラツチが考えられる。このような
形式の油圧クラツチは、通常、開閉弁が、前記ピ
ストンの圧力室側に形成され且つ前記制御油路の
一端が底面に開口する凹陥穴と、この凹陥穴内に
遊嵌されたフランジ部と前記移動部材に係合する
軸部とを一体的に有し、前記ピストンが移動部材
に対して予め定められた一定の位置まで接近させ
られたときフランジ部が前記凹陥穴の底面から離
隔される弁子とを含んで構成される。
考案が解決すべき問題点
しかしながら、斯る形式の油圧クラツチにおい
ては、弁子のフランジ部がピストンに形成された
凹陥穴内に遊嵌され、前記開閉弁が開かれたとき
には圧力室内の作動油がフランジ部外周面と凹陥
穴内周面との隙間を通つて制御油路へ排出され
る。このため、ピストンの係合開始点における位
置決め精度が充分に得られなかつた。すなわち、
フランジ部外周面と凹陥穴内周面との相対位置が
変化すると、圧力室内の作動油が凹陥穴の底面に
開口する制御油路へ到達するまでの経路が変化す
るので、弁子の移動量に対する流通抵抗の変化、
すなわち開閉弁の特性が一定とならないこと、弁
子の軸部とこれが摺動可能に嵌合されたピストン
とのこじれ、およびフランジ部と凹陥穴内周面と
のこじれが遠心力にしたがつて大きくなり弁子が
円滑に摺動しないことなどにより、開閉弁の開閉
特性が不安定となり、これがピストンの係合開始
点における位置決め精度をばらつかせるのであ
る。特に、弁子のフランジ部と軸部とが偏心して
いる場合には、弁子の回転モーメントが遠心力に
ともなつて発生するので上記不都合が顕著とな
る。
ては、弁子のフランジ部がピストンに形成された
凹陥穴内に遊嵌され、前記開閉弁が開かれたとき
には圧力室内の作動油がフランジ部外周面と凹陥
穴内周面との隙間を通つて制御油路へ排出され
る。このため、ピストンの係合開始点における位
置決め精度が充分に得られなかつた。すなわち、
フランジ部外周面と凹陥穴内周面との相対位置が
変化すると、圧力室内の作動油が凹陥穴の底面に
開口する制御油路へ到達するまでの経路が変化す
るので、弁子の移動量に対する流通抵抗の変化、
すなわち開閉弁の特性が一定とならないこと、弁
子の軸部とこれが摺動可能に嵌合されたピストン
とのこじれ、およびフランジ部と凹陥穴内周面と
のこじれが遠心力にしたがつて大きくなり弁子が
円滑に摺動しないことなどにより、開閉弁の開閉
特性が不安定となり、これがピストンの係合開始
点における位置決め精度をばらつかせるのであ
る。特に、弁子のフランジ部と軸部とが偏心して
いる場合には、弁子の回転モーメントが遠心力に
ともなつて発生するので上記不都合が顕著とな
る。
問題点を解決するための手段
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その要旨とするところは、駆動側回転体
および従動側回転体を互いに摩擦係合させるため
に移動させられる移動部材と、この移動部材を直
接的に駆動するためにシリンダボア内に摺動可能
に嵌合され、そのシリンダボア内の圧力室の油圧
が作用させられることにより前進するピストン
と、このピストンに形成され、前記圧力室とドレ
ンへ連通する排出油路とを接続する制御油路と、
この制御油路に設けられ、常時制御油路を閉じる
が、前記ピストンが前記移動部材に対して予め定
められた一定の位置まで接近させられたとき、ピ
ストンと移動部材との相対位置に関連して制御油
路を開く開閉弁とを備え、この開閉弁によつて前
記制御油路が開かれることにより、前記ピストン
が係合開始点に位置させられる形式の油圧クラツ
チであつて、前記開閉弁が、軸状を成して前記ピ
ストンに摺動可能に嵌合され、前記ピストンが前
記移動部材に対して予め定められた一定の位置ま
で接近させられたときにその移動部材によつて押
し戻されて前記制御油路を開く軸状弁子と、この
軸状弁子を閉弁方向へ付勢することによりその軸
状弁子の一端を前記移動部材に当接させるスプリ
ングとを備えていることにある。
であり、その要旨とするところは、駆動側回転体
および従動側回転体を互いに摩擦係合させるため
に移動させられる移動部材と、この移動部材を直
接的に駆動するためにシリンダボア内に摺動可能
に嵌合され、そのシリンダボア内の圧力室の油圧
が作用させられることにより前進するピストン
と、このピストンに形成され、前記圧力室とドレ
ンへ連通する排出油路とを接続する制御油路と、
この制御油路に設けられ、常時制御油路を閉じる
が、前記ピストンが前記移動部材に対して予め定
められた一定の位置まで接近させられたとき、ピ
ストンと移動部材との相対位置に関連して制御油
路を開く開閉弁とを備え、この開閉弁によつて前
記制御油路が開かれることにより、前記ピストン
が係合開始点に位置させられる形式の油圧クラツ
チであつて、前記開閉弁が、軸状を成して前記ピ
ストンに摺動可能に嵌合され、前記ピストンが前
記移動部材に対して予め定められた一定の位置ま
で接近させられたときにその移動部材によつて押
し戻されて前記制御油路を開く軸状弁子と、この
軸状弁子を閉弁方向へ付勢することによりその軸
状弁子の一端を前記移動部材に当接させるスプリ
ングとを備えていることにある。
作用および考案の効果
このようにすれば、前記軸状弁子は軸状を成し
ており、フランジ部が形成されていないので、フ
ランジ部の外周面と凹陥穴の内周面との間の隙間
に起因するフランジ部と凹陥穴との相対位置の変
動、遠心力に基づく軸部とこれが摺動可能に嵌合
されたピストンとのこじれ、およびフランジ部と
凹陥穴内周面とのこじれが解消される。このた
め、ピストンが移動部材に対して予め定められた
一定の位置に接近させられたときに作動する開閉
弁の特性が安定するとともに、ピストンの係合開
始点におけるばらつきが大幅に解消されるのであ
る。
ており、フランジ部が形成されていないので、フ
ランジ部の外周面と凹陥穴の内周面との間の隙間
に起因するフランジ部と凹陥穴との相対位置の変
動、遠心力に基づく軸部とこれが摺動可能に嵌合
されたピストンとのこじれ、およびフランジ部と
凹陥穴内周面とのこじれが解消される。このた
め、ピストンが移動部材に対して予め定められた
一定の位置に接近させられたときに作動する開閉
弁の特性が安定するとともに、ピストンの係合開
始点におけるばらつきが大幅に解消されるのであ
る。
実施例
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図において、車両のエンジン10の動力は
クラツチ装置12、図示しない有段変速機および
差動歯車装置などを経て駆動輪へ伝達されるよう
になつている。上記有段変速機は、たとえば特願
昭60−254353号に記載のものと同様である。
クラツチ装置12、図示しない有段変速機および
差動歯車装置などを経て駆動輪へ伝達されるよう
になつている。上記有段変速機は、たとえば特願
昭60−254353号に記載のものと同様である。
クラツチ装置12は、エンジン10のクランク
軸に連結される入力軸16と有段変速機入力軸に
連結される出力軸18とを備えており、その入力
軸16と出力軸18との間に、エンジン10から
有段変速機に向かう方向にのみ動力を伝達する一
方向クラツチ20を有する動力伝達用の第1クラ
ツチ22と、入力軸16と出力軸18との間を直
接的に連結するエンジンブレーキ用の第2クラツ
チ24とを並列的に備えている。この第1クラツ
チ22が本実施例の油圧クラツチに相当する。
軸に連結される入力軸16と有段変速機入力軸に
連結される出力軸18とを備えており、その入力
軸16と出力軸18との間に、エンジン10から
有段変速機に向かう方向にのみ動力を伝達する一
方向クラツチ20を有する動力伝達用の第1クラ
ツチ22と、入力軸16と出力軸18との間を直
接的に連結するエンジンブレーキ用の第2クラツ
チ24とを並列的に備えている。この第1クラツ
チ22が本実施例の油圧クラツチに相当する。
入力軸16には第1クラツチ22、第2クラツ
チ24、および出力軸18の軸端を収容するクラ
ツチケース26が固定されている。このクラツチ
ケース26は、互いに一体的に結合された構成部
材26a,26b,26c,26d,26e,2
6fから成り、本実施例では後述の摩擦プレート
40、押圧プレート42、ピストン46,50な
どと共に駆動側回転体を構成している。出力軸1
8とクラツチケース26とは相対回転可能に設け
られており、その出力軸18には第2ダンパ28
を介して第2ロータ30を支持する第2ハブ32
がスプライン嵌合されている。また、第2ハブ3
2の外周面には一方向クラツチ20を介して第1
ハブ34が相対回転可能に設けられており、この
第1ハブ34により第1ロータ38が第1ダンパ
36を介して支持されている。前記クラツチケー
ス26内には、第1ロータ38および第2ロータ
30の間に位置する環状の摩擦プレート40が固
設されるとともに、その摩擦プレート40との間
で第1ロータ38を挟圧するための押圧プレート
42が軸方向に移動可能に設けられている。上記
第1ロータ38および第2ロータ30は本実施例
では従動側回転体として機能するものであり、摩
擦材を備えている。また、押圧プレート42は本
実施例では駆動側回転体および従動側回転体を互
いに摩擦係合させるために移動させられる移動部
材として機能する。
チ24、および出力軸18の軸端を収容するクラ
ツチケース26が固定されている。このクラツチ
ケース26は、互いに一体的に結合された構成部
材26a,26b,26c,26d,26e,2
6fから成り、本実施例では後述の摩擦プレート
40、押圧プレート42、ピストン46,50な
どと共に駆動側回転体を構成している。出力軸1
8とクラツチケース26とは相対回転可能に設け
られており、その出力軸18には第2ダンパ28
を介して第2ロータ30を支持する第2ハブ32
がスプライン嵌合されている。また、第2ハブ3
2の外周面には一方向クラツチ20を介して第1
ハブ34が相対回転可能に設けられており、この
第1ハブ34により第1ロータ38が第1ダンパ
36を介して支持されている。前記クラツチケー
ス26内には、第1ロータ38および第2ロータ
30の間に位置する環状の摩擦プレート40が固
設されるとともに、その摩擦プレート40との間
で第1ロータ38を挟圧するための押圧プレート
42が軸方向に移動可能に設けられている。上記
第1ロータ38および第2ロータ30は本実施例
では従動側回転体として機能するものであり、摩
擦材を備えている。また、押圧プレート42は本
実施例では駆動側回転体および従動側回転体を互
いに摩擦係合させるために移動させられる移動部
材として機能する。
クラツチケース26内の出力軸18側部分の内
周面にはシリンダボア45が形成されており、そ
のシリンダボア45には、後述の第1制御弁78
から油路44を通して供給される作動油圧が作用
させられることにより軸方向へ移動する環状の第
1ピストン46が摺動可能に嵌合され、上記押圧
プレート42はこの第1ピストン46によつて直
接的に駆動されるようになつている。同様に、ク
ラツチケース26内のエンジン10側部分に形成
されたシリンダボア47には、他の油路48を通
して供給される作動油圧が作用させられることに
より軸方向へ移動する環状の第2ピストン50が
摺動可能に嵌合されており、この第2ピストン5
0と摩擦プレート40との間で前記第2ロータ3
0が挟圧されるようになつている。なお、52は
ベアリング、53はオイルシール、54は第1ピ
ストン46を付勢する第1リターンスプリング、
55は第2ピストン50を付勢する第2リターン
スプリングである。
周面にはシリンダボア45が形成されており、そ
のシリンダボア45には、後述の第1制御弁78
から油路44を通して供給される作動油圧が作用
させられることにより軸方向へ移動する環状の第
1ピストン46が摺動可能に嵌合され、上記押圧
プレート42はこの第1ピストン46によつて直
接的に駆動されるようになつている。同様に、ク
ラツチケース26内のエンジン10側部分に形成
されたシリンダボア47には、他の油路48を通
して供給される作動油圧が作用させられることに
より軸方向へ移動する環状の第2ピストン50が
摺動可能に嵌合されており、この第2ピストン5
0と摩擦プレート40との間で前記第2ロータ3
0が挟圧されるようになつている。なお、52は
ベアリング、53はオイルシール、54は第1ピ
ストン46を付勢する第1リターンスプリング、
55は第2ピストン50を付勢する第2リターン
スプリングである。
第1ピストン46には、前記シリンダボア45
内に形成された圧力室56とドレン58へ連通す
る排出油路60とを接続する制御油路62が形成
されている。また、この制御油路62には、常時
制御油路62を閉じるが、第1ピストン46が押
圧プレート42に対して予め定められた一定の位
置へ接近させられたとき、この第1ピストン46
と押圧プレート42との相対位置に関連して制御
油路62を開く開閉弁64が設けられている。す
なわち、第1ピストン46には、第1ピストン4
6を貫通し且つ第1ピストン46の厚み方向の中
間部において制御油路62と連通する貫通穴68
が形成されている。この貫通穴68は作動油を流
通させるので制御油路としての機能を兼ね備えて
いる。貫通穴68内には弁子70が軸方向の移動
可能かつ液密に嵌合されている。
内に形成された圧力室56とドレン58へ連通す
る排出油路60とを接続する制御油路62が形成
されている。また、この制御油路62には、常時
制御油路62を閉じるが、第1ピストン46が押
圧プレート42に対して予め定められた一定の位
置へ接近させられたとき、この第1ピストン46
と押圧プレート42との相対位置に関連して制御
油路62を開く開閉弁64が設けられている。す
なわち、第1ピストン46には、第1ピストン4
6を貫通し且つ第1ピストン46の厚み方向の中
間部において制御油路62と連通する貫通穴68
が形成されている。この貫通穴68は作動油を流
通させるので制御油路としての機能を兼ね備えて
いる。貫通穴68内には弁子70が軸方向の移動
可能かつ液密に嵌合されている。
第2図および第3図に示すように、弁子70は
軸状を成し、軸部72とこれよりも大径の複数の
ランド74,75とを備えている。軸部72の圧
力室56側の一端に設けられたランド74には作
動油を流通させるための切欠66が形成されてい
る。ランド74が貫通穴68の開口を塞いだ状態
では弁子70の他端が第1ピストン46の入力軸
16側端部よりも僅かな寸法C、たとえば0.5mm
程度突き出すように弁子70の全長が形成されて
いる。このため、第1ピストン46が押圧プレー
ト42に対して接近させられると、押圧プレート
42に接触する他端部を介して弁子70が板ばね
76の付勢力に抗して押し戻されるので、ランド
74が貫通穴68の開口を開く。したがつて、本
