JPH0463083B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0463083B2 JPH0463083B2 JP63121516A JP12151688A JPH0463083B2 JP H0463083 B2 JPH0463083 B2 JP H0463083B2 JP 63121516 A JP63121516 A JP 63121516A JP 12151688 A JP12151688 A JP 12151688A JP H0463083 B2 JPH0463083 B2 JP H0463083B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyurea
- diisocyanate
- dissolved
- dimethylformamide
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は耐熱性の接着剤、フイルム及び成形物
などとして用いることのできる新規な可溶性耐熱
ポリユリアに関するものである。 (従来の技術) ポリユリアは一般に安定性に乏しく、溶解性は
小さく、加工性に難点を持つている。 従来のポリユリアで接着剤に使用されている例
では、これまでのユリア樹脂が有機溶媒には難溶
ということから重合度のあまり高くない水溶性の
ものが用いられてきた。このため、耐水性あるい
は耐き裂性が低く、これらの特性が問題とされる
ところでは他の樹脂との共重合により、前述の欠
点を補うような使用方法がなされてきた。又、ポ
リユリアを塗料として使用する場合も同様、低分
子量の水溶性樹脂にフエノール類、フタル酸−グ
リセリン樹脂などを加えて共重合させるか、ある
いは何らかの変性を行つて用いられている。 (発明が解決しようとする課題) 従来のポリユリアの欠点は有機溶媒に難溶であ
るため水溶性の低分子量のものしか使用できない
ことから生ずる耐水性、耐き裂性、耐熱性の欠
如、そして単独で塗料として使用する場合に生じ
る収縮及び縮合によるき裂の生成の問題がある。
本発明はポリユリアの重合度をあげ、かつそのま
ま有機溶剤に可溶の特性を持たせることにより、
他の樹脂との共重合をしない単独の場合でも、接
着剤もしくは塗料として用いることのできるよう
にする事を目的としている。 本発明は前述のような特性を有する新規な可溶
性耐熱ポリユリアを提供するものである。 (課題を解決するための手段) すなわち、本発明は式(1) (mは繰り返し単位数を表す) で表される尿素結合を有する有機高分子ポリユリ
アであつて、式中Xに
などとして用いることのできる新規な可溶性耐熱
ポリユリアに関するものである。 (従来の技術) ポリユリアは一般に安定性に乏しく、溶解性は
小さく、加工性に難点を持つている。 従来のポリユリアで接着剤に使用されている例
では、これまでのユリア樹脂が有機溶媒には難溶
ということから重合度のあまり高くない水溶性の
ものが用いられてきた。このため、耐水性あるい
は耐き裂性が低く、これらの特性が問題とされる
ところでは他の樹脂との共重合により、前述の欠
点を補うような使用方法がなされてきた。又、ポ
リユリアを塗料として使用する場合も同様、低分
子量の水溶性樹脂にフエノール類、フタル酸−グ
リセリン樹脂などを加えて共重合させるか、ある
いは何らかの変性を行つて用いられている。 (発明が解決しようとする課題) 従来のポリユリアの欠点は有機溶媒に難溶であ
るため水溶性の低分子量のものしか使用できない
ことから生ずる耐水性、耐き裂性、耐熱性の欠
如、そして単独で塗料として使用する場合に生じ
る収縮及び縮合によるき裂の生成の問題がある。
本発明はポリユリアの重合度をあげ、かつそのま
ま有機溶剤に可溶の特性を持たせることにより、
他の樹脂との共重合をしない単独の場合でも、接
着剤もしくは塗料として用いることのできるよう
にする事を目的としている。 本発明は前述のような特性を有する新規な可溶
性耐熱ポリユリアを提供するものである。 (課題を解決するための手段) すなわち、本発明は式(1) (mは繰り返し単位数を表す) で表される尿素結合を有する有機高分子ポリユリ
アであつて、式中Xに
【式】(ただしRはH、
CH3、C2H5のいずれかの基である)をモル比で
35〜100%を含んでおり、前記ポリユリア0.5gの
ジメチルホルムアミド100mlに溶解した溶液を30
℃で測定して少なくとも0.4dl/gの固有粘度
(ηinh)を有する可溶性耐熱ポリユリアである。 本発明のポリユリアは、ジアミンとジイソシア
ナートを溶液中で加熱して重付加反応をさせてつ
くることができる。例えばジアミンとして9,9
−ビス(4−アミノフエニル)フルオレン、エチ
レンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメ
チレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、
オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、4,4−ジフエニル
メタンジアミン、1,4−フエニレンジアミン、
1,3−フエニレンジアミン、m−キシレンジア
ミン、p−キシリレンジアミン、2,4−トルイ
レンジアミン、2,6−トルイレンジアミン、p
−フエニレンジアミンなどのジアミンと、ジイソ
シアナートとして9、9−ビス(4−イソシアナ
ートフエニル)フルオレン、エチレンジイソシア
ナート、トリメチレンジイソシアナート、テトラ
メチレンジイソシアナート、ペンタメチレンジイ
ソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナー
ト、ヘプタメチレンジイソシアナート、オクタメ
チレンジイソシアナート、ノナメチレンジイソシ
アナート、デカメチレンジイソシアナート、4,
4−ジフエニルメタンジイソシアナート、1,4
−フエニレンジイソシアナート、1,3−フエニ
レンジイソシアナート、m−キシリレンジイソシ
アナート、p−キシリレンジイソシアナート、
2,4−トルイレンジイソシアナート、2,6−
トルイレンジイソシアナート、p−フエニレンジ
イソシアナートなどを用いることができる。本発
明では前述のジアミンとジイソシアナートを等量
用いて、ジオキサンとジメチルスフオキシドの混
合溶媒等の溶媒中、油浴等で60℃以上、好ましく
は90〜120℃に加熱した状態で少なくとも1時間
重合を行うことにより製造することができる。な
お、重合に際して、原料の9,9−ビス(4−ア
ミノフエニル)フルオレン類のモノマー純度の良
好なものを用い、ジアミン、ジイソシアナート及
び反応溶媒は蒸留乾燥したものを用いることによ
り、より重合度の高いユリア樹脂を合成すること
ができる。 本発明で特徴的なことは樹脂骨格中に35%以上
の
35〜100%を含んでおり、前記ポリユリア0.5gの
ジメチルホルムアミド100mlに溶解した溶液を30
℃で測定して少なくとも0.4dl/gの固有粘度
(ηinh)を有する可溶性耐熱ポリユリアである。 本発明のポリユリアは、ジアミンとジイソシア
ナートを溶液中で加熱して重付加反応をさせてつ
くることができる。例えばジアミンとして9,9
−ビス(4−アミノフエニル)フルオレン、エチ
レンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメ
チレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、
オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、4,4−ジフエニル
メタンジアミン、1,4−フエニレンジアミン、
1,3−フエニレンジアミン、m−キシレンジア
ミン、p−キシリレンジアミン、2,4−トルイ
レンジアミン、2,6−トルイレンジアミン、p
−フエニレンジアミンなどのジアミンと、ジイソ
シアナートとして9、9−ビス(4−イソシアナ
ートフエニル)フルオレン、エチレンジイソシア
ナート、トリメチレンジイソシアナート、テトラ
メチレンジイソシアナート、ペンタメチレンジイ
ソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナー
ト、ヘプタメチレンジイソシアナート、オクタメ
チレンジイソシアナート、ノナメチレンジイソシ
アナート、デカメチレンジイソシアナート、4,
4−ジフエニルメタンジイソシアナート、1,4
−フエニレンジイソシアナート、1,3−フエニ
レンジイソシアナート、m−キシリレンジイソシ
アナート、p−キシリレンジイソシアナート、
2,4−トルイレンジイソシアナート、2,6−
トルイレンジイソシアナート、p−フエニレンジ
イソシアナートなどを用いることができる。本発
明では前述のジアミンとジイソシアナートを等量
用いて、ジオキサンとジメチルスフオキシドの混
合溶媒等の溶媒中、油浴等で60℃以上、好ましく
は90〜120℃に加熱した状態で少なくとも1時間
重合を行うことにより製造することができる。な
お、重合に際して、原料の9,9−ビス(4−ア
ミノフエニル)フルオレン類のモノマー純度の良
好なものを用い、ジアミン、ジイソシアナート及
び反応溶媒は蒸留乾燥したものを用いることによ
り、より重合度の高いユリア樹脂を合成すること
ができる。 本発明で特徴的なことは樹脂骨格中に35%以上
の
【式】を式(1)中に入れる
ことにより、このポリユリアは有機溶媒に可溶と
なることである。式中Xの
なることである。式中Xの
【式】が35%未満では、こ
のポリユリアは有機溶媒に難溶又は、不溶とな
る。これを比較例1〜3に示した。尚、式中Xに
る。これを比較例1〜3に示した。尚、式中Xに
【式】を100%含む場合と
は、ジアミン成分として
【式】とジイソシ
アナート成分として
【式】を等量用
いて合成する時にできる。また、式中Xの
【式】以外の成分には脂肪
族、芳香族系の末端ジアミン及び、ジイソシアナ
ートを用いて合成するときにできる骨格を示すも
のである。 本発明のポリユリアの固有粘度(ηinh)は少な
くとも0.4dl/g以上、好ましくは0.45dl/g以
上のものである。 固有粘度が0.4dl/g未満では、重合度が低く、
成形性、加工性が改善されない。すなわち、フイ
ルム、成形物への成形も困難であるし、強度等の
物性も不十分である。 なお、固有粘度は、ジメチルホルムアミド、
100ml中に本発明のポリユリア0.5gを溶解した溶
液を用い30℃で測定して求めた。 本発明のポリユリアの耐熱性は、ガラス転移温
度200℃以上の特性を示し、実用的には十分な耐
熱性を有している。また、本発明のポリユリア
は、ジメチルスルフオキシド(DMSO)、N−メ
チルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAC)
の有機溶媒に溶解する。しかし、クロロホルム、
トルエン、ベンゼンには不溶である。 本発明によつて、有機溶媒に可溶でかつ耐熱性
を維持した機械的特性及び、電気絶縁特性が良好
なポリユリアを提供することができ、得られたポ
リユリアは、例えば耐熱性の絶縁分野及び、接着
剤などに適している。接着力および、接着法など
利用箇所の相違により、本発明における前述の一
般式(1)のX成分を変えることによつて適用するこ
とができる。又、さらに本発明のポリユリアは耐
熱性で有機溶媒可溶性の無色透明のフイルムとす
ることができ、各種用途に提供することができ
る。以下、実施例に基づいて更に詳細に説明す
る。 (実施例) 実施例 1 撹拌器を備えた500ml三ツ口フラスコに、9,
9−ビス(4−アミノフエニル)フルオレン34.8
g(100mmol)を窒素気流中、ジメチルスルフ
オキシド50mlに溶解した。油浴を60℃に保ちなが
ら、9,9−ビス(4−イソシアナートフエニ
ル)フルオレン40.0g(100mmol)をジオキサ
ン100mlに溶かした溶液をゆつくりと滴下した。
滴下終了後、油浴を110℃まで上げ1時間撹拌し、
ジメチルホルムアミド60mlをさらに加えた。反応
は3時間で終了し、粘稠なポリマー溶液得た。こ
のポリマー溶液をメタノール中に注ぎ、ろ過後、
水、アセトンで洗浄し乾燥して白色粉末のポリマ
ーを得た。尚、固有粘度(ηinh)はジメチルホル
ムアミド100ml中に0.5gの前記ポリユリアを溶解
し、オストワルド粘度計を用いて30℃の恒温水槽
中で測定した。得られたポリユリアの特性は、固
有粘度0.9dl/g、ガラス転移温度350℃であつ
た。 実施例 2 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン34.8g(100m
mol)を窒素気流中、ジメチルスルフオキシド50
mlに溶解した。油浴を60℃に保ちながら、ヘキサ
メチレンジイソシアナート10.6g(60mmol)と
9,9−ビス(4−イソシアナートフエニル)フ
ルオレン16.0g(40mmol)をジオキサン100ml
に溶かした溶液をゆつくり滴下した。滴下終了
後、105〜110℃に加熱し撹拌1時間後にジメチル
ホルムアミド50mlを加えた。反応は、3時間で終
了し粘稠な無色透明のポリユリア溶液を得た。 得られたポリユリアの特性は、固有粘度0.8
dl/g、ガラス転移温度270℃であつた。 実施例 3 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン34.8g(100m
mol)を窒素気流中、ジメチルスルフオキシド50
mlに溶解した。油浴を60℃に保ちながら、ヘキサ
メチレンジイソシアナート16.8g(100mmol)
をジオキサン100mlに溶かした溶液を、ゆつくり
滴下した。滴下終了後、105−110℃で反応し、撹
拌1時間後にジメチルホルムアミド50mlをさらに
加えた。反応は2時間で終了し、粘稠な無色透明
のポリユリア溶液を得た。 得られたポリユリアの特性は、固有粘度0.85
dl/g、ガラス転移温度230℃であつた。 得られたポリユリア溶液をガラス板上に流延
し、減圧乾燥してポリユリアフイルムを得た。こ
のフイルムの引つ張り強度は9.0Kgf/mm2、引つ
張り弾性率は280Kg/mm2であつた。 他の特性としては、体積抵抗率(20℃)7.7×
1015Ωcm、誘電率3.63、誘電正接0.034(1MHz)、
絶縁破壊強度82kv/mm、全光線透過率90.0%、黄
色度4.1%であつた。 実施例 4 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン24.36g(70m
mol)とヘキサメチレンジアミン3.18g(30m
mol)をジメチルスルフオキシド50mlに溶解し
た。油浴を60℃に保ちながら、ヘキサメチレンジ
イソシアナート16.8g(100mmol)をジオキサ
ン100mlに溶かした溶液をゆつくり滴下した。滴
下後、105〜110℃で反応し、撹拌1時間後にジメ
チルホルムアミド50mlを加えた。反応は、5時間
で終了し無色透明のポリユリア溶液を得た。 得られたポリユリアの特性は、固有粘度0.8
dl/g、ガラス転移温度200℃であつた。 実施例 5 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン34.8g(100m
mol)を窒素気流中、ジメチルスルフオキシド50
mlに溶解した。油浴を60℃に保ちながら、4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアナート25.0g
(100mmol)をジオキサン100mlに溶かした溶液
をゆつくりと、滴下した。滴下終了後、120℃で
反応し、撹拌1時間後にジメチルホルムアミド50
mlをさらに加えた。反応は5時間で終了し、粘稠
なポリマー溶液を得た。得られたポリユリアの特
性は、固有粘度0.90dl/g、ガラス転移温度260
℃であつた。又、このポリマーをN−メチルピロ
リドンに溶解し、ガラス板上に流延してフイルム
を作製した。得られたフイルムの引つ張り強度は
9.5Kgf/mm2、引つ張り弾性率は300Kgf/mm2であ
つた。 比較例 1 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン20.88g(60m
mol)とヘキサメチレンジアミン4.24g(40m
mol)をジメチルスルフオキシド50mlに溶解し
た。油浴を60℃に保ちながら、ヘキサメチレンジ
イソシアナート16.8g(100mmol)をジオキサ
ン100mlに溶かした溶液をゆつくり滴下した。滴
下途中で白色のポリマーが析出してきたので、た
だちにジメチルホルムアミド70mlを加えた。反応
を4時間で終了し、析出したポリマーを取り出し
た。得られたポリマーは、m−クレゾール、フエ
ノールには長時間を要して溶解したが、ジメチル
スルフオキシド、N−メチルピロリドン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどの有
機溶媒には不溶であつた。 比較例 2 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン20.88g(60m
mol)と4,4′−ジフエニルメタンジアミン7.92
g(40mmol)をジメチルスルフオキシド50mlに
溶解した。油浴を60℃に保ちながら、4,4′−ジ
フエニルメタンジイソシアナート25.0g(100m
mol)をジオキサン100mlに溶かした溶液をゆつ
くり滴下した。滴下途中で白色のポリマーが析出
してきたので、ただちにジメチルホルムアミド70
mlを加えた。反応を4時間で終了し、析出したポ
リマーを取り出した。得られたポリマーは、m−
クレゾール、フエノール、ジメチルスルフオキシ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドなどの有機溶媒には不
溶であつた。 比較例 3 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン20.88g(60m
mol)とp−キシレンジアミン5.44g(40mmol)
をジメチルスルフオキシド50mlに溶解した。油浴
を60℃に保ちながら、p−キシレンジイソシアナ
ート18.8g(100mmol)をジオキサン100mlに溶
かした溶液をゆつくり滴下した。滴下途中で白色
のポリマーが析出してきたので、ただちにジメチ
ルホルムアミド70mlを加えた。反応を6時間で終
了し、析出したポリマーを取り出した。得られた
ポリマーは、m−クレゾール、フエノール、ジメ
チルスルフオキシド、N−メチルピロリドン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど
の有機溶媒には不溶であつた。 尚、本実施例及び比較例に基づく結果を表−1
にまとめて示した。
ートを用いて合成するときにできる骨格を示すも
のである。 本発明のポリユリアの固有粘度(ηinh)は少な
くとも0.4dl/g以上、好ましくは0.45dl/g以
上のものである。 固有粘度が0.4dl/g未満では、重合度が低く、
成形性、加工性が改善されない。すなわち、フイ
ルム、成形物への成形も困難であるし、強度等の
物性も不十分である。 なお、固有粘度は、ジメチルホルムアミド、
100ml中に本発明のポリユリア0.5gを溶解した溶
液を用い30℃で測定して求めた。 本発明のポリユリアの耐熱性は、ガラス転移温
度200℃以上の特性を示し、実用的には十分な耐
熱性を有している。また、本発明のポリユリア
は、ジメチルスルフオキシド(DMSO)、N−メ
チルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAC)
の有機溶媒に溶解する。しかし、クロロホルム、
トルエン、ベンゼンには不溶である。 本発明によつて、有機溶媒に可溶でかつ耐熱性
を維持した機械的特性及び、電気絶縁特性が良好
なポリユリアを提供することができ、得られたポ
リユリアは、例えば耐熱性の絶縁分野及び、接着
剤などに適している。接着力および、接着法など
利用箇所の相違により、本発明における前述の一
般式(1)のX成分を変えることによつて適用するこ
とができる。又、さらに本発明のポリユリアは耐
熱性で有機溶媒可溶性の無色透明のフイルムとす
ることができ、各種用途に提供することができ
る。以下、実施例に基づいて更に詳細に説明す
る。 (実施例) 実施例 1 撹拌器を備えた500ml三ツ口フラスコに、9,
9−ビス(4−アミノフエニル)フルオレン34.8
g(100mmol)を窒素気流中、ジメチルスルフ
オキシド50mlに溶解した。油浴を60℃に保ちなが
ら、9,9−ビス(4−イソシアナートフエニ
ル)フルオレン40.0g(100mmol)をジオキサ
ン100mlに溶かした溶液をゆつくりと滴下した。
滴下終了後、油浴を110℃まで上げ1時間撹拌し、
ジメチルホルムアミド60mlをさらに加えた。反応
は3時間で終了し、粘稠なポリマー溶液得た。こ
のポリマー溶液をメタノール中に注ぎ、ろ過後、
水、アセトンで洗浄し乾燥して白色粉末のポリマ
ーを得た。尚、固有粘度(ηinh)はジメチルホル
ムアミド100ml中に0.5gの前記ポリユリアを溶解
し、オストワルド粘度計を用いて30℃の恒温水槽
中で測定した。得られたポリユリアの特性は、固
有粘度0.9dl/g、ガラス転移温度350℃であつ
た。 実施例 2 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン34.8g(100m
mol)を窒素気流中、ジメチルスルフオキシド50
mlに溶解した。油浴を60℃に保ちながら、ヘキサ
メチレンジイソシアナート10.6g(60mmol)と
9,9−ビス(4−イソシアナートフエニル)フ
ルオレン16.0g(40mmol)をジオキサン100ml
に溶かした溶液をゆつくり滴下した。滴下終了
後、105〜110℃に加熱し撹拌1時間後にジメチル
ホルムアミド50mlを加えた。反応は、3時間で終
了し粘稠な無色透明のポリユリア溶液を得た。 得られたポリユリアの特性は、固有粘度0.8
dl/g、ガラス転移温度270℃であつた。 実施例 3 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン34.8g(100m
mol)を窒素気流中、ジメチルスルフオキシド50
mlに溶解した。油浴を60℃に保ちながら、ヘキサ
メチレンジイソシアナート16.8g(100mmol)
をジオキサン100mlに溶かした溶液を、ゆつくり
滴下した。滴下終了後、105−110℃で反応し、撹
拌1時間後にジメチルホルムアミド50mlをさらに
加えた。反応は2時間で終了し、粘稠な無色透明
のポリユリア溶液を得た。 得られたポリユリアの特性は、固有粘度0.85
dl/g、ガラス転移温度230℃であつた。 得られたポリユリア溶液をガラス板上に流延
し、減圧乾燥してポリユリアフイルムを得た。こ
のフイルムの引つ張り強度は9.0Kgf/mm2、引つ
張り弾性率は280Kg/mm2であつた。 他の特性としては、体積抵抗率(20℃)7.7×
1015Ωcm、誘電率3.63、誘電正接0.034(1MHz)、
絶縁破壊強度82kv/mm、全光線透過率90.0%、黄
色度4.1%であつた。 実施例 4 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン24.36g(70m
mol)とヘキサメチレンジアミン3.18g(30m
mol)をジメチルスルフオキシド50mlに溶解し
た。油浴を60℃に保ちながら、ヘキサメチレンジ
イソシアナート16.8g(100mmol)をジオキサ
ン100mlに溶かした溶液をゆつくり滴下した。滴
下後、105〜110℃で反応し、撹拌1時間後にジメ
チルホルムアミド50mlを加えた。反応は、5時間
で終了し無色透明のポリユリア溶液を得た。 得られたポリユリアの特性は、固有粘度0.8
dl/g、ガラス転移温度200℃であつた。 実施例 5 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン34.8g(100m
mol)を窒素気流中、ジメチルスルフオキシド50
mlに溶解した。油浴を60℃に保ちながら、4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアナート25.0g
(100mmol)をジオキサン100mlに溶かした溶液
をゆつくりと、滴下した。滴下終了後、120℃で
反応し、撹拌1時間後にジメチルホルムアミド50
mlをさらに加えた。反応は5時間で終了し、粘稠
なポリマー溶液を得た。得られたポリユリアの特
性は、固有粘度0.90dl/g、ガラス転移温度260
℃であつた。又、このポリマーをN−メチルピロ
リドンに溶解し、ガラス板上に流延してフイルム
を作製した。得られたフイルムの引つ張り強度は
9.5Kgf/mm2、引つ張り弾性率は300Kgf/mm2であ
つた。 比較例 1 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン20.88g(60m
mol)とヘキサメチレンジアミン4.24g(40m
mol)をジメチルスルフオキシド50mlに溶解し
た。油浴を60℃に保ちながら、ヘキサメチレンジ
イソシアナート16.8g(100mmol)をジオキサ
ン100mlに溶かした溶液をゆつくり滴下した。滴
下途中で白色のポリマーが析出してきたので、た
だちにジメチルホルムアミド70mlを加えた。反応
を4時間で終了し、析出したポリマーを取り出し
た。得られたポリマーは、m−クレゾール、フエ
ノールには長時間を要して溶解したが、ジメチル
スルフオキシド、N−メチルピロリドン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどの有
機溶媒には不溶であつた。 比較例 2 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン20.88g(60m
mol)と4,4′−ジフエニルメタンジアミン7.92
g(40mmol)をジメチルスルフオキシド50mlに
溶解した。油浴を60℃に保ちながら、4,4′−ジ
フエニルメタンジイソシアナート25.0g(100m
mol)をジオキサン100mlに溶かした溶液をゆつ
くり滴下した。滴下途中で白色のポリマーが析出
してきたので、ただちにジメチルホルムアミド70
mlを加えた。反応を4時間で終了し、析出したポ
リマーを取り出した。得られたポリマーは、m−
クレゾール、フエノール、ジメチルスルフオキシ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドなどの有機溶媒には不
溶であつた。 比較例 3 実施例1と同様の装置を用いて、9,9−ビス
(4−アミノフエニル)フルオレン20.88g(60m
mol)とp−キシレンジアミン5.44g(40mmol)
をジメチルスルフオキシド50mlに溶解した。油浴
を60℃に保ちながら、p−キシレンジイソシアナ
ート18.8g(100mmol)をジオキサン100mlに溶
かした溶液をゆつくり滴下した。滴下途中で白色
のポリマーが析出してきたので、ただちにジメチ
ルホルムアミド70mlを加えた。反応を6時間で終
了し、析出したポリマーを取り出した。得られた
ポリマーは、m−クレゾール、フエノール、ジメ
チルスルフオキシド、N−メチルピロリドン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど
の有機溶媒には不溶であつた。 尚、本実施例及び比較例に基づく結果を表−1
にまとめて示した。
【表】
【表】
(発明の効果)
本発明のポリユリアは耐熱性でありかつ有機溶
媒に可溶となり、従来のポリユリアの加工時の問
題点を解決することが出来る。それは接着剤、塗
料ばかりでなくフイルムの加工の点においても、
従来は耐熱性200℃ぐらいのものになると溶融加
圧成形しなければならないが、本ポリユリアは有
機溶剤可溶であることから、固有粘度0.4以上の
ものを用いてフイルムを簡単につくることができ
る。そして、従来にない耐熱性200℃以上のポリ
ユリアとしての成形品とすることができる。 本発明によるポリユリアは、耐熱性、溶解性、
加工性に優れる他、着色がないので塗料やフイル
ムとして用いる時有用である。
媒に可溶となり、従来のポリユリアの加工時の問
題点を解決することが出来る。それは接着剤、塗
料ばかりでなくフイルムの加工の点においても、
従来は耐熱性200℃ぐらいのものになると溶融加
圧成形しなければならないが、本ポリユリアは有
機溶剤可溶であることから、固有粘度0.4以上の
ものを用いてフイルムを簡単につくることができ
る。そして、従来にない耐熱性200℃以上のポリ
ユリアとしての成形品とすることができる。 本発明によるポリユリアは、耐熱性、溶解性、
加工性に優れる他、着色がないので塗料やフイル
ムとして用いる時有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式(1) (mは繰り返し単位数を表す) で表される尿素結合を有する有機高分子ポリユリ
アであつて、式中Xに
【式】(ただしRはH、 CH3、C2H5のいずれかの基である)をモル比で
35〜100%を含んでおり、前記ポリユリア0.5gの
ジメチルホルムアミド100mlに溶解した溶液を30
℃で測定して少なくとも0.4dl/gの固有粘度
(ηinh)を有する可溶性耐熱ポリユリア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63121516A JPH01292019A (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 可溶性耐熱ポリユリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63121516A JPH01292019A (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 可溶性耐熱ポリユリア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01292019A JPH01292019A (ja) | 1989-11-24 |
| JPH0463083B2 true JPH0463083B2 (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=14813145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63121516A Granted JPH01292019A (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 可溶性耐熱ポリユリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01292019A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3965535B2 (ja) * | 1997-12-01 | 2007-08-29 | 大阪瓦斯株式会社 | フルオレン骨格を有するポリウレタン |
| JPH11209454A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-03 | Osaka Gas Co Ltd | フルオレン骨格を有するポリウレタン |
| JP3870311B2 (ja) * | 1998-02-09 | 2007-01-17 | 大阪瓦斯株式会社 | ポリウレタン及びその製造方法並びにコンタクトレンズ材 |
| JP2000044646A (ja) * | 1998-07-28 | 2000-02-15 | Osaka Gas Co Ltd | フルオレン骨格を有するポリウレタン及びその製造方法 |
| JP6587588B2 (ja) * | 2016-07-29 | 2019-10-09 | 富士フイルム株式会社 | 積層体、光学フィルム、偏光板保護フィルム、偏光板及び画像表示装置 |
| JP2023007838A (ja) * | 2021-07-02 | 2023-01-19 | 大阪ガスケミカル株式会社 | ポリウレア系樹脂ならびにその製造方法および用途 |
-
1988
- 1988-05-18 JP JP63121516A patent/JPH01292019A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01292019A (ja) | 1989-11-24 |
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