JPH0454199A - 機能性ポリペプチド - Google Patents

機能性ポリペプチド

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JPH0454199A
JPH0454199A JP2159624A JP15962490A JPH0454199A JP H0454199 A JPH0454199 A JP H0454199A JP 2159624 A JP2159624 A JP 2159624A JP 15962490 A JP15962490 A JP 15962490A JP H0454199 A JPH0454199 A JP H0454199A
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和彦 高原
Fusao Kimizuka
君塚 房夫
Ikunoshin Katou
郁之進 加藤
Yoshito Yaoi
矢追 義人
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規ポリペプチドに関し、更に詳しくは、ヒ
トフィブロネクチンの細胞接着ドメインポリペプチド、
及びヒトビトロネクチン、又はヒトコラーゲンXI型の
インスリン結合活性部位ポリペプチドを含有する、新規
な人工の機能性ポリペプチドに関する。
〔従来の技術〕
フィブロネクチン(以下、FNと表示する)は血漿や細
胞外マ) IJソックス存在する糖タンパク質で、多彩
な機能を持つことが知られている〔アニュアル レビュ
ー オブ バイオケミス ト リ − (Annual
  Review  of  Biochemistr
y)   、第57巻、第375〜413頁(1988
))。
天然のFNを創傷治癒、点眼薬等の医薬品や化粧品に利
用する試みがなされているが、血液から採取するために
供給に制限があること、コスト高であること、また、病
原性の細菌やウィルス等による汚染の可能性があるなど
の理由により、実用化されていない。また、天然のFN
の機能ドメインを取出して利用することも同様の理由か
ら実用化されていない。
そこで本発明者らは、ヒ)FNの細胞接着ドメインをコ
ードするcDNA断片を発現ベクターに接続して大腸菌
に導入することにより、細胞接着活性ポリペプチド及び
その製造方法を開発し、特許出願した(特開昭1−20
6998号)。
方、ビトロネクチン(以下、VNと表示する)は血中に
多量に存在するタンパク質であり、コラーゲンXI型(
以下、Co1XIと表示する)は軟骨に多く存在する細
胞間マトリックスである。
VNは、化学と生物、第24巻、第312頁(1986
)に記載されているように多様な生物機能を有し、例え
ばがんの転移防止剤や、細胞の無血清培地用基材等の用
途が期待され、コラーゲンも人工皮膚や止血剤等の医用
材料として近年、注目されてきている。
VNやコラーゲンの新しい生理機能として、本発明者ら
は先に、VNやコラーゲンがインスリン結合活性を有す
ることを見出し、特許出願をした(特開平1−8593
4号、特開平1−86000号、特願昭63−2731
39号)〔発明が解決しようとする課題〕 VNやコラーゲンはそれぞれインスリン結合担体として
有用であるが、これに細胞接着活性を合せ持たせれば、
各種細胞への親和性を更に高めることができ、細胞接着
活性を合せ持つインスリン結合担体は、成長因子活性、
及びホルモン活性を有するインスリンのホメオスタシス
を調節することが可能であり、糖尿病患者に代表される
種々の疾患々者にインスリンを投与する時、インスリン
の作用部位へのターゲツティングに優れた、持続時間の
長い、安全で、免疫原性のない医薬品を作ることができ
、インスリンの効果を最大限に発揮させ、かつ、副作用
のない新しい製剤及びドラグデリバリーシステムを構築
することが可能となる。例えば、生化学的研究に有効な
増殖促進試薬が提供され、表皮細胞の増殖を高給、皮膚
の老化を防ぐ有用な化粧品が提供され、更に外傷や外科
手術後の創傷治癒を促進する経皮薬及び治療薬が提供さ
れ、糖尿病の治療に用いる持続性の高い、副作用のない
インスリン製剤が提供される。
すなわち本発明の目的は、細胞接着活性と、インスリン
結合活性とを持つ、新規な人工機能性ポリペプチド、及
びその製造方法を提供することにある。
〔課゛題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は人工の機能性ポリペプチ
ドに関する発明であって、ヒ)FNの細胞接着ドメイン
ポリペプチドと、ヒトVN若しくはヒトCo1XIのイ
ンスリン結合活性部位ポリペプチドが、直接又は間接に
結合していることを特徴とする。
本発明者らは、インスリン結合活性ポリペプチドとして
、第1図で示される、ヒトVNのインスリン結合活性部
