JPH0542774Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0542774Y2 JPH0542774Y2 JP1986148377U JP14837786U JPH0542774Y2 JP H0542774 Y2 JPH0542774 Y2 JP H0542774Y2 JP 1986148377 U JP1986148377 U JP 1986148377U JP 14837786 U JP14837786 U JP 14837786U JP H0542774 Y2 JPH0542774 Y2 JP H0542774Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- link
- link member
- chair body
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Special Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、Xリンク機構を備えた昇降装置によ
り座を昇降させ得るようにした座高調節可能な椅
子に関するものである。
り座を昇降させ得るようにした座高調節可能な椅
子に関するものである。
[従来の技術]
この種の椅子として、いわゆるピアノ椅子等と
称される形式のものが知られている。この形式の
ものは、椅子本体の座受部に座を昇降装置を介し
て支持させたもので、前記昇降装置は、中央で相
互に枢結された第1、第2のリンクメンバをそれ
ぞれ有してなる左右一対のXリンク機構と、これ
ら各Xリンク機構の第1、第2のリンクメンバ同
士を連結してそれら両リンクメンバを一定の交差
角度位置に固定するとともに操作部を操作するこ
とにより固定角度位置を変化させ得るように構成
された昇降位置調節機構とを具備してなる。そし
て、この種椅子の昇降位置調節機構は、一方のリ
ンクメンバの後端近傍部に係止ロツドを固設する
とともに、他方のリンクメンバの後端近傍部に複
数の係合凹部を有した回動アームを下方に延出さ
せて枢着しておき、この回動アームの係合凹部の
いずれかを前記係止ロツドに係合させて前記座を
特定の高さ位置に固定するようになつている。し
かして、このものは前記回動アームに操作レバー
を連設しておき、この操作レバーを操作して前記
回動アームを一時的に係合位置から離間させるこ
とによつて、前記係止ロツドに係合する係合凹部
を適宜変更することができるようにしてあり、そ
の操作によつて座の昇降位置を調節し得るように
なつている。
称される形式のものが知られている。この形式の
ものは、椅子本体の座受部に座を昇降装置を介し
て支持させたもので、前記昇降装置は、中央で相
互に枢結された第1、第2のリンクメンバをそれ
ぞれ有してなる左右一対のXリンク機構と、これ
ら各Xリンク機構の第1、第2のリンクメンバ同
士を連結してそれら両リンクメンバを一定の交差
角度位置に固定するとともに操作部を操作するこ
とにより固定角度位置を変化させ得るように構成
された昇降位置調節機構とを具備してなる。そし
て、この種椅子の昇降位置調節機構は、一方のリ
ンクメンバの後端近傍部に係止ロツドを固設する
とともに、他方のリンクメンバの後端近傍部に複
数の係合凹部を有した回動アームを下方に延出さ
せて枢着しておき、この回動アームの係合凹部の
いずれかを前記係止ロツドに係合させて前記座を
特定の高さ位置に固定するようになつている。し
かして、このものは前記回動アームに操作レバー
を連設しておき、この操作レバーを操作して前記
回動アームを一時的に係合位置から離間させるこ
とによつて、前記係止ロツドに係合する係合凹部
を適宜変更することができるようにしてあり、そ
の操作によつて座の昇降位置を調節し得るように
なつている。
ところが、座の両側部に設けたXリンク機構
は、周知のように座の前後方向への傾動を防止す
る機能を有してはいるが、これら両Xリンク機構
が各別な作動を営むと前記座が左右に傾動するこ
とになる。そのため、従来のものは、前述したよ
うな昇降位置調節機構を両側部にそれぞれ設けて
座の左右方向への傾動を防止するようにしてい
る。しかしながら、昇降位置調節機構を左右両側
に設けて、これらを共通の操作レバーにより連動
させるようにしたものは、構造の複雑化を招き易
く、特に、調節段数を細密化したり、無段階調節
が可能な機構を導入しようとした場合にその問題
が顕著となる。
は、周知のように座の前後方向への傾動を防止す
る機能を有してはいるが、これら両Xリンク機構