実施例では、上記弁子70とこれが嵌め入れられ
た貫通穴68が開閉弁64を構成する。なお、前
記クラツチケース26には、前記第1ロータ38
および第2ロータ30を収容する空間を大気圧に
近い低圧(1.3Kg/cm2程度)とするための図示し
ない連通穴が形成されている。
軸状を成し、軸部72とこれよりも大径の複数の
ランド74,75とを備えている。軸部72の圧
力室56側の一端に設けられたランド74には作
動油を流通させるための切欠66が形成されてい
る。ランド74が貫通穴68の開口を塞いだ状態
では弁子70の他端が第1ピストン46の入力軸
16側端部よりも僅かな寸法C、たとえば0.5mm
程度突き出すように弁子70の全長が形成されて
いる。このため、第1ピストン46が押圧プレー
ト42に対して接近させられると、押圧プレート
42に接触する他端部を介して弁子70が板ばね
76の付勢力に抗して押し戻されるので、ランド
74が貫通穴68の開口を開く。したがつて、本
実施例では、上記弁子70とこれが嵌め入れられ
た貫通穴68が開閉弁64を構成する。なお、前
記クラツチケース26には、前記第1ロータ38
および第2ロータ30を収容する空間を大気圧に
近い低圧(1.3Kg/cm2程度)とするための図示し
ない連通穴が形成されている。
第1制御弁78は、3位置電磁切換弁であつ
て、コントローラ80からの電気信号にしたがつ
て油圧ポンプ82からの作動油を前記油路44へ
供給する供給位置と、油路44内の作動油をドレ
ン58へ排出する排出位置と、油路44を遮断す
る中立位置とへ択一的に位置させられる。油路4
4内の圧力は圧力センサ86によつて検出される
ようになつており、検出された圧力を表す信号は
コントローラ80へ供給される。第2制御弁84
は、2位置電磁切替弁であつて、コントローラ8
0からの電気信号にしたがつて排出油路60を閉
じる遮断位置と、排出油路60をドレン58へ連
通させる排出位置とへ択一的に位置させられる。
て、コントローラ80からの電気信号にしたがつ
て油圧ポンプ82からの作動油を前記油路44へ
供給する供給位置と、油路44内の作動油をドレ
ン58へ排出する排出位置と、油路44を遮断す
る中立位置とへ択一的に位置させられる。油路4
4内の圧力は圧力センサ86によつて検出される
ようになつており、検出された圧力を表す信号は
コントローラ80へ供給される。第2制御弁84
は、2位置電磁切替弁であつて、コントローラ8
0からの電気信号にしたがつて排出油路60を閉
じる遮断位置と、排出油路60をドレン58へ連
通させる排出位置とへ択一的に位置させられる。
コントローラ80は、所謂マイクロコンピユー
タであつて、予め求められた関係から図示しない
シフトレバーの操作位置、有段変速機の実際のギ
ヤ段、スロツトル弁開度、車速などに基づいて図
示しないシフトアクチユエータにより有段変速機
のギヤ段のシフトを実行させるとともに、このシ
フトと関連して、或いは車両の発進状態に関連し
て第1クラツチ22を係合制御する。また、予め
求められた関係から車速、スロツトル弁開度、有
段変速機の実際のギヤ段などに基づいてエンジン
ブレーキを作用させるための第2クラツチ24を
係合制御する。
タであつて、予め求められた関係から図示しない
シフトレバーの操作位置、有段変速機の実際のギ
ヤ段、スロツトル弁開度、車速などに基づいて図
示しないシフトアクチユエータにより有段変速機
のギヤ段のシフトを実行させるとともに、このシ
フトと関連して、或いは車両の発進状態に関連し
て第1クラツチ22を係合制御する。また、予め
求められた関係から車速、スロツトル弁開度、有
段変速機の実際のギヤ段などに基づいてエンジン
ブレーキを作用させるための第2クラツチ24を
係合制御する。
第1クラツチ22をトルク伝達状態(係合状
態)に維持させる場合には、コントローラ80に
より第1制御弁78が供給位置に位置決めされ且
つ第2制御弁84が遮断位置に位置決めされる。
これにより、第1ピストン46が入力軸16側へ
駆動されて押圧プレート42と摩擦プレート40
との間に第1ロータ38が挟圧される。これによ
りエンジン10の動力が、入力軸16、クラツチ
ケース26、摩擦プレート40および押圧プレー
ト42、第1ロータ38、第1ダンパ36、第1
ハブ34、一方向クラツチ20、および第2ハブ
32を介して出力軸18へ伝達される。この状態
では、圧力センサ86によつて圧力室56の油圧
が検出され、その油圧が予め定められた一定の圧
力を上回るとコントローラ80により第1制御弁
78が中立位置に戻される。しかし、下回ると圧
力室56内の油圧が上記一定の圧力を上回るまで
第1制御弁78が供給位置に位置させられる。
態)に維持させる場合には、コントローラ80に
より第1制御弁78が供給位置に位置決めされ且
つ第2制御弁84が遮断位置に位置決めされる。
これにより、第1ピストン46が入力軸16側へ
駆動されて押圧プレート42と摩擦プレート40
との間に第1ロータ38が挟圧される。これによ
りエンジン10の動力が、入力軸16、クラツチ
ケース26、摩擦プレート40および押圧プレー
ト42、第1ロータ38、第1ダンパ36、第1
ハブ34、一方向クラツチ20、および第2ハブ
32を介して出力軸18へ伝達される。この状態
では、圧力センサ86によつて圧力室56の油圧
が検出され、その油圧が予め定められた一定の圧
力を上回るとコントローラ80により第1制御弁
78が中立位置に戻される。しかし、下回ると圧
力室56内の油圧が上記一定の圧力を上回るまで
第1制御弁78が供給位置に位置させられる。
第1クラツチ22の係合を解く場合には、通常
は、コントローラ80により第2制御弁84が遮
断位置に維持されたまま第1制御弁78が排出位
置に位置決めされる。これにより、圧力室56内
の作動油が油路44および第1制御弁78を通し
てドレン58へ排出されるので、第1ピストン4
6が第1リターンスプリング54によつて戻さ
れ、動力伝達が遮断される。なお、第1クラツチ
22の解放を急速に実行する必要があるときは、
第2制御弁84も同時に排出位置に位置させられ
る。また、第1クラツチ22の解放を緩慢に実行
した後直ちに係合させる必要があるときは、第1
制御弁78を供給位置に位置させたまま第2制御
弁84のみが排出位置に位置させられる。
は、コントローラ80により第2制御弁84が遮
断位置に維持されたまま第1制御弁78が排出位
置に位置決めされる。これにより、圧力室56内
の作動油が油路44および第1制御弁78を通し
てドレン58へ排出されるので、第1ピストン4
6が第1リターンスプリング54によつて戻さ
れ、動力伝達が遮断される。なお、第1クラツチ
22の解放を急速に実行する必要があるときは、
第2制御弁84も同時に排出位置に位置させられ
る。また、第1クラツチ22の解放を緩慢に実行
した後直ちに係合させる必要があるときは、第1
制御弁78を供給位置に位置させたまま第2制御
弁84のみが排出位置に位置させられる。
そして、以上のように第1クラツチ22が解放
させられた後には、その係合に先立つてコントロ
ーラ80により第1制御弁78が供給位置に、ま
た第2制御弁84が排出位置に維持される。これ
により、第1ピストン46が第1ロータ38など
の摩耗に拘わらず好適な係合開始点に待機させら
れる。すなわち、第1図に示す状態において、第
1制御弁78を介して圧力室56内に作動油圧が
供給されると、第1ピストン46にその作動油圧
が作用させられるので、第1ピストン46と弁子
70の軸部72とが共に前進させられるととも
に、先ず、第1ピストン46から寸法Cだけ突き
出した軸部72が押圧プレート42を第1ロータ
38に当接するまで移動させる。したがつて、こ
のときの第1ピストン46と押圧プレート42と
の間の間隙の寸法はCに相当し、押圧プレート4
2と第1ロータ38との間の間隙が解消されてい
る。押圧プレート42の移動が停止した後、第1
ピストン46のみが作動油圧の作用により寸法χ
分だけ前進し、第1ピストン46と押圧プレート
42の間の間隙の寸法は第4図に示すようにC−
χとなり、第1ロータ38は板ばね76の付勢力
により押圧されている。このとき、第1ピストン
46と軸部72のランド74との間に寸法χの間
隙が生じ、ランド74により貫通穴68の開口が
開かれるので、圧力室56内の作動油が破線に示
すように貫通穴68内へ流入し、制御油路62、
排出油路60、第2制御弁84を通してドレンへ
逃されて第1ピストン46の前進が停止させられ
るのである。すなわち、第1ピストン46が押圧
プレート42に対して予め定められた一定の位置
(略係合開始点)まで接近させられたときに開閉
弁64が開かれるのである。上記係合開始点に位
置する状態では、押圧プレート42は板ばね76
の比較的小さい付勢力を受けて第1ロータ38と
略接触する位置まで移動させられるので、第1ピ
ストン46が更に前進させられると直ちに第1ク
ラツチ22が係合させられ得る。
させられた後には、その係合に先立つてコントロ
ーラ80により第1制御弁78が供給位置に、ま
た第2制御弁84が排出位置に維持される。これ
により、第1ピストン46が第1ロータ38など
の摩耗に拘わらず好適な係合開始点に待機させら
れる。すなわち、第1図に示す状態において、第
1制御弁78を介して圧力室56内に作動油圧が
供給されると、第1ピストン46にその作動油圧
が作用させられるので、第1ピストン46と弁子
70の軸部72とが共に前進させられるととも
に、先ず、第1ピストン46から寸法Cだけ突き
出した軸部72が押圧プレート42を第1ロータ
38に当接するまで移動させる。したがつて、こ
のときの第1ピストン46と押圧プレート42と
の間の間隙の寸法はCに相当し、押圧プレート4
2と第1ロータ38との間の間隙が解消されてい
る。押圧プレート42の移動が停止した後、第1
ピストン46のみが作動油圧の作用により寸法χ
分だけ前進し、第1ピストン46と押圧プレート
42の間の間隙の寸法は第4図に示すようにC−
χとなり、第1ロータ38は板ばね76の付勢力
により押圧されている。このとき、第1ピストン
46と軸部72のランド74との間に寸法χの間
隙が生じ、ランド74により貫通穴68の開口が
開かれるので、圧力室56内の作動油が破線に示
すように貫通穴68内へ流入し、制御油路62、
排出油路60、第2制御弁84を通してドレンへ
逃されて第1ピストン46の前進が停止させられ
るのである。すなわち、第1ピストン46が押圧
プレート42に対して予め定められた一定の位置
(略係合開始点)まで接近させられたときに開閉
弁64が開かれるのである。上記係合開始点に位
置する状態では、押圧プレート42は板ばね76
の比較的小さい付勢力を受けて第1ロータ38と
略接触する位置まで移動させられるので、第1ピ
ストン46が更に前進させられると直ちに第1ク
ラツチ22が係合させられ得る。
このように、第1ピストン46が摩擦部材、す
なわち第1ロータ38などの摩耗状態に拘わら
ず、直ちに係合を開始できる係合開始点に常時位
置させられる結果、前記のように、コントローラ
80により第1制御弁78が遮断位置に位置決め
され且つ第2制御弁84が遮断位置に位置決めさ
れると、圧力室56内の油圧上昇とともに第1ピ
ストン46が前進するので、速やかに第1ロータ
38と押圧プレート42および摩擦プレート40
とが摩擦係合を開始して動力伝達が開始される。
したがつて、第1ロータ38などの摩耗状態に拘
わらず、第1クラツチ22の応答時間が短く且つ
一定となり、第1クラツチ22の係合制御特性の
ばらつきが解消されるので、車両の発進時や変速
機のシフト時においてクラツチを円滑に係合させ
得、車両のギクシヤクした発進が解消されるとと
もに、的確なシフト感覚が得られるのである。し
かも、複雑な学習制御を要しないので、制御装置
が簡単且つ安価となるのである。
なわち第1ロータ38などの摩耗状態に拘わら
ず、直ちに係合を開始できる係合開始点に常時位
置させられる結果、前記のように、コントローラ
80により第1制御弁78が遮断位置に位置決め
され且つ第2制御弁84が遮断位置に位置決めさ
れると、圧力室56内の油圧上昇とともに第1ピ
ストン46が前進するので、速やかに第1ロータ
38と押圧プレート42および摩擦プレート40
とが摩擦係合を開始して動力伝達が開始される。
したがつて、第1ロータ38などの摩耗状態に拘
わらず、第1クラツチ22の応答時間が短く且つ
一定となり、第1クラツチ22の係合制御特性の
ばらつきが解消されるので、車両の発進時や変速
機のシフト時においてクラツチを円滑に係合させ
得、車両のギクシヤクした発進が解消されるとと
もに、的確なシフト感覚が得られるのである。し
かも、複雑な学習制御を要しないので、制御装置
が簡単且つ安価となるのである。
また、本実施例においては、弁子70に大径の
フランジ部が形成されていないので、圧力室56
から制御油路62へ流入する作動油の流通路の変
化、遠心力に基づく弁子70の軸部72とこれが
摺動可能に嵌合された第1ピストン46の貫通穴
68とのこじれ、および上記フランジ部とこれを
遊び嵌合状態で嵌め入れる円穴内周面とのこじれ
が解消される。したがつて、第1ピストン46が
押圧プレート42に対して予め定められた一定の
位置に接近させられたときに作動する開閉弁64
の特性が安定し、第1ピストン46の係合開始点
におけるばらつきが大幅に解消されるのである。
フランジ部が形成されていないので、圧力室56
から制御油路62へ流入する作動油の流通路の変
化、遠心力に基づく弁子70の軸部72とこれが
摺動可能に嵌合された第1ピストン46の貫通穴
68とのこじれ、および上記フランジ部とこれを
遊び嵌合状態で嵌め入れる円穴内周面とのこじれ
が解消される。したがつて、第1ピストン46が
押圧プレート42に対して予め定められた一定の
位置に接近させられたときに作動する開閉弁64
の特性が安定し、第1ピストン46の係合開始点
におけるばらつきが大幅に解消されるのである。
因に、従来の油圧クラツチにおいては、たとえ
ば第5図に示すように、第1ピストン46の圧力
室56の側端面には底面に制御油路62が開口す
る比較的浅い円穴100が形成されるとともに、
弁子70の一端部には大径のフランジ部102が
偏心して形成されていた。この円穴100の外径
d1はフランジ部102の外径d2よりも充分小さく
されて円穴100の内周面とフランジ部102の
外周面との間に、作動油を流通させる流通路を形
成するための比較的大きな間隙が形成されてい
た。このため、円穴100とフランジ部102と
の相対移動が互いに当接するまで所定の範囲で可
能であるため、制御油路62内へ流入する作動油
の流通経路がことなつて流通抵抗が変化し、これ
に起因して弁子70の移動量に対する圧力室56