位を含有するポリペプチド、及び第2図で示されるヒト
Ca1XIのインスリン結合活性部位を含有するポリペ
プチドを、それぞれ遺伝子工学的に作成した。次いで、
これらのインスリン結合活性ポリペプチドがヒトFNの
細胞接着ドメインポリペプチドと、それぞれ、直接又は
スペーサーを介して結合した、新規ポリペプチドの遺伝
子工学発現に成功し、本発明を完成させた。
以下、本発明を具体的に説明する。
ヒ)FNのタンパク質の一次構造については、ジ エン
ボ ジャーナル(The BMBOJournal)、
第4巻、第1755〜1759頁(1985)に記載さ
れている。また、その細胞接着ドメインをコードするc
DNAクローン(pLF5 )についてはバイオケミス
トリー(Bioche+n1stry)、第25巻、第
4936〜4941頁(1986)に記載されている。
本発明者らは、pLF5から、細胞接着ドメインに対す
るcDNA断片を取出し、これを発現ベクターに接続し
て大腸菌に導入することにより、細胞接着活性ポリペプ
チド及びその製造方法を開発し特許出願した(特開平1
−206998号)。本発明で必要とされる細胞接着ド
メインのcDNAは、特開平1−206998号公報に
記載されている組換え体プラスミドpTF7021を用
いることができる。
pTP7021はFNのPro””−Met”+7(2
79アミノ酸残基)を発現するプラスミドである。
pTF7021の翻訳領域のC末端の終止コドンの直前
にクローニングサイト、例えばNco Iサイトを導入
することにより、細胞接着ドメインのCDNAと他のポ
リペプチドをコードするDNAを連結させることができ
る。
本発明による新規な機能性ポリペプチドは、下記一般弐
■: C277−(X)、−Y−(Z)、。
〔式中、C27□はヒトFNの細胞接着ドメインのp、
C1239−8er1515に相当する277アミノ酸
ポリペプチド残基を示し、下記式■: Pr。
Pr。
Val Asp 5p Pr。
Ser Leu Ser Thr Ala Asp  Thr Pro  Ser Arg  Tyr Val  Ala Asn  Ala Gly  Thr Val  Tyr Arg  Gly Pro  Thr Ala  Asn Pro  Arg Met  Arg lie  Asp Ser  Pr。
Glu  Leu Val  Val Glu  Tyr Glu  Gin Arg  Gln Gly  1ie Ser  Phe Ala  Thr Val しeu Val Ser Leu Val is Lys Asp Thr 1e Thr Thr Lys 1e Thr Val Glu Thr Phe Val Thr Trp  Ala Asn  Phe Asn  Glu Ser  Pr。
Asn  Leu Ser  Val Ser  Thr Gly  Leu Ser  Asp 1is  Trp Gly  Tyr Pr。
Leu Glu Ser Leu Ser Pr。
Asp lie 1e Arg ee Arg Arg Pr。
Ala Leu Val Thr Ala 1e Pr。
Lys Pr。
Ala Ser Arg Pr。
Asn Gly Leu 1e Pr。
pr。
Pr。
Thr Val Ser Gly Val Ser IS Arg Ser Thr Asn Gly Arg Thr 八la Tyr Gin Thr Val Thr Lys is Glu lie Glu Gly Gin Asp Ser Val Gly Glu Ala Asp 1y Pr。
Pr。
Asp Thr Tyr Arg Gin Leu Leu Thr Glu Phe Thr Tyr Arg 1e Glu Arg Leu Val Glu Ser Glu Leu Val Thr Thr 1e Thr Gly Ser is Val Thr Val Glu Thr Val 1e Arg Gly Val Ser lie Asp 1e Phe Pr。
Asn Ser Ser Val Val Ser Tyr 1y Pr。
Gly Thr Ser Asn Ser is Leu 1e Pr。
Ser Ala Trp Tyr Asn Gly Leu Val Pr。
Tyr Gly Ser Thr Val Leu Asp Ala Asp Arg Ser Ser Lys Tyr Ala Arg で表される配列を有し、Xはスペーサーを示し、Yは第
1図及び第2図でそれぞれ示されるヒトVN若しくはヒ
ト Co1XIのインスリン結合活性部位ポリペプチド
を示し、Zは下記式CI[I]、Lys−^5n−3e
r−3er−3er−Val=Pro−Ala   °
 ° [III ]のポポリペブチを示し、m及びnは
1又は零の数を示す〕で表されることを特徴とする機能
性ポリペプチドである。
式■中におけるスペーサーは、細胞接着活性ポリペプチ
ドとインスリン結合活性ポリペプチドの分子間距離を調
節するための挿入配列でもあり、任意のアミノ酸又はポ
リペプチドを用いることができ、また必要に応じ除去す
ることもできる。本発明の例で示せば、C277とヒ)
VNのインスリン結合活性部位ポリペプチドの間にはM
et−Glyが、C27,とヒトCo1X[のインスリ
ン結合活性部位ポリペプチドの間にはNet−Valが
挿入されている。
なお、本明細書において、細胞接着活性ポリペプチドの
アミノ酸に付された頁数字は、EMBL  データバン
ク(BMBL DATA BANK>中のFNのcDN
A配列を翻訳して得られるアミノ酸配列に付されたN末
からのアミノ酸残基数を示す。
ヒトVNのインスリン結合活性部位ポリペプチドとは、
第1図で示されるアミノ酸配列を少なくとも含み、遺伝
子工学的に生産することができる。
ヒ)VNのインスリン結合活性は以下の方法で検出され
る。
すなわち、ヒ)VN又は例えば化学的に分解したポリペ
プチドを適当な濃度のSDSポリアクリルアミドゲル電
気泳動(SO5−PAGE)で分離し、コレラニトロセ
ルロース膜ヘブロッティンクスる。これにパーオキシダ
ーゼ標識したインスリンをPBS中で反応させ、充分に
洗浄した後に、4−クロロ−1−ナフトールと過酸化水
素を基質として標識パーオキシダーゼ活性を検出する。
ヒトVNのインスリン結合活性部位は、VN分子をブロ
モシアンによって断片化した5kdのポリペプチドにあ
り、このポリペプチドは逆相−0DSカラムHPLC(
0,01%TFA、アセトニトリル系)で精製され、N
末端アミノ酸配列を決定することができる。該ポリペプ
チドはそのN末端よりAla−Pro−^rg−Pro
のアミノ酸配列を有する。この配列は既報のVNcDN
A配列しジ エンボ ジャーナル、第4巻、第2519
〜2524頁(1985))においてA1a34Ipr
O344に相当する配列である。
ブロモジTン処理では、Met残基の後が切断されるの
で、該5kdポリペプチドはAla” ’−Met38
1に相当する。そこで、この部位に対応するDNA断片
をヒトジェノミックDNAからPCR[Polymer
ase Chain Reaction :サイキ(S
aiki)ら、サイエンス(Science) 、第2
30巻、第1350〜1354頁(1985) :]に
より増幅し、次いで、増幅されたDNA断片をNc。
IXIEco)Nで処理し、pTV118N  [フェ
ブスレターズ(FEBS Letters)、第223
巻、第174頁(1985) )の同サイトにライゲー
ションすることによりヒトVNインスリン結合活性部位
ポリペプチドと大腸菌由来のIacZ’  [ジーン(
Gene)第33巻、第103〜119頁(1985)
]の融合タンパク質をコードする遺伝子を含有するプラ
スミドpTV VN−In、を作製することができる。
該プラスミドを第3図に示す。該プラスミドで、微生物
、例えば大腸@JMI 09株を形質転換し、該形質転
換株を、培養することにより、ヒトVNのインスリン結
合活性部位ポリペプチドを含有する1acZ’ との融
合ポリペプチド(以下、VN−In、と略称する)を発
現させることができる。該VN−In、のインスリン結
合活性は前述の方法で確認されている。
今回本発明者らがヒ)VNのインスリン結合活性部位と
して同定した領域は、従来からヒトVNのヘパリン結合
部位として報告されている領域とほぼ一致することから
、ヘパリンがVN・In、のインスリン結合性に与える
影響を検討した。その結果、VN4n、のインスリン結
合性がヘパリンによって阻害されることが明らかになっ
た。このことは本ポリペプチドのインスリン結合性がヘ
パリンによって制御可能であることを示している。
次にヒト Co1XIのインスリン結合活性ポリペプチ
ドとは、第2図で示されるアミノ酸配列を少なくとも含
むもので、遺伝子工学的に生産することができる。
特願昭63−273139号明細書記載のようにコラー
ゲンV型(以下Co1Vと略称する)におけるインスリ
ン結合活性部位ポリペプチドのアミノ酸配列の一部が決
定された。一方、Co1XIは軟骨に多く存在し、Co
1Vの軟骨型とされており、C0IVと高いホモロジー
を有している。そこで前出明細書記載のCa1V由来の
インスリン結合活性部位ポリペプチドのアミノ酸配列と
、 Co1Vと高い相同性を有するCo1XIのアミノ
酸配列、及びcDNA配列〔ザ ジャーナル オブバイ
オロジカル ケミストリー(TheJournal  
 of  Biological  Chemistr
y  )  第 263巻、第17159〜17166
頁(1988)]を比較する。
Co1V中のインスリン結合活性部位のアミノ酸配列は
、Co1XrのGly2ga pr0359の部位のア
ミノ酸配列にほぼ対応し、この部分の両者のアミノ酸配
