JPH0462414B2 - - Google Patents
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- JPH0462414B2 JPH0462414B2 JP9980086A JP9980086A JPH0462414B2 JP H0462414 B2 JPH0462414 B2 JP H0462414B2 JP 9980086 A JP9980086 A JP 9980086A JP 9980086 A JP9980086 A JP 9980086A JP H0462414 B2 JPH0462414 B2 JP H0462414B2
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気記録装置に用いられる磁気記録
媒体に関し、特に、磁気記録媒体の始動時におい
て、その始動を円滑にするようにした磁気記録媒
体に関する。
媒体に関し、特に、磁気記録媒体の始動時におい
て、その始動を円滑にするようにした磁気記録媒
体に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録媒体としては、第4図に示すものがあ
る。この円板状の磁気記録媒体1は、主として磁
気ヘツドにより種々の情報が書きこまれたり、読
みとられるリードライトゾーン1aと、このリー
ドライトゾーン1aの直径方向内側に、主として
情報の書きこみ又は読みとり終了後に磁気ヘツド
が配置されるランデイングゾーン1bとに区画さ
れている。なお、磁気記録媒体1の中心には、磁
気記録媒体1を回転させるための回転時軸を挿入
する、断面円状の貫通孔1cが形成されている。
そして、従来、この磁性記録媒体1の構造として
は特開昭61−3322号公報に記載されているよう
に、第5図に示すものがあつた。すなわち、Al
基板2及びニツケル下地メツキ層3からなる非磁
性支持体4(以下「支持体」という。)と、コバ
ルト磁性メツキ層5(膜厚は0.2μ以下である。)
とからなるものである。このニツケル下地メツキ
層3は、その全面をランデイングゾーン1bに必
要な大きな面粗度とし、次にリードライトゾーン
1aの部分に限つて、ランデイングゾーン1bよ
りも小さな面粗度になるように研摩して仕上が
る。このような表面を有するニツケル下地メツキ
層3上のコバルト磁性メツキ層5の表面も、ニツ
ケル下地メツキ層3の表面と同様にランデイング
ゾーン1bの方がリードライトゾーン1aよりも
面粗度は大きい。
る。この円板状の磁気記録媒体1は、主として磁
気ヘツドにより種々の情報が書きこまれたり、読
みとられるリードライトゾーン1aと、このリー
ドライトゾーン1aの直径方向内側に、主として
情報の書きこみ又は読みとり終了後に磁気ヘツド
が配置されるランデイングゾーン1bとに区画さ
れている。なお、磁気記録媒体1の中心には、磁
気記録媒体1を回転させるための回転時軸を挿入
する、断面円状の貫通孔1cが形成されている。
そして、従来、この磁性記録媒体1の構造として
は特開昭61−3322号公報に記載されているよう
に、第5図に示すものがあつた。すなわち、Al
基板2及びニツケル下地メツキ層3からなる非磁
性支持体4(以下「支持体」という。)と、コバ
ルト磁性メツキ層5(膜厚は0.2μ以下である。)
とからなるものである。このニツケル下地メツキ
層3は、その全面をランデイングゾーン1bに必
要な大きな面粗度とし、次にリードライトゾーン
1aの部分に限つて、ランデイングゾーン1bよ
りも小さな面粗度になるように研摩して仕上が
る。このような表面を有するニツケル下地メツキ
層3上のコバルト磁性メツキ層5の表面も、ニツ
ケル下地メツキ層3の表面と同様にランデイング
ゾーン1bの方がリードライトゾーン1aよりも
面粗度は大きい。
前述したランデイングゾーン1bをリードライ
トゾーン1aよりも面粗度を大きくしているの
は、磁気ヘツドがランデイングゾーン1bに配置
しているとき、磁気ヘツドがランデイングゾーン
に吸着する現象、すなわち磁気記録媒体を回転不
能にさせたり、回転しずらくさせたりする現象を
防止するためである。
トゾーン1aよりも面粗度を大きくしているの
は、磁気ヘツドがランデイングゾーン1bに配置
しているとき、磁気ヘツドがランデイングゾーン
に吸着する現象、すなわち磁気記録媒体を回転不
能にさせたり、回転しずらくさせたりする現象を
防止するためである。
しかしながら、従来の構造の磁気記録媒体で
は、支持体を構成するニツケル下地メツキ層の表
面を、リードライトゾーン及びランデイングゾー
ンのそれぞれに必要な異なる面粗度を有するもの
としているが、その表面をリードライトゾーンと
ランデイングゾーンに区画し、リードライトゾー
ンを高密度記録に適した面粗度に研摩仕上げする
ことは非常に困難であつた。すなわち、従来の磁
気記録媒体は高密度記録のためのものとしては問
題があつた。
は、支持体を構成するニツケル下地メツキ層の表
面を、リードライトゾーン及びランデイングゾー
ンのそれぞれに必要な異なる面粗度を有するもの
としているが、その表面をリードライトゾーンと
ランデイングゾーンに区画し、リードライトゾー
ンを高密度記録に適した面粗度に研摩仕上げする
ことは非常に困難であつた。すなわち、従来の磁
気記録媒体は高密度記録のためのものとしては問
題があつた。
本発明は、前述した問題点を解決するためにな
されたもので、その特徴は、支持体と保護層との
間に磁性層を介在している磁気記録媒体におい
て、前記磁気記録媒体にランデイングゾーンを設
け、前記ランデイングゾーンの前記磁性層と前記
保護層との間に、前記ランデイングゾーンの保護
層表面に凹凸を形成するための凹凸形成層を設
け、かつ前記凹凸形成層の面粗度が、前記磁性層
の面粗度よりも大きい磁気記録媒体である。
されたもので、その特徴は、支持体と保護層との
間に磁性層を介在している磁気記録媒体におい
て、前記磁気記録媒体にランデイングゾーンを設
け、前記ランデイングゾーンの前記磁性層と前記
保護層との間に、前記ランデイングゾーンの保護
層表面に凹凸を形成するための凹凸形成層を設
け、かつ前記凹凸形成層の面粗度が、前記磁性層
の面粗度よりも大きい磁気記録媒体である。
本発明の望ましい態様は、磁性層上に凹凸形成
層及び保護層を順次積層したこと、ランデイング
ゾーンのみに凹凸形成層を設けたこと、磁性層の
面粗度が、Rmax.において150Å以下であるこ
と、または支持体がガラス又はセラミツクからな
ることである。
層及び保護層を順次積層したこと、ランデイング
ゾーンのみに凹凸形成層を設けたこと、磁性層の
面粗度が、Rmax.において150Å以下であるこ
と、または支持体がガラス又はセラミツクからな
ることである。
本発明の第1実施例を第1図に基づき、第2実
施例を第2図に基づきそれぞれ以下に詳述する。
施例を第2図に基づきそれぞれ以下に詳述する。
実施例 1
本例の磁気記録媒体10を第1図に基づき説明
する。なお、同図は部分拡大模式断面図である。
さらに、本例の磁気記録媒体10は、第4図に示
すような形状及びリードライトゾーン10aとラ
ンデイングゾーン10bとを有しているものであ
る。
する。なお、同図は部分拡大模式断面図である。
さらに、本例の磁気記録媒体10は、第4図に示
すような形状及びリードライトゾーン10aとラ
ンデイングゾーン10bとを有しているものであ
る。
第1図に示す磁気記録媒体10は、ソーダライ
ムガラスからなる支持体11(直径:130mm、厚
さ:1.9mm、中心の貫通孔の直径:40mm)と、磁
気特性を向上させる機能を有する、クロム(Cr)
からなる下地層12(膜厚:2000Å)と、コバル
ト(Co)とニツケル(Ni)とからなる磁性層1
3(それぞれの含有率は、75wt%及び25wt%で
あり、膜厚は700Åである。)と、磁性層13のラ
ンデイングゾーン10bに被着した、アルミニウ
ム(Al)薄膜からなる凹凸形成層14(膜厚:
250Å)と、炭素(C)薄膜からなる保護層15(膜
厚:500Å)とからなるものである。そして、支
持体11の主表面の面粗度はRmax.において40
Å(以下、面粗度はRmax.で示す。)、磁性膜1
3の面粗度は50Å、凹凸形成層14の面粗度は
110Å、保護層15のランデイングゾーン10b
及びリードライトゾーン10aの面粗度はそれぞ
れ110Å及び50Åである。なお、第1図において
支持体11の表面粗さのノコギリ形状は、保護層
15等を設ける側の主表面のみに示し、対向する
主表面のノコギリ形状は省略した(後述する第2
図も同様)。また各層12,13,14,15及
び支持体11のノコギリ形状は模式的に示してい
る(後述する第2図も同様)。
ムガラスからなる支持体11(直径:130mm、厚
さ:1.9mm、中心の貫通孔の直径:40mm)と、磁
気特性を向上させる機能を有する、クロム(Cr)
からなる下地層12(膜厚:2000Å)と、コバル
ト(Co)とニツケル(Ni)とからなる磁性層1
3(それぞれの含有率は、75wt%及び25wt%で
あり、膜厚は700Åである。)と、磁性層13のラ
ンデイングゾーン10bに被着した、アルミニウ
ム(Al)薄膜からなる凹凸形成層14(膜厚:
250Å)と、炭素(C)薄膜からなる保護層15(膜
厚:500Å)とからなるものである。そして、支
持体11の主表面の面粗度はRmax.において40
Å(以下、面粗度はRmax.で示す。)、磁性膜1
3の面粗度は50Å、凹凸形成層14の面粗度は
110Å、保護層15のランデイングゾーン10b
及びリードライトゾーン10aの面粗度はそれぞ
れ110Å及び50Åである。なお、第1図において
支持体11の表面粗さのノコギリ形状は、保護層
15等を設ける側の主表面のみに示し、対向する
主表面のノコギリ形状は省略した(後述する第2
図も同様)。また各層12,13,14,15及
び支持体11のノコギリ形状は模式的に示してい
る(後述する第2図も同様)。
次に、本例の磁気記録媒体10の製造方法を述
べる。先ず、支持体11の主表面に、Crからな
るターゲツトを用いてスパツタリング法により下
地層12を成膜した。次に、この下地層12上
に、磁性層13を、CoとNiからなるターゲツト
によりスパツタリング法で成膜した。次に、磁性
層13のリードライトゾーン10aのみを覆うマ
スクを介して、Alをスパツタターゲツトとして
スパツタリング法により凹凸形成層14を成膜し
た。なお、この成膜において、支持体11の温度
を200℃としていることから、粒界の発達したAl
薄膜となり、ランデイングゾーン10bの保護層
15に所望の凹凸、すなわち面粗度を形成するこ
とができる。さらにこの凹凸形成層14及び磁性
層13のリードライトゾーン10a上に、保護層
15をCからなるターゲツトを用いてスパツタリ
ング法により成膜した。なお、保護層15におい
て、リートライトゾーン10aとランデイングゾ
ーン10bとは約250Åの段差を生じているが、
これは磁気ヘツドの飛行高さの1/10程度であるこ
とから、磁気ヘツドの移動には何ら支障のない段
差である。
べる。先ず、支持体11の主表面に、Crからな
るターゲツトを用いてスパツタリング法により下
地層12を成膜した。次に、この下地層12上
に、磁性層13を、CoとNiからなるターゲツト
によりスパツタリング法で成膜した。次に、磁性
層13のリードライトゾーン10aのみを覆うマ
スクを介して、Alをスパツタターゲツトとして
スパツタリング法により凹凸形成層14を成膜し
た。なお、この成膜において、支持体11の温度
を200℃としていることから、粒界の発達したAl
薄膜となり、ランデイングゾーン10bの保護層
15に所望の凹凸、すなわち面粗度を形成するこ
とができる。さらにこの凹凸形成層14及び磁性
層13のリードライトゾーン10a上に、保護層
15をCからなるターゲツトを用いてスパツタリ
ング法により成膜した。なお、保護層15におい
て、リートライトゾーン10aとランデイングゾ
ーン10bとは約250Åの段差を生じているが、
これは磁気ヘツドの飛行高さの1/10程度であるこ
とから、磁気ヘツドの移動には何ら支障のない段
差である。
本例の磁気記録媒体10は、凹凸形成層14の
面粗度よりも磁性層13の面粗度を小さくしてい
ることから、ランデイングゾーン10bの保護層
15の面粗度は、凹凸形成層14の面粗度の影響
を受け、所望する面粗度となる。また、凹凸形成
層14は、磁性層13上に形成していることか
ら、磁性層13のリードライトゾーン10aの面
粗度に影響を与えることがなく、良好に維持する
ことができ、その結果、高密度の記録ができる。
面粗度よりも磁性層13の面粗度を小さくしてい
ることから、ランデイングゾーン10bの保護層
15の面粗度は、凹凸形成層14の面粗度の影響
を受け、所望する面粗度となる。また、凹凸形成
層14は、磁性層13上に形成していることか
ら、磁性層13のリードライトゾーン10aの面
粗度に影響を与えることがなく、良好に維持する
ことができ、その結果、高密度の記録ができる。
本例の磁気記録媒体10の性能を評価するため
に、以下のような磁気ヘツドと磁気記録媒体10
との静止摩擦係数の測定及び耐久性試験を行つ
た。
に、以下のような磁気ヘツドと磁気記録媒体10
との静止摩擦係数の測定及び耐久性試験を行つ
た。
磁気ヘツドに15グラムの荷重を加えたとき、ラ
ンデイングゾーン10bのコンタクトスタート/
ストツプ試験(磁気ヘツドを磁気記録媒体の表面
に当接し、静止させた状態で、磁気記録媒体の回
転開始・回転停止を行う試験であり、以下「CSS
試験」という。)を行つた。この試験の初期の静
止摩擦係数が0.15であり、15000回CSS試験後の
静止摩擦係数も0.7であり、磁気ヘツドにより、
磁気記録媒体10の回転が不能となつたり、回転
しずらくなる現象は生ぜず、さらに磁気ヘツド及
び磁気記録媒体10の損傷も生じなかつた。一
方、比較のために、リードライトゾーン10a
(保護層15のリードライトゾーン10aの面粗
度は50Åである。)において、同様のCSS試験を
行つたところ、初期の静止摩擦係数は0.2であつ
たが、15000回試験後においては2.5以上となり、
磁気記録媒体10が回転しずらくなり、磁気記録
媒体10を回転するために、回転源に必要以上の
起動トルクを負荷しなくてはならず、正常な回転
を維持することができなくなつた。
ンデイングゾーン10bのコンタクトスタート/
ストツプ試験(磁気ヘツドを磁気記録媒体の表面
に当接し、静止させた状態で、磁気記録媒体の回
転開始・回転停止を行う試験であり、以下「CSS
試験」という。)を行つた。この試験の初期の静
止摩擦係数が0.15であり、15000回CSS試験後の
静止摩擦係数も0.7であり、磁気ヘツドにより、
磁気記録媒体10の回転が不能となつたり、回転
しずらくなる現象は生ぜず、さらに磁気ヘツド及
び磁気記録媒体10の損傷も生じなかつた。一
方、比較のために、リードライトゾーン10a
(保護層15のリードライトゾーン10aの面粗
度は50Åである。)において、同様のCSS試験を
行つたところ、初期の静止摩擦係数は0.2であつ
たが、15000回試験後においては2.5以上となり、
磁気記録媒体10が回転しずらくなり、磁気記録
媒体10を回転するために、回転源に必要以上の
起動トルクを負荷しなくてはならず、正常な回転
を維持することができなくなつた。
さらに、本例においては、磁性層のランデイン
グゾーンを凹凸形成層で被覆していることから、
磁気ヘツドによる、磁性層に対するヘツドクラツ
シユの防止、すなわち磁性層に対する機械的な衝
撃の防止効果、及び磁性層の耐湿性の向上効果が
ある。
グゾーンを凹凸形成層で被覆していることから、
磁気ヘツドによる、磁性層に対するヘツドクラツ
シユの防止、すなわち磁性層に対する機械的な衝
撃の防止効果、及び磁性層の耐湿性の向上効果が
ある。
実施例 2
本例の磁気記録媒体20を第2図に基づき説明
する。なお、同図は部分拡大模式断面図であり、
本例の磁気記録媒体20も前記実施例と同様の形
状であり、かつリードライトゾーン20aとラン
デイングゾーン20bを有しているものである。
する。なお、同図は部分拡大模式断面図であり、
本例の磁気記録媒体20も前記実施例と同様の形
状であり、かつリードライトゾーン20aとラン
デイングゾーン20bを有しているものである。
本例の磁気記録媒体20は、前記実施例と同様
の支持体21と、前記実施例と同様の、下地層2
2と磁性層23と、磁性層23のランデイングゾ
ーン20bのみならず、リードライトゾーン20
aにも被着した、Alからなる凹凸形成層24
(膜厚:200Å)と、前記実施例と同様の保護層2
5(ただし、膜厚は300Åである。)とからなる。
そして、支持体21の主表面の面粗度、磁性度2
3の面粗度、凹凸形成層24の面粗度及び保護層
25の面粗度はそれぞれ、40Å、50Å、100Å及
び100Åである。すなわち、保護層25のリード
ライトゾーン20a及びランデイングゾーン20
bの面粗度はそれぞれ100Åである。
の支持体21と、前記実施例と同様の、下地層2
2と磁性層23と、磁性層23のランデイングゾ
ーン20bのみならず、リードライトゾーン20
aにも被着した、Alからなる凹凸形成層24
(膜厚:200Å)と、前記実施例と同様の保護層2
5(ただし、膜厚は300Åである。)とからなる。
そして、支持体21の主表面の面粗度、磁性度2
3の面粗度、凹凸形成層24の面粗度及び保護層
25の面粗度はそれぞれ、40Å、50Å、100Å及
び100Åである。すなわち、保護層25のリード
ライトゾーン20a及びランデイングゾーン20
bの面粗度はそれぞれ100Åである。
次に、この磁気記録媒体20の製造方法を述べ
る。先ず、支持体21の主表面に、前記実施例と
同様の方法で、下地層22及び磁性層23を順次
成膜し、次に、Alターゲツトを用いてスパツタ
リング法により、磁性層23のリードライトゾー
ン20aとランデイングゾーン20b上に、凹凸
形成層24を成膜した。なお、この成膜において
は、面粗度を前述した100Åとするために、支持
体21の温度を180℃とした。さらに前記実施例
と同様に保護層25を成膜する。
る。先ず、支持体21の主表面に、前記実施例と
同様の方法で、下地層22及び磁性層23を順次
成膜し、次に、Alターゲツトを用いてスパツタ
リング法により、磁性層23のリードライトゾー
ン20aとランデイングゾーン20b上に、凹凸
形成層24を成膜した。なお、この成膜において
は、面粗度を前述した100Åとするために、支持
体21の温度を180℃とした。さらに前記実施例
と同様に保護層25を成膜する。
本例によれば、凹凸形成層24の面粗度が磁性
層23の面粗度よりも大きいことから、ランデイ
ングゾーン20bの保護層25の面粗度は、凹凸
形成層24の面粗度の影響を受け、所望する面粗
度となる。なお、本例のおいても、前記実施例と
同様に、凹凸形成層24を磁性層23上に形成し
ていることから、磁性層23の面粗度を維持する
ことができる。また、本例では、保護層25のリ
ードライトゾーン20aの面粗度は100Åである
けれども、磁性層23の面粗度は50Åに維持する
ことができることから、リードライトゾーン20
aの高密度記録性も維持でき、かつ後記するよう
に、ランデイングゾーン20bにおいても磁気ヘ
ツドとの吸着、すなわち磁気記録媒体20の回転
時において不都合は生じない。
層23の面粗度よりも大きいことから、ランデイ
ングゾーン20bの保護層25の面粗度は、凹凸
形成層24の面粗度の影響を受け、所望する面粗
度となる。なお、本例のおいても、前記実施例と
同様に、凹凸形成層24を磁性層23上に形成し
ていることから、磁性層23の面粗度を維持する
ことができる。また、本例では、保護層25のリ
ードライトゾーン20aの面粗度は100Åである
けれども、磁性層23の面粗度は50Åに維持する
ことができることから、リードライトゾーン20
aの高密度記録性も維持でき、かつ後記するよう
に、ランデイングゾーン20bにおいても磁気ヘ
ツドとの吸着、すなわち磁気記録媒体20の回転
時において不都合は生じない。
また、ランデイングゾーン20bにおいて、前
記実施例と同様の試験を行つた結果、試験初期の
静止摩擦係数が0.17であり、15000回CSS試験後
の静止摩擦係数は0.9となり、前記実施例のとき
と比較して15000回試験後の静止摩擦係数は大き
くなるが、磁気記録媒体20の回転が不能となつ
たり、回転しずらくなる現象は生じなかつた。さ
らに磁気記録媒体20及び磁気ヘツドの損傷も生
じなかつた。
記実施例と同様の試験を行つた結果、試験初期の
静止摩擦係数が0.17であり、15000回CSS試験後
の静止摩擦係数は0.9となり、前記実施例のとき
と比較して15000回試験後の静止摩擦係数は大き
くなるが、磁気記録媒体20の回転が不能となつ
たり、回転しずらくなる現象は生じなかつた。さ
らに磁気記録媒体20及び磁気ヘツドの損傷も生
じなかつた。
さらに、前記実施例と同様に、磁性層23のラ
ンデイングゾーン20bに対するヘツドクラツシ
ユの防止効果及び耐湿性の向上効果もあり、かつ
磁性層23のリードライトゾーン20aにも凹凸
形成層24が被着していることから、この磁性層
23のリードライトゾーン20aにも同様の効果
がある。
ンデイングゾーン20bに対するヘツドクラツシ
ユの防止効果及び耐湿性の向上効果もあり、かつ
磁性層23のリードライトゾーン20aにも凹凸
形成層24が被着していることから、この磁性層
23のリードライトゾーン20aにも同様の効果
がある。
なお、本例において、ランデイングゾーン20
b及びリードライトゾーン20aの両者に対して
有効な凹凸形成層24の面粗度は60Å〜150Åで
あり、この面粗度の範囲のとき、ランデイングゾ
ーン20bにおいては、磁気ヘツドの吸着を防止
でき、一方リードライトゾーン20aの高密度化
に十分に対応できる。
b及びリードライトゾーン20aの両者に対して
有効な凹凸形成層24の面粗度は60Å〜150Åで
あり、この面粗度の範囲のとき、ランデイングゾ
ーン20bにおいては、磁気ヘツドの吸着を防止
でき、一方リードライトゾーン20aの高密度化
に十分に対応できる。
本発明の前記実施例に限らず、下記のものであ
つてもよい。先ず、支持体の材料はソーダライム
ガラス、アルミノシリケートガラス、石英ガラス
等のガラスに限らず、Al合金又はセラミツクで
あつてもよい。望ましくは、Al合金と比較して
所望する面粗度に加工することが容易で、かつ高
密度記録性に悪影響を与えるピツトや突起が、主
表面に非常に少ないガラスやセラミツクがよい。
また、支持体の面粗度は150Å以下が望ましい。
すなわち、支持体の面粗度は下地層及び磁性層の
各面粗度に影響を与えることから、支持体の面粗
度が150Åを超えると、磁性層の面粗度も150Åを
超えてしまい、磁気ヘツドの飛行の高さを低くし
て高密度記録を行うとき、ミツシング(記録する
信号が確実に記録されないこと)等の記録不良が
発生することがある。すなわち記録の高密度化が
損われるときがある。また、前記実施例におい
て、Alからなる凹凸形成層を成膜するときの支
持体の温度は200℃又は180℃であつたが、これに
限らず、他の温度、すなわちランデイングゾーン
の保護層の面粗度が、磁気ヘツドに対する吸着防
止効果を生ずるような面粗度となるようにする、
凹凸形成層の面粗度となる温度であればよい。望
ましくは、Alの粒界の発達が著しい、すなわち
面粗度が大きくなる100℃以上であり、又実用上
300℃以下である。なお、支持体の温度と、この
Alからなる凹凸形成層(膜厚:200Å)の面粗度
との関係を第3図に示す。凹凸形成層は、Al薄
膜からなるものであつたが、他の薄膜であつても
よく、望ましくは粒界が発達する結晶性の薄膜、
例えば、Sn、In、Pb、Zn、Sbなどの金属、これ
らのうち一つを含んだ合金又はこれらの酸化物、
窒化物からなる薄膜若しくはZrO2、MgF2又は
ZnS等の誘電体膜がよい。また、この凹凸形成層
の膜厚は、100Å以上で1500Å以下が望ましい。
すなわち、100Å未満では、所望する面粗度、す
なわちランデイングゾーンの磁気ヘツドの吸着防
止効果が顕著な60Å以上の面粗度を有する凹凸形
成層が製作しずらくなり、一方膜厚が1500Åを超
えると、前記実施例2で示した磁気記録媒体の動
作時において、磁性層と磁気ヘツドとの距離が大
きくなり、情報の書きこみ及び読み取りの特性が
悪くなることがある。なお、、前記実施例1の磁
気記録媒体のランデイングゾーンに情報を書きこ
むときにも、同様のことがある。また、凹凸形成
層の面粗度が60Å以上であることが望ましいと前
述したが、一方その上限は、磁気ヘツドが安定に
飛行できる、保護層の面粗度を形成する面粗度で
あればよい。しかし、望ましくは、高密度化に十
分対応できる1000Å以下がよい。次に、下地層
は、Mo、Ti、Ta等の非磁性材料であつてもよ
い。なお、この下地層はなくてもよいが、望まし
くは磁気特性の向上のために設けた方がよい。ま
た、磁性層は、CoNi合金からなるものに限らず、
Coを主成分としてNi、Fe、Pt、P、Cr、W、
Mo等のうち少なくとも一種類以上の元素を含む
合金やFe2O3からなる、所定の磁気特性が得られ
るものであればよい。また保護層は、複合層、例
えば、Cr層とC層とを当接して積層したもの、
Cr層とSiO2層とを当接して積層したもの、Cr層
とC層とSiO2層とからなりこれらを適宜当接し
て積層したもの、又は前記複合層の材料を混合し
た混合層であつてもよく、さらにSiO2層や有機
重合体からなるものであつてもよい。また、高密
度記録をより可能とするため、磁性層の面粗度は
150Å以下が望ましい。また、保護層の膜厚は、
凹凸形成層の膜厚との合計が1500Å以下となる値
が望ましい。すなわち、保護層と凹凸形成層との
合計の膜厚が1500Åを越えると、前述した凹凸形
成層の膜厚が1500Åを越えたときと同様なこと
が、生ずるときがある。また、下地層及び磁性層
の膜厚はそれぞれ、必要に応じて適宜決定すれば
よい。また、ランデイングゾーンは径方向外側又
は中程に設けてもよい。さらに、下地層、磁性
層、凹凸形成層、及び保護層の成膜法は、それぞ
れスパツタリング法に限らず、真空蒸着法やイオ
ンプレーテイング法であつてもよい。
つてもよい。先ず、支持体の材料はソーダライム
ガラス、アルミノシリケートガラス、石英ガラス
等のガラスに限らず、Al合金又はセラミツクで
あつてもよい。望ましくは、Al合金と比較して
所望する面粗度に加工することが容易で、かつ高
密度記録性に悪影響を与えるピツトや突起が、主
表面に非常に少ないガラスやセラミツクがよい。
また、支持体の面粗度は150Å以下が望ましい。
すなわち、支持体の面粗度は下地層及び磁性層の
各面粗度に影響を与えることから、支持体の面粗
度が150Åを超えると、磁性層の面粗度も150Åを
超えてしまい、磁気ヘツドの飛行の高さを低くし
て高密度記録を行うとき、ミツシング(記録する
信号が確実に記録されないこと)等の記録不良が
発生することがある。すなわち記録の高密度化が
損われるときがある。また、前記実施例におい
て、Alからなる凹凸形成層を成膜するときの支
持体の温度は200℃又は180℃であつたが、これに
限らず、他の温度、すなわちランデイングゾーン
の保護層の面粗度が、磁気ヘツドに対する吸着防
止効果を生ずるような面粗度となるようにする、
凹凸形成層の面粗度となる温度であればよい。望
ましくは、Alの粒界の発達が著しい、すなわち
面粗度が大きくなる100℃以上であり、又実用上
300℃以下である。なお、支持体の温度と、この
Alからなる凹凸形成層(膜厚:200Å)の面粗度
との関係を第3図に示す。凹凸形成層は、Al薄
膜からなるものであつたが、他の薄膜であつても
よく、望ましくは粒界が発達する結晶性の薄膜、
例えば、Sn、In、Pb、Zn、Sbなどの金属、これ
らのうち一つを含んだ合金又はこれらの酸化物、
窒化物からなる薄膜若しくはZrO2、MgF2又は
ZnS等の誘電体膜がよい。また、この凹凸形成層
の膜厚は、100Å以上で1500Å以下が望ましい。
すなわち、100Å未満では、所望する面粗度、す
なわちランデイングゾーンの磁気ヘツドの吸着防
止効果が顕著な60Å以上の面粗度を有する凹凸形
成層が製作しずらくなり、一方膜厚が1500Åを超
えると、前記実施例2で示した磁気記録媒体の動
作時において、磁性層と磁気ヘツドとの距離が大
きくなり、情報の書きこみ及び読み取りの特性が
悪くなることがある。なお、、前記実施例1の磁
気記録媒体のランデイングゾーンに情報を書きこ
むときにも、同様のことがある。また、凹凸形成
層の面粗度が60Å以上であることが望ましいと前
述したが、一方その上限は、磁気ヘツドが安定に
飛行できる、保護層の面粗度を形成する面粗度で
あればよい。しかし、望ましくは、高密度化に十
分対応できる1000Å以下がよい。次に、下地層
は、Mo、Ti、Ta等の非磁性材料であつてもよ
い。なお、この下地層はなくてもよいが、望まし
くは磁気特性の向上のために設けた方がよい。ま
た、磁性層は、CoNi合金からなるものに限らず、
Coを主成分としてNi、Fe、Pt、P、Cr、W、
Mo等のうち少なくとも一種類以上の元素を含む
合金やFe2O3からなる、所定の磁気特性が得られ
るものであればよい。また保護層は、複合層、例
えば、Cr層とC層とを当接して積層したもの、
Cr層とSiO2層とを当接して積層したもの、Cr層
とC層とSiO2層とからなりこれらを適宜当接し
て積層したもの、又は前記複合層の材料を混合し
た混合層であつてもよく、さらにSiO2層や有機
重合体からなるものであつてもよい。また、高密
度記録をより可能とするため、磁性層の面粗度は
150Å以下が望ましい。また、保護層の膜厚は、
凹凸形成層の膜厚との合計が1500Å以下となる値
が望ましい。すなわち、保護層と凹凸形成層との
合計の膜厚が1500Åを越えると、前述した凹凸形
成層の膜厚が1500Åを越えたときと同様なこと
が、生ずるときがある。また、下地層及び磁性層
の膜厚はそれぞれ、必要に応じて適宜決定すれば
よい。また、ランデイングゾーンは径方向外側又
は中程に設けてもよい。さらに、下地層、磁性
層、凹凸形成層、及び保護層の成膜法は、それぞ
れスパツタリング法に限らず、真空蒸着法やイオ
ンプレーテイング法であつてもよい。
本発明の磁気記録媒体によれば、磁気記録媒体
の円滑な始動を行うことができ、さらに高密度記
録が可能となつた。
の円滑な始動を行うことができ、さらに高密度記
録が可能となつた。
第1図は本発明の磁気記録媒体の一実施例を示
す部分拡大模式断面図、第2図は本発明の他の実
施例を示す部分拡大模式断面図である。第3図は
支持体の温度と、Alからなる凹凸形成層の面粗
度との関係を示す特性図である。第4図は一般の
磁気記録媒体を示す概略平面図、第5図は従来の
磁気記録媒体の部分断面図である。 10,20……磁気記録媒体、10a,20a
……リードライトゾーン、10b,20b……ラ
ンデイングゾーン、11,21……支持体、1
2,22……下地層、13,23……磁性層、1
4,24……凹凸形成層、15,25……保護
層。
す部分拡大模式断面図、第2図は本発明の他の実
施例を示す部分拡大模式断面図である。第3図は
支持体の温度と、Alからなる凹凸形成層の面粗
度との関係を示す特性図である。第4図は一般の
磁気記録媒体を示す概略平面図、第5図は従来の
磁気記録媒体の部分断面図である。 10,20……磁気記録媒体、10a,20a
……リードライトゾーン、10b,20b……ラ
ンデイングゾーン、11,21……支持体、1
2,22……下地層、13,23……磁性層、1
4,24……凹凸形成層、15,25……保護
層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 非磁性支持体と保護層との間に磁性層を介在
している磁気記録媒体において、前記磁気記録媒
体にランデイングゾーンを設け、前記ランデイン
グゾーンの前記磁性層と前記保護層との間に、前
記ランデイングゾーンの保護層表面に凹凸を形成
するための凹凸形成層を設け、かつ前記凹凸形成
層の面粗度が、前記磁性層の面粗度よりも大きい
ことを特徴とする磁気記録媒体。 2 磁性層上に凹凸形成層及び保護層を順次積層
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の磁気記録媒体。 3 ランデイングゾーンのみに凹凸形成層を設け
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
2項記載の磁気記録媒体。 4 磁性層の面粗度が、Rmax.において150Å以
下であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項、第2項又は第3項記載の磁気記録媒体。 5 非磁性支持体がガラス又はセラミツクからな
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
項、第3項又は第4項記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9980086A JPS62256216A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9980086A JPS62256216A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62256216A JPS62256216A (ja) | 1987-11-07 |
| JPH0462414B2 true JPH0462414B2 (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=14256967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9980086A Granted JPS62256216A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62256216A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0833984B2 (ja) * | 1987-01-16 | 1996-03-29 | ティーディーケイ株式会社 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
| KR100420384B1 (ko) * | 2001-05-25 | 2004-03-04 | 학교법인연세대학교 | 다중 숫자화 데이터 기록 미디어 및 그 데이터 기록재생방법 |
-
1986
- 1986-04-28 JP JP9980086A patent/JPS62256216A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62256216A (ja) | 1987-11-07 |
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