JPH0453709Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453709Y2 JPH0453709Y2 JP1986145490U JP14549086U JPH0453709Y2 JP H0453709 Y2 JPH0453709 Y2 JP H0453709Y2 JP 1986145490 U JP1986145490 U JP 1986145490U JP 14549086 U JP14549086 U JP 14549086U JP H0453709 Y2 JPH0453709 Y2 JP H0453709Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link member
- link
- stay
- seat
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Special Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、Xリンク機構を備えた昇降装置によ
り座を昇降させ得るようにした座高調節可能な椅
子に関するものである。
り座を昇降させ得るようにした座高調節可能な椅
子に関するものである。
[従来の技術]
この種の椅子として、いわゆるピアノ椅子等と
称される形式のものが知られている。この形式の
ものは、椅子本体の座受部に座を昇降装置を介し
て支持させたもので、前記昇降装置は、前記座を
前記椅子本体に水平に連設する左右一対のXリン
ク機構と、前記座を前記椅子本体に高さ調節可能
な状態で固定する昇降位置調節機構とを具備して
なる。そして、この種椅子の昇降位置調節機構
は、周知のように、椅子本体に係止ロツドを固設
するとともに、座に複数の係合凹部を有した回動
アームを下方に延出させて枢着しておき、この回
動アームの係合凹部のいずれかを前記係止ロツド
に係合させて前記座を特定の高さ位置に固定する
ようになつている。そして、このものは前記回動
アームに操作レバーを連設しておき、この操作レ
バーを操作して前記回動アームを一時的に係合位
置から離間させることによつて、前記係止ロツド
に係合する係合凹部を適宜変更することができる
ようにしてあり、その操作によつて座の昇降位置
を調節し得るようになつている。
称される形式のものが知られている。この形式の
ものは、椅子本体の座受部に座を昇降装置を介し
て支持させたもので、前記昇降装置は、前記座を
前記椅子本体に水平に連設する左右一対のXリン
ク機構と、前記座を前記椅子本体に高さ調節可能
な状態で固定する昇降位置調節機構とを具備して
なる。そして、この種椅子の昇降位置調節機構
は、周知のように、椅子本体に係止ロツドを固設
するとともに、座に複数の係合凹部を有した回動
アームを下方に延出させて枢着しておき、この回
動アームの係合凹部のいずれかを前記係止ロツド
に係合させて前記座を特定の高さ位置に固定する
ようになつている。そして、このものは前記回動
アームに操作レバーを連設しておき、この操作レ
バーを操作して前記回動アームを一時的に係合位
置から離間させることによつて、前記係止ロツド
に係合する係合凹部を適宜変更することができる
ようにしてあり、その操作によつて座の昇降位置
を調節し得るようになつている。
[考案が解決しようとする問題点]
ところが、このような従来の椅子は、間欠的に
設けた回動アームの係合凹部を係止ロツドに選択
的に係合させるようにしたものであるため、座高
の無段階調節が不可能である。係止ロツドを複数
化して調節段数を増加させることによつて実質的
に無段階調節に近づけたものもあるが、このよう
にすると構造が複雑化するという問題がある。
設けた回動アームの係合凹部を係止ロツドに選択
的に係合させるようにしたものであるため、座高
の無段階調節が不可能である。係止ロツドを複数
化して調節段数を増加させることによつて実質的
に無段階調節に近づけたものもあるが、このよう
にすると構造が複雑化するという問題がある。
しかも、このものは操作レバーに外力が働いて
回動アームの係合凹部と係止ロツドとの係合が解
除されると、座が一挙に落下する。そのため、例
えば、椅子に腰掛けている状態で他の人が操作レ
バーに何らかのはずみで過大な力を加えたような
場合に、回動アームと係止ロツドとの係合が外れ
て座が最下位置にまで落下し、腰掛けている人に
大きな衝撃を与えることがある。また、その際
に、座と椅子本体との間に手や足などを入れてい
た場合には、荷重のかかつた座の落下により、と
りかえしのつかない障害事故を惹き起こすおそれ
がある。このような不都合を防止するための方策
としては、前記操作レバー等にロツク機構を設け