列は約75%のホモロジーを示す。そこで、この領域を
含み、Co I XIのPr o 2 B + −G 
l y 427に対応するポリペプチドをコードするc
DNA断片をヒト胎盤m −RN AよりcDNA合成
及びPCR法によって増幅する。
増幅されたDNA断片をNco I 、 BcoRIで
処理し、前出プラスミドpTV118Nの同サイトにラ
イゲーションすることによりヒト [:olXIのイン
スリン結合活性部位ポリペプチドをコードする遺伝子を
含有するプラスミドpTVcolXIを作成する。該プ
ラスミドを第4図に示す。目的ポリペプチドの高発現性
プラスミドを得るた杓に、pTVcolXIより、目的
ポリペプチドをコードするDNAをNco I 、 B
am)I Iで切り出し、次いで、高発現性プラスミド
、例えばpET8cの同サイトに導入し、プラスミドp
ETcolXIを作成する。該プラスミドを第5図に示
す。
pET系プラスミドはスタデイ−(Studie)らが
作成したT7RNAポリメラーゼ プロモーターを有す
るプラスミドで、これをT7RNAポリメラーゼを発現
する大腸菌BL−21株に導入することで効果的にタン
パク質を発現することができる。pET’[:olXI
で大腸菌BL−21株を形質転換し、該形質転換株を培
養することにより、目的ポリペプチドを発現させること
ができ、培養菌体の5DS−PAGEにより、分子置駒
20kdのポリペプチドにインスリン結合活性が確認さ
れる。
次に、前述)VN−In、発現プラスミ)’ pTV 
VN−In。
のSma rサイトに終止コドンを含むユニバーサル 
ストップ コドン(ファルマシア社)を導入し、プラス
ミドp’rv VN In、tAAを作成する。
該プラスミドを第6図に示す。このプラスミドより N
co I 、 Bamtl Iを用いてヒトVNインス
リン結合活性部位をコードするDNA断片を切り出し、
前記pTF7021から誘導されたプラスミドpTF7
520の翻訳領域の3′末端Nco I 、Bam)I
 Iサイトに接続することにより、ヒトFNの細胞接着
ドメインと、ヒトVNのインスリン結合活性部位ポリペ
プチドとが連結したポリペプチドを発繞する組換え体プ
ラスミド・I)TP7520−i−VNIn、ア□が得
られる。該プラスミドを第7図に示す。
一方、前述のCo1)Gのインスリン結合活性部位ポリ
ペプチドを発現するプラスミド・pBT [:olXI
も同様にNco I SBamHIで処理し、Co1X
[由来のインスリン結合活性部位ポリペプチドをコード
するDNA断片を得る。これを前述のpTF7520の
Nco I 、 Bam)I Iサイトに接続すること
により、ヒトFNの細胞接着ドメインと、ヒトCo1x
rのインスリン結合活性部位ポリペプチドが連結したポ
リペプチドを発現する組換え体プラスミド・pTF75
20+Co1XIが得られる。該プラスミドを第8図に
示す。
pTF7520+ VN−In、ア□における連結部に
はMet−GlyをコードするDNAが、pTF?52
0+ Ca1XIにおける連結部にはNet−Valを
コードするDNAがリンカ−として含まれる。リンカ−
の有無は、本発明の効果を左右するものではないが、必
要とあれば部位特異的変異の手法により、容易に除去す
ることができる。
得られたプラスミドをそれぞれ大腸菌に導入し、適当な
条件下に培養することにより、目的ポリペプチドが大腸
菌内に蓄積される。発現の確認にはイムノブロッティン
グが用いられる。
組換え大腸菌の全菌体タンパク質を5DS−PAGEで
分離した後、泳動パターンをニトロセルロース膜に移し
取る。ヒトFNの細胞接着ドメインを認識するモノクロ
ーナル抗体(FN−10、宝酒造)及び前出インスリン
結合活性測定方法で検出されるバンドが目的のポリペプ
チドである。
目的ポリペプチドの精製は、例えば次のように行う。組
換え大腸菌をL−ブロス等の培地に培養し、集菌した後
、超音波処理により、菌体破砕液を得、これを遠心分離
して上清を得る。
上滑を透析後、DEAEイオン交換体のカラムを通過さ
せ、次いでCMイオン交換体及び/又はヘパリン−アガ
ロース等のアフィニティクロマトを行う。以上の操作に
より、目的のポリペプチドを精製することができる。
得られたポリペプチドは、BHKやNHK細胞に対する
細胞接着活性の測定に用いられる。
細胞接着活性の測定は、例えばルオスラティ(Ruos
lahti) 等の方法(メソッズ イン エンザイモ
ロジ−(Methods in Bnzyrnolog
y) 、第82巻、第803〜831頁(1981))
に準じて行う。すなわち、試料をコートした後、BSA
でブロッキングしたマイクロタイタープレートに、BH
K又はNRK細胞の懸濁液を添加し、37℃で約1時間
インキュベートした後、未吸着の細胞を洗浄した後、ホ
ルマリン固定し、伸展した細胞の割合を顕微鏡下に測定
することにより、細胞接着の強さを測定することができ
る。
以上のように、細胞接着活性とインスリン結合活性を有
する、新規な人工機能性ポリペプチドが提供され、該新
規ポリペプチドは、インスリンの多様な効果を細胞へ効
果的に作用させることができ、局所へのドラグデリバリ
ーシステムの構築や、徐放性薬剤の開発等、インスリン
の利用・作用制御等に有用である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されない。
実施例1 ヒトVNのインスリン結合活性部位ポリペプチドのクロ
ーニング (1−1)インスリン結合活性部位の同定ヒトVN(宝
酒造社製)を、20mg/rnlブロモシアンを含む7
0%ギ酸溶液に5mg/mlとなる様に溶解し、N2ガ
スを吹き込み、溶液中の02を除去した後、室温で24
時間反応させて断片化した。これに10倍量の水を加え
、凍結乾燥を行った。サンプルをPBS (−)に1m
g/−となる様に溶解し、この溶液10μlを5DS−
PAGEにより分離し、ウェスタンプロット法によりニ
トロセルロース膜に転写した後、5μg/mlパーオキ
シダーゼ標識インスリン(シグマ社製)を添加した0、
05%ツイーン(Tween)20−PBS溶液中で室
温、2時間反応させた。
このニトロセルロース膜を0.05%ツイーン2O−P
BSで7回、PBSで3回洗浄した後に、ニトロセルロ
ース膜に結合したパーオキシダーゼ活性を0.5 mg
/ mlでPBS (−)に溶解した4−クロロ−1−
ナフトールと0.01%過酸化水素を基質として検出し
た。
この結果、パーオキシダーゼ標識インスリンはヒ)VN
断片の内、分子置駒5kdのポリペプチドに結合した。
次に逆相−0DSカラム(東京化成)HPLCによって
この5kdポリペプチドを以下の条件で精製した。
すなむち、0.1%TFA存在下、アセトニトリル0%
→60%のグラジェントを用い、UV220nmの吸収
を示すピークを5DS−PAGEで分析し、分子量5k
dポリペプチドを得た。
次にこのポリペプチドのN末端アミノ酸配列を決定した
ところ、そのN端アミノ酸配列はAla−Pro−Ar
g−Proであった。このアミノ酸配列と既報のヒ)V
N  cDNA (前述)配列を比較すると、^1aj
41...pro344と一致する。また、ブロモシア
ンで切断されるアミノ酸残基はNetであり、このこと
から、5kdポリペプチドをA1a341−Me13B
+に対応するポリペプチドと同定した。
(1−2)インスリン結合活性部位ポリペプチドをコー
ドするDNAのクローニング及び発現(1−1)のポリ
ペプチドに対応するヒトVNDNA断片を以下のように
クローニングし、次に大腸菌1acZ’ポリペプチドと
の融合ポリペプチドとして発現させた。
すなわち、ヒト肺ジェノミックDNAをテンプレートと
して下記に示すブライマーをDNA合成機で合成、精製
し、これを用いて、PCRを行った。
Nco 1 11 e 335 CAGGCATG−3’ BcoRI er388 アンダーラインはヒトVNのDNA配列、は対応するア
ミノ酸番号、ニー] は クローニング用に末端に導入した制限酵素サイトを示す
PCRは宝酒造社ジーン アンプ(Gene A+np
)キットを用い、テンプレートDNAは1μg、温度サ
イクル94℃、1分→55℃、2分→72℃、1分で3
0サイクル行った。反応液のl/10量を4%丁ガロー
スゲル電気泳動にかけ、その結果189bpの目的DN
A断片の増幅を確認した。
この産物をNco I 、 BcoRIで処理し、プラ
スミドpTv118Nの同サイトに16℃、30分ライ
ゲーションした(宝酒造社製ライゲーションキットを使
用)。これにより構築されたプラスミ)’ ヲpTV 
VN−4n、と命名し、これで大腸菌JMI09を形質
転換した(宝酒造社コンピテントセルJM109使用)
。次に、得られた形質転換体中18クローンについてプ
ラスミドの分析を行った。すなわち、ラピッド法で調製
したプラスミドを8coRI及びNco Iで分解し、
アガロースゲル電気泳動にかけ、予想されるNco I
 −EcoRI断片(0,18kb)のバンドの生成を
調べた。
その結果、1クローンに目的のバンドが認められた。ま
た、ダイデオキシ法により塩基配列を決定し、目的の配
列を含むことを確認した。このプラスミドを保持する大
腸菌JMI 09をBscherichia coli
 JM109/pTV VN−In、  と命名した。
本菌株を150μg/−アンピシリン1mMIPTG 
(イソ プロピル チオーβ−D−ガラクトシド)存在
下し一培地中で培養し、菌体を12.5%5DS−PA
GEによって分析した。
その結果、分子量的18kdにヒ)VNポリペプチドと
大腸菌由来1acZ’が下記のように融合したポリペプ
チドを得た。
Gly−[11e335−3er388] −Lys−
