JPH045653B2 - - Google Patents
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Description
本発明は、B型肝炎ウイルス(HBV)に対す
有効なワクチンに関するものであり、詳しくはB
型肝炎ウイルスの感染機作に関する新たな知見に
もとづいて、その感染を防止するための新しいタ
イプのワクチンを提供するものである。 B型肝炎は主として血液を介して感染するウイ
ルス性疾患である。 B型肝炎ウイルスは、1970年にDaneらによつ
て、オーストラリア抗原(Au抗原、HBs抗原)、
陽性血内に確認されたものであつて、二重構造を
した球形DNAウイルスである。 HBVに感染したヒトの血清を遠心して電子顕
微鏡下で観察すると、直径42nmの大型球形粒子
(Dane粒子)、直径22nmの小型球形粒子および管
状粒子が見出される。 Dane粒子は、中心に直径27nmの内部粒子
(core粒子)を有し、また表面には外殻がある。
core粒子内には、分子量約1.6×106の2本鎖
DNAとDNAポリメラーゼが含まれている。 Dane粒子の外殻は、HBs抗原(HBsAg)活性
を有し、これとは別にcore粒子表面にはHBc抗
原(HBcAg)活性がある。またcore粒子には分
子量約19000(P19)の単位核蛋白が存在するが、
P19の一部はcore粒子の表面に露出して、そのN
末端側の部分はHBe抗原(HBeAg)活性をも
つ。HBeAgは血中に出現することがある。 したがつて、HBV関連抗原としては、
HBcAg,HBsAg,HBeAgの三種類が現在知ら
れている。 また、HBsAgには共通抗原として「a」があ
るが、さらに抗原性の違いからadr.adw,ayw,
ayrの4種のサブタイプが知られている。これら
サブタイプは、HBV株の違いによつて、産生さ
れるHBsAgのアミノ酸配列に多少の違いが生じ
たものと考えられる。 B型肝炎はHBVキヤリアの血液が輸注される
ことにより、受血者に高率に発生するほか、注射
針やカミソリの刃についた微量の血液によつて感
染することがありうる。 日本において、年間激症肝炎4400例、急性肝炎
18万例、慢性肝炎30万例、肝硬変12万例が存在す
ると推定される肝疾患のうち、各30%程度が、ま
た原発性肝癌8400例のうち約50%がB型肝炎ウイ
ルスによつて発生すると推定されている。 さらに無症候のHBVキヤリア(HBV保有者)
は世界で約2億人、わが国では約300万人も存在
すると推定され、全人口に対するキヤリアの割合
は日本が先進国中最高の値を示している。したが
つて、HBVキヤリアの血液を介してB型肝炎が
感染する危険が大きい。 そのため、B型肝炎ウイルスに対して、ワクチ
ネーシヨンが望まれ、とくに有効でかつ副作用の
少ないワクチンの研究と開発が切望されていた。 現在供用されているB型肝炎ワクチンは、
HBV陽性血からHBs抗原を分離精製し、不活性
化したものであるが、HBVが現在培養増殖でき
ず、原料であるHBV陽性血を大量に確保するこ
とが困難であるとともに、コストが高いこと、異
物蛋白や未知のウイルス等が混入することによる
危険を完全に免れない欠点があつた。 したがつて、HBVに対する合成ワクチンの必
要性が示唆されてきたが、本願の発明者らは、B
型肝炎ウイルスに対して有効であり、かつ安全性
に優れたポリペプタイドワクチンを発明した。 本願は本願発明者らによる、B型肝炎ウイルス
とヒト肝細胞の付着に関する新たな知見に基礎を
置くものである。すなわち、B型肝炎ウイルス
が、肝細胞表面のPoly−HSA(重合したヒト血清
アルブミン)を介して、ヒトの肝細胞に特異的に
付着することを突き止め、さらにB型肝炎ウイル
ス粒子上のPoly−HSA受容体が、HBsAgの如何
なる部位に位置するかの探索をつづけた。 その結果、HBeAg陽性血漿由来のHBsAg粒子
から精製したP31ポリペプタイド上に、Poly
−HSAに対する受容体が存在することを解明し
た。これに対し、HBsAg粒子から精製したP2
2ポリペプタイドはPoly−HSAに付着せず、し
たがつてP22上にはPoly−HSAに対する受容
体が存在しないことを見出した。 さらにP31ポリペプタイドとB型肝炎ウイル
スの遺伝情報との関係を探索した結果、P31は
HBV−DNAのS領域によりコードされる226残
基のアミノ酸からなるP22とその上流に存在す
るPre−S隣接領域によつてコードされる55個の
アミノ酸によつて構成されることを解明した(図
1)。 したがつて上記55個のアミノ酸からなる部分に
Poly−HSA受容体が存在する事が推測された。
事実P31をCNBrで切断する事により単離した
上記55個のアミノ酸からなるペプタイドはPoly
−HSAと結合する事が解明された。 以上の知見にもとづき、本願の発明者らは、B
型肝炎ウイルスに対する新しいワクチン、ポリペ
プタイドワクチンP31を発明した。 本発明のポリペプタイドワクチンP31はB型
肝炎ウイルスのPoly−HSA受容体をブロツクす
ることによりHBVがヒト肝細胞に付着するのを
防止するワクチンである。 さらに、本発明のポリペプタイドワクチンP3
1は、そのPre−S領域DNAによりコードされ
るペプタイド部分(N未端より第4番目アミノ酸
残基Asn)に多糖類が結合している状態(P3
5)においても、HBVに対するワクチンとして
使用することができるものである。 ポリペプタイドワクチンP31の製造方法は次
のとおりである。 HBeAgが陽性で、かつHBsAg価(R−PHA
価)の高い血漿を遠心して、Dane粒子を除去し
て得られた上清中の小型粒子を浮上遠心と庶糖に
よるレート遠心によつて得る。 精製した小型粒子(HBsAg粒子)を1%
(w/v)ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)およ
び1%(v/v)2−メルカプトエタノール(2
−ME)を含むトリス−塩酸緩衝液中でインキユ
ベートし、構成ベプタイドに分解する。ポリペプ
タイドはMaizelの方法により、ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動により、分画し、P31ポリペ
プタイド分画を得る。セフアデツクスG25(フア
ルマシア:スウエーデン)を用い水を溶媒として
上記分画をゲル濾過し、遊離のSDSや電気泳動緩
衝液に用いた試薬を除く。ボイドボリユームに溶
出したP31は、凍結乾燥する。 ポリペプタイドP31の物理化学的性質は次の
とおりである。 アミノ酸分析。 10μgのP31を6N−HClで減圧下110℃で24,
48,72時間加水分解し、曰立アミノ酸分析計835
で測定した。ロイシン、イソロイシン、バリンは
最高値を、スレオニンとセリンは0時間に内そう
した値を用いた。 (均似値) アスパラギン酸 5 アスパラギン 9 スレオニン 24 セリン 31 グルタミン酸 2 グルタミン 8 グリシン 18 アラニン 9 バリン 14 メチオニン 7 イソロイシン 16 ロイシン 38 チロシン 6 フエニルアラニン 20 リジン 2 ヒスチジン 2 アルギニン 10 プロリン 32 トリプトフアン 14 システイン 14 末端アミノ酸。 N末端アミノ酸は手動エドマン分解法により調
べた。C末端アミノ酸配列は0.2M、エチル・モ
ルフオリン−酢酸(PH.8.5)中で25℃、15分、
30分間カルボキシペプチターゼAを作用させた
後、アミノ酸分析により決定した。N末端アミノ
酸はメチオニン、C末端アミノ酸配列は−バリン
−チロシン−イソロイシンであつた。 分子量 31000ダルトン (測定法SDS−PAGE) 温度安定性 100℃ 20min stable 吸収特性 280nm λmax 190nm shoulder 本願の発明者らはさらにP31のPre−S領域
のアミノ酸配列のうち、親水性部位で各サブタイ
プ間に共通の部分を選び、これを化学的に合成し
てそのPoly−HSAとの反応性と免疫原性を調べ
た。その結果、Asp−Pro−Arg−Val−Arg−
Gly−Leu−Tyr−Phe(or−Leu)−Pro−Ala−
Gly−Gly−Ser−Ser−Ser−Gly−Thr−Valの
シーケンスを含有する合成ポリペプタイド(Asp
ペプタイド)とPoly−HSA受容体を持たない
HBsAg小型粒子との結合物はAspペプタイドを
介してPoly−HSAと結合する事が明らかになつ
た(表1)。またこのAspペプタイドは免疫原性
をも有することを見出し、これをB型肝炎ウイル
スに対するワクチンとすることを発明した。即
ち、このAspペプタイドをモルモツトに免疫して
得られた抗血清は、HBeAg陽性血清から精製し
たHBsAgと結合したが、HBeAb陽性血清から精
製したHBsAgとは殆ど結合しなかつた。このこ
とにより、このAspペプタイドに対する抗体がB
型肝炎ウイルス上のPoly−HSA受容体をブロツ
クしB型肝炎ウイルスがPoly−HSAを介してヒ
ト肝細胞に付着するのを阻止できる効率の高いワ
クチンであることが明らかになつた。更に、Asp
ペプタイド、精製P31、SDS+2ME処理した
HBsAgを免疫して得られたモノクローナル抗体
のうちAspペプタイドに対する抗体は全例Poly−
HSAとHBsAgの結合を阻止した(表2)。即ち、
Aspペプタイドは非常に効率の高い合成ワクチン
であることが明らかになつた。なお特許請求の範
囲第1項記載のペプタイドのうち、第9番目のア
ミノ酸残基はロイシンに置き換えることができ
る。これはPre−S領域のアミノ酸配列がサブタ
イプ間で異なり、adrでフエニルアラニンである
のに対しadwではロイシンであることに基づく。
しかし、19残基のアミノ酸からなる合成ペプタイ
ドを免疫して得られる抗体は、adw型HBsAgと
も結合し、サブタイプ共通のものであることがわ
かつた。特許請求の範囲第1項のペプタイドは
Merrifieldらの方法(Merrifield RB Adv.
Enzyme,32 221−296,1969)による固相法で
合成され、合成後、6N−HCl、110℃、24時間、
減圧下で加水分解後、アミノ酸組成を確認したも
のである。 以下、本発明にかかる各ペプタイドについて製
造及び免疫学的検定の実施例を述べる。 実施例 1 本発明ののポリペプタイドP31,P35を次
の方法によつて製造した。 (1) HBsAg粒子の精製 HBsAg陽性で、サブタイプがadrのHBs抗原
価(R−PHA価)が高い血漿をプールし、37000
×g、16時間の遠心を行い、Dane粒子をペレツ
トとして除去した。上清中の小型粒子を、KBr
による浮上超遠心と庶糖のよるレート(rate)超
遠心によつて得た。 (2) アクリルアミドゲル電気泳動 600mgの精製HBs抗原粒子を1%(w/v)
SDSおよび1%(v/v)2−MEを含む0.01M
トリス−塩酸緩衝液(PH8.0)で90mlにして37℃
30分インキユベートして構成ポリペプタイドに分
解した。そのポリペプタイドをMaizelの方法に
従つてMacro Pageの装置を用い、直径9cm高さ
9cmのポリアクリルアミドカラムによる調製用ゲ
ル電気泳動にかけた。サンプルを9%ポリアクリ
ルアミドゲルで作つた分離用ゲルの上に作製した
濃縮ゲル(3%)上にアプライした。50V定電圧
で2℃で泳動し、30分毎に分画した。HBsAgポ
リペプタイドはセフアデツクスG−25で脱塩後、
凍結乾燥した。分析用ゲル電気泳動はSDS−ポリ
アクリルアミドゲルにより、Hoeffer社スラブゲ
ル電気泳動装置を用いて行つた。(即ち、サンプ
ルに指示薬としてブロモフエノールブルーを加
え、その指示薬が濃縮ゲル(3%)内を通過して
いる間は15mAで、また分離用ゲル(10%)に入
つてからは30mAで泳動した。泳動後、蛋白質
は、0.05%(w/v)クーマンシーブリリアント
ブルー染色し、糖はZachariusらの方法による
PAS染色により染色した。これにより構成ポリ
ペプタイドの1つとしてP31,P35を得た
(第2図)。構成ポリペプタイド量は蛋白染色した
ゲルをAuto Scanner(ヘレナ社)を用い550nmの
波長でスキヤンして求めた。不純物除去ののち精
製した。 実施例 2 特許請求の範囲第1,第2項のペプタイドを次
の方法によつて製造した。 Merrifield固相法に基づき、ペプタイドのC末
端のアミノ酸をまず架橋ポリスチレンに縮合させ
ておき、ついでN末端の方向に向かつて、t−ブ
トキシカルボニルアミノ酸を1個ずつ順次縮合さ
せていき、Asp−Pro−Arg−Val−Arg−Gly−
Leu−Tyr−Phe−Pro−Ala−Gly−Gly−ser−
Ser−Ser−Gly−Thr−Valのシーケンスからな
るポリペプタイド(Aspペプタイド)を合成し
た。またAspペプタイドの第9アミノ酸残基を
Leuに置換えしたポリペプタイドを合成した。合
成後、6N−HCl,110℃、24時間、減圧下で加水
分解後、アミノ酸組成を確認した。 実施例 3 ポリペプタイドP31,P35の免疫原性(ワ
クチン効果)を次の方法により確認した。 (1) 本発明のポリペプタイドP31のPoly−
HSAに対する反応性をHBeAg陽性の血漿から
分離したHBsAg粒子、P35(ポリペプタイ
ドP31に糖が結合したもの)、P22(第2
図参照)、P27(P22に糖が結合したもの)
のPoly−HSAに対する反応性と比較した。固
相としてPoly−HSA、ラベル第2抗体として
抗HBs抗体を用いてサンドウイツチ法により
調べた。 その結果、P31,P35の滴定曲線は
HBeAg陽性血から得たHBsAg粒子のものと同
一であつて、Poly−HSAに対する反応性が認
められた。他方、P22,P27は、いずれも
Poly−HSAと反応しなかつた(第3図)。 また、HBsAg粒子および上記各ポリペプタ
イドはモノメリツクな血清アルブミンとは結合
しなかつた。 (2) 種特異性 ヒトおよびチンパンジーのみがB型肝炎ウイル
ス(HBV)に感受性を有し、その他の動物は
HBVに対する感受性を有しない。 そこで、本発明のP31の種特異性を調査し
た。種々の動物の重合アルブミンをマイクロタイ
タープレートの穴にコートしてP31との反応性
を検査したところヒトおよびチンパンジーの重合
アルブミンはP31と結合したが、ウサギ、牛、
マウス、馬、卵白、ウツドチヤツクの重合アルブ
ミンはP31と結合しなかつた(第4図)。 実施例 4 特許請求の範囲第1項のペプタイドの免疫原性
(ワクチン効果)を次の方法により確認した。 (1) 卵白アルブミン(OVA ovalbumin)とペプ
タイドのカツプリング ペプタイドはカツプリング試薬として1−エチ
ル−3(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド(Sigma chemical U.S.A.)を用いて、
キヤリアープロテインである卵白アルブミン
(Sigma chemical U.S.A.)に結合させた。即ち
合成ペプタイド5mgとOVA1.5mgを0.5mlの生理的
食塩水に溶かし、15mgのカツプリング試薬を加え
た後、室温で、1晩反応させた後、生理的食塩水
に対し2日間透析した。 (2) 免疫 メスのHartley系のモルモツトに1mgペプタイ
ド−卵白アルブミン結合物0.1mlを0.2mlフロイン
トの完全アジユバントとのエマルジヨンとして皮
下に接種した。4週間後に同様に追加免疫を行
い、更にその1週間後に心臓穿刺により採血し、
血液を凝固させ遠心分離により血清を得た。 (3) 検定(ラジオイムノアツセイ) ポリビニルマイクロタイタープレートを用いサ
ンドウイツチ法、インヒビシヨン法でアツセイし
た。 即ち、サンドウイツチ法では固相として重合ヒ
トアルブミン、マウス抗Pre−Sモノクローナル
抗体、精製HBsAg(adr,HBeAg陽性血清又は
HBeAb陽性血清由来)精製HBsAg(adw,
HBeAg陽性血清)、プロナーゼ処理HBsAg
(adr)、HBsAgポリペプタイドP31,P22、
合成ペプタイドを各々につき、100μg/mlの濃
度の溶液100μlをウエルに入れ室温1時間吸着さ
せたものを用いた。 テストサンプル50μlを穴に入れ、37℃90分イン
キユベート後125Iラベル抗HBs抗体、抗Pre−S
モノクローナル抗体あるいはP31を各々につき
100μl入れ、37℃、90分、インキユベートした。 ウエルを切り取りその放射活性を測定した。各
ステツプの間は生理的食塩水で5回洗浄した。 インヒビシヨン法では、テストサンプル50μlと
125Iラベル抗Pre−Sモノクロナール抗体50μlを
37℃、90分インキユベートし、その混合物50μlを
P31でコートしたウエルに入れ37℃、90分、イ
ンキユベートした。サンプルのかわりに、緩衝液
を用いた0%インヒビシヨンをもとにテストサン
プルの結果を%インヒビシヨンで示した。尚、ヨ
ード(I)ラベルはクロラミンT法(Green
wood.F.C.(1963)Biochemical,J.89,114−
123)により行い、得られた放射ラベル物質の比
活性は5μCi/μgであつた。 (4) モノクローナル抗体の作成 Balb/cマウス(雌)の腹腔に、Aspペプタ
イド、P31、SDS+2ME処理HBsAgを各々、
フロイントの完全アジユバントとのエマルジヨン
として注入した。3週間Aspペプタイド他各々で
追加免疫し3日後に脾臓細胞(spleen cell)を
得た。融合(Hybridization)、クローニング、
およびそれに続く培養はOi and Herzenbergの
方法(Oi.V.Tら Immunoglobulin producing
hybrid cell lines.In selected methods in
cellular Immunology,Freeman and CO.San
Francisco 351−372,1980)に従つて行つた。 各々の抗体の選択は、例えばP31ではHBeAg
陽性血漿から精製したHBsAg粒子とそれをプロ
ナーゼE(科研科学製)で軽く処理しP31とP
35を消失させたHBsAg粒子をヒツジ赤血球に
結合させたものを用いPHA法(Vyas G.Nら
Science 170 332−333 1970)で行つた。抗体
の特異性はP31あるいはP22を固相化し125I
ラベルの抗マウスIgG(Rabbit)を2次抗体とし
たラジオイムノアツセイにより調べた。各々の抗
体を分泌するクローンはマウスの腹腔で増殖させ
た。腹水を得、1.33M硫安で塩析後セフアデツク
スG200(フアルマシア社製)のゲル濾過を行つ
た。 (5) モノクローナル抗体と各ペプタイドとの反応 Aspペプタイドと反応をよくするモノクローナ
ル抗体IgGクラスの8種類を使つて、Poly−
HSAとHBsAgの反応を阻害するかをラジオイム
ノアツセイ、サンドイツチ法で調べたところ全例
が結合を阻止した(表2)。強力なワクチン効果
が得られた。 (6) ペプタイドの免疫原性特性 ペプタイドの免疫原性特性(immunogenicity)
を調べるために、ペプタイドをOVAに結合させ
た結合物(1mg)をフロイントの完全アジユバン
トとの懸濁液として、3匹のモルモツトの皮下に
免疫した。4週間後に追加免疫しその1週間後、
採血した。凝塊(clot)後、得られた血清につい
て、サンドウイツチ法によるラジオイムノアツセ
イにより、抗体の検定(assay)を行つた。 即ち、固相に、HBeAg陽性血から精製した
HBsAg(adr,adw)そのHBsAg(adr)をプロナ
ーゼ処理したもの、HBeAg陽性血から精製した