ておくことが考えられるが、かかるロツク機構を
付加すると部品点数が増加して構造が複雑化する
だけでなく操作が繁雑なものになるという問題が
発生する。
回動アームの係合凹部と係止ロツドとの係合が解
除されると、座が一挙に落下する。そのため、例
えば、椅子に腰掛けている状態で他の人が操作レ
バーに何らかのはずみで過大な力を加えたような
場合に、回動アームと係止ロツドとの係合が外れ
て座が最下位置にまで落下し、腰掛けている人に
大きな衝撃を与えることがある。また、その際
に、座と椅子本体との間に手や足などを入れてい
た場合には、荷重のかかつた座の落下により、と
りかえしのつかない障害事故を惹き起こすおそれ
がある。このような不都合を防止するための方策
としては、前記操作レバー等にロツク機構を設け
ておくことが考えられるが、かかるロツク機構を
付加すると部品点数が増加して構造が複雑化する
だけでなく操作が繁雑なものになるという問題が
発生する。
本考案は、以上のような問題点を解消すること
ができ、しかも、手頃な軽さを維持しつつ、操作
性および安定性をバランスよく備えた座高調節可
能な椅子を提供することを目的としている。
ができ、しかも、手頃な軽さを維持しつつ、操作
性および安定性をバランスよく備えた座高調節可
能な椅子を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、以上のような目的を達成するため
に、椅子本体に座を昇降装置を介して座高調節可
能に支持させてなる椅子において、前記昇降装置
を、第1リンクメンバと第2リンクメンバとをそ
の長手方向の中央部において支点ピンによりそれ
ぞれ回動可能に連結して構成される。左右一対の
Xリンク機構と、これら両Xリンク機構の対応す
る第1リンクメンバ間に架設された上部ステー
と、この上部ステーの下方に位置させて前記両X
リンク機構の第2リンクメンバ間に架設された下
部ステーと、この下部ステーに設けた上下方向の
ねじ孔に螺合されその上端部を前記上部ステーに
回転可能でかつ軸方向移動不能に連設したねじ軸
と、このねじ軸を回動させて前記両ステー間の距
離を変化させる操作ハンドルとを具備してなるも
のにし、前記第1リンクメンバと第2リンクメン
バとの枢支点から第1リンクメンバの上端に至る
間における中央部1/3の領域に、前記上部ステー
の前記第1リンクメンバに対する連接点を設定す
るとともに、前記枢支点から第2リンクメンバの
下端に至る間における中央部1/3の領域に、前記
下部ステーの前記第2リンクメンバに対する連接
点を設定したことを特徴とするものである。
に、椅子本体に座を昇降装置を介して座高調節可
能に支持させてなる椅子において、前記昇降装置
を、第1リンクメンバと第2リンクメンバとをそ
の長手方向の中央部において支点ピンによりそれ
ぞれ回動可能に連結して構成される。左右一対の
Xリンク機構と、これら両Xリンク機構の対応す
る第1リンクメンバ間に架設された上部ステー
と、この上部ステーの下方に位置させて前記両X
リンク機構の第2リンクメンバ間に架設された下
部ステーと、この下部ステーに設けた上下方向の
ねじ孔に螺合されその上端部を前記上部ステーに
回転可能でかつ軸方向移動不能に連設したねじ軸
と、このねじ軸を回動させて前記両ステー間の距
離を変化させる操作ハンドルとを具備してなるも
のにし、前記第1リンクメンバと第2リンクメン
バとの枢支点から第1リンクメンバの上端に至る
間における中央部1/3の領域に、前記上部ステー
の前記第1リンクメンバに対する連接点を設定す
るとともに、前記枢支点から第2リンクメンバの
下端に至る間における中央部1/3の領域に、前記
下部ステーの前記第2リンクメンバに対する連接
点を設定したことを特徴とするものである。
[作用]
このような構成のものであれば、昇降装置の中
心をなすXリンク機構を製造するにあたつては、
左右の第1リンクメンバ同士を剛結しておき、同
様にして左右の第2リンクメンバ同士を剛結して
おき、その後それらを重ね合わせて支点ピンをか
しめてそれぞれのリンクメンバを回動可能に連結
することができる。したがつて製造が簡略化され
るとともに、支点ピンでかしめられるリンクメン
バの距離が短かくかつ個別にかしめられるため、
かしめが確実にできリンクメンバの連結部分にお
ける安全性が向上する。
心をなすXリンク機構を製造するにあたつては、
左右の第1リンクメンバ同士を剛結しておき、同
様にして左右の第2リンクメンバ同士を剛結して
おき、その後それらを重ね合わせて支点ピンをか
しめてそれぞれのリンクメンバを回動可能に連結
することができる。したがつて製造が簡略化され
るとともに、支点ピンでかしめられるリンクメン
