JPH0466848B2 - - Google Patents
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- JPH0466848B2 JPH0466848B2 JP59121609A JP12160984A JPH0466848B2 JP H0466848 B2 JPH0466848 B2 JP H0466848B2 JP 59121609 A JP59121609 A JP 59121609A JP 12160984 A JP12160984 A JP 12160984A JP H0466848 B2 JPH0466848 B2 JP H0466848B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hemoglobin
- solution
- amino acids
- freeze
- hemoglobins
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、血液或は代用血液として用いられる
ヘモグロビン類のメト化防止剤に関する。 従来の技術 ヘモグロビン類は、一般に安定性が低く、ヘム
部分のFe2+が容易に酸化されFe3+になるいわゆ
るメト化が起こりやすく、凍結乾燥をメト化変性
なしで行うことは困難であり、また保存中のメト
化も早いことが知られている。 DeVenutoらは、メト化防止のための添加剤の
検討を行い、グルコース、スクロースが高いメト
化抑制効果を持つことを報告している。(F.
DeVenuto,A.Zegna,K.Busse,Surgery,
Gynecology&Obsterics.,148,69〜75(1975))。 一方、Laburudeらは、アルギニン等のアミノ
酸塩をヘモグロビンとほぼ等量加えることによ
り、メト化を防止することを報告している(P.
Laburude,C.Chum,F.Pelgrims,C.
Vigneron.,Experientia37,1020〜1021
(1981))。 また、ヘモグロビン類を試薬或は医薬として用
いる場合、多量の添加物を含んでいることは好ま
しくなく、特に、近年化学修飾ヘモグロビンが代
用血液として研究されているが、その製剤として
の凍結乾燥品を用いる場合、多量の糖の含有は、
晶質浸透圧の上昇をもたらし、好ましいことでは
ない。 発明の構成 本発明者らは、長期的に保存可能なヘモグロビ
ン類の凍結乾燥製剤の開発に努め、糖類とアミノ
酸類とを組合わせて用いることにより、それぞれ
単独に用いる場合よりも少量でかつ有効にメト化
を防止できることを見出し、本発明に至つた。 即ち、本発明のヘモグロビン類のメト化防止剤
は、糖類およびアミノ酸類を含有することを特徴
とする。 本発明において使用する糖類としては、グルコ
ース、マントニール、フラクトース等の単糖類、
マルトース、スクロース等の二糖類が挙げられ
る。また、アミノ酸類としては、ヒスチジン、ト
リプトフアン、グルタミン、メチオニン、ロイシ
ン、アラニン、フエニルアラニン等が挙げられ
る。本発明のメト化防止剤は、これらの糖類およ
びアミノ酸類からそれぞれ選ばれる少なくとも1
種以上の化合物を組合せて使用するが、その使用
割合は重量比で糖類:アミノ酸類=1:0.01〜
2.0、特に1:0.05〜0.5が好ましい。 本発明によるメト化防止剤を使用してヘモグロ
ビン類の凍結乾燥製剤を調製するには、ヘモグロ
ビン或は化学修飾ヘモグロビン水溶液に上記糖類
及びアミノ酸類を添加して常法により凍結乾燥す
ることにより達成することができる。即ち、糖お
よびアミノ酸を上記使用割合で結晶のまま添加す
るか或はそれぞれの固体を一旦水に溶解し、これ
をヘモグロビン類の溶液に加えるのいずれの方法
をとつてもよい。ヘモグロビンに対する糖類とア
ミノ酸類の総量が、ヘモグロビン1に対し重量比
で0.01〜1.0、好ましくは0.1〜0.5とするのが適当
であり、例えば2〜20%のヘモグロビン水溶液に
対し0.1〜10w/v%となるように添加する。 また、凍結乾燥の方法としては、上記メト化防
止剤を加えたヘモグロビン類の溶液を−70℃〜−
10℃の範囲で凍結させ、続いて高真空で乾燥する
等の方法を採用することができる。このときの棚