が各別な作動を営むと前記座が左右に傾動するこ
とになる。そのため、従来のものは、前述したよ
うな昇降位置調節機構を両側部にそれぞれ設けて
座の左右方向への傾動を防止するようにしてい
る。しかしながら、昇降位置調節機構を左右両側
に設けて、これらを共通の操作レバーにより連動
させるようにしたものは、構造の複雑化を招き易
く、特に、調節段数を細密化したり、無段階調節
が可能な機構を導入しようとした場合にその問題
が顕著となる。
そのため、単一の昇降位置調節機構を椅子本体
の中央部等に配置することも考えられているが、
昇降位置調節機構を単一化すると、該機構自体に
座の左右方向への傾動を禁止するための保持機能
を持たせる工夫が必要となる。しかしながら、昇
降位置調節機構自体の剛性をアツプさせて座の左
右方向への傾動を防止しようとすると大幅な重量
増加を招くことが多く、Xリンク方式の利点、つ
まり、軽量化が可能であるという利点が損なわれ
てしまうという問題がある。
の中央部等に配置することも考えられているが、
昇降位置調節機構を単一化すると、該機構自体に
座の左右方向への傾動を禁止するための保持機能
を持たせる工夫が必要となる。しかしながら、昇
降位置調節機構自体の剛性をアツプさせて座の左
右方向への傾動を防止しようとすると大幅な重量
増加を招くことが多く、Xリンク方式の利点、つ
まり、軽量化が可能であるという利点が損なわれ
てしまうという問題がある。
本考案は、以上のような問題点を解消すること
を目的としている。
を目的としている。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、以上のような目的を達成するため
に、椅子本体と座との間に昇降装置を介設してな
る座高調節可能な椅子において、前記昇降装置
を、前記椅子本体に前記座の両側部を連結する左
右一対のXリンク機構と、前記座を前記椅子本体
に昇降位置調節可能に固定するための単一の昇降
位置調節機構とを具備してなるものにし、前記各
Xリンク機構を、一端を座側に枢着しかつ他端に
設けたスライドピンを椅子本体側の長孔に回動お
よびスライド可能に挿通させた第1リンクメンバ
と、一端を椅子本体側に枢着しかつ他端に設けた
スライドピンを座側の長孔に回動およびスライド
可能に挿通させた第2リンクメンバとから構成
し、それぞれのリンクメンバの幅寸法より大径の
胴部と前記リンクメンバの幅寸法と略同径の両端
部とからなる連結パイプの前記両端部をこれら各
リンクメンバに剛着することにより、前記両Xリ
ンク機構の対応する一方のリンクメンバの一端近
傍部同士、および、対応する他方のリンクメンバ
の他端近傍部同士をそれぞれ連結したことを特徴
とするものである。
に、椅子本体と座との間に昇降装置を介設してな
る座高調節可能な椅子において、前記昇降装置
を、前記椅子本体に前記座の両側部を連結する左
右一対のXリンク機構と、前記座を前記椅子本体
に昇降位置調節可能に固定するための単一の昇降
位置調節機構とを具備してなるものにし、前記各
Xリンク機構を、一端を座側に枢着しかつ他端に
設けたスライドピンを椅子本体側の長孔に回動お
よびスライド可能に挿通させた第1リンクメンバ
と、一端を椅子本体側に枢着しかつ他端に設けた
スライドピンを座側の長孔に回動およびスライド
可能に挿通させた第2リンクメンバとから構成
し、それぞれのリンクメンバの幅寸法より大径の
胴部と前記リンクメンバの幅寸法と略同径の両端
部とからなる連結パイプの前記両端部をこれら各
リンクメンバに剛着することにより、前記両Xリ
ンク機構の対応する一方のリンクメンバの一端近
傍部同士、および、対応する他方のリンクメンバ
の他端近傍部同士をそれぞれ連結したことを特徴
とするものである。
[作用]
このような構成のものであれば、両Xリンク機
構の対応する一方のリンクメンバ同士が異なつた
動きをしようとすると、その一端近傍同士を連結
する連結パイプにねじり力が作用する。また、他
方のリンクメンバ同士が異なつた動きをしようと
すると、その他端近傍部同士を連結する連結パイ
プにねじり力が作用する。前記それぞれの連結パ
イプは、その端部がリンクメンバの幅寸法と略同
径であり、かつその胴部がリンクメンバの幅寸法
より大径であり、端部の全周をリンクメンバに剛
着し得るので、連結部分においての剛性を高める
ことができるとともに、胴部においても作用する
ねじり力に対向し得る剛性を容易に確保すること
ができ、左右一対のXリンク機構を常時同期させ
て作動させることが可能となる。しかもパイプ材
は重量の割りにねじれに強い断面形状をなしてい
るため、大きな重量増加を招くことなしに両Xリ
