JPH0455891B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0455891B2 JPH0455891B2 JP58058984A JP5898483A JPH0455891B2 JP H0455891 B2 JPH0455891 B2 JP H0455891B2 JP 58058984 A JP58058984 A JP 58058984A JP 5898483 A JP5898483 A JP 5898483A JP H0455891 B2 JPH0455891 B2 JP H0455891B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection means
- rear wheel
- differential
- vehicle
- friction coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 72
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 31
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 27
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 4
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- 230000001010 compromised effect Effects 0.000 description 1
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K23/00—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
- B60K23/08—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for changing number of driven wheels, for switching from driving one axle to driving two or more axles
- B60K23/0808—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for changing number of driven wheels, for switching from driving one axle to driving two or more axles for varying torque distribution between driven axles, e.g. by transfer clutch
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2552/00—Input parameters relating to infrastructure
- B60W2552/40—Coefficient of friction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/46—Automatic regulation in accordance with output requirements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、前後輪差動機構の差動機能が阻止
されていないときに、操向車輪と路面との間の摩
擦係数が所定値以下となると、その差動機能を自
動的に阻止できるようにした4輪駆動車に関す
る。
されていないときに、操向車輪と路面との間の摩
擦係数が所定値以下となると、その差動機能を自
動的に阻止できるようにした4輪駆動車に関す
る。
一般に、2輪駆動車は駆動摩擦力を発生させる
車輪が2輪だけなので坂道を登る力が弱く、2つ
の駆動輪のうち1つでもオフロード(道路外)の
ぬかるみ等に入り込むと左右輪の差動装置により
全く駆動力を発生できなくなり、さらに、車輪の
半径より高い障害物を乗り越えることができない
等の欠点を有している。また、雨、雪または氷等
により路面との間の摩擦係数が所定値以下になる
と駆動輪が2つだけではスリツプしてしまう。こ
のような2輪駆動車の欠点を解決するために4輪
駆動車が用いられている。4輪駆動車においては
4つの車輪で駆動摩擦力を発揮するため、路面と
の間の摩擦係数が低くなつても車輪のスリツプを
防止して正常に走行することが可能となる。とこ
ろが、4輪駆動車は以上の欠点を解決することは
できるが、第1図に示すように、操向車輪の操舵
角θが大きくなつて前車輪と後車輪の回転半径差
(R−r)が大きくなると前車輪の回転数(正確
には左右輪で異なるため平均回転数)と後車輪の
回転数との間にも大きな差が生じる。この場合、
無理に車両を操舵しようとすると、前車輪や後車
輪に回転を伝達するプロペラシヤフトやアクスル
シヤフトの両端部に非常に大きなトルクが発生し
てステアリングホイールの手応えがかたくなつた
り、あるいは、前車輪および後車輪に互いに反応
方向のスリツプを生じて車体の操舵にアンダステ
ア(操舵角により本来得られるべき旋回半径より
もその旋回半径が大きくなる現象)傾向を生じる
とともに、その走行を制動、停止、またはエンス
トを生じるような摩擦力(タイトコーナブレーキ
と称されている)がタイヤに発生する。このよう
な事態を解決するために、前車輪と後車輪との間
に前後輪差動機構を備えた4輪駆動車がある。こ
の機構により前車輪と後車輪との回転数差を吸収
することができるからである。ところが今度は、
前後4輪車のうち1つでも車輪がぬかるみに等に
入り込むと、左右輪の間の差動機構と前後輪差動
機構とが連動する結果、ぬかるみに入つた車輪に
全てまたはほとんどの駆動力が供給されて空転し
てしまい、他の3車輪全部が駆動力を失つて、車
輪が進行因難になるという欠点がある。このよう
な事態を解決するために、前後輪差動機構を備え
た4輪駆動車には、前後輪差動機構の作動を阻止
する方向に制御できる前後輪差動制御手段(ロツ
クアツプ機構やノン・スリツプ・デフ機構)を設
ける必要がある。すなわち、このような前後輪差
動制御手段によれば、前後輪差動機構の作動を阻
止方向に制御することにより、前車輪および後車
輪の一方がぬかるみ等に入り込んでも、ぬかるみ
外にある高い摩擦力を有する他方の車輪に駆動ト
ルクを伝達することが可能となる。このような前
後輪差動機構および前後輪差動制御手段を設けた
4輪駆動車としては、例えば特開昭57−114727号
に係るものがある。
車輪が2輪だけなので坂道を登る力が弱く、2つ
の駆動輪のうち1つでもオフロード(道路外)の
ぬかるみ等に入り込むと左右輪の差動装置により
全く駆動力を発生できなくなり、さらに、車輪の
半径より高い障害物を乗り越えることができない
等の欠点を有している。また、雨、雪または氷等
により路面との間の摩擦係数が所定値以下になる
と駆動輪が2つだけではスリツプしてしまう。こ
のような2輪駆動車の欠点を解決するために4輪
駆動車が用いられている。4輪駆動車においては
4つの車輪で駆動摩擦力を発揮するため、路面と
の間の摩擦係数が低くなつても車輪のスリツプを
防止して正常に走行することが可能となる。とこ
ろが、4輪駆動車は以上の欠点を解決することは
できるが、第1図に示すように、操向車輪の操舵
角θが大きくなつて前車輪と後車輪の回転半径差
(R−r)が大きくなると前車輪の回転数(正確
には左右輪で異なるため平均回転数)と後車輪の
回転数との間にも大きな差が生じる。この場合、
無理に車両を操舵しようとすると、前車輪や後車
輪に回転を伝達するプロペラシヤフトやアクスル
シヤフトの両端部に非常に大きなトルクが発生し
てステアリングホイールの手応えがかたくなつた
り、あるいは、前車輪および後車輪に互いに反応
方向のスリツプを生じて車体の操舵にアンダステ
ア(操舵角により本来得られるべき旋回半径より
もその旋回半径が大きくなる現象)傾向を生じる
とともに、その走行を制動、停止、またはエンス
トを生じるような摩擦力(タイトコーナブレーキ
と称されている)がタイヤに発生する。このよう
な事態を解決するために、前車輪と後車輪との間
に前後輪差動機構を備えた4輪駆動車がある。こ
の機構により前車輪と後車輪との回転数差を吸収
することができるからである。ところが今度は、
前後4輪車のうち1つでも車輪がぬかるみに等に
入り込むと、左右輪の間の差動機構と前後輪差動
機構とが連動する結果、ぬかるみに入つた車輪に
全てまたはほとんどの駆動力が供給されて空転し
てしまい、他の3車輪全部が駆動力を失つて、車
輪が進行因難になるという欠点がある。このよう
な事態を解決するために、前後輪差動機構を備え
た4輪駆動車には、前後輪差動機構の作動を阻止
する方向に制御できる前後輪差動制御手段(ロツ
クアツプ機構やノン・スリツプ・デフ機構)を設
ける必要がある。すなわち、このような前後輪差
動制御手段によれば、前後輪差動機構の作動を阻
止方向に制御することにより、前車輪および後車
輪の一方がぬかるみ等に入り込んでも、ぬかるみ
外にある高い摩擦力を有する他方の車輪に駆動ト
ルクを伝達することが可能となる。このような前
後輪差動機構および前後輪差動制御手段を設けた
4輪駆動車としては、例えば特開昭57−114727号
に係るものがある。
しかしながら、このような4輪駆動車にあつて
は、路面との間の摩擦係数と前後輪差動制御手段
の作動とは無関係となつていたため、前後輪差動
制御手段を差動阻止方向に作動させないで所定値
以下の摩擦係数の路面上を走行する可能性があ
り、その場合は前後輪差動機構の作動により各車
輪が独自で各様にスリツプしやすく、そのため走
行安定性や制動安定性も悪化する。このような場
合、専門家や愛好家は別として、それ以外の一般
人にとつては何でそのような状態が生じたのか分
からず、また、たとえ分かつたとしてもその前後
輪差動制御手段を差動阻止方向に作動させる作業
に苦痛を感じたりして、その4輪駆動車の操作性
が2輪駆動車に比較して難しいという問題点があ
つた。
は、路面との間の摩擦係数と前後輪差動制御手段
の作動とは無関係となつていたため、前後輪差動
制御手段を差動阻止方向に作動させないで所定値
以下の摩擦係数の路面上を走行する可能性があ
り、その場合は前後輪差動機構の作動により各車
輪が独自で各様にスリツプしやすく、そのため走
行安定性や制動安定性も悪化する。このような場
合、専門家や愛好家は別として、それ以外の一般
人にとつては何でそのような状態が生じたのか分
からず、また、たとえ分かつたとしてもその前後
輪差動制御手段を差動阻止方向に作動させる作業
に苦痛を感じたりして、その4輪駆動車の操作性
が2輪駆動車に比較して難しいという問題点があ
つた。
この発明は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、前後輪差動機構と前後輪差動
制御手段とを有する4輪駆動車において、路面と
の間の摩擦係数を検出する摩擦係数検出手段と、
前後輪差動制御手段の作動状態を検出する前後輪
差動制御検出手段と、路面との間の摩擦係数が所
定値以下になると前後輪差動制御手段を差動機能
阻止方向に作動させるよう制御する差動阻止手段
とを備えることにより、上記問題点を解決するこ
とを目的としている。
てなされたもので、前後輪差動機構と前後輪差動
制御手段とを有する4輪駆動車において、路面と
の間の摩擦係数を検出する摩擦係数検出手段と、
前後輪差動制御手段の作動状態を検出する前後輪
差動制御検出手段と、路面との間の摩擦係数が所
定値以下になると前後輪差動制御手段を差動機能
阻止方向に作動させるよう制御する差動阻止手段
とを備えることにより、上記問題点を解決するこ
とを目的としている。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第2図はこの発明の第1実施例を示す図であ
る。まず構成を説明すると、第2図において、1
は車体であり、2はこの車体1に支持されたエン
ジンである。このエンジン2には変速機3および
副変速機4が連結されている。変速機3には副変
速機4の一部を構成するハイ・ロー(2段変速)
切換装置5が連結されており、ハイ・ロー切換装
置5の出力軸5aの近傍の車体1には出力軸5a
の回転数を検知して車両の速度を検出する車速検
出手段40が設けられている。また、出力軸5a
にはやはり副変速機4の一部を構成する前後輪差
動機構7が連結されている。前後輪差動機構7
は、デイフアレンシヤルケース7aと、デイフア
レンシヤルケース7aに固定されたピニオンシヤ
フト7bと、ピニオンシヤフト7bに回転自在に
支持された2個のデイフアレンシヤルピニオン7
cと、2個のデイフアレンシヤルピニオン7cと
常に噛合する2個のサイドギヤ7dとを有してい
る。一方のサイドギヤ7dには後車輪用プロペラ
シヤフト13の一端が連結され、後車輪用プロペ
ラシヤフト13の他端には後左右輪差動機構14
が連結されている。後左右輪差動機構14の両側
には、後車輪用アクスルシヤフト15a,15b
を介して左右の後車輪16a,16bが連結して
おり、後左右輪差動機構14により左右の後車輪
16a,16bの回転数差を吸収できるようにな
つている。他方のサイドギヤ7dには同一軸線上
に第1チエーンホイール18が連結されており、
第1チエーンホイール18はチエーンベルト19
を介して第2チエーンホイール20と連結してい
る。第2チエーンホイール20の車軸には前車輪
用プロペラシヤフト21の一端が連結しており、
前車輪用プロペラシヤフト21の他端には前左右
輪差動機構22が連結されている。前左右輪差動
機構22の両側には前車輪用アクスルシヤフト2
4a,24bを介して左右の前車輪25a,25
bが連結しており、前左右輪差動機構22により
左右の前車輪25a,25bの回転数差を吸収で
きるようになつている。前車輪25aの近傍の車
体1には前車輪25と路面との接触面に垂直方向
にかかる力を概算して検出する垂直荷重検出手段
41が設けられている。前後輪差動機構7のデイ
フアレンシヤルケース7aと第1チエーンホイー
ル18との間には前後輪差動制御手段26が介装
されている。この前後輪差動制御手段26は、第
3図に示すように、車両の変速機3等を含む油圧
系統に連結された前後輪差動制御バルブ27と、
このバルブ27のスループ27aに当接してこの
スプール27aを移動可能な鉄心23aを軸線部
に収納したソレノイド23と、それを作動させる
油圧がかかる油室29aが前後輪差動制御バルブ
27のポート(出入口)と連結された油圧多板ク
ラツチ29とを有している。油圧多板クラツチ2
9は一対のクラツチ・プレート29b,26cを
備えており、それらの一方がデイフアレンシヤル
ケース7dに、他方が第1チエーンホイール18
に連結されている。ソレノイド23に流れる電波
の大きさを調整することにより鉄心23aを移動
させ、この鉄心23aが移動することによりそれ
が当接するスプール27aを移動させて前後輪差
動制御バルブ27の油の流れを調整する。油室2
9aに油圧を高くかければ油圧多板クラツチ29
が摩擦係合し油室29aの油圧を低くすれば油圧
多板クラツチ29がスリツプし、油室29aをド
レンさせると油圧多板クラツチ29の摩擦係合が
外れるようになつている。28はその両端部が操
向車輪としての前車輪25a,25bに連結さ
れ、図外のステアリングホイールにより駆動され
る操舵手段である。操舵手段28の一部には、図
外のステアリングホイールによつて駆動され、パ
ワーステアリング装置等を介して発生する操舵力
を検出する、操舵力検出手段42が設けられてい
る。操舵手段28の近傍の車体1には、操舵手段
28が左右方向に移動する状態を検知して前車輪
25a,25bの操舵角を検出する操舵角検出手
段30が設けられている。31は、油圧多板クラ
ツチ29の油室29aの油圧を測定して前後輪差
動制御手段26の作動状態、すなわち油圧多板ク
ラツチ29の摩擦係合の有無を検出する、前後輪
差動制御検出手段である。33は操舵角検出手段
30、車速検出手段40、垂直荷重検出手段41
および操舵力検出手段42から出力された信号を
入力し、その信号結果によりタイヤと路面との間
の摩擦係数を演算する摩擦係数演算装置である。
操舵角検出手段30、車速検出手段40、垂直荷
重検出手段41、操舵力検出手段42および摩擦
係数演算装置33は、全体として摩擦係数検出手
段を構成している。電子制御回路32は、摩擦係
数演算装置33および前後輪差動制御検出手段3
1から出力された信号を入力し、その信号結果に
より前後輪差動制御手段26のソレノイド23に
信号を出力することができる電子制御回路であ
る。この電子制御回路32は前後輪差動制御手段
26を作動機能阻止方向に作動させるよう制御す
る差動阻止手段の一部を構成する。
る。まず構成を説明すると、第2図において、1
は車体であり、2はこの車体1に支持されたエン
ジンである。このエンジン2には変速機3および
副変速機4が連結されている。変速機3には副変
速機4の一部を構成するハイ・ロー(2段変速)
切換装置5が連結されており、ハイ・ロー切換装
置5の出力軸5aの近傍の車体1には出力軸5a
の回転数を検知して車両の速度を検出する車速検
出手段40が設けられている。また、出力軸5a
にはやはり副変速機4の一部を構成する前後輪差
動機構7が連結されている。前後輪差動機構7
は、デイフアレンシヤルケース7aと、デイフア
レンシヤルケース7aに固定されたピニオンシヤ
フト7bと、ピニオンシヤフト7bに回転自在に
支持された2個のデイフアレンシヤルピニオン7
cと、2個のデイフアレンシヤルピニオン7cと
常に噛合する2個のサイドギヤ7dとを有してい
る。一方のサイドギヤ7dには後車輪用プロペラ
シヤフト13の一端が連結され、後車輪用プロペ
ラシヤフト13の他端には後左右輪差動機構14
が連結されている。後左右輪差動機構14の両側
には、後車輪用アクスルシヤフト15a,15b
を介して左右の後車輪16a,16bが連結して
おり、後左右輪差動機構14により左右の後車輪
16a,16bの回転数差を吸収できるようにな
つている。他方のサイドギヤ7dには同一軸線上
に第1チエーンホイール18が連結されており、
第1チエーンホイール18はチエーンベルト19
を介して第2チエーンホイール20と連結してい
る。第2チエーンホイール20の車軸には前車輪
用プロペラシヤフト21の一端が連結しており、
前車輪用プロペラシヤフト21の他端には前左右
輪差動機構22が連結されている。前左右輪差動
機構22の両側には前車輪用アクスルシヤフト2
4a,24bを介して左右の前車輪25a,25
bが連結しており、前左右輪差動機構22により
左右の前車輪25a,25bの回転数差を吸収で
きるようになつている。前車輪25aの近傍の車
体1には前車輪25と路面との接触面に垂直方向
にかかる力を概算して検出する垂直荷重検出手段
41が設けられている。前後輪差動機構7のデイ
フアレンシヤルケース7aと第1チエーンホイー
ル18との間には前後輪差動制御手段26が介装
されている。この前後輪差動制御手段26は、第
3図に示すように、車両の変速機3等を含む油圧
系統に連結された前後輪差動制御バルブ27と、
このバルブ27のスループ27aに当接してこの
スプール27aを移動可能な鉄心23aを軸線部
に収納したソレノイド23と、それを作動させる
油圧がかかる油室29aが前後輪差動制御バルブ
27のポート(出入口)と連結された油圧多板ク
ラツチ29とを有している。油圧多板クラツチ2
9は一対のクラツチ・プレート29b,26cを
備えており、それらの一方がデイフアレンシヤル