バの距離が短かくかつ個別にかしめられるため、
かしめが確実にできリンクメンバの連結部分にお
ける安全性が向上する。
また使用時においては、操作ハンドルを操作し
てねじ軸を回転させると、このねじ軸が下部ステ
ーに対して螺合進退することになり、この下部ス
テーと上部ステーとの間隔が無段階に変化する。
その結果、Xリンク機構の第1リンクメンバと第
2リンクメンバとの交差角度が変動して、座の高
さが変化することになる。
てねじ軸を回転させると、このねじ軸が下部ステ
ーに対して螺合進退することになり、この下部ス
テーと上部ステーとの間隔が無段階に変化する。
その結果、Xリンク機構の第1リンクメンバと第
2リンクメンバとの交差角度が変動して、座の高
さが変化することになる。
したがつて、この椅子においては、操作ハンド
ルの回動操作量に応じて座高を無段階に調節する
ことができる。また、ねじ軸の螺合部分にはセル
フロツク機能を持たせることが可能であるため、
操作を停止すれば座がその位置で自動的にロツク
されることになり、不測の外力が作用しても前記
座が突然に落下するようなことはありえない。
ルの回動操作量に応じて座高を無段階に調節する
ことができる。また、ねじ軸の螺合部分にはセル
フロツク機能を持たせることが可能であるため、
操作を停止すれば座がその位置で自動的にロツク
されることになり、不測の外力が作用しても前記
座が突然に落下するようなことはありえない。
ところで、この椅子の座に上方から荷重をかけ
ると、前記第1、前記第2のリンクメンバにその
交差角度を減少させる方向の力が作用することに
なり、その力は上部ステーおよび下部ステーを介
してねじ軸に伝達される。そのため、前記上部ス
テーおよび下部ステーには、座の上載荷重に比例
した曲げモーメントが作用することになる。この
場合に前記上部ステーおよび下部ステーのリンク
メンバに対する連接点をリンクメンバ同士の枢支
点の近傍に設定すると、てこの作用により前記両
ステーに非常に大きな曲げモーメントが作用する
ことになる。そのため、昇降装置の剛性(安定
性)を確保するには両ステーを太く頑丈なものに
する必要が生じる。しかるに、本考案のものは、
前記連接点を、前述した中央部1/3の領域に設定
しているので、その連接点と前記枢支点との間に
比較的距離がある。そのため、座に作用する荷重
が極端に倍力されてステーに作用することがな
く、これら両ステーを比較的細身のものにして適
度に軽量化することができる。一方、両ステーの
リンクメンバに対する連接点を、該リンクメンバ
の端部近傍に設定すると、上部ステーと下部ステ
ーとの距離の変化量が、座の昇降量に近くなる。
そのため、ねじ軸を長尺なものにする必要が生じ
るだけでなく、座の昇降量に対する操作量が過大
になり、操作性に難点が生じる。これに対して、
本考案のものは、前記連接点を、前述した中央部
1/3の領域に設定しているので、その連接点と各
リンクメンバの端部との間に比較的大きな距離を
確保することができる。そのため、両ステーの接
離動作がXリンク機構により増幅して座に伝えら
れる。したがつて、適度な操作量で座を比較的迅
速に昇降させることが可能となる。
ると、前記第1、前記第2のリンクメンバにその
交差角度を減少させる方向の力が作用することに
なり、その力は上部ステーおよび下部ステーを介
してねじ軸に伝達される。そのため、前記上部ス
テーおよび下部ステーには、座の上載荷重に比例
した曲げモーメントが作用することになる。この
場合に前記上部ステーおよび下部ステーのリンク
メンバに対する連接点をリンクメンバ同士の枢支
点の近傍に設定すると、てこの作用により前記両
ステーに非常に大きな曲げモーメントが作用する
ことになる。そのため、昇降装置の剛性(安定
性)を確保するには両ステーを太く頑丈なものに
する必要が生じる。しかるに、本考案のものは、
前記連接点を、前述した中央部1/3の領域に設定
しているので、その連接点と前記枢支点との間に
比較的距離がある。そのため、座に作用する荷重
が極端に倍力されてステーに作用することがな
く、これら両ステーを比較的細身のものにして適
度に軽量化することができる。一方、両ステーの
リンクメンバに対する連接点を、該リンクメンバ
の端部近傍に設定すると、上部ステーと下部ステ
ーとの距離の変化量が、座の昇降量に近くなる。
そのため、ねじ軸を長尺なものにする必要が生じ
るだけでなく、座の昇降量に対する操作量が過大
になり、操作性に難点が生じる。これに対して、
本考案のものは、前記連接点を、前述した中央部
1/3の領域に設定しているので、その連接点と各
リンクメンバの端部との間に比較的大きな距離を
確保することができる。そのため、両ステーの接
離動作がXリンク機構により増幅して座に伝えら
れる。したがつて、適度な操作量で座を比較的迅
速に昇降させることが可能となる。
[実施例]
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
この椅子は、第1図および第2図に示すよう
に、椅子本体1と、この椅子本体1に対して昇降
可能な座2と、この座2と前記椅子本体1との間
に設けた昇降装置3とを具備してなる。
に、椅子本体1と、この椅子本体1に対して昇降
可能な座2と、この座2と前記椅子本体1との間
に設けた昇降装置3とを具備してなる。
椅子本体1は、例えば、背もたれ11を一体に
有した木製のもので、前記座2の下方に位置する
水平な座受部12は、左右の側板13間に前、後
の横架材14,15を架設してなる枠体状に構成
されている。そして、この椅子本体1の座受部1
2と前記座2との間に前記昇降装置3を設けてい
る。
有した木製のもので、前記座2の下方に位置する
水平な座受部12は、左右の側板13間に前、後
の横架材14,15を架設してなる枠体状に構成
されている。そして、この椅子本体1の座受部1
2と前記座2との間に前記昇降装置3を設けてい
る。
昇降装置3は、前記座2を前記椅子本体1に一
定姿勢で昇降すべく連結する左右一対のXリンク
機構4と、前記座2の昇降位置を手動操作により
変化させるための昇降位置調節機構5とを具備し
てなる。
定姿勢で昇降すべく連結する左右一対のXリンク
機構4と、前記座2の昇降位置を手動操作により
変化させるための昇降位置調節機構5とを具備し
てなる。
各Xリンク機構4は、第3図および第4図に示
すように、細長板状の第1リンクメンバ41と、
同じく細長板状の第2リンクメンバ42とを中央
部において支点ピン43により回動可能に連結
し、その第1リンクメンバ41の上端41aおよ
び第2リンクメンバ42の上端42bを上部ブラ
ケツト6を介して座2に連接するとともに、第1
リンクメンバ41の下端41bおよび第2リンク
メンバ42の下端42aを下部ブラケツト7を介
して椅子本体1の座受部12に支持させたもので
ある。なお、具体的には、第1リンクメンバ41
の上端41aおよび第2リンクメンバ42の下端
42aは、ピン41cおよびピン42cを介して
対応する上部ブラケツト6および下部ブラケツト
7の前端近傍部に枢着されている。また、第2リ
ンクメンバ42の上端42bおよび第1リンクメ
ンバ41の下端41bにはピン42dおよびピン
41dがそれぞれ水平に突設されており、そのピ
ン42dおよび41dを前記上部ブラケツト6の
後端近傍部に設けた前後方向に伸びる水平な長孔
61および前記下部ブラケツト7の後端近傍部に
設けた前後方向に伸びる水平な長孔71にそれぞ
れ回動およびスライド可能に挿通させている。な
お、第1リンクメンバ41の上端近傍部間、およ
び、第2リンクメンバ42の上端近傍部間には、
左右のXリンク機構4が異なつた動きをするのを
防止するための連結バー44,45がそれぞれ架
設してある。連結バー44,45はパイプ状のも
ので、対応するリンクメンバ41,42に溶接に
より剛着されている。Xリンク機構4の組立は、
まず左右の第1リンクメンバ41に連結バー44
を溶接により剛着し、次に同様にして左右の第2
リンクメンバ42に連結バー44を剛着してお
く。次に連結バー44,45により連結された第
1リンクメンバ41と第2リンクメンバ45と
を、左右それぞれその中央部で重ね合わせ、支点
ピン43を個別にかしめ、第1及び第2リンクメ
ンバ41,42を回動可能に連結して組立が終了
する。このように、第1及び第2リンクメンバ4
1,42の上端近傍部間、換言すれば第1及び第
2リンクメンバ41,42の枢支点より外側部分
間を、連結バー44,45により連結することに
より、Xリンク機構4に加わるひねり力に対して
耐力を大きくすることができる。つまり、Xリン
ク機構4の全体的な剛性が高くなり、安全性が向
上するものである。以上のようにしてなるXリン
ク機構4のリンクメンバ41,42に、前記昇降
位置調節機構5の後述するステー51,52を係
合させている。
すように、細長板状の第1リンクメンバ41と、
同じく細長板状の第2リンクメンバ42とを中央
部において支点ピン43により回動可能に連結
し、その第1リンクメンバ41の上端41aおよ
び第2リンクメンバ42の上端42bを上部ブラ
ケツト6を介して座2に連接するとともに、第1
リンクメンバ41の下端41bおよび第2リンク
メンバ42の下端42aを下部ブラケツト7を介
して椅子本体1の座受部12に支持させたもので
ある。なお、具体的には、第1リンクメンバ41
の上端41aおよび第2リンクメンバ42の下端
42aは、ピン41cおよびピン42cを介して
対応する上部ブラケツト6および下部ブラケツト
7の前端近傍部に枢着されている。また、第2リ
ンクメンバ42の上端42bおよび第1リンクメ
ンバ41の下端41bにはピン42dおよびピン
41dがそれぞれ水平に突設されており、そのピ
ン42dおよび41dを前記上部ブラケツト6の
後端近傍部に設けた前後方向に伸びる水平な長孔
61および前記下部ブラケツト7の後端近傍部に
設けた前後方向に伸びる水平な長孔71にそれぞ
れ回動およびスライド可能に挿通させている。な
お、第1リンクメンバ41の上端近傍部間、およ
び、第2リンクメンバ42の上端近傍部間には、
左右のXリンク機構4が異なつた動きをするのを
防止するための連結バー44,45がそれぞれ架
設してある。連結バー44,45はパイプ状のも
ので、対応するリンクメンバ41,42に溶接に
より剛着されている。Xリンク機構4の組立は、
まず左右の第1リンクメンバ41に連結バー44
を溶接により剛着し、次に同様にして左右の第2
リンクメンバ42に連結バー44を剛着してお
く。次に連結バー44,45により連結された第
1リンクメンバ41と第2リンクメンバ45と
を、左右それぞれその中央部で重ね合わせ、支点
ピン43を個別にかしめ、第1及び第2リンクメ
ンバ41,42を回動可能に連結して組立が終了
する。このように、第1及び第2リンクメンバ4
1,42の上端近傍部間、換言すれば第1及び第
2リンクメンバ41,42の枢支点より外側部分
間を、連結バー44,45により連結することに
より、Xリンク機構4に加わるひねり力に対して
耐力を大きくすることができる。つまり、Xリン
ク機構4の全体的な剛性が高くなり、安全性が向
上するものである。以上のようにしてなるXリン
ク機構4のリンクメンバ41,42に、前記昇降
位置調節機構5の後述するステー51,52を係
合させている。
昇降位置調節機構5は、第3図に示すように、
前記両Xリンク機構4の第1リンクメンバ41間
に架設された上部ステー51と、この上部ステー
51の下方に位置させて前記第2リンクメンバ4
2間に架設された下部ステー52と、この下部ス
テー52に設けた上下方向のねじ孔52cに螺合
されその上端部53aを前記下部ステー51に回
転可能でかつ軸方向移動不能に連設したねじ軸5
3と、このねじ軸53を回動させて前記両ステー
51,52間の距離を変化させる操作ハンドル5
4とを具備してなる。上部ステー51は、角形パ
イプ状のもので、その左右に蓋着した端板51a
に連接ピン51bを突設している。そして、その
連接ピン51bを第1リンクメンバ41に回動可
能に連接している。この上部ステー51の前記第
1リンクメンバ41に対する連接点aは、前記第
1リンクメンバ41と第2リンクメンバ42との
枢支点nから第1リンクメンバ41の上端41a
に至る間における中央部1/3の領域A内に設定し
てある。下部ステー52は、角形パイプ状のもの
で、その左右に蓋着した端板52aに連接ピン5
2bを突設している。そして、その連接ピン52
bを第2リンクメンバ42に回動可能に連接して
いる。この下部ステー52の前記第2リンクメン
バ42に対する連接点bは、前記第1リンクメン
バ41と第2リンクメンバ42との枢支点nから
第2リンクメンバ42の下端42aに至る間にお
ける中央部1/3の領域B内に設定してある。なお、
この下部ステー52の中央部には、前記ねじ孔5
2cを形成するナツト(図示せず)が埋設してあ
る。
前記両Xリンク機構4の第1リンクメンバ41間
に架設された上部ステー51と、この上部ステー
51の下方に位置させて前記第2リンクメンバ4
2間に架設された下部ステー52と、この下部ス
テー52に設けた上下方向のねじ孔52cに螺合
されその上端部53aを前記下部ステー51に回
転可能でかつ軸方向移動不能に連設したねじ軸5
3と、このねじ軸53を回動させて前記両ステー
51,52間の距離を変化させる操作ハンドル5
4とを具備してなる。上部ステー51は、角形パ
イプ状のもので、その左右に蓋着した端板51a
に連接ピン51bを突設している。そして、その
連接ピン51bを第1リンクメンバ41に回動可
能に連接している。この上部ステー51の前記第
1リンクメンバ41に対する連接点aは、前記第
1リンクメンバ41と第2リンクメンバ42との
枢支点nから第1リンクメンバ41の上端41a
に至る間における中央部1/3の領域A内に設定し
てある。下部ステー52は、角形パイプ状のもの
で、その左右に蓋着した端板52aに連接ピン5
2bを突設している。そして、その連接ピン52
bを第2リンクメンバ42に回動可能に連接して
いる。この下部ステー52の前記第2リンクメン
バ42に対する連接点bは、前記第1リンクメン
バ41と第2リンクメンバ42との枢支点nから
