JPH0466656B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0466656B2 JPH0466656B2 JP7625686A JP7625686A JPH0466656B2 JP H0466656 B2 JPH0466656 B2 JP H0466656B2 JP 7625686 A JP7625686 A JP 7625686A JP 7625686 A JP7625686 A JP 7625686A JP H0466656 B2 JPH0466656 B2 JP H0466656B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation
- speed change
- torque
- driver bit
- driver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ねじ締め完了時のドライバビツトの
持つ慣性の影響を排除して所望のねじ締めトルク
で確実にねじ締めを行うように構成した自動ねじ
締め機に関する。
持つ慣性の影響を排除して所望のねじ締めトルク
で確実にねじ締めを行うように構成した自動ねじ
締め機に関する。
従来技術
従来、ねじを所望締付けトルクで、ワークに締
付ける場合、ドライバビツトに回転を伝達するモ
ータの電機子巻線に流れる負荷電流が静的に締付
けトルクに比例している関係で、この負荷電流を
検出し、この負荷電流があらかじめ設定された値
に達すると、モータへの電圧供給を停止してねじ
締めを終了するねじ締め方法が用いられている。
付ける場合、ドライバビツトに回転を伝達するモ
ータの電機子巻線に流れる負荷電流が静的に締付
けトルクに比例している関係で、この負荷電流を
検出し、この負荷電流があらかじめ設定された値
に達すると、モータへの電圧供給を停止してねじ
締めを終了するねじ締め方法が用いられている。
発明が解決しようとする問題点
このねじ締め方法では、ねじがワークに着座し
て、負荷電流が設定値に達した時に、モータへの
電圧供給を停止しても、高速回転中のモータの電
機子が急激な減速を受けるため、その電機子の慣
性力により負荷電流とは無関係の出力トルクがそ
の締付け方向に加わり、実際の締付け値が第9図
に示すように負荷電流により決まるトルク値より
も大きくなり、しかもその大きさも慣生力による
ものであるため一定せず、極めて不正確となり、
正確な締付けトルクの制御を行うことができない
等の欠点が生じている。また、この締付け方法で
は、負荷電流と設定値とを比較する回路が故障す
れば、締付け作業をまつたく行えなくなる等の欠
点が生じている。
て、負荷電流が設定値に達した時に、モータへの
電圧供給を停止しても、高速回転中のモータの電
機子が急激な減速を受けるため、その電機子の慣
性力により負荷電流とは無関係の出力トルクがそ
の締付け方向に加わり、実際の締付け値が第9図
に示すように負荷電流により決まるトルク値より
も大きくなり、しかもその大きさも慣生力による
ものであるため一定せず、極めて不正確となり、
正確な締付けトルクの制御を行うことができない
等の欠点が生じている。また、この締付け方法で
は、負荷電流と設定値とを比較する回路が故障す
れば、締付け作業をまつたく行えなくなる等の欠
点が生じている。
問題点を解決するための手段
本発明は上記欠点の除去を目的とするもので、
出力側の負荷に応じて減速比が連続的に変わる差
動遊星機構を用い、その減速比が無限大に達した
時に差動遊星機構の摩擦係合面での境界潤滑作用
により生じる一定の伝達力を用いて、ねじ締めを
行うものである。ドライバ本体の一端には回転駆
動源が固定されており、その駆動軸の回転は差動
遊星機構の入力円板に伝達されるように構成され
ている。この入力円板には、これに摩擦係合する
ように複数個の遊星コーンが配置されており、し
かも、この遊星コーンにはカムデイスクが摩擦係
合して、その回転を受けて転動可能に配置されて
いる。また、前記カムデイスクには一体に回転す
るようにドライバビツトが連結されており、入力
円板の回転が遊星コーンを介してカムデイスクの
回転として取出され、ドライバビツトに伝達され
るように構成されている。
出力側の負荷に応じて減速比が連続的に変わる差
動遊星機構を用い、その減速比が無限大に達した
時に差動遊星機構の摩擦係合面での境界潤滑作用
により生じる一定の伝達力を用いて、ねじ締めを
行うものである。ドライバ本体の一端には回転駆
動源が固定されており、その駆動軸の回転は差動
