JPH0464353B2 - - Google Patents
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- JPH0464353B2 JPH0464353B2 JP7658784A JP7658784A JPH0464353B2 JP H0464353 B2 JPH0464353 B2 JP H0464353B2 JP 7658784 A JP7658784 A JP 7658784A JP 7658784 A JP7658784 A JP 7658784A JP H0464353 B2 JPH0464353 B2 JP H0464353B2
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- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- eva
- resin
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
本発明は、良好は接着力を有する樹脂組成物に
関する。更に詳しくは、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(以下EVAと略す。)に塩化ビニル又は塩
化ビニルを主体とするモノマー混合物を懸濁グラ
フト重合させることにより得られる重合体(以下
EVA/VCグラフトマーと略す。)と石油樹脂と
からなる接着性樹脂組成物に関する。 その目的とするところは、有機高分子材料、金
属・無機材料、セルロース系天然材料などの各種
材料に対するすぐれた接着性を有する樹脂組成物
を得ることにある。とりわけ、飽和ポリエステル
から作られたフイルム、シート、各種成形品に対
するすぐれた接着性を有する樹脂組成物を得るこ
とにある。 従来、接着剤については莫大な数にのぼる技術
が提案されてきた。それらを主成分により、大別
すると天然物系、無機系、熱可塑性樹脂系、熱硬
化性樹脂系、ゴム系に分けられる。 更に各系についてまとめると、天然物系として
は澱粉、膠、天然ゴム、ロジンなどがあり、無機
系としては水ガラス、シリカゾルなどがある。ま
た、熱可塑性樹脂系としては、塩化ビニル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ビニル
ブチラール樹脂、EVA、アクリル樹脂などがあ
り、熱硬化性樹脂系としてはフエノール樹脂、尿
素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂などがある。 ゴム系としてはクロロプレンゴム、ニトリルゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、シ
リコーンゴムなどがある。接着剤が工業的に大量
に使用されだしたのは合板の製造であり、その
後、合成樹脂、合成ゴムの発展に伴い、飛躍的に
成長した。こうした接着剤とかかわりの深い合成
樹脂の1つにポリエステル樹脂がある。 ポリエステル樹脂はすぐれた機械的強度、耐水
性ガスバリヤー性を有し、食品包装用、レトルト
パウチ用にラミネートフイルムとして広く使用さ
れている。 その反面、ポリエステル樹脂は接着性が劣るた
めその接着剤としてホツトメルト型接着剤、フイ
ルム接着剤等は現在、満足できるものでなく、ポ
リウレタンのドライラミネーシヨン等の方法によ
らざるを得なかつた。 しかし、この方法は、接着力が十分でない上
に、溶媒を使用するため、大気汚染、爆発の危険
等の問題があり、また得られたフイルムが溶剤臭
を有するなど多くの問題点を有していた。 さらに、接着性を向上させるためにポリエステ
ル樹脂の表面をアルカリで加水分解処理する方法
も知られているが、この方法も加水分解のための
大がかりな装置を要し、大巾な価格の上昇が避け
られなかつた。 このようにポリエステル樹脂用のホツトメルト
型接着剤とかフイルム接着剤は、現在あまり知ら
れておらず、その出現が望まれていた。 本発明者らは、EVA/VCグラフトマーの接着
性能を向上させる方法について検討していたとこ
ろ、驚くべきことに、EVA/VCグラフトマーと
石油樹脂を特定の割合で混合することにより、ポ
リエステル樹脂に対して著しく高い接着性能を有
することを見い出した。しかも、本発明組成物は
アルミニウム等の他の材料に対しても高い接着性
能を有していることを見出し、本発明に到達した
のである。 即ち、本発明は酢酸ビニル含量1〜60重量%の
EVA40重量部を越え、95重量部以下に塩化ビニ
ルまたは塩化ビニルを主体とするモノマー混合物
5重量部以上、60重量部未満を懸濁グラフト重合
させることにより得られる重合体(EVA/VCグ
ラフトマー)40重量部以上95重量部以下と石油類
の熱分解等により得られる分解油留分のうち140
〜220℃の範囲内の沸点留分をフリーデル・クラ
フツ型触媒の存在下で重合して得られる石油樹脂
5重量部以上60重量部以下とからなる接着性樹脂
組成物である。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明で用いられるEVAとは高圧ラジカル重
合法あるいは溶液または乳化重合法などのいずれ
かの方法によつて製造されたもので、酢酸ビニル
含量が1〜60重量%、メルトインデツクス(MI)
が0.1〜500g/10分であるものが好ましく、この
条件を満たす市販のEVAを用いることができる。 本発明で用いられるEVA/VCグラフトマーと
は上に述べたEVA40重量部を越え、95重量部以
下に塩化ビニル5重量部以上60重量部未満を懸濁
グラフト重合したものが好ましい。 懸濁グラフト重合は有機過酸化物を開始剤とし
てEVAを塩化ビニルに溶解させてからグラフト
重合させる方法や、特公昭48−16346号等に開示
されている製造技術、即ち、塩化ビニルの飽和蒸
気圧より低い圧力下でEVAを塩化ビニルに溶解
させず、膨潤状態のままでグラフト重合する方法
を用いることができる。 グラフト重合量が60重量部を越える場合、ある
いは幹ポリマーであるEVAの酢酸ビニル含量が
1重量%未満である場合は、本発明組成物の接着
性が著しく低下する。 またグラフト重合量が5重量部未満である場
合、あるいは幹ポリマーであるEVAの酢酸ビニ
ル含量が60重量%を越える場合に得られる
EVA/VCグラフトマーは加工機械等にくつつき
易くなり、不都合となる。 本発明に用いる石油樹脂は石油類の熱分解等に
より得られる分解油留分のうち、140〜220℃の範
囲内の沸点留分をフリーデル・クラフツ型触媒の
存在下で重合して得られるもので、その中から少
なくとも1種類を使用することができ、この条件
を満す市販の石油樹脂、例えば、ネオポリマー
(日本石油化学(株)製品)、ペトロジン(三井石油化
学(株)製品)、ペトコール(東洋曹達工業(株)製品)
を用いることができる。 本発明の組成物においてEVA/VCグラフトマ
ーと石油樹脂の量的割合は、樹脂組成物の具体的
用途との関連で、その溶融粘度、加工性、機械的
強度、その他の要因を総合的に勘案して決められ
る。 具体的には、石油樹脂はEVA/VCグラフトマ
ー40重量部以上95重量部以下に対して5重量部以
上60重量部以下が好ましい。この範囲であると接
着性が向上した樹脂組成物が得られ、押出コーテ
イング用樹脂、フイルム、接着剤に使用しうる性
質を備えているからである。 以上述べてきたように、本発明組成物はポリエ
ステルとポリエステルまたはポリエステルと他の
材料との接着剤として特に有効である。 さらにアルミニウムとアルミニウムまたはアル
ミニウムと他の金属などの接着剤としても用いる
ことができ、幅広い用途に適用が可能である。 本発明組成物の使用形態は、フイルム状、ペレ
ツト状のいずれでもその効果を有効に発揮するこ
とができる。また、いうまでもなく他の材料(特
にポリエステル樹脂)にコーテイングすることに
より、フイルム(シート)として、さらに多層フ
イルム(シート)として使用することもできる。 使用形態にあわせて、公知の添加剤、例えば熱
安定剤、酸化防止剤、アンチブロツク剤、スリツ
プ剤、帯電防止剤、着色剤等を加えてもよい。 本発明組成物は、その効果を損なわない範囲で
無機の充填材を加えることもできる。 これらの各成分の混合は例えば、バンバリーミ
キサー、二本ロール、押出機等の公知の方法で混
練できる。混練温度はEVA/VCグラフトマーの
融点、分解温度および石油樹脂の融点、分解温度
との関連で定める。具体的には100℃以上200℃以
下が望ましい。混練する時間は、均一に混り合つ
た樹脂組成物となるまでの時間を選択すればよ
い。具体的には5分以上が好適である。このよう
に、本発明組成物は特にポリエステル樹脂の接着
剤として有用であり、包装材料をはじめとして産
業界への寄与は極めて大きいものである。 以下に実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明を何ら制限するものではない。 参考例 1 EVA/VCグラフトマー(A)の製造 撹拌装置を備えた70ステンレス製塩化ビニル
重合容器に、純水40Kg、EVA(メルトインデツク
ス30g/10分、酢酸ビニル含量は32重量%)5
Kg、部分ケン化ポリ酢酸ビニル50gを仕込み、ふ
たをしめて窒素で置換した後、真空にして塩化ビ
ニルモノマー1.5Kgを導入した。 撹拌しながら昇温を開始し、60℃まで達したら
2,2′−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニト
リル5gを加え重合を開始した。圧力を5Kg/cm2
Gで一定に保つように塩化ビニルモノマーを導入
しながら8時間重合を行い、EVAを81.7重量%
含むEVA/VCグラフトマー(A)を得、以下の実施
例に供した。 参考例 2 EVA/VCグラフトマー(B)、(C)の製造 撹拌装置を備えた70ステンレス製塩化ビニル
重合容器に、純水27Kg、EVA(メルトインデツク
ス30g/10分、酢酸ビニル含量は32重量%)9.0
Kg、部分ケン化ポリ酢酸ビニル50gを仕込み、ふ
たをしめて窒素で置換した後、真空にして塩化ビ
ニルモノマー9.0Kgを導入した。撹拌しながら昇
温を開始し60℃で3時間EVAを塩化ビニルモノ
マーに溶解した。ついで、2,2′−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル5gを加え、重
合を開始して8時間重合を行い、EVAを62.5重
量%含むEVA/VCグラフトマー(B)を得た。 同様にしてEVA30重量%を含むEVA/VCグ
ラフトマー(C)を得、以下実施例に供した。 実施例1−1〜1−5、比較例1−1〜1−2 6インチロールを用い、130℃にて参考例1、
2で製造したEVA/VCグラフトマー(A)、(B)各所
定量に安定剤#N−2000E(日東化成(株)製)、E−
101(東京フアインケミカル(株)製)各2重量部を添
加した組成物を溶融した後、石油樹脂を所定量添
加し、5分間混練した。石油樹脂としては東洋曹
達工業(株)製ペトコール140を使用した。 この組成物を0.1mmのフイルムとし、0.3mmポリ
エステル樹脂の間にはさみ、150℃、100Kg/cm2、
5分間の条件で熱圧着し、そのT剥離強さを測定
した。その結果を表1に示した。 実施例 2−1、2−2 6インチロールを用い、130℃にて参考例1で
製造したEVA/VCグラフトマー(A)70重量部に安
定剤#N−2000E、E−101各2重量部を添加し
た組成物を溶融した後、石油樹脂を30重量部添加
し、5分間混練した。 この組成物を0.1mmのフイルムとし、0.3mmアル
ミニウム板ならびに0.3mmアルミニウム板と0.3mm
鉄板の間にはさみ、150℃、100Kg/cm2、5分間の
条件で熱圧着し、そのT剥離強さを測定した。結
果を表1に示した。 比較例 2−1〜2−2 6インチロールを用い、130℃にて参考例1、
2で製造したEVA/VCグラフトマー(A)、(B)各
100重量部に安定剤#N−2000E、E−101各2重
量部を添加した組成物を溶融した後、5分間混練
した。 この組成物を0.1mmフイルムとし、0.3mmポリエ
ステル樹脂の間にはさみ、150℃、100Kg/cm2、5
分間の条件で熱圧着し、そのT剥離強さを測定し
た。その結果を表1に示した。 比較例 3−1 6インチロールを用い、130℃にて参考例2で
製造したEVA/VCグラフトマー(C)70重量部に安
定剤#N−2000E、E−101各2重量部を添加し
た組成物を溶融した後、石油樹脂を30重量部添加
し、5分間混練した。 この組成物を0.1mmのフイルムとし、0.3mmポリ
エステル樹脂の間にはさみ、150℃、100Kg/cm2、
5分間の条件で熱圧着し、そのT剥離強さを測定
した。その結果を表1に示した。
関する。更に詳しくは、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(以下EVAと略す。)に塩化ビニル又は塩
化ビニルを主体とするモノマー混合物を懸濁グラ
フト重合させることにより得られる重合体(以下
EVA/VCグラフトマーと略す。)と石油樹脂と
からなる接着性樹脂組成物に関する。 その目的とするところは、有機高分子材料、金
属・無機材料、セルロース系天然材料などの各種
材料に対するすぐれた接着性を有する樹脂組成物
を得ることにある。とりわけ、飽和ポリエステル
から作られたフイルム、シート、各種成形品に対
するすぐれた接着性を有する樹脂組成物を得るこ
とにある。 従来、接着剤については莫大な数にのぼる技術
が提案されてきた。それらを主成分により、大別
すると天然物系、無機系、熱可塑性樹脂系、熱硬
化性樹脂系、ゴム系に分けられる。 更に各系についてまとめると、天然物系として
は澱粉、膠、天然ゴム、ロジンなどがあり、無機
系としては水ガラス、シリカゾルなどがある。ま
た、熱可塑性樹脂系としては、塩化ビニル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ビニル
ブチラール樹脂、EVA、アクリル樹脂などがあ
り、熱硬化性樹脂系としてはフエノール樹脂、尿
素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂などがある。 ゴム系としてはクロロプレンゴム、ニトリルゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、シ
リコーンゴムなどがある。接着剤が工業的に大量
に使用されだしたのは合板の製造であり、その
後、合成樹脂、合成ゴムの発展に伴い、飛躍的に
成長した。こうした接着剤とかかわりの深い合成
樹脂の1つにポリエステル樹脂がある。 ポリエステル樹脂はすぐれた機械的強度、耐水
性ガスバリヤー性を有し、食品包装用、レトルト
パウチ用にラミネートフイルムとして広く使用さ
れている。 その反面、ポリエステル樹脂は接着性が劣るた
めその接着剤としてホツトメルト型接着剤、フイ
ルム接着剤等は現在、満足できるものでなく、ポ
リウレタンのドライラミネーシヨン等の方法によ
らざるを得なかつた。 しかし、この方法は、接着力が十分でない上
に、溶媒を使用するため、大気汚染、爆発の危険
等の問題があり、また得られたフイルムが溶剤臭
を有するなど多くの問題点を有していた。 さらに、接着性を向上させるためにポリエステ
ル樹脂の表面をアルカリで加水分解処理する方法
も知られているが、この方法も加水分解のための
大がかりな装置を要し、大巾な価格の上昇が避け
られなかつた。 このようにポリエステル樹脂用のホツトメルト
型接着剤とかフイルム接着剤は、現在あまり知ら
れておらず、その出現が望まれていた。 本発明者らは、EVA/VCグラフトマーの接着
性能を向上させる方法について検討していたとこ
ろ、驚くべきことに、EVA/VCグラフトマーと
石油樹脂を特定の割合で混合することにより、ポ
リエステル樹脂に対して著しく高い接着性能を有
することを見い出した。しかも、本発明組成物は
アルミニウム等の他の材料に対しても高い接着性
能を有していることを見出し、本発明に到達した
のである。 即ち、本発明は酢酸ビニル含量1〜60重量%の
EVA40重量部を越え、95重量部以下に塩化ビニ
ルまたは塩化ビニルを主体とするモノマー混合物
5重量部以上、60重量部未満を懸濁グラフト重合
させることにより得られる重合体(EVA/VCグ
ラフトマー)40重量部以上95重量部以下と石油類
の熱分解等により得られる分解油留分のうち140
〜220℃の範囲内の沸点留分をフリーデル・クラ
フツ型触媒の存在下で重合して得られる石油樹脂
5重量部以上60重量部以下とからなる接着性樹脂
組成物である。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明で用いられるEVAとは高圧ラジカル重
合法あるいは溶液または乳化重合法などのいずれ
かの方法によつて製造されたもので、酢酸ビニル
含量が1〜60重量%、メルトインデツクス(MI)
が0.1〜500g/10分であるものが好ましく、この
条件を満たす市販のEVAを用いることができる。 本発明で用いられるEVA/VCグラフトマーと
は上に述べたEVA40重量部を越え、95重量部以
下に塩化ビニル5重量部以上60重量部未満を懸濁
グラフト重合したものが好ましい。 懸濁グラフト重合は有機過酸化物を開始剤とし
てEVAを塩化ビニルに溶解させてからグラフト
重合させる方法や、特公昭48−16346号等に開示
されている製造技術、即ち、塩化ビニルの飽和蒸
気圧より低い圧力下でEVAを塩化ビニルに溶解
させず、膨潤状態のままでグラフト重合する方法
を用いることができる。 グラフト重合量が60重量部を越える場合、ある
いは幹ポリマーであるEVAの酢酸ビニル含量が
1重量%未満である場合は、本発明組成物の接着
性が著しく低下する。 またグラフト重合量が5重量部未満である場
合、あるいは幹ポリマーであるEVAの酢酸ビニ
ル含量が60重量%を越える場合に得られる
EVA/VCグラフトマーは加工機械等にくつつき
易くなり、不都合となる。 本発明に用いる石油樹脂は石油類の熱分解等に
より得られる分解油留分のうち、140〜220℃の範
囲内の沸点留分をフリーデル・クラフツ型触媒の
存在下で重合して得られるもので、その中から少
なくとも1種類を使用することができ、この条件
を満す市販の石油樹脂、例えば、ネオポリマー
(日本石油化学(株)製品)、ペトロジン(三井石油化
学(株)製品)、ペトコール(東洋曹達工業(株)製品)
を用いることができる。 本発明の組成物においてEVA/VCグラフトマ
ーと石油樹脂の量的割合は、樹脂組成物の具体的
用途との関連で、その溶融粘度、加工性、機械的
強度、その他の要因を総合的に勘案して決められ
る。 具体的には、石油樹脂はEVA/VCグラフトマ
ー40重量部以上95重量部以下に対して5重量部以
上60重量部以下が好ましい。この範囲であると接
着性が向上した樹脂組成物が得られ、押出コーテ
イング用樹脂、フイルム、接着剤に使用しうる性
質を備えているからである。 以上述べてきたように、本発明組成物はポリエ
ステルとポリエステルまたはポリエステルと他の
材料との接着剤として特に有効である。 さらにアルミニウムとアルミニウムまたはアル
ミニウムと他の金属などの接着剤としても用いる
ことができ、幅広い用途に適用が可能である。 本発明組成物の使用形態は、フイルム状、ペレ
ツト状のいずれでもその効果を有効に発揮するこ
とができる。また、いうまでもなく他の材料(特
にポリエステル樹脂)にコーテイングすることに
より、フイルム(シート)として、さらに多層フ
イルム(シート)として使用することもできる。 使用形態にあわせて、公知の添加剤、例えば熱
安定剤、酸化防止剤、アンチブロツク剤、スリツ
プ剤、帯電防止剤、着色剤等を加えてもよい。 本発明組成物は、その効果を損なわない範囲で
無機の充填材を加えることもできる。 これらの各成分の混合は例えば、バンバリーミ
キサー、二本ロール、押出機等の公知の方法で混
練できる。混練温度はEVA/VCグラフトマーの
融点、分解温度および石油樹脂の融点、分解温度
との関連で定める。具体的には100℃以上200℃以
下が望ましい。混練する時間は、均一に混り合つ
た樹脂組成物となるまでの時間を選択すればよ
い。具体的には5分以上が好適である。このよう
に、本発明組成物は特にポリエステル樹脂の接着
剤として有用であり、包装材料をはじめとして産
業界への寄与は極めて大きいものである。 以下に実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明を何ら制限するものではない。 参考例 1 EVA/VCグラフトマー(A)の製造 撹拌装置を備えた70ステンレス製塩化ビニル
重合容器に、純水40Kg、EVA(メルトインデツク
ス30g/10分、酢酸ビニル含量は32重量%)5
Kg、部分ケン化ポリ酢酸ビニル50gを仕込み、ふ
たをしめて窒素で置換した後、真空にして塩化ビ
ニルモノマー1.5Kgを導入した。 撹拌しながら昇温を開始し、60℃まで達したら
2,2′−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニト
リル5gを加え重合を開始した。圧力を5Kg/cm2
Gで一定に保つように塩化ビニルモノマーを導入
しながら8時間重合を行い、EVAを81.7重量%
含むEVA/VCグラフトマー(A)を得、以下の実施
例に供した。 参考例 2 EVA/VCグラフトマー(B)、(C)の製造 撹拌装置を備えた70ステンレス製塩化ビニル
重合容器に、純水27Kg、EVA(メルトインデツク
ス30g/10分、酢酸ビニル含量は32重量%)9.0
Kg、部分ケン化ポリ酢酸ビニル50gを仕込み、ふ
たをしめて窒素で置換した後、真空にして塩化ビ
ニルモノマー9.0Kgを導入した。撹拌しながら昇
温を開始し60℃で3時間EVAを塩化ビニルモノ
マーに溶解した。ついで、2,2′−アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル5gを加え、重
合を開始して8時間重合を行い、EVAを62.5重
量%含むEVA/VCグラフトマー(B)を得た。 同様にしてEVA30重量%を含むEVA/VCグ
ラフトマー(C)を得、以下実施例に供した。 実施例1−1〜1−5、比較例1−1〜1−2 6インチロールを用い、130℃にて参考例1、
2で製造したEVA/VCグラフトマー(A)、(B)各所
定量に安定剤#N−2000E(日東化成(株)製)、E−
101(東京フアインケミカル(株)製)各2重量部を添
加した組成物を溶融した後、石油樹脂を所定量添
加し、5分間混練した。石油樹脂としては東洋曹
達工業(株)製ペトコール140を使用した。 この組成物を0.1mmのフイルムとし、0.3mmポリ
エステル樹脂の間にはさみ、150℃、100Kg/cm2、
5分間の条件で熱圧着し、そのT剥離強さを測定
した。その結果を表1に示した。 実施例 2−1、2−2 6インチロールを用い、130℃にて参考例1で
製造したEVA/VCグラフトマー(A)70重量部に安
定剤#N−2000E、E−101各2重量部を添加し
た組成物を溶融した後、石油樹脂を30重量部添加
し、5分間混練した。 この組成物を0.1mmのフイルムとし、0.3mmアル
ミニウム板ならびに0.3mmアルミニウム板と0.3mm
鉄板の間にはさみ、150℃、100Kg/cm2、5分間の
条件で熱圧着し、そのT剥離強さを測定した。結
果を表1に示した。 比較例 2−1〜2−2 6インチロールを用い、130℃にて参考例1、
2で製造したEVA/VCグラフトマー(A)、(B)各
100重量部に安定剤#N−2000E、E−101各2重
量部を添加した組成物を溶融した後、5分間混練
した。 この組成物を0.1mmフイルムとし、0.3mmポリエ
ステル樹脂の間にはさみ、150℃、100Kg/cm2、5
分間の条件で熱圧着し、そのT剥離強さを測定し
た。その結果を表1に示した。 比較例 3−1 6インチロールを用い、130℃にて参考例2で
製造したEVA/VCグラフトマー(C)70重量部に安
定剤#N−2000E、E−101各2重量部を添加し
た組成物を溶融した後、石油樹脂を30重量部添加
し、5分間混練した。 この組成物を0.1mmのフイルムとし、0.3mmポリ
エステル樹脂の間にはさみ、150℃、100Kg/cm2、
5分間の条件で熱圧着し、そのT剥離強さを測定
した。その結果を表1に示した。
【表】
【表】
*1 東洋曹達工業(株)製品
*2 日東化成(株)製品
*3 東京フアインケミカル(株)製品
表1の結果から明らかなように、本発明法の接
着性樹脂組成物はポリエステル樹脂ならびに金属
の接着剤として極めて有効であることがわかる。
*2 日東化成(株)製品
*3 東京フアインケミカル(株)製品
表1の結果から明らかなように、本発明法の接
着性樹脂組成物はポリエステル樹脂ならびに金属
の接着剤として極めて有効であることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 メルトインデツクス0.1〜500g/10分、酢酸
ビニル含量1〜60重量%のエチレン−酢酸ビニル
共重合体40重量部を越え、95重量部以下に塩化ビ
ニルまたは塩化ビニルを主体とするモノマー混合
物5重量部以上60重量部未満を懸濁グラフト重合
させることにより得られる重合体40重量部以上95
重量部以下と 2 石油類の熱分解等により得られる分解油留分
のうち、140〜220℃の範囲内の沸点留分をフリー
デル・クラフツ型触媒の存在下で重合して得られ
る石油樹脂5重量部以上60重量部以下とからなる
接着性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7658784A JPS60221474A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 接着性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7658784A JPS60221474A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 接着性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60221474A JPS60221474A (ja) | 1985-11-06 |
| JPH0464353B2 true JPH0464353B2 (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=13609419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7658784A Granted JPS60221474A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 接着性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60221474A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103509474B (zh) * | 2013-09-18 | 2015-07-01 | 滁州市光威化工有限公司 | 一种书刊侧胶 |
| CN113956460B (zh) * | 2021-09-27 | 2023-05-26 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种石油树脂基表面活性剂及其制备方法 |
-
1984
- 1984-04-18 JP JP7658784A patent/JPS60221474A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60221474A (ja) | 1985-11-06 |
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