第2リンクメンバ42の下端42aに至る間にお
ける中央部1/3の領域B内に設定してある。なお、
この下部ステー52の中央部には、前記ねじ孔5
2cを形成するナツト(図示せず)が埋設してあ
る。
次いで、この実施例の作動を説明する。第4図
に示すように、座2が降下している状態から操作
ハンドル54を所要の方向に回転操作してねじ軸
53をねじ孔52cに対して螺合上昇させると、
このねじ軸53が下部ステー52を足場にして上
部ステー51を上方へ押上げることになる。その
結果、Xリンク機構4の両リンクメンバ41,4
2が交差角度増大方向に作動して座2を上昇させ
る。そして、前記座2は、各部のがたつきやたわ
み等を無視すれば、Xリンク機構4による姿勢維
持作用により常に水平に保つたままで上昇するこ
とになる。前記操作ハンドル54を逆方向に回転
させると、前記ねじ軸53がねじ孔52cに対し
て螺合降下し、前述とは逆の作動により前記座2
が水平姿勢を保つたままで降下する。
に示すように、座2が降下している状態から操作
ハンドル54を所要の方向に回転操作してねじ軸
53をねじ孔52cに対して螺合上昇させると、
このねじ軸53が下部ステー52を足場にして上
部ステー51を上方へ押上げることになる。その
結果、Xリンク機構4の両リンクメンバ41,4
2が交差角度増大方向に作動して座2を上昇させ
る。そして、前記座2は、各部のがたつきやたわ
み等を無視すれば、Xリンク機構4による姿勢維
持作用により常に水平に保つたままで上昇するこ
とになる。前記操作ハンドル54を逆方向に回転
させると、前記ねじ軸53がねじ孔52cに対し
て螺合降下し、前述とは逆の作動により前記座2
が水平姿勢を保つたままで降下する。
以上のようにして座高を無段階に調節すること
ができるわけであるが、前記ねじ軸53の螺合部
分にはセルフロツク機能を持たせることが可能で
あるため、操作を停止すれば座2がその位置で自
動的にロツクされることになり、不測の外力が作
用しても前記座2が突然に落下するようなことは
ありえない。
ができるわけであるが、前記ねじ軸53の螺合部
分にはセルフロツク機能を持たせることが可能で
あるため、操作を停止すれば座2がその位置で自
動的にロツクされることになり、不測の外力が作
用しても前記座2が突然に落下するようなことは
ありえない。
また、この椅子の座2に上方から荷重をかける
と、前記第1、第2のリンクメンバ41,42に
その交差角度を減少させる方向の力が作用するこ
とになり、その力は上部ステー51および下部ス
テー52を介してねじ軸53に伝達される。その
ため、前記上部ステー51および下部ステー52
には、座2の上載荷重に対応する曲げモーメント
が作用することになるが、この椅子は、前記両ス
テー51,52のリンクメンバ41,42に対す
る連接点a,bを前述した中央部1/3の領域A,
Bに設定しているので、たとえば、その連接点を
前記枢支点nの近傍に設定してものに比べて、連
接点a,bと枢支点nとの距離が比較的大きくな
る。そのため、前記上部ステー51および下部ス
テー52に極端に大きな曲げモーメントが作用す
ることがなく、前記両ステー51,52を極度に
頑丈なものにしなくても、必要な強度および剛性
を得ることが可能となる。したがつて、前記両ス
テー51,52を比較的薄肉なパイプ状のもの等
にして、適度に軽量化することができる。
と、前記第1、第2のリンクメンバ41,42に
その交差角度を減少させる方向の力が作用するこ
とになり、その力は上部ステー51および下部ス
テー52を介してねじ軸53に伝達される。その
ため、前記上部ステー51および下部ステー52
には、座2の上載荷重に対応する曲げモーメント
が作用することになるが、この椅子は、前記両ス
テー51,52のリンクメンバ41,42に対す
る連接点a,bを前述した中央部1/3の領域A,
Bに設定しているので、たとえば、その連接点を
前記枢支点nの近傍に設定してものに比べて、連
接点a,bと枢支点nとの距離が比較的大きくな
る。そのため、前記上部ステー51および下部ス
テー52に極端に大きな曲げモーメントが作用す
ることがなく、前記両ステー51,52を極度に
頑丈なものにしなくても、必要な強度および剛性
を得ることが可能となる。したがつて、前記両ス
テー51,52を比較的薄肉なパイプ状のもの等
にして、適度に軽量化することができる。
また、前記連接点a,bを前述した中央部1/3
の領域A,Bに設定すれば、それ等の連接点a,
bと、各リンクメンバ41,42の端部41a,
42aとの間に比較的大きな距離が確保できる。
そのため、両ステー51,52の接離動作がXリ
ンク機構4により増幅して座2に伝達されること
になる。したがつて、その連接点をリンクメンバ
