JPH0453813B2 - - Google Patents

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JPH0453813B2
JPH0453813B2 JP62263678A JP26367887A JPH0453813B2 JP H0453813 B2 JPH0453813 B2 JP H0453813B2 JP 62263678 A JP62263678 A JP 62263678A JP 26367887 A JP26367887 A JP 26367887A JP H0453813 B2 JPH0453813 B2 JP H0453813B2
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JP
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calcium carbonate
water
soluble
polyvinyl alcohol
modified polyvinyl
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JP62263678A
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Naotake Shioji
Masazumi Sasabe
Yorimichi Dairoku
Teruaki Fujiwara
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Priority to JP62263678A priority Critical patent/JPS6428215A/ja
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、炭酸カルシウムを効率よく水性媒体
中に分散して水分散液を製造する方法に関し、詳
しくは、特定の水溶性共重合体と特定の水溶性ア
ニオン化変性ポリビニルアルコールとを分散剤と
して併用することを特徴とする炭酸カルシウム水
分散液の製造方法に関する。 (従来の技術) 炭酸カルシウムは安価であり他の無機顔料と比
べて優れた白色度、インキ受理性、光沢、印刷適
性を有するため、製紙業界で賞用されている顔料
の1つである。また中性抄紙の普及によりその使
用量は急激に増えてきている。 従来、炭酸カルシウムは平均粒子径1μ前後の
いわゆる重質炭酸カルシウムが多用されてきた
が、近年紙質の高級化に伴い平均粒子径0.1〜
0.5μの沈降性軽質炭酸カルシウムの使用比率が増
大しつつある。しかるに、平均粒子径が小さくな
ればなるほど水性媒体中への分散が困難になり、
また凝集しやすく、水分散液の経日安定性にも問
題が生じやすくなる。 従来使用されている炭酸カルシウム用分散剤に
は、無機系ではピロリン酸塩、トリポリリン酸
塩、トリメタリン酸塩、テトラメタリン酸塩、ヘ
キサメタリン酸塩などの縮合リン酸塩、亜鉛塩、
珪酸塩などがある。しかし、これら無機系分散剤
は、得られた水分散液の経日安定性に問題があ
り、また微粒子状の沈降性軽質炭酸カルシウムの
分散には多量の添加を必要とする結果塗膜の耐水
性が悪くなるという重大な欠点があつた。 一方、有機系の分散剤では、ポリアクリル酸
塩・ポリメタクリル酸塩・ポリマレイン酸塩・マ
レイン酸/イソブチレン共重合体塩などのポリカ
ルボン酸塩やポリビニルアルコールなどが公知で
ある。 しかし、ポリカルボン酸塩例えばポリアクリル
酸ナトリウムやマレイン酸/イソブチレン共重合
体ナトリウム塩は、平均粒子系1μ前後の重質炭
酸カルシウムの分散には比較的良好な評価を得て
いるが、0.1〜0.5μ前後の極めて微粒子状の炭酸
カルシウムの分散には得られた水分散液の粘度が
高くまた経日安定性などに問題があつた。また、
ポリビニルアルコールは例えは特開昭60−262862
号などに無機顔料に対して分散効果があることが
記載されている。しかし、特開昭60−262862号に
記載の分散剤は水不溶性であり、炭酸カルシウム
に対する分散効果の不充分なものであり、また、
それ単独使用では得られた水分散液の粘度が異常
に高く、高濃度炭酸カルシウム水分散液製造には