ンク機構を同期させることができる。
構の対応する一方のリンクメンバ同士が異なつた
動きをしようとすると、その一端近傍同士を連結
する連結パイプにねじり力が作用する。また、他
方のリンクメンバ同士が異なつた動きをしようと
すると、その他端近傍部同士を連結する連結パイ
プにねじり力が作用する。前記それぞれの連結パ
イプは、その端部がリンクメンバの幅寸法と略同
径であり、かつその胴部がリンクメンバの幅寸法
より大径であり、端部の全周をリンクメンバに剛
着し得るので、連結部分においての剛性を高める
ことができるとともに、胴部においても作用する
ねじり力に対向し得る剛性を容易に確保すること
ができ、左右一対のXリンク機構を常時同期させ
て作動させることが可能となる。しかもパイプ材
は重量の割りにねじれに強い断面形状をなしてい
るため、大きな重量増加を招くことなしに両Xリ
ンク機構を同期させることができる。
また、前記連結パイプは、対応するリンクメン
バの端部同士の左右方向の離間距離が変動するの
を防止する役割をも担うことになる。そのため、
リンクメンバの他端に設けたスライドピンが椅子
本体側あるいは座側の長孔から脱落するのを無理
なく防止することができる。すなわち、枢着部分
は回動のみであるため抜止用の鍔を有したピン等
を使用しても不具合は生じないが、スライド可能
な支承部分は、通常ブラケツト等に長孔を設け、
その長孔にリンクメンバに固着したスライドピン
を挿通させるようにしているのが一般的である。
この場合に前記ブラケツトの長孔近傍部分は、該
長孔の存在により変形し易い状態になつているた
め、前記スライドピンの挿入端に脱落防止用の鍔
を設けてスライドピンが長孔から外れるのを防止
した場合には、その鍔に押圧されて長孔の開口縁
部分が変形するという不都合を招きやすい。これ
に対して、本考案のものは、対応するリンクメン
バの他端近傍部間を連結パイプにより連結してい
るので、リンクメンバが左右方向に偏位するのを
阻止することができる。そのため、リンクメンバ
の他端に設けたスライドピンを長孔に挿入してお
くだけで、該スライドピンが長孔から脱落するこ
とがない。したがつて、脱落防止用の鍔は不要と
なる。
バの端部同士の左右方向の離間距離が変動するの
を防止する役割をも担うことになる。そのため、
リンクメンバの他端に設けたスライドピンが椅子
本体側あるいは座側の長孔から脱落するのを無理
なく防止することができる。すなわち、枢着部分
は回動のみであるため抜止用の鍔を有したピン等
を使用しても不具合は生じないが、スライド可能
な支承部分は、通常ブラケツト等に長孔を設け、
その長孔にリンクメンバに固着したスライドピン
を挿通させるようにしているのが一般的である。
この場合に前記ブラケツトの長孔近傍部分は、該
長孔の存在により変形し易い状態になつているた
め、前記スライドピンの挿入端に脱落防止用の鍔
を設けてスライドピンが長孔から外れるのを防止
した場合には、その鍔に押圧されて長孔の開口縁
部分が変形するという不都合を招きやすい。これ
に対して、本考案のものは、対応するリンクメン
バの他端近傍部間を連結パイプにより連結してい
るので、リンクメンバが左右方向に偏位するのを
阻止することができる。そのため、リンクメンバ
の他端に設けたスライドピンを長孔に挿入してお
くだけで、該スライドピンが長孔から脱落するこ
とがない。したがつて、脱落防止用の鍔は不要と
なる。
[実施例]
以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図を参
照して説明する。
照して説明する。
この椅子は、第1図および第2図の示すよう
に、椅子本体1と、この椅子本体1に対して昇降
可能な座2と、この座2と前記椅子本体1との間
に設けた昇降装置3とを具備してなる。
に、椅子本体1と、この椅子本体1に対して昇降
可能な座2と、この座2と前記椅子本体1との間
に設けた昇降装置3とを具備してなる。
椅子本体1は、例えば、背もたれ11を一体に
有した木製のもので、前記座2の下方に位置する
水平な座受部12は、左右の側板13間に前、後
の横架材14,15を架設してなる枠体状に構成
されている。そして、この椅子本体後のと前記座
2との間に前記昇降装置3を設けている。
有した木製のもので、前記座2の下方に位置する
水平な座受部12は、左右の側板13間に前、後
の横架材14,15を架設してなる枠体状に構成
されている。そして、この椅子本体後のと前記座
2との間に前記昇降装置3を設けている。
昇降装置3は、前記座2を前記椅子本体1に一
定姿勢で昇降すべく連結する左右一対のXリンク
