JPH0453996Y2 - - Google Patents
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- JPH0453996Y2 JPH0453996Y2 JP19578687U JP19578687U JPH0453996Y2 JP H0453996 Y2 JPH0453996 Y2 JP H0453996Y2 JP 19578687 U JP19578687 U JP 19578687U JP 19578687 U JP19578687 U JP 19578687U JP H0453996 Y2 JPH0453996 Y2 JP H0453996Y2
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- sleeve body
- roll
- roll shaft
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- sleeve
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Landscapes
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、エンボスロールに関し、特に、建築
物又は家具等にエンボス面(凹凸模様等)を形成
するためのスリーブ体をロール軸に対して容易に
着脱可能とするための新規な改良に関する。
物又は家具等にエンボス面(凹凸模様等)を形成
するためのスリーブ体をロール軸に対して容易に
着脱可能とするための新規な改良に関する。
[従来の技術]
従来、主に建築物の内装材、外壁材あるいは家
具調度品には、エンボス(凹凸模様)加工が施さ
れた紙、皮革、ビニール、金属薄板あるいは石膏
ボード等の製品が多く使用されている。
具調度品には、エンボス(凹凸模様)加工が施さ
れた紙、皮革、ビニール、金属薄板あるいは石膏
ボード等の製品が多く使用されている。
このエンボス加工は、一部プレス等でも行われ
ているが、一般には、ロール表面に彫刻した模様
を各種素材に転写成形するためのエンボス圧延機
で製造されている。
ているが、一般には、ロール表面に彫刻した模様
を各種素材に転写成形するためのエンボス圧延機
で製造されている。
又、前述のエンボス圧延加工では、上下一対の
ロールのうち、片側のロールにのみ彫刻ロールを
用いる片面エンボス加工と、両方のロールに彫刻
ロールを用いる両面エンボス加工とがあるが、近
年においては、彫が深く且つ意匠性の高い両面エ
ンボス加工が増大している。
ロールのうち、片側のロールにのみ彫刻ロールを
用いる片面エンボス加工と、両方のロールに彫刻
ロールを用いる両面エンボス加工とがあるが、近
年においては、彫が深く且つ意匠性の高い両面エ
ンボス加工が増大している。
特に、前述の両面エンボス加工においては、上
下一対の彫刻を施したロール間に、被加工材料
(紙、ビニール、皮革、金属薄板等)を装入して
加圧することにより、各ロールの凹凸の深さに応
じた模様を転写した加工物を得ている。
下一対の彫刻を施したロール間に、被加工材料
(紙、ビニール、皮革、金属薄板等)を装入して
加圧することにより、各ロールの凹凸の深さに応
じた模様を転写した加工物を得ている。
次に、第3図から第6図に示す従来例は、いず
れも、これまで使用されてきた代表的なものであ
り、第3図及び第4図は第1従来例、第5図は第
2従来例、第6図は第3従来例である。
れも、これまで使用されてきた代表的なものであ
り、第3図及び第4図は第1従来例、第5図は第
2従来例、第6図は第3従来例である。
まず、第3図及び第4図に示す第1従来例の場
合、上下に配設された一対の上ロール1及び下ロ
ール1Aは、第4図に示されるように、ロール軸
2及びロール部3が一体に形成されていると共
に、これらの各ロール部3に所要のエンボス模様
(図示せず)が形成されている。
合、上下に配設された一対の上ロール1及び下ロ
ール1Aは、第4図に示されるように、ロール軸
2及びロール部3が一体に形成されていると共
に、これらの各ロール部3に所要のエンボス模様
(図示せず)が形成されている。
又、第5図にて示す従来例においては、ロール
1(又は1A)がロール軸2とスリーブ体4とか
ら構成され、このロール軸2の中央に形成された
大径状の嵌合部2aには、前記スリーブ体4が焼
嵌めによつて嵌合され、このスリーブ体4の表面
には、所要模様のエンボス面4aが形成されてい
る。
1(又は1A)がロール軸2とスリーブ体4とか
ら構成され、このロール軸2の中央に形成された
大径状の嵌合部2aには、前記スリーブ体4が焼
嵌めによつて嵌合され、このスリーブ体4の表面
には、所要模様のエンボス面4aが形成されてい
る。
さらに、第6図にて示す従来例においては、ロ
ール1(又は1A)がロール軸2とスリーブ体4
とから構成され、このロール軸2の中央に形成さ
れた大径状の嵌合部2aには、この端面に鍔部4
aを有する前記スリーブ体4が嵌合され、取付ね
じ5を介して前記鍔部4aが前記嵌合部2aに一
体的に固定されている。又、前記スリーブ体4の
表面には、所要模様のエンボス面4aが形成され
ている。
ール1(又は1A)がロール軸2とスリーブ体4
とから構成され、このロール軸2の中央に形成さ
れた大径状の嵌合部2aには、この端面に鍔部4
aを有する前記スリーブ体4が嵌合され、取付ね
じ5を介して前記鍔部4aが前記嵌合部2aに一
体的に固定されている。又、前記スリーブ体4の
表面には、所要模様のエンボス面4aが形成され
ている。
[考案が解決しようとする問題点]
従来のエンボスロールは、以上のように構成さ
れていたため、次のような問題点を有していた。
れていたため、次のような問題点を有していた。
すなわち、通常、両面エンボス加工の場合、上
下各ロールのスリツプは、被加工材料の品質を損
なうばかりでなく、ロール表面に施した彫刻その
ものの破損につながるため、決して許容されるも
のではなく、ロール軸をハウジングの外側にまで
延長し、各ロールの模様合わせギヤを装着する等
の工夫が施されている。このため、各ロールの全
長はバレル長さの約2倍(バレル1500ミリの場
合、ロール軸の全長が2800ミリ)にも及び、各ロ
ールの作成費は彫刻費を除いても著しく高価なも
のとなつていた。
下各ロールのスリツプは、被加工材料の品質を損
なうばかりでなく、ロール表面に施した彫刻その
ものの破損につながるため、決して許容されるも
のではなく、ロール軸をハウジングの外側にまで
延長し、各ロールの模様合わせギヤを装着する等
の工夫が施されている。このため、各ロールの全
長はバレル長さの約2倍(バレル1500ミリの場
合、ロール軸の全長が2800ミリ)にも及び、各ロ
ールの作成費は彫刻費を除いても著しく高価なも
のとなつていた。
又、エンボス製品は、前述のように、建築物の
内外装品、家具調度品等が主な用途であるため、
ユーザーニーズを満たすためには相当数の図柄を
保有する必要があるが、特に、第3図に示す第1
従来例のように一体構造の場合には、その保管及
び管理が困難を極めており、彫刻費を除外して
も、ロール素材費、加工費等が増加し、少量、多
品種生産を必要とするエンボス加工にあつては、
このようなロールを多量に保有することは過大な
負担となつており、生産性の向上に著しい阻害と
なつていた。
内外装品、家具調度品等が主な用途であるため、
ユーザーニーズを満たすためには相当数の図柄を
保有する必要があるが、特に、第3図に示す第1
従来例のように一体構造の場合には、その保管及
び管理が困難を極めており、彫刻費を除外して
も、ロール素材費、加工費等が増加し、少量、多
品種生産を必要とするエンボス加工にあつては、
このようなロールを多量に保有することは過大な
負担となつており、生産性の向上に著しい阻害と
なつていた。
又、第5図及び第6図に示すスリーブ体を用い
たスリーブロール構造の場合、彫刻を施すスリー
ブ体を遠心鋳造等で形成した管より加工すること
で、素材費の低減と軽量化を図り、保管の容易な
円筒形状とすることができ、ロール軸も、一対稼
動、一対組立て及び一対整備の稼動方式とするこ
とにより、最小3セツトに圧縮することができ、
ロール置場面積を著しく減少することができる
が、スリーブ体をロール軸に固定する方法が問題
となつていた。
たスリーブロール構造の場合、彫刻を施すスリー
ブ体を遠心鋳造等で形成した管より加工すること
で、素材費の低減と軽量化を図り、保管の容易な
円筒形状とすることができ、ロール軸も、一対稼
動、一対組立て及び一対整備の稼動方式とするこ
とにより、最小3セツトに圧縮することができ、
ロール置場面積を著しく減少することができる
が、スリーブ体をロール軸に固定する方法が問題
となつていた。
すなわち、エンボス圧延加工においては、被加
工材料の強度にもよるが、抗張力の高いステンレ
ス鋼板の厚物等を想定すると、1ミリ当たり150
Kg程度の線圧を受ける。よつて、この加工負荷に
十分対応可能であると共に、ロールを回転させる
ためのトルクを伝えるだけの嵌合力を有する固定
構造でなければならず、又、スリーブ体を頻繁に
着脱交換可能な固定構造であることが必須要件で
ある。
工材料の強度にもよるが、抗張力の高いステンレ
ス鋼板の厚物等を想定すると、1ミリ当たり150
Kg程度の線圧を受ける。よつて、この加工負荷に
十分対応可能であると共に、ロールを回転させる
ためのトルクを伝えるだけの嵌合力を有する固定
構造でなければならず、又、スリーブ体を頻繁に
着脱交換可能な固定構造であることが必須要件で
ある。
従つて、第5図に示す焼嵌め構造の場合、スリ
ーブ体を嵌合するのは容易であるが、スリーブ体
をロール軸から離脱することは極めて困難であ
り、離脱時におけるスリーブ体の変形、破損の恐
れも大であり、スリーブ体を頻繁に着脱して使用
することを前提としたエンボスロールに採用でき
る構造ではなかつた。
ーブ体を嵌合するのは容易であるが、スリーブ体
をロール軸から離脱することは極めて困難であ
り、離脱時におけるスリーブ体の変形、破損の恐
れも大であり、スリーブ体を頻繁に着脱して使用
することを前提としたエンボスロールに採用でき
る構造ではなかつた。
又、第6図のボルト止め構造の場合、スリーブ
体の着脱は容易であるが、スリーブ体を固定する
取付ボルトに過大なラジアル荷重がかかり、取付
ボルトの破損あるいはロール軸とスリーブ体間で
スリツプが生じる等の問題を生じ、圧延製品の品
質が低下していた。
体の着脱は容易であるが、スリーブ体を固定する
取付ボルトに過大なラジアル荷重がかかり、取付
ボルトの破損あるいはロール軸とスリーブ体間で
スリツプが生じる等の問題を生じ、圧延製品の品
質が低下していた。
又、前述の従来例の他に、図示していないが、
ロール軸のキー溝を介して固定する構成も考えら
れるが、この構成では、キーの側面に繰返し応力
が作用し、キーの摩滅が早く、わずかでもキーが
摩滅すると、スリーブとロール軸の間にガタが生
じ、上下ロールの模様が合わなくなり、彫刻を著
しく損なう結果となつていた。
ロール軸のキー溝を介して固定する構成も考えら
れるが、この構成では、キーの側面に繰返し応力
が作用し、キーの摩滅が早く、わずかでもキーが
摩滅すると、スリーブとロール軸の間にガタが生
じ、上下ロールの模様が合わなくなり、彫刻を著
しく損なう結果となつていた。
本考案は、以上のような問題点を解決するため
になされたもので、特に、建築物又は家具等にエ
ンボス面(凹凸模様等)を形成するためのスリー
ブ体をロール軸に対して容易に着脱可能とするよ
うにしたエンボスロールを提供することを目的と
する。
になされたもので、特に、建築物又は家具等にエ
ンボス面(凹凸模様等)を形成するためのスリー
ブ体をロール軸に対して容易に着脱可能とするよ
うにしたエンボスロールを提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段]
本考案によるエンボスロールは、ロール軸の嵌
合部に、エンボス面を有するスリーブ体を嵌合さ
せたものにおいて、前記ロール軸の嵌合面に形成
されたロールテーパ面と、前記スリーブ体の内周
面に形成され前記ロールテーパ面と同一勾配のス
リーブテーパ面と、前記スリーブ体の両端に設け
られたOリングにより前記ロール軸とスリーブ体
間に密閉室を形成し、この密閉室内に高圧作動油
を送るための油路とを備えたロール軸との構成で
ある。
合部に、エンボス面を有するスリーブ体を嵌合さ
せたものにおいて、前記ロール軸の嵌合面に形成
されたロールテーパ面と、前記スリーブ体の内周
面に形成され前記ロールテーパ面と同一勾配のス
リーブテーパ面と、前記スリーブ体の両端に設け
られたOリングにより前記ロール軸とスリーブ体
間に密閉室を形成し、この密閉室内に高圧作動油
を送るための油路とを備えたロール軸との構成で
ある。
[作用]
本考案によるエンボスロールにおいては、ロー
ル軸とスリーブ体におけるロールテーパ面とスリ
ーブテーパ面との間に形成された密閉室内に高圧
作動油を供給することにより、この高圧作動油の
圧力によつてスリーブ体が膨張する。
ル軸とスリーブ体におけるロールテーパ面とスリ
ーブテーパ面との間に形成された密閉室内に高圧
作動油を供給することにより、この高圧作動油の
圧力によつてスリーブ体が膨張する。
この膨張によつて、スリーブ体とロール軸の間
の隙間が大となり、スリーブ体をロール軸の大径
側に押込むことができる。
の隙間が大となり、スリーブ体をロール軸の大径
側に押込むことができる。
以上の操作を所定の締代となる圧力迄行い、作
動油の圧力を下げると、スリーブ体の膨張がなく
なり、所定の圧力でロール軸に一体状に締付けら
れる。
動油の圧力を下げると、スリーブ体の膨張がなく
なり、所定の圧力でロール軸に一体状に締付けら
れる。
次に、ロール軸からスリーブ体を離脱する場合
には、再び、前述の挿入時と同様に、高圧作動油
を密閉室内に供給すると、スリーブ体は膨張し、
ロール軸とスリーブ体の間には隙間が形成され、
わずかな力を加えることによつてスリーブ体をロ
ール軸から容易に離脱することができる。
には、再び、前述の挿入時と同様に、高圧作動油
を密閉室内に供給すると、スリーブ体は膨張し、
ロール軸とスリーブ体の間には隙間が形成され、
わずかな力を加えることによつてスリーブ体をロ
ール軸から容易に離脱することができる。
[実施例]
以下、図面と共に本考案によるエンボスロール
の好適な実施例について説明する。
の好適な実施例について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号
を用いて説明する。
を用いて説明する。
第1図及び第2図は、本考案によるエンボスロ
ールを示す断面図及び側面図である。
ールを示す断面図及び側面図である。
図において符号1で示されるものは上ロールで
あり、この上ロール1には下ロール1Aが上下関
係に配設されている。
あり、この上ロール1には下ロール1Aが上下関
係に配設されている。
これらの各ロール1及び1Aは、長手形状のロ
ール軸2及びスリーブ体4からなり、このロール
軸2の中央に形成された大径状の嵌合部2aに
は、前記スリーブ体4が押込みによつて嵌合され
ていると共に、このスリーブ体4の表面には、所
要模様のエンボス面4aが形成されている。
ール軸2及びスリーブ体4からなり、このロール
軸2の中央に形成された大径状の嵌合部2aに
は、前記スリーブ体4が押込みによつて嵌合され
ていると共に、このスリーブ体4の表面には、所
要模様のエンボス面4aが形成されている。
前記ロール軸2の嵌合部2aにおける外周面に
は、このロール軸2の軸方向におけるロール軸径
においてαの勾配を有するロールテーパ面6が形
成され、この嵌合部2aの外周面は円錐状の一部
をなしている。
は、このロール軸2の軸方向におけるロール軸径
においてαの勾配を有するロールテーパ面6が形
成され、この嵌合部2aの外周面は円錐状の一部
をなしている。
前記スリーブ体4の内周面には、前記ロールテ
ーパ面6と同一の勾配を有するスリーブテーパ面
7が形成され、このロールテーパ面6とスリーブ
テーパ面7が接合することにより、スリーブ体4
が嵌合部2aの外周面上に嵌合している。
ーパ面6と同一の勾配を有するスリーブテーパ面
7が形成され、このロールテーパ面6とスリーブ
テーパ面7が接合することにより、スリーブ体4
が嵌合部2aの外周面上に嵌合している。
前記スリーブ体4の両端には、リング溝(図示
せず)に保持されたOリングからなるシール体8