全く不向きであつた。 このような公知の分散剤の欠点を克服するた
め、特公昭54−36166号、特公昭56−47131号、特
開昭53−144499号、特開昭57−168906号などにマ
レイン酸共重合体を使用する方法が提案されてい
る。特公昭54−36166号記載の分散剤は、得られ
る炭酸カルシウム水分散液の流動特性が良く(ハ
イシエアー粘度が低く)比較的良好な評価をされ
ているが、固形分65重量%以上という高濃度での
分散には問題が残るものである。特公昭56−
47131号記載の分散剤は、微粒子状炭酸カルシウ
ム水分散液の粘度は低くなるが、多量の添加量を
必要とする結果コスト上昇や塗膜の耐水性に問題
がある。特開昭53−144499号記載の分散剤は、固
形分濃度70重量%という極めて高い濃度の炭酸カ
ルシウム水分散液が得られているが、やはり1.4
%(対炭酸カルシウム)という高添加量を必要と
している。特開昭57−168906号記載の分散剤は、
得られる炭酸カルシウム水分散液の流動特性が悪
い(ハイシエアー粘度が高い)という重大な欠点
がある。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、従来の分散剤が有する分散性能不足
に伴う上記問題点を解消するものであり、重質〜
軽質のあらゆる炭酸カルシウムに対して少ない量
の分散剤で低粘度・高流動性かつそれらの経日安
定性の良好な高濃度炭酸カルシウム水分散液の製
造を可能ならしめる方法を提供するものである。 (問題点を解決するための手段および作用) 本発明者らは、それぞれを単独で使用した場
合、軽質炭酸カルシウムの水性媒体中への分散効
果が著しく劣つているポリカルボン酸系共重合体
の中和物と水溶性アニオン化変性ポリビニルアル
コールとを、特定分子量の共重合体の中和物と特
定重合度、特性ケン化度で且つ特定アニオン化変
性度の水溶性ポリビニルアルコールとを選択して
特定の割合で併用することにより、上記分散効果
を従来の分散剤では得られなかつた水準にまで著
しく向上できることを見い出し、本発明を完成さ
せたものである。 即ち、本発明は、炭酸カルシウムを水性媒体中
に分散して水分散液を製造するに際し、分散剤と
して、無水マレイン酸及び無水マレイン酸1モル
に対して0.7〜1.2モルの比率の炭素数2〜7のα
−オレフインを共重合して得られる平均分子量
2000〜80000の共重合体の中和物()と重合度
30〜700、ケン化度30〜100モル%で且つアニオン
化変性度0.5〜20モル%の水溶性アニオン化変性
ポリビニルアルコール()とを、炭酸カルシウ
ム100重量部に対して、該共重合体の中和物()
0.1〜2重量部、水溶性アニオン化変性ポリビニ
ルアルコール()0.03〜1重量部の範囲の割合
で併用することを特徴とする炭酸カルシウム水分
散液の製造方法に関するものである。 該共重合体の中和物()(以下、単に中和物
()ということがある。)と水溶性アニオン化変
性ポリビニルアルコール()とを前記の範囲の
割合で併用した場合にすぐれた炭酸カルシウム分
散能が発現する作用機構は必ずしも明らかではな
いが、次のように推察されている。すなわち、中
和物()は炭酸カルシウム粒子表面上に強固に
吸着するため、水溶性アニオン化変性ポリビニル
アルコール()は炭酸カルシウム粒子表面上に
吸着形態で存在しないか又は少ない量しか存在し
えなくなり、水性媒体中での水溶性アニオン化変
性ポリビニルアルコール()の濃度が中和物
()を用いない場合に比べ増加する。本発明者
らはこの現象を鋭意検討した結果、炭酸カルシウ
ム粒子表面上に吸着した中和物()と水性媒体
中に存在する水溶性アニオン化変性ポリビニルア
ルコール()との相乗作用により、得られた炭
酸カルシウム水分散液の粘度が大きく低下するこ
と及び経日安定性が極めて改善されることを見い
出し、本発明に到達した。 本発明に用いられる中和物()を得るには、
無水マレイン酸と炭素数2〜7のα−オレフイン
とを無水マレイン酸1モルに対してα−オレフイ
ン0.7〜1.2モルの比率で用いて公知の技術で重合
し、得られた共重合体をアルカリ性物質により中
和すればよい。 炭素数2〜7のα−オレフインとしては、例え
ばエチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチ
レン、α−アミレン、2−メチル−1−ブテン、
3−メチル−1−ブテン(α−イソアミレン)、
1−ヘキセン、1−ヘプテンなどを単独あるいは
2種以上を併用して用いることができる。 無水マレイン酸とα−オレフインの重合は、例
えばベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベン
ゼン、イソプロピルベンゼン等の芳香族炭化水素
系;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド等のアミド系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
イソプロピル等の酢酸エステル系;メタノール、
エタノール、ターシヤリーブタノール等のアルコ
ール系;n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族
炭化水素;シクロヘキサン等の脂環式炭化水素系
等の溶媒を単独あるいは混合して重合溶媒として
用い、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過
酢酸等の有機過酸化物系;アゾビスイソブチロニ
トリル、2,2′−アゾビス(4−メトキシ−2,
4−ジメチルバレロニトリル)等の油溶性アゾ化
合物などを重合触媒として用いて、常法により行
うことができる。 中和物()を得るに際し、無水マレイン酸と
α−オレフインの共重合比率は無水マレイン酸1
モルに対してα−オレフイン0.7〜1.2モルの範囲
の比率であり、また重合して得られた中和前の共
重合体の平均分子量は2000〜80000の範囲である。
この単量体の使用比率や平均分子量の範囲を外れ
たものは、水溶性アニオン化変性ポリビニルアル
コール()と併用した際の分散効果が不充分で
ある。 中和物()は、前記した重合方法によつて得
られた共重合体をアルカリ性物質により中和して
得られるが、得られる中和物()を水溶性アニ
オン化変性ポリビニルアルコール()と併用し
た際の分散効果を考慮すれば、共重合体中の全カ
ルボキシル基の少なくとも30モル%を中和するの
が望ましい。このようなアルカリ性物質として
は、例えばナトリウム、カリウム、リチウム等の
水酸化物や炭酸塩;アンモニア;有機アミン;無
機アミン;カルシウム、マクネシウム、アルミニ
ウム、亜鉛等の水酸化物や炭酸塩などを挙げるこ
とができる。中でも安価で工業的に入手しやすい
水酸化ナトリウムが特に好ましい。 また、中和物()を得るに際して、前記した
アルカリ性物質を用い重合時に使用した溶媒を留
去することにより粉状として得ることも、また
水/溶媒共沸性質を利用し、溶媒を水に置換して
水溶液として得ることもできる。 さらに、中和物()を得るための重合に際
し、本発明の効果を損なわない範囲で無水マレイ
ン酸及び前記α−オレインと共重合可能な他の単
量体を共重合することは勿論可能である。共重合
可能な他の単量体としては、例えば(メタ)アク
リル酸および(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸オクチル
(メタ)アクリル酸ドデシルなどの(メタ)アク
リル酸エステル類;(メタ)アリルアルコール、
3−メチル−2−ブテン−1−オール(プレノー
ル)、3−メチル−2−ブテン−2−オール(イ
ソプレンアルコール)、3−メチル−3−ブテン
−1−オール(イソプレノール)などの不飽和ア
ルコール類;スチレン、2−メチルスチレン、ス
チレンスルホン酸などの芳香族ビニル化合物類;
フエニルマレイミド、スルホエチルマレイミドな
どのマレイミド類;フマール酸およびフマール酸
エステル類;イタコン酸およびイタコン酸エステ
ル類;マレイン酸エステル類;クロトン酸および
そのエステル類;cis−ブテン、trans−ブテン、
2−ペンテン、2−メチル−2−ブテン、2,3
−ジメチル−2−ブテン、1−オクテン、1−ノ
ネン、1−デセン、ジイソブチレンなどのオレフ
イン類、(メタ)アクリルアミド、t−ブチル
(メタ)アクリルアミドなどの不飽和アミド類;
酢酸ビニル、ギ酸ビニル、メチルビニルケトン、
フエニルビニルケトンなどのケトン類;メチルビ
ニルエーテル、フエニルビニルエーテルなどのエ