機構4と、前記座2の昇降位置を手動操作により
変化させるための昇降位置調節機構5とを具備し
てなる。
定姿勢で昇降すべく連結する左右一対のXリンク
機構4と、前記座2の昇降位置を手動操作により
変化させるための昇降位置調節機構5とを具備し
てなる。
各Xリンク機構4は、第3図および第4図に示
すように、細長板状の第1リンクメンバ41と、
同じく細長板状の第2リンクメンバ42とを中央
部において支点ピン43により回動可能に枢結し
ている。そして、その第1リンクメンバ41の前
端(一端)41aおよび第2リンクメンバ42の
前端(一端)42aを上部ブラケツト6および下
部ブラケツト7を介して座2の前部および椅子本
体1の座受部12の前部にそれぞれ枢着するとと
もに、第1リンクメンバ41の後端(他端)41
bおよび第2リンクメンバ42の後端(他端)4
2bを下部ブラケツト7および上部ブラケツト6
を介して椅子本体1の座受部12の後部および座
2の後部にそれぞれ回動およびスライド可能に支
承させたものである。なお、具体的には、第1リ
ンクメンバ41の前端41aおよび第2リンクメ
ンバ42の前端42aは、ピン41cおよびピン
42cを介して対応する上部ブラケツト6および
下部ブラケツト7の前端近傍部に枢着されてい
る。また、第2リンクメンバ42の後端42bお
よび第1リンクメンバ41の後端41bにはスラ
イドピン42dおよびスライドピン41dがそれ
ぞれ水平に突設されており、そのスライドピン4
2dおよび41dを前記上部ブラケツト6の後端
近傍部に設けた前後方向に伸びる水平な長孔61
および前記下部ブラケツト7の後端近傍部に設け
た前後方向に伸びる水平な長孔71にそれぞれ回
動およびスライド可能に挿通させている。
すように、細長板状の第1リンクメンバ41と、
同じく細長板状の第2リンクメンバ42とを中央
部において支点ピン43により回動可能に枢結し
ている。そして、その第1リンクメンバ41の前
端(一端)41aおよび第2リンクメンバ42の
前端(一端)42aを上部ブラケツト6および下
部ブラケツト7を介して座2の前部および椅子本
体1の座受部12の前部にそれぞれ枢着するとと
もに、第1リンクメンバ41の後端(他端)41
bおよび第2リンクメンバ42の後端(他端)4
2bを下部ブラケツト7および上部ブラケツト6
を介して椅子本体1の座受部12の後部および座
2の後部にそれぞれ回動およびスライド可能に支
承させたものである。なお、具体的には、第1リ
ンクメンバ41の前端41aおよび第2リンクメ
ンバ42の前端42aは、ピン41cおよびピン
42cを介して対応する上部ブラケツト6および
下部ブラケツト7の前端近傍部に枢着されてい
る。また、第2リンクメンバ42の後端42bお
よび第1リンクメンバ41の後端41bにはスラ
イドピン42dおよびスライドピン41dがそれ
ぞれ水平に突設されており、そのスライドピン4
2dおよび41dを前記上部ブラケツト6の後端
近傍部に設けた前後方向に伸びる水平な長孔61
および前記下部ブラケツト7の後端近傍部に設け
た前後方向に伸びる水平な長孔71にそれぞれ回
動およびスライド可能に挿通させている。
そして、第3図〜第6図に示すように、前記第
1リンクメンバ41の前端近傍部間、および、前
記第2リンクメンバ42の後端近傍部間には、左
右のXリンク機構4が異なつた動きをするのを防
止するための連結パイプ44,45がそれぞれ架
設してある。なお、それぞれ連結パイプ44,4
5は同一形状であるので、第6図においては、連
結パイプ44について図示し説明し、連結パイプ
45については図示及び説明を省略する。連結パ
イプ44は、第6図a,bに示すように、その胴
部44aがリンクメンバ41の幅寸法よりも大径
で、かつその端部44bがリンクメンバ41の幅
寸法と略同一なものである。このような連結パイ
プ44,45は、まず、リンクメンバ41,42
の幅寸法より大径のパイプ部材の端部に絞り成形
処理を施して小径化して端部44b,45bを形
成し、その端部44b,45b、をバツト溶接に
よりリンクメンバ41,42に剛着させる。すな
わち、連結パイプ44の端部44bを絞り成形す
ると、第6図aに示すように、その端面44cが
内側に傾き、端面外周縁44dが先の尖つた断面
形状をなすことになる。そのため、電圧を印加し
てリンクメンバ41に連結パイプ44の端部44
bを押付けた際に、その外周縁44d部分が優先
的に溶融しプロジエクション溶接的な作用が得ら
れる。そのため、連結パイプ44をリンクメンバ
41に確実かつ容易に剛着することができること
になる。第6図bは溶接後の状態を示している。
以上のようにしてなるXリンク機構4のリンクメ
ンバ41,42の中央枢結点nよりも前方の部分
を前記昇降位置調節機構5により連結している。
1リンクメンバ41の前端近傍部間、および、前
記第2リンクメンバ42の後端近傍部間には、左
右のXリンク機構4が異なつた動きをするのを防
止するための連結パイプ44,45がそれぞれ架
設してある。なお、それぞれ連結パイプ44,4
5は同一形状であるので、第6図においては、連
結パイプ44について図示し説明し、連結パイプ
45については図示及び説明を省略する。連結パ
イプ44は、第6図a,bに示すように、その胴
部44aがリンクメンバ41の幅寸法よりも大径
で、かつその端部44bがリンクメンバ41の幅
寸法と略同一なものである。このような連結パイ
プ44,45は、まず、リンクメンバ41,42
の幅寸法より大径のパイプ部材の端部に絞り成形
処理を施して小径化して端部44b,45bを形
成し、その端部44b,45b、をバツト溶接に
よりリンクメンバ41,42に剛着させる。すな
わち、連結パイプ44の端部44bを絞り成形す
ると、第6図aに示すように、その端面44cが
内側に傾き、端面外周縁44dが先の尖つた断面
形状をなすことになる。そのため、電圧を印加し
てリンクメンバ41に連結パイプ44の端部44
bを押付けた際に、その外周縁44d部分が優先
的に溶融しプロジエクション溶接的な作用が得ら
れる。そのため、連結パイプ44をリンクメンバ
41に確実かつ容易に剛着することができること
になる。第6図bは溶接後の状態を示している。
以上のようにしてなるXリンク機構4のリンクメ
ンバ41,42の中央枢結点nよりも前方の部分
を前記昇降位置調節機構5により連結している。
昇降位置調節機構5は、第3図に示すように、
前記両Xリンク機構4の第1リンクメンバ41間
に架設された上部ステー51と、この上部ステー
51の下方に位置させて前記第2リンクメンバ4
2間に架設された下部ステー52と、この下部ス
テー52に設けた上下方向にねじ孔52cに螺合
されその上端部53aを前記上部ステー51に回
転可能でかつ軸方向移動不能に連設したねじ軸5
3と、このねじ軸53を回動させて前記両ステー
51,52間の距離を変化させる操作ハンドル5
4とを具備してなる。上部ステー51は、角形パ
イプ状のもので、その左右に蓋着した端板51a
に連接ピン51bを突設している。そして、その
連接ピン51bを第1リンクメンバ41に回動可
能に連接している。この上部ステー51の前記第
1リンクメンバ41に対する連接点aは、前記第
1リンクメンバ41と第2リンクメンバ42との
枢結点nから第1リンクメンバ41の前端41a
に至る間に設定してある。下部ステー52は、角
形パイプ状のもので、その左右に蓋着した端板5
2aに連接ピン52bを突設している。そして、
その連接ピン52bを第2リンクメンバ42に回
動可能に連接している。この下部ステー52の前
記第2リンクメンバ42に対する連接点bは、前
記第1リンクメンバ41と第2リンクメンバ42
との枢結点nから第2リンクメンバ42の前端4
2aに至る間に設定してある。なお、この下部ス
テー52の中央部には、前記ねじ孔52cを形成
するナツト(図示せず)が埋設してある。
前記両Xリンク機構4の第1リンクメンバ41間
に架設された上部ステー51と、この上部ステー
51の下方に位置させて前記第2リンクメンバ4
2間に架設された下部ステー52と、この下部ス
テー52に設けた上下方向にねじ孔52cに螺合
されその上端部53aを前記上部ステー51に回
転可能でかつ軸方向移動不能に連設したねじ軸5
3と、このねじ軸53を回動させて前記両ステー
51,52間の距離を変化させる操作ハンドル5
4とを具備してなる。上部ステー51は、角形パ
イプ状のもので、その左右に蓋着した端板51a
に連接ピン51bを突設している。そして、その
連接ピン51bを第1リンクメンバ41に回動可
能に連接している。この上部ステー51の前記第
1リンクメンバ41に対する連接点aは、前記第
1リンクメンバ41と第2リンクメンバ42との
枢結点nから第1リンクメンバ41の前端41a
に至る間に設定してある。下部ステー52は、角
形パイプ状のもので、その左右に蓋着した端板5
2aに連接ピン52bを突設している。そして、
その連接ピン52bを第2リンクメンバ42に回
動可能に連接している。この下部ステー52の前
記第2リンクメンバ42に対する連接点bは、前
記第1リンクメンバ41と第2リンクメンバ42
との枢結点nから第2リンクメンバ42の前端4
2aに至る間に設定してある。なお、この下部ス