HBs(adr)、およびHBsAgポリペプタイドP3
1,P22を用いて、サンプルをインキユベーシ
ヨン後、125I−P31と反応させ、放射活性を測
定した(表3)。 ペプタイドを免疫された3匹のモルモツトから
得られた血清はいずれも合成ペプタイドと反応し
た。更にP31(adr)およびHBeAg陽性血か
ら精製したHBsAg(adr,adw)とも結合した。
しかし、一方Pronase処理する事によりP31と
P35が消失したHBsAg(adr)、HBeAb陽性血
から精製したHBsAgおよびP22との反応性は
低かつた。この結果から、このペプタイドはモル
モツトに主としてポリペプタイドP31,P35
含量の多いHBeAg陽性血中のHBsAgと結合し、
しかもadrとadwの共通部分と反応する抗体を作
らせることが解つた。 特許請求の範囲第2項のペプタイドについても
検査し、その免疫原性を確認した。 実施例 5 PreS領域ペプタイドの反応性について調べた。 (1) P31のPreS領域に対するモノクローナル
抗体Hyb4408の特異性を(表4)に示した。こ
の抗体はP31との反応性は高いがP22との
反応性は低い事からPreS領域に特異的である
ことが解つた。 (2) P31からのPre−s領域ペプタイドの分
離。P31はP22のN末端アミノ酸Metの上
流に55残基のアミノ酸からなるペプタイドが結
合したものと推測され、また、Pre−S領域に
はMetはN末端にのみ存在するので、P31を
CNBrで開製することによりPre−S領域のペ
プタイドを単離した。ここでHBsAg粒子およ
びP31を70%ギ酸、0.1NHClで処理すると
Poly−HSA受容体は完全に失活するのでSDS
溶液中でCNBr開製を行つた。このペプタイド
のアミノ酸分析値から、アラニンを4残基とし
て他のアミノ酸残基数を計算した。 その結果、HBV−DNA塩基配列から推定さ
れるPreS領域のアミノ酸組成(adr)とよく一
致した。 (3) 抗PreSモノクローナル抗体とP31のPreS
ペプタイドとの反応。 単離したPreSペプタイドとP31を免疫し
て得たモノクローナル抗体Hyb−4408との反応
をインヒビシヨンテストによつて調べた。即
ち、種々の濃度のPre−Sペプタイドと125Iラ
ベルHyb−4408を予めインキユベートしてお
き、この混合物をP31を固相したウエルに入
れ、インキユベート後カウントを測定した。
Pre−Sペプタイドのかわりに生理的食塩水を
用いたものを0%インヒビシヨンコントロール
とし、表5に示した。Pre−Sペプタイドの濃
度が増加するにつれP31と125I Hyb4408と
の反応の阻害は大きくなり、3〜100μg/mg
ではほゞ直線関係が見られた。この事により単
離されたPresペプタイドは抗Pre−Sモノクロ
ーナル抗体(Hyb4408)と結合することが解つ
た。 (4) PolyHSAとPre−Sペプタイドとの結合。 単離したPreSペプタイドとPolyHSAの反応性
をPolyHSAを固相に、第2ラベル抗体として抗
Pre−Sモノクローナル抗体を用いたサンドイツ
チ法によるラジオイムノアツセイ法で調べた。
(表6)に示したようにPreSペプタイドはPoly−
HSAと結合することが明らかになり、P31の
Pre−S領域にPoly−HSA受容体が存在するこ
とが解つた。
有効なワクチンに関するものであり、詳しくはB
型肝炎ウイルスの感染機作に関する新たな知見に
もとづいて、その感染を防止するための新しいタ
イプのワクチンを提供するものである。 B型肝炎は主として血液を介して感染するウイ
ルス性疾患である。 B型肝炎ウイルスは、1970年にDaneらによつ
て、オーストラリア抗原(Au抗原、HBs抗原)、
陽性血内に確認されたものであつて、二重構造を
した球形DNAウイルスである。 HBVに感染したヒトの血清を遠心して電子顕
微鏡下で観察すると、直径42nmの大型球形粒子
(Dane粒子)、直径22nmの小型球形粒子および管
状粒子が見出される。 Dane粒子は、中心に直径27nmの内部粒子
(core粒子)を有し、また表面には外殻がある。
core粒子内には、分子量約1.6×106の2本鎖
DNAとDNAポリメラーゼが含まれている。 Dane粒子の外殻は、HBs抗原(HBsAg)活性
を有し、これとは別にcore粒子表面にはHBc抗
原(HBcAg)活性がある。またcore粒子には分
子量約19000(P19)の単位核蛋白が存在するが、
P19の一部はcore粒子の表面に露出して、そのN
末端側の部分はHBe抗原(HBeAg)活性をも
つ。HBeAgは血中に出現することがある。 したがつて、HBV関連抗原としては、
HBcAg,HBsAg,HBeAgの三種類が現在知ら
れている。 また、HBsAgには共通抗原として「a」があ
るが、さらに抗原性の違いからadr.adw,ayw,
ayrの4種のサブタイプが知られている。これら
サブタイプは、HBV株の違いによつて、産生さ
れるHBsAgのアミノ酸配列に多少の違いが生じ
たものと考えられる。 B型肝炎はHBVキヤリアの血液が輸注される
ことにより、受血者に高率に発生するほか、注射
針やカミソリの刃についた微量の血液によつて感
染することがありうる。 日本において、年間激症肝炎4400例、急性肝炎
18万例、慢性肝炎30万例、肝硬変12万例が存在す
ると推定される肝疾患のうち、各30%程度が、ま
た原発性肝癌8400例のうち約50%がB型肝炎ウイ
ルスによつて発生すると推定されている。 さらに無症候のHBVキヤリア(HBV保有者)
は世界で約2億人、わが国では約300万人も存在
すると推定され、全人口に対するキヤリアの割合
は日本が先進国中最高の値を示している。したが
つて、HBVキヤリアの血液を介してB型肝炎が
感染する危険が大きい。 そのため、B型肝炎ウイルスに対して、ワクチ
ネーシヨンが望まれ、とくに有効でかつ副作用の
少ないワクチンの研究と開発が切望されていた。 現在供用されているB型肝炎ワクチンは、
HBV陽性血からHBs抗原を分離精製し、不活性
化したものであるが、HBVが現在培養増殖でき
ず、原料であるHBV陽性血を大量に確保するこ
とが困難であるとともに、コストが高いこと、異
物蛋白や未知のウイルス等が混入することによる
危険を完全に免れない欠点があつた。 したがつて、HBVに対する合成ワクチンの必
要性が示唆されてきたが、本願の発明者らは、B
型肝炎ウイルスに対して有効であり、かつ安全性
に優れたポリペプタイドワクチンを発明した。 本願は本願発明者らによる、B型肝炎ウイルス
とヒト肝細胞の付着に関する新たな知見に基礎を
置くものである。すなわち、B型肝炎ウイルス
が、肝細胞表面のPoly−HSA(重合したヒト血清
アルブミン)を介して、ヒトの肝細胞に特異的に
付着することを突き止め、さらにB型肝炎ウイル
ス粒子上のPoly−HSA受容体が、HBsAgの如何
なる部位に位置するかの探索をつづけた。 その結果、HBeAg陽性血漿由来のHBsAg粒子
から精製したP31ポリペプタイド上に、Poly
−HSAに対する受容体が存在することを解明し
た。これに対し、HBsAg粒子から精製したP2
2ポリペプタイドはPoly−HSAに付着せず、し
たがつてP22上にはPoly−HSAに対する受容
体が存在しないことを見出した。 さらにP31ポリペプタイドとB型肝炎ウイル
スの遺伝情報との関係を探索した結果、P31は
HBV−DNAのS領域によりコードされる226残
基のアミノ酸からなるP22とその上流に存在す
るPre−S隣接領域によつてコードされる55個の
アミノ酸によつて構成されることを解明した(図
1)。 したがつて上記55個のアミノ酸からなる部分に
Poly−HSA受容体が存在する事が推測された。
事実P31をCNBrで切断する事により単離した
上記55個のアミノ酸からなるペプタイドはPoly
−HSAと結合する事が解明された。 以上の知見にもとづき、本願の発明者らは、B
型肝炎ウイルスに対する新しいワクチン、ポリペ
プタイドワクチンP31を発明した。 本発明のポリペプタイドワクチンP31はB型
肝炎ウイルスのPoly−HSA受容体をブロツクす
ることによりHBVがヒト肝細胞に付着するのを
防止するワクチンである。 さらに、本発明のポリペプタイドワクチンP3
1は、そのPre−S領域DNAによりコードされ
るペプタイド部分(N未端より第4番目アミノ酸
残基Asn)に多糖類が結合している状態(P3
5)においても、HBVに対するワクチンとして
使用することができるものである。 ポリペプタイドワクチンP31の製造方法は次
のとおりである。 HBeAgが陽性で、かつHBsAg価(R−PHA
価)の高い血漿を遠心して、Dane粒子を除去し
て得られた上清中の小型粒子を浮上遠心と庶糖に
よるレート遠心によつて得る。 精製した小型粒子(HBsAg粒子)を1%
(w/v)ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)およ
び1%(v/v)2−メルカプトエタノール(2
−ME)を含むトリス−塩酸緩衝液中でインキユ
ベートし、構成ベプタイドに分解する。ポリペプ
タイドはMaizelの方法により、ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動により、分画し、P31ポリペ
プタイド分画を得る。セフアデツクスG25(フア
ルマシア:スウエーデン)を用い水を溶媒として
上記分画をゲル濾過し、遊離のSDSや電気泳動緩
衝液に用いた試薬を除く。ボイドボリユームに溶
出したP31は、凍結乾燥する。 ポリペプタイドP31の物理化学的性質は次の
とおりである。 アミノ酸分析。 10μgのP31を6N−HClで減圧下110℃で24,
48,72時間加水分解し、曰立アミノ酸分析計835
で測定した。ロイシン、イソロイシン、バリンは
最高値を、スレオニンとセリンは0時間に内そう
した値を用いた。 (均似値) アスパラギン酸 5 アスパラギン 9 スレオニン 24 セリン 31 グルタミン酸 2 グルタミン 8 グリシン 18 アラニン 9 バリン 14 メチオニン 7 イソロイシン 16 ロイシン 38 チロシン 6 フエニルアラニン 20 リジン 2 ヒスチジン 2 アルギニン 10 プロリン 32 トリプトフアン 14 システイン 14 末端アミノ酸。 N末端アミノ酸は手動エドマン分解法により調
べた。C末端アミノ酸配列は0.2M、エチル・モ
ルフオリン−酢酸(PH.8.5)中で25℃、15分、
30分間カルボキシペプチターゼAを作用させた
後、アミノ酸分析により決定した。N末端アミノ
酸はメチオニン、C末端アミノ酸配列は−バリン
−チロシン−イソロイシンであつた。 分子量 31000ダルトン (測定法SDS−PAGE) 温度安定性 100℃ 20min stable 吸収特性 280nm λmax 190nm shoulder 本願の発明者らはさらにP31のPre−S領域
のアミノ酸配列のうち、親水性部位で各サブタイ
プ間に共通の部分を選び、これを化学的に合成し
てそのPoly−HSAとの反応性と免疫原性を調べ
た。その結果、Asp−Pro−Arg−Val−Arg−
Gly−Leu−Tyr−Phe(or−Leu)−Pro−Ala−
Gly−Gly−Ser−Ser−Ser−Gly−Thr−Valの
シーケンスを含有する合成ポリペプタイド(Asp
ペプタイド)とPoly−HSA受容体を持たない
HBsAg小型粒子との結合物はAspペプタイドを
介してPoly−HSAと結合する事が明らかになつ
た(表1)。またこのAspペプタイドは免疫原性
をも有することを見出し、これをB型肝炎ウイル
スに対するワクチンとすることを発明した。即
ち、このAspペプタイドをモルモツトに免疫して
得られた抗血清は、HBeAg陽性血清から精製し
たHBsAgと結合したが、HBeAb陽性血清から精
製したHBsAgとは殆ど結合しなかつた。このこ
とにより、このAspペプタイドに対する抗体がB
型肝炎ウイルス上のPoly−HSA受容体をブロツ
クしB型肝炎ウイルスがPoly−HSAを介してヒ
ト肝細胞に付着するのを阻止できる効率の高いワ
クチンであることが明らかになつた。更に、Asp
ペプタイド、精製P31、SDS+2ME処理した
HBsAgを免疫して得られたモノクローナル抗体
のうちAspペプタイドに対する抗体は全例Poly−
HSAとHBsAgの結合を阻止した(表2)。即ち、
Aspペプタイドは非常に効率の高い合成ワクチン
であることが明らかになつた。なお特許請求の範
囲第1項記載のペプタイドのうち、第9番目のア
ミノ酸残基はロイシンに置き換えることができ
る。これはPre−S領域のアミノ酸配列がサブタ
イプ間で異なり、adrでフエニルアラニンである
のに対しadwではロイシンであることに基づく。
しかし、19残基のアミノ酸からなる合成ペプタイ
ドを免疫して得られる抗体は、adw型HBsAgと
も結合し、サブタイプ共通のものであることがわ
かつた。特許請求の範囲第1項のペプタイドは
Merrifieldらの方法(Merrifield RB Adv.
Enzyme,32 221−296,1969)による固相法で
合成され、合成後、6N−HCl、110℃、24時間、
減圧下で加水分解後、アミノ酸組成を確認したも
のである。 以下、本発明にかかる各ペプタイドについて製
造及び免疫学的検定の実施例を述べる。 実施例 1 本発明ののポリペプタイドP31,P35を次
の方法によつて製造した。 (1) HBsAg粒子の精製 HBsAg陽性で、サブタイプがadrのHBs抗原
価(R−PHA価)が高い血漿をプールし、37000
×g、16時間の遠心を行い、Dane粒子をペレツ
トとして除去した。上清中の小型粒子を、KBr
による浮上超遠心と庶糖のよるレート(rate)超
遠心によつて得た。 (2) アクリルアミドゲル電気泳動 600mgの精製HBs抗原粒子を1%(w/v)
SDSおよび1%(v/v)2−MEを含む0.01M
トリス−塩酸緩衝液(PH8.0)で90mlにして37℃
30分インキユベートして構成ポリペプタイドに分
解した。そのポリペプタイドをMaizelの方法に
従つてMacro Pageの装置を用い、直径9cm高さ
9cmのポリアクリルアミドカラムによる調製用ゲ
ル電気泳動にかけた。サンプルを9%ポリアクリ
ルアミドゲルで作つた分離用ゲルの上に作製した
濃縮ゲル(3%)上にアプライした。50V定電圧
で2℃で泳動し、30分毎に分画した。HBsAgポ
リペプタイドはセフアデツクスG−25で脱塩後、
凍結乾燥した。分析用ゲル電気泳動はSDS−ポリ
アクリルアミドゲルにより、Hoeffer社スラブゲ
ル電気泳動装置を用いて行つた。(即ち、サンプ
ルに指示薬としてブロモフエノールブルーを加
え、その指示薬が濃縮ゲル(3%)内を通過して
いる間は15mAで、また分離用ゲル(10%)に入
つてからは30mAで泳動した。泳動後、蛋白質
は、0.05%(w/v)クーマンシーブリリアント
ブルー染色し、糖はZachariusらの方法による
PAS染色により染色した。これにより構成ポリ
ペプタイドの1つとしてP31,P35を得た
(第2図)。構成ポリペプタイド量は蛋白染色した
ゲルをAuto Scanner(ヘレナ社)を用い550nmの
波長でスキヤンして求めた。不純物除去ののち精
製した。 実施例 2 特許請求の範囲第1,第2項のペプタイドを次
の方法によつて製造した。 Merrifield固相法に基づき、ペプタイドのC末
端のアミノ酸をまず架橋ポリスチレンに縮合させ
ておき、ついでN末端の方向に向かつて、t−ブ
トキシカルボニルアミノ酸を1個ずつ順次縮合さ
せていき、Asp−Pro−Arg−Val−Arg−Gly−
Leu−Tyr−Phe−Pro−Ala−Gly−Gly−ser−
Ser−Ser−Gly−Thr−Valのシーケンスからな
るポリペプタイド(Aspペプタイド)を合成し
た。またAspペプタイドの第9アミノ酸残基を
Leuに置換えしたポリペプタイドを合成した。合
成後、6N−HCl,110℃、24時間、減圧下で加水
分解後、アミノ酸組成を確認した。 実施例 3 ポリペプタイドP31,P35の免疫原性(ワ
クチン効果)を次の方法により確認した。 (1) 本発明のポリペプタイドP31のPoly−
HSAに対する反応性をHBeAg陽性の血漿から
分離したHBsAg粒子、P35(ポリペプタイ
ドP31に糖が結合したもの)、P22(第2
図参照)、P27(P22に糖が結合したもの)
のPoly−HSAに対する反応性と比較した。固
相としてPoly−HSA、ラベル第2抗体として
抗HBs抗体を用いてサンドウイツチ法により
調べた。 その結果、P31,P35の滴定曲線は
HBeAg陽性血から得たHBsAg粒子のものと同
一であつて、Poly−HSAに対する反応性が認
められた。他方、P22,P27は、いずれも
Poly−HSAと反応しなかつた(第3図)。 また、HBsAg粒子および上記各ポリペプタ
イドはモノメリツクな血清アルブミンとは結合
しなかつた。 (2) 種特異性 ヒトおよびチンパンジーのみがB型肝炎ウイル
ス(HBV)に感受性を有し、その他の動物は
HBVに対する感受性を有しない。 そこで、本発明のP31の種特異性を調査し
た。種々の動物の重合アルブミンをマイクロタイ
タープレートの穴にコートしてP31との反応性
を検査したところヒトおよびチンパンジーの重合
アルブミンはP31と結合したが、ウサギ、牛、
マウス、馬、卵白、ウツドチヤツクの重合アルブ
ミンはP31と結合しなかつた(第4図)。 実施例 4 特許請求の範囲第1項のペプタイドの免疫原性
(ワクチン効果)を次の方法により確認した。 (1) 卵白アルブミン(OVA ovalbumin)とペプ
タイドのカツプリング ペプタイドはカツプリング試薬として1−エチ
ル−3(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド(Sigma chemical U.S.A.)を用いて、
キヤリアープロテインである卵白アルブミン
(Sigma chemical U.S.A.)に結合させた。即ち
合成ペプタイド5mgとOVA1.5mgを0.5mlの生理的
食塩水に溶かし、15mgのカツプリング試薬を加え
た後、室温で、1晩反応させた後、生理的食塩水
に対し2日間透析した。 (2) 免疫 メスのHartley系のモルモツトに1mgペプタイ
ド−卵白アルブミン結合物0.1mlを0.2mlフロイン
トの完全アジユバントとのエマルジヨンとして皮
下に接種した。4週間後に同様に追加免疫を行
い、更にその1週間後に心臓穿刺により採血し、
血液を凝固させ遠心分離により血清を得た。 (3) 検定(ラジオイムノアツセイ) ポリビニルマイクロタイタープレートを用いサ
ンドウイツチ法、インヒビシヨン法でアツセイし
た。 即ち、サンドウイツチ法では固相として重合ヒ
トアルブミン、マウス抗Pre−Sモノクローナル
抗体、精製HBsAg(adr,HBeAg陽性血清又は
HBeAb陽性血清由来)精製HBsAg(adw,
HBeAg陽性血清)、プロナーゼ処理HBsAg
(adr)、HBsAgポリペプタイドP31,P22、
合成ペプタイドを各々につき、100μg/mlの濃
度の溶液100μlをウエルに入れ室温1時間吸着さ
せたものを用いた。 テストサンプル50μlを穴に入れ、37℃90分イン
キユベート後125Iラベル抗HBs抗体、抗Pre−S
モノクローナル抗体あるいはP31を各々につき
100μl入れ、37℃、90分、インキユベートした。 ウエルを切り取りその放射活性を測定した。各
ステツプの間は生理的食塩水で5回洗浄した。 インヒビシヨン法では、テストサンプル50μlと
125Iラベル抗Pre−Sモノクロナール抗体50μlを
37℃、90分インキユベートし、その混合物50μlを
P31でコートしたウエルに入れ37℃、90分、イ
ンキユベートした。サンプルのかわりに、緩衝液
を用いた0%インヒビシヨンをもとにテストサン
プルの結果を%インヒビシヨンで示した。尚、ヨ
ード(I)ラベルはクロラミンT法(Green
wood.F.C.(1963)Biochemical,J.89,114−
123)により行い、得られた放射ラベル物質の比
活性は5μCi/μgであつた。 (4) モノクローナル抗体の作成 Balb/cマウス(雌)の腹腔に、Aspペプタ
イド、P31、SDS+2ME処理HBsAgを各々、
フロイントの完全アジユバントとのエマルジヨン
として注入した。3週間Aspペプタイド他各々で
追加免疫し3日後に脾臓細胞(spleen cell)を
得た。融合(Hybridization)、クローニング、
およびそれに続く培養はOi and Herzenbergの
方法(Oi.V.Tら Immunoglobulin producing
hybrid cell lines.In selected methods in
cellular Immunology,Freeman and CO.San
Francisco 351−372,1980)に従つて行つた。 各々の抗体の選択は、例えばP31ではHBeAg
陽性血漿から精製したHBsAg粒子とそれをプロ
ナーゼE(科研科学製)で軽く処理しP31とP
35を消失させたHBsAg粒子をヒツジ赤血球に
結合させたものを用いPHA法(Vyas G.Nら
Science 170 332−333 1970)で行つた。抗体
の特異性はP31あるいはP22を固相化し125I
ラベルの抗マウスIgG(Rabbit)を2次抗体とし
たラジオイムノアツセイにより調べた。各々の抗
体を分泌するクローンはマウスの腹腔で増殖させ
た。腹水を得、1.33M硫安で塩析後セフアデツク
スG200(フアルマシア社製)のゲル濾過を行つ
た。 (5) モノクローナル抗体と各ペプタイドとの反応 Aspペプタイドと反応をよくするモノクローナ
ル抗体IgGクラスの8種類を使つて、Poly−
HSAとHBsAgの反応を阻害するかをラジオイム
ノアツセイ、サンドイツチ法で調べたところ全例
が結合を阻止した(表2)。強力なワクチン効果
が得られた。 (6) ペプタイドの免疫原性特性 ペプタイドの免疫原性特性(immunogenicity)
を調べるために、ペプタイドをOVAに結合させ
た結合物(1mg)をフロイントの完全アジユバン
トとの懸濁液として、3匹のモルモツトの皮下に
免疫した。4週間後に追加免疫しその1週間後、
採血した。凝塊(clot)後、得られた血清につい
て、サンドウイツチ法によるラジオイムノアツセ
イにより、抗体の検定(assay)を行つた。 即ち、固相に、HBeAg陽性血から精製した
HBsAg(adr,adw)そのHBsAg(adr)をプロナ
ーゼ処理したもの、HBeAg陽性血から精製した
HBs(adr)、およびHBsAgポリペプタイドP3
1,P22を用いて、サンプルをインキユベーシ
ヨン後、125I−P31と反応させ、放射活性を測
定した(表3)。 ペプタイドを免疫された3匹のモルモツトから
得られた血清はいずれも合成ペプタイドと反応し
た。更にP31(adr)およびHBeAg陽性血か
ら精製したHBsAg(adr,adw)とも結合した。
しかし、一方Pronase処理する事によりP31と
P35が消失したHBsAg(adr)、HBeAb陽性血
から精製したHBsAgおよびP22との反応性は
低かつた。この結果から、このペプタイドはモル
モツトに主としてポリペプタイドP31,P35
含量の多いHBeAg陽性血中のHBsAgと結合し、
しかもadrとadwの共通部分と反応する抗体を作
らせることが解つた。 特許請求の範囲第2項のペプタイドについても
検査し、その免疫原性を確認した。 実施例 5 PreS領域ペプタイドの反応性について調べた。 (1) P31のPreS領域に対するモノクローナル
抗体Hyb4408の特異性を(表4)に示した。こ
の抗体はP31との反応性は高いがP22との
反応性は低い事からPreS領域に特異的である
ことが解つた。 (2) P31からのPre−s領域ペプタイドの分
離。P31はP22のN末端アミノ酸Metの上
流に55残基のアミノ酸からなるペプタイドが結
合したものと推測され、また、Pre−S領域に
はMetはN末端にのみ存在するので、P31を
CNBrで開製することによりPre−S領域のペ
プタイドを単離した。ここでHBsAg粒子およ
びP31を70%ギ酸、0.1NHClで処理すると
Poly−HSA受容体は完全に失活するのでSDS
溶液中でCNBr開製を行つた。このペプタイド
のアミノ酸分析値から、アラニンを4残基とし
て他のアミノ酸残基数を計算した。 その結果、HBV−DNA塩基配列から推定さ
れるPreS領域のアミノ酸組成(adr)とよく一
致した。 (3) 抗PreSモノクローナル抗体とP31のPreS
ペプタイドとの反応。 単離したPreSペプタイドとP31を免疫し
て得たモノクローナル抗体Hyb−4408との反応
をインヒビシヨンテストによつて調べた。即
ち、種々の濃度のPre−Sペプタイドと125Iラ
ベルHyb−4408を予めインキユベートしてお
き、この混合物をP31を固相したウエルに入
れ、インキユベート後カウントを測定した。
Pre−Sペプタイドのかわりに生理的食塩水を
用いたものを0%インヒビシヨンコントロール
とし、表5に示した。Pre−Sペプタイドの濃
度が増加するにつれP31と125I Hyb4408と
の反応の阻害は大きくなり、3〜100μg/mg
ではほゞ直線関係が見られた。この事により単
離されたPresペプタイドは抗Pre−Sモノクロ
ーナル抗体(Hyb4408)と結合することが解つ
た。 (4) PolyHSAとPre−Sペプタイドとの結合。 単離したPreSペプタイドとPolyHSAの反応性
をPolyHSAを固相に、第2ラベル抗体として抗
Pre−Sモノクローナル抗体を用いたサンドイツ
チ法によるラジオイムノアツセイ法で調べた。
(表6)に示したようにPreSペプタイドはPoly−
HSAと結合することが明らかになり、P31の
Pre−S領域にPoly−HSA受容体が存在するこ
とが解つた。
【表】
【表】
クローナル抗体
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
第1図は、ポリペプタイドP22,P27と
Poly−HSAへの結合部位を持つポリペプタイド
P31,P35の構成図(aaはアミノ酸残基)。 第2図は、HBs抗原ポリペプタイドのSDSポ
リアクリルアミドゲル電気泳動 構成ペプタイドに分解されたHBs抗原粒子A
をP35,B,P31,Cと同様に分析用SDSゲ
ル電気泳動し、タンパクと炭水化物について染色
を行つた(A′,B′,C′)矢印はP35,P31,
P27,P22の位置を示す。 第3図は、HBs抗原ポリペプタイドとヒト血
清重合アルブミンの反応性を示す。HBe抗原陽
性血漿より得た20nmのHBs抗原粒子と3種の
HBs抗原ポリペプタイドP31,P35,P2
2をPoly−HSAでコートしたウエル中でインキ
ユベートした。結合したポリペプタイド、および
粒子はアイソトープラベル抗HBs抗体で検出し
た。 黒丸1はP31、白丸2はP35、白三角3は
P22、黒三角4はHBs抗原粒子を示す。P2
7はP22と類似した結合曲線を示した。 第4図は、種々の動物種の重合アルブミンによ
るP31のヒト血清重合アルブミンへの結合の阻
害を示す。P31は濃度を段階的に上げたヒト血
清重合アルブミン、チンパンジー重合アルブミン
とインキユベートし、Poly−HSAでコートした
ウエルへ移した。ウエルは洗浄し、結合したP3
1をアイソトープラベル抗HBs抗体で検出した。
固定化したPoly−HSAとP31の結合阻害率
(%)で結果を示した。 黒丸Aはヒト重合アルブミン、白四角Bはチン
パンジー重合アルブミンを示す。他の動物の重合
アルブミンによる阻害は1濃度(1mg/ml)で行
い矢印で示した。Cはウサギ、Dはウシ、Eはマ
ウス、Fはウマ、Gは卵白、Hはウツドチヤツク
を示す。
Poly−HSAへの結合部位を持つポリペプタイド
P31,P35の構成図(aaはアミノ酸残基)。 第2図は、HBs抗原ポリペプタイドのSDSポ
リアクリルアミドゲル電気泳動 構成ペプタイドに分解されたHBs抗原粒子A
をP35,B,P31,Cと同様に分析用SDSゲ
ル電気泳動し、タンパクと炭水化物について染色
を行つた(A′,B′,C′)矢印はP35,P31,
P27,P22の位置を示す。 第3図は、HBs抗原ポリペプタイドとヒト血
清重合アルブミンの反応性を示す。HBe抗原陽
性血漿より得た20nmのHBs抗原粒子と3種の
HBs抗原ポリペプタイドP31,P35,P2
2をPoly−HSAでコートしたウエル中でインキ
ユベートした。結合したポリペプタイド、および
粒子はアイソトープラベル抗HBs抗体で検出し
た。 黒丸1はP31、白丸2はP35、白三角3は
P22、黒三角4はHBs抗原粒子を示す。P2
7はP22と類似した結合曲線を示した。 第4図は、種々の動物種の重合アルブミンによ
るP31のヒト血清重合アルブミンへの結合の阻
害を示す。P31は濃度を段階的に上げたヒト血
清重合アルブミン、チンパンジー重合アルブミン
とインキユベートし、Poly−HSAでコートした
ウエルへ移した。ウエルは洗浄し、結合したP3
1をアイソトープラベル抗HBs抗体で検出した。
固定化したPoly−HSAとP31の結合阻害率
(%)で結果を示した。 黒丸Aはヒト重合アルブミン、白四角Bはチン
パンジー重合アルブミンを示す。他の動物の重合
アルブミンによる阻害は1濃度(1mg/ml)で行
い矢印で示した。Cはウサギ、Dはウシ、Eはマ
ウス、Fはウマ、Gは卵白、Hはウツドチヤツク
を示す。
Claims (1)
- 1 Asp−Pro−Arg−Val−Arg−Gly−Leu−
Tyr−X−Pro−Ala−Gly−Gly−Ser−Ser−
Ser−Gly−Thr−Valのシーケンスからなり、X
がPheまたはLeuから選ばれたアミノ酸残基であ
つて、重合したヒト血清アルブミンに対する受容
体を有し、B型肝炎ウイルスの肝細胞に対する付
着を阻止する、B型肝炎ポリペプタイドワクチ
ン。
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