[Asn”]ヒヒトNポリペプチド         
    1ac2’次に前述のウェスタンプロットを用
いた方法で本融合ポリペプチドのインスリン結合性をチ
エツクした結果、強いインスリン結合活性が確認された
(1−3)発現ポリペプチドへのヘパリンの作用今回、
本発明者らがヒトVN由来インスリン結合ポリペプチド
として同定した部分は、従来ヘパリン結合ドメインと呼
ばれたサイトでもあることから、(1−2)で発現させ
た本ポリペプチドに対するヘパリンとインスリンの結合
性について検討した。
すなわち、前述のウェスタンプロット法において、プロ
ッティングの後、0.5μg/−のツマ−オキシダーゼ
標識インスリンを反応させる際に0.1μg、1.0μ
g110μg、100μg11mg、及び10mgのヘ
パリンを共存させパーオキシダーゼ発色の変化をみた。
その結果、本ポリペプチドのインスリン結合性は加える
ヘパリンによって強く阻害されることが示された(表表
  1 0.1 (÷二強い発色、+:やや強い発色、 +2弱い発色、−二発色を認めず) 実施例2 ヒ)  Co1XIのインスリン結合活性部位ポリペプ
チドのクローニング (2−1)インスリン結合活性部位の同定特願昭63−
273139号によって明らかにされたCo1Vにおけ
るインスリン結合ポリペプチドのアミノ酸配列は、Co
1XIのGly268−Pro359に対応している。
そこでこれを含むPro26’−Gly427をインス
リン結合ポリペプチドと同定した。
(2−2)インスリン結合部位をコードするDNAのク
ローニング及び発現 ヒト胎盤m−RNA(クローンチック社)よりオリゴd
Tプライマーを用いて1重鎮cDNAを合成した〔メソ
ッズ イン エンザイモロジ−(Methods in
 Bnzymology)第152巻、第316〜32
4頁(1987):]。すなわち、反応液25ff+1
)リス(Tris)−MCI、 pH8,3,100m
M KCI、 10 mM MgC11,500μM 
dNTP(dATP。
d[:TP、 dGTPSTTP )オリゴd(T)+
2−+s O,5μg(計20μl)を95℃、5分間
加熱し、その後、0.5 Mg m−RNAを加えた。
更に95℃、3分間加熱し、水中で急冷した。これに終
濃度5.76μMのβ−メルカプトエタノールを加え、
更に25ユニツトの逆転写酵素(宝酒造社製:RAV−
2)を加え(計25μj2)42℃、60分反応させた
この産物を以下の条件でPCRにかけた。すなわち、下
記プライマーをDNA合成機で合成し、精製し用いた。
[1coRI G1y42ff アンダーラインはCo1XIのDNA配列、v八は対応
するアミノ酸番号、二= はクローニング用に末端に導
入した制限酵素サイト、□は新たに導入したストップコ
ドンを示す。
PCRは宝酒造社製 シーンアンプキットを用い、テン
プレートは前述のcDNA産物0.1μβ、温度サイク
ル94℃、1分→58℃、2分→72℃、1分で30サ
イクル行った。反応液の1710量を4%アガロースゲ
ル電気泳動にかけ、その結果501 bpの目的DNA
断片の増幅を確認した。
二の産物をNco I 、 EcoRIで処理し、プラ
スミドpTV118Nの同サイトに前述の条件でライゲ
ーションした。これによって構築されたプラスミドをp
TV Co1XIと命名し、これを更にNco I、B
amHI処理し、約500bpのDNA断片をアガロー
スゲル電気泳動を用いて回収した。
次に本DNA断片を前述のプラスミドpBT8cの同サ
イトに前述の条件でライゲーションした。
これによって構築されたプラスミドをpET Co!刈
と命名して、前述の大腸菌BL−21株へ導入し形質転
換体を得た。
次に、得られた形質転換体中18クローンについてプラ
スミドの分析を行った。すなわち、ラピッド法で調製し
たプラスミドをNCOI及びEcaRIで分解し、アガ
ロースゲル電気泳動にかけ、予想されるNco I −
BcoRI断片(0,5kb)のバンドの生成を調べた
。その結果、1クローンに目的のバンドが認められた。
また、グイデオキシ法により塩基配列を決定し、目的の
配列を含むことを確認した。このプラスミドを保持する
大腸菌BL−21をBscherichia coli
 BL−21/ I][ET C0IXfと命名した。
本菌株を100μg/−アンピシリンを含むL−培地中
でOD soo 、”−0,5まで培養し、更にアンピ
シリン100μg/mji!及び1mM  IPTGを
加え2時間培養した。
培養菌体を12.5%5DS−PAGEによって分析し
たところ、分子量的20kdにポリペプチドの発現を確
認した。
更に前述のウェスタンプロット法でインスリン結合性を
チエツクしたところ、本ポリペプチドにインスリン結合
活性を認めた。
実施例3 ヒトFN細胞接着ドメインポリペプチドとヒ)VNのイ
ンスリン結合活性部位ポリペプチドの融合ポリペプチド
のクローニング (3−1)プラスミドpT’V VN−In、の改変ヒ
トVN由来インスリン結合活性部位ポリペプチドをコー
ドするpTV VN−In、のインサート3′側のマル
チクローニングサイト内のSma Iサイトに、ストッ
プコドン(TAA)を導入した。
すなわちSma I処理し、脱リン酸化したpTV V
N−In、にユニバーサル ストップ コドン(ファル
マシア社)をライゲーションし、前述の大腸菌JM10
9株へ導入した。これを40μg/mlのX−Ga1(
5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガ
ラクトピラノシド)  200μg/−のIPTG及び
150μg/−のアンピシリンを含むし一プレート上に
まき白色コロニを選んだ。これによって構築されたプラ
スミドをpTV VN−In、HAと命名した。
(3−2)融合ポリペプチドをコードするDNAのクロ
ーニング (3−1)のpTV VN−In、TAAをNco I
 、 BamHIで処理し、これを前述pTF7520
のNco I 、BamHIサイトに前述の条件でライ
ゲーションした。これによって構築されたプラスミドを
pTF7520十pTV VN−Jn、TAAと命名し
た。次いで該プラスミドを用い、大腸菌JM109を形
質転換した。
得られた形質転換体中18クローンについてプラスミド
の分析を行った。すなわち、ラピッド法で調製したプラ
スミドをBamHI及びNco Iで分解し、アガロー
スゲル電気泳動にかけ、予想されるNco I −Ba
mHI断片(0,18kb)のバンドの生成を調べた。
その結果、1クローンに目的のバンドが認約られた。ま
た、ダイデオキシ法により塩基配列を決定し、目的の配
列を含むことを確認した。このプラスミドを保持する大
腸菌JMI 09をBscherichia coli
 JM109/pTF7520+VN−4n、ア。と命
名、表示して、工業技術院微生物工業技術研究所に微工
研菌寄第11526号(FERM P−11526)と
して寄託した。上記菌株を100μg/rnlアンピシ
リン、!mMIPTGを含むし一培地中で培養し、菌体
タンパク質を12,5%5DS−PAGEで分析したと
ころ、分子置駒45kdにポリペプチドの発現を確認し
た。
更に前述のウェスタンプロット法でインスリン結合性を
!認した。
また、泳bパターンをニトロセルロースメンプランに転
写した後、ヒ)FNの細胞接着ドメインを特異的に認識
するモノクローナル抗体・FN−10を作用させ、FN
−10の前記45kdポリペプチドへの結合を確認した
(3−3)  pTF7520+VN In−、、、か
らの介在配列の除去 (3−2)で得たプラスミドpTF7520+VN I
n−tAAによって発現される融合ポリペプチドの細胞
接着ドメインPro1219−3er15’5(277
アミノ酸残基)とヒトVNのインスリン結合活性部位1
1e33SJer3811 (547ミノ酸残基)の間
にはMetGlyが付加されており、更に5er38B
の次にはZが付加されている。
このペプチドスペーサーに対応するDNA配列を部位特
異的変異の手法により除去し、Pr。
2393er1515と11e3353er3811が
直接結合し、2が付加された融合ポリペプチドを発現す
るプラスミドを得、flTF7520/VN In、ア
。と命名した。
更にヒ)VNのインスリン結合活性部位ポリペプチドの
後に付加されている前述のZのポリペプチドをコードす
るDNAを上記の手法で除去し、p r o + 23
93 e r I 515と■1e335−8er38
8が直接結合し、かつポリペプチド・Zを含まない融合
ポリペプチドを発現するプラスミドを得、本プラスミド
をpTF7520/VN  In、TAA命名した。
実施例4 ヒトFN細胞接着ドメインポリペプチドとヒト Co1
X[のインスリン結合活性部位ポリペプチドの融合ポリ
ペプチドのクローニング (4−1)融合ポリペプチドをコードするDNAのクロ
ーニング (2−2)のpTV Co1XIをNco I 、 B
amHIで処理し、これを前述pTF7520のNco
 I 、BamHIサイトに前述の条件でライゲーショ
ンした。これによって構築されたプラスミドをpTF7
520+Co1XIと命名し、次いで該プラスミドを用
い、大腸菌JM109を形質転換した。得られた形質転
換体中18クローンについてプラスミドの分析を行った
。すなわち、ラピッド法で調製したプラスミドをBam
HI及びよひNco Iで分解し、アガロースゲル電気
泳動にかけ、予想されるNco IBamHI断片(0
,5kb)のバンドの生成を調べた。
その結果、■クローンに目的のバンドが認められた。ま
た、グイデオキシ法により塩基配列を決定し、目的の配
列を含むことを確認した。このプラスミドを保持する大
腸菌JM109をBscherichia coli 
JM109/pTF7520+ Co1XIと命名、表
示して、工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄
第11527号(FERM P−11527)として寄
託した。
上記菌株を100μg7mlアンピシリン、1mMのI
PTGを含むし一培地中で培養し、次いで培養菌体タン
パク質を12.5%5DS−PAGEで分析したところ
、分子量58kdにポリペプチドの発現を確認した。
更に、このポリペプチドのインスリン及びFN−10へ
の結合性を確認した。
(4−2) pTF7520+Co1X■カらノ介在配
列(7)除去(4−1)で得たプラスミドによって発現
される融合ポリペプチドの細胞接着ドメインPro12
39Ser”15(277アミノ酸残基)とヒト Co
1X[のインスリン結合活性部位Pro”’−Gly4
2’(167アミノ酸残基)との間にはNet−Val
が付加されている。このペプチドスペーサーに対応する
DNA配列を部位特異的変異の手法により除去し、pr
o+231+ 3er151%とpr0261 Gly
42’7が直接結合した融合ポリペプチドを発現するプ
ラスミドを得、1)TP7520/Co1XIと命名し
た。
〔発明の効果〕
以上、述べたごとく、本発明により、細胞接着活性とイ
ンスリン結合活性を合せ持つ新規ポリペプチドが提供さ
れる。このポリペプチドはインスリンと細胞との親和性
を高給ることができ、インスリンを用いることに生化学
的ないし医学的意義が見出せる分野に有用な作用、効果
を示すものであり、特にインスリンの新しい製剤及びド
ラグデリバリーシステムに応用されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒ)VNのインスリン結合活性部位ポリペプチ
ドのアミノ酸配列及び遺伝子配列を示す図、第2図はヒ
ト Co1XIのインスリン結合活性部位ポリペプチド
のアミノ酸配列及び遺伝子配列を示す図、第3図はプラ
スミドp’rv VN−In、を示す図、第4図はプラ
スミドpTV Co1XIを示す図、第5図はプラスミ
ドpBT Co1XIを示す図、第6図はプラスミドp
TV VN−In、ア□を示す図、第7図はプラスミド
pTF7520+ VN−In、 TAAを示す図、第
8図はプラスミ)’ pTF7520+Co1XIを示
す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ヒトフィブロネクチンの細胞接着ドメインポリペプ
    チドと、ヒトビトロネクチン若しくはヒトコラーゲンX
    I 型のインスリン結合活性部位ポリペプチドが、直接
    又は間接に結合していることを特徴とする人工の機能性
    ポリペプチド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5491129A (en) * 1992-07-30 1996-02-13 Yeda Research And Development Co. Ltd. Synthetic peptides derived from vitronectin and pharmaceutical compositions comprising them
WO2001048000A1 (fr) * 1999-12-27 2001-07-05 Shanghai Biowindow Gene Development Inc. Nouveau polypeptide, fibronectine 10 de type ii, et polynucleotide codant pour ce polypeptide

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US5491129A (en) * 1992-07-30 1996-02-13 Yeda Research And Development Co. Ltd. Synthetic peptides derived from vitronectin and pharmaceutical compositions comprising them
WO2001048000A1 (fr) * 1999-12-27 2001-07-05 Shanghai Biowindow Gene Development Inc. Nouveau polypeptide, fibronectine 10 de type ii, et polynucleotide codant pour ce polypeptide

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