ーテル類などを挙げることができる。 本発明に用いられる水溶性アニオン化変性ポリ
ビニルアルコール()は、例えば酢酸ビニル/
アニオン性単量体共重合体を公知の技術でケン化
して得られるような分子中にアニオン性基を有す
るポリビニルアルコールであり、重合度が30〜
700、好ましくは100〜300で、ケン化度が30〜100
モル%、好ましくは65〜100モル%である且つア
ニオン化変性度0.5〜20モル%、好ましくは1〜
10モル%の範囲のものが有効に用いられる。水溶
性アニオン化変性ポリビニルアルコール()の
重合度、ケン化度およびアニオン化変性度のいず
れか一つでも前記の範囲を外れたものは、中和物
()と併用した際の分散効果が不充分である。
特に、水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコー
ル()のアニオン化変性度が0.5モル%未満の
ものでは、未変性のポリビニルアルコールと実質
的に同じになり、得られた炭酸カルシウム水分散
液の経日安定性に問題が生じてくる。逆にアニオ
ン化変性度が20モル%を越えるものでは、多量の
添加量を必要とし好ましくない。 水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール
()を得るに際してアニオン化変性のため用い
られるアニオン性単量体の例としては、アリルス
ルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸、ビニルスルホン酸、3−アリルロキシ−2
−ヒドロキシプロパンスルホン酸、スルホエチル
(メタ)アクリレート、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸、スルホエチルマレ
ミド、スルホアルキルマレエートあるいはそれら
の1価金属塩、アンモニウム塩、アミン塩などの
スルホン酸系単量体;アクリル酸、メタアクリル
酸、α−ヒドロキシアクリル酸、(無水)マレイ
ン酸、イタコン酸、フマール酸、クロトン酸、シ
トラコン酸、アコニツト酸あるいはそれらの1価
金属塩、アンモニウム塩、アミン塩などのカルボ
ン酸系単量体;(メタ)アクリルアミドメタンホ
スホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メ
チルプロパンホスホン酸、モノ〔2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート〕アシツドホスフエ
ート、モノ〔3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート〕アシツドホスフエート
あるいはそれらの1価金属塩、アンモニウム塩、
アミン塩などのホスホン酸系単量体などを挙げる
ことができる。 水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール
()を得るには、酢酸ビニル/アニオン性単量
体共重合体をケン化して得られるものに限定され
るものではない。例えばポリビニルアルコールを
臭素、ヨウ素等で処理したのち酸性亜硫酸ナトリ
ウム等のスルホン化剤を用いてスルホン化変性す
ることも、またポリビニルアルコールを濃厚な硫
酸水溶液中で硫酸エステル化変性をすることも、
さらには酢酸ビニル/(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体などをケン化してカルボキシル化変性
することも勿論可能である。 このような水溶性アニオン化変性ポリビニルア
ルコール()の中でも、安価かつ工業的に容易
に製造できる水溶性スルホン化変性ポリビニルア
ルコールまたは水溶性カルボキシル化変性ポリビ
ニルアルコールが特に好ましい。 本発明では、中和物()は炭酸カルシウム
100重量部に対して0.1〜2重量部、水溶性アニオ
ン化変性ポリビニルアルコール()は炭酸カル
シウム100重量部に対して0.03〜1重量部の範囲
の割合で併用される。中和物()又は水溶性ア
ニオン化変性ポリビニルアルコール()の使用
量が前記範囲より少ないと、低粘度でその経日安
定性の良好な炭酸カルシウム水分散液が得られな
い。また、これらの使用量を前記範囲より多くし
ても増量に見合つた分散効果は得られず、逆に得
られた炭酸カルシウム水分散液を使用した塗膜の
耐水性が低下するため好ましくない。 本発明において、中和物()と水溶性アニオ
ン化変性ポリビニルアルコール()とを分散剤
として併用する際の添加順序には特別の制限はな
い。即ち、中和物()で炭酸カルシウムを水性
媒体中に粗分散した後に水溶性アニオン化変性ポ
リビニルアルコール()を添加して微分散する
ことも、逆に水溶性アニオン化変性ポリビニルア
ルコール()で粗分散した後に中和物()を
添加して微分散することもできる。また、中和物
()と水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコ
ール()とを同時に添加して併用することも可
能である。 さらに、本発明の効果を損なわない範囲で、公
知の有機系分散剤例えばポリアクリル酸塩、ポリ
メタクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、(メタ)ア
クリル酸/マレイン酸共重合体、(メタ)アクリ
ル酸/イタコン酸共重合体などや、公知の無機系
分散剤例えばカルシウム・マグネシウム・アルミ
ニウム・亜鉛などの多価金属の水酸化物、炭酸塩
あるいはハロゲン化物や、ピロリン酸塩、トリポ
リリン酸液、ヘキサメタリン酸塩などの縮合リン
酸塩などを併用することは勿論可能である。 (発明の効果) 本発明の方法によれば、特定の共重合体の中和
物と特定の水溶性アニオン化変性ポリビニルアル
コールとを分散剤として特定の割合で併用してい
ることから、重質〜軽質のあらゆる炭酸カルシウ
ムに対して少ない量の分散剤で高濃度炭酸カルシ
ウム水分酸液とすることができる。また、本発明
の方法で得られた炭酸カルシウム水分散液は、低
粘度・高流動性でそれらの経日安定性にも優れて
いるため、得られる塗膜の耐水性に悪影響を及ぼ
すことなく、塗料のその他の用途に有効に使用で
きる。 また、本発明で得られた分散剤は、他の無機顔
料例えばクレー、酸化チタン、サチンホワイト、
水酸化アルミニウム、消石灰、ベンガラ、セメン
ト、アルキナ、ジルコニア、シリカ、炭化ケイ
素、チツ化ケイ素などにも有効に用いられる。 (実施例) 以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの例により限定されるもの
ではない。尚、例中の部および%はそれぞれ重量
部および重量%を示す。また、例中の対炭酸カル
シウム%は炭酸カルシウム固形分に対する分散剤
〔共重合体の中和物()や水溶性アニオン化変
性ポリビニルアルコール()〕の固形分重量比
率を示す。 実施例 1 容量1(材質SUS 304、内径90mm、高さ160
mm)のビーカーに、カルサイト系立方体状の軽質
炭酸カルシウム(一次粒子径0.15μ)のフイルタ
ープレス脱水ケーキ(固形分65.3%)400部をと
り、そこへ分散剤としての数平均分子量が6000で
あるイソブチレン/無水マレイン酸=0.9/1(モ
ル比)共重合体のナトリウム塩20%水溶液6.52部
(対炭酸カルシウム0.5%)、重合度が250でケン化
度が88モル%で且つp−スチレンスルホン酸の共
重合体によるスルホン化度が3モル%のアニオン
化変性ポリビニルアルコール20%水溶液2.61部
(対炭酸カルシウム0.2%)及び固形分濃度調整用
の水1.9部を加え、デイゾルバー撹拌羽根(50mm
φ)にて低速で3分間混練後、3000rpmで10分間
分散し、固形分濃度64%の水分散液(1)を得た。 得られた水分散液(1)の粘度(B型粘度計・25℃
で測定)及び経日安定性の試験結果を第1表に示
した。また、製造直後の水分散液(1)の流動特性を
ハーキユレス粘度計(熊谷理機工業(株)製、HR−
801C型)で測定(ボブB、スイープタイム20秒)
し、得られたオレグラムを第1図に示した。 実施例 2〜7 分散剤として第1表に示した所定量の共重合体
の中和物()及び水溶性アニオン化変性ポリビ
ニルアルコール()と所定量の固形分濃度調整
水とを用いた他は実施例1と同様にして、固形分
濃度64%の水分散液(2)〜(7)を得た。 得られた水分散液(2)〜(7)の粘度及び経日安定性
を実施例1と同様にして測定し、その試験結果を
第1表に示した。
【表】
【表】 比較例 1 分散剤として平均分子量が4000であるアクリル
酸/マレイン酸=60/40(モル比)の共重合体の
ナトリウム塩40%水溶液4.57部(対炭酸カルシウ
ム0.7%)及び固形分濃度調整用の水6.4部を用い
た他は実施例1と同様にして、固形分濃度64%の
比較用水分散液(1)を得た。 得られた比較用水分散液(1)の粘度及び経日安定
性を実施例1と同様にして測定しその試験結果を
第2表に示した、また製造直後の比較用水分散液
(1)の流動特性をハーキユレス粘度計で測定(ボブ
B、スイープタイプ20秒)し、得られたオレグラ
ムを第1図に示した。 比較例 2〜5 分散剤として第2表に示した水溶性重合体また
は共重合体の中和物()を0.7%(対炭酸カル
シウム)及び所定量の固形分濃度調整水を用いた
他は実施例1と同様にして、固形分濃度64%の比
較用水分散液(2)〜(5)を得た。 得られた比較用水分散液(2)〜(5)の粘度及び経日
安定性を実施例1と同様にして測定し、その試験
結果を第2表に示した。 比較例 6〜8 分散剤として第2表に示した水溶性アニオン化
変性ポリビニルアルコール()を0.7%(対炭
酸カルシウム)及び所定量の固形分濃度調整水を
用いた他は実施例1と同様にして、固形分濃度64
%の比較用水分散液(6)〜(8)を得た。 得られた比較用水分散液(6)〜(8)の粘度及び経日
安定性を実施例1と同様にして測定し、その試験
結果を第2表に示した。 比較例 9〜21 分散剤として第2表に示した水溶性重合体また
は共重合体の中和物()及び水溶性ポリビニル
アルコールまたは水溶性アニオン化変性ポリビニ
ルアルコール()並びに所定量の固形分濃度調
整水を用いた他は実施例1と同様にして、固形分
濃度64%の比較用水分散液(9)〜(21)を得た。 得られた比較用水分散液(9)〜(21)の粘度及び
経日安定性を実施例1と同様にして測定し、その
試験結果を第2表に示した。
【表】
【表】 実施例 8〜14 実施例1で用いた容量1のビーカーに分散剤
として第3表に示した共重合体の中和物()
2.5部(対炭酸カルシウム0.5%)及び水溶性アニ
オン化変性ポリビニルアルコール()0.5部
(対炭酸カルシウム0.1%)とり、水を加えて全量
を170.7部とした。得られた分散剤水溶液に、実
施例1で用いた撹拌羽根にて1000rpm撹拌下、重
質炭酸カルシウム(平均粒子径10μ)500部を2
分間で添加し、プレミツクス液を作成した。次い
で、このプレミツクス液をベツセル容量1のサ
ンドグラインダー(メジアとしてガラスビーズ
(1.0〜1.5mmφ)0.35、撹拌回転数3000rpm)に
て粒子径2μ以下のものの割合が90%で平均粒子
径が0.8μになるまで分散し、固形分濃度75%の炭
酸カルシウム水分散液(8)〜(14)を得た。 得られた水分散液(8)〜(14)の粘度及び経日安定性
を実施例1と同様にして測定し、その試験結果を
第3表に示した。
【表】
【表】 比較例 22〜26 分散剤として第4表に示した水溶性重合体また
は共重合体の中和物()を3.0部(対炭酸カル
シウム0.6%)及び所定量の水を用いた他は実施
例7〜12と同様にして、固形分濃度75%の比較用
水分散液(22)〜(26)を得た。 得られた比較用水分散液(22)〜(26)の粘度
及び経日安定性を実施例1と同様にして測定し、
その試験結果を第4表に示した。 比較例 27〜29 分散剤として第4表に示した水溶性アニオン化
変性ポリビニルアルコール()を0.3部(対炭
酸カルシウム0.6%)及び所定量の水を用いた他
は実施例8〜14と同様にして、固形分濃度75%の
比較用水分散液(27)〜(29)を得た。 得られた比較用水分散液(27)〜(29)の粘度
及び経日安定性を実施例1と同様にして測定し、
その試験結果を第4表に示した。 比較例 30〜42 分散剤として第4表に示した水溶性重合体また
は共重合体の中和物()2.5部(対炭酸カルシ
ウム0.5%)及び水溶性ポリビニルアルコールま
たは水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール
()0.5部(対炭酸カルシウム0.1%)並びに所
定量の水を用いた他は実施例8〜14と同様にし
て、固形分濃度75%の比較用水分散液(30)〜
(42)を得た。 得られた比較用水分散液(30)〜(42)の粘度
及び経日安定性を実施例1と同様にして測定し、
その試験結果を第4表に示した。
【表】
【表】 実施例 15〜21 実施例1で用いた容量1のビーカーに、分散
剤として第5表に示した共重合体の中和物()
0.8部(対炭酸カルシウム0.2%)及び水溶性アニ
オン化変性ポリビニルアルコール()0.4部
(対炭酸カルシウム0.1%)とり、水を加えて全量
を183.5部とした。得られた分散剤水溶液に、デ
イゾルバー撹拌羽根(50mmφ)にて低速撹拌下、
カルサイト系立方体状の軽質炭酸カルシウム微粉
末(一次粒子径0.2μ)400部を3分間で添加した
後、3000rpmで10分間撹拌して分散した。次い
で、分散剤水溶液を調製する際に用いたのと同じ
水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール
()の10%水溶液8部(対炭酸カルシウム0.2
%)を添加し、さらに3000rpmで2分間撹拌し、
固形分濃度68%の炭酸カルシウム水分散液(15)〜
(21)を得た。 得られた水分散液(15)〜(21)の粘度及び経日安
定性を実施例1と同様に測定し、その試験結果を
第5表に示した。
【表】
【表】 以上の結果より、分散剤として特定の平均分子
量を有する共重合体の中和物()と特定重合
度・特定ケン化度及び特定アニオン化変性度を有
する水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール
()とを併用して得られた炭酸カルシウム水分
散液は、それぞれの分散剤を単独で用いて得た比
較用水分散液や共重合体の中和物()または水
溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール()
のいずれか1つまたは両方とも用いなかつた比較
用水分散液に比べ、低粘度であり、その経日安定
性にも優れていることがわかる。また、本発明の
方法によれば、従来使用されてきた分散剤のアク
リル酸/マレイン酸共重合体に比べ、低添加量で
低粘度かつ高流動特性を有する炭酸カルシウム水
分散液が得られることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた水分散液(1)及び比
較例1で得られた比較用水分散液(1)の流動特性を
示すレオグラムである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭酸カルシウムを水性媒体中に分散して水分
    散液を製造するに際し、分散剤として、無水マレ
    イン酸及び無水マレイン酸1モルに対して0.7〜
    1.2モルの比率の炭素数2〜7のα−オレフイン
    を共重合して得られる平均分子量2000〜80000の
    共重合体の中和物()と重合度30〜700、ケン
    化度30〜100モル%で且つアニオン化変性度0.5〜
    20モル%の水溶性アニオン化変性ポリビニルアル
    コール()とを、炭酸カルシウム100重量部に
    対して、該共重合体の中和物()0.1〜2重量
    部、水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール
    ()0.03〜1重量部の範囲の割合で併用するこ
    とを特徴とする炭酸カルシウム水分散液の製造方
    法。 2 水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール
    ()が水溶性スルホン化変性ポリビニルアルコ
    ールである特許請求の範囲第1項記載の炭酸カル
    シウム水分散液の製造方法。 3 水溶性アニオン化変性ポリビニルアルコール
    ()が水溶性カルボキシル化変性ポリビニルア
    ルコールである特許請求の範囲第1項記載の炭酸
    カルシウム水分散液の製造方法。
JP62263678A 1987-04-13 1987-10-21 Production of aqueous dispersion of calcium carbonate Granted JPS6428215A (en)

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