の端部近傍に設定したものに比べて、少ない操作
量で座2を大きく昇降動作させることが可能とな
り、良好な操作性を確保することができる。
の領域A,Bに設定すれば、それ等の連接点a,
bと、各リンクメンバ41,42の端部41a,
42aとの間に比較的大きな距離が確保できる。
そのため、両ステー51,52の接離動作がXリ
ンク機構4により増幅して座2に伝達されること
になる。したがつて、その連接点をリンクメンバ
の端部近傍に設定したものに比べて、少ない操作
量で座2を大きく昇降動作させることが可能とな
り、良好な操作性を確保することができる。
また、この椅子の昇降装置3は、下部ステー5
2のねじ孔52cに螺合させたねじ軸53の上端
部で、上部ステー51を付勢するようにしたもの
であるため、部品点数が少なく構造が簡単であ
り、耐久性を高めることができるとともに、製作
に要する工数を無理なく確実に削減することがで
きるものである。
2のねじ孔52cに螺合させたねじ軸53の上端
部で、上部ステー51を付勢するようにしたもの
であるため、部品点数が少なく構造が簡単であ
り、耐久性を高めることができるとともに、製作
に要する工数を無理なく確実に削減することがで
きるものである。
なお、各リンクメンバやステーの断面形状は、
図示実施例のものに限定されるものではなく、本
考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
図示実施例のものに限定されるものではなく、本
考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
[考案の効果]
本考案は、以上のような構成であるから次のよ
うな効果が得られる。
うな効果が得られる。
まず、Xリンク機構を製造するにあたつて、左
右の第1リンクメンバ同士を剛結しておき、同様
にして左右の第2リンクメンバ同士を剛結してお
き、その後それらを重ね合わせて支点ピンをかし
めてそれぞれのリンクメンバを回動可能に連結す
ることができるので、製造が簡略化されるととも
に、支点ピンでかしめられるリンクメンバの距離
が短かくかつ個別にかしめられるため、かしめが
確実にできリンクメンバの連結部分における安全
性が向上する。
右の第1リンクメンバ同士を剛結しておき、同様
にして左右の第2リンクメンバ同士を剛結してお
き、その後それらを重ね合わせて支点ピンをかし
めてそれぞれのリンクメンバを回動可能に連結す
ることができるので、製造が簡略化されるととも
に、支点ピンでかしめられるリンクメンバの距離
が短かくかつ個別にかしめられるため、かしめが
確実にできリンクメンバの連結部分における安全
性が向上する。
また、使用時にあつてはねじ軸の螺合進退によ
り上部ステーと下部ステーとを接離動作させてX
リンク機構を作動させ、それによつて座を昇降さ
せるようにしているので、座の昇降位置を無段階
に調節することができ、椅子の使い勝手を向上さ
せることができる。その上、ねじ式のものは、そ
の機構自体にセルフロツク機能を持たせることが
できるので、誤操作により座が最下位置にまで急
激に落下するという不都合を確実に防止すること
ができる。そのため、構造の複雑化や操作の繁雑
化を招くロツク機構を別途に付加することなし
に、安全性を大幅に高めることができるという優
れた効果が得られる。
り上部ステーと下部ステーとを接離動作させてX
リンク機構を作動させ、それによつて座を昇降さ
せるようにしているので、座の昇降位置を無段階
に調節することができ、椅子の使い勝手を向上さ
せることができる。その上、ねじ式のものは、そ
の機構自体にセルフロツク機能を持たせることが
できるので、誤操作により座が最下位置にまで急
激に落下するという不都合を確実に防止すること
ができる。そのため、構造の複雑化や操作の繁雑
化を招くロツク機構を別途に付加することなし
に、安全性を大幅に高めることができるという優
れた効果が得られる。
しかも、前記各ステーのリンクメンバに対する
連接点をリンクメンバ同士の枢支点から各リンク
メンバの端部に至る間における中央部1/3の領域
に設定しているので、ステーに作用する曲げモー
メントが過大になつてステーの大重量化を招いた
り、両ステーの相対作動量が座の昇降量に近くな
つて操作ハンドルに加える操作量が不必要に多く
なるという不具合がない。すなわち、本考案によ
れば、昇降装置部分をその剛性を損ねることなし
に適度に軽量化することができ、しかも、操作性
も良好で座高の調節を比較的迅速に行うことがで
きるバランスのとれた椅子を提供できるものであ
る。
連接点をリンクメンバ同士の枢支点から各リンク
メンバの端部に至る間における中央部1/3の領域
に設定しているので、ステーに作用する曲げモー