が設けられており、このシール体8により前記ス
リーブ体4と嵌合部2a間に円筒状をなすわずか
な隙間からなる密閉室9が形成されている。
せず)に保持されたOリングからなるシール体8
が設けられており、このシール体8により前記ス
リーブ体4と嵌合部2a間に円筒状をなすわずか
な隙間からなる密閉室9が形成されている。
前記ロール軸2内には、前記密閉室9内に高圧
作動油を供給するための油路10が形成され、こ
の油路10には、図示しない油圧装置により高圧
作動油が供給される構成である。
作動油を供給するための油路10が形成され、こ
の油路10には、図示しない油圧装置により高圧
作動油が供給される構成である。
本考案によるエンボスロールは、前述したよう
に構成されており、以下に、その動作について説
明する。
に構成されており、以下に、その動作について説
明する。
まず、スリーブ体4の大径側4bを嵌合部2a
の小径側2aAから挿入し、ロールテーパ面6に
沿つて軽く押し込み、次に、油路を介して高圧作
動油を密閉室9内に供給し、圧力を上昇させる
と、密閉室9内の油圧が上昇し、その圧力によつ
てスリーブ体4が膨張する。この膨張によりロー
ル軸2の嵌合部2aとスリーブ体4の間の隙間す
なわち前記密閉室9が大となり、さらに、スリー
ブ体4を嵌合部2aの大径側2aB側に押し込み、
以上の動作を予定の締代となる迄継続する。
の小径側2aAから挿入し、ロールテーパ面6に
沿つて軽く押し込み、次に、油路を介して高圧作
動油を密閉室9内に供給し、圧力を上昇させる
と、密閉室9内の油圧が上昇し、その圧力によつ
てスリーブ体4が膨張する。この膨張によりロー
ル軸2の嵌合部2aとスリーブ体4の間の隙間す
なわち前記密閉室9が大となり、さらに、スリー
ブ体4を嵌合部2aの大径側2aB側に押し込み、
以上の動作を予定の締代となる迄継続する。
スリーブ体4が第1図で示されるように、嵌合
部2a上の所定位置に達した状態で、高圧作動油
の圧力を下げると、スリーブ体4の膨張は終了
し、元の形状に戻るため、スリーブ体4の所定の
応力を発生させた状態でロール軸2に嵌合され作
業は終了する。
部2a上の所定位置に達した状態で、高圧作動油
の圧力を下げると、スリーブ体4の膨張は終了
し、元の形状に戻るため、スリーブ体4の所定の
応力を発生させた状態でロール軸2に嵌合され作
業は終了する。
次に、ロール軸2からスリーブ体4を離脱させ
る場合には、再び、油路10を介して高圧作動油
を密閉室9に圧送することにより、スリーブ体4
が再び膨張し、嵌合部2aとスリーブ体4の間の
隙間が大となり、スリーブ体4と嵌合部2aとの
嵌合が解除されて、ロールテーパ面6に沿つて抜
ける方向に力が作用する。この力はスリーブ体4
の小径側と大径側の断面積の差によつて発生する
ものであり、この面積差に油圧圧力を乗じた値に
一致する。この力は摩擦力よりはるかに大きく、
よつてスリーブ体4は極めて容易に離脱すること
ができる。
る場合には、再び、油路10を介して高圧作動油
を密閉室9に圧送することにより、スリーブ体4
が再び膨張し、嵌合部2aとスリーブ体4の間の
隙間が大となり、スリーブ体4と嵌合部2aとの
嵌合が解除されて、ロールテーパ面6に沿つて抜
ける方向に力が作用する。この力はスリーブ体4
の小径側と大径側の断面積の差によつて発生する
ものであり、この面積差に油圧圧力を乗じた値に
一致する。この力は摩擦力よりはるかに大きく、
よつてスリーブ体4は極めて容易に離脱すること
ができる。
又、前述のロールテーパ面6及びスリーブテー
パ面7はスリーブ体4を嵌合した場合に十分な締
付力を得、且つ、離脱する場合に容易にできるよ
うにするために極めて重要である。
パ面7はスリーブ体4を嵌合した場合に十分な締
付力を得、且つ、離脱する場合に容易にできるよ
うにするために極めて重要である。
すなわち、これらのテーパ面6及び7が大き過
ぎる場合には、嵌合時に軸方向の荷重が過大とな
ると共に、スリーブ体4の肉厚の軸方向の差が大
きくなつて締付力に大きい差が生じる。
ぎる場合には、嵌合時に軸方向の荷重が過大とな
ると共に、スリーブ体4の肉厚の軸方向の差が大