テー52の中央部には、前記ねじ孔52cを形成
するナツト(図示せず)が埋設してある。
次いで、この実施例の作動を説明する。第4図
に示すように、座2が降下している状態から操作
ハンドル54を所要の方向に回転操作してねじ軸
53をねじ孔52cに対して螺合上昇させると、
このねじ軸53が下部ステー52を足場にして上
部ステー51を上方へ押上げることになる。その
結果、Xリンク機構4の両リンクメンバ41,4
2が交差角度増大方向に作動して座2を上昇させ
る。前記操作ハンドル54を逆方向に回転させる
と、前記ねじ軸53がねじ孔52cに対して螺合
降下し、前述とは逆の作動により前記座2が水平
姿勢を保つたままで降下する。
に示すように、座2が降下している状態から操作
ハンドル54を所要の方向に回転操作してねじ軸
53をねじ孔52cに対して螺合上昇させると、
このねじ軸53が下部ステー52を足場にして上
部ステー51を上方へ押上げることになる。その
結果、Xリンク機構4の両リンクメンバ41,4
2が交差角度増大方向に作動して座2を上昇させ
る。前記操作ハンドル54を逆方向に回転させる
と、前記ねじ軸53がねじ孔52cに対して螺合
降下し、前述とは逆の作動により前記座2が水平
姿勢を保つたままで降下する。
以上のようにして座高を無段階に調節すること
ができるわけであるが、この椅子では、両Xリン
ク機構4の対応するリンクメンバ41同士が異な
つた動きをしようとすると、その一端41aの近
傍部同士を連結する連結パイプ44にねじり力が
作用する。また、他方のリンクメンバ42同士が
異なつた動きをしようとするとその他端42aの
近傍部同士を連結する連結パイプ45にねじり力
が作用する。そのため、前記両連結パイプ44,
45のねじりに対する強度を適切な値に設定して
おきさえすれば、左右一対のXリンク機構4を常
時同期させて作動させることが可能となる。この
ように、連結パイプ44,45をパイプ材で形成
すると、中肉の棒状部材に比較して、計量でもそ
の外径を太くしてねじりに対して高い耐力を得る
ことができるため、大きな重量増加を招くことな
しに両Xリンク機構4を無理なく同期させること
ができる。
ができるわけであるが、この椅子では、両Xリン
ク機構4の対応するリンクメンバ41同士が異な
つた動きをしようとすると、その一端41aの近
傍部同士を連結する連結パイプ44にねじり力が
作用する。また、他方のリンクメンバ42同士が
異なつた動きをしようとするとその他端42aの
近傍部同士を連結する連結パイプ45にねじり力
が作用する。そのため、前記両連結パイプ44,
45のねじりに対する強度を適切な値に設定して
おきさえすれば、左右一対のXリンク機構4を常
時同期させて作動させることが可能となる。この
ように、連結パイプ44,45をパイプ材で形成
すると、中肉の棒状部材に比較して、計量でもそ
の外径を太くしてねじりに対して高い耐力を得る
ことができるため、大きな重量増加を招くことな
しに両Xリンク機構4を無理なく同期させること
ができる。
このようにして両Xリンク機構4が相互に異な
つた動作を行うのを前記両連結パイプ41,42
により防止するようにすれば、該Xリンク機構4
や昇降位置調節機構5の計量設計が容易になる。
すなわち、各Xリンク機構4は、座2の前後方向
への傾動を禁止しつつ該座2を椅子本体1に連結
する役割をのみをなし、昇降位置調節機構5は、
前記座2を椅子本体1に昇降位置調節可能に固定
する役割のみを担えばよい。そのため、各Xリン
ク機構4のリンクメンバ41,42には、上方か
らの荷重にのみ十分な強度を有した比較的薄肉な
板状のものを採用することができる。また、昇降
位置調節機構5には、座2の傾動を防止するため
の強度を持たせる必要がなくなる。そのため、昇
降位置調節機構5を複数組設ける必要が生じた
り、部材の厚肉化や補強部材等の付加による重量
アツプを招くことなしに、座2を常時水平姿勢で
椅子本体1に安定支持させることができる。
つた動作を行うのを前記両連結パイプ41,42
により防止するようにすれば、該Xリンク機構4
や昇降位置調節機構5の計量設計が容易になる。
すなわち、各Xリンク機構4は、座2の前後方向
への傾動を禁止しつつ該座2を椅子本体1に連結
する役割をのみをなし、昇降位置調節機構5は、
前記座2を椅子本体1に昇降位置調節可能に固定
する役割のみを担えばよい。そのため、各Xリン
ク機構4のリンクメンバ41,42には、上方か
らの荷重にのみ十分な強度を有した比較的薄肉な
板状のものを採用することができる。また、昇降
位置調節機構5には、座2の傾動を防止するため