メントが過大になつてステーの大重量化を招いた
り、両ステーの相対作動量が座の昇降量に近くな
つて操作ハンドルに加える操作量が不必要に多く
なるという不具合がない。すなわち、本考案によ
れば、昇降装置部分をその剛性を損ねることなし
に適度に軽量化することができ、しかも、操作性
も良好で座高の調節を比較的迅速に行うことがで
きるバランスのとれた椅子を提供できるものであ
る。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は第1図における−線断面図、第
3図は要部を示す拡大側面図、第4図は作用説明
図である。 1……椅子本体、2……座、3……昇降装置、
4……Xリンク機構、41……第1リンクメン
バ、42……第2リンクメンバ、41a……上
端、42a……下端、43……支点ピン、51…
…上部ステー、52……下部ステー、53……ね
じ軸、54……操作ハンドル、a,b……連接
点、n……枢支点、A,B……中央部1/3の領域。
図、第2図は第1図における−線断面図、第
3図は要部を示す拡大側面図、第4図は作用説明
図である。 1……椅子本体、2……座、3……昇降装置、
4……Xリンク機構、41……第1リンクメン
バ、42……第2リンクメンバ、41a……上
端、42a……下端、43……支点ピン、51…
…上部ステー、52……下部ステー、53……ね
じ軸、54……操作ハンドル、a,b……連接
点、n……枢支点、A,B……中央部1/3の領域。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 椅子本体に座を、昇降装置を介して座高調節可
能に支持させてなる椅子であつて、 前記昇降装置を、第1リンクメンバと第2リン
クメンバとをその長手方向の中央部において支点
ピンによりそれぞれ回動可能に連結して構成され
る左右一対のXリンク機構と、これら両Xリンク
機構の対応する第1リンクメンバ間に架設された
上部ステーと、この上部ステーの下方に位置させ
て前記両Xリンク機構の第2リンクメンバ間に架
設された下部ステーと、この下部ステーに設けた
上下方向のねじ孔に螺合されその上端部を前記上
部ステーに回転可能でかつ軸方向移動不能に連設
したねじ軸と、このねじ軸を回動させて前記両ス
テー間の距離を変化させる操作ハンドルとを具備
してなるものにし、 前記第1リンクメンバと第2リンクメンバとの
枢支点から第1リンクメンバの上端に至る間にお
ける中央部1/3の領域に、前記上部ステーの前記
第1リンクメンバに対する連接点を設定するとと
もに、前記枢支点から第2リンクメンバの下端に
至る間における中央部1/3の領域に、前記下部ス
テーの前記第2リンクメンバに対する連接点を設
定したことを特徴とする座高調節可能な椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986145490U JPH0453709Y2 (ja) | 1986-09-23 | 1986-09-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986145490U JPH0453709Y2 (ja) | 1986-09-23 | 1986-09-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6352450U JPS6352450U (ja) | 1988-04-08 |
| JPH0453709Y2 true JPH0453709Y2 (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=31057079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986145490U Expired JPH0453709Y2 (ja) | 1986-09-23 | 1986-09-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0453709Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0349549Y2 (ja) * | 1986-03-11 | 1991-10-23 |
-
1986
- 1986-09-23 JP JP1986145490U patent/JPH0453709Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6352450U (ja) | 1988-04-08 |
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