ケース7dに、他方が第1チエーンホイール18
に連結されている。ソレノイド23に流れる電波
の大きさを調整することにより鉄心23aを移動
させ、この鉄心23aが移動することによりそれ
が当接するスプール27aを移動させて前後輪差
動制御バルブ27の油の流れを調整する。油室2
9aに油圧を高くかければ油圧多板クラツチ29
が摩擦係合し油室29aの油圧を低くすれば油圧
多板クラツチ29がスリツプし、油室29aをド
レンさせると油圧多板クラツチ29の摩擦係合が
外れるようになつている。28はその両端部が操
向車輪としての前車輪25a,25bに連結さ
れ、図外のステアリングホイールにより駆動され
る操舵手段である。操舵手段28の一部には、図
外のステアリングホイールによつて駆動され、パ
ワーステアリング装置等を介して発生する操舵力
を検出する、操舵力検出手段42が設けられてい
る。操舵手段28の近傍の車体1には、操舵手段
28が左右方向に移動する状態を検知して前車輪
25a,25bの操舵角を検出する操舵角検出手
段30が設けられている。31は、油圧多板クラ
ツチ29の油室29aの油圧を測定して前後輪差
動制御手段26の作動状態、すなわち油圧多板ク
ラツチ29の摩擦係合の有無を検出する、前後輪
差動制御検出手段である。33は操舵角検出手段
30、車速検出手段40、垂直荷重検出手段41
および操舵力検出手段42から出力された信号を
入力し、その信号結果によりタイヤと路面との間
の摩擦係数を演算する摩擦係数演算装置である。
操舵角検出手段30、車速検出手段40、垂直荷
重検出手段41、操舵力検出手段42および摩擦
係数演算装置33は、全体として摩擦係数検出手
段を構成している。電子制御回路32は、摩擦係
数演算装置33および前後輪差動制御検出手段3
1から出力された信号を入力し、その信号結果に
より前後輪差動制御手段26のソレノイド23に
信号を出力することができる電子制御回路であ
る。この電子制御回路32は前後輪差動制御手段
26を作動機能阻止方向に作動させるよう制御す
る差動阻止手段の一部を構成する。
次に作用を説明する。今、前後輪差動制御手段
26を差動阻止方向に作動させずに運転してお
り、操向車輪としての前車輪25a,25bを操
舵してその操舵角θが大きくなると、前車輪25
a,25bと後車輪16a,16bとの路面上の
旋回半径(R,r)に大きな差(R−r)が生
じ、そのために前車輪25a,25bと後車輪1
6a,16bとのそれぞれの平均回点数の間にも
大きな差が生じる。この平均回転数の差は前後輪
差動機構7が作動することにり吸収され、車両は
大きな操舵角で操舵されながら円滑に旋回するこ
とができる。この後車両は、前後輪差動制御手段
26を差動阻止方向に作動させない状態で、雨や
雪等のためにタイヤと路面との間の摩擦係数が所
定値以下の道路を走行することがある。この場
合、操舵角検出手段30、車速検出手段40、垂
直荷重検出手段41および操舵力検出手段42は
路面との間の摩擦係数を検知するための要素を検
出し、摩擦係数演算装置33に信号を出力する。
摩擦係数演算装置33は、入力したそれらの信号
によりタイヤと路面との間の摩擦係数を演算する
ことができる。車両走行時のキングピン軸まわり
のモーメントMを求めるための式としては次に示
すようになる。
26を差動阻止方向に作動させずに運転してお
り、操向車輪としての前車輪25a,25bを操
舵してその操舵角θが大きくなると、前車輪25
a,25bと後車輪16a,16bとの路面上の
旋回半径(R,r)に大きな差(R−r)が生
じ、そのために前車輪25a,25bと後車輪1
6a,16bとのそれぞれの平均回点数の間にも
大きな差が生じる。この平均回転数の差は前後輪
差動機構7が作動することにり吸収され、車両は
大きな操舵角で操舵されながら円滑に旋回するこ
とができる。この後車両は、前後輪差動制御手段
26を差動阻止方向に作動させない状態で、雨や
雪等のためにタイヤと路面との間の摩擦係数が所
定値以下の道路を走行することがある。この場
合、操舵角検出手段30、車速検出手段40、垂
直荷重検出手段41および操舵力検出手段42は
路面との間の摩擦係数を検知するための要素を検
出し、摩擦係数演算装置33に信号を出力する。
摩擦係数演算装置33は、入力したそれらの信号
によりタイヤと路面との間の摩擦係数を演算する
ことができる。車両走行時のキングピン軸まわり
のモーメントMを求めるための式としては次に示
すようになる。
M=Nsinζsinφe(r+Rwsinζcosφe)+SRwsin
ζsinφecosζ +SXscosζ+Nfrcosζ (自動車工学ハンドブツク8−16頁右欄下段、自
動車技術会編より) この式において、Mはキングピン軸まわりのモ
ーメントであるから操舵力から求まる値であり、
Nは路面と操向車輪25aのタイヤとの接触面に
かかる垂直方向の荷重、rはスクラブ半径、Rw
はタイヤの有効半径、Sは路面とタイヤとの接触
面においてタイヤの進行方向と直角な水平方向に
働く力(サイドフオース)である。このSは、
「S=Nfs」(fsは横すべり摩擦係数)の式から求
められる。このfsは車速により変化する値である
ので、結局Sは、垂直荷重検出手段41および車
速検出手段40の検出結果から概算できることに
なる。XsはTsat/Sで表わされ、Tsatはセルフ
アライニングトルクであつて車種と操向車輪25
a,25bの操舵角により求められる。したがつ
て、Xsは車種と操舵角と車速と路面との間に働
く垂直荷重が定まれば概算できることになる。f
は操向車輪25aのタイヤと路面との間の摩擦係
数である。またζは、次式の如くキングピン傾斜
角δとキヤスタ角βとで決まる角度、すなわち車
種により自ずと定まる角度である。
ζsinφecosζ +SXscosζ+Nfrcosζ (自動車工学ハンドブツク8−16頁右欄下段、自
動車技術会編より) この式において、Mはキングピン軸まわりのモ
ーメントであるから操舵力から求まる値であり、
Nは路面と操向車輪25aのタイヤとの接触面に
かかる垂直方向の荷重、rはスクラブ半径、Rw
はタイヤの有効半径、Sは路面とタイヤとの接触
面においてタイヤの進行方向と直角な水平方向に
働く力(サイドフオース)である。このSは、
「S=Nfs」(fsは横すべり摩擦係数)の式から求
められる。このfsは車速により変化する値である
ので、結局Sは、垂直荷重検出手段41および車
速検出手段40の検出結果から概算できることに
なる。XsはTsat/Sで表わされ、Tsatはセルフ
アライニングトルクであつて車種と操向車輪25
a,25bの操舵角により求められる。したがつ
て、Xsは車種と操舵角と車速と路面との間に働
