JPH0460148B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0460148B2 JPH0460148B2 JP58139358A JP13935883A JPH0460148B2 JP H0460148 B2 JPH0460148 B2 JP H0460148B2 JP 58139358 A JP58139358 A JP 58139358A JP 13935883 A JP13935883 A JP 13935883A JP H0460148 B2 JPH0460148 B2 JP H0460148B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- blast furnace
- agent
- expansion pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
本発明は生石灰の水和に伴う膨張力を利用した
脆性物体の破壊剤の製造方法に関する。 従来コンクリート構造物や岩石を破壊する方法
としては、外部からの機械的衝撃による方法や火
薬等の爆発力を利用した方法が用いられている。
しかしながら、これらの方法は安全性や騒音、粉
じんあるいは振動等の公害、衛生上の問題点があ
り、この問題を解決するものとして膨張性破壊剤
を使用した静的破壊工法が多用されるようになつ
てきた。 この静的破壊工法に用いられる膨張性破壊剤
は、通常酸化カルシウムの水和に伴なう膨張力を
利用したものであつて、種々のタイプの破壊剤が
提案されている。 これらの破壊剤の中で酸化銅または酸化銅と酸
化鉄を含んだ酸化カルシウム焼結体を主成分とす
る破壊剤が早期に高い膨張圧を発現するものとし
て知られている。 しかしながら、該破壊剤は、酸化カルシウムの
水和が比較的短時間に起るため、水和熱の大量発
生による余剰水の蒸発が起り、その蒸気圧により
被破壊物体の充填孔から充填物が噴出することが
あり、また膨張圧の発現が比較的初期に集中して
起るため工事設計がやりにくいという欠点があつ
た。 本発明は、これらの欠点が改良され、膨張圧を
徐々にしかも直線的に発現させることができ、し
かも大きな最終膨張圧が得られる破壊剤に関する
ものである。 本発明の破壊剤は、焼成後の段階でCuOに換算
して0.1〜0.2wt%の銅化合物とFe2O3に換算して
25wt%以下の鉄化合物を含有するような割合で
銅化合物および鉄化合物を含む石灰質原料を焼結
して得た焼結体を粉砕した粉砕物100重量部に、
ブレーン比表面積2000〜8000cm2/gの高炉スラグ
粉末5〜50重量部を配合した脆性物体の破壊剤で
ある。 この種の破壊剤はその主成分である酸化カルシ
ウムの水和反応に伴なう膨張圧を利用して物体を
破壊するものであるが、その水和反応の速度は作
業時の温度により大巾な差があるため、使用温度
に応じて銅化合物、鉄化合物の添加量を変えて目
的に合つた反応速度、膨張圧が得られるよう調整
することが必要である。 本発明の破壊剤においては、銅化合物は焼結時
における酸化カルシウムの結晶成長を促進し、初
期の急激な水和反応を抑制するとともに施工時の
スラリーの流動性を改良する効果を有し、0.1wt
%未満では充分な効果が得られない0.2wt%を超
える必要はない。また鉄化合物は水和反応の抑制
作用を有し、銅化合物のみでは水和反応抑制効果
が不充分な高温での作業用に有効であるが25.0wt
%を超えると所定時間内に充分な膨張圧を得るこ
とが困難となる。 本発明の破壊剤の特徴の一つは、前記の銅およ
び鉄化合物を含む酸化カルシウム焼結体に対し高
炉スラグの粉末を添加したことにある。高炉スラ
グ粉末を添加することにより早期の膨張圧発現が
抑制され、第2,3図に示したように膨張圧は
徐々に、しかも直線に近い形で発現し、しかも最
終的には無添加の場合に比較してより大きな膨張
圧を得ることができる。スラグの添加量は破壊剤
の使用目的、使用条件等に合せて要求される破壊
剤の性能により適宜定めるられるが、通常スラグ
以外の成分100重量部に対し5〜50重量部、好ま
しくは5〜30重量部が適当である。5重量部未満
では効果が小さく、50重量部を超えると充分な膨
張圧が得られなくなる。また使用するスラグ粉末
は細かい方が効果が大きいが、粉砕にエネルギー
を要するのでプレーン比表面積で2000〜8000cm2/
gが実用的である。ここで使用する高炉スラグと
しては鉄鋼の高炉から発生するスラグを水冷した
急冷スラグが適している。高炉スラグ粉末の添加
は、膨張圧発現の制御のほか、作業時のスラリー
の流動性改良などの作業性の改善ならびに製造コ
ストの低減にも効果がある。 本発明の破壊剤は前記の主成分を混合し、さら
に必要により減水剤、流動化剤等を配合して製品
とする。また破壊剤の自硬性を増加させ、水和反
応に伴なう膨張圧発現と強度発現のタイミングを
調節するため石こうを添加してもよい。石こうの
添加量は、高炉スラグ粉末を添加する前の構成成
分100重量部に対し30重量部以下であり、30重量
部を超えるときは膨張圧の著じい低下等の欠陥を
生ずる。 本発明の破壊剤は、膨張圧の発現が緩かでしか
も直線的に増大するので施工条件の設定が容易で
あり、また成分の調整により任意の速度で膨張圧
を発現させることができる。さらに施工時のスラ
リーの流動性など作業性が改善されるほか、安価
な原料である高炉スラグが利用できるので製造コ
ストの低減が可能である。 次に本発明の破壊剤を実施例により具体的に説
明する。 なお実施例中の膨張圧は次の方法により測定し
た。 〔膨張圧の測定方法) 膨張圧は第1図に示す装置を用いて測定した。
第1図においてAは内径36mm、厚さ17mm、高さ
150mmの鋼管で側面から圧力変換器Bが挿入され
ており、そのヘツドは鋼管の内壁に通している。
破壊300gを90gの水で練つたサンプルを鋼管に
充填し所定温度でその膨張圧を測定する。 実施例 1 石灰石100重量部に酸化銅0.08重量部を加えて
混合、粉砕し、1200℃で2時間焼成後冷却し、プ
レーン比表面積2500cm2/gの粉末度に粉砕した。
この粉砕品100重量部に石こう1重量部を加え、
さらに所定粉末度に粉砕した高炉スラグ20重量部
を配合して混合し製品とした。これらの製品につ
いて膨張圧の発現状況を測定結果を表−1および
第2図に示す。
脆性物体の破壊剤の製造方法に関する。 従来コンクリート構造物や岩石を破壊する方法
としては、外部からの機械的衝撃による方法や火
薬等の爆発力を利用した方法が用いられている。
しかしながら、これらの方法は安全性や騒音、粉
じんあるいは振動等の公害、衛生上の問題点があ
り、この問題を解決するものとして膨張性破壊剤
を使用した静的破壊工法が多用されるようになつ
てきた。 この静的破壊工法に用いられる膨張性破壊剤
は、通常酸化カルシウムの水和に伴なう膨張力を
利用したものであつて、種々のタイプの破壊剤が
提案されている。 これらの破壊剤の中で酸化銅または酸化銅と酸
化鉄を含んだ酸化カルシウム焼結体を主成分とす
る破壊剤が早期に高い膨張圧を発現するものとし
て知られている。 しかしながら、該破壊剤は、酸化カルシウムの
水和が比較的短時間に起るため、水和熱の大量発
生による余剰水の蒸発が起り、その蒸気圧により
被破壊物体の充填孔から充填物が噴出することが
あり、また膨張圧の発現が比較的初期に集中して
起るため工事設計がやりにくいという欠点があつ
た。 本発明は、これらの欠点が改良され、膨張圧を
徐々にしかも直線的に発現させることができ、し
かも大きな最終膨張圧が得られる破壊剤に関する
ものである。 本発明の破壊剤は、焼成後の段階でCuOに換算
して0.1〜0.2wt%の銅化合物とFe2O3に換算して
25wt%以下の鉄化合物を含有するような割合で
銅化合物および鉄化合物を含む石灰質原料を焼結
して得た焼結体を粉砕した粉砕物100重量部に、
ブレーン比表面積2000〜8000cm2/gの高炉スラグ
粉末5〜50重量部を配合した脆性物体の破壊剤で
ある。 この種の破壊剤はその主成分である酸化カルシ
ウムの水和反応に伴なう膨張圧を利用して物体を
破壊するものであるが、その水和反応の速度は作
業時の温度により大巾な差があるため、使用温度
に応じて銅化合物、鉄化合物の添加量を変えて目
的に合つた反応速度、膨張圧が得られるよう調整
することが必要である。 本発明の破壊剤においては、銅化合物は焼結時
における酸化カルシウムの結晶成長を促進し、初
期の急激な水和反応を抑制するとともに施工時の
スラリーの流動性を改良する効果を有し、0.1wt
%未満では充分な効果が得られない0.2wt%を超
える必要はない。また鉄化合物は水和反応の抑制
作用を有し、銅化合物のみでは水和反応抑制効果
が不充分な高温での作業用に有効であるが25.0wt
%を超えると所定時間内に充分な膨張圧を得るこ
とが困難となる。 本発明の破壊剤の特徴の一つは、前記の銅およ
び鉄化合物を含む酸化カルシウム焼結体に対し高
炉スラグの粉末を添加したことにある。高炉スラ
グ粉末を添加することにより早期の膨張圧発現が
抑制され、第2,3図に示したように膨張圧は
徐々に、しかも直線に近い形で発現し、しかも最
終的には無添加の場合に比較してより大きな膨張
圧を得ることができる。スラグの添加量は破壊剤
の使用目的、使用条件等に合せて要求される破壊
剤の性能により適宜定めるられるが、通常スラグ
以外の成分100重量部に対し5〜50重量部、好ま
しくは5〜30重量部が適当である。5重量部未満
では効果が小さく、50重量部を超えると充分な膨
張圧が得られなくなる。また使用するスラグ粉末
は細かい方が効果が大きいが、粉砕にエネルギー
を要するのでプレーン比表面積で2000〜8000cm2/
gが実用的である。ここで使用する高炉スラグと
しては鉄鋼の高炉から発生するスラグを水冷した
急冷スラグが適している。高炉スラグ粉末の添加
は、膨張圧発現の制御のほか、作業時のスラリー
の流動性改良などの作業性の改善ならびに製造コ
ストの低減にも効果がある。 本発明の破壊剤は前記の主成分を混合し、さら
に必要により減水剤、流動化剤等を配合して製品
とする。また破壊剤の自硬性を増加させ、水和反
応に伴なう膨張圧発現と強度発現のタイミングを
調節するため石こうを添加してもよい。石こうの
添加量は、高炉スラグ粉末を添加する前の構成成
分100重量部に対し30重量部以下であり、30重量
部を超えるときは膨張圧の著じい低下等の欠陥を
生ずる。 本発明の破壊剤は、膨張圧の発現が緩かでしか
も直線的に増大するので施工条件の設定が容易で
あり、また成分の調整により任意の速度で膨張圧
を発現させることができる。さらに施工時のスラ
リーの流動性など作業性が改善されるほか、安価
な原料である高炉スラグが利用できるので製造コ
ストの低減が可能である。 次に本発明の破壊剤を実施例により具体的に説
明する。 なお実施例中の膨張圧は次の方法により測定し
た。 〔膨張圧の測定方法) 膨張圧は第1図に示す装置を用いて測定した。
第1図においてAは内径36mm、厚さ17mm、高さ
150mmの鋼管で側面から圧力変換器Bが挿入され
ており、そのヘツドは鋼管の内壁に通している。
破壊300gを90gの水で練つたサンプルを鋼管に
充填し所定温度でその膨張圧を測定する。 実施例 1 石灰石100重量部に酸化銅0.08重量部を加えて
混合、粉砕し、1200℃で2時間焼成後冷却し、プ
レーン比表面積2500cm2/gの粉末度に粉砕した。
この粉砕品100重量部に石こう1重量部を加え、
さらに所定粉末度に粉砕した高炉スラグ20重量部
を配合して混合し製品とした。これらの製品につ
いて膨張圧の発現状況を測定結果を表−1および
第2図に示す。
【表】
実施例 2
実施例1の酸化銅0.08重量部の代りに酸化銅
0.08重量部および酸化鉄0.6重量部を使用して同
様に操作して破壊剤を製造し、それらのサンプル
について膨張圧の発現状況を測定した結果を表−
2および第3図に示す。
0.08重量部および酸化鉄0.6重量部を使用して同
様に操作して破壊剤を製造し、それらのサンプル
について膨張圧の発現状況を測定した結果を表−
2および第3図に示す。
【表】
実施例 3
実施例1と同様の方法で、高炉スラグの使用量
のみを変えて破壊剤を製造し、高炉スラグ添加量
の影響を調べた結果を表−3に示す。なお高炉ス
ラグはプレーン比表面積6000cm2/gの粉末度のも
のを使用した。
のみを変えて破壊剤を製造し、高炉スラグ添加量
の影響を調べた結果を表−3に示す。なお高炉ス
ラグはプレーン比表面積6000cm2/gの粉末度のも
のを使用した。
【表】
【表】
実施例 4
粉砕した石灰石100重量部に所定量の酸化銅お
よび酸化鉄を加えて混合したものを成型し、1200
℃で2時間焼成したのち冷却し、プレーン比表面
積2500cm2/gの粉末度に粉砕した。この粉砕品
100重量部に所定量の石こう、プレーン比表面積
6000cm2/gに粉砕した高炉スラグ粉末および減水
剤を混合し製品とした。これらの製品について膨
張圧の発現状況を測定した結果を表−4に示す。
各々の成分量を調整することにより各温度での作
業に適した性能を有する破壊剤が得られることが
わかる。
よび酸化鉄を加えて混合したものを成型し、1200
℃で2時間焼成したのち冷却し、プレーン比表面
積2500cm2/gの粉末度に粉砕した。この粉砕品
100重量部に所定量の石こう、プレーン比表面積
6000cm2/gに粉砕した高炉スラグ粉末および減水
剤を混合し製品とした。これらの製品について膨
張圧の発現状況を測定した結果を表−4に示す。
各々の成分量を調整することにより各温度での作
業に適した性能を有する破壊剤が得られることが
わかる。
第1図は本発明の破壊剤の膨張圧を測定する膨
張圧測定器の斜視図である。第1図においてAは
測定容器、Bは圧力変換器を表す。第2図、第3
図はそれぞれ実施例1および実施例2の破壊剤の
膨張圧発現状況を示すグラフである。
張圧測定器の斜視図である。第1図においてAは
測定容器、Bは圧力変換器を表す。第2図、第3
図はそれぞれ実施例1および実施例2の破壊剤の
膨張圧発現状況を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 焼成後の段階でCuOに換算して0.1〜0.2wt%
の銅化合物を含有し、かつFe2O3に換算して25wt
%以下の鉄化合物を含有するか又は含有しない石
灰質原料を焼成して得た焼結体を粉砕した粉砕物
100重量部に、ブレーン比表面積2000〜8000cm2/
gの高炉スラグ粉末5〜50重量部を配合したこと
を特徴とする脆性物体の破壊剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13935883A JPS6032878A (ja) | 1983-08-01 | 1983-08-01 | スラグを配合した脆性物体の破壊剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13935883A JPS6032878A (ja) | 1983-08-01 | 1983-08-01 | スラグを配合した脆性物体の破壊剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6032878A JPS6032878A (ja) | 1985-02-20 |
| JPH0460148B2 true JPH0460148B2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=15243464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13935883A Granted JPS6032878A (ja) | 1983-08-01 | 1983-08-01 | スラグを配合した脆性物体の破壊剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032878A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6420677A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-24 | Agency Ind Science Techn | Manufacture of josephson junction |
-
1983
- 1983-08-01 JP JP13935883A patent/JPS6032878A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6032878A (ja) | 1985-02-20 |
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