JPH0466463B2 - - Google Patents
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- JPH0466463B2 JPH0466463B2 JP59274059A JP27405984A JPH0466463B2 JP H0466463 B2 JPH0466463 B2 JP H0466463B2 JP 59274059 A JP59274059 A JP 59274059A JP 27405984 A JP27405984 A JP 27405984A JP H0466463 B2 JPH0466463 B2 JP H0466463B2
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- diisopropylphenol
- phase
- tipb
- acid
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は1,3,5−トリイソプロピルベンゼ
ンから農薬、医薬の原料となる3,5−ジイソプ
ロピルフエノールを製造する方法に関する。更に
詳しくは、1,3,5−トリイソプロピルベンゼ
ンを酸化してヒドロペルオキシドをつくり、次に
これを酸分解する方法によつて3,5−ジイソプ
ロピルフエノールを製造する方法に関する。
ンから農薬、医薬の原料となる3,5−ジイソプ
ロピルフエノールを製造する方法に関する。更に
詳しくは、1,3,5−トリイソプロピルベンゼ
ンを酸化してヒドロペルオキシドをつくり、次に
これを酸分解する方法によつて3,5−ジイソプ
ロピルフエノールを製造する方法に関する。
3,5−ジイソプロピルフエノールの製造法に
関する従来の技術としては例えばフエノールをプ
ロピレンでアルキル化する方法が知られている。
しかし、該方法では、アルキル化反応によつて生
成するジイソプロピルフエノールには目的とする
3,5−ジイソプロピルフエノールの他に分解除
去するのが困難な2,4−ジイソプロピルフエノ
ールがかなりの量副生するため、アルキル化反応
の後、異性化反応を行つて3,5−ジイソプロピ
ルフエノールの含有量を高めてからこの3,5−
体を分離する方法が行われている(例えば西独特
許明細書2021526号)。しかし、該方法では異性化
反応によつて2,4−体を全て3,5−体にする
ことはできないため、目的物の3,5−体の純度
を高くすることが困難であるという欠点がある。
関する従来の技術としては例えばフエノールをプ
ロピレンでアルキル化する方法が知られている。
しかし、該方法では、アルキル化反応によつて生
成するジイソプロピルフエノールには目的とする
3,5−ジイソプロピルフエノールの他に分解除
去するのが困難な2,4−ジイソプロピルフエノ
ールがかなりの量副生するため、アルキル化反応
の後、異性化反応を行つて3,5−ジイソプロピ
ルフエノールの含有量を高めてからこの3,5−
体を分離する方法が行われている(例えば西独特
許明細書2021526号)。しかし、該方法では異性化
反応によつて2,4−体を全て3,5−体にする
ことはできないため、目的物の3,5−体の純度
を高くすることが困難であるという欠点がある。
本発明者等は従来の3,5−ジイソプロピルフ
エノールの製造法にはかかる欠点のあることを認
知し、3,5−ジイソプロピルフエノールを高純
度で得る方法について検討した。
エノールの製造法にはかかる欠点のあることを認
知し、3,5−ジイソプロピルフエノールを高純
度で得る方法について検討した。
その結果、下記方法を採用すれば前記目的を達
成できることを見出し、本発明を完成するに到つ
た。
成できることを見出し、本発明を完成するに到つ
た。
すなわち、本発明の方法によれば、1,3,5
−トリイソプロピルベンゼンから3,5−ジイソ
プロピルフエノールを製造するに当たつて、下記
の工程、 (A) 1,3,5−トリイソプロピルベンゼンをア
ルカリ水溶液の存在下に分子状酸素を用いて、
油相中のヒドロペルオキシド濃度がトリイソプ
ロピルベンゼンモノヒドロペルオキシドに換算
して10ないし110重量%の範囲になるように酸
化して、トリイソプロピルベンゼンの酸化反応
生成物からなる油相およびアルカリ水溶液相よ
り形成される二液相酸化反応混合物を得る工
程、 (B) 上記(A)工程で得た二液相酸化反応混合物から
アルカリ水溶液相を除去することによつて酸化
反応生成物を含む油相を得る工程、 (C) 上記(B)工程で得た油相を酸性触媒の存在下に
酸分解処理して酸分解混合物を得る工程、 (D) 上記(C)工程で得た酸分解混合物から3,5−
ジイソプロピルフエノールを分離する工程、 の各工程の結合からなる3,5−ジイソプロピル
フエノールの製造方法、が提供される。
−トリイソプロピルベンゼンから3,5−ジイソ
プロピルフエノールを製造するに当たつて、下記
の工程、 (A) 1,3,5−トリイソプロピルベンゼンをア
ルカリ水溶液の存在下に分子状酸素を用いて、
油相中のヒドロペルオキシド濃度がトリイソプ
ロピルベンゼンモノヒドロペルオキシドに換算
して10ないし110重量%の範囲になるように酸
化して、トリイソプロピルベンゼンの酸化反応
生成物からなる油相およびアルカリ水溶液相よ
り形成される二液相酸化反応混合物を得る工
程、 (B) 上記(A)工程で得た二液相酸化反応混合物から
アルカリ水溶液相を除去することによつて酸化
反応生成物を含む油相を得る工程、 (C) 上記(B)工程で得た油相を酸性触媒の存在下に
酸分解処理して酸分解混合物を得る工程、 (D) 上記(C)工程で得た酸分解混合物から3,5−
