JPH0459365B2 - - Google Patents
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- JPH0459365B2 JPH0459365B2 JP18239087A JP18239087A JPH0459365B2 JP H0459365 B2 JPH0459365 B2 JP H0459365B2 JP 18239087 A JP18239087 A JP 18239087A JP 18239087 A JP18239087 A JP 18239087A JP H0459365 B2 JPH0459365 B2 JP H0459365B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot metal
- silicon
- cast iron
- pretreated
- casting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、機械的強度及び靭性に優れた珪素
含有鋳鉄の製造方法に関する。 [従来の技術] 使用済み核燃料輸送用の容器、所謂キヤスク
は、その中心部に設けられ使用済み燃料体を装入
する燃料バスケツトと、その周囲に設けられγ線
遮蔽体を有する容器本体とにより構成されてい
る。燃料バスケツトは、燃料体から放射される中
性子を遮蔽する機能が要求され、また、複雑形状
であるから溶接構造にせざるを得ず、従来、中性
子遮蔽性が優れ、溶接性が比較的良好な硼素含有
ステンレス鋼で形成されている。また、容器本体
は一定レベル以上の機械的強度及び靭性を要求さ
れるので、従来、ステンレス鋼又は炭素鋼で形成
されている。 この場合に、容器本体をステンレス鋼で製造す
る場合には原料費が高く、また、炭素鋼で製造す
る場合には鍛造せざるを得ないが、鍛造品は加工
コストが高いという問題点がある。そこで、機械
的強度及び靭性を所定レベルに維持しつつ、この
容器本体の製造コストを低下させるために、容器
本体を球状黒鉛鋳鉄により製造することが検討さ
れている。鋳鉄でこのような容器を製造する場合
には、所定形状の鋳型に溶湯を注入し、鋳型内で
この溶湯を冷却凝固させて製品を得る。従つて、
加工コストが少なく原料コストが低いため製造コ
ストを低下させることができる。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、通常の製法で製造された鋳鉄は
不純物、特に燐の含有量が多く、これら燐等の不
純物により機械的強度及び靭性が容器本体として
要求される値まで達しないという問題点ある。 このような不具合を回避するために、純度が高
い鉄、炭素及び珪素を出発原料として電気炉にて
高純度鋳鉄を製造し、これにより容器本体を鋳造
することが考えられる。しかしながら、この場合
には、加工コストは削減することができるが、原
料コスト及び製造コストが著しく高くなつてしま
うという問題点がある。 この発明は、斯かる事情に鑑みてなされたもの
であつて、機械的強度及び靭性が高い鋳鉄を安価
に製造することができる鋳鉄の製造方法を提供す
ることを目的とする。 [問題点を解決するための手段] この発明に係る鋳鉄の製造方法は、高炉溶銑を
予備処理して溶銑中の不純物含有量を低下させる
予備処理工程と、予備処理溶銑の成分を調整する
成分調整工程と、溶銑を鋳型に供給して所定形状
に鋳造する鋳工程とを有する鋳鉄の製造方法であ
つて、前記予備処理工程は脱燐工程を有し、前記
成分調整工程は珪素添加工程を有し、この珪素添
加工程は、金属珪素又は非酸化珪素化合物及び酸
素を溶銑中に供給して珪素の酸化熱により溶銑を
加熱すると共に、酸化されない珪素を溶銑中の成
分とし、その際の溶銑の珪素濃度を0.5重量%以
上に維持することを特徴とする。 [作用] この発明においては、高炉溶銑を予備処理して
溶銑中の不純物の含有量を低下させ、この予備処
理溶銑の成分を調整して所定形状に鋳造する。予
備処理工程は脱燐工程を有しているが、脱燐工程
は1300℃以下で実施されるのでこの溶銑を鋳造可
能温度まで加熱してから鋳込む必要がある。この
ため、上述のように珪素添加工程において溶銑を
珪素源を添加しつつ、その酸化熱により溶銑を加
熱するが、この際の溶銑中の珪素濃度が0.5%よ
りも低ければ、溶銑の脱炭が促進され、鋳鉄に必
要な炭素量を維持することができない。即ち、珪
素濃度が高ければ供給された酸素が珪素の酸化に
費やされるが、珪素濃度が低い場合には炭素が酸
化されてしまい、その分加炭しなければならず、
極めて効率が悪い。このため、珪素添加時に溶銑
の珪素濃度が0.5重量%以上になるように珪素源
の添加量を調節して脱炭を抑制する。これにより
高炉溶銑を有効に鋳造に適用することができる。
この場合に、高炉溶銑はその炭素含有量が鋳鉄の
炭素含有量に近く溶銑の炭素量を大幅に調整する
必要がなく、しかも高炉溶銑自体のコストが低い
ので、製造コストを著しく低下させることができ
る。また、溶銑を予備処理するので、溶銑中の不
純物濃度を極めて少なくすることができ、靭性が
高い鋳鉄を得ることができる。 [実施例] 以下、添附図面を参照してこの発明の実施例に
ついて具体的に説明する。第1図はこの実施例の
工程図であり、高純度の球状黒鉛鋳鉄を製造する
ためのものである。高炉から出銑された溶銑は予
備処理工程1に供され、主に製品の品質に悪影響
を与える不純物が除去される。予備処理工程1は
基本的に鋳床脱珪工程2、脱硫工程4及び脱燐工
程6を備えている。 鋳床脱珪工程2においては、第2図に示すよう
に、高炉鋳床22にて高炉本体21から出銑され
た溶銑23にインジエクシヨンランス24からミ
ルスケール等の脱珪剤25を吹込んで、珪素を含
有するスラグ26を形成させ、溶銑中の珪素含有
量を0.3重量%から0.1重量%程度に減少させて後
述する脱燐工程6における脱燐が高効率で進行す
るようにする。そして、溶銑23及び脱珪スラグ
26の一部は鋳床を通過して溶銑鍋27に装入さ
れ、溶銑23上に浮遊する脱珪スラグ26が掻取
られる。 脱硫工程4においては、第3図に示すように、
機械撹拌式脱硫法により溶銑が脱硫される。機械
撹拌式脱硫法においては、溶銑鍋27内に貯留さ
れた溶銑23中に回転翼31を浸漬させ、脱硫剤
としてCaO系フラツクスを添加しつつ回転翼31
を高速回転させ、溶銑23上部に渦流陥没部32
を形成してこの部分に脱硫剤を巻込ませる。この
ようにして溶銑を脱硫して脱硫スラグ33を形成
し、溶銑23の硫黄含有量を0.03重量%から
0.001重量%に減少させる。その後、溶銑23上
に浮遊する脱硫スラグ33が掻取られる。 脱燐工程6においては、第4図に示すように、
溶銑鍋27内の溶銑23に窒素ガス吹込みランス
41を浸漬させ、更に、酸素吹込みランス42の
先端を溶銑23の直上部に位置させる。溶銑23
の湯面上にはホタル石及びミルスケール等の脱燐
剤43の一部を供給する。そして、溶銑23中に
酸素ガス吹込みランス42から酸素ガスを吹込み
ながら、窒素ガス吹込みランス41から溶銑23
中に窒素ガス及び脱燐剤の残部を吹込んで溶銑2
3と脱燐剤43とを撹拌混合し、脱燐スラグ44
を形成させる。そうすると溶銑23の燐含有量は
0.1重量%から0.01重量%に低下する。この場合
に、酸素との親和力が燐より強い珪素が脱珪工程
2において溶銑23から既に大部分除去されてい
るので、脱燐反応が進行しやすい。また、脱燐を
有効に進行させるためにスラグの塩基度が2乃至
6になるように脱燐剤43の供給量を調節する。
なお、この際の溶銑温度を約1310℃にすることに
より、溶銑が十分に脱燐される。このようにして
脱燐スラグ44を生成した後、溶銑23上に浮遊
する脱燐スラグ44が掻取られる。 以上のように予備処理された溶銑は、第1表に
示すような組成を有している。
含有鋳鉄の製造方法に関する。 [従来の技術] 使用済み核燃料輸送用の容器、所謂キヤスク
は、その中心部に設けられ使用済み燃料体を装入