く垂直荷重が定まれば概算できることになる。f
は操向車輪25aのタイヤと路面との間の摩擦係
数である。またζは、次式の如くキングピン傾斜
角δとキヤスタ角βとで決まる角度、すなわち車
種により自ずと定まる角度である。
tan2ζ=tan2δ+tan2β
φeは操向車輪25a,25bの操舵角である。
したがつて、M,N,φe,SおよびXsは操舵力、
操向車輪25a,25bと路面との接触面に垂直
方向にかかる荷重、操向車輪25a,25bの操
舵角および車速を検出することにより概算され、
ζ、rおよびRwは車種(仕様)により定まつて
いるものであり、fだけが未知数として残る。こ
のため、摩擦係数演算装置33は操舵角検出手段
30、車速検出手段40、垂直荷重検出手段41
および操舵力検出手段42が検出した値の出力信
号が入力されれば、摩擦係数fを概算で演算でき
るようになつている。そして、その演算結果を信
号として電子制御回路32に出力する。第4図に
示すように、摩擦係数演算装置33および前後輪
差動制御検出手段31が出力した信号が電子制御
回路32に入力され、操向車輪である前車輪25
aのタイヤと路面との間の摩擦係数が所定値以下
となり、かつ、前後輪差動制御手段26が差動阻
止方向に作動していないときは、電子制御回路3
2は、前後輪差動制御手段26を差動阻止方向に
作動させるよう前後輪差動制御手段26のソレノ
イド23に信号を出力する。電子制御回路32か
らの信号によりソレノイド23への電流供給がし
だいに増加し、前後輪差動制御バルブ27のバル
ブスプール27aの図中下方移動により油室29
aの油圧が徐々に高くなると油圧多板クラツチ2
9がスリツプし、前後輪差動制御手段26の差動
阻止力、すなわち油圧多板クラツチ29の摩擦力
が徐々に強まつて前後輪差動機構7の差動機能を
制限する。そして、究極的に油室29aの油圧が
最も高くなると油圧多板クラツチ29が完全に摩
擦係合し、前後輪差動制御手段26が前後輪差動
機構7の差動機能を阻止することになる。このよ
うに、前後輪差動制御手段26がスリツプを伴つ
て徐々に差動阻止方向に作動することにより、後
述する車両の旋回特性が急激に変化して操縦上の
安全性が損なわれることを防止することができ
る。このようにして、前後輪差動制御手段26が
自動的に差動阻止方向に作動させられるため、前
後輪差動機構7はその差動機能を阻止されて4つ
の車輪すべてに摩擦駆動力が発揮し、タイヤと路
面との間の摩擦係数が低いときでも車輪のタイヤ
がスリツプすることなく正常に走行することがで
きる。したがつて、走行安定性や制動安定性が改
善される。また、専門家や愛好家以外の一般人に
とつては、いちいち手動で前後輪差動制御手段2
6を差動阻止方向に作動させる必要がないため、
4輪駆動車の操作性の改善を図ることができる。
したがつて、M,N,φe,SおよびXsは操舵力、
操向車輪25a,25bと路面との接触面に垂直
方向にかかる荷重、操向車輪25a,25bの操
舵角および車速を検出することにより概算され、
ζ、rおよびRwは車種(仕様)により定まつて
いるものであり、fだけが未知数として残る。こ
のため、摩擦係数演算装置33は操舵角検出手段
30、車速検出手段40、垂直荷重検出手段41
および操舵力検出手段42が検出した値の出力信
号が入力されれば、摩擦係数fを概算で演算でき
るようになつている。そして、その演算結果を信
号として電子制御回路32に出力する。第4図に
示すように、摩擦係数演算装置33および前後輪
差動制御検出手段31が出力した信号が電子制御
回路32に入力され、操向車輪である前車輪25
aのタイヤと路面との間の摩擦係数が所定値以下
となり、かつ、前後輪差動制御手段26が差動阻
止方向に作動していないときは、電子制御回路3
2は、前後輪差動制御手段26を差動阻止方向に
作動させるよう前後輪差動制御手段26のソレノ
イド23に信号を出力する。電子制御回路32か
らの信号によりソレノイド23への電流供給がし
だいに増加し、前後輪差動制御バルブ27のバル
ブスプール27aの図中下方移動により油室29
aの油圧が徐々に高くなると油圧多板クラツチ2
9がスリツプし、前後輪差動制御手段26の差動
阻止力、すなわち油圧多板クラツチ29の摩擦力
が徐々に強まつて前後輪差動機構7の差動機能を
制限する。そして、究極的に油室29aの油圧が
最も高くなると油圧多板クラツチ29が完全に摩
擦係合し、前後輪差動制御手段26が前後輪差動
機構7の差動機能を阻止することになる。このよ
うに、前後輪差動制御手段26がスリツプを伴つ
て徐々に差動阻止方向に作動することにより、後
述する車両の旋回特性が急激に変化して操縦上の
安全性が損なわれることを防止することができ
る。このようにして、前後輪差動制御手段26が
自動的に差動阻止方向に作動させられるため、前
後輪差動機構7はその差動機能を阻止されて4つ
の車輪すべてに摩擦駆動力が発揮し、タイヤと路
面との間の摩擦係数が低いときでも車輪のタイヤ
がスリツプすることなく正常に走行することがで
きる。したがつて、走行安定性や制動安定性が改
善される。また、専門家や愛好家以外の一般人に
とつては、いちいち手動で前後輪差動制御手段2
6を差動阻止方向に作動させる必要がないため、
4輪駆動車の操作性の改善を図ることができる。
第5図には、第2実施例を示す。
この第2実施例は、前記第1実施例において備
えられていた操舵角検出手段30、車速検出手段
40、垂直荷重検出手段41および操舵力検出手
段42の代わりに、大気の温度を検出する温度検
出手段44と、大気の湿度を検出する湿度検出手
段45とを備えたものである。大気の温度が所定
値以下のときは雪が降つていたり湖面に氷がはつ
ていることが多いこと、大気の湿度が高いときは
雨や雪が降つていることが多いことによるもので
ある。したがつて、湿度検出種手段44は大気の
温度が所定値以下であるか否かを、湿度検出手段
45は大気の湿度が所定値以上であるか否かを検
出するようになつている。これらの温度検出手段
44および湿度検出手段45は、路面の近傍の車
体1に設けられて路面状態をより確実に検出でき
るようになつている。これらの温度検出手段44
および湿度検出手段45からの検出信号が摩擦係
数演算装置33に入力されると、摩擦係数演算装
置33は路面との間の摩擦係数が所定値以下にな
つたか否かを概算で演算できるようになつてい
る。この実施例では、温度検出手段44、湿度検
出手段45および摩擦係数演算装置33が全体と
して摩擦係数検出手段を構成している。この実施
例においては、第6図に示すように、摩擦係数演
算装置33および前後輪差動制御検出手段31か