遊星機構の入力円板に伝達されるように構成され
ている。この入力円板には、これに摩擦係合する
ように複数個の遊星コーンが配置されており、し
かも、この遊星コーンにはカムデイスクが摩擦係
合して、その回転を受けて転動可能に配置されて
いる。また、前記カムデイスクには一体に回転す
るようにドライバビツトが連結されており、入力
円板の回転が遊星コーンを介してカムデイスクの
回転として取出され、ドライバビツトに伝達され
るように構成されている。
前記遊星コーンの円錐面には変速リングが摩擦
係合するように配置されており、この変速リング
の高速側の移動量は前記ドライバ本体内に配置さ
れた弾性保持部材により制限されている。しか
も、前記変速リングはドライバビツトの負荷トル
クにより回動可能にかつ前記円錐面に沿つて軸線
方向に摺動自在に構成されている。また、前記変
速リングはドライバビツトが停止するまで弾性保
持部材の弾性力に逆らつて前記円錐面の大径側に
移動可能に構成されている。また、回転駆動源が
回転しているにも拘らずドライバビツトが停止す
る時には一定のトルクを出力しており、このトル
クでねじを最終的に締付けるように構成されてい
る。
係合するように配置されており、この変速リング
の高速側の移動量は前記ドライバ本体内に配置さ
れた弾性保持部材により制限されている。しか
も、前記変速リングはドライバビツトの負荷トル
クにより回動可能にかつ前記円錐面に沿つて軸線
方向に摺動自在に構成されている。また、前記変
速リングはドライバビツトが停止するまで弾性保
持部材の弾性力に逆らつて前記円錐面の大径側に
移動可能に構成されている。また、回転駆動源が
回転しているにも拘らずドライバビツトが停止す
る時には一定のトルクを出力しており、このトル
クでねじを最終的に締付けるように構成されてい
る。
作 用
この自動ねじ締め機では、回転駆動源が回転す
ると、差動遊星機構の入力円板が回転する。これ
にともなつて入力円板に摩擦係合する遊星コーン
がその位置で自転しながら公転し、遊星コーンの
回転がカムデイスクに伝達される。このカムデイ
スクは変速リングが遊星コーンの円錐面に摩擦係
合する位置により決まる減速比で入力円板の回転
数を減速しながら回転し、その回転がドライバビ
ツトに伝達される。その後、ドライバビツトがね
じを締付け、ドライバビツトに加わる負荷トルク
が大きくなり、この負荷トルクにともなつて反力
トルクが変速リングに加わり、変速リングが回動
する。これにともなつて、弾性保持部材が傾斜
し、変速リングが弾性保持部材の弾性力に逆らつ
て遊星コーンの円錐面の大径側に移動する。前記
変速リングは反力トルクにより生じる軸線方向の
押圧力と弾性保持部材の持つ弾性力とが均衡する
位置まで移動してその位置で停止する。そのた
め、変速リングの遊星コーンの円錐面との摩擦係
合位置が変わり、ドライバビツトは徐々に低速高
トルクでねじを締付けることができる。前記ドラ
イバビツトに加わる負荷トルクの増大にともなつ
て減速比も連続的に大きくなり、ついにはドライ
バビツトは入力円板が回転しているにもかかわら
ず、その回転を停止し、前記差動遊星機構の持つ
境界潤滑作用により得られる一定のトルクを出力
し、このトルクによりねじ締めを完了する。
ると、差動遊星機構の入力円板が回転する。これ
にともなつて入力円板に摩擦係合する遊星コーン
がその位置で自転しながら公転し、遊星コーンの
回転がカムデイスクに伝達される。このカムデイ
スクは変速リングが遊星コーンの円錐面に摩擦係
合する位置により決まる減速比で入力円板の回転
数を減速しながら回転し、その回転がドライバビ
ツトに伝達される。その後、ドライバビツトがね
じを締付け、ドライバビツトに加わる負荷トルク
が大きくなり、この負荷トルクにともなつて反力
トルクが変速リングに加わり、変速リングが回動
する。これにともなつて、弾性保持部材が傾斜
し、変速リングが弾性保持部材の弾性力に逆らつ
て遊星コーンの円錐面の大径側に移動する。前記
変速リングは反力トルクにより生じる軸線方向の
押圧力と弾性保持部材の持つ弾性力とが均衡する
位置まで移動してその位置で停止する。そのた
め、変速リングの遊星コーンの円錐面との摩擦係
合位置が変わり、ドライバビツトは徐々に低速高
トルクでねじを締付けることができる。前記ドラ
イバビツトに加わる負荷トルクの増大にともなつ
て減速比も連続的に大きくなり、ついにはドライ
バビツトは入力円板が回転しているにもかかわら
ず、その回転を停止し、前記差動遊星機構の持つ
境界潤滑作用により得られる一定のトルクを出力