内の調圧効果が変化するので、開閉弁64の弁特
性が不安定となつて第1ピストン46の係合開始
点の位置精度がばらつく欠点があつた。また、フ
ランジ部102の偏心位置に軸部72が形成され
ているため、遠心力の作用によつて弁子70の軸
まわりの回転モーメントが発生して弁子70の摺
動抵抗が板ばね76の付勢力よりも大きくなると
相互にこじれて弁子70の作動不良が発生し易く
なる。これを防止するために板ばね76の付勢力
を大きくすることが考えられるが、そのようにす
ると第1クラツチ22の引きずりトルクが大きく
なつてニユートラル状態での車両の前進およびエ
ンジン停止を招くおそれがあつたのである。ま
た、軸部72とフランジ部102との重量のアン
バランスによつて弁子70の軸心を含む平面内の
回転モーメントが発生して軸部72と貫通穴68
とのこじれが発生するので、弁子70の作動不良
の一因となつていたのである。
ば第5図に示すように、第1ピストン46の圧力
室56の側端面には底面に制御油路62が開口す
る比較的浅い円穴100が形成されるとともに、
弁子70の一端部には大径のフランジ部102が
偏心して形成されていた。この円穴100の外径
d1はフランジ部102の外径d2よりも充分小さく
されて円穴100の内周面とフランジ部102の
外周面との間に、作動油を流通させる流通路を形
成するための比較的大きな間隙が形成されてい
た。このため、円穴100とフランジ部102と
の相対移動が互いに当接するまで所定の範囲で可
能であるため、制御油路62内へ流入する作動油
の流通経路がことなつて流通抵抗が変化し、これ
に起因して弁子70の移動量に対する圧力室56
内の調圧効果が変化するので、開閉弁64の弁特
性が不安定となつて第1ピストン46の係合開始
点の位置精度がばらつく欠点があつた。また、フ
ランジ部102の偏心位置に軸部72が形成され
ているため、遠心力の作用によつて弁子70の軸
まわりの回転モーメントが発生して弁子70の摺
動抵抗が板ばね76の付勢力よりも大きくなると
相互にこじれて弁子70の作動不良が発生し易く
なる。これを防止するために板ばね76の付勢力
を大きくすることが考えられるが、そのようにす
ると第1クラツチ22の引きずりトルクが大きく
なつてニユートラル状態での車両の前進およびエ
ンジン停止を招くおそれがあつたのである。ま
た、軸部72とフランジ部102との重量のアン
バランスによつて弁子70の軸心を含む平面内の
回転モーメントが発生して軸部72と貫通穴68
とのこじれが発生するので、弁子70の作動不良
の一因となつていたのである。
次に、本考案の他の実施例を説明する。なお、
以下の実施例において前述の実施例と共通する部
分には同一の符号を付して説明を省略する。
以下の実施例において前述の実施例と共通する部
分には同一の符号を付して説明を省略する。
第6図に示すように、弁子70は貫通穴68と
同じ径の軸状に形成され且つ内部に油88が形成
されることにより構成される。この油路88の一
端は弁子70の圧力室56側端面に開口し、油路
88の他端は弁子70の側面に形成された環状溝
90の底面に開口する。この環状溝90は、第1
ピストン46が押圧プレート42に対して予め定
められた一定の位置まで接近されているので、前
述の実施例と同様の効果が得られる。本実施例で
は、第1ピストン46に形成された制御油路62
および貫通穴68と弁子70とが開閉弁64を構
成する。
同じ径の軸状に形成され且つ内部に油88が形成
されることにより構成される。この油路88の一
端は弁子70の圧力室56側端面に開口し、油路
88の他端は弁子70の側面に形成された環状溝
90の底面に開口する。この環状溝90は、第1
ピストン46が押圧プレート42に対して予め定
められた一定の位置まで接近されているので、前
述の実施例と同様の効果が得られる。本実施例で
は、第1ピストン46に形成された制御油路62
および貫通穴68と弁子70とが開閉弁64を構
成する。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
したが、本考案はその他の態様においても適用さ
れる。
したが、本考案はその他の態様においても適用さ
れる。
たとえば、前述の実施例においては、第1クラ
ツチ22に本考案が適用されていたが、第2クラ
ツチ24にも或いは第2クラツチ24のみに適用
されても差支えないし、他の油圧式単板クラツチ
にも適用され得ることは言うまでもない。
ツチ22に本考案が適用されていたが、第2クラ
ツチ24にも或いは第2クラツチ24のみに適用
されても差支えないし、他の油圧式単板クラツチ
にも適用され得ることは言うまでもない。
また、前述の実施例では、開閉弁64が設けら
れた第1ピストン46が駆動側回転体に設けられ
ているが、従動側回転体に設けられても良い。た
とえば、第1図のクラツチ装置12を動力伝達方
向が逆の場合に適用しても差支えないのである。
れた第1ピストン46が駆動側回転体に設けられ
ているが、従動側回転体に設けられても良い。た
とえば、第1図のクラツチ装置12を動力伝達方
向が逆の場合に適用しても差支えないのである。
また、前述の実施例の弁子70は、単一の部材
にて形成されていたが、2以上に部材から構成さ
れても差支えない。
にて形成されていたが、2以上に部材から構成さ
れても差支えない。
なお、上述したのはあくまでも本考案の一実施例
であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲で
種々変更が加えられ得るものである。
であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲で
種々変更が加えられ得るものである。
第1図は本考案の一実施例のクラツチ装置を示
す断面図である。第2図および第3図は、第1図
の弁子を示す正面図および第2図の−視断面
図である。第4図は第1図のクラツチ装置の第1
ピストンが係合開始点に到達した状態を説明する
図である。第5図は従来の油圧クラツチの開閉弁
を示す要部断面図である。第6図は本考案の他の
実施例を示す要部断面図である。 22……第1クラツチ(油圧クラツチ)、42
……押圧プレート(移動部材)、45……シリン
ダボア、46……第1ピストン(ピストン)、5
6……圧力室、58……ドレン、60……排出油
路、62……制御油路、64……開閉弁、76…
…板ばね(スプリング)。
す断面図である。第2図および第3図は、第1図
の弁子を示す正面図および第2図の−視断面
図である。第4図は第1図のクラツチ装置の第1
ピストンが係合開始点に到達した状態を説明する
図である。第5図は従来の油圧クラツチの開閉弁
を示す要部断面図である。第6図は本考案の他の
実施例を示す要部断面図である。 22……第1クラツチ(油圧クラツチ)、42
……押圧プレート(移動部材)、45……シリン
ダボア、46……第1ピストン(ピストン)、5
6……圧力室、58……ドレン、60……排出油
路、62……制御油路、64……開閉弁、76…
…板ばね(スプリング)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 駆動側回転体および従動側回転体を互いに摩擦
係合させるために移動させられる移動部材と、該
移動部材を直接的に駆動するためにシリンダボア
内に摺動可能に嵌合され、該シリンダボア内の圧
力室の油圧が作用させられることにより前進する
ピストンと、該ピストンに形成され、前記圧力室
とドレンへ連通する排出油路とを接続する制御油
路と、該制御油路に設けられ、常時該制御油路を
閉じるが、前記ピストンが前記移動部材に対して
予め定められた一定の位置まで接近させられたと
き、該ピストンと該移動部材との相対位置に関連
して該制御油路を開く開閉弁とを備え、該開閉弁
によつて前記制御油路が開かれることにより、前
記ピストンが係合開始点に位置させられる形式の
油圧クラツチであつて、 前記開閉弁が、軸状を成して前記ピストンに摺
動可能に嵌合され、前記ピストンが前記移動部材
に対して予め定められた一定の位置まで接近させ
られたときに該移動部材によつて押し戻されて前
記制御油路を開く軸状弁子と、該軸状弁子を閉弁
方向へ付勢することにより該軸状弁子の一端を前
記移動部材に当接させるスプリングとを備えてい
ることを特徴とする油圧クラツチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4250686U JPH0432502Y2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4250686U JPH0432502Y2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62153430U JPS62153430U (ja) | 1987-09-29 |
| JPH0432502Y2 true JPH0432502Y2 (ja) | 1992-08-05 |
Family
ID=30858481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4250686U Expired JPH0432502Y2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0432502Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-24 JP JP4250686U patent/JPH0432502Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62153430U (ja) | 1987-09-29 |
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