JPH0463672B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0463672B2 JPH0463672B2 JP59182430A JP18243084A JPH0463672B2 JP H0463672 B2 JPH0463672 B2 JP H0463672B2 JP 59182430 A JP59182430 A JP 59182430A JP 18243084 A JP18243084 A JP 18243084A JP H0463672 B2 JPH0463672 B2 JP H0463672B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oyster meat
- meat extract
- ethanol
- precipitate
- fractionation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はカキ肉よりカキ肉エキスを製造する方
法の改良に関する。 〔従来技術〕 カキ肉エキスは健康補助食品として極めて優れ
たものであり、現在多数の商品が市販されてい
る。 かかるカキ肉エキスとしては、一般的にはカキ
肉の水抽出物を噴霧乾燥、及び凍結乾燥したもの
が公知である。 カキ肉エキスを健康補助食品として促えた場
合、グリコーゲン、タウリン、蛋白質などの有用
物質を多量に含有することが望ましく、逆にカド
ミウムなどの有害重金属は可及的に除去すべきで
ある。特に最近、海の汚染がはげしく、この重金
属の除去には特に配慮すべきである。 さらに、本発明者らは、先にカキ肉中に亜鉛を
含む血小板凝集抑制作用物質が存在することを見
出したが(特願昭59−131648号参照)、かかる物
質を効率よくカキ肉エキス中に回収することも重
要である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、タウリン、グリコーゲン、蛋
白質、カキ肉の亜鉛含有血小板凝集抑制作用物
質、その他有用物質含有率の高いカキ肉エキスの
製造方法を提供せんとするものである。 本発明の他の目的は、有害な重金属含有率の低
いカキ肉エキスを製造する方法を提供せんとする
ものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、カキ肉を50〜90℃程度の温湯分画に
付して沈殿物を除去した上清を、固形分含量20〜
45(W/W)%に濃縮する工程に付した後、エタ
ノール分画に付して沈殿を回収することを特徴と
するカキ肉エキスの製造方法に関する。 本発明において、温湯分画における温湯温度は
50〜90℃、好ましくは70〜80℃程度であり、2〜
3時間加熱抽出することが好ましい。 50℃以下の場合、有用物質の抽出が効率的に行
えず、また、カキ肉中に存在する菌が滅菌されな
いのでエキスの腐敗の原因となる。また、90℃以
上の場合には、糖類、蛋白質の分解生成物によつ
てメイラード反応生成物を生じるため、消化性が
悪く、また、蛋白質及び糖の栄養性がそこなわれ
る。 温湯抽出分画の上澄は、次のエタノール分画に
付す前に濃縮しておく。通常、温湯抽出における
固形分含量は、4〜5(w/w)%であるところ、
濃縮によつて当該固形分含量を20〜45(w/w)
%とする。本発明者らは、かかる濃縮によつて、
驚くべきことにタウリン等の有用物が次のエタノ
ール分画における沈澱中により多く含まれ、逆に
有害金属が上澄に集まる傾向を見出した。濃縮
は、例えば、加熱濃縮、膜濃縮、冷凍濃縮などに
よつて、特に好適には減圧加熱濃縮によつて行わ
れる。 上記温湯分画における上澄をエタノール分画、
好ましくは終濃度40〜80(w/w)%エタノール
分画に付す。エタノールの終濃度が40(w/w)
%以下の場合、有用物質、特にタウリン、蛋白質
等の回収率が悪くなり、終濃度80(w/w)%で
エタノール分画による効果が飽和される。分画処
理時間は、通常、5〜168時間、好ましくは48〜
96時間である。 上記アルコール分画における沈澱物は、そのま
まカキ肉エキス健康補助食品として使用してもよ
いが、さらに乾燥工程、粉末化、錠剤化等を行う
ことが好ましい。 乾燥工程は、ドラムドライヤーによる乾燥が好
適である。その際の加熱温度は120〜160℃、好ま
しくは130〜150℃である。上記温度におけるドラ
ムドライヤーによる乾燥によれば、酸化が起こり
にくく、また比重が大である。 なお、エタノール分画を経ないものをドラムド
ライヤーに付すことが不可能であるから、ドラム
ドライヤーによる乾燥を行う場合には、エタノー
ルによる分画を行うことが有利である。 〔効果〕 かくして得られたカキ肉エキスは、健康補助食
品として重要なグリコーゲン、タウリン、アミノ
酸、亜鉛含有血小板凝集抑制作用物質などが豊富
で、しかもカドミウム等の有害金属含量が極めて
少ないものである。 実施例 1 凍結生牡蠣に当量の蒸留水を加え、60〜70℃で
2〜3時間加熱抽出し、固液分離を行う。固液分
離後の上澄液を5〜6倍に濃縮し、得られた濃縮
液にエタノールを最終濃度が75%になるように添
加する。エタノール添加液を2〜4日間静置し、
得られた液を沈澱部と上澄液に分離する。沈澱部
をドラムドライヤーによつて140℃で乾燥し、常
法にて粉末化し、牡蠣肉エキスパウダーを得る。 実施例2・実験例1 冷凍牡蠣600gを解凍した後、水600gを加え、
80℃で1時間加熱抽出し、3000rpm、15分間遠心
分離に付す。その上澄を減圧加熱濃縮にて固形分
含有量が36%となるまで濃縮した後、エタノール
濃度が30,40,50,60,70,75,80および85
(w/w)%となる抽出工程に付して、それぞれ
における沈澱と上澄における蛋白質、タウリン含
量、全糖、亜鉛、鉄および銅(以上はカキ肉エキ
スにおける有用物質)、並びにカドミウム含量を
求め、その結果の百分率組成を第1表〜第7表に
示す。 実験例 2 水による抽出における温度を70℃とする以外は
実施例2・実験例1の操作を繰り返したところ、
実験例1とほぼ同様の結果となる。 実験例 3 固形分含有量を20%とする以外は実施例2・実
験例1の操作を繰り返したところ、実験例1とほ
ぼ同様の結果となる。 実験例 4 固形分含有量を45%とする以外は実施例2・実
験例1の操作を繰り返したところ、実験例1とほ
ぼ同様の結果となる。 比較例・実験例5 減圧加熱濃縮によつて、固形分含有量が36%と
なるまで濃縮する工程を行わない以外は、実施例
2・実験例1の操作を繰り返し、全糖、タウリン
およびカトミウム含有量を調べ、その結果を第8
表〜第10表に示した。
法の改良に関する。 〔従来技術〕 カキ肉エキスは健康補助食品として極めて優れ
たものであり、現在多数の商品が市販されてい
る。 かかるカキ肉エキスとしては、一般的にはカキ
肉の水抽出物を噴霧乾燥、及び凍結乾燥したもの
が公知である。 カキ肉エキスを健康補助食品として促えた場
合、グリコーゲン、タウリン、蛋白質などの有用
物質を多量に含有することが望ましく、逆にカド
ミウムなどの有害重金属は可及的に除去すべきで
ある。特に最近、海の汚染がはげしく、この重金
属の除去には特に配慮すべきである。 さらに、本発明者らは、先にカキ肉中に亜鉛を
含む血小板凝集抑制作用物質が存在することを見
出したが(特願昭59−131648号参照)、かかる物
質を効率よくカキ肉エキス中に回収することも重
要である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、タウリン、グリコーゲン、蛋
白質、カキ肉の亜鉛含有血小板凝集抑制作用物
質、その他有用物質含有率の高いカキ肉エキスの
製造方法を提供せんとするものである。 本発明の他の目的は、有害な重金属含有率の低
いカキ肉エキスを製造する方法を提供せんとする
ものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、カキ肉を50〜90℃程度の温湯分画に
付して沈殿物を除去した上清を、固形分含量20〜
45(W/W)%に濃縮する工程に付した後、エタ
ノール分画に付して沈殿を回収することを特徴と
するカキ肉エキスの製造方法に関する。 本発明において、温湯分画における温湯温度は
50〜90℃、好ましくは70〜80℃程度であり、2〜
3時間加熱抽出することが好ましい。 50℃以下の場合、有用物質の抽出が効率的に行
えず、また、カキ肉中に存在する菌が滅菌されな
いのでエキスの腐敗の原因となる。また、90℃以
上の場合には、糖類、蛋白質の分解生成物によつ
てメイラード反応生成物を生じるため、消化性が
悪く、また、蛋白質及び糖の栄養性がそこなわれ
る。 温湯抽出分画の上澄は、次のエタノール分画に
付す前に濃縮しておく。通常、温湯抽出における
固形分含量は、4〜5(w/w)%であるところ、
濃縮によつて当該固形分含量を20〜45(w/w)
%とする。本発明者らは、かかる濃縮によつて、
驚くべきことにタウリン等の有用物が次のエタノ
ール分画における沈澱中により多く含まれ、逆に
有害金属が上澄に集まる傾向を見出した。濃縮
は、例えば、加熱濃縮、膜濃縮、冷凍濃縮などに
よつて、特に好適には減圧加熱濃縮によつて行わ
れる。 上記温湯分画における上澄をエタノール分画、
好ましくは終濃度40〜80(w/w)%エタノール
分画に付す。エタノールの終濃度が40(w/w)
%以下の場合、有用物質、特にタウリン、蛋白質
等の回収率が悪くなり、終濃度80(w/w)%で
エタノール分画による効果が飽和される。分画処
理時間は、通常、5〜168時間、好ましくは48〜
96時間である。 上記アルコール分画における沈澱物は、そのま
まカキ肉エキス健康補助食品として使用してもよ
いが、さらに乾燥工程、粉末化、錠剤化等を行う
ことが好ましい。 乾燥工程は、ドラムドライヤーによる乾燥が好
適である。その際の加熱温度は120〜160℃、好ま
しくは130〜150℃である。上記温度におけるドラ
ムドライヤーによる乾燥によれば、酸化が起こり
にくく、また比重が大である。 なお、エタノール分画を経ないものをドラムド
ライヤーに付すことが不可能であるから、ドラム
ドライヤーによる乾燥を行う場合には、エタノー
ルによる分画を行うことが有利である。 〔効果〕 かくして得られたカキ肉エキスは、健康補助食
品として重要なグリコーゲン、タウリン、アミノ
酸、亜鉛含有血小板凝集抑制作用物質などが豊富
で、しかもカドミウム等の有害金属含量が極めて
少ないものである。 実施例 1 凍結生牡蠣に当量の蒸留水を加え、60〜70℃で
2〜3時間加熱抽出し、固液分離を行う。固液分
離後の上澄液を5〜6倍に濃縮し、得られた濃縮
液にエタノールを最終濃度が75%になるように添
加する。エタノール添加液を2〜4日間静置し、
得られた液を沈澱部と上澄液に分離する。沈澱部
をドラムドライヤーによつて140℃で乾燥し、常
法にて粉末化し、牡蠣肉エキスパウダーを得る。 実施例2・実験例1 冷凍牡蠣600gを解凍した後、水600gを加え、
80℃で1時間加熱抽出し、3000rpm、15分間遠心
分離に付す。その上澄を減圧加熱濃縮にて固形分
含有量が36%となるまで濃縮した後、エタノール
濃度が30,40,50,60,70,75,80および85
(w/w)%となる抽出工程に付して、それぞれ
における沈澱と上澄における蛋白質、タウリン含
量、全糖、亜鉛、鉄および銅(以上はカキ肉エキ
スにおける有用物質)、並びにカドミウム含量を
求め、その結果の百分率組成を第1表〜第7表に
示す。 実験例 2 水による抽出における温度を70℃とする以外は
実施例2・実験例1の操作を繰り返したところ、
実験例1とほぼ同様の結果となる。 実験例 3 固形分含有量を20%とする以外は実施例2・実
験例1の操作を繰り返したところ、実験例1とほ
ぼ同様の結果となる。 実験例 4 固形分含有量を45%とする以外は実施例2・実
験例1の操作を繰り返したところ、実験例1とほ
ぼ同様の結果となる。 比較例・実験例5 減圧加熱濃縮によつて、固形分含有量が36%と
なるまで濃縮する工程を行わない以外は、実施例
2・実験例1の操作を繰り返し、全糖、タウリン
およびカトミウム含有量を調べ、その結果を第8
表〜第10表に示した。
【表】
【表】
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【表】
【表】
【表】
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カキ肉を50〜90℃程度の温湯分画に付して沈
殿物を除去した上清を、固形分含量20〜45(W/
W)%に濃縮する工程に付した後、エタノール分
画に付して沈殿を回収することを特徴とするカキ
肉エキスの製造方法。 2 エタノール分画に付して沈殿を回収した後、
ドラムドライ工程に付すことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載のカキ肉エキスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59182430A JPS6158557A (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | カキ肉エキスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59182430A JPS6158557A (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | カキ肉エキスの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6158557A JPS6158557A (ja) | 1986-03-25 |
| JPH0463672B2 true JPH0463672B2 (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=16118132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59182430A Granted JPS6158557A (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | カキ肉エキスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6158557A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006077634A1 (ja) * | 2005-01-19 | 2006-07-27 | Japan Clinic Co., Ltd. | カキ肉エキスの製造方法 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0622441B2 (ja) * | 1990-06-21 | 1994-03-30 | 株式会社ヘルシーサポート繁正 | 乾燥かきの製造方法 |
| JP3281475B2 (ja) * | 1994-01-28 | 2002-05-13 | ヤマキ株式会社 | 魚介類を用いた亜鉛食品素材及びその製造法 |
| JPH11322617A (ja) * | 1998-05-07 | 1999-11-24 | Tokiwa Yakuhin Kogyo Kk | チキンまたはカキ抽出物を含有する胃潰瘍予防用または治療用の医薬組成物 |
| JP4562135B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2010-10-13 | 株式会社渡辺オイスター研究所 | 加圧抽出によるカキ肉エキスの製造方法 |
| JP4614276B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-01-19 | 株式会社渡辺オイスター研究所 | 減圧抽出によるカキ肉エキスの製造方法 |
| JP4646217B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-03-09 | 株式会社渡辺オイスター研究所 | 選択抽出によるカキ肉エキスの製造方法 |
| US20060246206A1 (en) | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Mitsugu Watanabe | Preparation of oyster flesh extracts |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6066960A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-17 | Osaka Chem Lab | カキ肉エキスを含む食品 |
-
1984
- 1984-08-30 JP JP59182430A patent/JPS6158557A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006077634A1 (ja) * | 2005-01-19 | 2006-07-27 | Japan Clinic Co., Ltd. | カキ肉エキスの製造方法 |
| JPWO2006077634A1 (ja) * | 2005-01-19 | 2008-06-12 | 日本クリニック株式会社 | カキ肉エキスの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6158557A (ja) | 1986-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |