JPH0457684B2 - - Google Patents
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- JPH0457684B2 JPH0457684B2 JP57138009A JP13800982A JPH0457684B2 JP H0457684 B2 JPH0457684 B2 JP H0457684B2 JP 57138009 A JP57138009 A JP 57138009A JP 13800982 A JP13800982 A JP 13800982A JP H0457684 B2 JPH0457684 B2 JP H0457684B2
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- Japan
- Prior art keywords
- water
- polymer
- emulsion
- acid
- monomer
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Paper (AREA)
Description
本発明は、新規な水溶性重合体およびその凝集
剤又は濾水・歩留向上剤としての使用方法に関す
る。 水溶性重合体は、凝集剤、濾水・歩留向上剤、
その他の用途に広く利用されている。これらは、
一般に、数10万ないし数千万の分子量を有し、粉
末状、ペースト状あるいは、油中水型(W/O
型)エマルジヨンとして、通常提供されている。 粉末状重合体は、溶解が難しく、溶解設備に多
大の投資を必要とする。又微粉末の粉塵が起こ
り、作業環境上好ましくない。又、ペースト状製
品は、高粘度となる為、高濃度で提供することが
難しいため、経済的に不利であるだけでなく、製
品の安定性も一般に良好でない。油中水型エマル
ジヨンは、前2者に比較して水への分散、溶解が
迅速なること、溶解設備が簡単で済む等の利点を
有するが、有機溶剤を比較的多量に使用する為、
取扱い上難点があるばかりでなく、経済的にも不
利である。又、凝集剤等の用途に使用する際に有
機溶剤の処理の問題が生ずることもある。又、製
品の安定性も長期保存での二層分離、クリーミン
グ化等一般には良好でない。 本発明者は、最近凝集剤等の水溶性重合体の使
用分野で特に需要の大きなカチオン性重合体の探
索に努めたところ、経済的に有利で、かつ取扱い
が容易で、製品の安定性も良好なカチオン性重合
体の製造方法を見出し本発明に到達した。 すなわち本発明は、一般式 で表わされる単量体()、又はこれと共重合可
能な他のビニル単量体との混合物を水不溶性重合
体が得られる単量体組成で水中で乳化重合した
後、酸又は塩を含有する水に溶解して得られた10
万ないし3000万の分子量を有する水溶性重合体、
および凝集剤、濾水・歩留向上剤として使用する
方法に関する。 以下更に詳しく本発明を説明する。本発明の水
溶性重合体の必須成分となる一般式()で表わ
される単量体としては、たとえば、ジエチルアミ
ノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメ
タアクリレート、ジプロピルアミノエチルアクリ
レート、ジプロピルアミノエチルメタアクリレー
ト、ジブチルアミノエチルメタアクリレート、ジ
エチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジプロ
ピルアミノプロピルメタクリルアミド、ジプロピ
ルアミノプロピルアクリルアミド、ジブチルアミ
ノプロピルメタクリルアミド、ジプチルアミノプ
ロピルアクリルアミドなどが挙げられる。 単量体()と共重合可能な他のビニル単量体
()としては、アクリル酸エステル、メタクル
ル酸エステル、アクリロニトリル及びスチレンか
ら選ばれた1種又は2種以上の疎水性単量体が用
いられる。単量体()の使用割合としては、得
られた重合体が酸又は塩を含有する水に溶解する
範囲で選ばれる。たとえばジエチルアミノエチル
メタクリレートとメシルメタクリレートと共重合
体では、メチルメタクリレートは、全単量体に対
して、0〜30重量%の範囲で水溶性重合体が得ら
れる。 乳化重合に際し使用する界面活性剤としては、
アニオン型、ノニオン型、カチオン型などの通常
の界面活性剤が使用でき、たとえば、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ、アルキルサルフエー
ト、アルキルスルホン酸ソーダ、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルサルフエート、ポリオキシ
エチレンアルキルフエニルエーテルサルフエー
ト、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフエニルエーテル、アル
キルアミン、ベタイン型などが挙げられる。一般
的には界面活性剤としてはアニオン型、ノニオン
型の併用が凝固物の少いより安定した乳化重合対
を与える。 使用する重合触媒としては、過酸化物、アゾ化
合物などの一般的なラジカル重合開始剤が用いら
れるが、水溶性の重合開始剤が特に好ましい。水
溶性の重合開始剤としては、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウム、過酢酸、過酸化水素などの
過酸化物、および2、2′−アゾビス−2−アミノ
ジノプロパン塩酸塩、4、4′−アゾビス−4−シ
アノペンタノイツクアシツドなどのアゾ化合物が
挙げられる。過酸化物を開始剤として使用する場
合、必要に応じて、適当な還元剤と共存させてレ
ドツクス系の開始剤として使用することも可能で
ある。 得られた重合体は10万ないし300万の分子量を
有し、用途により、各種程度のものを調製でき
る。 本発明者は、かくして得られたエマルジヨン
は、そのままでは水不溶性であるが、無機酸又は
有機酸又は、それらの塩を含有する水に対して水
溶性となることを見出した。溶解する方法として
は、あらかじめ酸を加えた水中にエマルジヨンを
添加してもよく、逆に水にエマルジヨンを添加し
た乳化物に対し、酸を加えても良い。好ましい酸
としては、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、ギ酸、マレ
イン酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、アジピン
酸、スルフアミン酸、トルエンスルホン酸などが
あり、好ましい塩としては、硫酸アルミニウム、
塩化アルミニウム、塩化第2鉄などの強酸弱塩基
塩がある。酸又は塩の使用量としては、重合体が
水溶性となる量が必要であり、一般的には、カチ
オン性単量体に対して、当量以上である。 エマルジヨンの溶解は、得られた水溶性重合体
の各種用途への使用に先立つて行えばよい。溶解
が、粉状品に比べて容易なこと、エマルジヨン状
態での重合体の安定性が良好であることから、保
管はエマルジヨン状態で行い、使用に先立つて水
溶化することは好ましい製品の一態様である。 得られる水溶性重合体の用途として先ず、凝集
剤がある。従来、市販されている凝集剤は、粉末
型、ペースト型が大部分で、又、油中水滴型
(W/O)エマルジヨンも提案されている。しか
し、これらは、前述の如く、溶解性、取扱性等に
おいて、欠点があつたが、本発明の水溶性重合体
を使用する凝集剤は、水中油型(O/W)エマル
ジヨンを使用して製造されるので、水溶性への調
整が容易であり、溶解に当つても粉末型のごとく
特別な溶解装置を必要とすることがない。 一般にカチオン性凝集剤の場合、塩タイプによ
り、性能の変わることがあるが、本発明のO/W
エマルジヨンは、溶解時に廃水等懸濁水の種類に
よりある程度塩タイプを変えることが可能であ
る。 凝集剤として用いる場合、水溶性重合体の使用
量は廃水や被処理水の種類によつても異なるが、
一般に浮遊懸濁物(ss)に対して、固形分換算で
0.05〜2%程度である。 製紙工業における濾水・歩留向上剤としても本
発明重合体は、有効である。濾水・歩留り向上剤
として、使用する場合、通常0.1〜0.5重量%に溶
解して使用する。添加量は、原料、マシン特性に
より、またその目的により相当異なるが、対パル
プあたり、0.005〜0.5%(固形分換算)の範囲で
使用される。本発明重合体を使用すると、微細繊
維、填料の歩留りが向上し、サイズ剤、紙力増強
剤の定着も向上する。又濾水性が向上し、抄速を
上げることが可能となり、ウエブ含水率を低下さ
せ、消費スチームの低減効果が大である。 濾水・歩留向上剤として用いる時エマルジヨン
を水溶化するのに用いる酸又は塩として、各種有
基、無機酸の他、抄紙系に一般に用いられる硫酸
アルミニウムを用いられることは、作業性の点の
みならず、白水中の硫酸イオン等陰イオンの蓄積
防止にもなり、PH低下によるマシンの腐食、成紙
強度低下、サイズ度低下を防ぎ、また抄紙系の白
水クローズドシステム化が可能で、用水の節減、
廃水処理負担の低減等の利益がある。 以上詳述したように、本発明重合体はその製造
が容易で又、凝集剤、濾水・歩留向上剤、等多く
の産業上有用な用途を有するものである。 以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお実施例中の%は、ことわりのない限り重量%
を示す。 実施例 1 撹拌棒、冷却管、チツ素導入管および温度計を
付帯した14つ口フラスコに、 ジエチルアミノエチルメタアクリレート 180g 脱イオン水 120g エマール10(花王石鹸(株)) 1%(対単量体) エマルゲン930(花王石鹸(株)) 2%(対単量体) を仕込み、撹拌下、チツ素ガスを通じて脱酸素し
た後、フラスコ内容物を15℃に保つた。次に過硫
酸アンモニウム0.36gと亜硫酸水素ナトリウム
0.09gを添加して、15〜20℃で4時間重合を行な
い、乳白色のカチオン性重合体のO/W型エマル
ジヨン(A)を得た。生成したエマルジヨンをポリマ
ー濃度2%となるように希釈したのち、種々の無
機、有機酸、及び塩を重量体に対して当量加えた
ところ、容易に溶解し、無色透明の分子量300万
の重合体水溶液を得ることができた。その結果を
表1に示した。 実施例 2 実施例1の方法において、脱酸素までは同様に
行い、その後フラスコ内容物を50℃に保ち、2,
2′−アゾビス−2−アミノジノプロパン塩酸塩を
1.08g添加し、50〜55℃で5時間重合して、カチ
オン性重合体のO/W型エマルジヨン(B)を得た。 得られたエマルジヨンを重合体濃度として、2
%になるように水道水で希釈したのち種々の無
機、有機酸及び塩を重合体に対して、当量加えた
ところ容易に溶解し、分子量83万の重合体水溶液
を得ることができた。その結果を表1に示した。 実施例 3 実施例1において、単量体を、表2に示す、ジ
エチルアミノエチムメタアクリレート/メチルメ
タアクリレートの混合物(90/10及び70/30
(%))とした以外は実施例1の方法でエマルジヨ
ン(C)及び(D)を得た。分子量はそれぞれ、174万及
び26万であつた。実施例1と同様な方法で溶解テ
ストをした結果を表2に示す。 実施例 4 実施例1〜3で得られた、エマルジヨンを凝集
剤として使用した。懸濁濃度2.5%の下水処理場
消化汚泥500mlをビーカーに採り、150rpmで撹拌
しながら、表3に示す酸で処理して溶解した。
0.2%の重合体水溶液を固形分に対して0.2〜0.3%
添加し1分間撹拌した。 形成したフロツクの状態を観察した後、実験用
遠心脱水試験機により、脱水テストを行いケーキ
含水率を測定した。その結果を表3に示す。
剤又は濾水・歩留向上剤としての使用方法に関す
る。 水溶性重合体は、凝集剤、濾水・歩留向上剤、
その他の用途に広く利用されている。これらは、
一般に、数10万ないし数千万の分子量を有し、粉
末状、ペースト状あるいは、油中水型(W/O
型)エマルジヨンとして、通常提供されている。 粉末状重合体は、溶解が難しく、溶解設備に多
大の投資を必要とする。又微粉末の粉塵が起こ
り、作業環境上好ましくない。又、ペースト状製
品は、高粘度となる為、高濃度で提供することが
難しいため、経済的に不利であるだけでなく、製
品の安定性も一般に良好でない。油中水型エマル
ジヨンは、前2者に比較して水への分散、溶解が
迅速なること、溶解設備が簡単で済む等の利点を
有するが、有機溶剤を比較的多量に使用する為、
取扱い上難点があるばかりでなく、経済的にも不
利である。又、凝集剤等の用途に使用する際に有
機溶剤の処理の問題が生ずることもある。又、製
品の安定性も長期保存での二層分離、クリーミン
グ化等一般には良好でない。 本発明者は、最近凝集剤等の水溶性重合体の使
用分野で特に需要の大きなカチオン性重合体の探
索に努めたところ、経済的に有利で、かつ取扱い
が容易で、製品の安定性も良好なカチオン性重合
体の製造方法を見出し本発明に到達した。 すなわち本発明は、一般式 で表わされる単量体()、又はこれと共重合可
能な他のビニル単量体との混合物を水不溶性重合
体が得られる単量体組成で水中で乳化重合した
後、酸又は塩を含有する水に溶解して得られた10
万ないし3000万の分子量を有する水溶性重合体、
および凝集剤、濾水・歩留向上剤として使用する
方法に関する。 以下更に詳しく本発明を説明する。本発明の水
溶性重合体の必須成分となる一般式()で表わ
される単量体としては、たとえば、ジエチルアミ
ノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメ
タアクリレート、ジプロピルアミノエチルアクリ
レート、ジプロピルアミノエチルメタアクリレー
ト、ジブチルアミノエチルメタアクリレート、ジ
エチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジプロ
ピルアミノプロピルメタクリルアミド、ジプロピ
ルアミノプロピルアクリルアミド、ジブチルアミ
ノプロピルメタクリルアミド、ジプチルアミノプ
ロピルアクリルアミドなどが挙げられる。 単量体()と共重合可能な他のビニル単量体
()としては、アクリル酸エステル、メタクル
ル酸エステル、アクリロニトリル及びスチレンか
ら選ばれた1種又は2種以上の疎水性単量体が用
いられる。単量体()の使用割合としては、得
られた重合体が酸又は塩を含有する水に溶解する
範囲で選ばれる。たとえばジエチルアミノエチル
メタクリレートとメシルメタクリレートと共重合
体では、メチルメタクリレートは、全単量体に対
して、0〜30重量%の範囲で水溶性重合体が得ら
れる。 乳化重合に際し使用する界面活性剤としては、
アニオン型、ノニオン型、カチオン型などの通常
の界面活性剤が使用でき、たとえば、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ、アルキルサルフエー
ト、アルキルスルホン酸ソーダ、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルサルフエート、ポリオキシ
エチレンアルキルフエニルエーテルサルフエー
ト、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフエニルエーテル、アル
キルアミン、ベタイン型などが挙げられる。一般
的には界面活性剤としてはアニオン型、ノニオン
型の併用が凝固物の少いより安定した乳化重合対
を与える。 使用する重合触媒としては、過酸化物、アゾ化
合物などの一般的なラジカル重合開始剤が用いら
れるが、水溶性の重合開始剤が特に好ましい。水
溶性の重合開始剤としては、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウム、過酢酸、過酸化水素などの
過酸化物、および2、2′−アゾビス−2−アミノ
ジノプロパン塩酸塩、4、4′−アゾビス−4−シ
アノペンタノイツクアシツドなどのアゾ化合物が
挙げられる。過酸化物を開始剤として使用する場
合、必要に応じて、適当な還元剤と共存させてレ
ドツクス系の開始剤として使用することも可能で
ある。 得られた重合体は10万ないし300万の分子量を
有し、用途により、各種程度のものを調製でき
る。 本発明者は、かくして得られたエマルジヨン
は、そのままでは水不溶性であるが、無機酸又は
有機酸又は、それらの塩を含有する水に対して水
溶性となることを見出した。溶解する方法として
は、あらかじめ酸を加えた水中にエマルジヨンを
添加してもよく、逆に水にエマルジヨンを添加し
た乳化物に対し、酸を加えても良い。好ましい酸
としては、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、ギ酸、マレ
イン酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、アジピン
酸、スルフアミン酸、トルエンスルホン酸などが
あり、好ましい塩としては、硫酸アルミニウム、
塩化アルミニウム、塩化第2鉄などの強酸弱塩基
塩がある。酸又は塩の使用量としては、重合体が
水溶性となる量が必要であり、一般的には、カチ
オン性単量体に対して、当量以上である。 エマルジヨンの溶解は、得られた水溶性重合体
の各種用途への使用に先立つて行えばよい。溶解
が、粉状品に比べて容易なこと、エマルジヨン状
態での重合体の安定性が良好であることから、保
管はエマルジヨン状態で行い、使用に先立つて水
溶化することは好ましい製品の一態様である。 得られる水溶性重合体の用途として先ず、凝集
剤がある。従来、市販されている凝集剤は、粉末
型、ペースト型が大部分で、又、油中水滴型
(W/O)エマルジヨンも提案されている。しか
し、これらは、前述の如く、溶解性、取扱性等に
おいて、欠点があつたが、本発明の水溶性重合体
を使用する凝集剤は、水中油型(O/W)エマル
ジヨンを使用して製造されるので、水溶性への調
整が容易であり、溶解に当つても粉末型のごとく
特別な溶解装置を必要とすることがない。 一般にカチオン性凝集剤の場合、塩タイプによ
り、性能の変わることがあるが、本発明のO/W
エマルジヨンは、溶解時に廃水等懸濁水の種類に
よりある程度塩タイプを変えることが可能であ
る。 凝集剤として用いる場合、水溶性重合体の使用
量は廃水や被処理水の種類によつても異なるが、
一般に浮遊懸濁物(ss)に対して、固形分換算で
0.05〜2%程度である。 製紙工業における濾水・歩留向上剤としても本
発明重合体は、有効である。濾水・歩留り向上剤
として、使用する場合、通常0.1〜0.5重量%に溶
解して使用する。添加量は、原料、マシン特性に
より、またその目的により相当異なるが、対パル
プあたり、0.005〜0.5%(固形分換算)の範囲で
使用される。本発明重合体を使用すると、微細繊
維、填料の歩留りが向上し、サイズ剤、紙力増強
剤の定着も向上する。又濾水性が向上し、抄速を
上げることが可能となり、ウエブ含水率を低下さ
せ、消費スチームの低減効果が大である。 濾水・歩留向上剤として用いる時エマルジヨン
を水溶化するのに用いる酸又は塩として、各種有
基、無機酸の他、抄紙系に一般に用いられる硫酸
アルミニウムを用いられることは、作業性の点の
みならず、白水中の硫酸イオン等陰イオンの蓄積
防止にもなり、PH低下によるマシンの腐食、成紙
強度低下、サイズ度低下を防ぎ、また抄紙系の白
水クローズドシステム化が可能で、用水の節減、
廃水処理負担の低減等の利益がある。 以上詳述したように、本発明重合体はその製造
が容易で又、凝集剤、濾水・歩留向上剤、等多く
の産業上有用な用途を有するものである。 以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお実施例中の%は、ことわりのない限り重量%
を示す。 実施例 1 撹拌棒、冷却管、チツ素導入管および温度計を
付帯した14つ口フラスコに、 ジエチルアミノエチルメタアクリレート 180g 脱イオン水 120g エマール10(花王石鹸(株)) 1%(対単量体) エマルゲン930(花王石鹸(株)) 2%(対単量体) を仕込み、撹拌下、チツ素ガスを通じて脱酸素し
た後、フラスコ内容物を15℃に保つた。次に過硫
酸アンモニウム0.36gと亜硫酸水素ナトリウム
0.09gを添加して、15〜20℃で4時間重合を行な
い、乳白色のカチオン性重合体のO/W型エマル
ジヨン(A)を得た。生成したエマルジヨンをポリマ
ー濃度2%となるように希釈したのち、種々の無
機、有機酸、及び塩を重量体に対して当量加えた
ところ、容易に溶解し、無色透明の分子量300万
の重合体水溶液を得ることができた。その結果を
表1に示した。 実施例 2 実施例1の方法において、脱酸素までは同様に
行い、その後フラスコ内容物を50℃に保ち、2,
2′−アゾビス−2−アミノジノプロパン塩酸塩を
1.08g添加し、50〜55℃で5時間重合して、カチ
オン性重合体のO/W型エマルジヨン(B)を得た。 得られたエマルジヨンを重合体濃度として、2
%になるように水道水で希釈したのち種々の無
機、有機酸及び塩を重合体に対して、当量加えた
ところ容易に溶解し、分子量83万の重合体水溶液
を得ることができた。その結果を表1に示した。 実施例 3 実施例1において、単量体を、表2に示す、ジ
エチルアミノエチムメタアクリレート/メチルメ
タアクリレートの混合物(90/10及び70/30
(%))とした以外は実施例1の方法でエマルジヨ
ン(C)及び(D)を得た。分子量はそれぞれ、174万及
び26万であつた。実施例1と同様な方法で溶解テ
ストをした結果を表2に示す。 実施例 4 実施例1〜3で得られた、エマルジヨンを凝集
剤として使用した。懸濁濃度2.5%の下水処理場
消化汚泥500mlをビーカーに採り、150rpmで撹拌
しながら、表3に示す酸で処理して溶解した。
0.2%の重合体水溶液を固形分に対して0.2〜0.3%
添加し1分間撹拌した。 形成したフロツクの状態を観察した後、実験用
遠心脱水試験機により、脱水テストを行いケーキ
含水率を測定した。その結果を表3に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
クリレート
MMA:メチルメタアクリレート
MMA:メチルメタアクリレート
【表】
実施例 5
実施例1で得られたエマルジヨンを重合体濃度
0.2%になるように水道水で希釈した後、2N−
HClを重合体に対して当量添加して、0.2%をポ
リマー水溶液を得た。 400mlカナデイアンスタンダードフリーネス
(C.S.F.)に叩解したLBKPを1%濃度に希釈す
る。得られたパルプスラリーにロジンサイズ対パ
ルプ0.3%、硫酸バンド対パルプ3%、アニオン
系紙力増強対パルプ0.3%、タルク対パルプ20%、
上述した0.2%重合体水溶液を0.005〜0.002%(対
パルプ、固形分換算)加えTAPPI手抄抄紙機に
より抄紙した。得られたシート中のタルク含有量
を測定することにより、タルクの歩留りを測定し
た。その結果を表4に示す。 実施例 6 実施例5で得た、0.2%重合体水溶液を用いて、
漏水向上剤として評価した。 350mlCSF(カナデイアンフリーネス)に叩解し
た段ボール故紙を工業用水を用いて1%に希釈し
た。得られたパルプスラリーにロジンサイズ剤対
パルプ0.3%、硫酸バンド対パルプ3%、アニオ
ン系紙力増強剤対パルプ0.5%を夫々撹拌下に添
加する。最後に上述した、重合体水溶液を対パル
プ0.02〜0.1%(固形分換算)添加した後、
TAPPI標準法によりフリーネスを測定した。そ
の結果を表5に示す。
0.2%になるように水道水で希釈した後、2N−
HClを重合体に対して当量添加して、0.2%をポ
リマー水溶液を得た。 400mlカナデイアンスタンダードフリーネス
(C.S.F.)に叩解したLBKPを1%濃度に希釈す
る。得られたパルプスラリーにロジンサイズ対パ
ルプ0.3%、硫酸バンド対パルプ3%、アニオン
系紙力増強対パルプ0.3%、タルク対パルプ20%、
上述した0.2%重合体水溶液を0.005〜0.002%(対
パルプ、固形分換算)加えTAPPI手抄抄紙機に
より抄紙した。得られたシート中のタルク含有量
を測定することにより、タルクの歩留りを測定し
た。その結果を表4に示す。 実施例 6 実施例5で得た、0.2%重合体水溶液を用いて、
漏水向上剤として評価した。 350mlCSF(カナデイアンフリーネス)に叩解し
た段ボール故紙を工業用水を用いて1%に希釈し
た。得られたパルプスラリーにロジンサイズ剤対
パルプ0.3%、硫酸バンド対パルプ3%、アニオ
ン系紙力増強剤対パルプ0.5%を夫々撹拌下に添
加する。最後に上述した、重合体水溶液を対パル
プ0.02〜0.1%(固形分換算)添加した後、
TAPPI標準法によりフリーネスを測定した。そ
の結果を表5に示す。
【表】
【表】
1 (A) 少なくともチタン、マグネシウムおよび
塩素からなる触媒成分を細孔半径75〜5000Åの
範囲の細孔容量が0.25c.c./g以上である多孔質
担体に含浸させた固体触媒成分と、 (B) 有機アルミニウム化合物を少なくとも含む触
媒系を用い、 第1工程でエチレンをプロパンおよび/または
ブタン溶媒中でスラリー重合するか、またはエチ
レンを気相中で重合した後、第2工程で気相中で
エチレンとα−オレフインのランダム共重合を、
該工程で生成する共重合体中のエチレン含量が15
〜90モル%、テトラリン135℃における極限粘度
が0.3〜10であつて且つ該工程で生成する共重合
体が全重合体量に対して60〜97重量%になるよう
に重合することを特徴とする粒状熱可塑性エラス
トマーの製造法。
塩素からなる触媒成分を細孔半径75〜5000Åの
範囲の細孔容量が0.25c.c./g以上である多孔質
担体に含浸させた固体触媒成分と、 (B) 有機アルミニウム化合物を少なくとも含む触
媒系を用い、 第1工程でエチレンをプロパンおよび/または
ブタン溶媒中でスラリー重合するか、またはエチ
レンを気相中で重合した後、第2工程で気相中で
エチレンとα−オレフインのランダム共重合を、
該工程で生成する共重合体中のエチレン含量が15
〜90モル%、テトラリン135℃における極限粘度
が0.3〜10であつて且つ該工程で生成する共重合
体が全重合体量に対して60〜97重量%になるよう
に重合することを特徴とする粒状熱可塑性エラス
トマーの製造法。
Claims (1)
- (ただし、式中、R1はHまたはCH3を、R2、R3
はCnH2n+lで表わされるアルキル基を、nは
正の整数を、Aは−O−CH2−、又は−NH−
CH2−CH2−を示し、R1、R2、R3は単量体が水
に対し難溶性、又は不溶性である範囲で選ばれ
る。)で表わされる単量体()、又はこれとアク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリ
ロニトリル及びスチレンから選ばれた1種又は2
種以上の全単量体に対し30重量%以下のビニル単
量体との混合物を水不溶性重合体が得られる単量
体組成で、水中で乳化重合した後、酸又は塩を含
有する水に溶解して得られた10万ないし3000万の
分子量を有する水溶性重合体を凝集剤として使用
する方法。 3 一般式 (ただし、式中、R1はHまたはCH3を、R2、R3
はCnH2n+lで表わされるアルキル基を、nは
正の整数を、Aは−O−CH2−、又は−NH−
CH2−CH2−を示し、R1、R2、R3は単量体が水
に対し難溶性、又は不溶性である範囲で選ばれ
る。)で表わされる単量体()、又はこれとアク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリ
ロニトリル及びスチレンから選ばれた1種又は2
種以上の全単量体に対し30重量%以下のビニル単
量体との混合物を水不溶性重合体が得られる単量
体組成で、水中で乳化重合した後、酸又は塩を含
有する水に溶解して得られた10万ないし3000万の
分子量を有する水溶性重合体を濾水・歩留向上剤
として使用する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13800982A JPS5927903A (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 水溶性重合体およびその製造方法およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13800982A JPS5927903A (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 水溶性重合体およびその製造方法およびその使用方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5927903A JPS5927903A (ja) | 1984-02-14 |
| JPH0457684B2 true JPH0457684B2 (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=15211924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13800982A Granted JPS5927903A (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 水溶性重合体およびその製造方法およびその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5927903A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0651761B2 (ja) * | 1985-04-17 | 1994-07-06 | 中央理化工業株式会社 | カチオン性エマルジヨンの製造法 |
| JPH02269715A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | カチオン性エマルジョン |
| JP2721566B2 (ja) * | 1989-12-20 | 1998-03-04 | 花王株式会社 | 水解紙、その製造方法およびそれを使用した水解性清掃物品 |
| JP4786569B2 (ja) * | 2006-03-29 | 2011-10-05 | 三洋化成工業株式会社 | 有機凝結剤 |
| JP4786558B2 (ja) * | 2007-01-16 | 2011-10-05 | 三洋化成工業株式会社 | 高分子凝集剤 |
| JP5967705B2 (ja) * | 2012-06-11 | 2016-08-10 | ハイモ株式会社 | 凝集処理剤およびそれを用いた汚泥脱水方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2229391B1 (ja) * | 1973-05-17 | 1976-05-07 | Rhone Poulenc Ind | |
| IL45712A (en) * | 1973-10-02 | 1977-10-31 | Hydrophilics Int Inc | Hydrophilic copolymer salt and its use |
| JPS5898304A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | 陽イオン性樹脂の製造法 |
-
1982
- 1982-08-10 JP JP13800982A patent/JPS5927903A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5927903A (ja) | 1984-02-14 |
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