の強度を持たせる必要がなくなる。そのため、昇
降位置調節機構5を複数組設ける必要が生じた
り、部材の厚肉化や補強部材等の付加による重量
アツプを招くことなしに、座2を常時水平姿勢で
椅子本体1に安定支持させることができる。
前記両連結パイプ44,45は以上のような機
能を有しているが、リンクメンバ42の後端近傍
部同士を連結する連結パイプ45は、さらに別の
役割をも担つている。すなわち、前記リンクメン
バ42の後端42bの近傍同士を第5図に示すよ
うに連結パイプ45により連結しておけば、リン
クメンバ42が厚み方向にたわんでその後端42
b同士の距離が変動するようなことがなくなる。
そのため、リンクメンバ42の後端42bに固設
したスライドピン42dをブラケツト6の長孔6
1に挿入しておくだけで、その後端42bを座2
に確実に支承させることができる。したがつて、
スライドピン42dの挿入端に脱落防止用の鍔を
設ける場合に比べて構造が簡略なものになるとと
もに、組立時にかしめ等の面倒な作業が不要とな
り、また、鍔によりブラケツトの長孔開口縁部が
横方向の無理な力を受けて変化するというような
不都合が生じない。また、連結パイプ44,45
をこのような位置に剛着しておくと、座2を上部
ブラケツト6と下部ブラケツト7とがほぼ接触す
る位置まで降下させることができる。
能を有しているが、リンクメンバ42の後端近傍
部同士を連結する連結パイプ45は、さらに別の
役割をも担つている。すなわち、前記リンクメン
バ42の後端42bの近傍同士を第5図に示すよ
うに連結パイプ45により連結しておけば、リン
クメンバ42が厚み方向にたわんでその後端42
b同士の距離が変動するようなことがなくなる。
そのため、リンクメンバ42の後端42bに固設
したスライドピン42dをブラケツト6の長孔6
1に挿入しておくだけで、その後端42bを座2
に確実に支承させることができる。したがつて、
スライドピン42dの挿入端に脱落防止用の鍔を
設ける場合に比べて構造が簡略なものになるとと
もに、組立時にかしめ等の面倒な作業が不要とな
り、また、鍔によりブラケツトの長孔開口縁部が
横方向の無理な力を受けて変化するというような
不都合が生じない。また、連結パイプ44,45
をこのような位置に剛着しておくと、座2を上部
ブラケツト6と下部ブラケツト7とがほぼ接触す
る位置まで降下させることができる。
なお、椅子本体側に枢着される第2リンクメン
バの一端近傍同士、および、椅子本体側の長孔に
スライドピンを挿通させた第1リンクメンバの他
端近傍部同士をそれぞれ連結パイプにより連結す
るようにしてもよい。
バの一端近傍同士、および、椅子本体側の長孔に
スライドピンを挿通させた第1リンクメンバの他
端近傍部同士をそれぞれ連結パイプにより連結す
るようにしてもよい。
また、昇降位置調節機構は、ねじ式のもの限定
されるものではないが、図示実施例のようにねじ
式のものを採用すれば、座高の無段階調節が可能
になる上に、そのねじ部分のセルフロツク機能を
利用して座の固定を常時自動的に行わせることが
できる。
されるものではないが、図示実施例のようにねじ
式のものを採用すれば、座高の無段階調節が可能
になる上に、そのねじ部分のセルフロツク機能を
利用して座の固定を常時自動的に行わせることが
できる。
[考案の効果]
本考案は、以上のような構成であるから、構造
の複雑化や重量の増加を招くことなしに、座を前
後左右に傾動しないように安定支持することがで
き、しかも、リンクメンバのスライドピンの脱落
防止をも合せ行うことができる座高調節可能な椅
子を提供できるものである。すなわち、両Xリン
ク機構を連結する連結パイプは、リンクメンバの
幅寸法よりも大なる外径を有し、その端部がリン
クメンバの幅寸法と略同一の外径に形成されてリ
ンクメンバに剛着されるので、重量を増加させる
ことなくそれ自身に作用するねじり力に対する強
度を十二分に高くすることができ、左右のXリン
ク機構を確実に常時同期して作動させることがで
き、座を常に水平状態に維持することができるも
のである。これに加えて、連結パイプがパイプ材
であるので、その径を大きくしても極端な重量増
とはならず、充分な剛性を有して軽量化を図るこ
とができるものである。
の複雑化や重量の増加を招くことなしに、座を前
後左右に傾動しないように安定支持することがで
き、しかも、リンクメンバのスライドピンの脱落
防止をも合せ行うことができる座高調節可能な椅
子を提供できるものである。すなわち、両Xリン
ク機構を連結する連結パイプは、リンクメンバの
幅寸法よりも大なる外径を有し、その端部がリン