し、このトルクによりねじ締めを完了する。
実施例
以下、実施例を図面について説明する。第1図
ないし第3図において、1は自動ねじ締め機であ
り、基台2に植設された支柱3を有している。こ
の支柱3には、固定プレート4が固定されてお
り、この固定プレート4に上下に上ブラケツト5
および下ブラケツト6が固定されている。この上
ブラケツト5には、シリンダ7が固定されてお
り、そのロツド(図示せず)にはドライバ取付台
8が固定されている。前記ドライバ取付台8には
所定の間隔をおくように第1ばね9により弾力的
に付勢されたチヤツク台10が配置されており、
このドライバ取付台8はチヤツク台10とととも
にガイドシヤフト11に沿つて所定位置まで一体
に移動するように構成されている。また、前記ド
ライバ取付台8の上部にはドライバ本体12が固
定されており、このドライバ本体12は連接機構
13を介してドライバビツト14を回転させるよ
うに構成されている。一方、前記チヤツク台10
にはチヤツクユニツト15が固定されており、前
記ドライバビツト14がこのチヤツクユニツト1
5内を挿通し、チヤツク爪15aに保持されたね
じ(図示せず)を所定位置に螺入するように構成
されている。
ないし第3図において、1は自動ねじ締め機であ
り、基台2に植設された支柱3を有している。こ
の支柱3には、固定プレート4が固定されてお
り、この固定プレート4に上下に上ブラケツト5
および下ブラケツト6が固定されている。この上
ブラケツト5には、シリンダ7が固定されてお
り、そのロツド(図示せず)にはドライバ取付台
8が固定されている。前記ドライバ取付台8には
所定の間隔をおくように第1ばね9により弾力的
に付勢されたチヤツク台10が配置されており、
このドライバ取付台8はチヤツク台10とととも
にガイドシヤフト11に沿つて所定位置まで一体
に移動するように構成されている。また、前記ド
ライバ取付台8の上部にはドライバ本体12が固
定されており、このドライバ本体12は連接機構
13を介してドライバビツト14を回転させるよ
うに構成されている。一方、前記チヤツク台10
にはチヤツクユニツト15が固定されており、前
記ドライバビツト14がこのチヤツクユニツト1
5内を挿通し、チヤツク爪15aに保持されたね
じ(図示せず)を所定位置に螺入するように構成
されている。
前記ドライバ本体12は、ドライバ取付台8に
固定具16を介して固定された内筒部17および
この底部17aに一体化されたハウジング18を
有している。しかも、このドライバ本体12は前
記ハウジング18に固定された回転駆動源のモー
タ19を有し、その駆動軸19aには自動変速機
をなす差動遊星機構20の入力円板21が連結さ
れている。この入力円板21はその外周に環状部
21aを有し、この環状部21aはコーン保持具
22により軸心を傾斜して保持された複数個の遊
星コーン23の円周溝23aのなす伝動面に摩擦
係合するように構成されている。しかも、この遊
星コーン23は裏面に平坦面23bを有し、この
平坦面23bにはカムデイスク24が摩擦係合し
ており、この遊星コーン23を前記入力円板21
との間に保持している。また、前記遊星コーン2
3の周囲には、その円錐面23cに接するように
変速リング25が位置しており、この変速リング
25の高速側の移動量はドライバ本体12内で変
速リング25と内筒部17との間に設けられた弾
性保持部材により制限されている。前記弾性保持
部材は後記する複数本のピアノ線26からなつて
おり、このピアノ線26は変速リング25に加わ
る反力トルクに応じて傾斜しながら撓み、変速リ
ング25がその軸線方向に摺動するように構成さ
れている。この変速リング25はその軸線方向の
移動により前記円錐面23cとの摩擦係合位置を
変え、カムデイスク24の回転数が連続的に変わ
る減速比で減速されるように構成されている。ま
た、前記変速リング25の摩擦係合位置が第4図
に示す位置(a:b=c:dを満足する位置)に
ほぼ達した時、カムデイスク24は零回転となる
とともに差動遊星機構での境界潤滑作用により一
定のトルクを出力するように構成されている。
固定具16を介して固定された内筒部17および
この底部17aに一体化されたハウジング18を
有している。しかも、このドライバ本体12は前
記ハウジング18に固定された回転駆動源のモー
タ19を有し、その駆動軸19aには自動変速機
をなす差動遊星機構20の入力円板21が連結さ
れている。この入力円板21はその外周に環状部
21aを有し、この環状部21aはコーン保持具
22により軸心を傾斜して保持された複数個の遊
星コーン23の円周溝23aのなす伝動面に摩擦
係合するように構成されている。しかも、この遊
星コーン23は裏面に平坦面23bを有し、この
平坦面23bにはカムデイスク24が摩擦係合し
ており、この遊星コーン23を前記入力円板21
との間に保持している。また、前記遊星コーン2
3の周囲には、その円錐面23cに接するように
変速リング25が位置しており、この変速リング
25の高速側の移動量はドライバ本体12内で変
速リング25と内筒部17との間に設けられた弾
性保持部材により制限されている。前記弾性保持
部材は後記する複数本のピアノ線26からなつて
おり、このピアノ線26は変速リング25に加わ
る反力トルクに応じて傾斜しながら撓み、変速リ
ング25がその軸線方向に摺動するように構成さ
れている。この変速リング25はその軸線方向の
移動により前記円錐面23cとの摩擦係合位置を
変え、カムデイスク24の回転数が連続的に変わ
る減速比で減速されるように構成されている。ま
た、前記変速リング25の摩擦係合位置が第4図
に示す位置(a:b=c:dを満足する位置)に
ほぼ達した時、カムデイスク24は零回転となる
とともに差動遊星機構での境界潤滑作用により一
定のトルクを出力するように構成されている。
前記カムデイスク24には調圧機構27が連接
されており、カムデイスク24が遊星コーン23
を押圧するように構成されている。また、前記調
圧機構27は連接軸28を有しており、この連接
軸28が前記カムデイスク24を貫通するととも
に前記内筒部17の上部に固定されたベアリング
を介して回転自在に保持されている。前記連接軸
28の周囲にはオイルシール機構が配置されてお
り、ハウジング18と内筒部17との間にオイル
を充填し、差動遊星機構20の摩耗を防止するよ
うに構成されている。
されており、カムデイスク24が遊星コーン23
を押圧するように構成されている。また、前記調
圧機構27は連接軸28を有しており、この連接
軸28が前記カムデイスク24を貫通するととも
に前記内筒部17の上部に固定されたベアリング
を介して回転自在に保持されている。前記連接軸
28の周囲にはオイルシール機構が配置されてお
り、ハウジング18と内筒部17との間にオイル
を充填し、差動遊星機構20の摩耗を防止するよ
うに構成されている。
さらに、前記連接軸28にはクラツチ軸29が
連接され、その下端には駆動クラツチ部30が回
転自在に嵌入されている。この駆動クラツチ部3
0と前記クラツチ軸29とは第2ばね31により
連結されており、ねじの頭部が着座する際にドラ
イバビツト14が受ける急激な衝撃を緩和するよ
うに構成されている。前記駆動クラツチ部30の
下方には、被動クラツチ部32が回転自在に配置
されており、この被動クラツチ部32には前記ク
ラツチ軸29が挿入され、しかも駆動クラツチ部
30との間には第3ばね33が配置されている。
また、前記被動クラツチ部32は中空部を有し、
この中空部に突出するように係止ピン34が第6
図に示すように取付けられている。この係止ピン
34は先端に半球部を有し、この係止ピン34が
前記クラツチ軸29に植設されたピン35と係合
し、クラツチ軸29の回転が常時被動クラツチ部
32に伝達されるように構成されている。さら
に、前記被動クラツチ部32は被動クラツチ軸3
2aを有し、この被動クラツチ軸32aには前記
連接機構13が接続され、前記モータ19の回転
が前記ドライバビツト14に伝達されるように構
成されている。
連接され、その下端には駆動クラツチ部30が回
転自在に嵌入されている。この駆動クラツチ部3
0と前記クラツチ軸29とは第2ばね31により
連結されており、ねじの頭部が着座する際にドラ
イバビツト14が受ける急激な衝撃を緩和するよ
うに構成されている。前記駆動クラツチ部30の
下方には、被動クラツチ部32が回転自在に配置
されており、この被動クラツチ部32には前記ク
ラツチ軸29が挿入され、しかも駆動クラツチ部
30との間には第3ばね33が配置されている。
また、前記被動クラツチ部32は中空部を有し、
この中空部に突出するように係止ピン34が第6
図に示すように取付けられている。この係止ピン
34は先端に半球部を有し、この係止ピン34が
前記クラツチ軸29に植設されたピン35と係合
し、クラツチ軸29の回転が常時被動クラツチ部
32に伝達されるように構成されている。さら
に、前記被動クラツチ部32は被動クラツチ軸3
2aを有し、この被動クラツチ軸32aには前記
連接機構13が接続され、前記モータ19の回転
が前記ドライバビツト14に伝達されるように構
成されている。
一方、前記内筒部17の外周には第5図に示す
ようにトルク調整スリーブ36が摺動自在に配置
されており、しかも前記ハウジング18と一体化
された内筒部17の底部17aと前記変速リング
25との間には弾性保持部材をなす線状の弾性体
をなす複数本のピアノ線26が固定されている。
このピアノ線26は前記変速リング25を回動か
つその軸線方向に摺動自在に保持している。ま
た、前記ピアノ線26は変速リング25を高速側
に保持するとともに、変速リング25が回動し始
めるとこれを高速側に復帰させる反力を生じるよ
うに構成されている。一方、前記トルク調整スリ
ーブ36はその外周に等間隔に切欠溝36aを有
しており、前記ピアノ線26がこの切欠溝36a
を通過するように構成されている。また、トルク
調整スリーブ36はつば部を有し、このつば部に
前記内筒部17の底部17aにその位置で回転自
在に保持された調整ボルト37が螺合するように
構成されている。しかも、トルク調整スリーブ3
6はその高さ位置を変えることによりピアノ線2
6のばね定数を変え、締付けトルクに応じた弾性
力が得られるよう構成されている。
ようにトルク調整スリーブ36が摺動自在に配置
されており、しかも前記ハウジング18と一体化
された内筒部17の底部17aと前記変速リング
25との間には弾性保持部材をなす線状の弾性体
をなす複数本のピアノ線26が固定されている。
このピアノ線26は前記変速リング25を回動か
つその軸線方向に摺動自在に保持している。ま
た、前記ピアノ線26は変速リング25を高速側
に保持するとともに、変速リング25が回動し始
めるとこれを高速側に復帰させる反力を生じるよ
うに構成されている。一方、前記トルク調整スリ
ーブ36はその外周に等間隔に切欠溝36aを有
しており、前記ピアノ線26がこの切欠溝36a
を通過するように構成されている。また、トルク
調整スリーブ36はつば部を有し、このつば部に
前記内筒部17の底部17aにその位置で回転自
在に保持された調整ボルト37が螺合するように
構成されている。しかも、トルク調整スリーブ3
6はその高さ位置を変えることによりピアノ線2
6のばね定数を変え、締付けトルクに応じた弾性
力が得られるよう構成されている。
上記自動ねじ締め機において、モータ19が回
転すると、その回転は変速リング25と遊星コー
ン23の円錐面23cとが摩擦係合する位置によ
り決まる減速比で減速されてカムデイスク24に
伝達される。このカムデイスク24の回転が駆動
クラツチ部30に伝達される。この時、駆動クラ
ツチ部30と被動クラツチ部32とは、嵌合して
いないが、クラツチ軸29のピン35と被動クラ
ツチ部32の係止ピン34とが係合し、カムデイ
スク24の回転がドライバビツト14に伝達され
る。
転すると、その回転は変速リング25と遊星コー
ン23の円錐面23cとが摩擦係合する位置によ
り決まる減速比で減速されてカムデイスク24に
伝達される。このカムデイスク24の回転が駆動
クラツチ部30に伝達される。この時、駆動クラ
ツチ部30と被動クラツチ部32とは、嵌合して
いないが、クラツチ軸29のピン35と被動クラ
ツチ部32の係止ピン34とが係合し、カムデイ
スク24の回転がドライバビツト14に伝達され
る。
この状態で、ドライバ本体12がシリンダ7の
作動により下降すると、ドライバビツト14がチ
ヤツク爪15内のねじに嵌合するとともに、ねじ
がワークに着座し、前記連接機構13およびドラ
イバビツト14の相対的な上昇により被動クラツ
チ部32も相対的に第3ばね33に抗して上昇す
る。そのため、クラツチ軸29上のピン35と被
動クラツチ部32の係止ピン34との係合状態が
解除され、続いて駆動クラツチ部30と被動クラ
ツチ部32とが噛合する。これにともなつて、前
記カムデイスクの出力トルクによりドライバビツ
ト14が回転し、ねじを所定の位置に螺入する。
作動により下降すると、ドライバビツト14がチ
ヤツク爪15内のねじに嵌合するとともに、ねじ
がワークに着座し、前記連接機構13およびドラ
イバビツト14の相対的な上昇により被動クラツ
チ部32も相対的に第3ばね33に抗して上昇す
る。そのため、クラツチ軸29上のピン35と被
動クラツチ部32の係止ピン34との係合状態が
解除され、続いて駆動クラツチ部30と被動クラ
ツチ部32とが噛合する。これにともなつて、前
記カムデイスクの出力トルクによりドライバビツ
ト14が回転し、ねじを所定の位置に螺入する。
ねじの締付けトルクが大きくなると、ドライバ
ビツト14に係る負荷トルクに応じて、変速リン
グ25が反力トルクを受けて回動するので、第7
図に示すようにピアノ線26が傾きながら撓む。
そのため、変速リング25がピアノ線26の弾性
力に逆らつてその軸線方向に移動して、遊星コー
ン23の円錐面23cに沿つて摺動するのでその
摩擦係合位置が変わる。前記変速リング25はそ
の反力トルクから生じる軸線方向の押圧力とピア
ノ線26の弾性力とが均衡する摩擦係合位置で停
止する。
ビツト14に係る負荷トルクに応じて、変速リン
グ25が反力トルクを受けて回動するので、第7
図に示すようにピアノ線26が傾きながら撓む。
そのため、変速リング25がピアノ線26の弾性
力に逆らつてその軸線方向に移動して、遊星コー
ン23の円錐面23cに沿つて摺動するのでその
摩擦係合位置が変わる。前記変速リング25はそ
の反力トルクから生じる軸線方向の押圧力とピア
ノ線26の弾性力とが均衡する摩擦係合位置で停
止する。
さらに、ねじがワークに着座すると、締付けト
ルクが大きくなり、反力トルクが急激に大きくな
る。これにともなつて、上記変速リング25が前
記円錐面の大径部側の縁部近くまで移動し、その
減速比がどんどん大きくなり、ついには入力円板
21が回転するにもかかわらずカムデイスク24
は零回転となる。この時、ドライバビツト14は
前記差動遊星機構のもつ境界潤滑作用により生じ
る一定のトルクを出力しており、このトルクでド
ライバビツト14はねじを最終的に締付けること
ができる。
ルクが大きくなり、反力トルクが急激に大きくな
る。これにともなつて、上記変速リング25が前
記円錐面の大径部側の縁部近くまで移動し、その
減速比がどんどん大きくなり、ついには入力円板
21が回転するにもかかわらずカムデイスク24
は零回転となる。この時、ドライバビツト14は
前記差動遊星機構のもつ境界潤滑作用により生じ
る一定のトルクを出力しており、このトルクでド
ライバビツト14はねじを最終的に締付けること
ができる。
しかも、ねじがワークに着座する際、急激に大
きくなつて設定値に達するが、この時の回転数が
零であるので、モータ19を含む回転駆動部の慣
性の影響なく、ねじ締めを完了することができ
る。
きくなつて設定値に達するが、この時の回転数が
零であるので、モータ19を含む回転駆動部の慣
性の影響なく、ねじ締めを完了することができ
る。
発明の効果
以上説明したように本発明は回転駆動源の回転
を遊星コーンを有する差動遊星機構よりなる自動
変速機を介してドライバビツトに伝達するように
構成しているため、締付けトルクによるドライバ
ビツトに加わる反力トルクが大きくなるにともな
つて回転駆動源から回転を受けて回転するドライ
バビツトの回転を連続的に減速することができる
ばかりか、所望締付けトルクに達すると、回転駆
動源の回転にかかわらず、ドライバビツトを零回
転とすることができ、ねじ締め完了時にドライバ
ビツトの慣性の影響をまつたく受けることがな
く、極めて精度の高い締付けが可能となる等の利
点がある。また、本発明は最終締付けを差動遊星
機構の持つ境界潤滑作用により生じる一定のトル
クで行うことができ、しかもそのトルクも第8図
のトルク特性曲線で示すように最大値であつて安
定しているため、極めてトルクモニタリングが容
易でかつ正確に可能となるばかりか、トルクモニ
タリング装置の故障にも拘らず、確実に所定のト
ルクでねじを締付けることができる等の利点があ
る。
を遊星コーンを有する差動遊星機構よりなる自動
変速機を介してドライバビツトに伝達するように
構成しているため、締付けトルクによるドライバ
ビツトに加わる反力トルクが大きくなるにともな
つて回転駆動源から回転を受けて回転するドライ
バビツトの回転を連続的に減速することができる
ばかりか、所望締付けトルクに達すると、回転駆
動源の回転にかかわらず、ドライバビツトを零回
転とすることができ、ねじ締め完了時にドライバ
ビツトの慣性の影響をまつたく受けることがな
く、極めて精度の高い締付けが可能となる等の利
点がある。また、本発明は最終締付けを差動遊星
機構の持つ境界潤滑作用により生じる一定のトル
クで行うことができ、しかもそのトルクも第8図
のトルク特性曲線で示すように最大値であつて安
定しているため、極めてトルクモニタリングが容
易でかつ正確に可能となるばかりか、トルクモニ
タリング装置の故障にも拘らず、確実に所定のト
ルクでねじを締付けることができる等の利点があ
る。
第1図は本発明の要部拡大断面図、第2図は本
発明の全体説明図、第3図は本発明に係わるドラ
イバ本体の一部切欠断面図、第4図は本発明に係
わる差動遊星機構の作動状態を示す要部断面図、
第5図は本発明に係わるトルク調整リングの要部
斜視図、第6図は第1図のA−A線から見た要部
拡大斜視図、第7図は本発明の動作状態を示す要
部断面図、第8図は本発明の自動ねじ締め機のド
ライバビツトの持つトルク特性曲線図、第9図は
従来のねじ締め機のドライバビツトの持つトルク
曲線図である。 1……自動ねじ締め機、2……基台、3……支
柱、4……固定プレート、5……上ブラケツト、
6……下ブラケツト、7……シリンダ、8……ド
ライバ取付台、9……第1ばね、10……チヤツ
ク台、11……ガイドシヤフト、12……ドライ
バ本体、13……連接機構、14……ドライバビ
ツト、15……チヤツクユニツト、15a……チ
ヤツク爪、16……固定具、17……内筒部、1
7a……底部、18……ハウジング、19……モ
ータ、19a……駆動軸、20……差動遊星機
構、21……入力円板、21a……環状部、22
……コーン保持具、23……遊星コーン、23a
……円周溝、23b……平坦部、23c……円錐
面、24……カムデイスク、25……変速リン
グ、26……ピアノ線、27……調圧機構、28
……連接軸、29……クラツチ軸、30……駆動
クラツチ部、31……第2ばね、32……被動ク
ラツチ部、32a……被動クラツチ軸、33……
第3ばね、34……係止ピン、35……ピン、3
6……トルク調整スリーブ、36a……切欠溝、
37……調整ボルト。
発明の全体説明図、第3図は本発明に係わるドラ
イバ本体の一部切欠断面図、第4図は本発明に係
わる差動遊星機構の作動状態を示す要部断面図、
第5図は本発明に係わるトルク調整リングの要部
斜視図、第6図は第1図のA−A線から見た要部
拡大斜視図、第7図は本発明の動作状態を示す要
部断面図、第8図は本発明の自動ねじ締め機のド
ライバビツトの持つトルク特性曲線図、第9図は
従来のねじ締め機のドライバビツトの持つトルク
曲線図である。 1……自動ねじ締め機、2……基台、3……支
柱、4……固定プレート、5……上ブラケツト、
6……下ブラケツト、7……シリンダ、8……ド
ライバ取付台、9……第1ばね、10……チヤツ
ク台、11……ガイドシヤフト、12……ドライ
バ本体、13……連接機構、14……ドライバビ
ツト、15……チヤツクユニツト、15a……チ
ヤツク爪、16……固定具、17……内筒部、1
7a……底部、18……ハウジング、19……モ
ータ、19a……駆動軸、20……差動遊星機
構、21……入力円板、21a……環状部、22
……コーン保持具、23……遊星コーン、23a
……円周溝、23b……平坦部、23c……円錐
面、24……カムデイスク、25……変速リン
グ、26……ピアノ線、27……調圧機構、28
……連接軸、29……クラツチ軸、30……駆動
クラツチ部、31……第2ばね、32……被動ク
ラツチ部、32a……被動クラツチ軸、33……
第3ばね、34……係止ピン、35……ピン、3
6……トルク調整スリーブ、36a……切欠溝、
37……調整ボルト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ドライバ本体12の一端に回転駆動源を固定
し、その駆動軸19aの回転を差動遊星機構20
の入力円板21に伝達するように構成し、この入
力円板21に複数個の遊星コーン23を摩擦係合
するように配置し、この遊星コーン23にカムデ
イスク24を摩擦係合させて遊星コーン23の回
転を受けて転動するように配置し、さらにこのカ
ムデイスク24にドライバビツト14を一体に回
転するように連結して前記入力円板21の回転を
カムデイスク24の回転として取出してドライバ
ビツト14に伝達するように構成するとともに、 前記遊星コーン23の円錐面23cに摩擦係合
するように変速リング25を配置し、この変速リ
ング25の高速側への移動量をドライバ本体12
内に設けられた弾性保持部材により制限し、ドラ
イバビツト14に係る負荷トルクによりこの変速
リング25を回動可能にかつ前記円錐面23cに
沿つて軸線方向に摺動自在に構成し、ドライバビ
ツト14の回転が停止するまでこの変速リング2
5を前記円錐面23cの大径部側に移動可能に構
成し、ドライバビツト14の回転停止時に生じる
一定の出力トルクでねじを締付けるように構成し
たことを特徴とする自動ねじ締め機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7625686A JPS6234731A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 自動ねじ締め機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7625686A JPS6234731A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 自動ねじ締め機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11264685A Division JPS61270036A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 自動ねじ締め機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6234731A JPS6234731A (ja) | 1987-02-14 |
| JPH0466656B2 true JPH0466656B2 (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=13600123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7625686A Granted JPS6234731A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 自動ねじ締め機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6234731A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0463637A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-28 | Shimpo Ind Co Ltd | 自動ねじ締め機 |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP7625686A patent/JPS6234731A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6234731A (ja) | 1987-02-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4223579A (en) | Machine tool | |
| JP2009090422A (ja) | 工作機械における回転割出し装置 | |
| US4648757A (en) | Precision adjustment system for boring tools | |
| US3389727A (en) | Tool with a working spindle, particularly a screw driving tool | |
| JPH0472660B2 (ja) | ||
| JPH0373411B2 (ja) | ||
| US1196839A (en) | Friction-driven chuck. | |
| JPH0715699Y2 (ja) | 自動ねじ締め機 | |
| JPH0373408B2 (ja) | ||
| JPH0466655B2 (ja) | ||
| JPS6234731A (ja) | 自動ねじ締め機 | |
| JPH0715701Y2 (ja) | 自動ねじ締め機 | |
| JPH0373409B2 (ja) | ||
| JPH06190658A (ja) | ねじ締め異常検出方法 | |
| JPH0466657B2 (ja) | ||
| JPH058023Y2 (ja) | ||
| JP2789614B2 (ja) | 工具ユニット | |
| JPH0724991B2 (ja) | 自動ねじ締め機 | |
| US2770821A (en) | Lead screw tapping attachment having torque responsive feed nut | |
| JPH0373410B2 (ja) | ||
| JPH0463637A (ja) | 自動ねじ締め機 | |
| JPH04360732A (ja) | 自動ドライバ | |
| RU1798047C (ru) | Расточна головка | |
| JPS61293735A (ja) | 自動ねじ締め機 | |
| JPS5933558Y2 (ja) | 自動ねじ締め機における動力伝達装置 |