JPH0461895B2 - - Google Patents
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- JPH0461895B2 JPH0461895B2 JP59051528A JP5152884A JPH0461895B2 JP H0461895 B2 JPH0461895 B2 JP H0461895B2 JP 59051528 A JP59051528 A JP 59051528A JP 5152884 A JP5152884 A JP 5152884A JP H0461895 B2 JPH0461895 B2 JP H0461895B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- foam
- expandable
- conductive substance
- expandable particles
- Prior art date
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
本発明は、電磁波吸収材、導電性緩衝材等種々
の用途に利用できる導電特性及び誘電特性にすぐ
れた熱可塑性プラスチツク発泡性粒子及びそれか
らなる発泡体に関するものである。 従来、導電性を有する発泡体としては、(1)カー
ボンブラツクを添加した硬質又は軟質のウレタン
発泡体が実用に供されており、又、(2)スチレン系
樹脂粒子にカーボンブラツクを混合した後ビニル
系モノマーを滴下重合させ、次いで発泡剤を含浸
したスチレン系発泡体や、(3)導電性物質と高分子
化合物エマルジヨンと分散剤を水に分散させた分
散液を予備発泡粒子表面に塗布したポリオレフイ
ン系発泡体が提案されている。 しかし、(1)はカーボンブラツクの添加量に限度
があり、(2)はビニル系モノマーの重合工程を必要
とし、(3)は分散液の濃度、ひいては導電性物質塗
布量に限界がある、等の問題を有している。更
に、かかる方法により得られた発泡体の導電性
は、最良のものでも表面電気抵抗が104Ωのオー
ダーであり、必ずしも種々の使用目的にかなうも
のではない。 又、誘電性を有する発泡体としては、従来、ス
チレン系発泡体表面に墨汁等カーボン系塗料を塗
布したものや発泡フエライト焼結体等が試作され
ているが、性能面及び価格面で必ずしも満足でき
るものではない。 本発明は、かかる実情に鑑み鋭意研究の結果、
熱可塑性プラスチツク予備発泡粒子の表面に、特
定の展着剤を介して黒鉛粉末、カーボンブラツク
及び炭素繊維の混合物を展着することによりすぐ
れた導電性及び誘電性を有する発泡性粒子及びそ
れからなる発泡体を安価に提供するものである。 すなわち、本発明の第1は、熱可塑性プラスチ
ツク発泡粒子の表面に黒鉛粉末、カーボンブラツ
ク及び炭素繊維の混合物からなる導電性物質を展
着してなる導電性及び誘電性を有する発泡性粒
子、本発明の第2は熱可塑性プラスチツク発泡性
粒子を金型内で加熱融着してなる発泡体であつ
て、該発泡体を構成する発泡粒子の表面が黒鉛粉
末、カーボンブラツク及び炭素繊維の混合物から
なる導電性物質により展着された構造の導電性及
び誘電性を有する発泡体を内容とするものであ
る。 本発明で使用する熱可塑性プラスチツクとして
は、スチレン系、オレフイン系プラスチツク等が
あげられる。スチレン系プラスチツクとしては、
スチレン、α−メチルスチレン、エチルスチレ
ン、クロルスチレン、ブロムスチレン、ビニルト
ルエン等の重合体、又はこれらビニル芳香族モノ
マーを50重量%以上含有する共重合体等があげら
れる。スチレン系プラスチツクは粒径0.3〜3mm
の粒子であることが好ましく、常法によりプロパ
ン、ブタン、フロン等の発泡剤を含浸させたもの
を5〜60倍、好ましくは30〜50倍に予備発泡して
用いる。又、オレフイン系プラスチツクとして
は、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン
等の重合体、又はこれらオレフイン系モノマーを
50重合%以上含有する共重合体があげられ、これ
らは架橋構造を有していてもさしつかえない。オ
レフイン系プラスチツクの場合粒径0.3〜6mmの
粒子であることが好ましく、常法によりプロパ
ン、ブタン、フロン等の発泡剤を含浸させたもの
を5〜100倍、好ましくは10〜50倍に予備発泡し
て用いる。 本発明で使用する導電性物質としては、黒鉛粉
末、カーボンブラツク及び炭素繊維からなる混合
物が用いられる。 黒鉛粉末は天然、人造のいずれでもよいが鱗片
状のものが好ましく、その粒径は0.1〜50μのもの
が好適に用いられる。カーボンブラツクとしては
一般的なもの、熱処理等の処理を施したもの等を
適宜選択使用できるが、特に〓ケツチエンブラツ
ク(商品名、ライオン・アクゾー株製)〓が好適
である。又、炭素繊維としては直径1〜10μ長さ
0.1〜3mmのものが適当である。黒鉛粉末、カー
ボンブラツク及び炭素繊維の混合比率は特に限定
されないが、重量比で1対1対1〜10対1対1の
範囲が好適である。 導電性物質の展着量は、少な過ぎると導電性能
が不十分となり、反対に多過ぎると成形品密度が
高くなり、又、導電性物質が高価なため経済的で
なくおのずと限界がある。例えばプラスチツク発
泡粒子全表面積1m2当たり6〜30gの範囲が適当
であり、より好ましくは7〜20g、更に好ましく
は7〜15g程度である。 本発明で使用するエマルジヨンとしては有機高
分子エマルジヨンが好適で、例えばアクリル系、
スチレン・アクリル系、酢酸ビニル系、エチレ
ン・酢酸ビニル系等市販のものが用いられる。 導電性物質とエマルジヨンの使用比率は、導電
性物質の比率が大き過ぎると成形品の発泡粒子相
互融着性が悪くなり、反対にエマルジヨン比率が
大き過ぎると導電性能が低下するので、重量比で
3対1〜1対3の範囲(但し、エマルジヨンは固
形分換算)で選択される。 上記の如くして得られた熱可塑性プラスチツク
発泡性粒子を加熱・融着して得られた発泡体は該
発泡体を構成する発泡粒子の表面が上記混合物か
らなる導電性物質により展着された構造からな
る。即ち、該発泡体を形成する粒子の融着面に上
記混合物からなる導電性物質が展着された構造と
なる。 本発明の発泡性粒子は、例えば(1)熱可塑性プラ
スチツク粒子の常法による予備発泡、(2)予備発泡
粒子表面へのエマルジヨンの付着、(3)導電性物質
の展着、(4)乾燥により得られ、発泡体は更に(5)発
泡性粒子の成形用金型への充填と常法による成形
により得られる。 (2)の工程におけるエマルジヨンの付着はミキサ
ー、ブレンダー等を用い、予備発泡粒子上に市販
のエマルジヨンを希釈することなくそのまま滴下
しつつ混合することにより行われる。 (3)の工程はエマルジヨン付着作業の終了後、直
ちに導電性物質を少量ずつ添加し混合することに
より行われる。この工程はエマルジヨンが乾燥固
化する前に、即ち液状である間に、粉末状の導電
性物質を徐々に添加し展着させるもので、外表面
に近いほど導電物質濃度の大きな展着予備発泡粒
子が得られる。黒鉛粉末、カーボンブラツク及び
炭素繊維の混合物からなる混合物は、予めよく混
合しておくのがよい。 (4)の工程はエマルジヨン中の水分を蒸発させ、
エマルジヨン樹脂粒子の保護コロイド膜を破壊し
て連続皮膜を形成させ、導電性物質を予備発泡粒
子表面に強固に接着させるものである。特にこの
工程では、導電性物質を展着した未乾燥予備発泡
粒子を流動、振動、かきまぜ等により動かし解し
つつ乾燥することにより、予備発泡粒子相互のブ
ロツキングを防止することができる。 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさら
に詳しく説明するが、本発明はこれらにより何ら
制限をうけないことは云うまでもない。 実施例 1 平均粒径0.8mmの球状の発泡ポリスチレン粒子
〔鐘淵化学工業(株)製、商品名〓カネパールGB〓〕
を水蒸気で加熱し、発泡倍率50倍の予備発泡粒子
を得た。 この粒子300gをミキサーに入れ、ミキサーを
回転しつつ、スチレン・アクリル系エマルジヨン
〔カネボウ・エヌエスシー(株)製、商品名〓ヨドゾ
ールGF−1〓、固型分46重量%〕490gを徐々に滴
下し、予備発泡粒子表面にエマルジヨンを付着さ
せた。別に、天然鱗片状黒鉛粉末〔日本黒鉛工業
(株)製、商品名〓CSPE〓粒度範囲1〜15μ〕135g
と〓ケツチエンブラツク〓45g及び炭素繊維〔東
邦レーヨン(株)製、商品名「CFミルドフアイバー」
直径7μ長さ0.2〜0.3mm〕45gを予め混合しておき、
ミキサーを回転しつつ、エマルジヨン付着予備発
泡粒子上に徐々に添加し、導電性物質展着粒子を
得た。この粒子の導電性物質展着量は約8.5g/m2
であつた。 次いで、この粒子をミキサーから取出し、ポリ
エチレンフイルム上にひろげ、ヘラで時々かきま
ぜながら室温下で乾燥させた。5時間後にほぼ乾
燥状態に達し、そのまま一夜放置した。 上記の如くして得られた乾燥粒子を用い、通常
の発泡スチレン成形機により600×370×55mmの板
を成形した。この板は粒子の融着が完全で密度が
49g/であつた。この板の電気抵抗、誘電特
性、圧縮特性、熱伝導率を第1表に示した。 実施例 2 実施例1の条件のうち、エマルジヨンを酢酸ビ
ニル系〔ダイセル化学工業(株)製、商品名「セビア
ンA22126」、固型分40重量%〕560gに変更した以
外は実施例1と同様にして、粒子の融着が完全で
密度が47g/の板を成形した。この板の電気抵
抗、誘電特性等を第1表に示した。 尚、粒子の導電性物質展着量は実施例1と同じ
であつた。 実施例 3 導電性物質として、粒径の異なる天然燐片状黒
鉛粉末を3種併用〔日本カーボン(株)製、商品名
「R−1」粒度範囲1〜44μを45g、日本黒鉛工
業(株)製、商品名「CSPE」粒度範囲1〜15μを
45g、日本黒鉛工業(株)製、商品名「CSSP」粒
度範囲0.1〜5μを45g〕し、これに「ケツチエンブ
ラツク」45g及び「CFミルドフアイバー」45gを
混合したものを用いた以外は実施例1と同様にし
て粒子の融着が完全で密度が50g/の板を成形
した。この板の電気抵抗、誘電特性等を第1表に
示した。 尚、粒子の導電性物質展着量は実施例1と同じ
であつた。 比較例 1 導電性物質として、「CSPE」169gと「ケツチ
エンブラツク」56gを混合使用し炭素繊維は用い
ずにその他の条件を実施例1と同様にして粒子の
融着が完全で密度が43g/の板を成形した。こ
の板の電気抵抗、誘電特性等は第1表のようであ
つた。 尚、粒子の導電性物質展着量は実施例1と同じ
であつた。 比較例 2 「カネパールGB」を発泡倍率50倍の予備発泡
粒子とし、導電性物質を展着せずに600×370×50
mmの板を成形した。この板は密度が21g/であ
り、電気抵抗、誘電特性は第1表のようであつ
た。
の用途に利用できる導電特性及び誘電特性にすぐ
れた熱可塑性プラスチツク発泡性粒子及びそれか
らなる発泡体に関するものである。 従来、導電性を有する発泡体としては、(1)カー
ボンブラツクを添加した硬質又は軟質のウレタン
発泡体が実用に供されており、又、(2)スチレン系
樹脂粒子にカーボンブラツクを混合した後ビニル
系モノマーを滴下重合させ、次いで発泡剤を含浸
したスチレン系発泡体や、(3)導電性物質と高分子
化合物エマルジヨンと分散剤を水に分散させた分
散液を予備発泡粒子表面に塗布したポリオレフイ
ン系発泡体が提案されている。 しかし、(1)はカーボンブラツクの添加量に限度
があり、(2)はビニル系モノマーの重合工程を必要
とし、(3)は分散液の濃度、ひいては導電性物質塗
布量に限界がある、等の問題を有している。更
に、かかる方法により得られた発泡体の導電性
は、最良のものでも表面電気抵抗が104Ωのオー
ダーであり、必ずしも種々の使用目的にかなうも
のではない。 又、誘電性を有する発泡体としては、従来、ス
チレン系発泡体表面に墨汁等カーボン系塗料を塗
布したものや発泡フエライト焼結体等が試作され
ているが、性能面及び価格面で必ずしも満足でき
るものではない。 本発明は、かかる実情に鑑み鋭意研究の結果、
熱可塑性プラスチツク予備発泡粒子の表面に、特
定の展着剤を介して黒鉛粉末、カーボンブラツク
及び炭素繊維の混合物を展着することによりすぐ
れた導電性及び誘電性を有する発泡性粒子及びそ
れからなる発泡体を安価に提供するものである。 すなわち、本発明の第1は、熱可塑性プラスチ
ツク発泡粒子の表面に黒鉛粉末、カーボンブラツ
ク及び炭素繊維の混合物からなる導電性物質を展
着してなる導電性及び誘電性を有する発泡性粒
子、本発明の第2は熱可塑性プラスチツク発泡性
粒子を金型内で加熱融着してなる発泡体であつ
て、該発泡体を構成する発泡粒子の表面が黒鉛粉
末、カーボンブラツク及び炭素繊維の混合物から
なる導電性物質により展着された構造の導電性及
び誘電性を有する発泡体を内容とするものであ
る。 本発明で使用する熱可塑性プラスチツクとして
は、スチレン系、オレフイン系プラスチツク等が
あげられる。スチレン系プラスチツクとしては、
スチレン、α−メチルスチレン、エチルスチレ
ン、クロルスチレン、ブロムスチレン、ビニルト
ルエン等の重合体、又はこれらビニル芳香族モノ
マーを50重量%以上含有する共重合体等があげら
れる。スチレン系プラスチツクは粒径0.3〜3mm
の粒子であることが好ましく、常法によりプロパ
ン、ブタン、フロン等の発泡剤を含浸させたもの
を5〜60倍、好ましくは30〜50倍に予備発泡して
用いる。又、オレフイン系プラスチツクとして
は、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン
等の重合体、又はこれらオレフイン系モノマーを
50重合%以上含有する共重合体があげられ、これ
らは架橋構造を有していてもさしつかえない。オ
レフイン系プラスチツクの場合粒径0.3〜6mmの
粒子であることが好ましく、常法によりプロパ
ン、ブタン、フロン等の発泡剤を含浸させたもの
を5〜100倍、好ましくは10〜50倍に予備発泡し
て用いる。 本発明で使用する導電性物質としては、黒鉛粉
末、カーボンブラツク及び炭素繊維からなる混合
物が用いられる。 黒鉛粉末は天然、人造のいずれでもよいが鱗片
状のものが好ましく、その粒径は0.1〜50μのもの
が好適に用いられる。カーボンブラツクとしては
一般的なもの、熱処理等の処理を施したもの等を
適宜選択使用できるが、特に〓ケツチエンブラツ
ク(商品名、ライオン・アクゾー株製)〓が好適
である。又、炭素繊維としては直径1〜10μ長さ
0.1〜3mmのものが適当である。黒鉛粉末、カー
ボンブラツク及び炭素繊維の混合比率は特に限定
されないが、重量比で1対1対1〜10対1対1の
範囲が好適である。 導電性物質の展着量は、少な過ぎると導電性能
が不十分となり、反対に多過ぎると成形品密度が
高くなり、又、導電性物質が高価なため経済的で
なくおのずと限界がある。例えばプラスチツク発
泡粒子全表面積1m2当たり6〜30gの範囲が適当
であり、より好ましくは7〜20g、更に好ましく
は7〜15g程度である。 本発明で使用するエマルジヨンとしては有機高
分子エマルジヨンが好適で、例えばアクリル系、
スチレン・アクリル系、酢酸ビニル系、エチレ
ン・酢酸ビニル系等市販のものが用いられる。 導電性物質とエマルジヨンの使用比率は、導電
性物質の比率が大き過ぎると成形品の発泡粒子相
互融着性が悪くなり、反対にエマルジヨン比率が
大き過ぎると導電性能が低下するので、重量比で
3対1〜1対3の範囲(但し、エマルジヨンは固
形分換算)で選択される。 上記の如くして得られた熱可塑性プラスチツク
発泡性粒子を加熱・融着して得られた発泡体は該
発泡体を構成する発泡粒子の表面が上記混合物か
らなる導電性物質により展着された構造からな
る。即ち、該発泡体を形成する粒子の融着面に上
記混合物からなる導電性物質が展着された構造と
なる。 本発明の発泡性粒子は、例えば(1)熱可塑性プラ
スチツク粒子の常法による予備発泡、(2)予備発泡
粒子表面へのエマルジヨンの付着、(3)導電性物質
の展着、(4)乾燥により得られ、発泡体は更に(5)発
泡性粒子の成形用金型への充填と常法による成形
により得られる。 (2)の工程におけるエマルジヨンの付着はミキサ
ー、ブレンダー等を用い、予備発泡粒子上に市販
のエマルジヨンを希釈することなくそのまま滴下
しつつ混合することにより行われる。 (3)の工程はエマルジヨン付着作業の終了後、直
ちに導電性物質を少量ずつ添加し混合することに
より行われる。この工程はエマルジヨンが乾燥固
化する前に、即ち液状である間に、粉末状の導電
性物質を徐々に添加し展着させるもので、外表面
に近いほど導電物質濃度の大きな展着予備発泡粒
子が得られる。黒鉛粉末、カーボンブラツク及び
炭素繊維の混合物からなる混合物は、予めよく混
合しておくのがよい。 (4)の工程はエマルジヨン中の水分を蒸発させ、
エマルジヨン樹脂粒子の保護コロイド膜を破壊し
て連続皮膜を形成させ、導電性物質を予備発泡粒
子表面に強固に接着させるものである。特にこの
工程では、導電性物質を展着した未乾燥予備発泡
粒子を流動、振動、かきまぜ等により動かし解し
つつ乾燥することにより、予備発泡粒子相互のブ
ロツキングを防止することができる。 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさら
に詳しく説明するが、本発明はこれらにより何ら
制限をうけないことは云うまでもない。 実施例 1 平均粒径0.8mmの球状の発泡ポリスチレン粒子
〔鐘淵化学工業(株)製、商品名〓カネパールGB〓〕
を水蒸気で加熱し、発泡倍率50倍の予備発泡粒子
を得た。 この粒子300gをミキサーに入れ、ミキサーを
回転しつつ、スチレン・アクリル系エマルジヨン
〔カネボウ・エヌエスシー(株)製、商品名〓ヨドゾ
ールGF−1〓、固型分46重量%〕490gを徐々に滴
下し、予備発泡粒子表面にエマルジヨンを付着さ
せた。別に、天然鱗片状黒鉛粉末〔日本黒鉛工業
(株)製、商品名〓CSPE〓粒度範囲1〜15μ〕135g
と〓ケツチエンブラツク〓45g及び炭素繊維〔東
邦レーヨン(株)製、商品名「CFミルドフアイバー」
直径7μ長さ0.2〜0.3mm〕45gを予め混合しておき、
ミキサーを回転しつつ、エマルジヨン付着予備発
泡粒子上に徐々に添加し、導電性物質展着粒子を
得た。この粒子の導電性物質展着量は約8.5g/m2
であつた。 次いで、この粒子をミキサーから取出し、ポリ
エチレンフイルム上にひろげ、ヘラで時々かきま
ぜながら室温下で乾燥させた。5時間後にほぼ乾
燥状態に達し、そのまま一夜放置した。 上記の如くして得られた乾燥粒子を用い、通常
の発泡スチレン成形機により600×370×55mmの板
を成形した。この板は粒子の融着が完全で密度が
49g/であつた。この板の電気抵抗、誘電特
性、圧縮特性、熱伝導率を第1表に示した。 実施例 2 実施例1の条件のうち、エマルジヨンを酢酸ビ
ニル系〔ダイセル化学工業(株)製、商品名「セビア
ンA22126」、固型分40重量%〕560gに変更した以
外は実施例1と同様にして、粒子の融着が完全で
密度が47g/の板を成形した。この板の電気抵
抗、誘電特性等を第1表に示した。 尚、粒子の導電性物質展着量は実施例1と同じ
であつた。 実施例 3 導電性物質として、粒径の異なる天然燐片状黒
鉛粉末を3種併用〔日本カーボン(株)製、商品名
「R−1」粒度範囲1〜44μを45g、日本黒鉛工
業(株)製、商品名「CSPE」粒度範囲1〜15μを
45g、日本黒鉛工業(株)製、商品名「CSSP」粒
度範囲0.1〜5μを45g〕し、これに「ケツチエンブ
ラツク」45g及び「CFミルドフアイバー」45gを
混合したものを用いた以外は実施例1と同様にし
て粒子の融着が完全で密度が50g/の板を成形
した。この板の電気抵抗、誘電特性等を第1表に
示した。 尚、粒子の導電性物質展着量は実施例1と同じ
であつた。 比較例 1 導電性物質として、「CSPE」169gと「ケツチ
エンブラツク」56gを混合使用し炭素繊維は用い
ずにその他の条件を実施例1と同様にして粒子の
融着が完全で密度が43g/の板を成形した。こ
の板の電気抵抗、誘電特性等は第1表のようであ
つた。 尚、粒子の導電性物質展着量は実施例1と同じ
であつた。 比較例 2 「カネパールGB」を発泡倍率50倍の予備発泡
粒子とし、導電性物質を展着せずに600×370×50
mmの板を成形した。この板は密度が21g/であ
り、電気抵抗、誘電特性は第1表のようであつ
た。
【表】
実施例 4
密度0.924g/cm3、MI値1.5、平均粒径1.3mmの低
密度ポリエチレン粒子をパーオキサイド架橋によ
り架橋度50%の架橋ポリエチレンとした後、60℃
の飽和フロン12(CCl2F2)ガス中に60分放置して
フロン12を含浸させた。この架橋発泡性ポリエチ
レン粒子を水蒸気で加熱し、発泡倍率35倍の予備
発泡粒子を得た。 この粒子300gをミキサーに入れ、ミキサーを
回転しつつ、スチレン・アクリル系エマルジヨン
〔カネボウ・エヌエスシー(株)製、商品名〓ヨドゾ
ールGF−1〓、固型分46重量%〕490gを徐々に滴
下し、予備発泡粒子表面にエマルジヨンを付着さ
せた。別に、天然鱗片状黒鉛粉末〔日本黒鉛工業
(株)製、商品名〓CSPE〓粒度範囲1〜15μ〕135g
と〓ケツチエンブラツク〓45g及び炭素繊維〔東
邦レーヨン(株)製、商品名「CFミルドフアイバー」