クメンバの幅寸法と略同一の外径に形成されてリ
ンクメンバに剛着されるので、重量を増加させる
ことなくそれ自身に作用するねじり力に対する強
度を十二分に高くすることができ、左右のXリン
ク機構を確実に常時同期して作動させることがで
き、座を常に水平状態に維持することができるも
のである。これに加えて、連結パイプがパイプ材
であるので、その径を大きくしても極端な重量増
とはならず、充分な剛性を有して軽量化を図るこ
とができるものである。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第
1図は正面図、第2図は第1図における−線
断面図、第3図は要部を示す拡大側面図、第4図
は作用説明図、第5図は要部を示す拡大平面図で
ある。第6図a,bは実施例の連結パイプの端部
の詳細を示す説明図である。 1……椅子本体、2……座、3……昇降装置、
4……Xリンク機構、5……昇降位置調節機構、
41……第1リンクメンバ、42……第2リンク
メンバ、41a……一端、41b……他端、42
a……一端、42b……他端、44,45……連
結パイプ、44a,45a……胴部、44b,4
5b……端部。
1図は正面図、第2図は第1図における−線
断面図、第3図は要部を示す拡大側面図、第4図
は作用説明図、第5図は要部を示す拡大平面図で
ある。第6図a,bは実施例の連結パイプの端部
の詳細を示す説明図である。 1……椅子本体、2……座、3……昇降装置、
4……Xリンク機構、5……昇降位置調節機構、
41……第1リンクメンバ、42……第2リンク
メンバ、41a……一端、41b……他端、42
a……一端、42b……他端、44,45……連
結パイプ、44a,45a……胴部、44b,4
5b……端部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 椅子本体と座との間に昇降装置を介設してなる
座高調節可能な椅子であつて、 前記昇降装置を、前記椅子本体に前記座の両側
部を連結する左右一対のXリンク機構と、前記座
を前記椅子本体に昇降位置調節可能に固定するた
めの単一の昇降位置調節機構とを具備してなるも
のにし、 前記各Xリンク機構を、一端を座側に枢着しか
つ他端に設けたスライドピンを椅子本体側の長孔
に回動およびスライド可能に挿通させた第1リン
クメンバと、一端を椅子本体側に枢着しかつ他端
に設けたスライドピンを座側の長孔に回動および
スライド可能に挿通させた第2リンクメンバとか
ら構成し、それぞれのリンクメンバの幅寸法より
大径の胴部と前記リンクメンバの幅寸法と略同径
の両端部とからなるなる連結パイプの前記両端部
をこれら各リンクメンバに剛着することにより、
前記両Xリンク機構の対応する一方のリンクメン
バの一端近傍部同士、および、対応する他方のリ
ンクメンバの他端近傍部同士をそれぞれ連結した
ことを特徴とする座高調節可能な椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986148377U JPH0542774Y2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986148377U JPH0542774Y2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6354350U JPS6354350U (ja) | 1988-04-12 |
| JPH0542774Y2 true JPH0542774Y2 (ja) | 1993-10-27 |
Family
ID=31062587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986148377U Expired - Lifetime JPH0542774Y2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0542774Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0349549Y2 (ja) * | 1986-03-11 | 1991-10-23 |
-
1986
- 1986-09-26 JP JP1986148377U patent/JPH0542774Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6354350U (ja) | 1988-04-12 |
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