する燃料バスケツトと、その周囲に設けられγ線
遮蔽体を有する容器本体とにより構成されてい
る。燃料バスケツトは、燃料体から放射される中
性子を遮蔽する機能が要求され、また、複雑形状
であるから溶接構造にせざるを得ず、従来、中性
子遮蔽性が優れ、溶接性が比較的良好な硼素含有
ステンレス鋼で形成されている。また、容器本体
は一定レベル以上の機械的強度及び靭性を要求さ
れるので、従来、ステンレス鋼又は炭素鋼で形成
されている。 この場合に、容器本体をステンレス鋼で製造す
る場合には原料費が高く、また、炭素鋼で製造す
る場合には鍛造せざるを得ないが、鍛造品は加工
コストが高いという問題点がある。そこで、機械
的強度及び靭性を所定レベルに維持しつつ、この
容器本体の製造コストを低下させるために、容器
本体を球状黒鉛鋳鉄により製造することが検討さ
れている。鋳鉄でこのような容器を製造する場合
には、所定形状の鋳型に溶湯を注入し、鋳型内で
この溶湯を冷却凝固させて製品を得る。従つて、
加工コストが少なく原料コストが低いため製造コ
ストを低下させることができる。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、通常の製法で製造された鋳鉄は
不純物、特に燐の含有量が多く、これら燐等の不
純物により機械的強度及び靭性が容器本体として
要求される値まで達しないという問題点ある。 このような不具合を回避するために、純度が高
い鉄、炭素及び珪素を出発原料として電気炉にて
高純度鋳鉄を製造し、これにより容器本体を鋳造
することが考えられる。しかしながら、この場合
には、加工コストは削減することができるが、原
料コスト及び製造コストが著しく高くなつてしま
うという問題点がある。 この発明は、斯かる事情に鑑みてなされたもの
であつて、機械的強度及び靭性が高い鋳鉄を安価
に製造することができる鋳鉄の製造方法を提供す
ることを目的とする。 [問題点を解決するための手段] この発明に係る鋳鉄の製造方法は、高炉溶銑を
予備処理して溶銑中の不純物含有量を低下させる
予備処理工程と、予備処理溶銑の成分を調整する
成分調整工程と、溶銑を鋳型に供給して所定形状
に鋳造する鋳工程とを有する鋳鉄の製造方法であ
つて、前記予備処理工程は脱燐工程を有し、前記
成分調整工程は珪素添加工程を有し、この珪素添
加工程は、金属珪素又は非酸化珪素化合物及び酸
素を溶銑中に供給して珪素の酸化熱により溶銑を
加熱すると共に、酸化されない珪素を溶銑中の成
分とし、その際の溶銑の珪素濃度を0.5重量%以
上に維持することを特徴とする。 [作用] この発明においては、高炉溶銑を予備処理して
溶銑中の不純物の含有量を低下させ、この予備処
理溶銑の成分を調整して所定形状に鋳造する。予
備処理工程は脱燐工程を有しているが、脱燐工程
は1300℃以下で実施されるのでこの溶銑を鋳造可
能温度まで加熱してから鋳込む必要がある。この
ため、上述のように珪素添加工程において溶銑を
珪素源を添加しつつ、その酸化熱により溶銑を加
熱するが、この際の溶銑中の珪素濃度が0.5%よ
りも低ければ、溶銑の脱炭が促進され、鋳鉄に必
要な炭素量を維持することができない。即ち、珪
素濃度が高ければ供給された酸素が珪素の酸化に
費やされるが、珪素濃度が低い場合には炭素が酸
化されてしまい、その分加炭しなければならず、
極めて効率が悪い。このため、珪素添加時に溶銑
の珪素濃度が0.5重量%以上になるように珪素源
の添加量を調節して脱炭を抑制する。これにより
高炉溶銑を有効に鋳造に適用することができる。
この場合に、高炉溶銑はその炭素含有量が鋳鉄の
炭素含有量に近く溶銑の炭素量を大幅に調整する
必要がなく、しかも高炉溶銑自体のコストが低い
ので、製造コストを著しく低下させることができ
る。また、溶銑を予備処理するので、溶銑中の不
純物濃度を極めて少なくすることができ、靭性が
高い鋳鉄を得ることができる。 [実施例] 以下、添附図面を参照してこの発明の実施例に
ついて具体的に説明する。第1図はこの実施例の
工程図であり、高純度の球状黒鉛鋳鉄を製造する
ためのものである。高炉から出銑された溶銑は予
備処理工程1に供され、主に製品の品質に悪影響
を与える不純物が除去される。予備処理工程1は
基本的に鋳床脱珪工程2、脱硫工程4及び脱燐工
程6を備えている。 鋳床脱珪工程2においては、第2図に示すよう
に、高炉鋳床22にて高炉本体21から出銑され
た溶銑23にインジエクシヨンランス24からミ
ルスケール等の脱珪剤25を吹込んで、珪素を含
有するスラグ26を形成させ、溶銑中の珪素含有
量を0.3重量%から0.1重量%程度に減少させて後
述する脱燐工程6における脱燐が高効率で進行す
るようにする。そして、溶銑23及び脱珪スラグ
26の一部は鋳床を通過して溶銑鍋27に装入さ
れ、溶銑23上に浮遊する脱珪スラグ26が掻取
られる。 脱硫工程4においては、第3図に示すように、
機械撹拌式脱硫法により溶銑が脱硫される。機械
撹拌式脱硫法においては、溶銑鍋27内に貯留さ
れた溶銑23中に回転翼31を浸漬させ、脱硫剤
としてCaO系フラツクスを添加しつつ回転翼31
を高速回転させ、溶銑23上部に渦流陥没部32
を形成してこの部分に脱硫剤を巻込ませる。この
ようにして溶銑を脱硫して脱硫スラグ33を形成
し、溶銑23の硫黄含有量を0.03重量%から
0.001重量%に減少させる。その後、溶銑23上
に浮遊する脱硫スラグ33が掻取られる。 脱燐工程6においては、第4図に示すように、
溶銑鍋27内の溶銑23に窒素ガス吹込みランス
41を浸漬させ、更に、酸素吹込みランス42の
先端を溶銑23の直上部に位置させる。溶銑23
の湯面上にはホタル石及びミルスケール等の脱燐
剤43の一部を供給する。そして、溶銑23中に
酸素ガス吹込みランス42から酸素ガスを吹込み
ながら、窒素ガス吹込みランス41から溶銑23
中に窒素ガス及び脱燐剤の残部を吹込んで溶銑2
3と脱燐剤43とを撹拌混合し、脱燐スラグ44
を形成させる。そうすると溶銑23の燐含有量は
0.1重量%から0.01重量%に低下する。この場合
に、酸素との親和力が燐より強い珪素が脱珪工程
2において溶銑23から既に大部分除去されてい
るので、脱燐反応が進行しやすい。また、脱燐を
有効に進行させるためにスラグの塩基度が2乃至
6になるように脱燐剤43の供給量を調節する。
なお、この際の溶銑温度を約1310℃にすることに
より、溶銑が十分に脱燐される。このようにして
脱燐スラグ44を生成した後、溶銑23上に浮遊
する脱燐スラグ44が掻取られる。 以上のように予備処理された溶銑は、第1表に
示すような組成を有している。
【表】
予備処理工程1にて予備処理された溶銑は、成
分調整工程9に供される。この成分調整工程9
は、炭素含有量調整工程10と、珪素添加工程1
1と、マグネシウム(Mg)添加工程12とによ
り構成されている。予備処理された溶銑23は炭
素含有量が3.4乃至3.8%であり球状黒鉛鋳鉄の炭
素含有量とほぼ一致しているが、必要に応じてこ
の溶銑23の炭素含有量が所望の値になるように
炭素含有量調整工程10にて溶銑23中の炭素含
有量を微調整する。この炭素含有量調整工程10
においては、炭素含有量が過剰の場合には溶銑2
3中に酸素を吹込んで炭素を酸化除去し、炭素含
有量が過剰の場合には溶銑23中に炭素をインジ
エクシヨンして加炭する。 珪素添加工程11においては、溶銑が球状黒鉛
鋳鉄における珪素含有量になるように溶銑23中
に珪素を添加すする。この珪素添加工程11の際
には、同時に溶銑23を加熱する。つまり、予備
処理後の溶銑温度は約1260℃と低く、鋳造不能で
あるから、溶銑温度を鋳造可能な1450℃程度まで
上昇させる。珪素添加工程11の際に溶銑温度を
上昇させるためには、第5図に示すように、溶銑
23中にインジエクシヨンランス51を浸漬さ
せ、酸素吹込みランス52を溶銑23の直上に位
置させる。そして、インジエクシヨンランス51
からアルゴンガス等の溶銑に悪影響を及ぼさない
ガスにキヤリヤさせて粉粒状の金属珪素又はフエ
ロシリコン等の珪素源53をパウダインジエクシ
ヨンしつつ、ランス51から溶銑23中に酸素ガ
スを吹込む。この酸素ガスによりインジエクシヨ
ンされた珪素源53の一部を酸化させ、これによ
り生成された酸化珪素をスラグ54に移行させる
と共に、酸化しない珪素を溶銑中の成分とする。
そして、珪素の酸化熱により溶銑を上昇させる。
この場合に、溶銑23中の珪素濃度が0.5%より
も低ければ、溶銑の脱炭が促進され、鋳鉄に必要
な炭素量を維持することができない。即ち、珪素
濃度が高ければ供給された酸素が珪素の酸化に費
やされるが、珪素濃度が低い場合には炭素が酸化
されてしまい、その分加炭しなければならず極め
て効率が悪い。従つて、珪素添加工程11におい
て、溶銑23の珪素濃度が0.5%以上になるよう
に珪素源53の添加量調節する。なお、この工程
において更に溶銑温度を上昇させる場合には、例
えば、第6図に示すように、溶銑23上に浮遊す
るスラグ54に3本の電極63を浸漬させ、ガス
吹込みランス64を溶銑23中に浸漬させ、ラン
ス64からアルゴンガスを吹込んで溶銑23を撹
拌しつつ、電極63に通電して溶銑23を更に加
熱する。その後、酸化珪素を含有するスラグ54
を溶銑23上から除去する。 Mg添加工程12においては、珪素添加工程1
1が終了後、溶銑23を溶銑鍋27から取鍋に移
し換え、この取鍋内の溶銑にMgを添加する。な
お、Mgは容易に蒸発してしまうので、Mg添加
後は可及的速やかに次の鋳造工程13に供するこ
とが好ましい。 以上のような成分調整工程9により成分が調節
された溶銑は、例えば、第2表に示す組成を有し
ている。
分調整工程9に供される。この成分調整工程9
は、炭素含有量調整工程10と、珪素添加工程1
1と、マグネシウム(Mg)添加工程12とによ
り構成されている。予備処理された溶銑23は炭
素含有量が3.4乃至3.8%であり球状黒鉛鋳鉄の炭
素含有量とほぼ一致しているが、必要に応じてこ
の溶銑23の炭素含有量が所望の値になるように
炭素含有量調整工程10にて溶銑23中の炭素含
有量を微調整する。この炭素含有量調整工程10
においては、炭素含有量が過剰の場合には溶銑2
3中に酸素を吹込んで炭素を酸化除去し、炭素含
有量が過剰の場合には溶銑23中に炭素をインジ
エクシヨンして加炭する。 珪素添加工程11においては、溶銑が球状黒鉛
鋳鉄における珪素含有量になるように溶銑23中
に珪素を添加すする。この珪素添加工程11の際
には、同時に溶銑23を加熱する。つまり、予備
処理後の溶銑温度は約1260℃と低く、鋳造不能で
あるから、溶銑温度を鋳造可能な1450℃程度まで
上昇させる。珪素添加工程11の際に溶銑温度を
上昇させるためには、第5図に示すように、溶銑
23中にインジエクシヨンランス51を浸漬さ
せ、酸素吹込みランス52を溶銑23の直上に位
置させる。そして、インジエクシヨンランス51
からアルゴンガス等の溶銑に悪影響を及ぼさない
ガスにキヤリヤさせて粉粒状の金属珪素又はフエ
ロシリコン等の珪素源53をパウダインジエクシ
ヨンしつつ、ランス51から溶銑23中に酸素ガ
スを吹込む。この酸素ガスによりインジエクシヨ
ンされた珪素源53の一部を酸化させ、これによ
り生成された酸化珪素をスラグ54に移行させる
と共に、酸化しない珪素を溶銑中の成分とする。
そして、珪素の酸化熱により溶銑を上昇させる。
この場合に、溶銑23中の珪素濃度が0.5%より
も低ければ、溶銑の脱炭が促進され、鋳鉄に必要
な炭素量を維持することができない。即ち、珪素
濃度が高ければ供給された酸素が珪素の酸化に費
やされるが、珪素濃度が低い場合には炭素が酸化
されてしまい、その分加炭しなければならず極め
て効率が悪い。従つて、珪素添加工程11におい
て、溶銑23の珪素濃度が0.5%以上になるよう
に珪素源53の添加量調節する。なお、この工程
において更に溶銑温度を上昇させる場合には、例
えば、第6図に示すように、溶銑23上に浮遊す
るスラグ54に3本の電極63を浸漬させ、ガス
吹込みランス64を溶銑23中に浸漬させ、ラン
ス64からアルゴンガスを吹込んで溶銑23を撹
拌しつつ、電極63に通電して溶銑23を更に加
熱する。その後、酸化珪素を含有するスラグ54
を溶銑23上から除去する。 Mg添加工程12においては、珪素添加工程1
1が終了後、溶銑23を溶銑鍋27から取鍋に移
し換え、この取鍋内の溶銑にMgを添加する。な
お、Mgは容易に蒸発してしまうので、Mg添加
後は可及的速やかに次の鋳造工程13に供するこ
とが好ましい。 以上のような成分調整工程9により成分が調節
された溶銑は、例えば、第2表に示す組成を有し
ている。
【表】
このように成分調整された溶銑23は、鋳造工
程13に供される。鋳造工程13においては、公
知の鋳造技術により所望の形状を有する鋳型に溶
銑23を注入し、鋳型内でこの溶銑23を冷却凝
固させて所定形状の製品を製造する。 この実施例においては、以上説明したように、
珪素添加工程11において珪素濃度が0.5%以上
になるように珪素源53の供給量を調節するの
で、脱炭反応を抑制しつつ溶銑23中への珪素添
加及び溶銑23の加熱をすることができる。 なお、この発明はこの実施例に限定されること
なく種々変形可能である、例えば、この実施例で
は球状黒鉛鋳鉄を製造する場合について示した
が、これに限らず他の珪素含有鋳鉄を製造する場
合にも適用することができる。 [発明の効果] この発明によれば、珪素添加工程において、溶
銑の珪素濃度を0.5%以上に維持するので、溶銑
の脱炭反応を抑制することができる。このため、
溶銑の組成を所望の鋳鉄組成に維持することがで
き、また、鋳造温度を確保することができるの
で、鋳造が可能となる。以上のように、直接高炉
溶銑から鋳鉄を製造することができるが、ここの
高炉溶銑はそれ自体が安価であり、また、炭素含
有量も鋳鉄の範囲内であるから、極めて安価に鋳
鉄を製造することができる。しかも、溶銑を予備
処理してから鋳造するので、不純物を著しく減少
させることができ、製品の靭性を高めることがで
きる。このように、機械特性が良好な珪素含有鋳
鉄を安価に製造することができるので、この発明
は極めて利用価値が高い。
程13に供される。鋳造工程13においては、公
知の鋳造技術により所望の形状を有する鋳型に溶
銑23を注入し、鋳型内でこの溶銑23を冷却凝
固させて所定形状の製品を製造する。 この実施例においては、以上説明したように、
珪素添加工程11において珪素濃度が0.5%以上
になるように珪素源53の供給量を調節するの
で、脱炭反応を抑制しつつ溶銑23中への珪素添
加及び溶銑23の加熱をすることができる。 なお、この発明はこの実施例に限定されること
なく種々変形可能である、例えば、この実施例で
は球状黒鉛鋳鉄を製造する場合について示した
が、これに限らず他の珪素含有鋳鉄を製造する場
合にも適用することができる。 [発明の効果] この発明によれば、珪素添加工程において、溶
銑の珪素濃度を0.5%以上に維持するので、溶銑
の脱炭反応を抑制することができる。このため、
溶銑の組成を所望の鋳鉄組成に維持することがで
き、また、鋳造温度を確保することができるの
で、鋳造が可能となる。以上のように、直接高炉
溶銑から鋳鉄を製造することができるが、ここの
高炉溶銑はそれ自体が安価であり、また、炭素含
有量も鋳鉄の範囲内であるから、極めて安価に鋳
鉄を製造することができる。しかも、溶銑を予備
処理してから鋳造するので、不純物を著しく減少
させることができ、製品の靭性を高めることがで
きる。このように、機械特性が良好な珪素含有鋳
鉄を安価に製造することができるので、この発明
は極めて利用価値が高い。
第1図はこの発余の実施例の工程図、第2図は
鋳床脱珪設備の模式図、第3図は脱硫設備の模式
図、第4図は脱燐設備の模式図、第5図は珪素添
加設備の模式図、第6図は溶銑加熱設備の模式図
である。 1……予備処理工程、6……脱燐工程、9……
成分調整工程、11……珪素添加工程、13……
鋳造工程。
鋳床脱珪設備の模式図、第3図は脱硫設備の模式
図、第4図は脱燐設備の模式図、第5図は珪素添
加設備の模式図、第6図は溶銑加熱設備の模式図
である。 1……予備処理工程、6……脱燐工程、9……
成分調整工程、11……珪素添加工程、13……
鋳造工程。
Claims (1)
- 1 高炉溶銑を予備処理して溶銑中の不純物含有
量を低下させる予備処理工程と、予備処理溶銑の
成分を調整する成分調整工程と、溶銑を鋳型に供
給して所定形状に鋳造する鋳造工程とを有する珪
素含有鋳鉄の製造方法であつて、前記予備処理工
程は脱燐工程を有し、前記成分調整工程は珪素添
加工程を有し、この珪素添加工程は、金属珪素又
は非酸化珪素化合物及び酸素を溶銑中に供給して
珪素の酸化熱により溶銑を加熱すると共に、酸化
されない珪素を溶銑中の成分とし、その際の溶銑
の珪素濃度を0.5重量%以上に維持することを特
徴とする珪素含有鋳鉄の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18239087A JPS6428313A (en) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | Production of silicon-contained cast iron |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18239087A JPS6428313A (en) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | Production of silicon-contained cast iron |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6428313A JPS6428313A (en) | 1989-01-30 |
| JPH0459365B2 true JPH0459365B2 (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=16117480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18239087A Granted JPS6428313A (en) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | Production of silicon-contained cast iron |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6428313A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5587897A (en) * | 1993-12-27 | 1996-12-24 | Nec Corporation | Optimization device |
| US6063157A (en) * | 1997-11-06 | 2000-05-16 | Banerjee; Shilowbhadra | Process and an apparatus for removal of silicon, manganese, carbon and sulfur in a single reaction vessel |
| CN120060585A (zh) * | 2025-04-28 | 2025-05-30 | 沈阳亚特重型装备制造有限公司 | 一种将普通铁水冶炼形成球墨铸铁用铁水的方法 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP18239087A patent/JPS6428313A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6428313A (en) | 1989-01-30 |
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