温は−40℃〜4℃と低い方が望まいしが、この凍
乾速度を早めるため室温程度までの温度を採用す
ることができる。 本発明の対象となるヘモグロビン類としては、
ヒト、ウシ、ブタ、ヒツジ、ウマ、イヌ、サル、
ウサギ、ニワトリ等の動物由来のヘモグロビン、
或はこれらの修飾ヘモグロビン即ちヘモグロビン
のリン酸エステル誘導体、架橋剤によるヘモグロ
ビン重合体(Cross−linked hemoglobin)ヘモ
グロビン−ポリアルキレン結合体やヘモグロビン
−イヌリン結合体等が使用できる。ヘモグロビン
のリン酸エステル誘導体としては、ピリドキサー
ル−5′−リン酸エステル、ピリドキサール−5′−
硫酸エステル、2−ノル−2−ホルミルピリドキ
サール−5′−リン酸エステル等のピリドキサール
類或はグリコース−6−リン酸エステル、アデノ
シン−5′−リン酸エステル等の糖リン酸エステル
或はグリセリン−2,3−ジリン酸エステル糖が
挙げられる。ヘモグロビン−ポリアルキレン結合
体としては、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、或はエチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドとの共重合体等水溶性の高い
重合物であつて、分子量300〜20000のものとヘモ
グロビンとの結合体、特に血流内半減期および酸
素供給能の観点からヘモグロビンとポリアルキレ
ングリコールとを酸素不存在下または酸素低濃度
下に結合させたものが好ましい(特願昭57−
214508号参照)。また、ヘモグロビン−イヌリン
結合体としては、その結合方法は限定されず、例
えば臭化シアン等の縮合剤を用い、ヘモグロビン
のアミノ基とイヌリンの水酸基との間を結合させ
たり、或は塩化シアヌル、2,2−ジクロロベン
ジジン、2,4−ジクロルニトロベンゼン等の化
学結合剤により結合させればよく、ヘモグロビン
1分子当たりイヌリン15〜80分子程度結合したも
のが使用できるが、上記ヘモグロビン−アルキレ
ン結合体と同様に血流内半減期および酸素供給能
の観点からヘモグロビンとイヌリンとを酸素不存
在または酸素低濃度下に結合させたものが好まし
い(特願昭57−213562参照)。 実施例 以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 以下の説明において、メト化率とはメト化した
ヘモグロビンの全ヘモグロビンに対する量を%で
表したものである。メト化によるヘモグロビンの
変性率は、PH一定の0.1Mリン酸緩衝液(通常PH
6.4〜8.0)を用いて、ヘモグロビン類の溶液を調
製し、25℃で560nm、576nm、630nmの課視領
域における吸光度を測定して決定した。 また、ヘモグロビン類の調製および取扱いは特
に記載していない場合は、5℃の低温度で行つ
た。 実施例 1 期限切れのヒト赤血球50mlを0.9%の食塩水50
ml、4℃で遠心分離機を用いて4回洗浄した。得
られた赤血球は等量の蒸留水を加えて溶血し、
0.22μmのミリポア幕(米国ミリポア社製)で膜
成分を除き、ヘモグロビン溶液(6.1%重量濃度)
を得た。 このヘモグロビン溶液の凍結乾燥および保存試
験は、表1に示す4種のサンプルについて行つ
た。尚、凍結には、−60℃、凍結乾燥の棚温度は
10℃、保存には25℃の恒温槽を用いた。
ヘモグロビン類のメト化防止剤に関する。 従来の技術 ヘモグロビン類は、一般に安定性が低く、ヘム
部分のFe2+が容易に酸化されFe3+になるいわゆ
るメト化が起こりやすく、凍結乾燥をメト化変性
なしで行うことは困難であり、また保存中のメト
化も早いことが知られている。 DeVenutoらは、メト化防止のための添加剤の
検討を行い、グルコース、スクロースが高いメト
化抑制効果を持つことを報告している。(F.
DeVenuto,A.Zegna,K.Busse,Surgery,
Gynecology&Obsterics.,148,69〜75(1975))。 一方、Laburudeらは、アルギニン等のアミノ
酸塩をヘモグロビンとほぼ等量加えることによ
り、メト化を防止することを報告している(P.
Laburude,C.Chum,F.Pelgrims,C.
Vigneron.,Experientia37,1020〜1021
(1981))。 また、ヘモグロビン類を試薬或は医薬として用
いる場合、多量の添加物を含んでいることは好ま
しくなく、特に、近年化学修飾ヘモグロビンが代
用血液として研究されているが、その製剤として
の凍結乾燥品を用いる場合、多量の糖の含有は、
晶質浸透圧の上昇をもたらし、好ましいことでは
ない。 発明の構成 本発明者らは、長期的に保存可能なヘモグロビ
ン類の凍結乾燥製剤の開発に努め、糖類とアミノ
酸類とを組合わせて用いることにより、それぞれ
単独に用いる場合よりも少量でかつ有効にメト化
を防止できることを見出し、本発明に至つた。 即ち、本発明のヘモグロビン類のメト化防止剤
は、糖類およびアミノ酸類を含有することを特徴
とする。 本発明において使用する糖類としては、グルコ
ース、マントニール、フラクトース等の単糖類、
マルトース、スクロース等の二糖類が挙げられ
る。また、アミノ酸類としては、ヒスチジン、ト
リプトフアン、グルタミン、メチオニン、ロイシ
ン、アラニン、フエニルアラニン等が挙げられ
る。本発明のメト化防止剤は、これらの糖類およ
びアミノ酸類からそれぞれ選ばれる少なくとも1
種以上の化合物を組合せて使用するが、その使用
割合は重量比で糖類:アミノ酸類=1:0.01〜
2.0、特に1:0.05〜0.5が好ましい。 本発明によるメト化防止剤を使用してヘモグロ
ビン類の凍結乾燥製剤を調製するには、ヘモグロ
ビン或は化学修飾ヘモグロビン水溶液に上記糖類
及びアミノ酸類を添加して常法により凍結乾燥す
ることにより達成することができる。即ち、糖お
よびアミノ酸を上記使用割合で結晶のまま添加す
るか或はそれぞれの固体を一旦水に溶解し、これ
をヘモグロビン類の溶液に加えるのいずれの方法
をとつてもよい。ヘモグロビンに対する糖類とア
ミノ酸類の総量が、ヘモグロビン1に対し重量比
で0.01〜1.0、好ましくは0.1〜0.5とするのが適当
であり、例えば2〜20%のヘモグロビン水溶液に
対し0.1〜10w/v%となるように添加する。 また、凍結乾燥の方法としては、上記メト化防
止剤を加えたヘモグロビン類の溶液を−70℃〜−
10℃の範囲で凍結させ、続いて高真空で乾燥する
等の方法を採用することができる。このときの棚
温は−40℃〜4℃と低い方が望まいしが、この凍
乾速度を早めるため室温程度までの温度を採用す
ることができる。 本発明の対象となるヘモグロビン類としては、
ヒト、ウシ、ブタ、ヒツジ、ウマ、イヌ、サル、
ウサギ、ニワトリ等の動物由来のヘモグロビン、
或はこれらの修飾ヘモグロビン即ちヘモグロビン
のリン酸エステル誘導体、架橋剤によるヘモグロ
ビン重合体(Cross−linked hemoglobin)ヘモ
グロビン−ポリアルキレン結合体やヘモグロビン
−イヌリン結合体等が使用できる。ヘモグロビン
のリン酸エステル誘導体としては、ピリドキサー
ル−5′−リン酸エステル、ピリドキサール−5′−
硫酸エステル、2−ノル−2−ホルミルピリドキ
サール−5′−リン酸エステル等のピリドキサール
類或はグリコース−6−リン酸エステル、アデノ
シン−5′−リン酸エステル等の糖リン酸エステル
或はグリセリン−2,3−ジリン酸エステル糖が
挙げられる。ヘモグロビン−ポリアルキレン結合
体としては、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、或はエチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドとの共重合体等水溶性の高い
重合物であつて、分子量300〜20000のものとヘモ
グロビンとの結合体、特に血流内半減期および酸
素供給能の観点からヘモグロビンとポリアルキレ
ングリコールとを酸素不存在下または酸素低濃度
下に結合させたものが好ましい(特願昭57−
214508号参照)。また、ヘモグロビン−イヌリン
結合体としては、その結合方法は限定されず、例
えば臭化シアン等の縮合剤を用い、ヘモグロビン
のアミノ基とイヌリンの水酸基との間を結合させ
たり、或は塩化シアヌル、2,2−ジクロロベン
ジジン、2,4−ジクロルニトロベンゼン等の化
学結合剤により結合させればよく、ヘモグロビン
1分子当たりイヌリン15〜80分子程度結合したも
のが使用できるが、上記ヘモグロビン−アルキレ
ン結合体と同様に血流内半減期および酸素供給能
の観点からヘモグロビンとイヌリンとを酸素不存
在または酸素低濃度下に結合させたものが好まし
い(特願昭57−213562参照)。 実施例 以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 以下の説明において、メト化率とはメト化した
ヘモグロビンの全ヘモグロビンに対する量を%で
表したものである。メト化によるヘモグロビンの
変性率は、PH一定の0.1Mリン酸緩衝液(通常PH
6.4〜8.0)を用いて、ヘモグロビン類の溶液を調
製し、25℃で560nm、576nm、630nmの課視領
域における吸光度を測定して決定した。 また、ヘモグロビン類の調製および取扱いは特
に記載していない場合は、5℃の低温度で行つ
た。 実施例 1 期限切れのヒト赤血球50mlを0.9%の食塩水50
ml、4℃で遠心分離機を用いて4回洗浄した。得
られた赤血球は等量の蒸留水を加えて溶血し、
0.22μmのミリポア幕(米国ミリポア社製)で膜
成分を除き、ヘモグロビン溶液(6.1%重量濃度)
を得た。 このヘモグロビン溶液の凍結乾燥および保存試
験は、表1に示す4種のサンプルについて行つ
た。尚、凍結には、−60℃、凍結乾燥の棚温度は
10℃、保存には25℃の恒温槽を用いた。
【表】
この結果から明らかなように、ヒスチジンおよ
びグルタミンの添加はメト化変性を顕著に防止す
ることが分かつた。尚、晶質浸透圧の測定はオリ
オン理研KK製OSMOTRON−10で測定した。 実施例 2 実施例1で得られた9.66%のヒトヘモグロビン
溶液618mlを0.313Mのリン酸緩衝液(PH6.8)
2382mlに加え、ここで窒素ガスを2時間通気し
た。これにピリドキサール−5′−リン酸エステル
一水和物を987mg(4当量)加え、窒素ガス雰囲
気中水素化ホウ素ナトリウム703mgを加え、1.5時
間撹はんした。 この溶液にポリエチレングリコールジ(サクシ
イミジルサクシネート)(PEG)(分子量4400)
26.6gを0.1NNaOHで溶液のPHを7.4にした後、
4℃で4時間反応させた。 反応液は分子量阻止3万の限外ろ過膜で限外ろ
過する事によつて低分子物質を除去精製した。得
られたポリエチレングリコール−ヘモグロビン結
合体の分子量は92000、PEGの結合数置換度は6.1
であつた。この結合体の溶液を分子量1万の限外
ろ過膜を用いてタイロード液で繰り返し限外ろ過
を行うことにより、ヒト血液と等張のポリエチレ
ングリコール−ヘモグロビン結合体の9.5%濃度
の溶液を得た(以下、Hb−PEGと略記する。)。 この溶液に表2に示すアミノ酸(ヒスチジン)、
グルコースを単独或は組合せて添加し、実施例1
と同様の方法で凍結乾燥し、15℃で保存試験を行
つた。
びグルタミンの添加はメト化変性を顕著に防止す
ることが分かつた。尚、晶質浸透圧の測定はオリ
オン理研KK製OSMOTRON−10で測定した。 実施例 2 実施例1で得られた9.66%のヒトヘモグロビン
溶液618mlを0.313Mのリン酸緩衝液(PH6.8)
2382mlに加え、ここで窒素ガスを2時間通気し
た。これにピリドキサール−5′−リン酸エステル
一水和物を987mg(4当量)加え、窒素ガス雰囲
気中水素化ホウ素ナトリウム703mgを加え、1.5時
間撹はんした。 この溶液にポリエチレングリコールジ(サクシ
イミジルサクシネート)(PEG)(分子量4400)
26.6gを0.1NNaOHで溶液のPHを7.4にした後、
4℃で4時間反応させた。 反応液は分子量阻止3万の限外ろ過膜で限外ろ
過する事によつて低分子物質を除去精製した。得
られたポリエチレングリコール−ヘモグロビン結
合体の分子量は92000、PEGの結合数置換度は6.1
であつた。この結合体の溶液を分子量1万の限外
ろ過膜を用いてタイロード液で繰り返し限外ろ過
を行うことにより、ヒト血液と等張のポリエチレ
ングリコール−ヘモグロビン結合体の9.5%濃度
の溶液を得た(以下、Hb−PEGと略記する。)。 この溶液に表2に示すアミノ酸(ヒスチジン)、
グルコースを単独或は組合せて添加し、実施例1
と同様の方法で凍結乾燥し、15℃で保存試験を行
つた。
【表】
この結果から明らかなように、アミノ酸或は糖
を単独で加えるよりもそれぞれ組合せて使用する
方が、メト化による変性を有効に防止できること
が分かる。 実施例 3 実施例2の方法で得られたポリエチレングリコ
ール−ヘモグロビン結合体(Hb−PEG)の14%
溶液に、アミノ酸としてグルタミン0.73%、糖と
してマルトース4.5%およびその組合せにつき実
施例2と同じ方法で凍結乾燥し、25℃で保存試験
を行い、その結果を表3に示した。但し、凍結乾
燥前のメト化率は1.7%であつた。
を単独で加えるよりもそれぞれ組合せて使用する
方が、メト化による変性を有効に防止できること
が分かる。 実施例 3 実施例2の方法で得られたポリエチレングリコ
ール−ヘモグロビン結合体(Hb−PEG)の14%
溶液に、アミノ酸としてグルタミン0.73%、糖と
してマルトース4.5%およびその組合せにつき実
施例2と同じ方法で凍結乾燥し、25℃で保存試験
を行い、その結果を表3に示した。但し、凍結乾
燥前のメト化率は1.7%であつた。
【表】
実施例 4
実施例1で示したヘモグロビン溶液(7%)
100mlをアルゴン気流で脱酸素した後、4モル倍
のピリドキサール−5′−リン酸エステルを加え、
30分反応後、0.1N塩酸でPH6.8に調整した。これ
に水素化ホウ素ナトリウム820mgを加えた。 反応液を等張の生理食塩水で透析した後、14%
に濃縮し、グルタルアルデヒドの2%溶液7mlを
加えた。 未反応の低分子を除去するため、生理食塩水を
用いて分子量阻止1万の透析膜を用いて透析し、
更に米国ミリポア社製の0.22μmのミリポア膜で
ろ過した後、凍結乾燥実験に用いた。このピリド
キシル化ヘモグロビンのグルタルアルデヒド架橋
体をポリヘモグロビンと呼び、以下、Poly−Hb
と略記する。 尚、凍結乾燥には、このPoly−Hb6.8%溶液、
メト化率3.5%のものを用いた。凍結乾燥実験お
よび変性率の測定は、実施例1と同じ方法で行つ
た。 その結果を表4に示した。
100mlをアルゴン気流で脱酸素した後、4モル倍
のピリドキサール−5′−リン酸エステルを加え、
30分反応後、0.1N塩酸でPH6.8に調整した。これ
に水素化ホウ素ナトリウム820mgを加えた。 反応液を等張の生理食塩水で透析した後、14%
に濃縮し、グルタルアルデヒドの2%溶液7mlを
加えた。 未反応の低分子を除去するため、生理食塩水を
用いて分子量阻止1万の透析膜を用いて透析し、
更に米国ミリポア社製の0.22μmのミリポア膜で
ろ過した後、凍結乾燥実験に用いた。このピリド
キシル化ヘモグロビンのグルタルアルデヒド架橋
体をポリヘモグロビンと呼び、以下、Poly−Hb
と略記する。 尚、凍結乾燥には、このPoly−Hb6.8%溶液、
メト化率3.5%のものを用いた。凍結乾燥実験お
よび変性率の測定は、実施例1と同じ方法で行つ
た。 その結果を表4に示した。
【表】
実施例 5
2%のヘモグロビン溶液800mlに、文献記載の
方法(K.Iwasaki、K.Ajisaka、K.Iwashita;
Biochim.Biophys.Res.Commun.、113(2)、513〜
518(1983))で活性化したイヌリン15.3gを加え
4℃で30分反応させた。 得られた反応液は、タイロード液を含んだ等張
液で、24時間4℃で透析し、更に分子量阻止1万
の限外ろ過膜で濃縮し、濃度9%のイヌリン修飾
ヘモグロビン溶液(メト化率1.55%)を加えた。
以下、これをHb−INUと略記する。 凍結乾燥および変性率の測定は、他の実施例と
同じ方法で行つた。その結果を表5に示した。
方法(K.Iwasaki、K.Ajisaka、K.Iwashita;
Biochim.Biophys.Res.Commun.、113(2)、513〜
518(1983))で活性化したイヌリン15.3gを加え
4℃で30分反応させた。 得られた反応液は、タイロード液を含んだ等張
液で、24時間4℃で透析し、更に分子量阻止1万
の限外ろ過膜で濃縮し、濃度9%のイヌリン修飾
ヘモグロビン溶液(メト化率1.55%)を加えた。
以下、これをHb−INUと略記する。 凍結乾燥および変性率の測定は、他の実施例と
同じ方法で行つた。その結果を表5に示した。
【表】
発明の効果
以上説明したように、本発明のメト化防止剤を
添加したヘモグロビン類の凍結乾燥製剤は以下の
特徴を有する。 (1) メト化による変性が凍結乾燥および保存中に
おいて少ない。 (2) 添加量が従来の量に比べると少ないため、溶
液に戻して用いる場合、粘度や浸透圧の上昇が
少ない。 (3) 得られた凍結乾燥ヘモグロビン類は再溶解性
に優れている。
添加したヘモグロビン類の凍結乾燥製剤は以下の
特徴を有する。 (1) メト化による変性が凍結乾燥および保存中に
おいて少ない。 (2) 添加量が従来の量に比べると少ないため、溶
液に戻して用いる場合、粘度や浸透圧の上昇が
少ない。 (3) 得られた凍結乾燥ヘモグロビン類は再溶解性
に優れている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 糖類及びアミノ酸類を含有することを特徴と
するヘモグロビン類のメト化防止剤。 2 請求範囲第1項記載の糖類が、グルコース、
マルトース、スクロース、マンニトール、フラク
トースよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
糖であるヘモグロビンのメト化防止剤。 3 請求の範囲第1項記載のアミノ酸類が、ヒス
チジン、トリプトフアン、グルタミン、メチオニ
ン、ロイシン、アラニン、フエニルアラニンより
なる群から選ばれる少なくとも1種のアミノ酸で
あるヘモグロビン類のメト化防止剤。 4 請求範囲第1項記載の糖類に対するアミノ酸
類の割合が、糖類1に対して重量比で0.01〜1.0
であるヘモグロビン類のメト化防止剤。 5 請求範囲第1項記載のヘモグロビンに対する
糖類とアミノ酸類の総量が、ヘモグロビン1に対
し重量比で0.01〜1.0であるヘモグロビン類のメ
ト化防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59121609A JPS611620A (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | ヘモグロビン類のメト化防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59121609A JPS611620A (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | ヘモグロビン類のメト化防止剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS611620A JPS611620A (ja) | 1986-01-07 |
| JPH0466848B2 true JPH0466848B2 (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=14815490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59121609A Granted JPS611620A (ja) | 1984-06-13 | 1984-06-13 | ヘモグロビン類のメト化防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS611620A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3225408A1 (de) * | 1982-07-07 | 1984-01-12 | Biotest-Serum-Institut Gmbh, 6000 Frankfurt | Waessrige loesung zum suspendieren und lagern von zellen, insbesondere erythrozyten |
-
1984
- 1984-06-13 JP JP59121609A patent/JPS611620A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS611620A (ja) | 1986-01-07 |
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