直径7μ長さ0.2〜0.3mm〕45gを予め混合しておき、
ミキサーを回転しつつ。エマルジヨン付着予備発
泡粒子上に徐々に添加し、導電性物質展着粒子を
得た。この粒子の導電性物質展着量は約8.5g/m2
であつた。 次いで、この粒子をミキサーから取出し、ポリ
エチレンフイルム上にひろげ、ヘラで時々かきま
ぜながら室温下で乾燥させた。5時間後にほぼ乾
燥状態に達し、そのまま一夜放置した。 上記の如くして得られた乾燥粒子を用い、通常
の発泡ポリスチレン成形機により600×370×50mm
の板を成形した。この板は粒子の融着が完全で密
度が60g/であつた。この板の電気抵抗、誘電
特性、圧縮特性、熱伝導率を第2表に示した。 比較例 3 実施例4の架橋ポリエチレン予備発泡粒子を用
い、導電性物質を展着せずに密度が32g/の板
を成形した。 この板の電気抵抗、誘電特性等は第2表の通り
であつた。
密度ポリエチレン粒子をパーオキサイド架橋によ
り架橋度50%の架橋ポリエチレンとした後、60℃
の飽和フロン12(CCl2F2)ガス中に60分放置して
フロン12を含浸させた。この架橋発泡性ポリエチ
レン粒子を水蒸気で加熱し、発泡倍率35倍の予備
発泡粒子を得た。 この粒子300gをミキサーに入れ、ミキサーを
回転しつつ、スチレン・アクリル系エマルジヨン
〔カネボウ・エヌエスシー(株)製、商品名〓ヨドゾ
ールGF−1〓、固型分46重量%〕490gを徐々に滴
下し、予備発泡粒子表面にエマルジヨンを付着さ
せた。別に、天然鱗片状黒鉛粉末〔日本黒鉛工業
(株)製、商品名〓CSPE〓粒度範囲1〜15μ〕135g
と〓ケツチエンブラツク〓45g及び炭素繊維〔東
邦レーヨン(株)製、商品名「CFミルドフアイバー」
直径7μ長さ0.2〜0.3mm〕45gを予め混合しておき、
ミキサーを回転しつつ。エマルジヨン付着予備発
泡粒子上に徐々に添加し、導電性物質展着粒子を
得た。この粒子の導電性物質展着量は約8.5g/m2
であつた。 次いで、この粒子をミキサーから取出し、ポリ
エチレンフイルム上にひろげ、ヘラで時々かきま
ぜながら室温下で乾燥させた。5時間後にほぼ乾
燥状態に達し、そのまま一夜放置した。 上記の如くして得られた乾燥粒子を用い、通常
の発泡ポリスチレン成形機により600×370×50mm
の板を成形した。この板は粒子の融着が完全で密
度が60g/であつた。この板の電気抵抗、誘電
特性、圧縮特性、熱伝導率を第2表に示した。 比較例 3 実施例4の架橋ポリエチレン予備発泡粒子を用
い、導電性物質を展着せずに密度が32g/の板
を成形した。 この板の電気抵抗、誘電特性等は第2表の通り
であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性プラスチツク発泡性粒子の表面に黒
鉛粉末、カーボンブラツク及び炭素繊維の混合物
からなる導電性物質を展着してなる発泡性粒子。 2 熱可塑性プラスチツクがスチレン系又はオレ
フイン系プラスチツクである特許請求の範囲第1
項記載の発泡性粒子。 3 導電性物質の展着量が6g/m2以上である特
許請求の範囲第1項記載の発泡性粒子。 4 体積抵抗が103Ω・cm未満かつ表面抵抗が103
Ω未満である特許請求の範囲第1項記載の発泡性
粒子。 5 比誘電率が3以上かつ誘電損失が0.2以上で
ある特許請求の範囲第1項記載の発泡性粒子。 6 展着剤が有機高分子エマルジヨンである特許
請求の範囲第1項記載の発泡性粒子。 7 熱可塑性プラスチツク発泡性粒子を金型内で
加熱融着してなる発泡体であつて、該発泡体を構
成する発泡粒子の表面が黒鉛粉末、カーボンブラ
ツク及び炭素繊維の混合物からなる導電性物質に
より展着された構造の発泡体。 8 熱可塑性プラスチツクがスチレン系又はオレ
フイン系プラスチツクである特許請求の範囲第7
項記載の発泡体。 9 導電性物質の展着量が6g/m2以上である特
許請求の範囲第7項記載の発泡体。 10 体積抵抗が103Ω・cm未満かつ表面抵抗が
103Ω未満である特許請求の範囲第7項記載の発
泡体。 11 比誘電率が3以上かつ誘電損失が0.2以上
である特許請求の範囲第7項記載の発泡体。 12 展着剤が有機高分子エマルジヨンである特
許請求の範囲第7項記載の発泡体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59051528A JPS60195134A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 導電性誘電性熱可塑性プラスチック発泡性粒子及びそれからなる発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59051528A JPS60195134A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 導電性誘電性熱可塑性プラスチック発泡性粒子及びそれからなる発泡体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60195134A JPS60195134A (ja) | 1985-10-03 |
| JPH0461895B2 true JPH0461895B2 (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=12889513
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59051528A Granted JPS60195134A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 導電性誘電性熱可塑性プラスチック発泡性粒子及びそれからなる発泡体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60195134A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4235693C1 (de) * | 1992-10-22 | 1994-07-14 | Hein Farben Gmbh | Verfahren zur Flammschutzausrüstung von Polyolefin-Partikelschäumen |
| JPH1041674A (ja) * | 1996-07-24 | 1998-02-13 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 電波吸収体およびその製造方法 |
| JP4789307B2 (ja) * | 2000-06-23 | 2011-10-12 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 機能性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子及びその型内成形体 |
| JP6247459B2 (ja) * | 2013-06-14 | 2017-12-13 | 旭化成株式会社 | 発泡粒子及び発泡粒子成形体 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2617698A1 (de) * | 1976-04-23 | 1977-11-10 | Reuter Technologie Gmbh | Elektrisch leitfaehige schaumstoff- formkoerper |
| JPS5889624A (ja) * | 1981-11-24 | 1983-05-28 | Karitasu Kogyo Gijutsu Kaihatsu Center:Kk | 静電気を防止,除去する発泡スチロ−ル成型品の製造法 |
| JPS5892540A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-01 | Fujimori Kogyo Kk | 導電性発泡成型体及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-03-16 JP JP59051528A patent/JPS60195134A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60195134A (ja) | 1985-10-03 |
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