ジイソプロピルフエノールを分離する工程、 の各工程の結合からなる3,5−ジイソプロピル
フエノールの製造方法、が提供される。
本発明の(A)工程では1,3,5−トリイソプロ
ピルベンゼン(以後1,3,5−TIPBと略記す
ることがある)がアルカリ水溶液の存在下に分子
状酸素によつて酸化され、酸化反応生成物を含む
油相及びアルカリ水溶液相からなる二液相酸化反
応混合物が形成される。
ピルベンゼン(以後1,3,5−TIPBと略記す
ることがある)がアルカリ水溶液の存在下に分子
状酸素によつて酸化され、酸化反応生成物を含む
油相及びアルカリ水溶液相からなる二液相酸化反
応混合物が形成される。
1,3,5−TIPBを酸化するに当たつては、
分子状酸素のみで酸化、すなわち純酸素ガスを用
いても良いし、あるいは酸素を窒素等の不活性ガ
スで希釈した分子状酸素含有ガスを用いても良い
が、通常は空気を用いて該酸化を行うことが簡便
で好ましい。
分子状酸素のみで酸化、すなわち純酸素ガスを用
いても良いし、あるいは酸素を窒素等の不活性ガ
スで希釈した分子状酸素含有ガスを用いても良い
が、通常は空気を用いて該酸化を行うことが簡便
で好ましい。
本発明の方法では、該酸化を行うに当たつて酸
化の程度は酸化反応生成物の油相のヒドロペルオ
キシド濃度がトリイソプロピルベンゼンモノヒド
ロペルオキシド(以後MHPと略記することがあ
る)に換算して、通常は10ないし110重量%(ア
ルカリ水溶液は含めないで計算する)好ましくは
40ないし90重量%の範囲になるように行われる。
化の程度は酸化反応生成物の油相のヒドロペルオ
キシド濃度がトリイソプロピルベンゼンモノヒド
ロペルオキシド(以後MHPと略記することがあ
る)に換算して、通常は10ないし110重量%(ア
ルカリ水溶液は含めないで計算する)好ましくは
40ないし90重量%の範囲になるように行われる。
このためには、酸化反応時における水相のPHや
反応温度を適当な範囲に保持する必要がある。こ
れらは1,3,5−TIPBや使用するアルカリ水
溶液の濃度、その他の反応条件によつても若干異
なるが、水相のPHを通常は約7ないし約10とし、
反応温度を通常は約80ないし約120℃、好ましく
は約95℃ないし約110℃とする。
反応温度を適当な範囲に保持する必要がある。こ
れらは1,3,5−TIPBや使用するアルカリ水
溶液の濃度、その他の反応条件によつても若干異
なるが、水相のPHを通常は約7ないし約10とし、
反応温度を通常は約80ないし約120℃、好ましく
は約95℃ないし約110℃とする。
アルカリ水溶液としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムなどの水溶液が用いられ、それらのアルカ
リ濃度としては20重量%以下のものが好ましい。
又、アルカリ水溶液の使用量は、反応系の5ない
し60重量%程度を占めるようにするのが好まし
い。
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムなどの水溶液が用いられ、それらのアルカ
リ濃度としては20重量%以下のものが好ましい。
又、アルカリ水溶液の使用量は、反応系の5ない
し60重量%程度を占めるようにするのが好まし
い。
酸化反応を始めるに当たつては反応系に反応開
始剤が添加されるが、該反応開始剤としては1,
3,5−TIPBの酸化反応生成物を使用すること
が好ましい。
始剤が添加されるが、該反応開始剤としては1,
3,5−TIPBの酸化反応生成物を使用すること
が好ましい。
本発明の(A)工程では1,3,5−TIPBを酸化
するに当たつて、酸化反応混合物中の油相のヒド
ロペルオキシド濃度をMHPに換算して10重量%
以下となるようにして1,3,5−TIPBを酸化
した場合には目的物の3,5−ジイソプロピルフ
エノールの収率が低くなるので好ましくない。
又、ヒドロペルオキシド濃度がMHPに換算して
110重量%以上になるように1,3,5−TIPB
を酸化した場合には、トリイソプロピルベンゼン
モノヒドロペルオキシドの他に本発明の方法では
好ましくないトリイソプロピルベンゼンジヒドロ
ペルオキシド(DHP)およびトリイソプロピル
ベンゼントリヒドロペルオキシド(THP)の副
生量が多くなり、またトリイソプロピルベンゼン
モノヒドロペルオキシドの生成量が減少するため
に、酸化反応生成物を酸分解処理したときの目的
物である3,5−ジイソプロピルフエノールの収
率が低下することおよび後述する(D)工程において
3,5−ジイソプロピルフエノールの分離操作が
煩雑となり、又該フエノールの純度が低下するの
で好ましくない。
するに当たつて、酸化反応混合物中の油相のヒド
ロペルオキシド濃度をMHPに換算して10重量%
以下となるようにして1,3,5−TIPBを酸化
した場合には目的物の3,5−ジイソプロピルフ
エノールの収率が低くなるので好ましくない。
又、ヒドロペルオキシド濃度がMHPに換算して
110重量%以上になるように1,3,5−TIPB
を酸化した場合には、トリイソプロピルベンゼン
モノヒドロペルオキシドの他に本発明の方法では
好ましくないトリイソプロピルベンゼンジヒドロ
ペルオキシド(DHP)およびトリイソプロピル
ベンゼントリヒドロペルオキシド(THP)の副
生量が多くなり、またトリイソプロピルベンゼン
モノヒドロペルオキシドの生成量が減少するため
に、酸化反応生成物を酸分解処理したときの目的
物である3,5−ジイソプロピルフエノールの収
率が低下することおよび後述する(D)工程において
3,5−ジイソプロピルフエノールの分離操作が
煩雑となり、又該フエノールの純度が低下するの
で好ましくない。
前記酸化反応工程によつて得られる二液相酸化
反応混合物は、1,3,5−TIPBの酸化反応生
成物からなる油相およびアルカリ水溶液相から形
成されている。この酸化反応によつて1,3,5
−TIPBは、MHP、DHP、THPおよび未反応の
1,3,5−TIPBなどを含む混合物であつて
MHPを主成分とする1,3,5−TIPBの酸化
反応生成物に酸化される。該酸化反応生成物は二
液相酸化反応混合物中の油相に含まれており、該
油相は通常液状である。
反応混合物は、1,3,5−TIPBの酸化反応生
成物からなる油相およびアルカリ水溶液相から形
成されている。この酸化反応によつて1,3,5
−TIPBは、MHP、DHP、THPおよび未反応の
1,3,5−TIPBなどを含む混合物であつて
MHPを主成分とする1,3,5−TIPBの酸化
反応生成物に酸化される。該酸化反応生成物は二
液相酸化反応混合物中の油相に含まれており、該
油相は通常液状である。
前記酸化によつて得られる二液相酸化反応混合
物にはアルカリ水溶液相が含有されており、その
まま次の酸分解工程に供すると支障を来たすの
で、アルカリ水溶液相を除去することが必要であ
る。
物にはアルカリ水溶液相が含有されており、その
まま次の酸分解工程に供すると支障を来たすの
で、アルカリ水溶液相を除去することが必要であ
る。
そのため、本発明の方法の(B)工程においては、
前記(A)工程で得られた二液相酸化反応混合物から
アルカリ水溶液相を分離除去し、1,3,5−
TIPBの酸化反応生成物からなる油相を得る。そ
の方法としては次の二つの方法が採用できる。
前記(A)工程で得られた二液相酸化反応混合物から
アルカリ水溶液相を分離除去し、1,3,5−
TIPBの酸化反応生成物からなる油相を得る。そ
の方法としては次の二つの方法が採用できる。
〔1〕 前記(A)工程で得られた二液相酸化反応混合
物を静置して、分離したアルカリ水溶液相を分
液除去することによつて1,3,5−TIPBの
酸化反応生成物からなる油相を得る方法。
物を静置して、分離したアルカリ水溶液相を分
液除去することによつて1,3,5−TIPBの
酸化反応生成物からなる油相を得る方法。
〔2〕 前記(A)工程で得られた二液相酸化反応混合
物に水不溶性溶媒を加えて該酸化反応生成物と
混合させた後、アルカリ水溶液相を分離除去す
ることによつて、1,3,5−TIPBの酸化反
応生成物を含む油相を得る方法。
物に水不溶性溶媒を加えて該酸化反応生成物と
混合させた後、アルカリ水溶液相を分離除去す
ることによつて、1,3,5−TIPBの酸化反
応生成物を含む油相を得る方法。
これらの方法のうちでは、必要に応じて〔2〕
の方法を採用すると工程が簡単でしかも酸分解工
程で悪影響をおよぼす種々の不純物をほとんど除
去することができるので好ましい。この場合の該
1,3,5−TIPB酸化反応生成物を良く溶解さ
せる水不溶性の溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメンのような
芳香族炭化水素、クロロホルム、ジクロルエタ
ン、トリクロルエタン、トリクレン、パークレ
ン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼンのような
ハロゲン化炭化水素、メチルイソブチルケトン、
ジイソブチルケトン、イソホロンのようなケト
ン、ブチルエーテル、ペンチルエーテルのような
エーテルなどを例示することができる。これらの
中では、芳香族炭化水素の使用が最も好ましい。
水不溶性溶媒の使用量は、溶解するときの温度、
溶媒の種類などによつても異なるが、酸化反応混
合物の油相100重量部当り、前記溶媒を通常は、
10ないし1000重量部、好ましくは50ないし500重
量部使用するのがよい。前記(2)の方法を採用する
場合の混合の際の温度は該酸化反応混合物が完全
に溶解する限りにおいて任意であるが、通常は50
ないし150℃が好ましい。また、前記〔1〕およ
び〔2〕のいずれの方法においても、アルカリ水
溶液相の分液の際の温度は、通常は50ないし150
℃が好ましい。前記〔1〕の方法を採用する場合
には、必要に応じて水洗を施しても差しつかえな
い。また、前記〔2〕の方法を採用する場合に
も、アルカリ水溶液相を分液除去した後に必要に
応じて水洗しても差しつかえない。
の方法を採用すると工程が簡単でしかも酸分解工
程で悪影響をおよぼす種々の不純物をほとんど除
去することができるので好ましい。この場合の該
1,3,5−TIPB酸化反応生成物を良く溶解さ
せる水不溶性の溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメンのような
芳香族炭化水素、クロロホルム、ジクロルエタ
ン、トリクロルエタン、トリクレン、パークレ
ン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼンのような
ハロゲン化炭化水素、メチルイソブチルケトン、
ジイソブチルケトン、イソホロンのようなケト
ン、ブチルエーテル、ペンチルエーテルのような
エーテルなどを例示することができる。これらの
中では、芳香族炭化水素の使用が最も好ましい。
水不溶性溶媒の使用量は、溶解するときの温度、
溶媒の種類などによつても異なるが、酸化反応混
合物の油相100重量部当り、前記溶媒を通常は、
10ないし1000重量部、好ましくは50ないし500重
量部使用するのがよい。前記(2)の方法を採用する
場合の混合の際の温度は該酸化反応混合物が完全
に溶解する限りにおいて任意であるが、通常は50
ないし150℃が好ましい。また、前記〔1〕およ
び〔2〕のいずれの方法においても、アルカリ水
溶液相の分液の際の温度は、通常は50ないし150
℃が好ましい。前記〔1〕の方法を採用する場合
には、必要に応じて水洗を施しても差しつかえな
い。また、前記〔2〕の方法を採用する場合に
も、アルカリ水溶液相を分液除去した後に必要に
応じて水洗しても差しつかえない。
本発明の方法の(C)工程においては、前記(B)工程
で得られた1,3,5−TIPBの酸化反応生成物
を含む、油相を酸性触媒の存在下に酸分解処理す
ることにより酸分解混合物が得られる。本発明の
方法では、酸分解を行うに先立つて、油相中に含
まれる少量の水を、蒸留等によつて除去しておく
ことが好ましい。また、前記(B)工程で水不溶性溶
媒を用いた場合には、油相中に含まれる水不溶性
溶媒の一部または全量を蒸留等によつて除去して
おいても差しつかえない。酸分解の方法として
は、例えばジイソプロピルベンゼン類の酸化反応
生成物の酸分解反応に従来用いられてきたあらゆ
る方法を適用することができる。以下本発明の方
法における酸分解の方法について詳述する。
で得られた1,3,5−TIPBの酸化反応生成物
を含む、油相を酸性触媒の存在下に酸分解処理す
ることにより酸分解混合物が得られる。本発明の
方法では、酸分解を行うに先立つて、油相中に含
まれる少量の水を、蒸留等によつて除去しておく
ことが好ましい。また、前記(B)工程で水不溶性溶
媒を用いた場合には、油相中に含まれる水不溶性
溶媒の一部または全量を蒸留等によつて除去して
おいても差しつかえない。酸分解の方法として
は、例えばジイソプロピルベンゼン類の酸化反応
生成物の酸分解反応に従来用いられてきたあらゆ
る方法を適用することができる。以下本発明の方
法における酸分解の方法について詳述する。
酸化反応生成物の酸分解に使用される酸性触媒
としては、硫酸、塩酸、過塩素酸、リン酸などの
無機酸;クロロ酢酸、パラトルエンスルホン酸な
どの有機酸;陽イオン交換樹脂、シリカアルミ
ナ、シリカチタニアなどの固体酸が使用される。
酸性触媒として無機酸あるいは有機酸を使用する
場合には、反応系は均一であることが好ましく、
そのためには反応溶媒として酸化反応生成物およ
び酸性触媒の両方を溶解する溶媒、たとえばアセ
トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類が使用され
る。これらの無機酸あるいは有機酸は酸化反応生
成物に対して通常0.01ないし15重量%、好ましく
は0.05ないし5重量%の範囲の割合で使用され、
酸分解反応は通常40ないし100℃、好ましくは70
ないし90℃の範囲の温度で実施され酸分解混合物
が得られる。また、前記酸性触媒のうちで固体酸
を使用する場合には、反応系は当然不均一にな
る。酸性触媒として固体酸を使用した場合にも反
応溶媒として前述のケトン類を使用することが好
ましく、その際、固体酸は酸化反応生成物に対し
て通常1ないし100重量%、好ましくは5ないし
80重量%の範囲の割合で使用され、酸分解反応は
通常40ないし100℃、好ましくは70ないし90℃の
範囲の温度で実施され酸分解混合物が得られる。
としては、硫酸、塩酸、過塩素酸、リン酸などの
無機酸;クロロ酢酸、パラトルエンスルホン酸な
どの有機酸;陽イオン交換樹脂、シリカアルミ
ナ、シリカチタニアなどの固体酸が使用される。
酸性触媒として無機酸あるいは有機酸を使用する
場合には、反応系は均一であることが好ましく、
そのためには反応溶媒として酸化反応生成物およ
び酸性触媒の両方を溶解する溶媒、たとえばアセ
トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類が使用され
る。これらの無機酸あるいは有機酸は酸化反応生
成物に対して通常0.01ないし15重量%、好ましく
は0.05ないし5重量%の範囲の割合で使用され、
酸分解反応は通常40ないし100℃、好ましくは70
ないし90℃の範囲の温度で実施され酸分解混合物
が得られる。また、前記酸性触媒のうちで固体酸
を使用する場合には、反応系は当然不均一にな
る。酸性触媒として固体酸を使用した場合にも反
応溶媒として前述のケトン類を使用することが好
ましく、その際、固体酸は酸化反応生成物に対し
て通常1ないし100重量%、好ましくは5ないし
80重量%の範囲の割合で使用され、酸分解反応は
通常40ないし100℃、好ましくは70ないし90℃の
範囲の温度で実施され酸分解混合物が得られる。
本発明の方法の(D)工程では、前記(C)工程で得ら
れた酸分解混合物から3,5−ジイソプロピルフ
エノールが分離される。該分離方法としては、前
記酸性触媒に無機酸あるいは有機酸を使用した場
合は、酸分解混合物に例えば炭酸ナトリウム等の
塩基を加えて酸性触媒を中和してから不溶の塩を
別した後、溶媒を留去して濃縮し、さらに蒸
留、晶析あるいは抽出することによつて3,5−
ジイソプロピルフエノールが得られる。
れた酸分解混合物から3,5−ジイソプロピルフ
エノールが分離される。該分離方法としては、前
記酸性触媒に無機酸あるいは有機酸を使用した場
合は、酸分解混合物に例えば炭酸ナトリウム等の
塩基を加えて酸性触媒を中和してから不溶の塩を
別した後、溶媒を留去して濃縮し、さらに蒸
留、晶析あるいは抽出することによつて3,5−
ジイソプロピルフエノールが得られる。
また、前記酸性触媒に前記固体酸を使用した場
合には、酸分解混合物から該固体触媒を過等に
よつて除去した後、前述と同様の方法によつて
3,5−ジイソプロピルフエノールが得られる。
合には、酸分解混合物から該固体触媒を過等に
よつて除去した後、前述と同様の方法によつて
3,5−ジイソプロピルフエノールが得られる。
本発明の方法によれば従来法に比べて純度の高
い3,5−ジイソプロピルフエノールが得られ
る。
い3,5−ジイソプロピルフエノールが得られ
る。
以下に本発明の方法を実施例によつて具体的に
説明する。
説明する。
実施例 1
(1) 撹拌機、空気吹込用スパージヤーおよび還流
冷却器を備えた反応器に1,3,5−トリイソ
プロピルベンゼン(1,3,5−TIPB)8000
g、4.5wt%NaOH水溶液800g、及び反応開
始剤として1,3,5−TIPBの空気酸化反応
生成物80gを仕込み、100℃に昇温したのち、
空気で5.5Kg/cm2Gまで加圧した。その後、空
気を2.6Nm3/hrの速度で吹込みながら撹拌下、
100℃で6時間反応を行つた。得られた酸化反
応生成物(油層)は8400gであつた。該油層中
のヒドロペルオキシド濃度はMHP換算で59%
であり、この中には未反応の1,3,5−
TIPB、1,3,5−トリイソプロピルベンゼ
ンモノヒドロペルオキシド(MHP)及び1,
3,5−トリイソプロピルベンゼンジヒドロペ
ルオキシド(DHP)が各々44wt%、41wt%及
び10wt%含まれていた。
冷却器を備えた反応器に1,3,5−トリイソ
プロピルベンゼン(1,3,5−TIPB)8000
g、4.5wt%NaOH水溶液800g、及び反応開
始剤として1,3,5−TIPBの空気酸化反応
生成物80gを仕込み、100℃に昇温したのち、
空気で5.5Kg/cm2Gまで加圧した。その後、空
気を2.6Nm3/hrの速度で吹込みながら撹拌下、
100℃で6時間反応を行つた。得られた酸化反
応生成物(油層)は8400gであつた。該油層中
のヒドロペルオキシド濃度はMHP換算で59%
であり、この中には未反応の1,3,5−
TIPB、1,3,5−トリイソプロピルベンゼ
ンモノヒドロペルオキシド(MHP)及び1,
3,5−トリイソプロピルベンゼンジヒドロペ
ルオキシド(DHP)が各々44wt%、41wt%及
び10wt%含まれていた。
なお、油層中のMHP換算によるヒドロペル
オキシド濃度は、反応終了後の油層と水層が均
一に混合した二液相酸化反応混合物から少量分
取した試料にメタノールを加えて均一溶液とな
し、カールフイツシヤー法によつて水の濃度を
求めて該均一溶液から水の量を除去した残余の
油層中のヒドロペルオキシド濃度(ヨードメト
リー法で測定)として表示した。
オキシド濃度は、反応終了後の油層と水層が均
一に混合した二液相酸化反応混合物から少量分
取した試料にメタノールを加えて均一溶液とな
し、カールフイツシヤー法によつて水の濃度を
求めて該均一溶液から水の量を除去した残余の
油層中のヒドロペルオキシド濃度(ヨードメト
リー法で測定)として表示した。
(2) 前記(1)で得られた二液相酸化反応混合物(油
層、水層の混合物)9200gにトルエン4000gを
加え、分離した水層を除いた。
層、水層の混合物)9200gにトルエン4000gを
加え、分離した水層を除いた。
次いで水1000gで油層を洗浄し、さらに得ら
れた油層から蒸留によつてトルエン及び混入し
ている水を除去してMHPを主成分として含む
1,3,5−TIPB溶液8400gを得た。
れた油層から蒸留によつてトルエン及び混入し
ている水を除去してMHPを主成分として含む
1,3,5−TIPB溶液8400gを得た。
(3) 撹拌機、還流冷却管、原料および触媒供給
口;および反応液抜出口を備えた反応器に、前
記(2)で得られたMHPを主成分として含む1,
3,5−TIPB溶液を100g/hrの速度で、
0.8wt%の硫酸を含むアセトンを100g/hrの速
度で各々供給し、撹拌下、反応温度67℃で、平
均滞留時間が30分となるように反応生成物を抜
きだしながら酸分解反応を行つた。反応生成物
中の3,5−ジイソプロピルフエノールの濃度
は14.1wt%であり、原料中のMHPを基準とす
る。3,5−ジイソプロピルフエノールの収率
は91mol%であつた。
口;および反応液抜出口を備えた反応器に、前
記(2)で得られたMHPを主成分として含む1,
3,5−TIPB溶液を100g/hrの速度で、
0.8wt%の硫酸を含むアセトンを100g/hrの速
度で各々供給し、撹拌下、反応温度67℃で、平
均滞留時間が30分となるように反応生成物を抜
きだしながら酸分解反応を行つた。反応生成物
中の3,5−ジイソプロピルフエノールの濃度
は14.1wt%であり、原料中のMHPを基準とす
る。3,5−ジイソプロピルフエノールの収率
は91mol%であつた。
(4) 前記(3)で得られた酸分解混合物1000gに15g
の炭酸ナトリウムを加えて触媒(硫酸)を中和
し不溶のNa塩を別したのち、常圧で液か
らアセトンを留去した。得られた釜残を20段シ
ーブトレイ蒸留塔を用いて減圧下で分留した結
果、原料である1,3,5−TIPBが210g
(沸点108℃/11mmHg)回収されるとともに、
純度99.6%の3,5−ジイソプロピルフエノー
ル(沸点117〜119℃ノ4〜5mmHg、融点48〜
50℃)が132g得られた。
の炭酸ナトリウムを加えて触媒(硫酸)を中和
し不溶のNa塩を別したのち、常圧で液か
らアセトンを留去した。得られた釜残を20段シ
ーブトレイ蒸留塔を用いて減圧下で分留した結
果、原料である1,3,5−TIPBが210g
(沸点108℃/11mmHg)回収されるとともに、
純度99.6%の3,5−ジイソプロピルフエノー
ル(沸点117〜119℃ノ4〜5mmHg、融点48〜
50℃)が132g得られた。
仕込みの1,3,5−TIPBを基準とした
3,5−ジイソプロピルフエノールの収率は
31.8mol%であり、反応に消費された1,3,
5−TIPBの量(1,35−TIPBの仕込み量か
ら回収された1,3,5−TIPBの量を差し引
いた値として求めた)を基準として求めた3,
5−ジイソプロピルフエノールの収率は
56.8mol%であつた。
3,5−ジイソプロピルフエノールの収率は
31.8mol%であり、反応に消費された1,3,
5−TIPBの量(1,35−TIPBの仕込み量か
ら回収された1,3,5−TIPBの量を差し引
いた値として求めた)を基準として求めた3,
5−ジイソプロピルフエノールの収率は
56.8mol%であつた。
実施例 2
(1) 反応時間を9時間とした以外は、実施例1の
(1)に記載したのと同じ方法で1,3,5−
TIPBの空気酸化反応を行つた。得られた酸化
反応生成物(油層)は8900g、ヒドロペルオキ
シド濃度は、MHP換算で84%であり、この中
には未反応1,3,5−TIPB、MHP及び
DHPが各々17.0wt%、44.7wt%、及び17.8wt
%含まれていた。
(1)に記載したのと同じ方法で1,3,5−
TIPBの空気酸化反応を行つた。得られた酸化
反応生成物(油層)は8900g、ヒドロペルオキ
シド濃度は、MHP換算で84%であり、この中
には未反応1,3,5−TIPB、MHP及び
DHPが各々17.0wt%、44.7wt%、及び17.8wt
%含まれていた。
(2) 前記(1)で得られた二液相酸化反応混合物(油
層、水層の混合物)10100gにMIBK 4000gを
加え、分離した水層を除いた。
層、水層の混合物)10100gにMIBK 4000gを
加え、分離した水層を除いた。
次いで水1000gで油層を洗浄し、さらに得ら
れた油層からMIBKとの共沸によつて混入して
いる水を除去してMHPを主成分として含む
1,3,5−TIPB酸化反応生成物のMIBK溶
液12000gを得た(MHP濃度33.1wt%)。
れた油層からMIBKとの共沸によつて混入して
いる水を除去してMHPを主成分として含む
1,3,5−TIPB酸化反応生成物のMIBK溶
液12000gを得た(MHP濃度33.1wt%)。
(3) 実施例1の(3)に記載した反応器に、前記(2)で
得られたMIBK溶液を100g/hrの速度で、
0.2wt%の過塩素酸を含むアセトンを100g/hr
の速度で各々供給し、撹拌下、反応温度67℃
で、平均滞留時間が30分となるように反応生成
物を抜き出しながら酸分解反応を行つた。反応
生成物中の3,5−ジイソプロピルフエノール
の濃度は11.7wt%であり、原料中のMHPを基
準とする。3,5−ジイソプロピルフエノール
の収率は93.7mol%であつた。
得られたMIBK溶液を100g/hrの速度で、
0.2wt%の過塩素酸を含むアセトンを100g/hr
の速度で各々供給し、撹拌下、反応温度67℃
で、平均滞留時間が30分となるように反応生成
物を抜き出しながら酸分解反応を行つた。反応
生成物中の3,5−ジイソプロピルフエノール
の濃度は11.7wt%であり、原料中のMHPを基
準とする。3,5−ジイソプロピルフエノール
の収率は93.7mol%であつた。
(4) 前記(3)で得られた酸分解混合物1000gに10g
の炭酸ナトリウムを加えて触媒を中和し、不溶
のNa塩を別したのち、常圧で液からアセ
トン及びMIBKを留去した。
の炭酸ナトリウムを加えて触媒を中和し、不溶
のNa塩を別したのち、常圧で液からアセ
トン及びMIBKを留去した。
得られた釜残を40段シーブトレイ蒸留塔を用い
て減圧下で分留した結果、原料である1,3,5
−TIPBが62.5g回収されるとともに、純度99.4
%の3,5−ジイソプロピルフエノールが107.6
g得られた。
て減圧下で分留した結果、原料である1,3,5
−TIPBが62.5g回収されるとともに、純度99.4
%の3,5−ジイソプロピルフエノールが107.6
g得られた。
仕込みの1,3,5−TIPBを基準とした3,
5−ジイソプロピルフエノールの収率は37.0mol
%であり反応に消費された1,3,5−TIPBの
量(実施例1で定義したのと同一)を基準とした
3,5−ジイソプロピルフエノールの収率は
46.1mol%であつた。
5−ジイソプロピルフエノールの収率は37.0mol
%であり反応に消費された1,3,5−TIPBの
量(実施例1で定義したのと同一)を基準とした
3,5−ジイソプロピルフエノールの収率は
46.1mol%であつた。
実施例 3
(1) 反応時間を3時間とした以外は実施例1の(1)
に記載したのと同じ方法で、1,3,5−
TIPBの空気酸化反応を行つた。得られた酸化
反応生成物(油層)は8230g、ヒドロペルオキ
シド濃度はMHP換算で30.5%であり、この中
には未反応1,3,5−TIPB及びMHPが
各々73.8wt%及び22.5wt%含まれていた。
に記載したのと同じ方法で、1,3,5−
TIPBの空気酸化反応を行つた。得られた酸化
反応生成物(油層)は8230g、ヒドロペルオキ
シド濃度はMHP換算で30.5%であり、この中
には未反応1,3,5−TIPB及びMHPが
各々73.8wt%及び22.5wt%含まれていた。
(2) 前記(1)で得られた二液相酸化反応混合物(油
層、水層の混合物)10030gを60℃で静置し、
分離した水層を除いた。次で水1000gいで油層
を洗浄し、さらに、得られた油層から蒸留によ
つて混入している水を除去してMHPを主成分
として含む1,3,5−TIPB溶液8230gを得
た。
層、水層の混合物)10030gを60℃で静置し、
分離した水層を除いた。次で水1000gいで油層
を洗浄し、さらに、得られた油層から蒸留によ
つて混入している水を除去してMHPを主成分
として含む1,3,5−TIPB溶液8230gを得
た。
(3) 実施例1の(3)に記載した反応器に、前記(2)で
得られたMHPを主成分として含む1,3,5
−TIPB溶液を100g/hrの速度で、0.8wt%の
硫酸を含むアセトンを100g/hrの速度で各々
供給し、撹拌下、反応温度67℃で、平均滞留時
間が30分となるように反応生成物を抜き出しな
がら酸分解反応を行つた。反応生成物中の3,
5−ジイソプロピルフエノールの濃度は7.83wt
%であり、原料中のMHPを基準とする3,5
−ジイソプロピルフエノールの収率は、
92.3mol%であつた。
得られたMHPを主成分として含む1,3,5
−TIPB溶液を100g/hrの速度で、0.8wt%の
硫酸を含むアセトンを100g/hrの速度で各々
供給し、撹拌下、反応温度67℃で、平均滞留時
間が30分となるように反応生成物を抜き出しな
がら酸分解反応を行つた。反応生成物中の3,
5−ジイソプロピルフエノールの濃度は7.83wt
%であり、原料中のMHPを基準とする3,5
−ジイソプロピルフエノールの収率は、
92.3mol%であつた。
(4) 前記(3)で得られた酸分解混合物1000gに炭酸
ナトリウム15gを加えて触媒を中和し、不溶の
Na塩を別したのち、常圧で液からアセト
ンを留去した。得られた釜残を20段シーブトレ
イ蒸留塔を用いて減圧下で分留した結果、原料
である1,3,5−TIPBが365.3g回収される
とともに、純度99.8%の3,5−ジイソプロピ
ルフエノールが75.0g得られた。
ナトリウム15gを加えて触媒を中和し、不溶の
Na塩を別したのち、常圧で液からアセト
ンを留去した。得られた釜残を20段シーブトレ
イ蒸留塔を用いて減圧下で分留した結果、原料
である1,3,5−TIPBが365.3g回収される
とともに、純度99.8%の3,5−ジイソプロピ
ルフエノールが75.0g得られた。
仕込みの1,3,5−TIPBを基準とした3,
5−ジイソプロピルフエノールの収率は17.7mol
%であり、反応に消費された1,3,5−TIPB
の量(実施例1で定義したのと同一)を基準とし
た3.5−ジイソプロピルフエノールの収率は
71.2mol%であつた。
5−ジイソプロピルフエノールの収率は17.7mol
%であり、反応に消費された1,3,5−TIPB
の量(実施例1で定義したのと同一)を基準とし
た3.5−ジイソプロピルフエノールの収率は
71.2mol%であつた。
比較例 1
(1) 反応時間を15時間とした以外は実施例1の(1)
に記載したのと同じ方法で1,3,5−TIPB
の空気酸化反応を行つた。得られた酸化反応生
成物(油層)は9850g、ヒドロペルオキシド濃
度はMHP換算で131%であり、この中には、
未反応1,3,5−TIPB及びMHPが各々
4.5wt%及び31.9wt%含まれていた。
に記載したのと同じ方法で1,3,5−TIPB
の空気酸化反応を行つた。得られた酸化反応生
成物(油層)は9850g、ヒドロペルオキシド濃
度はMHP換算で131%であり、この中には、
未反応1,3,5−TIPB及びMHPが各々
4.5wt%及び31.9wt%含まれていた。
(2) 前記(1)で得られた二液相酸化反応混合物(油
層、水層の混合物)11200gにMIBK 10000g
を加え、分離した水層を除いた。次いで水1000
gで油層を洗浄し、さらに得られた油層から
MIBKとの共沸によつて混入している水を除去
して、1,3,5−TIPB酸化反応生成物の
MIBK溶液19650g(MHP濃度16.0wt%)を得
た。
層、水層の混合物)11200gにMIBK 10000g
を加え、分離した水層を除いた。次いで水1000
gで油層を洗浄し、さらに得られた油層から
MIBKとの共沸によつて混入している水を除去
して、1,3,5−TIPB酸化反応生成物の
MIBK溶液19650g(MHP濃度16.0wt%)を得
た。
(3) 実施例1の(3)に記載した反応器に、前記(2)で
得られたMIBK溶液を100g/hrの速度で、
0.8wt%の硫酸を含むアセトンを100g/hrの速
度で各々供給し、撹拌下、反応温度67℃で、平
均滞留時間が30分となるように反応生成物を抜
き出しながら、酸分解反応を行つた。反応生成
物中の3,5−ジイソプロピルフエノールの濃
度は5.39wt%であり、原料中のMHPを基準と
する3,5−ジイソプロピルフエノールの収率
は89.3mol%であつた。
得られたMIBK溶液を100g/hrの速度で、
0.8wt%の硫酸を含むアセトンを100g/hrの速
度で各々供給し、撹拌下、反応温度67℃で、平
均滞留時間が30分となるように反応生成物を抜
き出しながら、酸分解反応を行つた。反応生成
物中の3,5−ジイソプロピルフエノールの濃
度は5.39wt%であり、原料中のMHPを基準と
する3,5−ジイソプロピルフエノールの収率
は89.3mol%であつた。
(4) 前記(3)で得られた酸分解混合物1000gに炭酸
ナトリウム15gを加えて触媒を中和し、不溶の
Na塩を別したのち、常圧で、液からアセ
トン及びMIBKを留去した。得られた釜残を40
段シーブトレイ蒸留塔を用いて減圧下で分留し
た結果、原料である1,3,5−TIPBが11.1
g回収されるとともに、純度94.6%の3,5−
ジイソプロピルフエノールが48.4g得られた。
ナトリウム15gを加えて触媒を中和し、不溶の
Na塩を別したのち、常圧で、液からアセ
トン及びMIBKを留去した。得られた釜残を40
