JPH045745B2 - - Google Patents

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JPH045745B2
JPH045745B2 JP18836083A JP18836083A JPH045745B2 JP H045745 B2 JPH045745 B2 JP H045745B2 JP 18836083 A JP18836083 A JP 18836083A JP 18836083 A JP18836083 A JP 18836083A JP H045745 B2 JPH045745 B2 JP H045745B2
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JP
Japan
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powder
iron
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sintered
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JP18836083A
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JPS6082646A (ja
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Tatsunosuke Kikuchi
Isamu Kikuchi
Masanori Kikuchi
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は焼結合金軸受及びその製造法に係り、
鉄系焼結合金軸受において有効な耐食性その他の
特性を有せしめ、更には斯様な焼結合金軸受につ
いての工学的に有利な製造法を提供し、低コスト
に斯様な特質性を具備した各種軸受を提供しよう
とするものである。 低コストでしかも強度的に優れた焼結合金軸受
としては鉄系のものが広く利用されている。即ち
この種焼結合金軸受としてはその他に銅系や青銅
系のものも実用化されているが原料費として鉄系
のものは比較的低廉な青銅系のものに比較しても
数分の1以下であり、しかも強度的に優れている
ことから特に高荷重用焼結機械部品に関しては鉄
系のものとせざるを得ない実情である。ところが
このような鉄系焼結合金においては腐食し易いと
いう決定的な不利点を有しており、このため黒化
処理や蒸気処理の如き防錆処理を施すことが必要
で、しかも必ずしも有効な防錆結果が得られず、
又軸受のような防錆処理を採用し得ないような用
途において防錆を必要とする場合には利用され難
いなどの欠点を有している。 本発明は上記したような実情に鑑みて検討を重
ねて創案されたものであつて、低廉でしかも好ま
しい耐食性を有し、又機械的強度に優れていると
共に高潤滑性を有していて前記軸受として適切に
利用することのできる焼結合金を得ることに成功
した。 即ちこのような本発明によるものは、wt%
(以下単に%とする)で、Fe:28〜70%、Cu:15
〜60%、Ni:3〜15%、Zn:3〜20%を含有し、
残部が不可避的不純物より成ることを特徴とした
粉末冶金法による焼結合金を提案するものであつ
て、場合によつては上記基本成分組成のものに対
してPb:10%以下、黒鉛3%以下の何れか1種
又は2種およびこれにSn:5%以下を含有させ
ることができる。又その製造法としてはCu、Ni、
Znの3元合金を一方の母材とし、これに他方の
鉄粉を配合したものを圧粉成形し焼結処理するも
ので、その焼結工程において脱亜鉛を防止するた
め圧粉体を耐熱性(金属を含む)容器に装入して
焼結処理する。 上記したような本発明について更に説明する
と、本発明によるものは鉄と、銅、ニツケル、亜
鉛の4元素を基本成分とするもので、具体的製造
に際しては、前記Cu、Ni、Znの粉末を各別に調
整して準備することを頗る煩雑で、コストアツプ
となる傾向を有するが、これらのCu、Ni、Znを
共に含有した合金粉末として準備することによ
り、充分な簡易性と低コスト化を図り得る。即ち
Cu、Ni、Znの3元系合金材は洋白又は洋銀と称
されるもので、家具などにおける各種装飾用、食
器、楽器その他の器具や貨幣などとして広く利用
されているものであつて、このように器具等とし
て利用されていた合金材を粉末化して利用すると
鉄粉に対して単にこの3元系合金粉末を添加配合
するだけで簡易に調整することができる。然して
この3元系合金についてはそのZn分が高くなる
と(α+β)組織になり、粘性が低く、加工性が
劣ると云われているが、本発明のような粉末冶金
法では焼結時においてその蒸化量を抑制すれば何
等問題なく、逆に亜鉛の被覆作用により、防錆、
防食効果が顕著に発揮されて鉄系焼結合金におけ
る耐食性を充分に向上し得る。ところで本発明者
等は前記したような3元素合金に対して4元素焼
結合金とする場合について、そのFe配分合量の
上限および下限についての実験検討を行つた結果
28〜70%であることを知つた。即ち鉄粉が70%以
上も配合されたものにおいては耐食性が急激に低
下し、折角の3元素合金粉末配合によつても好ま
しい耐酸化性を確保できず、しかも摺動性その他
が劣化する。又鉄粉が28%未満では3元合金粉末
の必要量が大となり、鉄系焼結合金に準じた低廉
性を得ようとする本発明の目的を達し得ない。 Cuは、15〜60%であつて、このCuが15%未満
の場合には軸受としての回転軸に対するなじみ性
が適切に得られず、又防錆性なども劣化する。ま
た、このCuが60%超えでは軸受体としての機械
的強度が不充分となり、特に高荷重軸受目的に採
用し難い。 Niは、3〜15%であり、3%未満では不動態
性酸化膜の形成などによる酸化防止効果が不充分
であり、一方このNiが15%を超えると酸化防止
効果が飽和すると共に高価となる。 Znは、3〜20%であつて、3%に達しないよ
うな場合にはこのZnによる防錆、防食効果が有
効に得られないこととなる。これに対してZn分
が20%を超えるような場合には焼結時における蒸
化を防止することが困難となり、なじみ性や加工
性なども劣化するのでこれを上限とする。 上記のような組成に対して、更に添加される
Pbは10%以下であり、10%超では機械的強度が
低下する。同様に黒鉛についても3%以下であつ
て3%以上も含有すると製品の強度が低下し鉄粉
をベースとした軸受材の高強度性が損われる。 又上記のようにPbを含有せしめたような場合
に併用されるSnは5%を上限とし、5%を超え
て添加してもその効果が飽和し、又コスト高とな
るので、これを上限とする。 本発明の製造方法における焼結温度について
は、Fe70%(3元合金30%)およびFe28〜30%
(3元合金70〜72%)の場合もFe50%(3元合金
50%)の場合と同じに900℃の同じ条件で実施す
ることができる。即ち元来は鉄量が50%を超過す
るに従い900℃より徐々に高温とし、又反対に鉄
量が50%以下となると900℃より徐々に低温とす
ることが必要と考えられるが、鉄量50%の場合と
同一温度としても焼結し得る。然しこの焼結温度
を高目調製することにより、特に鉄粉配合量の高
い場合に耐圧力向上を図り得、反対にFe28〜30
%のような場合には低目とすべきで最適温度はこ
の場合には実験的に850〜860℃である。焼結時に
洋白に含有されたZnの気散損失を防止すべく適
当な容器を用いることは特に洋白配合量の高い場
合に枢要であつて、このような脱亜鉛防止は鉄粒
子表面に効率高くZnを被覆せしめ強度を大なら
しめると共に粒子表面をZnが被覆して耐食性の
向上に寄与する。 ニツケルは特有の耐酸性を有し、又外部からの
腐食作用に対して不動態性酸化膜を形成するので
腐食の進行を阻止する作用をなし、このものは前
記合金体としては勿論、鉄地に固溶して合金体と
なることにより酸化防止効果を著しく大とするこ
とができ、従つて焼結合金として3%以上を含有
することが必要である。 本発明においては基本成分系に対しPb及びSn、
黒鉛を適宜添加することは上記の通りである。即
ち、Pb及び黒鉛の適加により軸受としての摩擦
係数低減を図り、潤滑性を向上する。然してこの
ようなPb添加時において錫の添加は合金全体の
強度向上に寄与すると共に鉛の鉛汗反応を抑え
る。つまりこのような場合における錫の添加は経
済的には不利であるが鉛を含有した洋白合金粉を
得るには不可欠に近く、この洋白中の鉛は軸受な
どにおける摺動性を向上すると共に耐食性をも向
上し、更には切削性などを良好とするもので、斯
うした特性を必要とする場合にはSn、Pbの適量
添加は頗る有意である。 更に本発明による前記黒鉛の添加は特に含油軸
受として使用する場合に上記潤滑性と共に軸受の
温度上昇を抑制する効果を有する。然して用いら
れる黒鉛粉末は通常325メツシユアンダーであり、
適用される金属粉に対して同一重量で容積比は4
〜5倍となるため3%以下で充分な潤滑効果を得
ることができ、特に高荷重用途においては耐摩耗
性も大きいものとなる。但しこの黒鉛の添加は耐
圧力において低目となるから、洋白配合率の高い
ものに添加することが好ましい。 本発明によるものの具体的な実施例について説
明すると以下の如くである。 次の第1表のような本発明の配合による各原料
粉を用い、内径8mm、外径12mmで長さ12mmの焼結
軸受を夫々製造した。
【表】 又それらとは別に鉄粉のみによる原料粉と、
Cuが90%で、Snが10%の割合による青銅系原料
粉を用い、上記同様の寸法による圧粉成形焼結軸
受を製造した。焼結軸受の気孔率は軸受標準に従
い何れも20%であり、焼結温度については900℃
の一定温度とした。焼結に際しては焼結温度の上
昇に従い本発明によるものの場合亜鉛分が一部蒸
化気散し、一部は蒸化しながら隣接する鉄粒子表
面に滲透溶着するものであるから気散量を縮減す
るように圧粉成形体を小孔を配設した容器に収容
して実施した。この方法は洋白配合量が50%を超
えるような場合においてその気散低減を顕著に図
るものであり、洋白量が30%又はそれ以下のよう
な場合においては開放状態で焼結したものとの間
に実質的な差が認められない。 なお黒鉛を0.5〜2.5%添加した〜のものに
おいて、該黒鉛は325メツシユ以下の微粉であり、
この黒鉛量に相当した分だけ鉄粉の配合量を低減
したものである。 また、鉛または鉛と錫を添加した〜のもの
においては洋白または洋白と鉄粉の配合量をそれ
ら鉛単独または鉛と錫の添加量に見合つた量だけ
低減したものである。 上記のようにして得られた各焼結合金につい
て、それらの耐圧力、3000rpmで全加重を10Kgと
した試験条件による温度上昇および5%食塩水に
浸漬し放置して発錆時間を求める発錆試験をそれ
ぞれ実施した結果を要約して示すと次の第2表の
通りである。
【表】 即ち本発明によつものは耐圧力において、洋白
配合量を高めることにより従来の鉄系焼結合金材
に相当した強度を得しめており、又温度上昇値に
おいては何れも鉄系のもの以下で、特に黒鉛を配
合したものにおいては青銅系のものよりも優れた
値すら得しめている。発錆試験結果は何れの比較
材よりも良好で、特に鉄系比較材に対しては10倍
以上、数十倍に達する卓越した耐食性を有するこ
とが確認された。なおこの耐食性については一般
的には鉄粉量に反比例することになるがZn分も
大きく影響し、のものは鉄粉量が高いに拘わ
らず最高状態の耐食性を示しており、これらのも
のは鉄粉がZn分により充分に被覆されたことに
よるものと認められる。 以上説明したような本発明によるときは鉄系焼
結合金においてその好まし強度を確保せしめつつ
優れた耐食性を発揮し得るものであり、更には潤
滑性などをも良好に維持して軸受などとして採用
した場合の温度上昇を低減し得るなどの作用効果
を有しており、工業的にその効果の大きい発明で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Fe:28〜70wt%、Cu:15〜60wt%、Ni:
    3〜15wt%、Zn:3〜20wt%、を含有し、残部
    が不可避的不純物より成ることを特徴とした粉末
    冶金法による焼結合金軸受。 2 Fe:28〜70wt%、Cu:15〜60wt%、Ni:
    3〜15wt%、Zn:3〜20wt%、を含有すると共
    に、 Pb:10wt%以下、黒鉛:3wt%以下、の何れ
    か1種又は2種と、 Sn:5wt%以下、 を含有し、残部が不可避的不純物より成ることを
    特徴とした焼結合金軸受。 3 銅、ニツケルおよび亜鉛の3元合金による母
    材を用いた粉末と鉄粉とをFe:28〜70wt%、
    Cu:15〜60wt%、Ni:3〜15wt%、Zn:3〜
    20wt%となるように混合し、圧粉成形して焼結
    することを特徴とする焼結合金の製造法。
JP18836083A 1983-10-11 1983-10-11 焼結合金軸受及びその製造法 Granted JPS6082646A (ja)

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JP18836083A JPS6082646A (ja) 1983-10-11 1983-10-11 焼結合金軸受及びその製造法

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JPH01136944A (ja) * 1987-11-20 1989-05-30 Isamu Kikuchi 焼結金属材
JPH01283346A (ja) * 1988-05-09 1989-11-14 Isamu Kikuchi 焼結合金材およびその製造法
JP2617334B2 (ja) * 1988-05-09 1997-06-04 菊池 勇 焼結合金材およびその製造法
KR100909245B1 (ko) 2008-12-29 2009-07-27 이세균 금속 합금 소재 및 그의 제조방법
KR101020491B1 (ko) * 2009-05-13 2011-03-09 이세균 금속 합금 소재 및 그의 제조방법
JP5975604B2 (ja) * 2011-03-29 2016-08-23 株式会社神戸製鋼所 電磁波シールド材用銅合金の製造方法

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JPS6082646A (ja) 1985-05-10

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