ら信号が電子制御回路32に入力され、車輪のタ
イヤと路面との間の摩擦係数が所定値以下となり
かつ前後輪差動制御手段26が差動阻止方向に作
動していないときは、電子制御回路32は前後輪
差動制御手段26を作動阻止方向に作動させるよ
う前後輪差動制御手段26のソレノイド23に信
号を出力するようになつている。この第2実施例
によれば、前記第1実施例よりも少ない数の検出
手段で略同じ効果を得ることができるため、電子
制御回路32の回路構成が前記実施例よりも簡単
で済むとともに車両全体としてコストの低減を図
ることができる。
えられていた操舵角検出手段30、車速検出手段
40、垂直荷重検出手段41および操舵力検出手
段42の代わりに、大気の温度を検出する温度検
出手段44と、大気の湿度を検出する湿度検出手
段45とを備えたものである。大気の温度が所定
値以下のときは雪が降つていたり湖面に氷がはつ
ていることが多いこと、大気の湿度が高いときは
雨や雪が降つていることが多いことによるもので
ある。したがつて、湿度検出種手段44は大気の
温度が所定値以下であるか否かを、湿度検出手段
45は大気の湿度が所定値以上であるか否かを検
出するようになつている。これらの温度検出手段
44および湿度検出手段45は、路面の近傍の車
体1に設けられて路面状態をより確実に検出でき
るようになつている。これらの温度検出手段44
および湿度検出手段45からの検出信号が摩擦係
数演算装置33に入力されると、摩擦係数演算装
置33は路面との間の摩擦係数が所定値以下にな
つたか否かを概算で演算できるようになつてい
る。この実施例では、温度検出手段44、湿度検
出手段45および摩擦係数演算装置33が全体と
して摩擦係数検出手段を構成している。この実施
例においては、第6図に示すように、摩擦係数演
算装置33および前後輪差動制御検出手段31か
ら信号が電子制御回路32に入力され、車輪のタ
イヤと路面との間の摩擦係数が所定値以下となり
かつ前後輪差動制御手段26が差動阻止方向に作
動していないときは、電子制御回路32は前後輪
差動制御手段26を作動阻止方向に作動させるよ
う前後輪差動制御手段26のソレノイド23に信
号を出力するようになつている。この第2実施例
によれば、前記第1実施例よりも少ない数の検出
手段で略同じ効果を得ることができるため、電子
制御回路32の回路構成が前記実施例よりも簡単
で済むとともに車両全体としてコストの低減を図
ることができる。
第7図には、第3実施例を示す。
この第3実施例は、前記第1実施例において車
速検出手段40が信号を摩擦係数演算装置33の
みに出力していたのと異なり、車速検出手段40
が電子制御回路32にも同時に信号を出力してい
る点で異なる。前記第1実施例では、4輪駆動車
の前後輪差動制御手段26が差動阻止方向に作動
していない状態でタイヤとの間の摩擦係数が所定
値以下の路面を走行すると、車速にかかわらず自
動的に前後輪差動制御手段26が差動阻止方向に
作動する。車両は前後輪差動制御手段26が作動
阻止方向に作動していない状態で操舵されて路面
を旋回する場合は、前後輪差動機構7がその差動
機能を有効に発揮して前車輪と後車輪との回転数
差を吸収することによりニュートラルステア(操
舵角により本来得られるべき旋回半径で旋回する
現象)状態で旋回する。ところが、前後輪差動制
御手段26が差動阻止方向に作動している状態で
旋回する場合には、前述のタイトコーナブレーキ
現象の影響によりアンダステア傾向で車両は旋回
する。このように、前後輪差動制御手段26が差
動阻止方向に作動していない状態で旋回する場合
と前後輪差動制御手段26が差動阻止方向に作動
している状態で旋回する場合とでは、車両の旋回
特性が変化する。このため、高速状態で車両の旋
回特性がこのように変化する場合には、ニユート
ラルステアからアンダステア傾向に変化するに留
まらず、車両が方向性を失つて操縦上の安全性が
損なわれるおそれがある。このような現象を防止
するために、この第3実施例では車速検出手段4
0からの信号をも電子制御回路32に入力するよ
うにしたものである。すなわち、この第3実施例
によれば、第8図に示すように、摩擦係数演算装
置33、前後輪差動制御検出手段31および車速
検出手段40からの信号が電子制御回路32に送
られ、車両の速度が所定値以下であるときにの
み、電子制御回路32は、前後輪差動制御手段2
6を差動阻止方向に作動させるよう前後輪差動制
御手段26のソレノイド23に信号を送るように
なつている。このような第3実施例によれば、車
両の速度が所定値以上の高速状態で前後輪差動制
御手段26が差動阻止方向に作動することが防げ
るので、高速状態で車両の旋回特性が変化するこ
とにより操縦上の安全性が損なわれるという現象
を防止することができる。
速検出手段40が信号を摩擦係数演算装置33の
みに出力していたのと異なり、車速検出手段40
が電子制御回路32にも同時に信号を出力してい
る点で異なる。前記第1実施例では、4輪駆動車
の前後輪差動制御手段26が差動阻止方向に作動
していない状態でタイヤとの間の摩擦係数が所定
値以下の路面を走行すると、車速にかかわらず自
動的に前後輪差動制御手段26が差動阻止方向に
作動する。車両は前後輪差動制御手段26が作動
阻止方向に作動していない状態で操舵されて路面
を旋回する場合は、前後輪差動機構7がその差動
機能を有効に発揮して前車輪と後車輪との回転数
差を吸収することによりニュートラルステア(操
舵角により本来得られるべき旋回半径で旋回する
現象)状態で旋回する。ところが、前後輪差動制
御手段26が差動阻止方向に作動している状態で
旋回する場合には、前述のタイトコーナブレーキ
現象の影響によりアンダステア傾向で車両は旋回
する。このように、前後輪差動制御手段26が差
動阻止方向に作動していない状態で旋回する場合
と前後輪差動制御手段26が差動阻止方向に作動
している状態で旋回する場合とでは、車両の旋回
特性が変化する。このため、高速状態で車両の旋
回特性がこのように変化する場合には、ニユート
ラルステアからアンダステア傾向に変化するに留
まらず、車両が方向性を失つて操縦上の安全性が
損なわれるおそれがある。このような現象を防止
するために、この第3実施例では車速検出手段4
0からの信号をも電子制御回路32に入力するよ
うにしたものである。すなわち、この第3実施例
によれば、第8図に示すように、摩擦係数演算装
置33、前後輪差動制御検出手段31および車速
検出手段40からの信号が電子制御回路32に送
られ、車両の速度が所定値以下であるときにの
み、電子制御回路32は、前後輪差動制御手段2
6を差動阻止方向に作動させるよう前後輪差動制
御手段26のソレノイド23に信号を送るように
なつている。このような第3実施例によれば、車
両の速度が所定値以上の高速状態で前後輪差動制
御手段26が差動阻止方向に作動することが防げ
るので、高速状態で車両の旋回特性が変化するこ
とにより操縦上の安全性が損なわれるという現象
を防止することができる。
第9図は、第4実施例を示す。
この第4実施例は、前記第2実施例と異なり車
速検出手段40を追加して備え、その車速検出手
段40が信号を電子制御回路32に出力するよう
になつている。この実施例においても、前記第3
実施例と同様に、高速状態で車両の旋回特性が変
化するのを防止するものである。この実施例によ
れば、第10図に示すように、摩擦係数演算装置
33、前後輪差動制御検出手段31および車速検
出手段40からの信号が電子制御回路32に送ら
れ、車両速度が所定値以下であるときにのみ電子
制御回路32は、前後輪差動制御手段26を差動
阻止方向に作動させるように前後輪差動制御手段
26のソレノイド23に信号を送るようになつて
いる。
速検出手段40を追加して備え、その車速検出手
段40が信号を電子制御回路32に出力するよう
になつている。この実施例においても、前記第3
実施例と同様に、高速状態で車両の旋回特性が変
化するのを防止するものである。この実施例によ
れば、第10図に示すように、摩擦係数演算装置
33、前後輪差動制御検出手段31および車速検
出手段40からの信号が電子制御回路32に送ら
れ、車両速度が所定値以下であるときにのみ電子
制御回路32は、前後輪差動制御手段26を差動
阻止方向に作動させるように前後輪差動制御手段
26のソレノイド23に信号を送るようになつて
いる。
以上説明してきたように、この発明によれば、
その構成を、車体と、車体に回転自在に支持され
路面上を回転することにより車体を駆動する前車
輪および後車輪と、前車輪および後車輪にそれぞ
れ連結され前車輪と後車輪との回転数差を吸収す
る前後輪差動機構と、前後輪差動機構の差動機能
を制限あるいは阻止可能な前後輪差動制御手段
と、を有する4輪駆動車において、操向車輪とし
て作動する前車輪と路面との間の摩擦係数を検出
する摩擦係数検出手段と、前記前後輪差動制御手
段の作動機能阻止方向の作動の有無を検出する前
後輪差動制御検出手段と、摩擦係数検出手段およ
び前後輪差動制御検出手段より信号を入力して操
向車輪と路面との間の摩擦係数が所定値以下とな
りかつ前後輪差動制御手段が差動機能阻止方向に
作動していないときは前後輪差動制御手段を差動
機能阻止方向に作動させるよう前後輪差動制御手
段を制御する差動阻止手段と、を備えたものとし
たため、操向車輪のタイヤと路面との間の摩擦係
数が所定値以下の道路を走行することによりタイ
ヤがスリツプして走行安定性や制動安定性が損な
われることを防止することができるという効果が
得られる。また、専門家や愛好家以外の一般人に
とつては、いちいち手動で前後輪差動制御手段を
差動阻止方向に作動させる必要がないため、車両
の操作性の改善を図ることができるという効果が
得られる。
その構成を、車体と、車体に回転自在に支持され
路面上を回転することにより車体を駆動する前車
輪および後車輪と、前車輪および後車輪にそれぞ
れ連結され前車輪と後車輪との回転数差を吸収す
る前後輪差動機構と、前後輪差動機構の差動機能
を制限あるいは阻止可能な前後輪差動制御手段
と、を有する4輪駆動車において、操向車輪とし
て作動する前車輪と路面との間の摩擦係数を検出
する摩擦係数検出手段と、前記前後輪差動制御手
段の作動機能阻止方向の作動の有無を検出する前
後輪差動制御検出手段と、摩擦係数検出手段およ
び前後輪差動制御検出手段より信号を入力して操
向車輪と路面との間の摩擦係数が所定値以下とな
りかつ前後輪差動制御手段が差動機能阻止方向に
作動していないときは前後輪差動制御手段を差動
機能阻止方向に作動させるよう前後輪差動制御手
段を制御する差動阻止手段と、を備えたものとし
たため、操向車輪のタイヤと路面との間の摩擦係
数が所定値以下の道路を走行することによりタイ
ヤがスリツプして走行安定性や制動安定性が損な
われることを防止することができるという効果が
得られる。また、専門家や愛好家以外の一般人に
とつては、いちいち手動で前後輪差動制御手段を
差動阻止方向に作動させる必要がないため、車両
の操作性の改善を図ることができるという効果が
得られる。
第2実施例においては、第1実施例よりも少な
い数の検出手段で略同じ効果が得られることがで
きるため、電子制御回路の回路構成が第1実施例
よりも簡単で済むとともに、車両全体としてコス
トの低減を図ることができるという効果を有す
る。
い数の検出手段で略同じ効果が得られることがで
きるため、電子制御回路の回路構成が第1実施例
よりも簡単で済むとともに、車両全体としてコス
トの低減を図ることができるという効果を有す
る。
また、第3、第4実施例においては、車速検出
手段を設けて、車速が所定値以上の高速状態で前
後輪差動制御手段が差動阻止方向に作動するのを
防止し、高速状態で車両の旋回特性が変化するこ
とにより操縦上の安全性が損なわれるという現象
を防止することができるという効果が得られる。
手段を設けて、車速が所定値以上の高速状態で前
後輪差動制御手段が差動阻止方向に作動するのを
防止し、高速状態で車両の旋回特性が変化するこ
とにより操縦上の安全性が損なわれるという現象
を防止することができるという効果が得られる。
第1図は操向車輪の操舵角が大きい場合の路面
における前車輪と後車輪とのそれぞれの回転半径
の差異を示す車両の平面図、第2図はこの発明に
係る4輪駆動車の第1実施例を示す骨組図、第3
図は前後輪差動制御手段を示す部分断面概略図、
第4図は第2図に示す第1実施例の信号系統を示
すブロツク図、第5図は第2実施例に係る4輪駆
動車の骨組図、第6図は第5図に示す第2実施例
の信号系統を示すブロツク図、第7図は第3実施
例に係る4輪駆動車の骨組図、第8図は第7図に
示す第3実施例の信号系統を示すブロツク図、第
9図は第4実施例に係る4輪駆動車の骨組図、第
10図は第9図に示す第4実施例の信号系統を示
すブロツク図である。 1……車体、7……前後輪差動機構、7a……
デイフアレンシヤルケース、7b……ピニオンシ
ヤフト、7c……デイフアレンシヤルピニオン、
7d……サイドギヤ、16a,16b……後車
輪、23……ソレノイド、25a,25b……前
車輪、26……前後輪差動制御手段、27……前
後輪差動制御バルブ、29……油圧多板クラツ
チ、30……操舵角検出手段、31……前後輪差
動制御検出手段、32……電子制御回路(差動阻
止手段)、33……摩擦係数演算装置、40……
車速検出手段、41……垂直荷重検出手段、42
……操舵力検出手段、44……温度検出手段、4
5……湿度検出手段。
における前車輪と後車輪とのそれぞれの回転半径
の差異を示す車両の平面図、第2図はこの発明に
係る4輪駆動車の第1実施例を示す骨組図、第3
図は前後輪差動制御手段を示す部分断面概略図、
第4図は第2図に示す第1実施例の信号系統を示
すブロツク図、第5図は第2実施例に係る4輪駆
動車の骨組図、第6図は第5図に示す第2実施例
の信号系統を示すブロツク図、第7図は第3実施
例に係る4輪駆動車の骨組図、第8図は第7図に
示す第3実施例の信号系統を示すブロツク図、第
9図は第4実施例に係る4輪駆動車の骨組図、第
10図は第9図に示す第4実施例の信号系統を示
すブロツク図である。 1……車体、7……前後輪差動機構、7a……
デイフアレンシヤルケース、7b……ピニオンシ
ヤフト、7c……デイフアレンシヤルピニオン、
7d……サイドギヤ、16a,16b……後車
輪、23……ソレノイド、25a,25b……前
車輪、26……前後輪差動制御手段、27……前
後輪差動制御バルブ、29……油圧多板クラツ
チ、30……操舵角検出手段、31……前後輪差
動制御検出手段、32……電子制御回路(差動阻
止手段)、33……摩擦係数演算装置、40……
車速検出手段、41……垂直荷重検出手段、42
……操舵力検出手段、44……温度検出手段、4
5……湿度検出手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体と、車体に回転自在に支持され路面上を
回転することにより車体を駆動する前車輪および
後車輪と、前車輪および後車輪にそれぞれ連結さ
れ前車輪と後車輪との回転数差を吸収する前後輪
差動機構と、前後輪差動機構の差動機能を制限あ
るいは阻止可能な前後輪差動制御手段と、を有す
る4輪駆動車において、操向車輪として作動する
前車輪と路面との間の摩擦係数を検出する摩擦係
数検出手段と、前記前後輪差動制御手段の差動機
能阻止方向の作動の有無を検出する前後輪差動制
御検出手段と、摩擦係数検出手段および前後輪差
動制御検出手段より信号を入力して操向車輪と路
面との間の摩擦係数が所定値以下となりかつ前後
輪差動制御手段が作動機能阻止方向に作動してい
ないときは前後輪差動制御手段を差動機能阻止方
向に作動させるよう前後輪差動制御手段を制御す
る差動阻止手段と、を備えたことを特徴とする4
輪駆動車。 2 前記摩擦係数検出手段が、前記操向車輪を操
舵する操舵力を検出する操舵力検出手段と、操向
車輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、車両
の速度を検出する車速検出手段と、操向車輪と路
面との接触面に垂直方向にかかる荷重を検出する
垂直荷重検出手段と、これらの検出手段より信号
を入力して摩擦係数を演算し信号を前記差動阻止
手段に出力する摩擦係数演算装置と、を有するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の4輪
駆動車。 3 前記摩擦係数検出手段が、大気の温度を検出
する温度検出手段と、大気の湿度を検出する湿度
検出手段と、これらの検出手段が出力した信号を
入力して摩擦係数を演算し信号を前記差動阻止手
段に出力する摩擦係数演算装置と、を有すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の4輪駆
動車。 4 前記差動阻止手段は、車速検出手段から信号
が入力され、車両の速度が所定値以下であるとき
にのみ前後輪差動制御手段を差動機能阻止方向に
差動させるよう前後輪差動制御手段を制御するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の4輪
駆動車。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58058984A JPS59184027A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 4輪駆動車 |
| US06/892,899 US4669569A (en) | 1983-04-04 | 1986-08-01 | Four-wheel drive system with differential control response to tire-to-tire friction |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58058984A JPS59184027A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 4輪駆動車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59184027A JPS59184027A (ja) | 1984-10-19 |
| JPH0455891B2 true JPH0455891B2 (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=13100110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58058984A Granted JPS59184027A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 4輪駆動車 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4669569A (ja) |
| JP (1) | JPS59184027A (ja) |
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-
1983
- 1983-04-04 JP JP58058984A patent/JPS59184027A/ja active Granted
-
1986
- 1986-08-01 US US06/892,899 patent/US4669569A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59184027A (ja) | 1984-10-19 |
| US4669569A (en) | 1987-06-02 |
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