きくなつて締付力に大きい差が生じる。
逆に、各テーパ面6及び7の勾配が小さすぎる
場合、必要な締付力を得るための膨張代を与える
と、スリーブ体4の移動距離が長くなり、その結
果、ロール軸2の嵌合部2aの長さをスリーブ体
4の長さに較べて著しく大とする必要が生じるこ
とになる。従つて、これらのテーパ面6及び7の
勾配は1/200〜1/50とすることが最適であることが 確認された。
場合、必要な締付力を得るための膨張代を与える
と、スリーブ体4の移動距離が長くなり、その結
果、ロール軸2の嵌合部2aの長さをスリーブ体
4の長さに較べて著しく大とする必要が生じるこ
とになる。従つて、これらのテーパ面6及び7の
勾配は1/200〜1/50とすることが最適であることが 確認された。
又、前記スリーブ体4の肉厚が大き過ぎると、
スリーブ体4の軽量効果が失われ、多品種用のス
リーブ体4を用意し、自在に選択すると云う本考
案の目的が達成されないだけでなく、スリーブ体
4の所要の膨張を得るために極めて大きい油圧が
必要となる。
スリーブ体4の軽量効果が失われ、多品種用のス
リーブ体4を用意し、自在に選択すると云う本考
案の目的が達成されないだけでなく、スリーブ体
4の所要の膨張を得るために極めて大きい油圧が
必要となる。
さらに、スリーブ体4の肉厚が小さすぎる場
合、必要な締付力を得るためにスリーブ体4に付
加する応力として大きいものが必要となり、その
結果、スリーブ体4の歪が大となつてエンボス形
状に変化が生じる。従つて、このスリーブ体4の
肉厚は10〜50ミリの範囲とすることが最良であ
る。
合、必要な締付力を得るためにスリーブ体4に付
加する応力として大きいものが必要となり、その
結果、スリーブ体4の歪が大となつてエンボス形
状に変化が生じる。従つて、このスリーブ体4の
肉厚は10〜50ミリの範囲とすることが最良であ
る。
尚、本考案に用いられるスリーブ体4は、中実
に鋳造された鋳鋼や中実の鍛鋼を切削加工にて円
筒状に加工して用いることも十分可能であるが、
加工の容易さからすると、遠心鋳造で製造される
中空鋼を用いるのが最適である。
に鋳造された鋳鋼や中実の鍛鋼を切削加工にて円
筒状に加工して用いることも十分可能であるが、
加工の容易さからすると、遠心鋳造で製造される
中空鋼を用いるのが最適である。
次に、本考案によるエンボスロールを用いる場
合の実際の実施例について説明する。
合の実際の実施例について説明する。
エンボスロール
ロール軸2の嵌合部2aの長さ :1200ミリ
ロール径 :450ミリ
スリーブ体4の外径 :450ミリ
スリーブ体4の長さ :1160ミリ
スリーブ体4の肉厚 :20ミリ(薄肉側)
平均肉厚約23ミリ
スリーブテーパ面7の勾配 :1/100
エンボスに必要とする伝達トルク:1200Kg・m
エンボスに必要とする上ロールと
下ロールの加圧力 :100000Kg
が加算される。従つて、エンボスロールのスリ
ーブ体4とロール軸2の固定されるべき締付力は
これ以上であることが必要となる。
ーブ体4とロール軸2の固定されるべき締付力は
これ以上であることが必要となる。
例えば、ロール軸2とスリーブ体4との締付力
による伝達トルクを、 T=P・e〓〓とするならば、 但し、T :必要トルク P :円周方向締付力 e :自然係数 μ:ロール軸とスリーブ体間の摩擦係数 θ :接触角度 円周方向に必要とする締付力は、約5000Kgとな
る。
による伝達トルクを、 T=P・e〓〓とするならば、 但し、T :必要トルク P :円周方向締付力 e :自然係数 μ:ロール軸とスリーブ体間の摩擦係数 θ :接触角度 円周方向に必要とする締付力は、約5000Kgとな
る。
又、スリーブ体4は薄肉なので、内外共に均一
な応力であると近似計算すると、スリーブ体4に
発生させるべき内部応力は、 P=Aσ 但し、P :締付力 A :スリーブ体4の円周方向総断面積 σ :応力 となり、σ≒0.8Kg/mm2となる。
な応力であると近似計算すると、スリーブ体4に
発生させるべき内部応力は、 P=Aσ 但し、P :締付力 A :スリーブ体4の円周方向総断面積 σ :応力 となり、σ≒0.8Kg/mm2となる。
しかしながら、スリーブ体4に対して加圧力が
軸方向長さ単位当たり100Kg/mm作用するため、
この力を越えて尚締付力を保持する必要がある。
この加圧力による応力を5Kg/mm2とすると、安全
をみてσを10Kg/mm2発生させれば十分であり、そ
れに要する歪率は、 ε=σ/Eより、 =10/21000=1/2100 但し、ε :歪率 E :縦弾性係数 σ :応力 となり、嵌合部径を400ミリとすると、歪率(締
代)は400×1/2100=0.19ミリとなる。
軸方向長さ単位当たり100Kg/mm作用するため、
この力を越えて尚締付力を保持する必要がある。
この加圧力による応力を5Kg/mm2とすると、安全
をみてσを10Kg/mm2発生させれば十分であり、そ
れに要する歪率は、 ε=σ/Eより、 =10/21000=1/2100 但し、ε :歪率 E :縦弾性係数 σ :応力 となり、嵌合部径を400ミリとすると、歪率(締
代)は400×1/2100=0.19ミリとなる。
次に、この締代を発生させるための作動油の圧
力は、スリーブ体4の巾方向断面に応力10Kg/mm2
が発生させればよいので、 K=2a×σp/Dより =2×230×10/40≒110Kg/cm2 但し、K :油圧圧力 a :巾長さ当たり断面積 σp :必要とする応力 D :スリーブ体の内径 前述の式より、必要な締代を得るために、110
Kg/cm2以上の油圧圧力をかければよいことにな
る。
力は、スリーブ体4の巾方向断面に応力10Kg/mm2
が発生させればよいので、 K=2a×σp/Dより =2×230×10/40≒110Kg/cm2 但し、K :油圧圧力 a :巾長さ当たり断面積 σp :必要とする応力 D :スリーブ体の内径 前述の式より、必要な締代を得るために、110
Kg/cm2以上の油圧圧力をかければよいことにな
る。
尚、実際の実施例では、100Kg/cm2の油圧圧力
でスリーブ体4の嵌合を行い、115Kg/cm2の油圧
で離脱を行つている。これは、嵌合時に、スリー
ブ体4を押し込む際、スクリユウジヤツキによつ
て軸方向に力を加えたためと思われる。
でスリーブ体4の嵌合を行い、115Kg/cm2の油圧
で離脱を行つている。これは、嵌合時に、スリー
ブ体4を押し込む際、スクリユウジヤツキによつ
て軸方向に力を加えたためと思われる。
又、前述の作業を行うために要する操作時間
は、脱着治具の装着を含め、嵌合時約10分、離脱
時約5分で十分に作業を完了することができた。
は、脱着治具の装着を含め、嵌合時約10分、離脱
時約5分で十分に作業を完了することができた。
[考案の効果]
本考案によるエンボスロールは、以上のように
構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。
構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。
すなわち、ロール軸の嵌合部とスリーブ体との
間に、所定の勾配を有するテーパ面を介して形成
された密閉室内に高圧作動油を供給することがで
きるため、従来の脱着構造に比較すると、その脱
着時間を大巾に短縮でき、且つ、ロール軸及びス
リーブ体に対する損傷も殆どなく、安全且つ迅速
な脱着を行うことができる。
間に、所定の勾配を有するテーパ面を介して形成
された密閉室内に高圧作動油を供給することがで
きるため、従来の脱着構造に比較すると、その脱
着時間を大巾に短縮でき、且つ、ロール軸及びス
リーブ体に対する損傷も殆どなく、安全且つ迅速
な脱着を行うことができる。
又、前述の効果により、多品種少量生産に応じ
たスリーブ体の交換が可能となり、ユーザーの多
様なエンボス加工需要に極めて容易に対応するこ
とができる。
たスリーブ体の交換が可能となり、ユーザーの多
様なエンボス加工需要に極めて容易に対応するこ
とができる。
第1図及び第2図は、本考案によるエンボスロ
ールを示すもので、第1図は断面図、第2図は第
1図の右側面図、第3図から第6図は従来構成を
示すためのもので、第3図は正面図、第4図は第
3図のA−A′線による断面図、第5図及び第6
図は断面図である。 1は上ロール、1Aは下ロール、2はロール
軸、2aは嵌合部、4はスリーブ体、4aはエン
ボス面、6はロールテーパ面、7はスリーブテー
パ面、8はシール体、9は密閉室、10は油路で
ある。
ールを示すもので、第1図は断面図、第2図は第
1図の右側面図、第3図から第6図は従来構成を
示すためのもので、第3図は正面図、第4図は第
3図のA−A′線による断面図、第5図及び第6
図は断面図である。 1は上ロール、1Aは下ロール、2はロール
軸、2aは嵌合部、4はスリーブ体、4aはエン
ボス面、6はロールテーパ面、7はスリーブテー
パ面、8はシール体、9は密閉室、10は油路で
ある。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ロール軸の嵌合部に、エンボス面を有するス
リーブ体を嵌合させたエンボスロールにおい
て、前記ロール軸の嵌合部に形成されたロール
テーパ面と、前記スリーブ体の内周面に形成さ
れ前記ロールテーパ面と同一勾配のスリーブテ
ーパ面と、前記スリーブ体の両端に設けられた
シール体とにより前記ロール軸とスリーブ体間
に密閉室を形成し、前記ロール軸に形成された
油路から前記密閉室内に高圧作動油を送ること
により前記スリーブ体を膨張可能としたことを
特徴とするエンボスロール。 (2) 前記勾配はロール軸ならびにスリーブ体の嵌
合部に設けるテーパ量が1/200〜1/50の範囲であ ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載のエンボスロール。 (3) 前記スリーブ体の肉厚を最大肉厚部で50ミリ
以下としたことを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第1項又は第2項記載のエンボスロー
ル。 (4) 前記スリーブ体は、遠心鋳造で構成したこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項及
至第3項の何れかに記載のエンボスロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19578687U JPH0453996Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19578687U JPH0453996Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0199694U JPH0199694U (ja) | 1989-07-04 |
| JPH0453996Y2 true JPH0453996Y2 (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=31486444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19578687U Expired JPH0453996Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0453996Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITFI20040107A1 (it) * | 2004-05-05 | 2004-08-05 | Perini Fabio Spa | Rullo a camicia intercambiabile per gruppi goffratori e gruppo goffratore comprendente tale rullo |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP19578687U patent/JPH0453996Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0199694U (ja) | 1989-07-04 |
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