JPH0456829B2 - - Google Patents

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JPH0456829B2
JPH0456829B2 JP28083784A JP28083784A JPH0456829B2 JP H0456829 B2 JPH0456829 B2 JP H0456829B2 JP 28083784 A JP28083784 A JP 28083784A JP 28083784 A JP28083784 A JP 28083784A JP H0456829 B2 JPH0456829 B2 JP H0456829B2
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JP
Japan
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compound
group
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octadecyloxy
concentrated
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JP28083784A
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JPS61151169A (ja
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Masaaki Nomura
Susumu Tsushima
Kohei Nishikawa
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Priority to DE8585300133T priority patent/DE3563968D1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は優れた血小板活性化因子抑制作用を有
する化合物の合成中間体として有用な新規プロパ
ノール誘導体に関する。 従来の技術および発明が解決しようとする問題点 血小板凝集は各種の循環障害疾患の原因と考え
られており、血小板凝集抑制剤は医薬として重要
な地位を占めている。 従来、血小板凝集を起す物質としてアデノシン
二リン酸(ADP)とアルキドン酸代謝物,特に
トロンボキサンA2(TXA2)が代表的化合物とし
て知られてきた。従つて、従来の血小板凝集抑制
剤はこれら化合物の作用阻止を第1スクリーニン
グ法として検索がなされて来た。 しかるに、最近、ADP,TXA2とは異つた作
用機序でさらに強力な血小板凝集作用を起す物質
として、血小板活性化因子〔Platelet Activa−
ting Factor(PAF)〕が解明され、その構造が1
−O−アルキル−2−アセチル−sn−グリセリル
−3−フオスホリルコリンであることがわかつた
〔ネイチヤー,285巻,193頁(1980)〕。PAFは
ADP,TXA2とは異なる作用機序と、より低濃
度で強い活性を有することが見出されている。ま
た、PAFはアレルギーの強力な化学伝達物質で
あり、たとえば気管支狭窄をメルクマールとする
測定では、既知の化合物の中で最強の活性を有す
ることが知られている〔ヨーロピアン・ジヤーナ
ル・オブ・フアーマコロジイ(European
Jorunal of Pharma−cology),65,185−192
(1980)〕。従つて、PAFに対して阻止作用をもつ
化合物を見出すことができれば生物体の血小板凝
集に対しより効果的な抑制剤になりうるし、かつ
また、その他のPAFによつて惹起される疾病、
たとえばアレルギー症などに対する有効な抑制剤
になりうる。 またPAFは血小板凝集作用の他に強力な血圧
降下作用を有しており、シヨツク・インデユーサ
ーとして働くのではないかと考えられている〔ヨ
ーロピアン・ジヤーナル・オブ・フアーマコロジ
イ(European Jorunal of Pharmacology),
86.403〜413(1983)〕。シヨツクは、外傷,出血,
心原性,細菌性など種々の原因によつて発生す
る。しかし、原因は異つてもシヨツクの病態はほ
ぼ同じで、血圧下降,心拍出量低下等の循幹異常
および代謝性アシドーシス,高カリウム血症,乳
酸血症等の代謝異常が観察される。細菌性シヨツ
クの場合を例にとると、グラム陰性桿菌(大腸
菌,緑濃菌,グレブシエラなど)による感染で特
に発生しやすく、これらの菌の細胞壁成分である
エンドトキシンがその原因と考えられている。実
際に動物にエンドトキシンを注射することにより
シヨツクを起こすことができる。抗性物質や輸液
療法などの進歩にもかかわらず、シヨツクによる
致死率の改善はみられていない。従つてシヨツク
が予想される時は抗性物質と共にエンドトキシン
シヨツクを防ぐ薬物が併用される。このためハイ
ドロコーチゾン,デキサメサゾンなどの副腎皮質
ホルモンが繁用されているが、シヨツク時には大
量用いられるため、副腎皮質ホルモンによる副作
用の発現が問題となる。またインドメサシンのよ
うな抗炎症剤を使用されているが、潰瘍形成など
の副作用があるばかりでなく、その効果もはつき
りしない。 本発明者らは種々の循環障害疾患やシヨツクに
関与するPAFの作用を抑制する化合物を鋭意研
究した結果、式 〔式中、R1は炭素数10〜24のアルキル基を、
R2は置換されていてもよい環状イミド基を、A+
は環状アンモニオ基を示す〕で表わされる新規リ
ン脂質およびその塩が強いPAF抑制作用を有す
ることを見出し、さらに化合物()の工業的に
有利な製造法を研究した結果、本発明を完成し
た。 問題点を解決するための手段 本発明は式 〔式中、R1は炭素数10〜24のアルキル基を、
R2はフタルイミド基、サクシンイミド基または
マレインイミド基を示す〕で表されるプロパノー
ル誘導体に関する。 前記式()および()に関し、R1で示さ
れる炭素数10〜24のアルキル基は直鎖状もしくは
分枝状のいずれでもよく、たとえばデシル,ドデ
シル,トリデシル,テトラデシル,ペンタデシ
ル,ヘキサデシル,ヘプタデシル,オクタデシ
ル,ノナデシル,アイコサニル,ドコサニル,フ
アルネシール,ジヒドロフイチルなどがあげら
れ、なかでも炭素数14〜20のアルキル基が好まし
い。 式()および()に関し、R2として示さ
れる環状イミド基としては、たとえばフタルイミ
ド基,サクシンイミド基,マレインイミド基など
があげられる。 式()に関し、A+として示される還状アン
モニオ基としては、たとえばピリジニオ基,オキ
サゾリオ基,チアゾリオ基,イチアゾリオ基,ピ
リダジニオ基,キノリニオ基,イソキノリニオ
基,N−メチルモルホリニオ基,N−メチルピペ
リジニオ基,N−メチルピロリジニオ基などがあ
げられる。 また化合物()は、たとえば(a),(
b)で表わされるような薬理学的に許容されうる
塩の形で存在することもある。 〔式中、X-はCl-,Br-,I-,OH-,CO2 3 -
SO24-などのアニオンを、Mはアルカリ金属
(例、Na,K)またはアルカリ土類金属(例、
Ca)を示し、他の記号は前記と同意義〕。 化合物()および()においては、プロパ
ノール骨格の2位の炭素に関して、R−配位、S
−配位の2種の立体異性体が存在するが、その
各々あるいはその混合体およびラセミ体のいずれ
も本発明の範囲に包含されるものである。 化合物()およびその塩は優れた血小板活性
化因子(PAF)抑制作用を示し、さらに具体的
にはPAFに起因する血小板凝集,シヨツク(血
圧降下,致死など)およびアレルギーを強力に抑
制する。従つて、化合物()およびその塩は哺
乳動物における血小板活性化因子に起因する循環
障害疾患、たとえば血栓症,脳卒中(例、脳出
血,脳血栓),心筋梗塞,狭心症,血栓性静脈炎,
糸球体腎炎,シヨツク(例、エンドトキシンシヨ
ツク,エンドトキシンにより生じる血管内血液凝
固症候群,アナフイラキシ−シヨツク)などの疾
病やアレルギーに関連する気管支喘息などの予
防、治療に用いることができる。 化合物()およびその塩は、親水性,親油性
ともに優れた性状を有し、毒性も低いので、その
まま粉末剤として、または適当な剤形の医薬組成
物として、経口的または非経口的に安全に投与す
ることができる。投与量は投与対象,症状,投与
ルート等によつても異なるが、たとえば成人の血
栓症に対する予防・治療のために経口投与する場
合、化合物()を1回量として通常約0.1〜20
mg/Kg体重程度、1日1〜3回程度投与するのが
好都合である。さらに詳しくは、血栓症の予防を
目的とする場合、1回量約0.5〜4mg/Kg体重程
度、治療を目的とする場合、1回量約4〜10mg/
Kg体重程度、それぞれ1日1〜3回程度投与する
のが好ましい。 また、たとえばシヨツクに対する予防・治療の
ために使用する場合には、たとえば成人の場合、
静脈注射により投与する時には化合物()を1
回量として通常0.1〜20mg/Kg体重程度、好まし
くは1〜10mg/Kg体重程度、1日1〜3回程度投
与するのが好都合である。また、化合物()を
1回あたり0.07〜0.7mg/Kg体重/min程度を約1
時間程度、1日1〜3回程度点滴注射により投与
することもできる。他の非経口的投与および経口
的投与の場合もこれに準ずる量が投与される。シ
ヨツク症状が特に重い場合にはその症状に応じて
増量して用いてもよい。 上記投与に用いられる医薬組成物は、活性成分
である有効量の化合物()またはその塩と薬理
学的に許容され得る担体もしくは賦形剤とを含む
ものである。かかる組成物は経口または非経口投
与に適する剤形として提供される。 すなわち、たとえば経口投与のための組成物と
しては、固体または液体の剤形、具体的には錠剤
(糖衣錠,フイルムコーテイング錠を含む),丸
剤,顆粒剤,散剤,カプセル剤(ソフトカプセル
剤を含む),シロツプ剤,乳剤,懸濁剤などがあ
げられる。かかる組成物は自体公知の方法によつ
て製造され、製剤分野において通常用いられる担
体もしくは賦形剤を含有するものである。たとえ
ば、錠剤用の担体,賦形剤としては乳糖,でんぷ
ん,庶糖,ステアリン酸マグネシウムなどがあげ
られる。 非経口投与のための組成物としては、たとえば
注射剤,坐剤などがあげられ、注射剤は静脈注射
剤,皮下注射剤,皮内注射剤,筋肉注射剤,点滴
注射剤などの剤型を包含する。かかる注射剤は自
体公知の方法、すなわち化合物()またはその
塩を通常注射剤に用いられる無菌の水性もしくは
油性液に溶解,懸濁または乳化することによつて
調製される。注射用の水性液としては生理食塩
水,ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液など
があげられ、適当な溶解補助剤、たとえばアルコ
ール(例、エタノール),ポリアルコール(例、
プロピレングリコール,ポリエチレングリコー
ル),非イオン性界面活性剤〔例、ポリソルベー
ト80,HCO−50(polyoxyethylene(50mol)
adduct of hydrogenated castor oil)〕などと併
用してもよい。油性液としてはゴマ油,大豆油な
どがあげられ、溶解補助剤として安息香酸ベンジ
ル,ベンジルアルコールなどを併用してもよい。
調製された注射液は通常適当なアンプルに充填さ
れる。直腸投与に用いらる坐剤は、化合物()
またはその塩を通常の坐薬用基剤に混合すること
によつて調製される。 上記の経口用または非経口用医薬組成物は、活
性成分の投与量に適合するような投薬単位の剤形
に調製されることが好都合である。かかる投薬単
位の剤形としては、錠剤,丸剤,カプセル剤,注
射剤(アンプル),坐剤などが例示され、それぞ
れの投薬単位剤形当り通常5〜500mg、とりわけ
注射剤では5〜100mg、その他の剤形では10〜250
mgの化合物()が含有されていることが好まし
い。 なお前記した各組成物は、化合物()との配
合により好ましくない相互作用を生じない限り他
の活性成分を含有していてもよい。 本発明化合物()はたとえば次に示す方法に
より製造できる。 A法 式 〔式中、R1は前記と同意義〕で表わされる化
合物に式 R2−COOR3 () 〔式中、R3は低級(C1-4)アルキル基(例、
メチル,エチル)を示し、R2は前記と同意義〕
で表わされる化合物を反応させ、化合物()を
得る。 なお、本反応に用いられる化合物()はたと
えば、文献〔Hajdu et al,J.Org.Chem.,48巻,
P1197〜1202(1983)〕に記載の方法を応用するこ
とにより、セリン原料として下記のルートで容易
に合成できる。 〔上記式中、Rhはフエニル基を、Meはメチル
基を、Etはエチル基を示す〕 B法 式 〔式中、R1は前記と同意義、R4は保護基を示
す〕で表わされる化合物にジカルボン酸の無水物
(例、無水フタル酸,無水マレイン酸,無水こは
く酸)を反応させた後、カルボキシル基を活性化
して環化し、式 〔式中、R1,R4は前記と同意義〕で表わされ
る化合物とした後、保護基を除去して化合物
()を得る。 なお、上記の反応において、カルボキシル基の
活性化剤としては、たとえば無水酢酸と塩基、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド,オキサリルクロ
リドなどがあげられる。 本反応に用いられる原料化合物()はたとえ
ば次の方法で製造できる。 〔上記式中、Tsはトシル基を示す〕 C法 化合物()に、塩基の存在下、酸ハライド
(例、こはく酸クロリド,マレイン酸クロリド,
フタル酸クロリド)を反応させ、反応()を
得、ついで保護基を除去して化合物()を得
る。 D法 式 〔式中、R2は前記と同意義〕で表わされる化
合物にアルキルハライドを反応させて化合物
()を得る。 なお、化合物()はたとえばセリンを原料と
して次の方法で製造できる。 〔上記式中、R2,R3は前記と同意義,R5はメ
チル,エチルを示す〕 E法 式 〔式中、R1,R4は前記と同意義,Tsはトシル
基を示す〕に置換されていてもよい環状イミドま
たはそのアルカリ金属(例、K)塩を反応させ、
ついで保護基を除去して化合物()を得る。 以上述べた合成法において、B法,C法,E法
においてR4として示される保護基としては、た
とえばトリチル基,ベンジル基,テトラヒドロピ
ラニル基など一級アルコールの保護基として用い
られる自体公知の保護基を用いて反応をおこなう
ことができる。 以上、化合物()の代表的な製造法を示した
が、化合物()を製造する方法は、これらの製
造法のみに限定されるものではない。 上記方法により製造される化合物()の分
離,精製は通常の操作,溶媒抽出,再結晶操作,
クロマトグラフイー等によつて適宜行われるが、
精製せずに化合物()を製造するための反応に
用いてもよい。 作 用 本発明化合物()はPAF抑制剤として有用
な化合物()の製造中間体として用いることが
できる。 化合物()は本発明化合物()を原料化合
物として用い、たとえば以下に示す方法により合
成することができる。 化合物()に式 〔式中、YおよびZはハロゲン(例、塩素,臭
素,ヨウ素)を示す〕で表わされる化合物を反応
させ、ついで加水分解し、式 〔式中、各記号は前記と同意義〕で表わされる
化合物を得る。 化合物()または式 〔式中、Yは前記と同意義〕で表わされる化合
物を活性誘導体とし、これと化合物()とを自
体公知の方法に従つて反応させることによつても
製造することができる。 化合物()に式 A (XII) で表わされる環状第三級アミン化合物を反応させ
ることにより、化合物()を得る。 化合物()にたとえばオキシ塩化リンなど
のオキシトリハライドリンなどのリン酸化剤を
反応させて、式 〔式中、X'はハロゲン(例、臭素,塩素)を
示し、他の記号は前記と同意義〕で表わされる化
合物を得た後、式 HOCH2CH2A+・W- () 〔式中、A+は前記と同意義,W-はアニオン
(例,塩素,ブロム,ヨウ素,トシル)を示す〕
で表わされる化合物と反応させることにより化合
物()を得る。 化合物(XII)の例としては、ピリジン,チアゾ
ール,オキサゾール,キノリン,イソキノリン,
イソチアゾール,ピリダジン,N−メチルモルホ
リン,N−メチルピペリジン,N−メチルピロリ
ジンなどがあげられる。化合物()と(XII)の
反応は塩基(XII)を化合物()に対し1当量ま
たは大過剰(例、50倍モル)に用いて、室温また
は加熱下で溶媒の存在下もしくは無溶媒下に行な
う。溶媒としては、メタノール,トルエン,ベン
ゼン,エーテル,ジオキサン,テトラヒドロフラ
ンなどがあげられる。 化合物()と()の反応は、溶媒
(例、クロロホルム,ジクロルメタン,ピリジン,
トルエン,ジオキサン)の存在下に、化合物(
)に対して化合物()の当モルまたは1.5
倍モル程度を温度0〜100℃で作用させることに
よつて達成される。 また、式(XI)のリン酸誘導体を活性誘導体と
する方法、それ自体公知の方法に従つておこなう
ことができる。たとえば五塩化リンと反応させ、
リン酸クロライドとする方法、また自体公知の縮
合試薬(例、2,4,6−トリメチルベンゼンス
ルホニルクロライド,8−キノリンスルホニルク
ロライド,2,4,6−イソプロピルベンゼンス
ルホニルイミダゾライド,2,4,6−トリメチ
ルベンゼンスルホニルテトラゾライド,ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドなど)で活性化する方法
があげられる。 上記方法により製造される化合物()の分
離、精製は通常の操作、たとえば溶媒抽出,再結
晶操作,クロマトグラフイー等によつて適宜行わ
れる。 実施例 以下に本発明を実施例,参考例および参考実験
例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範
囲はこれらに限定されるものではない。 実施例 1 3−O−オクタデシル−2−O−トシル−1−
O−トリチルグリセロール 3−O−オクタデシル−1−O−トリチルグリ
セロール5.0g(8.52ミリモル)をピリジン9ml
に溶かし塩化トシル1.95g(10.22ミリモル)を
加え、一夜室温にてかきまぜた後減圧下に濃縮乾
固した。残渣を水50ml,ジクロロメタン50mlに溶
かし、ふりまぜてから、ジクロロメタン層を分取
する。有機層は減圧下に濃縮乾固し、残渣をシリ
カゲルカラム(50g),展開溶媒n−ヘキサン,
酢酸エチル(193:7)にて精製し、無色針状結
晶5.3g(収率83.9%)を得た。mp52゜〜53℃ 実施例 2 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミド−
1−トリチルオキシプロパン 実施例1で得たトシル体5.3g(7.15ミリモル)
をジメチルスルホキシド53mlに溶かし、フタルイ
ミドカリ10.6gを加え浴温115℃,3.5時間かきま
ぜた。反応液を水500mlにあけ、エーテル500mlに
て抽出し、エーテル層は硫酸ナトリウムにて乾か
し減圧下に濃縮乾固した。残渣をシリカゲルカラ
ム(50g),展開溶媒n−ヘキサン,酢酸エチル
(193:7)にて精製し、無色油状物質3.0g(収
率58.6%)を得た。TLC〔silicagel,n−
Hexane,EtOAc(9:1)〕Rf=0.25 single
spot. 実施例 3 1−ハイドロキシ−3−オクタデシルオキシ−
2−フタルイミドプロパン 実施例2で得たトリチル体3.0g(4.19ミリモ
ル)を70%酢酸50mlに溶かし、1時間加熱還流し
た。反応液を減圧下に濃縮乾固し、残渣をシリカ
ゲルカラム(40g)n−ヘキサン,酢酸エチル
(4:1)にて精製し、無色針状結晶1.17g(収
率58.9%)を得た。mp60゜〜61℃ TLC
〔silicagel,n−Hexane,EtOAc(4:1)〕Rf
=0.16 IR(KBr)cm-1:3500,3450,2910,2850,
1765,1700,1465,1390,1150,1060,875 実施例 4 3−オクタデシルオキシ−2−アミノ−1−ト
リチルオキシプロパン 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミド−
1−トリチルオキシプロパン6.4gをイソプロピ
ルアルコール50mlに溶解し、ヒドラジン水和物4
mlを加えて70℃,1時間加熱した。減圧下反応液
を濃縮乾固し、残渣に酢酸エチルを加え、不溶物
はろ去した。ろ液は濃縮乾固し、シリカゲルクロ
マトグラフイーにより精製した。(溶出液n−ヘ
キサン−酢酸エチル3:1)、淡褐色固体の目的
物4.41g(84%)を得た。 NMR(90MHz,CDCl3)δ0.87(3H,t),1.25
(32H.m),3.0−3.56(7H,m),7.2−7.5(15H,
m) 実施例 5 3−オクタデシルオキシ−2−(2−カルボキ
シエチルカルボニルアミノ)−1−トリチルオ
キシプロパン 実施例4で得た2−アミノ体2.34g(4mmole)
をクロロホルム10mlに溶解し、トリエチルアミン
2ml,無水コハク酸0.48g(4.8mmole)を加え、
1夜加熱還流した。反応液を濃縮乾固し、シリカ
ゲルクロマトグラフイーで精製し(溶出液クロロ
ホルム−メタノール=20:1)淡褐色固体2.33g
(85%)を得た。 IR(KBr,cm-1)3265,3060,2925,2850,
1730,1680,1648,1550,1490,1470,1455,
1400,1255,1088,1020,705 NMR(90MHz,CDCl3)δ0.84(3H,t),1.25
(32H,s),2.25−2.75(4H,m),3.0−3.75
(6H,m),4.22(1H,m),5.95(1H,d),
7.15−7.50(15H,m) 実施例 6 3−オクタデシルオキシ−2−スクシンイミド
プロパノール 実施例5で得たカルボン酸体2.21g,酢酸ナト
リウム0.45gを無水酢酸10ml中で100℃、2時間
加熱した。反応液を減圧下濃縮し、n−ヘキサン
を加えて、不溶物をろ去した。ろ液を濃縮乾固し
て3−オクタデシルオキシ−2−スクシンイミド
−1−トリチルオキシプロパノールの粗生成物を
得た。 この粗トリチル体70%酢酸20ml中100℃,2時
間加熱した。反応液を濃縮乾固し、残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフイーで精製し(クロロホルム
−メタノール20:1)無色粉末の目的物1.316g
(95%)を得た。 IR(KBr,cm-1)3525,2970,2925,2850,
1768,1698,1470,1392,1180,1122,1060,
725 NMR(90MHz,CDCl3)δ0.87(3H,t),1.25
(32H,m),2.71(4H,s),2.9(1H,br),
3.40(2H,m),3.65−4.0(4H,m),4.48(1H,
m) mp76−78℃ 実施例 7 3−オクタデシルオキシ−2−スクシンイミド
プロパノール J.Hadjuらの方法〔J.Org.Chem,48,1197−
1202,(1983)〕で合成した3−オクタデシルオキ
シ−2−アミノプロパノール3.43g(10mmole)、
およびカルボエトキシスクシンイミド1.73g
(10mmole)を、ジクロルメタン50ml中でかきま
ぜ、氷冷下トリエチルアミン1.01gを加えた。室
温にて30時間かきまぜたのち、反応液を濃縮乾固
し、残渣をシリカゲルクロマトグラフイーに付し
て精製した。目的の2−スクシンイミド体894mg
を得た。 スペクトルデータは実施例6で得られたものと
一致した。 実施例 8 3−オクタデシルオキシ−2−マレイミドプロ
パノール マレイミド495mg(5mmole)およびトリエチ
ルアミン0.70mlをジクロルメタン5mlに溶解し、
氷冷下、クロルギ酸エチル542mg(5mmole)の
ジクロルメタン溶液(5ml)を滴下した。室温に
て1時間かきまぜた後、3−オクタデシルオキシ
−2−アミノプロパノール1.37g(4mmole)ジ
クロルメタン10mlおよびトリエチルアミン0.55ml
(4mmole)を加え、室温で4時間かきまぜた。
反応液を濃縮乾固し、残渣をシリカゲルクロマト
グラフイーに付して精製をおこない(溶出液n−
ヘキサン−酢酸エチル3:1)、さらにn−ヘキ
サンより再結晶をおこない、無色針状の目的物を
675mgを得た。 IR(KBr,cm-1)3548,2960,2925,2852,
1768,,1700,1498,1470,1408,1390,1120,
1058,830,700 NMR(90MPH,CDCl3)δ0.87(3H,t),1.25
(32H,br・s),2.51(1H,OH),3.39(2H,
m),3.73(2H,d),3.92(2H,t),4.41(1H,
m),6.68(2H,s,maleimide) TLC Rf=0.17(n−ヘキサン−酢酸エチル=
3:1) m.p.58−60℃ 実施例と同様にして以下の化合物が合成でき
る。 3−ヘキサデシルオキシ−2−フタルイミド−
1−プロパノール 参考例 1 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−ブロモエチル ホスフエート 実施例3で得たハイドロキシ体1.894g(4ミ
リモル)をベンゼン8mlに溶かし、2−ブロモエ
チル ホスホロジクロリデート1.45g(6ミリモ
ル),ピリジン0.475g(6ミリモル)を滴下し、
4時間室温にてかきまぜ、反応液を減圧下に濃縮
乾固し残渣を水100mlにあけPH7.0に調整しながら
30分50℃に加熱した。さらに30分加熱還流し、冷
後エーテル60mlを加えて抽出し、エーテル層を減
圧下に濃縮乾固し無色固形物2.64g(収率100%)
を得た。 参考例 2 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−ピリジニオエチル ホスフエート 参考例1で得たブロマイド2.27g(3.55ミリモ
ル)をピリジン20mlに溶かし、浴温60℃2日間加
熱する。反応液を減圧下に濃縮乾固し、残渣をシ
リカゲルカラム(20g)メタノールにて精製し淡
褐色固形物740mg(収率33.3%)を得た。 TLC〔silicagel,CHCl3,MeOH,H2O(65:
25:4)〕Rf=0.21 single spot. IR(film)cm-1:3400,2930,2850,1775,1710,
1635,1490,1465,1395,1520,1100,1075,
1050,760,720 NMR(60MC,CDCl3)δ:0.88(3H),1.27
(32H),3.40(2H),3.80(2H),4.22(4H),
4.60(1H),4.73(2H),7.72(4H),8.07(2H),
8.42(1H),9.08(1H) 参考例 3 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−チアゾリオエチル ホスフエート 参考例1で得たブロマイド2.27gをチアゾール
(5ml)とトルエン(5ml)の混液に溶解し、65
℃で7時間加熱した。反応液を減圧下に濃縮乾固
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
にて精製し、目的物540mgを得た。 TLC〔silicagel,CHCl3.MeOH,H2O(65:
25:4)〕Rf=0.22 参考例 4 3−オクタデシルオキシ−2−スクシンイミド
プロピル 2−ブロモエチルホスフエート 3−オクタデシルオキシ−2−スクシンイミド
プロパノール638mg(1.5mmole)をトルエン20ml
に溶解し、冷時、ブロモエチルホスホジクロリデ
ート786mg(3.25mmole)とトリエチルアミン101
mg(3.25mmole)を加え、室温にて4時間かきま
ぜた。水20mlと濃塩酸0.5mlを加えて80℃で1時
間かきまぜたのち、溶媒を留去した。残渣をエー
テルに溶解し、水洗、濃縮、乾燥して、目的のブ
ロム体939mgを得た。 参考例 5 3−オクタデシルオキシ−2−スクシンイミド
プロピル 2−チアゾリオエチル ホスフエー
ト 参考例4で得られた粗ブロム体0.30gをチアゾ
ール1mlに溶解し、80℃,26時間加熱した。反応
液を濃縮乾固し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フイーにて精製した。(溶出液メタノールク
ロロホルム−メタノール水65:25:4)、無色固
体状の目的物121mgを得た。 IR(KBr,cm-1)3410,2850,1775,1550,
1470,1400,1240,1200,1065,830 NMR(90MHz,CDCl3)δ0.87(3H,t),1.25
(32H,m),2.69(4H,s),3.2−3.5(2H,
m),3.5−4.05(4H,m),4.2(2H,br),4.5
(1H,m),4.83(2H,m),8.20(1H),8.49
(1H),10.4(1H) TLC Rf=0.24(CHCl3−MeOH−H2O65:
25:4) 参考例 6 3−オクタデシルオキシ−2−マレイミドプロ
ピル 2−チアゾリオエチル ホスフエート 実施例8で得た3−オクタデシルオキシ−2−
マレイミドプロパノール(634mg)および2−ブ
ロモエチル ホスホリルクロリド(544mg)を用
い参考例4および5と同様に反応をおこない、目
的物を得た。 NMR(CDCl3)δ:0.87(3H,t),1.25(35H,
m),3.2−4.0(6H,m),4.2(2H,m),4.4
(1H,m),4.8(2H,m),6.7(2H,s),8.2,
8.5,10.4(3H,Thiazolio) IR(KBr,cm-1)2925,2850,1772,1702,
1550,1470,1240,1065 実施例および参考例と同様にして以下の化合物
が合成できる。 3−オクタデシルオキシ−2−サクシンイミド
プロピル 2−ピリジニオエチル ホスフエート 3−オクタデシルオキシ−2−マレインイミド
プロピル 2−ピリジニオエチル ホスフエート 3−ヘキサデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−ピリジニオエチル ホスフエート 3−ヘキサデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−チアゾリオエチル ホスフエート 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−イソキノリニオエチル ホスフエー
ト 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−キノリニオエチル ホスフエート 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−(N−メチルピロリジニオ)エチル
ホスフエート 3−オクタデシルオキシ−2−フタルイミドプ
ロピル 2−(N−メチルピペラジニオ)エチル
ホスフエート 参考実験例 1 PAF抑制作用 血小板凝集におけるPAF抑制作用 〔試験方法および結果〕 雄性ウサギより、血液凝固防止剤として3.15%
クエン酸(血液9に対して1の割合)を含む注射
筒を用いて、直接採血した。次いで室温下、
1000rpmで10分間遠心分離することにより多血小
板血漿(PRP:Platelet rich plasma)を得た。
PRPをさらに1400rpmにて15分間遠心分離し
Platelet pelletを得、これをCa++free Tyrode
(gelatin0.25%含有)に懸濁し、Washed PRPを
調製した、このWashed PRP250μを37℃にて
2分撹拌後、0.2〜0.5mMのCa++液,25μを加
え、さらに30秒撹拌した。ついで参考例2の化合
物を3×10-5Mとなる量を加えさらに2分間撹拌
後PAF3×10-7Mを加えた。血小板凝集は、凝集
計(理化電機製)で測定した。被検薬物の活性
は、対照PRPにおけるPAFによる最大の光透過
度(最大凝集率)に対する抑制率から求めたとこ
ろ、抑制率は70%であつた。 参考実験例 2 血小板凝集抑制作用 〔試験方法〕 雄性ウサギより血液凝固防止剤として3.15%ク
エン酸(血液9に対して1の割合)を含む注射筒
を用いて、直接採血した。次いで室温下、
800rpmで10分間遠心分離することにより多血小
板血漿(PRP:platelet rich plasma)を得た。
残りの血液をさらに3000rpmで10分間遠心して上
清液として乏血小板血漿(PPP:platelet poor
plasma)を分離した。PPPでPRPを希釈して血
小板数を約50万個/μに調整した。この
PRP250μを37℃で2分撹拌後、被験薬物を加
えさらに2分間撹拌後にPAF1×10-8Mを加え
た。血小板凝集は凝集計(理化電機製)で測定し
た。被験薬物の凝集抑制活性は、対照PRPにお
けるPAFによる最大の光透過度(最大凝集率)
に対する抑制率から求めた。 〔結果〕 第1表に示す。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 〔式中、R1は炭素数10〜24のアルキル基を、
    R2はフタルイミド基、サクシンイミド基または
    マレインイミド基を示す〕で表されるプロパノー
    ル誘導体。
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US06/689,730 US4650791A (en) 1984-01-11 1985-01-08 Certain 3-alkoxy-2-cyclic-imido-propyl-phosphate-ethyl-cyclic ammonium hydroxide inner salts which inhibit activities of platelet activating factor
AT85300133T ATE35993T1 (de) 1984-01-11 1985-01-09 Phospholipide, ihre herstellung und verwendung.
EP85300133A EP0148777B1 (en) 1984-01-11 1985-01-09 Phospholipids, their production and use
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