JPH0456822B2 - - Google Patents

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JPH0456822B2
JPH0456822B2 JP4699985A JP4699985A JPH0456822B2 JP H0456822 B2 JPH0456822 B2 JP H0456822B2 JP 4699985 A JP4699985 A JP 4699985A JP 4699985 A JP4699985 A JP 4699985A JP H0456822 B2 JPH0456822 B2 JP H0456822B2
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JP
Japan
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compound
alcohol
clathrate
compounds
separated
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JP4699985A
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Fumio Toda
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Mitsubishi Corp
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Mitsubishi Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアルコール系化合物特にアルコール基
を有する各種の化合物の分離に用いることのでき
る、新規な化合物およびその利用に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、アルコールの分離精製は主として蒸留に
よつており、かつ、ジアルコール類はその沸点が
高いため減圧蒸留が必要であり、この蒸留分離に
おいては、水の蒸発等他の物質との分離精製のた
めのエネルギー消費が大であつた。
一方、本発明者等は結晶溶媒の自象に端を発し
て、特定の化合物(ホスト化合物)が特定の分子
(ゲスト分子)を取込んで作るホスト−ゲスト錯
体あるいは包接錯体について研究を行つてきた結
果、例えば9,10−ジヒドロキシ−9,10−ジフ
エニル9,10−ジヒドロアンスラセン、2,5−
ビス−(2,4−ジメチルフエニル)ヒドロキノ
ン、2,5−ジ(4−クロロフエニル)ヒドロキ
ノン等がアルコール類に対してすぐれた包接機能
を有することを見出した{Chemistry Letters
(The Chemical Society of Japan),pp.1521〜
1524;化学装置,1984年9月号,35〜43頁}。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の化合物は、メタノール、エタノール等の
モノアルコールのほか、エチレングリコール等の
ジアルコールに対しても包接機能を有することが
知られているが、本発明者等は更にジアルコール
類の分離精製に有用なホスト化合物の探索を続け
た結果、本発明に用いられる新規なホスト化合物
を見出したものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明によつてホスト化合物として提供される
新規化合物は、次式 で表わされる、N,N,N′,N′−テトラシクロ
ヘキシル−フマルアミド{以下化合物()とい
う}およびその誘導体である。
この化合物()はジシクロヘキシルアミンと
フマル酸クロリドとをベンゼン溶媒を用いて反応
させ、生成するジシクロヘキシルアミン塩酸塩を
濾過し、濾液より溶媒ベンゼンを留去した残渣を
メタノールにより再結晶する。得られた結晶は上
記化合物とメタノールとの1:2の包接化合物で
あり、これを加熱するとメタノールが追出され
て、本発明の化合物の無定形粉末が得られる。
この化合物()は融点が206〜208℃を示し、
その赤外線吸収スペクトルは第1図に示すとおり
である。
原料のジシクロヘキシルアミンのシクロヘキシ
ル基にアルキル基その他の側鎖を有するものを用
いることにより、上記化合物の誘導体を得ること
ができる。
化合物()は飽和または不飽和の種々のモノ
アルコールもしくはジアルコールに対して包接能
を有するのみならず、アルコール基を有する多官
能基化合物をもゲスト分子として錯体を形成する
包接能を有する。得られる包接化合物は一般に水
に対する溶解度が小さいので、溶液中より結晶と
して析出させることができる。得られた結晶を固
液分離し、洗浄、乾燥後、加熱あるいは溶媒抽出
によりアルコールを分離することができる。分離
回収されたアルコールは極めて純度が高く、か
つ、分離後の固体は化合物()として再使用す
ることができる。包接化合物よりアルコール類を
回収のための加熱は、回収されるアルコール化合
物の沸点が高い場合には、減圧下で行なわれる。
本発明の化合物()により分離生成されるア
ルコール類は、モノアルコールとしては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、アリルアルコ
ール、プロパギルアルコール等であり、ジアルコ
ール類としては、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,4
−ブテンジオール(cis−,trans−)1,4−ブ
チンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,
8−オクタンジオール等である。アルコール基を
有する多官能基化合物としては、グリコール酸、
3−ヒドロキシプロピオノニトリル等を挙げるこ
とができる。
化合物()がアルコール類と包接化合物を形
成する機構は必ずしも明らかではないが、アルコ
ールの有する水酸基が化合物()と水素結合に
よつて包接化合物を作ると考えられる。従つて、
アルコール化合物以外にも包接化合物を形成する
ゲスト化合物が考えられ、事実、カルボン酸、例
えば酢酸は化合物()によつて分離精製するこ
とができる。
本発明により分離精製されるアルコール類の溶
液中の濃度に特に限定はないが、通常1%以上、
好ましくは20%以上である。溶液としては水溶液
が用いられるが、得られる包接化合物が晶出その
他により分離しうるものであれば任意の溶媒が使
用でき、例えばジアルコールを対象とする場合、
ジアルコールの種類によつてはモノアルコールの
溶液も利用しうる。
化合物()を用いて包接化合物を作るには、
単にアルコール類の溶液中に化合物()を添加
してもよいが、必要に応じて、加熱して溶解もし
くは溶融させることにより、効率的に包接化合物
を生成させることができる。また、エーテル等の
溶媒に化合物()を溶解して用いることもでき
る。
[作用] 化合物()は一般にのアルコール類とその錯
体の安定性が良好で、得られた錯体の乾燥時にも
包接されたアルコール類の損失が殆どないか、極
めて少ない。従つて、本発明の化合物()を用
いることにより、溶液中より目的とするアルコー
ル化合物を高純度で、かつ、高収率で分離回収す
ることができる。
また、本発明の化合物()の包接能は立体異
性に対して選択性を有し、cis型とtrans型との分
離にも利用することができる。
[実施例] 実施例 1 N,N,N′,N′−テトラシクロヘキシル−フ
マルアミド{化合物()}の製造 ジシクロヘキシルアミン73gを三角フラスコに
入れ、これにベンゼン100mlを加える。上部より
ビユレツトを用いて、フマル酸クロリド15.3gを
ゆつくり滴下し、発熱昇温を防ぐため、外部より
水または氷で冷却し、ほぼ室温に保ちつつ撹拌を
続ける。滴下が完了すれば反応が完結し、ジシク
ロヘキシルアミン塩酸塩が析出する。
沈澱物を濾過して、少量のベンゼンで洗浄し、
濾液と洗浄液とを合わせて加熱蒸留し、ベンゼン
を追出す。得られた残渣をメタノールにより再結
晶すると化合物()とメタノールとの1:2の
包接化合物が無色プリズム状結晶として得られ
る。この結晶を加熱してメタノールを追出し、無
定形粉末の化合物()40g(収率95%)が得ら
れた。
以下、化合物()をホスト化合物として各種
のゲスト化合物の分離の実施例を示すが、使用化
合物量が少量のため、処理上の損失が大きく、収
量等については必ずしも正確とはいい難く、過小
に求められているものと考えられる。
実施例 2 上記で製造された化合物()2.0gと30wt%
の水を含むプロパギルアルコール0.73gとをn−
ブタノール3mlに加熱溶解し、室温で1時間放置
すると、無色プリズム状結晶1.45gが析出した。
この結晶は明確な融点は示さなかつたが、第2図
にしめすような赤外線吸収スペクトルを示し、
150℃に加熱することによりプロパギルアルコー
ル0.27gが得られ、化合物()とプロパギルア
ルコールの1:2包接化合物であつた。
実施例 3 化合物()2.0gと30wt%の水を含む2−ブ
チン−1,4−ジオール0.56gとをn−ブタノー
ル5mlに加熱溶解し、室温で2時間放置すると、
化合物()と2−ブチン−1,4−ジオールの
1:1包接化合物の無色プリズム状結晶2.1gが
得られた。この結晶の融点は176〜178℃で、その
赤外線吸収スペクトルは第3図に示すとおりであ
る。
この結晶を25mmHgの減圧下に200℃に加熱する
ことにより、2−ブチン−1,4−ジオール0.13
gが回収された。
実施例 4 化合物()2.0gと30wt%の水を含む1,4
−ブタンジオール0.59gとをn−ブタノール5ml
に加熱溶解し、室温で2時間放置すると、化合物
()とn−ブタンジオールの1:1包接化合物
1.99gが析出した。このものは163〜166℃の融点
を示す無色プリズム状結晶である。第4図に赤外
線吸収スペクトルを示す。
この結晶1.99gを25mmHgの減圧下に200℃に加
熱して、1,4−ブタンジオール0.27gを得た。
実施例 5 化合物()2.0gと30wt%の水を含む2−ブ
テン−1.4−ジオール(cis型およびtrans型の混合
物)0.57gとをn−ブタノール5mlに加熱溶解
し、室温で2時間放置すると、化合物()と
trans−2−ブテン−1,4−ジオールの1:1
包接化合物1.86gが析出した。このものは、無色
プリズム状結晶で、161〜169℃の融点を示した。
濾別した結晶を25mmHgで200℃に加熱すると、
trans−2−ブテン−1,4−ジオール0.28gが
得られた。
実施例 6 化合物()2.0gと30wt%の水を含むエチレ
ングリコール0.20gとをn−ブタノール3mlに加
熱溶解し、室温で1時間放置すると、化合物
()とエチレングリコールの2:1包接化合物
の無色針状結晶1.80gが得られた。この結晶は明
確な融点を示さなかつたが、25mmHgの減圧下に
150℃に加熱することにより、エチレングリコー
ル0.10gが回収された。
実施例 7 化合物()2.0gと30wt%の水を含むジエチ
レングリコール0.34gとをn−ブタノール3mlに
加熱溶解し、室温で1時間放置すると、化合物
()とジエチレングリコールの2:1包接化合
物1.94gが析出した。このものは、無色プリズム
状結晶で、151〜155℃の融点を示した。濾取した
結晶を25mmHgの減圧下に200℃に加熱すると、ジ
エチレングリコール0.09gが得られた。
実施例 8〜12 化合物()をホストとして得られた各種ゲス
ト化合物との包接錯体につき、反応条件および錯
体の性状を第1表に示す。錯体結晶はいずれも無
色であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のN,N,N′,N′−テトラシ
クロヘキシル−フマルアミドの赤外線吸収スペク
トルをしめす。第2図〜第4図はそれぞれ本発明
で得られ
【表】
【表】 ※ 包接錯体のモル比はホスト:ゲストのモル比を示
す。
る各種の包接化合物の赤外線吸収スペクトルを示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式 で表わされる、N,N,N′,N′−テトラシクロ
    ヘキシル−フマルアミドおよびその誘導体。 2 次式 で表わされる、N,N,N′,N′−テトラシクロ
    ヘキシル−フマルアミドおよびその誘導体よりな
    るアルコール系化合物分離剤。 3 分離されるアルコール系化合物がモノアルコ
    ールである特許請求の範囲第2項に記載のアルコ
    ール系化合物分離剤。 4 分離されるアルコール系化合物がジアルコー
    ルである特許請求の範囲第2項に記載のアルコー
    ル系化合物分離剤。 5 分離されるアルコール系化合物がアルコール
    基を有する多官能基化合物である特許請求の範囲
    第2項に記載のアルコール系化合物分離剤。 6 次式 で表わされる、N,N,N′,N′−テトラシクロ
    ヘキシル−フマルアミドおよびその誘導体よりな
    るカルボン酸分離剤。
JP4699985A 1985-03-09 1985-03-09 新規フマルアミド誘導体およびそれよりなるアルコ−ル系化合物分離剤 Granted JPS61207363A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4699985A JPS61207363A (ja) 1985-03-09 1985-03-09 新規フマルアミド誘導体およびそれよりなるアルコ−ル系化合物分離剤
EP86103018A EP0198202B1 (en) 1985-03-09 1986-03-07 Novel n-cyclohexyl-polycarboxamide compound and derivatives thereof, processes for preparing them, and use of them in preparation of host-guest complexes
AT86103018T ATE65243T1 (de) 1985-03-09 1986-03-07 N-cyklohexyl-polycarboxamide verbindung und ihre derivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von acceptor-donor- komplexen.
DE8686103018T DE3680227D1 (de) 1985-03-09 1986-03-07 N-cyklohexyl-polycarboxamide verbindung und ihre derivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von acceptor-donor-komplexen.
US06/837,199 US4785111A (en) 1985-03-09 1986-03-10 N-cyclohexyl-polycarboxamide compound and derivatives thereof

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JPS61271235A (ja) * 1985-05-27 1986-12-01 Mitsubishi Corp ジカルボン酸アミドよりなるフエノ−ル類等分離剤
JP5153186B2 (ja) * 2007-03-30 2013-02-27 三洋電機株式会社 燃料捕捉用ホスト化合物および燃料電池

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JPS61207363A (ja) 1986-09-13

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