JPH0465446B2 - - Google Patents
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- JPH0465446B2 JPH0465446B2 JP60044060A JP4406085A JPH0465446B2 JP H0465446 B2 JPH0465446 B2 JP H0465446B2 JP 60044060 A JP60044060 A JP 60044060A JP 4406085 A JP4406085 A JP 4406085A JP H0465446 B2 JPH0465446 B2 JP H0465446B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrite
- fatty acid
- containing layer
- magnetic recording
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、情報産業分野等で利用される高記録
密度の磁気記録媒体に関する。 従来の技術 従来のγ−Fe2O3,Co含有γ−Fe2O3,CrO2等
の強磁性粉末を有機バインダー中に分散して非磁
性支持体に塗布した、いわゆる塗布型磁気記録媒
体に代つて、メツキ法,スパツタリング法,真空
蒸着法,イオンプレーテイング法等の方法によつ
て強磁性金属薄膜を非磁性支持体上に設けた磁気
記録媒体は、高密度記録用磁気記録媒体として研
究されている。 しかしながら上述した方法で作られた強磁性金
属薄膜を用いた磁気記録媒体は、その耐摩耗性お
よび走行性に問題がある。 そもそも磁気記録媒体は磁気信号の記録,再生
の過程において、磁気ヘツドとの高速相対運動の
下におかれる。この時磁気記録媒体の走行が円滑
でかつ安定な状態で行なわれなければならない。
また磁気ヘツドとの接触による摩耗や破損が生起
してはならない。 しかしながら上述した如き方法で作られた強磁
性金属薄膜は、磁気記録,再生の過程の苛酷な条
件に耐えることができず、磁気ヘツド等の摩擦に
よつて走行が不安定になつたり、長時間走行させ
た場合には摩耗したり、破損したり、摩耗粉の発
生によつて著しく出力が低下することがあつた。
そのため、強磁性金属薄膜の上に滑剤層を設ける
ことが提案されており、例えばSiO2,Al2O3,
SiO等の金属酸化物層を形成し、その金属酸化物
層表面に脂肪酸系潤滑剤の蒸着膜を形成すること
が提案されている(特開昭59−154642号公報)。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この場合潤滑性の点では改善が
見られるが、走行安定性および耐摩耗性について
は未だ充分であるとは言えない。これは、脂肪酸
系潤滑剤とSiO2,Al2O3,SiO等の金属酸化物と
の結合が弱いために、走行中に摺動する磁気ヘツ
ド等により脂肪酸系潤滑剤が削落させられるため
である。 本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、潤
滑性、走行性,耐摩耗性のすぐれた磁気記録媒体
を提供することを目的としている。 問題点を解決するための手段 非磁性基板上に設けた強磁性金属薄膜上に、フ
エライト含有層を形成し、そのフエライト含有層
表面に脂肪酸系潤滑剤含有層を設ける。 作 用 脂肪酸系潤滑剤をフエライト層に強く化学結合
させることができ、磁気ヘツド等との摩擦によつ
て脂肪酸系潤滑剤が削り落されることがないの
で、潤滑性,走行性,耐摩耗性のすぐれた磁気記
録媒体が得られる。高級脂肪酸もしくはその塩が
フエライトに強く結合するのは、フエライト中の
鉄イオンと配位結合を形成するためと推定され
る。 実施例 図は、本発明の磁気記録媒体の断面図である。
図において、1は非磁性基板、2は強磁性金属薄
膜、3はフエライト含有層、4は脂肪酸系潤滑剤
含有層である。 本発明による磁気記録媒体に使用し得る非磁性
基板1としては、ポリ塩化ニル,酢酸セルロー
ス,ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレ
ン,ポリプロピレン,ポリカーボネート,ポリイ
ミド,ポリアミド等の高分子材料,非磁性金属材
料,ガラス,磁器等のセラミツク材料等周知の材
料からなるフイルム,板等がある。 また、本発明の磁気記録媒体に使用しうる強磁
性金属薄膜2を形成する強磁性材料としては、周
知の任意の材料を使用でき、例えば鉄,コバル
ト,ニツケルの1種以上の合金、またはこれら
と、他の金属例えばマンガン,クロム,チタン,
リン,イツトリウム,サマリウム,ビスマス等と
を組合せた合金があり、また上記金属の酸化物等
がある。 非磁性基板1上に強磁性金属薄膜2を形成させ
るに当つては真空蒸着法,スパツタリング法,イ
オンプレーテイング法,メツキ法等任意の周知の
方法で形成させることができる。 本発明においては、上述した如き強磁性金属薄
膜2の上にフエライト含有層3を設けることが要
点である。 本発明で使用しうるフエライトは、一般式
MO・Fe2O3(M:2価の金属)なる組成を持つも
ので、たとえばMn2+,Fe2+,Co2+,Ni2+,
Cu2+,Zn2+などがあげられる。またMは単体の
金属でなく、Fe2+とZn2+等、複合になつていて
もよい。 本発明により強磁性金属薄膜2上に、フエライ
ト含有層3を形成させるに当つては、スパツタリ
ング法,コーテイング法等の方法で形成させるこ
とができる。膜厚の制御及び強磁性金属薄膜2と
の密着性の点から言えば、スパツタリング法がす
ぐれている。コーテイング法では、50〜200Åの
フエライトを炭化水素系溶媒に分散した液(磁性
流体)をスピンコーテイング等により塗布するの
で、製膜方法が簡単で、テープ状の場合、長尺物
が容易にできる。 本発明により強磁性金属薄膜2上に、フエライ
ト含有層3を形成する場合、その膜厚は50〜400
Åが好適である。 一般に上記膜厚が400Åより大となると、信号
の再生時にスペーシングロスにより出力が低下す
るので好ましくなく、また50Åより小さくなる
と、ピンホールが生じやすくなつて、脂肪酸系潤
滑剤との複合効果が期待できなくなる。 本発明によれば、上述した如きフエライト含有
層3の上に、脂肪酸系潤滑剤含有層4を設ける。 本発明で使用しうる脂肪酸系潤滑剤は、脂肪酸
もしくは脂肪酸塩である。本発明で使用しうる脂
肪酸系潤滑剤は、炭素数12〜26の炭化水素鎖もし
くは炭素数6〜18の炭化弗素鎖を有する化合物が
望ましい。炭化水素鎖の場合、炭素数11以下、炭
化弗素鎖の場合、炭素数5以下の脂肪酸系化合物
では、充分な潤滑,耐久性が得られない。また、
炭素数27以上の炭化水素鎖あるいは、炭素数19以
上の炭化弗素鎖を持つ脂肪酸系化合物では、それ
以上の潤滑性の向上は見られず、耐久性が低下し
てしまう。 本発明で使用しうる脂肪酸系潤滑剤として、炭
化水素系ではラウリル酸,ミリスチン酸,パルミ
チン酸,ステアリン酸,アラキン酸,ベヘン酸,
リグノセリン酸,セロチン酸,オレイン酸,リノ
ール酸,リノレン酸,エルカ酸及びそれらのLi
塩,Na塩,Ka塩等があり、炭化弗素系では、パ
ーフルオロカプロン酸,パーフルオロカプリル
酸,パーフルオロカプリン酸,パーフルオロラウ
リン酸,パーフルオロミリスチン酸,パーフルオ
ロパルミチン酸,パーフルオロステアリン酸及び
それらのLi塩,Na塩,Ka塩等がある。 フエライト含有層上に脂肪酸系潤滑剤含有層を
形成させるに当つては、真空蒸着法,コーテイン
グ法,ラングミユア・ブロジエツト法等の方法で
形成させることができる。 本発明によりフエライト含有層上に脂肪酸系潤
滑剤含有層を形成する場合、その膜厚は50〜500
Åが好適であり、100〜300Åが好ましい。ただ
し、フエライト含有層と合わせた厚さを500Å以
下にする必要がある。500Åより大となると、信
号の再生時にスペーシングロスにより出力が低下
するので好ましくない。また脂肪酸系潤滑剤含有
層の膜厚が50Åより小さくなると潤滑性が著しく
低下するので好ましくない。 以下に具体的な例を挙げて本発明を説明する。 実施例 1 厚さ20μmのポリイミドフイルム基板上に、真
空蒸着法によりコバルト(90%)−クロム(10%)
からなる膜厚1500Åの強磁性金属薄膜を作つた。
この強磁性金属薄膜を形成した基板から直径75mm
の大きさの片を切りとり、上記強磁性金属薄膜の
上に、スパツタ法により、膜厚100ÅのZnフエラ
イト薄膜を設けた。次にスピナーを用いて、
100ppmステアリン酸のイソプロパノール(IPA)
溶液を上記Znフエライト層の上にコーテイング
した。2c.c.の上記IPA溶液を500rpmの回転で塗
工し、引き続いて、回転数を1000rpmに上げて、
溶媒を乾燥させた。試料を真空乾燥後、Znフエ
ライト層上に形成されたステアリン酸層をエリプ
ソメーターで測定したところ膜厚は150Åであつ
た。 その後上記試料の動摩擦係数を動摩擦係数計
(DFPM形,協和化学製)を用いて測定した。用
いたヘツドは直径3mmの鋼球で、ヘツド荷重20
g、ヘツドの走行速度1.0mm/Sにして測定した。 実施例 2 実施例1における100ppmのステアリン酸の
IPA溶液を100ppmのステアリン酸NaのIPA溶液
に代えて試料をつくり、同条件で動摩擦係数を測
定した。 実施例 3 実施例1におけるZnフエライトをMn・Znフエ
ライトに代えて試料をつくり、同条件で動摩擦係
数を測定した。 実施例 4 実施例1におけるZnフエライトをMn・Znフエ
ライトに、100ppmのステアリン酸のIPA溶液を
100ppmのステアリン酸NaのIPA溶液に代えて試
料をつくり、同条件で動摩擦係数を測定した。 実施例 5 実施例1における100ppmのステアリン酸の
IPA溶液を100ppmのリグノセリン酸のIPA溶液
に代えて試料をつくり、同条件で動摩擦係数を測
定した。 実施例 6 実施例1における100ppmのステアリン酸の
IPA溶液を100ppmのリグノセリン酸NaのIPA溶
液に代えて試料をつくり、同条件で動摩擦係数を
測定した。 実施例 7 実施例1における100ppmのステアリン酸の
IPA溶液を100ppmのパーフルオロラウリル酸の
IPA溶液に代えて試料をつくり、同条件で摩擦係
数を測定した。 比較例 1 実施例1と同様にして、Co−Cr膜は形成する
が、フエライト含有層及び脂肪酸系潤滑剤含有層
を設けない試料をつくり、実施例1と同条件で動
摩擦係数を測定した。 比較例 2 実施例1と同様にしてCo−Cr膜,Znフエライ
ト含有層を形成するが、脂肪酸系潤滑剤含有層を
設けない試料をつくり、実施例1と同条件で動摩
擦係数を測定した。 比較例 3 実施例1と同様にしてCo−Cr膜をつくり、そ
の上にステアリン酸含有層のみを設けた試料をつ
くり、実施例1と同条件で動摩擦係数を測定し
た。 比較例 4 実施例1と同様にしてCo−Crをつくり、その
上にパーフルオロラウリル酸含有層のみを設けた
試料をつくり、実施例1と同条件で動摩擦係数を
測定した。 比較例 5 実施例1と同様にしてCo−Cr膜をつくり、そ
の上にスパツタ法により膜厚100ÅのSiO2薄膜を
設けた。次にステアリン酸含有層を実施例1と同
じ条件で形成した。試料を真空乾燥後、実施例1
と同じ条件で動摩擦係数を測定した。 実施例1〜7比較例1〜5の結果を表に示す。
密度の磁気記録媒体に関する。 従来の技術 従来のγ−Fe2O3,Co含有γ−Fe2O3,CrO2等
の強磁性粉末を有機バインダー中に分散して非磁
性支持体に塗布した、いわゆる塗布型磁気記録媒
体に代つて、メツキ法,スパツタリング法,真空
蒸着法,イオンプレーテイング法等の方法によつ
て強磁性金属薄膜を非磁性支持体上に設けた磁気
記録媒体は、高密度記録用磁気記録媒体として研
究されている。 しかしながら上述した方法で作られた強磁性金
属薄膜を用いた磁気記録媒体は、その耐摩耗性お
よび走行性に問題がある。 そもそも磁気記録媒体は磁気信号の記録,再生
の過程において、磁気ヘツドとの高速相対運動の
下におかれる。この時磁気記録媒体の走行が円滑
でかつ安定な状態で行なわれなければならない。
また磁気ヘツドとの接触による摩耗や破損が生起
してはならない。 しかしながら上述した如き方法で作られた強磁
性金属薄膜は、磁気記録,再生の過程の苛酷な条
件に耐えることができず、磁気ヘツド等の摩擦に
よつて走行が不安定になつたり、長時間走行させ
た場合には摩耗したり、破損したり、摩耗粉の発
生によつて著しく出力が低下することがあつた。
そのため、強磁性金属薄膜の上に滑剤層を設ける
ことが提案されており、例えばSiO2,Al2O3,
SiO等の金属酸化物層を形成し、その金属酸化物
層表面に脂肪酸系潤滑剤の蒸着膜を形成すること
が提案されている(特開昭59−154642号公報)。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この場合潤滑性の点では改善が
見られるが、走行安定性および耐摩耗性について
は未だ充分であるとは言えない。これは、脂肪酸
系潤滑剤とSiO2,Al2O3,SiO等の金属酸化物と
の結合が弱いために、走行中に摺動する磁気ヘツ
ド等により脂肪酸系潤滑剤が削落させられるため
である。 本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、潤
滑性、走行性,耐摩耗性のすぐれた磁気記録媒体
を提供することを目的としている。 問題点を解決するための手段 非磁性基板上に設けた強磁性金属薄膜上に、フ
エライト含有層を形成し、そのフエライト含有層
表面に脂肪酸系潤滑剤含有層を設ける。 作 用 脂肪酸系潤滑剤をフエライト層に強く化学結合
させることができ、磁気ヘツド等との摩擦によつ
て脂肪酸系潤滑剤が削り落されることがないの
で、潤滑性,走行性,耐摩耗性のすぐれた磁気記
録媒体が得られる。高級脂肪酸もしくはその塩が
フエライトに強く結合するのは、フエライト中の
鉄イオンと配位結合を形成するためと推定され
る。 実施例 図は、本発明の磁気記録媒体の断面図である。
図において、1は非磁性基板、2は強磁性金属薄
膜、3はフエライト含有層、4は脂肪酸系潤滑剤
含有層である。 本発明による磁気記録媒体に使用し得る非磁性
基板1としては、ポリ塩化ニル,酢酸セルロー
ス,ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレ
ン,ポリプロピレン,ポリカーボネート,ポリイ
ミド,ポリアミド等の高分子材料,非磁性金属材
料,ガラス,磁器等のセラミツク材料等周知の材
料からなるフイルム,板等がある。 また、本発明の磁気記録媒体に使用しうる強磁
性金属薄膜2を形成する強磁性材料としては、周
知の任意の材料を使用でき、例えば鉄,コバル
ト,ニツケルの1種以上の合金、またはこれら
と、他の金属例えばマンガン,クロム,チタン,
リン,イツトリウム,サマリウム,ビスマス等と
を組合せた合金があり、また上記金属の酸化物等
がある。 非磁性基板1上に強磁性金属薄膜2を形成させ
るに当つては真空蒸着法,スパツタリング法,イ
オンプレーテイング法,メツキ法等任意の周知の
方法で形成させることができる。 本発明においては、上述した如き強磁性金属薄
膜2の上にフエライト含有層3を設けることが要
点である。 本発明で使用しうるフエライトは、一般式
MO・Fe2O3(M:2価の金属)なる組成を持つも
ので、たとえばMn2+,Fe2+,Co2+,Ni2+,
Cu2+,Zn2+などがあげられる。またMは単体の
金属でなく、Fe2+とZn2+等、複合になつていて
もよい。 本発明により強磁性金属薄膜2上に、フエライ
ト含有層3を形成させるに当つては、スパツタリ
ング法,コーテイング法等の方法で形成させるこ
とができる。膜厚の制御及び強磁性金属薄膜2と
の密着性の点から言えば、スパツタリング法がす
ぐれている。コーテイング法では、50〜200Åの
フエライトを炭化水素系溶媒に分散した液(磁性
流体)をスピンコーテイング等により塗布するの
で、製膜方法が簡単で、テープ状の場合、長尺物
が容易にできる。 本発明により強磁性金属薄膜2上に、フエライ
ト含有層3を形成する場合、その膜厚は50〜400
Åが好適である。 一般に上記膜厚が400Åより大となると、信号
の再生時にスペーシングロスにより出力が低下す
るので好ましくなく、また50Åより小さくなる
と、ピンホールが生じやすくなつて、脂肪酸系潤
滑剤との複合効果が期待できなくなる。 本発明によれば、上述した如きフエライト含有
層3の上に、脂肪酸系潤滑剤含有層4を設ける。 本発明で使用しうる脂肪酸系潤滑剤は、脂肪酸
もしくは脂肪酸塩である。本発明で使用しうる脂
肪酸系潤滑剤は、炭素数12〜26の炭化水素鎖もし
くは炭素数6〜18の炭化弗素鎖を有する化合物が
望ましい。炭化水素鎖の場合、炭素数11以下、炭
化弗素鎖の場合、炭素数5以下の脂肪酸系化合物
では、充分な潤滑,耐久性が得られない。また、
炭素数27以上の炭化水素鎖あるいは、炭素数19以
上の炭化弗素鎖を持つ脂肪酸系化合物では、それ
以上の潤滑性の向上は見られず、耐久性が低下し
てしまう。 本発明で使用しうる脂肪酸系潤滑剤として、炭
化水素系ではラウリル酸,ミリスチン酸,パルミ
チン酸,ステアリン酸,アラキン酸,ベヘン酸,
リグノセリン酸,セロチン酸,オレイン酸,リノ
ール酸,リノレン酸,エルカ酸及びそれらのLi
塩,Na塩,Ka塩等があり、炭化弗素系では、パ
ーフルオロカプロン酸,パーフルオロカプリル
酸,パーフルオロカプリン酸,パーフルオロラウ
リン酸,パーフルオロミリスチン酸,パーフルオ
ロパルミチン酸,パーフルオロステアリン酸及び
それらのLi塩,Na塩,Ka塩等がある。 フエライト含有層上に脂肪酸系潤滑剤含有層を
形成させるに当つては、真空蒸着法,コーテイン
グ法,ラングミユア・ブロジエツト法等の方法で
形成させることができる。 本発明によりフエライト含有層上に脂肪酸系潤
滑剤含有層を形成する場合、その膜厚は50〜500
Åが好適であり、100〜300Åが好ましい。ただ
し、フエライト含有層と合わせた厚さを500Å以
下にする必要がある。500Åより大となると、信
号の再生時にスペーシングロスにより出力が低下
するので好ましくない。また脂肪酸系潤滑剤含有
層の膜厚が50Åより小さくなると潤滑性が著しく
低下するので好ましくない。 以下に具体的な例を挙げて本発明を説明する。 実施例 1 厚さ20μmのポリイミドフイルム基板上に、真
空蒸着法によりコバルト(90%)−クロム(10%)
からなる膜厚1500Åの強磁性金属薄膜を作つた。
この強磁性金属薄膜を形成した基板から直径75mm
の大きさの片を切りとり、上記強磁性金属薄膜の
上に、スパツタ法により、膜厚100ÅのZnフエラ
イト薄膜を設けた。次にスピナーを用いて、
100ppmステアリン酸のイソプロパノール(IPA)
溶液を上記Znフエライト層の上にコーテイング
した。2c.c.の上記IPA溶液を500rpmの回転で塗
工し、引き続いて、回転数を1000rpmに上げて、
溶媒を乾燥させた。試料を真空乾燥後、Znフエ
ライト層上に形成されたステアリン酸層をエリプ
ソメーターで測定したところ膜厚は150Åであつ
た。 その後上記試料の動摩擦係数を動摩擦係数計
(DFPM形,協和化学製)を用いて測定した。用
いたヘツドは直径3mmの鋼球で、ヘツド荷重20
g、ヘツドの走行速度1.0mm/Sにして測定した。 実施例 2 実施例1における100ppmのステアリン酸の
IPA溶液を100ppmのステアリン酸NaのIPA溶液
に代えて試料をつくり、同条件で動摩擦係数を測
定した。 実施例 3 実施例1におけるZnフエライトをMn・Znフエ
ライトに代えて試料をつくり、同条件で動摩擦係
数を測定した。 実施例 4 実施例1におけるZnフエライトをMn・Znフエ
ライトに、100ppmのステアリン酸のIPA溶液を
100ppmのステアリン酸NaのIPA溶液に代えて試
料をつくり、同条件で動摩擦係数を測定した。 実施例 5 実施例1における100ppmのステアリン酸の
IPA溶液を100ppmのリグノセリン酸のIPA溶液
に代えて試料をつくり、同条件で動摩擦係数を測
定した。 実施例 6 実施例1における100ppmのステアリン酸の
IPA溶液を100ppmのリグノセリン酸NaのIPA溶
液に代えて試料をつくり、同条件で動摩擦係数を
測定した。 実施例 7 実施例1における100ppmのステアリン酸の
IPA溶液を100ppmのパーフルオロラウリル酸の
IPA溶液に代えて試料をつくり、同条件で摩擦係
数を測定した。 比較例 1 実施例1と同様にして、Co−Cr膜は形成する
が、フエライト含有層及び脂肪酸系潤滑剤含有層
を設けない試料をつくり、実施例1と同条件で動
摩擦係数を測定した。 比較例 2 実施例1と同様にしてCo−Cr膜,Znフエライ
ト含有層を形成するが、脂肪酸系潤滑剤含有層を
設けない試料をつくり、実施例1と同条件で動摩
擦係数を測定した。 比較例 3 実施例1と同様にしてCo−Cr膜をつくり、そ
の上にステアリン酸含有層のみを設けた試料をつ
くり、実施例1と同条件で動摩擦係数を測定し
た。 比較例 4 実施例1と同様にしてCo−Crをつくり、その
上にパーフルオロラウリル酸含有層のみを設けた
試料をつくり、実施例1と同条件で動摩擦係数を
測定した。 比較例 5 実施例1と同様にしてCo−Cr膜をつくり、そ
の上にスパツタ法により膜厚100ÅのSiO2薄膜を
設けた。次にステアリン酸含有層を実施例1と同
じ条件で形成した。試料を真空乾燥後、実施例1
と同じ条件で動摩擦係数を測定した。 実施例1〜7比較例1〜5の結果を表に示す。
【表】
上記表のデータから、本発明による実施例1〜
7の磁気記録媒体は初期動摩擦係数は勿論、200
回往復後においても動摩擦係数が低く、潤滑性お
よび耐摩耗性において、他のもの(比較例)より
すぐれていることが判る。 またこれらの磁気記録媒体を市販のフロツピー
デイスクと同等の機能を有する試験機で走行させ
ところ、実施例1〜6の磁気記録媒体は何れも
100時間後も走行が安定していたのに対し、フエ
ライト含有層もしくは脂肪酸系潤滑剤含有層を設
けなかつた比較例1〜4の磁気記録媒体は走行が
不安定になり、強磁性金属薄膜面の摩耗が見られ
た。 また、従来例である比較例5の磁気記録媒体
は、1時間で強磁性金属薄膜の露出が生じ、100
時間後では傷が発生していた。 なお以上の実施例では磁気デイスクについて示
したが、本発明の磁気記録媒体は、磁気テープ,
磁気カード等にも適用できることは明らかであ
る。 発明の効果 本発明の磁気記録媒体は、潤滑性,走行安定
性,耐摩耗性にすぐれ、それを長時間維持するこ
とができる。
7の磁気記録媒体は初期動摩擦係数は勿論、200
回往復後においても動摩擦係数が低く、潤滑性お
よび耐摩耗性において、他のもの(比較例)より
すぐれていることが判る。 またこれらの磁気記録媒体を市販のフロツピー
デイスクと同等の機能を有する試験機で走行させ
ところ、実施例1〜6の磁気記録媒体は何れも
100時間後も走行が安定していたのに対し、フエ
ライト含有層もしくは脂肪酸系潤滑剤含有層を設
けなかつた比較例1〜4の磁気記録媒体は走行が
不安定になり、強磁性金属薄膜面の摩耗が見られ
た。 また、従来例である比較例5の磁気記録媒体
は、1時間で強磁性金属薄膜の露出が生じ、100
時間後では傷が発生していた。 なお以上の実施例では磁気デイスクについて示
したが、本発明の磁気記録媒体は、磁気テープ,
磁気カード等にも適用できることは明らかであ
る。 発明の効果 本発明の磁気記録媒体は、潤滑性,走行安定
性,耐摩耗性にすぐれ、それを長時間維持するこ
とができる。
図は本発明の実施例における磁気記録媒体の断
面図である。 1……非磁性基板、2……強磁性金属薄膜、3
……フエライト含有層、4……脂肪酸系潤滑剤含
有層。
面図である。 1……非磁性基板、2……強磁性金属薄膜、3
……フエライト含有層、4……脂肪酸系潤滑剤含
有層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 非磁性基板上に設けた強磁性金属薄膜面上
に、フエライト含有層を形成し、そのフエライト
含有層表面に脂肪酸系潤滑剤含有層を形成した磁
気記録媒体。 2 フエライト含有層の厚さが50Å〜400Åであ
る特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 3 脂肪酸系潤滑剤が、脂肪酸もしくは脂肪酸塩
を含む特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒
体。 4 脂肪酸系潤滑剤が炭素数12〜26の炭化水素鎖
もしくは炭素数6〜18の炭化弗素鎖を含有する特
許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60044060A JPS61204832A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60044060A JPS61204832A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61204832A JPS61204832A (ja) | 1986-09-10 |
| JPH0465446B2 true JPH0465446B2 (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=12681079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60044060A Granted JPS61204832A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61204832A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55117739A (en) * | 1979-03-03 | 1980-09-10 | Hitachi Maxell Ltd | Magnetic recording medium |
| JPS59154642A (ja) * | 1983-02-24 | 1984-09-03 | Ulvac Corp | 耐摩耗性磁気記録体並にその製造法 |
-
1985
- 1985-03-06 JP JP60044060A patent/JPS61204832A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61204832A (ja) | 1986-09-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |