JPH0467100A - 楽音合成装置 - Google Patents
楽音合成装置Info
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- JPH0467100A JPH0467100A JP2177806A JP17780690A JPH0467100A JP H0467100 A JPH0467100 A JP H0467100A JP 2177806 A JP2177806 A JP 2177806A JP 17780690 A JP17780690 A JP 17780690A JP H0467100 A JPH0467100 A JP H0467100A
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
「産業上の利用分野」
この発明は、自然楽器の楽音の合成に用いて好適な楽音
合成装置に関する。 「従来の技術」 自然楽器の発音メカニズムをシミュレートしたモデルを
動作させ、自然楽器音を合成する楽音合成装置が知られ
ている。打弦楽器あるいは撥弦楽器の減衰音の楽音合成
装置としては、弦における振動の伝播遅延をシミュレー
トした遅延回路および弦における音響損失をシミュレー
トしたフィルタを含んだループ回路と、このループ回路
に撥弦あるいは打弦の際の励起振動に相当する励起信号
を入力する励振回路とからなる、いわゆる遅延フィード
バック型の楽音合成装置が知られている。なお、この種
の楽音合成装置は、例えば特公昭58−58679号公
報に開示されている。 また、管楽器等の持続音の楽音合成装置としては、例え
ば管楽器の共鳴管内における空気圧力波の伝播をシミュ
レートしたウェーブガイド(双方向の遅延伝送路)と、
共鳴管内部に空気圧力波を励起せしめるリードの動作を
シミュレートした非線形増幅素子とを組み合わ什1こ構
成のものが知られている。この構成によれば、非線形増
幅素子の出力信号が、ウェーブガイドを終端部に向けて
伝送され、終端部において反射された信号がウェーブガ
イドを逆方向に介して非線形増幅素子に帰還されるとい
う循環動作が繰り返される。すなわち、実際の管楽器内
部での空気圧力波の生成および往復伝播の動作が忠実に
シミュレートされる。そして、ウェーブガイド中の任意
のノードから目的とする楽音信号が取り出される。なお
、この種の技術は、特開昭63−40199号公報に開
示さねている。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述のようにして合成された楽音信号に対し
て複雑な音色の変化を与えたいという要求が生じること
がある。この場合、所望の音色の変化が得られるような
伝達関数を有するフィルタを遅延フィードバック型楽音
合成装置あるいはウェーブガイドを用いた楽音合成装置
の出力部に接続することにより、上記要求に対応してい
た。しかしなから、実現しようとする音色の変化が複雑
かつ微妙である場合には高次のフィルタを用意すること
が必要となり、装置全体が大蜆模になってしまうという
問題があった。 この発明は、装置規模を大きくすることなく、複雑かつ
微妙な音色調整機能を有する楽音合成装置を提供するこ
とを目的としている。 「課題を解決するための手段J この発明は、少なくとも複数の遅延素子を閉ループ状に
接続してなる閉ループ手段と、前記閉ループ手段におけ
る所定のノードに励振信号を入力する手段と、 前記閉ループ手段における複数のノードから遅延位相の
互いに異なった信号を取り出し、各々の信号に対して所
望のフィルタ演算に対応した乗算係数を乗じると共に、
それらの乗算結果を加算し、楽音信号として出力する音
色調整手段とを具備することを特徴としている。 「作用」 上記構成によれば、閉ループ手段において、入力された
励振信号の循環が繰り返される。そして、閉ループ手段
内の複数のノードから遅延位相の互いに異なっfこ信号
が取り出され、各々の信号に対してフィルタ演算用の係
数が乗算されると共に、各乗算結果が加算され、楽音信
号として出力される。 「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
合成装置に関する。 「従来の技術」 自然楽器の発音メカニズムをシミュレートしたモデルを
動作させ、自然楽器音を合成する楽音合成装置が知られ
ている。打弦楽器あるいは撥弦楽器の減衰音の楽音合成
装置としては、弦における振動の伝播遅延をシミュレー
トした遅延回路および弦における音響損失をシミュレー
トしたフィルタを含んだループ回路と、このループ回路
に撥弦あるいは打弦の際の励起振動に相当する励起信号
を入力する励振回路とからなる、いわゆる遅延フィード
バック型の楽音合成装置が知られている。なお、この種
の楽音合成装置は、例えば特公昭58−58679号公
報に開示されている。 また、管楽器等の持続音の楽音合成装置としては、例え
ば管楽器の共鳴管内における空気圧力波の伝播をシミュ
レートしたウェーブガイド(双方向の遅延伝送路)と、
共鳴管内部に空気圧力波を励起せしめるリードの動作を
シミュレートした非線形増幅素子とを組み合わ什1こ構
成のものが知られている。この構成によれば、非線形増
幅素子の出力信号が、ウェーブガイドを終端部に向けて
伝送され、終端部において反射された信号がウェーブガ
イドを逆方向に介して非線形増幅素子に帰還されるとい
う循環動作が繰り返される。すなわち、実際の管楽器内
部での空気圧力波の生成および往復伝播の動作が忠実に
シミュレートされる。そして、ウェーブガイド中の任意
のノードから目的とする楽音信号が取り出される。なお
、この種の技術は、特開昭63−40199号公報に開
示さねている。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述のようにして合成された楽音信号に対し
て複雑な音色の変化を与えたいという要求が生じること
がある。この場合、所望の音色の変化が得られるような
伝達関数を有するフィルタを遅延フィードバック型楽音
合成装置あるいはウェーブガイドを用いた楽音合成装置
の出力部に接続することにより、上記要求に対応してい
た。しかしなから、実現しようとする音色の変化が複雑
かつ微妙である場合には高次のフィルタを用意すること
が必要となり、装置全体が大蜆模になってしまうという
問題があった。 この発明は、装置規模を大きくすることなく、複雑かつ
微妙な音色調整機能を有する楽音合成装置を提供するこ
とを目的としている。 「課題を解決するための手段J この発明は、少なくとも複数の遅延素子を閉ループ状に
接続してなる閉ループ手段と、前記閉ループ手段におけ
る所定のノードに励振信号を入力する手段と、 前記閉ループ手段における複数のノードから遅延位相の
互いに異なった信号を取り出し、各々の信号に対して所
望のフィルタ演算に対応した乗算係数を乗じると共に、
それらの乗算結果を加算し、楽音信号として出力する音
色調整手段とを具備することを特徴としている。 「作用」 上記構成によれば、閉ループ手段において、入力された
励振信号の循環が繰り返される。そして、閉ループ手段
内の複数のノードから遅延位相の互いに異なっfこ信号
が取り出され、各々の信号に対してフィルタ演算用の係
数が乗算されると共に、各乗算結果が加算され、楽音信
号として出力される。 「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
第1図はこの発明の詳細な説明するブロック図である。
1は遅延フィードバック型楽音形成部であり、各々が1
サンプリング周期の遅延時間を有し、カスケード接続さ
れたn個の遅延素子D+−Dnと、音響損失付与の1コ
ヌのフィルタ、減衰係数を乗算する係数乗算器、および
ピッチ調整用の遅延回路等からなる信号処理回路2と、
加算器3とか閉ループ状に接続されてなる。そして、波
形発生回路4によって例えばインパルス波形等の多くの
周波数成分を含んだ初期波形が発生され、この初期波形
が加算器3から遅延フィードバック型楽音合成[1内に
導入され、ループ内を循環することにより、減衰音の形
成が行われる。加算器3の出力信号および遅延素子D1
〜Dnの各出力信号は、各々、乗算器M0〜Mnに与え
られて、所望のフィルタ演算に対応した係数a0〜an
が乗算される。そして、これらの乗算結果が加算器5に
よって加算され、加算結果が楽音信号として出力される
。 ここで、信号処理回路2の伝達関数をF (z)とする
と、波形発生器4から供給される波形又と、加算器5か
ら得られる楽音信号波形Yとの間の伝達関数は下記式(
+)のようになる。 −zF 上記式(1)に示すように、第1図の構成の伝達関数は
、遅延フィードバック型楽音合成部1本来の伝達関数1
/(1−z F)と、n次のFIR(有限インパルス
応答)フィルタの伝達関数 すなわち、遅延フィードバック型楽音合成i1に対し、
別途FIRフィルタを接続した場合と全く同等な伝達関
数が実現される。このように、フィルタ演算に必要な遅
延処理を行う手段と、閉ループ手段における遅延処理を
行う手段とを共用するようにしたので、装置規模を大き
くすることなく、複雑かつ微妙な音色調整を行うことが
できる。
サンプリング周期の遅延時間を有し、カスケード接続さ
れたn個の遅延素子D+−Dnと、音響損失付与の1コ
ヌのフィルタ、減衰係数を乗算する係数乗算器、および
ピッチ調整用の遅延回路等からなる信号処理回路2と、
加算器3とか閉ループ状に接続されてなる。そして、波
形発生回路4によって例えばインパルス波形等の多くの
周波数成分を含んだ初期波形が発生され、この初期波形
が加算器3から遅延フィードバック型楽音合成[1内に
導入され、ループ内を循環することにより、減衰音の形
成が行われる。加算器3の出力信号および遅延素子D1
〜Dnの各出力信号は、各々、乗算器M0〜Mnに与え
られて、所望のフィルタ演算に対応した係数a0〜an
が乗算される。そして、これらの乗算結果が加算器5に
よって加算され、加算結果が楽音信号として出力される
。 ここで、信号処理回路2の伝達関数をF (z)とする
と、波形発生器4から供給される波形又と、加算器5か
ら得られる楽音信号波形Yとの間の伝達関数は下記式(
+)のようになる。 −zF 上記式(1)に示すように、第1図の構成の伝達関数は
、遅延フィードバック型楽音合成部1本来の伝達関数1
/(1−z F)と、n次のFIR(有限インパルス
応答)フィルタの伝達関数 すなわち、遅延フィードバック型楽音合成i1に対し、
別途FIRフィルタを接続した場合と全く同等な伝達関
数が実現される。このように、フィルタ演算に必要な遅
延処理を行う手段と、閉ループ手段における遅延処理を
行う手段とを共用するようにしたので、装置規模を大き
くすることなく、複雑かつ微妙な音色調整を行うことが
できる。
【第1実施例】
第2図はこの発明をピアノ、ギター等の減衰音の楽音合
成装置に適用した場合の構成例を示すしのである。なお
、この図において、前述した第1図と対応する部分には
同一の符号を付し、その説明を省略する。この楽音合成
装置は、図示しない演奏操作子(例えば鍵盤等)が操作
されることによって発生されるキーオン信号KONおよ
び発音すべき音高を指定するピッチ情報PITCHが供
給される。 第2図において、可変遅延回路14は、1サップリング
周期の遅延時間を有する遅延素子DD〜DDmをカスケ
ード接続してなるソフトレジスタとセレクタ6によって
構成される。遅延素子Dnの出力は可変遅延回路14に
おける第1段目の遅延素子DD、に入力され、遅延素子
DD、〜DDmの各遅延出力はセレクタ6に入力される
。そして、係数制御wI7によってピッチ情報PITC
)(に対応した遅延指定情報が奈生され、その整数部k
がセレクタ6にセレクト情報として与えられる。 この結果、遅延素子DD、〜DDmの各遅延出力の中か
らkに対応した遅延出力が選択されて出力される。すな
わち、1サンプリング周期をτとした場合、遅延素子D
nの出力はにτだけ遅延されてセレクタ6から出力され
、可変遅延回路15へと送られる。この実施例の場合、
遅延素子D1〜Dnが固定の遅延回路として介挿されて
いるので、ピッチ情報P I TCHに対応した楽音周
波数の逆数から、遅延素子り、〜Dnの総遅延時間を差
し引い1こ遅延時間が、遅延指定情報によって指定され
る。 可変遅延回路15では、セレクタ6からの出力信号が乗
算器10に入力されると共に、遅延素子8によって1サ
ンプリング周期遅延されて乗算器9に入力される。これ
らの乗算器9およびIOには、遅延指定情報の小数部す
および1−bが各々乗算係数として与えられる。そして
、乗算器9および10の出力が加算器11によって加算
されて出力される。この可変遅延回路15によれば、I
サンプリング周期前後して入力される2つの信号の直線
補間が行われ、遅延回路8に入力される信号が実効的に
bτだけ遅延されて加算器11から出力される。 加算器11の出力信号はローパスフィルタ12のフィル
タ特性に応じて各周波数成分が減衰される。そして、ロ
ーパスフィルタ12の出力信号に対し、所望の減衰エン
ベロープに応じて決定される減衰係数7が乗算器13に
よって乗じられ、この乗算結果が加算器3に帰還される
。 波形発生部4aは、例えばROM(リードオンリメモリ
)によって実現され、初期波形の波形値のサンプル列が
記憶されている。音色制御および音高制御の安定性を考
えた場合、発生しようとする楽音の音高に応じて初期波
形の周波数を変えることが望ましい。従って、発生する
全音域を例えばオクターブ単位に分割し、分割によって
得られた各区分毎に最適な周波数の初期波形を記憶する
ようにしている。 このような構成において、演奏操作子か操作され、キー
オン信号KONおよびピッチ情報PITCHが発生され
ると、波形発生部4aからピッチ情報P I TCHに
対応した初期波形が読み出される。そして、この続出波
形は、加算器3−遅延回路り、〜Dn=可変遅延回路I
4−可変遅延回路15−ローパスフィルタ12−乗算器
13からなる閉ループに導入され、以後、減衰しつつ閉
ループ内を循環する。 そして、加算器3の出力信号および遅延素子D1〜Dn
の各遅延出力にフィルタ演算用の係数a0〜anが乗算
され、各乗算結果か加算されて変音信号として出力され
る。
成装置に適用した場合の構成例を示すしのである。なお
、この図において、前述した第1図と対応する部分には
同一の符号を付し、その説明を省略する。この楽音合成
装置は、図示しない演奏操作子(例えば鍵盤等)が操作
されることによって発生されるキーオン信号KONおよ
び発音すべき音高を指定するピッチ情報PITCHが供
給される。 第2図において、可変遅延回路14は、1サップリング
周期の遅延時間を有する遅延素子DD〜DDmをカスケ
ード接続してなるソフトレジスタとセレクタ6によって
構成される。遅延素子Dnの出力は可変遅延回路14に
おける第1段目の遅延素子DD、に入力され、遅延素子
DD、〜DDmの各遅延出力はセレクタ6に入力される
。そして、係数制御wI7によってピッチ情報PITC
)(に対応した遅延指定情報が奈生され、その整数部k
がセレクタ6にセレクト情報として与えられる。 この結果、遅延素子DD、〜DDmの各遅延出力の中か
らkに対応した遅延出力が選択されて出力される。すな
わち、1サンプリング周期をτとした場合、遅延素子D
nの出力はにτだけ遅延されてセレクタ6から出力され
、可変遅延回路15へと送られる。この実施例の場合、
遅延素子D1〜Dnが固定の遅延回路として介挿されて
いるので、ピッチ情報P I TCHに対応した楽音周
波数の逆数から、遅延素子り、〜Dnの総遅延時間を差
し引い1こ遅延時間が、遅延指定情報によって指定され
る。 可変遅延回路15では、セレクタ6からの出力信号が乗
算器10に入力されると共に、遅延素子8によって1サ
ンプリング周期遅延されて乗算器9に入力される。これ
らの乗算器9およびIOには、遅延指定情報の小数部す
および1−bが各々乗算係数として与えられる。そして
、乗算器9および10の出力が加算器11によって加算
されて出力される。この可変遅延回路15によれば、I
サンプリング周期前後して入力される2つの信号の直線
補間が行われ、遅延回路8に入力される信号が実効的に
bτだけ遅延されて加算器11から出力される。 加算器11の出力信号はローパスフィルタ12のフィル
タ特性に応じて各周波数成分が減衰される。そして、ロ
ーパスフィルタ12の出力信号に対し、所望の減衰エン
ベロープに応じて決定される減衰係数7が乗算器13に
よって乗じられ、この乗算結果が加算器3に帰還される
。 波形発生部4aは、例えばROM(リードオンリメモリ
)によって実現され、初期波形の波形値のサンプル列が
記憶されている。音色制御および音高制御の安定性を考
えた場合、発生しようとする楽音の音高に応じて初期波
形の周波数を変えることが望ましい。従って、発生する
全音域を例えばオクターブ単位に分割し、分割によって
得られた各区分毎に最適な周波数の初期波形を記憶する
ようにしている。 このような構成において、演奏操作子か操作され、キー
オン信号KONおよびピッチ情報PITCHが発生され
ると、波形発生部4aからピッチ情報P I TCHに
対応した初期波形が読み出される。そして、この続出波
形は、加算器3−遅延回路り、〜Dn=可変遅延回路I
4−可変遅延回路15−ローパスフィルタ12−乗算器
13からなる閉ループに導入され、以後、減衰しつつ閉
ループ内を循環する。 そして、加算器3の出力信号および遅延素子D1〜Dn
の各遅延出力にフィルタ演算用の係数a0〜anが乗算
され、各乗算結果か加算されて変音信号として出力され
る。
【第2実施例】
第3図は、この発明をクラリネットの楽音合成装置に適
用した場合の構成例を示すものである。 同図において、励振回路20はクラリネットにおけるマ
ウスピース部に対応しており、共振回路40はクラリネ
ットの共鳴管に対応している。また、励振回路20と共
振回路40との間に介挿されるジャンクシコン30は、
マウスピース部と共鳴管との接続部における空気圧力波
の散乱をシミュレ鼻、シたものである。このジャンクシ
ョン30では、共振回路40からの出力信号と励振回路
10の出力信号が加算器31によって加算されて共振回
路40に入力され、加算器31の出力信号と共振回路4
0の出力信号が加算器32によって加算されて励振回路
20に入力されるようになっている。 励振回路20は、減算器21、フィルタ22および23
、加算器24、ROM25、乗算器26.27およびI
NVとで構成される。そして、楽音発生時、係数制御部
50から吹奏圧を指定する信号P、エンブンユア(マウ
スピースを口にくわえる時の圧力)を指定する信号Eが
与えられる。減算器21には、共振回路40からジャン
クション30を介して入力される信号、すなわち、共鳴
管内あるいは共鳴管終端部において反射され、マウスピ
ース部に到来する空気圧力波の空気圧に相当する信号P
Rと、吹奏圧に相当する信号Pが入力される。そして、
減算器21によって信号PRから信号Pが減算され、ク
ラリネットのリードに加わる空気圧に相当する信号PA
が得られる。 減算器21の出力信号PAはフィルタ22によって帯域
制限される。このフィルタ22は1次のローパスフィル
タによって構成されており、励振回路20と共振回路4
0との間を循環する信号の振幅が特定周波数において著
しく大きくならないようにするために介挿されている。 そして、フィルタ22の出力信号P工はフィルタ237
こ入力されると共に、乗算器INVによって反転されて
乗算器26に入力される。信号P、はフィルタ23を介
すことにより、高周波成分が除去される。これにより、
急激な圧力変化を吸収するリードの応答特性がシミュレ
ートされる。 そして、加算器24によって、フィルタ23の出力信号
P、に対し、エンブンユアに相当する信号Eが加算され
、実際にリードに加えられる圧力に相当する信号P3が
求められる。そして、この信号P、がROM 25にア
ドレスとして与えられる。これにより、ROMl5内に
予め記憶された非線形関数のテーブルが参照され、リー
ドとマウスピース部との間隙の断面積、すなわち、空気
流に対するアドミッタンスに相当する信号Yが出力され
る。そして、信号Yと信号−Plとが乗算器26によっ
て乗算され、リードとマウスピース部との間隙を通過す
る空気の流速に相当する信号FLが得られる。 そして、信号PLに対し、乗算器27によって乗算係数
Gが乗じられる。ここで、乗算係数Gは共鳴管Jこおけ
るマウスピース部の取り付は部付近の管径に応じて決ぬ
られる定数であり、空気流の通りにくさ、すなわち、空
気流に対するインピーダンスに相当するものである。従
って、乗算器27からは、共鳴管のマウスピース側の入
口において発生する空気の圧力変化に相当する信号が得
られる。そして、この信号がノヤンクション30を介し
、共振回路40に入力される。 共振回路40において、遅延素子り、〜Dnによって、
リードと、共鳴管における最初のトーンホール(音孔)
との間を空気圧力波が往復伝播する場合に発生する遅延
がシミュレートされる。 ジャンクンタンJUIは、リード側から数えた第1番目
のトーンホールの近傍における空気圧力波の散乱をシミ
ュレートしたものであり、本実施例の場合、乗算器MJ
、〜MJい加算器AJ、およびA J tからなる4乗
算格子によって構成されている。ここで、乗算器MJ、
−MJ、には、対象とするトーンホールの開閉状態に応
じて決定される乗算係数に、、に、、 1− k、、−
k、が各々係数制御部50によって与えられる。 ジャンクシコンJU、の後段には、共鳴管における各ト
ーンホール間の長さに対応した遅延時間を有する遅延回
路D L +〜DLffが、ジャンクンヨンJU、と同
等な構成のジャンクジタンを介してカスケード接続され
ている(図示路)。そして、最終段の遅延回路DL&の
出力は、ローパスフィルタ41によって帯域開隔され、
さらに乗算器42によって負の係数δが乗算され、カス
ケード接続されたジャンクションを逆に介し、さらにジ
ャンクション30を介して励振回路20の減算器21に
帰還される。 このような構成において、図示しない操作子が操作され
て楽音の発生指示がなされると、吹奏圧Pおよびエンブ
シュアEに相当する信号が係数制御部50によって発生
され、励振回路20に供給される。また、各トーンホー
ルの開閉状態に対応し、各トーンホールに対応したジャ
ンクション(JU、および後続の図示しないジャンクシ
ョン)の係数乗算係数に1.に+、 1 k+、
kl、〜、kl2.ki!、 1− k(!、−に&が
決定され、各々対応するジャンクションに供給される。 そして、吹奏圧PおよびエンブンユアEに基づく励振信
号が励振回路20から出力される。この信号はジャンク
ンタン30を介し、共振回路40に入力される。そして
、ジャンクンタン30を介して入力された信号は、共振
回路40内の各所で折り返され、再びノヤンクション3
0を介して励振回路20に帰還される。そして、励振回
路20では共振回路40から帰還した信号と、当該時点
における吹奏圧PおよびエンブンユアEに基づき上述し
た信号処理が行われ、新たな励振信号がノヤンクション
30を介し、共振回路40に入力される。以下同様の動
作が行われ、励振回路20と共振回路40との間で信号
の循環が行われる。 そして、共振回路40における遅延素子り、の入力信号
および遅延素子D1〜Dnの各遅延出力に対し、乗算器
M0〜Mnによってフィルタ演算用の係数a。−anが
乗算され、各乗算結果が加算器5によって加算されて楽
音信号として出力される。 なお、上記実施例では、音色調整用のFIRフィルタを
楽音合成装置内に1個設けた例を説明したが、複数箇所
に設けてもよい。また、この場合、複数のFIRフィル
タの出力を混合して出力するようにしてらよい。また、
FIRフィルタを構成するのに閉ループ手段(上記実施
例における遅延フィードバック型楽音形成部および共振
回路)と共用する遅延回路の段数は、必要とされるフィ
ルタ演算の次数に対応し、任意に決定し得る。また、発
生する楽音の周波数が高い場合、それに合わせて閉ルー
プ手段の総遅延時間を小さくすることが困難になること
が考えられる。しかし、この場合、フィルタ演算の次数
を下げ、FIRフィルタとして使用する遅延回路の段数
を減らすことにより、閉ループ手段の総遅延時間を所望
の音高に適した値にすることが可能である。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、少なくとも複
数の遅延素子を閉ループ状に接続してなる閉ループ手段
と、前記閉ループ手段における所定のノードに励振信号
を入力する手段と、前記閉ループ手段における複数のノ
ードから遅延位相の互いに異なり1;信号を取り出し、
各々の信号に対して所望のフィルタ演算に対応した乗算
係数を乗じると共に、それらの乗算結果を加算し、楽音
信号として出力する音色調整手段とを投けたので、装置
規模を大きくすることなく、複雑かつ微妙な音色調整を
行うことが可能な楽音合成装置を実現することができる
という効果がある。
用した場合の構成例を示すものである。 同図において、励振回路20はクラリネットにおけるマ
ウスピース部に対応しており、共振回路40はクラリネ
ットの共鳴管に対応している。また、励振回路20と共
振回路40との間に介挿されるジャンクシコン30は、
マウスピース部と共鳴管との接続部における空気圧力波
の散乱をシミュレ鼻、シたものである。このジャンクシ
ョン30では、共振回路40からの出力信号と励振回路
10の出力信号が加算器31によって加算されて共振回
路40に入力され、加算器31の出力信号と共振回路4
0の出力信号が加算器32によって加算されて励振回路
20に入力されるようになっている。 励振回路20は、減算器21、フィルタ22および23
、加算器24、ROM25、乗算器26.27およびI
NVとで構成される。そして、楽音発生時、係数制御部
50から吹奏圧を指定する信号P、エンブンユア(マウ
スピースを口にくわえる時の圧力)を指定する信号Eが
与えられる。減算器21には、共振回路40からジャン
クション30を介して入力される信号、すなわち、共鳴
管内あるいは共鳴管終端部において反射され、マウスピ
ース部に到来する空気圧力波の空気圧に相当する信号P
Rと、吹奏圧に相当する信号Pが入力される。そして、
減算器21によって信号PRから信号Pが減算され、ク
ラリネットのリードに加わる空気圧に相当する信号PA
が得られる。 減算器21の出力信号PAはフィルタ22によって帯域
制限される。このフィルタ22は1次のローパスフィル
タによって構成されており、励振回路20と共振回路4
0との間を循環する信号の振幅が特定周波数において著
しく大きくならないようにするために介挿されている。 そして、フィルタ22の出力信号P工はフィルタ237
こ入力されると共に、乗算器INVによって反転されて
乗算器26に入力される。信号P、はフィルタ23を介
すことにより、高周波成分が除去される。これにより、
急激な圧力変化を吸収するリードの応答特性がシミュレ
ートされる。 そして、加算器24によって、フィルタ23の出力信号
P、に対し、エンブンユアに相当する信号Eが加算され
、実際にリードに加えられる圧力に相当する信号P3が
求められる。そして、この信号P、がROM 25にア
ドレスとして与えられる。これにより、ROMl5内に
予め記憶された非線形関数のテーブルが参照され、リー
ドとマウスピース部との間隙の断面積、すなわち、空気
流に対するアドミッタンスに相当する信号Yが出力され
る。そして、信号Yと信号−Plとが乗算器26によっ
て乗算され、リードとマウスピース部との間隙を通過す
る空気の流速に相当する信号FLが得られる。 そして、信号PLに対し、乗算器27によって乗算係数
Gが乗じられる。ここで、乗算係数Gは共鳴管Jこおけ
るマウスピース部の取り付は部付近の管径に応じて決ぬ
られる定数であり、空気流の通りにくさ、すなわち、空
気流に対するインピーダンスに相当するものである。従
って、乗算器27からは、共鳴管のマウスピース側の入
口において発生する空気の圧力変化に相当する信号が得
られる。そして、この信号がノヤンクション30を介し
、共振回路40に入力される。 共振回路40において、遅延素子り、〜Dnによって、
リードと、共鳴管における最初のトーンホール(音孔)
との間を空気圧力波が往復伝播する場合に発生する遅延
がシミュレートされる。 ジャンクンタンJUIは、リード側から数えた第1番目
のトーンホールの近傍における空気圧力波の散乱をシミ
ュレートしたものであり、本実施例の場合、乗算器MJ
、〜MJい加算器AJ、およびA J tからなる4乗
算格子によって構成されている。ここで、乗算器MJ、
−MJ、には、対象とするトーンホールの開閉状態に応
じて決定される乗算係数に、、に、、 1− k、、−
k、が各々係数制御部50によって与えられる。 ジャンクシコンJU、の後段には、共鳴管における各ト
ーンホール間の長さに対応した遅延時間を有する遅延回
路D L +〜DLffが、ジャンクンヨンJU、と同
等な構成のジャンクジタンを介してカスケード接続され
ている(図示路)。そして、最終段の遅延回路DL&の
出力は、ローパスフィルタ41によって帯域開隔され、
さらに乗算器42によって負の係数δが乗算され、カス
ケード接続されたジャンクションを逆に介し、さらにジ
ャンクション30を介して励振回路20の減算器21に
帰還される。 このような構成において、図示しない操作子が操作され
て楽音の発生指示がなされると、吹奏圧Pおよびエンブ
シュアEに相当する信号が係数制御部50によって発生
され、励振回路20に供給される。また、各トーンホー
ルの開閉状態に対応し、各トーンホールに対応したジャ
ンクション(JU、および後続の図示しないジャンクシ
ョン)の係数乗算係数に1.に+、 1 k+、
kl、〜、kl2.ki!、 1− k(!、−に&が
決定され、各々対応するジャンクションに供給される。 そして、吹奏圧PおよびエンブンユアEに基づく励振信
号が励振回路20から出力される。この信号はジャンク
ンタン30を介し、共振回路40に入力される。そして
、ジャンクンタン30を介して入力された信号は、共振
回路40内の各所で折り返され、再びノヤンクション3
0を介して励振回路20に帰還される。そして、励振回
路20では共振回路40から帰還した信号と、当該時点
における吹奏圧PおよびエンブンユアEに基づき上述し
た信号処理が行われ、新たな励振信号がノヤンクション
30を介し、共振回路40に入力される。以下同様の動
作が行われ、励振回路20と共振回路40との間で信号
の循環が行われる。 そして、共振回路40における遅延素子り、の入力信号
および遅延素子D1〜Dnの各遅延出力に対し、乗算器
M0〜Mnによってフィルタ演算用の係数a。−anが
乗算され、各乗算結果が加算器5によって加算されて楽
音信号として出力される。 なお、上記実施例では、音色調整用のFIRフィルタを
楽音合成装置内に1個設けた例を説明したが、複数箇所
に設けてもよい。また、この場合、複数のFIRフィル
タの出力を混合して出力するようにしてらよい。また、
FIRフィルタを構成するのに閉ループ手段(上記実施
例における遅延フィードバック型楽音形成部および共振
回路)と共用する遅延回路の段数は、必要とされるフィ
ルタ演算の次数に対応し、任意に決定し得る。また、発
生する楽音の周波数が高い場合、それに合わせて閉ルー
プ手段の総遅延時間を小さくすることが困難になること
が考えられる。しかし、この場合、フィルタ演算の次数
を下げ、FIRフィルタとして使用する遅延回路の段数
を減らすことにより、閉ループ手段の総遅延時間を所望
の音高に適した値にすることが可能である。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、少なくとも複
数の遅延素子を閉ループ状に接続してなる閉ループ手段
と、前記閉ループ手段における所定のノードに励振信号
を入力する手段と、前記閉ループ手段における複数のノ
ードから遅延位相の互いに異なり1;信号を取り出し、
各々の信号に対して所望のフィルタ演算に対応した乗算
係数を乗じると共に、それらの乗算結果を加算し、楽音
信号として出力する音色調整手段とを投けたので、装置
規模を大きくすることなく、複雑かつ微妙な音色調整を
行うことが可能な楽音合成装置を実現することができる
という効果がある。
第1図はこの発明の基本構成を説明するブロック図、第
2図はこの発明の第1実施例による楽音合成装置の構成
を示すブロック図、第3図はこの発明の第2実施例によ
る楽音合成装置の構成を示すブロック図である。 l・・・・遅延フィードバック型楽音形成部、D、〜D
n・・ 1サンプリング周期遅延素子、M0〜Mn・乗
算器、5・・・・加算器。
2図はこの発明の第1実施例による楽音合成装置の構成
を示すブロック図、第3図はこの発明の第2実施例によ
る楽音合成装置の構成を示すブロック図である。 l・・・・遅延フィードバック型楽音形成部、D、〜D
n・・ 1サンプリング周期遅延素子、M0〜Mn・乗
算器、5・・・・加算器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 少なくとも複数の遅延素子を閉ループ状に接続してなる
閉ループ手段と、 前記閉ループ手段における所定のノードに励振信号を入
力する手段と、 前記閉ループ手段における複数のノードから遅延位相の
互いに異なった信号を取り出し、各々の信号に対して所
望のフィルタ演算に対応した乗算係数を乗じると共に、
それらの乗算結果を加算し、楽音信号として出力する音
色調整手段と を具備することを特徴とする楽音合成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2177806A JP2722791B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 楽音合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2177806A JP2722791B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 楽音合成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0467100A true JPH0467100A (ja) | 1992-03-03 |
| JP2722791B2 JP2722791B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16037416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2177806A Expired - Fee Related JP2722791B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 楽音合成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2722791B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62109093A (ja) * | 1985-11-07 | 1987-05-20 | 松下電器産業株式会社 | 波形合成装置 |
| JPH02240696A (ja) * | 1989-03-14 | 1990-09-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 楽音合成装置 |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP2177806A patent/JP2722791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62109093A (ja) * | 1985-11-07 | 1987-05-20 | 松下電器産業株式会社 | 波形合成装置 |
| JPH02240696A (ja) * | 1989-03-14 | 1990-09-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 楽音合成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2722791B2 (ja) | 1998-03-09 |
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