段シーブトレイ蒸留塔を用いて減圧下で分留し
た結果、原料である1,3,5−TIPBが11.1
g回収されるとともに、純度94.6%の3,5−
ジイソプロピルフエノールが48.4g得られた。
仕込みの1,3,5−TIPBを基準とした
3,5−ジイソプロピルフエノールの収率は、
25.8mol%であり、反応に消費された1,3,
5−TIPBの量(実施例1で定義したのと同
一)を基準とした3,5−ジイソプロピルフエ
ノールの収率は27.3mol%であつた。
3,5−ジイソプロピルフエノールの収率は、
25.8mol%であり、反応に消費された1,3,
5−TIPBの量(実施例1で定義したのと同
一)を基準とした3,5−ジイソプロピルフエ
ノールの収率は27.3mol%であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1,3,5−トリイソプロピルベンゼンから
3,5−ジイソプロピルフエノールを製造するに
当たつて、下記の工程、 (A) 1,3,5−トリイソプロピルベンゼンをア
ルカリ水溶液の存在下に分子状酸素を用いて、
油相中のヒドロペルオキシド濃度がトリイソプ
ロピルベンゼンモノヒドロペルオキシドに換算
して10ないし110重量%の範囲になるように酸
化して、トリイソプロピルベンゼンの酸化反応
生成物からなる油相およびアルカリ水溶液相よ
り形成される二液相酸化反応混合物を得る工
程、 (B) 上記(A)工程で得た二液相酸化反応混合物から
アルカリ水溶液相を除去することによつて酸化
反応生成物を含む油相を得る工程、 (C) 上記(B)工程で得た油相を酸性触媒の存在下に
酸分解処理して酸分解混合物を得る工程、 (D) 上記(C)工程で得た酸分解混合物から3,5−
ジイソプロピルフエノールを分離する工程、 の各工程の結合からなる3,5−ジイソプロピル
フエノールの製造方法。 2 二液相酸化反応混合物からアルカリ水溶液相
を除去するに当つて、二液相酸化反応混合物に水
不溶性溶媒を加えて酸化反応生成物を含む油相を
水不溶性溶媒と混合させたのち、アルカリ水溶液
相を分液除去することを特徴とする、特許請求の
範囲1に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59274059A JPS61152635A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 3,5−ジイソプロピルフエノ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59274059A JPS61152635A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 3,5−ジイソプロピルフエノ−ルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61152635A JPS61152635A (ja) | 1986-07-11 |
| JPH0466463B2 true JPH0466463B2 (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=17536392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59274059A Granted JPS61152635A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 3,5−ジイソプロピルフエノ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61152635A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4643842B2 (ja) | 2000-09-21 | 2011-03-02 | 興和株式会社 | 3,5−ビスアルキルフェノールの製造法 |
| CN108383689B (zh) * | 2018-03-29 | 2019-03-26 | 江苏极易新材料有限公司 | 一种3,5-二叔丁基苯酚的制备方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5461131A (en) * | 1977-10-13 | 1979-05-17 | Stauffer Chemical Co | Manufacture of alkylphenols |
| JPS5738735A (en) * | 1980-08-19 | 1982-03-03 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Method for treating hydroperoxide mixture |
| JPS59227834A (ja) * | 1983-06-09 | 1984-12-21 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 5−イソプロピル−m−クレゾ−ルの製造法 |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP59274059A patent/JPS61152635A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61152635A (ja) | 1986-07-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |