JPH0458881A - アルスロバクター・エスピーk―1 - Google Patents

アルスロバクター・エスピーk―1

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JPH0458881A
JPH0458881A JP2166703A JP16670390A JPH0458881A JP H0458881 A JPH0458881 A JP H0458881A JP 2166703 A JP2166703 A JP 2166703A JP 16670390 A JP16670390 A JP 16670390A JP H0458881 A JPH0458881 A JP H0458881A
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sucrose
acid
arthrobacter
fructose
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孝輝 藤田
Kozo Hara
耕三 原
Hitoshi Hashimoto
仁 橋本
Sumio Kitahata
北畑 寿美雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルスロバクター・エスピー(Arthr。
bacter sp、) K −1に関し、さらに詳細
には受容体特異性が広く転移活性の強いβ−フラクトフ
ラノシダーゼ産生能を有するアルスロバクター・エスピ
ー K−1に関する。
〔従来の技術、発明が解決しようとする課題〕近年、健
康志向の増大にともない、グルコシル基あるいはフラク
トシル基転移酵素を用いた種々の生理活性を有するオリ
ゴ糖、有用配糖体の合成等の研究か盛んに行なわれてい
る。カップリングシュゴー6.フラクトオリゴ糖、パラ
チノース。
α−グルコシルステビオサイドなとか虫歯にならない、
またビフィズス菌増殖因子等の性質をもつものとして実
用化された例である。
現在、フラクトシル基転移酵素としてはバチルス・ズブ
チリス(Baci flus 5ubtilis)の生
産するレバンシュクラーゼおよびアスペルギルス・ニガ
シリウム−1スピー(Penicillium sp、
)K−25などかびの生産するβ−フラクトフラノシダ
ーゼが知られている。このうちレバンシュクラーゼの糖
転移作用を利用して合成されるキシロシルフラクトシド
、イソマルトシルフラクトシドは抗う触性の性質を有し
、さらにラクトシルフラクトシドはビフィズス菌増殖因
子としての活性を有していることより、これらのオリゴ
糖は有用な機能性糖質として実用化される可能性を秘め
ている。しかし、これらのオリゴ糖の生産に用いられて
いるレバンシュクラーゼはショ糖によって誘導されるた
め、培地にショ糖の添加か不可欠であり、このため培養
液中にレバンを作り粘度か高くなるため扱いにくい。ま
た、酵素の生産性も低く、さらに耐熱性が低いなどの問
題点か指摘されている。一方、従来のかびの生産するβ
−フラクトフラノシダーゼは菌体内酵素であり、また受
容体特異性も狭い。
これらの酵素はショ糖によく転移するため、受容体とし
て他の糖を加えてもショ糖に転移しケスドース類を生成
してしまい目的とするヘテロオリコ糖の生成率を低下さ
せてしまうという欠点を持っている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の課題を解決するためショ糖からよ
り付加価値の高い糖質を合成し得る耐熱性の高い酵素を
菌体外に生産する微生物を検索してきた。その結果、ア
ルスロバクタ−属に属する微生物を栄養培地で培養する
ことにより目的とする受容体特異性の幅広い、かつ糖転
移活性の強いβ−フラクトフラノシダーゼを菌体外に生
産することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、41℃で生育し、澱粉を加水分解せ
ず、硝酸塩を還元しない、フラクトースから酸を生成し
、グルコースおよびマルトースから酸の生成が微弱であ
る、細胞壁の主要ジアミノ酸かりジンであり、GC含量
が73.2〜74.9mol%であるアルスロバクター
・エスピー・K−1に関する。
上記特性を有する本菌は、5%シヨ糖、o、3%N a
 NO3,0,1%に2HPO,,0,05%MgSO
4−7H20,0,02%Mn Cl 2”4820か
らなる培地に少量の土壌を加え、30℃で2〜3日培養
することによって得られ、上記培地を含む寒天培地上で
本菌を単離した。
以下にアルスロバクター・エスピー・K−1の菌学的性
質を記載する。
■ 形態学的性質 a 細胞形態 肉汁寒天培地では24時間培養する間に若い細胞ては桿
状で大きさは0.3〜0.5 Xo、 6〜6μmであ
り、古い細胞では球状(0,3〜0.5μm)も存在し
、生育段階により変化する。
b 多形性 肉汁寒天培地ではT字型、Y字型の細胞を観察すること
ができる。
C運動性、鞭毛 鞭毛はなく、運動性も示さない。
d 胞子 胞子は形成しない。
e グラム染色 若い細胞では陽性であり古い細胞では陰性となり成育段
階により変化する。
f 抗酸性 陰性 尚、上記の形態はLab M肉汁寒天培地における生育
状態について観察されたものである。
■ 培養的性質 以下は0.02%の酵母エキスを含む肉汁を基本培地と
したものであり25℃で培養した結果である。
a 肉汁寒天平板培養 発育は良好であり、集落は直径2mmの円形で、周囲は
なだらかであり、不透明であるが、光沢を有するロー・
コンペックラス状(low convex)となる。集
落の色は黄色で拡散性の色素は産生じない。
b 肉汁寒天斜面培養 発育は良好で、線状に生育し、光沢を有する。
集落の色は黄色で拡散性の色素は産生しない。
C肉汁液体培地 表面発育において菌膜を形成しないか、もしくは形成し
ても非常にうすい。その培養液は一様に懸濁後沈澱を生
じる。
d 肉汁ゼラチン穿刺培養 表面のみに発育し、その発育は良好である。
g リドマスミルク 発育は弱く、2週間位でペプトン化する。軟らかい凝固
またはアルカリ化する場合もある。リドマスは還元しな
い。
■ 生理的性質 硝酸塩の還元 脱窒反応 MR試験 VP試験 インドールの生成 硫化水素の生成 澱粉の分解 クエン酸の利用 無機窒素源の利用 アンモニウム塩。
色素の生成 ウレアーゼ カタラーゼ オキシダーゼ セルラーゼ Na5e β−ガラクトシダーゼ サイトクロムオキシダーゼ アルギニンデハイドロラーゼ 硝酸塩ともに利用できる。
黄色の色素を生成する。
陰性 陽性 陰性 陰性 陽性 陽性 陰性。
陰性 陰性 陽性 陰性 陰性 陰性 陰性 陰性 陰性 S 生育の範囲 pH5,5〜9.5で生育し、生育の最適用は7付近で
ある。また、10〜41℃で生育し、生育最適温度は3
7℃付近である。
t 酸素に対する態度     好気性uo−Fテスト グルコースを用いた場合、微弱であるか発酵により酸を
生成する。
■ 糖類からの酸及びガスの生成 フラクトース、キシロース、ショ糖より酸を生成し、グ
ルコース2マルトースでは微弱である。
澱粉、ラクトースでは生成しない。また、前記いずれの
糖類からもガスの生成は認められない。
■ 化学的分析 a 細胞壁成分 ミコール酸       陰性 ジアミノ酸   リジン(主要構成成分)b 脂肪酸組
成 イソC15:0         1.85  %アン
チイソC15:0        60.68イソC1
6:0         4.21イソC17:0  
        0.47アンテイソC17:0   
      31.54c  GC含量 73.2〜7
4.9 ma1%(平均73.7mo1%)以上の性質
を示す本菌株は、バーシース・マニュアル・才ブ・デタ
ミネイティブ・バクテリオロジー(Bergey’s 
Manual of Determinative B
acteriology)第8版(1974)およびザ
・ジャーナル・オブ・ゼネラル・アンド・アプライド・
マイクロバイオロジー(The  Journal  
of  General  and  Applied
  Microbiology)第18巻、第417頁
(1972)によれば、アルスロバクタ−属に分類され
る。本菌をアルスロバクタ−属に属する既知の類縁菌と
比較すると、以下の通りである。
第1表 第1表(続き) 第1表(続き) 十二反応陽性、糖より酸の産生の糖反応の場合は1週間
以内で陽性のものを示す。
(+):反応弱陽性、糖反応の場合は1週間以上で陽性
のものを示す。
一:反応陰性 S−R:桿状1球状、T字型、Y字型のものが観察され
るもの。
d:菌株により反応か異なる。
・:不明 (1)本菌 (2)アルスロバクタ−・シンプレックス(A、 s 
imp 1ex)(3)アルスロバクタ−・グロビホル
ミス(A、 globiformis)(4)アルスロ
バクタ−・シテレウス(A、 citereus)(5
)アルスロバクタ−・ラメラセンス(A、 tumes
cens)(6)アルスロバクタ−・テレゲンス(A、
 terregens)(7)アルスロバクタ−・デュ
オデカディス(A、 duodecadis) (8)アルスロバクタ−・フラベッセンス(A、 f 
1avescens) 上表から明らかなように、本菌は類縁菌とは諸性質が異
なっている。したかって、本菌は新菌であると考えられ
、本発明者らは本菌をアルスロバクター−エスピー(A
rthrobacter sp、 )K −1と命名し
た。本菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に寄託さ
れており、その寄託番号はFERM P−10736で
ある。
本発明の微生物は、転移活性の強い新規なβ−フラクト
フラノシダーゼを生産する能力を有している。本酵素生
産のための微生物の培養条件について検討した。まず、
基本培地として1.0%ポリペプトン、0.2%硝酸ア
ンモニウム、0.1%硫酸マグネシウムおよび炭素源を
含むものを用い、炭素源については第2表に示した各種
物質を1%の濃度で使用した。
この培地にアルスロバクター・エスピーに−1を植菌し
、30℃で2日振盪培養した。このときの活性比率(可
溶性澱粉を100としたときの値)を第2表に示す。
表から明らかなように、本酵素はショ糖によって誘導さ
れるのではなく、グルコースのように発酵性の高いもの
以外は使用可能であり、炭素源としては可溶性澱粉が最
良である。
第2表 活性(u/mj)   活性比率 ショ糖     0.18     39グルコース 
   00 マルトース    0.19     41ラクトース
    0.33.     72フスマ      
0.14     30可溶性澱粉    0.46 
    100粉飴       0.16     
35次に、有機窒素源について検討するため、1.0%
可溶性澱粉、0.2%硝酸アンモニウム、0.1%硫酸
マグネシウムおよび1%有機窒素源を含む培地にアルス
ロバクター・エスピーに−1を植菌し、30℃で2日間
振盪培養した。このときの活性比率(0,5%ポリペプ
トン+0.5%酵母エキスを100としたときの値)を
第3表に示す。
表から明らかなように、酵母エキスを用いた場合に、 高い活性を示している。
第3表 無添加 ポリペプトン コーンステイープリカ 活性(u/mj’) 0.11 0.35 2.29 肉エキス     0.32     7脱脂大豆粉末
   OO 魚肉エキス    0.42     10さらに、培
地組成について検討した結果、最適の培地組成は1.2
%酵母エキス、0.8%ポリペプトン、4%可溶性澱粉
、0.4%(NH4)2HPO。
およびO,1%M g S O4・7 H2O(pH7
,0)を含むものであった。したかって、培養に用いる
培地としては、上記知見を参考とし、供試菌株が目的と
する酵素を大量に生産し得る組成を選定すべきである。
本発明のβ−フラクトフラノシダーゼを生産するために
は、選定した培地に、上記微生物を植菌し、pHを中性
ないし微アルカリ性、温度20℃から45℃1好ましく
は30から40℃に保ちつつ、10時間から5日間振盪
あるいは通気攪拌培養すればよい。
以上の様にして得られた培養物より酵素は常法により採
取、精製できる。たとえば培養物より遠心分離し、菌体
を除いた上清液を粗酵素液として使用できる。さらに、
必要に応じて、既知の方法を適当に組合せて精製して使
用できる。
酵素の精製は各種方法により行なうことかできるが、そ
の1例を示すと次の通りである。
5℃の低温下、粗酵素液に固形の硫酸アンモニウムを加
え0.6飽和で沈澱する画分を集め、10mMリン酸緩
衝液(pH7,0)に溶解し、同緩衝液に対して一晩透
析したものについて以後の操作を行なう。尚、この硫安
塩析での回収率は約90%である。次に、DEAE−)
ヨパール650によるイオン交換クロマトグラフィー、
ブチルトヨバール650による疎水クロマトグラフィー
、ウルトロゲルAcA44を用いたゲル濾過、ヒドロキ
シアパタイトによる吸着クロマトグラフィー等により精
製され、ディスクゲル電気泳動的に単一バンドを示す二
つの標品(フラクションA、  B)を得ることができ
る。尚、この標品の回収率はそれぞれ15%、14%で
ある。
フラクションAの精製酵素を用いて性質を検討した。以
下に結果を示す。
(1)作用 (イ) 5%ショ糖に作用し、グルコースとフラクトー
スに分解する。ショ糖分子間での転移反応は起りにくく
転移オリゴ糖の生成は極めて少ない。
第1図に示すように、50%という高濃度で反応させて
もl−ケスドースの生成率は20%にすぎない。
(ロ)中性の単糖及びオリゴ糖についてはイス型のコン
ホメーション(’C+)をとったときC2゜C3のOH
がequatoria1位にある糖質の存在下、本酵素
をショ糖に作用させると、還元末端のC1位の水酸基に
フラクトシル基を転移し、アルドシルフラクトシドを生
成する。たとえばD−キシロース、D−ガラクトース、
D=およびL−フコース、L−ソルボース、マルトオリ
ゴ糖、イソマルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ラクトー
ス等によくフラクトシル基を転移し、キシロシルフラク
トシド、ガラクトシルフラクトシド、フコシルフラクト
シド、ソルボシルフラクトシド、マルトオリゴシルフラ
クトシド、イソマルトシルフラクトシド、キシロオリゴ
シルフラクトシド、ラクトシルフラクトシドを生成する
第2図にキシロース存在下、等量のショ糖からなる50
%基質に本酵素を40℃て作用させたときのキシロシル
フラクトシドの生成率の経時変化を示す。第2図から明
らかなように、用いたショ糖の70%に相当する生成率
を示す。
(ハ) メチル−α−グルコシド、メチル−β−グルコ
シド、メチル−α−ガラクトシド、フェニル−α−グル
コシド、フェニル−α−ガラクトシド、p−ニトロフェ
ニル−α−グルコシド、p−ニトロフェニル−β−ガラ
クトシドのような配糖体の存在下、ショ糖に作用させる
と、フラクトシル基をこれら配糖体に転移する。
(ニ) D−キシリトール、D−リビトール、D−ガラ
クチトール、D−ソルビトール、D−マルチトール、D
−エリスリトール等の糖アルコールの存在下、ショ糖に
作用させると、フラクトシル基を糖アルコールに転移す
る。
(ホ) メタノール、エタノール、プロパツールなとの
炭素数lOまでの1級のアルキルアルコールの存在下、
ショ糖に作用させると、フラクトシル基をアルキルアル
コールに転移し、アルキルフラクトシドを生成する。ま
た、2級のアルコールの場合でも、水酸基か隣接した1
、2−プロパンジオール、1.2−ブタンジオール、2
,3−ブタンジオール、1,2−シクロヘキサンジオー
ルにフラクトシル基を転移する。
(へ) リボフラビン、ルチン、エスクリンの様な配糖
体ビタミンやピリドキシンの様な水酸基を持つビタミン
の存在下、ショ糖に作用させると、ビタミンにフラクト
シル基を転移する。
(ト)アデノシン、イノシンの様なヌクレオシドの存在
下、ショ糖に作用させると、ヌクレオシドにフラクトシ
ル基を転移する。
(チ)ステビオシト、ルブソシドのような配糖体の存在
下、ショ糖に作用させると、フラクトシル基を配糖体に
転移する。
(2)基質特異性 本酵素はショ糖以外にエルロース、キシロシルフラクト
シド、ラフィノース、ネオケスドース。
ラクトシルフラクトシド、スタキオースを良く分解する
が、1−ケスドース、ニスドース、イヌ口ビオース、レ
バンビオースには作用しにくい。
(3)活性測定法 40%キシロースを含む20%ショ糖溶液(50mM 
 リン酸緩衝液 pH6,5) 500ul!に適宜希
釈した酵素液200μlを加え、40℃,t。
分間作用させた後、反応液の一部を沸騰水に入れ、酵素
を熱失活させ、次いてFキットで遊離するグルコース及
びフラクトース量を求め、グルコース量からフラクトー
ス量を差し引き、転移したフラクトース量を算出する。
1単位は1分間に1μmolのフラクトシル基を転移さ
せる酵素量とした。
(4)至適pHと安定pH 作用至適pHは酵素0.1mlに0.05M緩衝液(p
H3〜8.マツキーベン緩衝液、8.0〜11コルソフ
緩衝液)0.9mj’を加え、この内0.2mρを20
%シヨ糖、40%キシロース溶液0.2771j’と混
合し、活性を測定した。pH安定性は酵素0.1mlに
0.1Mの同緩衝液0.4mlを加え、40℃に2時間
保った後、1.0mlのpH6,5の0.1Mリン酸緩
衝液を加え、その200μlを用いて残存活性を測定し
た。
第3図に示すごとく、至適pHは6.5〜6.8付近で
あり、この処理てはpH5から10の範囲で安定である
(5)至適温度と温度安定性 至適温度は各温度で10分間反応させ活性を測定した。
温度安定性は酵素液を各温度に30分間保持し、次いて
10分間冷却後、残存活性を測定した。第4図に示すご
とく、本酵素の至適温度は55℃付近であり、60℃で
も72%の残存活性を有する。
(6)阻害、活性化 本酵素は1mMの銀、水銀、銅の存在で90%以上阻害
され、1mMの亜鉛、錫の存在で40〜50%阻害を受
ける。その他のlomMのカルシウム。
バリウム、マグネシウム、マンガン、ストロンチウム、
ImMのニッケル、カドミニウム、鉄の存在では殆ど阻
害は受けなかった。また、10mMラウリル硫酸ナトリ
ウム、200mMリボースで90%以上阻害される。シ
スティン残基に特異的に作用する0、1mMのp−クロ
ロマーキュリ安息香酸の存在下では阻害されない。
本酵素は本酵素の有効な受容体となるキシロースやガラ
クトースの存在により活性化される。
SH還元試薬であるジチオスレイトール、還元型グルタ
チオンは本酵素の安定化に効果はなかった。また、カル
シウム、マグネシウムにも安定性を高める効果は見られ
ない。
(7)分子量 5DS−ディスクゲル電気泳動およびゲル濾過法により
測定したところ、分子量は52,000±2.500で
あった。
(8)等電点 アンホライン電気泳動法により調べた結果、等電点は4
.3であった。
(9)結晶構造および元素分析 本酵素については未た結晶標品が得られていないか、電
気泳動て単一なバンドを示す標品をそれぞれ得ている。
第4表にこれまで報告されているかびのβ−フラクトフ
ラノシダーゼの基質特異性をショ糖の分解速度を100
としたときの相対速度で示す。第5表にレバンシュクラ
ーゼおよびかびのβ−フラクトフラノシダーゼの受容体
特異性を示す。
第4表に示すように、本酵素はラフィノースを良く分解
するが、■−ケスドースを分解しにくいこと、これまで
に報告されているかびの酵素とは異なりショ糖間でのフ
ラクトシル基転移反応を触媒しにくいこと、第5表に示
すように、受容体特異性か幅広くガラクトース、ラクト
ース等にフラクトシル基を転移する。
以上のことより本酵素は従来執告されているβ−フラク
トフラノシダーゼとは明らかに異なる新規なβ−フラク
トフラノシダーゼである。
尚、フラクションBの部分精製品についても酵素の安定
性、金属塩の影響、基質特異性および受容体特異性など
を調べた結果、フラクションAとほぼ同じ結果が得られ
ている。
ショ糖 ラフィノース スタキオース ネオケストース 1−ケストース ニストース ツラノース 第4表 本酵素 67.7 15.6 53、5D O1引 N、D N、D N、D N、D 0.02 N、D N、D 0.01 B:Penicillium sp、 K−25由来の
酵素、C:Aspergills niger ATC
C20611由来の酵素ラクトースの転移活性) N、D:データなし くフ / ショ糖 l−ケスドース ラフィノース D−グルコース 叶ラクトース トガラクトース D−キシロース L−アラビノース し−ソルボース し−ラムノース D−ソルビトール D−マンニトール 叶キシリトール マルトース イソマルトース ラクトース メタノール エタノール 十 + 十 十 + 士、転移生成物を生成、−二転移生成物を生成せずN、
D:データなし A:Pen1cilliun+ frequentan
s T−1由来の酵素B:Penicillium s
p、 K−25由来の酵素なお、本酵素は菌体外酵素て
あり、培養液に酵素を蓄積する。また、ショ糖による誘
導酵素ではなく、培地にショ糖を添加することなく、他
の炭素源を用いて培養か可能である。さらに、レバンシ
ュクラーゼと異なり培養液中にレバンを生産することか
ないことから酵素の回収は容易であり、実用的にも有用
である。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明を詳しく述べる。
実施例1 普通寒天斜面培地にアルスロバクター・エスピーに−1
(FERM  P−10736)を接種し、37℃て2
日間培養後、その1白金耳をとり、1.2%酵母エキス
、0.8%ポリペプトン、4%可溶性澱粉。
0.4%(NH4)2HP04.0.1%M g S 
O4・7H20(pf47.0)の組成からなる液体培
地C60m1培地/ 500 ml肩付きフラスコ)に
植菌し、37℃で2日間通気振盪培養した。これを種菌
とし、同組成からなる液体培地に分注し、37℃で5日
間通気振盪培養した。培養液を遠心分離し、上清(粗酵
素液)を約1.1 f得た。本液には30単位/艷のβ
−フラクトフラノシダーゼを含有していた。
実施例2 1.2%酵母エキス、0.8%ポリペプトン、4%ラク
トース、0.4%(NH4)2HPO4,0,1%M 
g S 04・7 H2O(pH7,0)を培地とし、
500m1容坂ロフラスコに60m1分注し、これに同
培地で2日間前培養した種菌を4mlづつ植菌し、37
℃で2日間前培養した。これを種菌とし、121の5%
コーン・ステイープリカー、3%シヨ糖、0.4%(N
H4)2HPO4,o、1%MgS○、・7 H2O(
pH7,0)からなる培地に植菌し、pHを7に調整し
ながら、25時間通気攪拌培養した。培養液は遠心分離
で菌体を除去し、粗酵素液121を得た。この液の活性
は140単位/rnlであった。
応用例1 ラクトース5kgとショ糖5kgを予め水に溶かし、p
Hを6.5とし、実施例2の粗酵素液をショ糖1gあた
り5単位加え、固形分濃度を40%として50℃で5時
間反応せしめ、ラクトシルフラクトシドを30%含む反
応液を得た。
〔発明の効果〕
本発明によれば、新規な転移活性の強いβ−フラクトフ
ラノシダーゼを効率よく得ることかてきる。
さらに、この酵素を用いることによってフラクトースを
含むヘテロオリゴ糖や配糖体を効率よく安価に製造する
ことができる。
キシロシルフラクトシド、イソマルトシルフラクトシド
は抗う触性の性質を有し、さらにラクトシルフラクトシ
ドはビフィズス菌増殖因子としての活性を有しているこ
とにより、これらフラクトースを含むヘテロオリゴ糖は
有用な機能性糖質としての実用化が期待される。
したがって、転移活性の強いβ−フラクトフラノシダー
ゼを効率よく生産する本発明は産業上極めて有用である
【図面の簡単な説明】
第1図はβ−フラクトフラノシダーゼの反応経過(50
%シヨ糖、IOU/g基質)を示すグラフ、第2図は受
容体として25%キシロース存在下の本酵素の反応経過
(25%シヨ糖、IOU/g基質)を示すグラフ、第3
図は本酵素の至適pH及びpH安定性を示すグラフ、第
4図は本酵素の至適温度及び温度安定性を示すグラフで
ある。 iI鴫U酬 次 IQ I! (I4りlす■ミ 賢叔)1すJ 次 寸 苛叔四■次

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 41℃で生育し、澱粉を加水分解せず、硝酸塩を還元し
    ない、フラクトースから酸を生成し、グルコースおよび
    マルトースから酸の生成が微弱であり、細胞壁の主要ジ
    アミノ酸がリジンであり、GC含量が73.2〜74.
    9mol%であるアルスロバクター・エスピーK−1。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111511909A (zh) * 2017-10-27 2020-08-07 Cj第一制糖株式会社 应用节杆菌属微生物制备转果糖基甜菊苷的方法
WO2024154813A1 (ja) * 2023-01-20 2024-07-25 京都府公立大学法人 フラクトシル化マルチトールおよびその製造方法
CN120442450A (zh) * 2025-04-21 2025-08-08 河北科技大学 一种用于好氧堆肥的微生物菌剂及其应用

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WO2024154813A1 (ja) * 2023-01-20 2024-07-25 京都府公立大学法人 フラクトシル化マルチトールおよびその製造方法
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