JPH046745Y2 - - Google Patents

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JPH046745Y2
JPH046745Y2 JP1987067336U JP6733687U JPH046745Y2 JP H046745 Y2 JPH046745 Y2 JP H046745Y2 JP 1987067336 U JP1987067336 U JP 1987067336U JP 6733687 U JP6733687 U JP 6733687U JP H046745 Y2 JPH046745 Y2 JP H046745Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、歯科用補綴物或は装飾用小物等をア
ーク溶解により精密鋳造させる装置に於けるアー
ク電極の上下位置調整機構に関するものである。
(従来の技術) 従来から、アーク溶解した各種金属(例えば、
チタン、チタン合金、ニオブ、タンタル、ニツケ
ル、クロム、コバルト等)を鋳型に鋳入して歯科
用補綴物や各種装飾用小物等を鋳造することがな
されている。このような鋳造に用いられ精密鋳造
装置としては、溶解室内に配置されたるつぼの直
上にアーク電極を垂設し、アーク電極とるつぼ間
に電圧を負荷してアーク放電させ、その放電エネ
ルギーによりるつぼ中の鋳造材料を溶解させ、溶
解した鋳造材料をるつぼの直下に配置された鋳型
に鋳入して鋳造せんとしたものが挙げられる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記の鋳造装置にあつては、鋳造材
料の種類、その大きさ或は形状等によつてアーク
電極の上下位置をその都度調整する必要があり、
その為従来はアーク電極をその保持部材に対しコ
レツトチヤツク等により保持するようになされて
いた。然し乍ら、このようにコレツトチヤツクに
よつて保持するようにした場合、上記の如くアー
ク電極の上下位置を調整せんとすると、溶解室内
で片方の手でアーク電極を持ち、他方の手でその
締具等を操作しなければならず、操作上の煩わし
さは否めず、また位置決めの精度も充分ではなか
つた。また、溶解中において、鋳造材料の溶解の
進行に伴つて、アーク電極と材料表面との間〓が
大きくなり、アークが不安定になるので、その電
極間〓を随時調整する必要があるが、従来はアー
ク電極の直上の溶解室外頭部に調整手段を設けて
いために、内部覗き窓の配置との関係で溶解中の
電極調整の作業性が悪く、調整手段の配置が解決
課題として残されていた。
本考案は、上記に鑑みなされたもので、アーク
電極の上下位置調整を装置外での片手操作により
可能とすると共にその位置決め精度をより高めん
とした新規な精密鋳造装置のアーク電極調整機構
を提供せんとするものである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的を達成する為の本考案の構成を添付の
実施例図に基づき説明する。第1図は本考案機構
が採用された精密鋳造装置の一例を示す概略的全
体縦断面図、第2図は第1図の−線拡大縦断
面図、第3図は他の実施例の第2図と同様図、第
4図は更に他の実施例の第2図と同様図、第5図
は第4図の分解斜視図である。即ち、本考案の精
密鋳造装置のアーク電極調整機構は、溶解室1内
に配置されたるつぼ2の直上に垂設されたアーク
電極3を上下位置調整する為の機構であつて、上
記アーク電極3は、装置本体10に対し絶縁性ブ
ツシユ16及び気密部材161を介して気密的且
つ上下摺動自在に支持されている中実棒状の保持
部材4の下端に固定ねじ32により上下位置調整
自在に装着されて当該保持部材を介して装置本体
10に上下動可能に支持されると共に該本体10
外の調整操作手段5によりその上下位置の設定が
可能とされるものであり、上記装置本体10の周
囲が垂直パネル100にて覆われ、上記調整操作
手段5がこの垂直パネル100の前面若しくは側
面に配置されて、当該保持部材4の上部に含むね
じ軸41と当該調整操作手段5に連結されたかさ
歯車51,42とからなる螺進機構により又は当
該保持部材4と当該調整操作手段5との間に介在
されたカム機構6若しくはリンク機構7により、
該操作手段5の操作回動力が保持部材4の垂直動
に変換されるようになされていることを要旨とす
るものである。
本考案機構が採用される鋳造装置の一例を先ず
略述する。第1図に於いて、装置本体10は区画
壁11により上下に区画され、その上部が溶解室
1、下部が鋳込室8とされている。
溶解室1の上壁にはアーク電極3が上下位置調
整自在に貫装吊持され、また上記区画壁11上に
はるつぼ傾動支持ブロツク21,21が対設さ
れ、該ブロツク21,21に支持された傾動軸2
0,20によりるつぼ2が傾倒自在に支持されて
いる。溶解時には、該るつぼ2は水平状態とさ
れ、るつぼ2内に収納された鋳造材料mの直上に
上記アーク電極3の下端が臨むようになされてい
る。そしてアーク電極3をマイナス極、るつぼ2
をプラス極として電圧を印加することにより鋳造
材料mとアーク電極3間にアーク放電させれば、
その放電エネルギーにより鋳造材料mが溶解され
る。鋳造材料mが完全に溶解したことが確認され
れば、るつぼ2を外部操作により傾倒させ、その
注ぎ口より溶解鋳造材料mが鋳型81に注入され
るのである。
上記区画壁11には溶解室1と鋳込室8とを連
通させる通路12が開設され、該通路12には広
口の漏斗状ブツシユ13が嵌挿され、更にこのブ
ツシユ13の直下にパツキン14を介して通気性
の鋳型81が連接されている。該鋳型81は上下
位置調整自在な支台80上に載置され、鋳造開始
前にこの支台80上に鋳型81を載せ、その上面
が上記パツキン14の下面に密接的に配置され
る。
溶解室1及び鋳込室8には、真空ポンプ9が配
管接続され且つその各配管の途中には電極開閉弁
91が配設されると共に、鋳込室8側の配管の途
中にはリークバルブ92が設けられている。ま
た、溶解室1にはアルゴンガスボンベ93から電
極開閉弁94を介してアルゴンガスが注入される
よう配管接続されている。
上記アーク放電、真空ポンプ9の作動、各種電
極開閉弁91,94、リークバルブ92の開閉及
びるつぼ2の傾倒動作等は、装置本体10外に設
置された制御装置(不図示)に予め入力されたプ
ログラミングに基づきシステマテイツクになされ
る。また、上記装置本体10は、真空ポンプ9そ
の他の制御機器(不図示)と共にパネル100内
に収納され、調整操作手段5はこのパネル100
の前面或いは側面に配置されて、以下の実施例で
示各種機構により、操作手段5の操作動作が保持
部材4の垂直動に変換されるようなされている。
アーク電極3は、中実棒状の保持部材4の下端
に固定ねじ32により着脱自在に装着され、また
該保持部材4は装置本体10の上壁に溶解室1内
のるつぼ2に向くよう垂直状態で且つ上下動可能
に貫装支持されている。そしてこの保持部材4
は、以下の実施例で示すように、螺進機構、カム
機構若しくはリンク機構を介在させて、調整操作
手段5により、上下位置の設定が可能とされてい
る。
(作用) 上記構成のアーク電極調整機構に於いては、装
置本体10外の調整操作手段5の操作により、ア
ーク電極3の上下の位置が任意に調整される。従
つて、るつぼ2に鋳造材料mをのせ鋳造を開始せ
んとするとき、鋳造材料mの材質、大きさ及び形
状等に応じた適正な位置を装置外における片手の
操作によりしかも精度良く調整することができ
る。該調整操作手段5がパネルの前面若しくは側
面に配置され、パネル前面若しくはその側面から
その操作が容易であるから、アーク放電させなが
ら電極先端の鋳造材料との相対位置調整を正確に
なし得る。
(実施例) 次に実施例について説明する。
(実施例 1) 第2図では、保持部材4は下部の円柱状本体部
分40と、その上方に直状に連設されたねじ軸4
1とより成る。本体部分40は、装置本体10の
上壁に絶縁性ブツシユ16を介して上下摺動可能
に貫装保持され、その下端にアーク電極3が固定
ねじ32により着脱自在且つ上下位置調整自在に
固定されている。該ブツシユ16は、装置本体1
0の上壁に気密部材(例えば、Oリング)161
を介して気密的に装着され、更にこのブツシユ1
6に上記同様の気密部材161を介して上記本体
部分40が上下摺動自在且つ気密的に貫装支持さ
れている。このブツシユ16の下面には、本体部
分40の下部周囲を囲繞するセラミツク等より成
る絶縁性円筒体18が板バネ181を介して装着
されている。該絶縁性円筒体18は、沿面放電を
防止する為のもので、損傷した時には上記板バネ
181部分から交換が可能とされる。また、上記
ブツシユ16上には支持枠体17が固設され、該
支持枠体17には雌ねじ筒体421がボス171
により上下抜き出し不能且つ軸回転可能に抱持さ
れ、上記ねじ軸41がこの雌ねじ筒体421に同
軸的に螺合されている。そして該雌ねじ筒体42
1の上部には笠歯車42が同軸的に一体とされて
いる。
亦、調整操作手段5は、上記笠歯車42に交叉
状態で噛合する笠歯車51と、該笠歯車51と一
体とされ且つ上記支持枠17に軸回転可能に保持
された水平操作軸52と、該操作軸52の後端に
固設された操作ノブ53とより成る。
保持部材4及び調整操作手段5の上記構成に於
いて、操作ノブ53を軸回転操作させると、笠歯
車51,42の噛合により、笠歯車42がその軸
の廻りに回転する。該笠歯車42の回転は、ねじ
軸41の螺進・螺退運動を惹起させ、この螺進・
螺退運動により保持部材4が上記ブツシユ16に
対し気密的に上下摺動し、これによりアーク電極
3の上下位置の調整がなされる。この時必要とあ
らば、上記固定ねじ32によりアーク電極3の上
下位置の微調整がなされる。
尚、本実施例の場合、上記笠歯車42をねじ軸
41に螺装された操作デイスク(不図示)に代
え、パネル100の上面に突出した調整操作手段
5を直接回転操作することにより保持部材4を上
下動させることも可能である。また、図中符号4
01は抜け出し防止兼回転防止用のストツパーで
ある。
(実施例 2) 第3図は、保持部材4と調整操作手段5との間
にカム機構6が介在された例を示すものである。
保持部材4は、上記同様ブツシユ16に対し上下
摺動自在且つ気密的に貫装支持された円柱状本体
部分40と、その上方に直状に連設された作動杆
43とより成る。一方、傾斜カム溝61を有する
カム板62が上記作動杆43に交叉するよう左右
摺動自在に配置され、上記カム溝61には作動杆
43の側周部に取着されたカムロール63が該カ
ム溝61の長手方向に沿つて摺動自在に嵌挿さ
れ、これらカム溝61、カム板62及びカムロー
ル63によりカム機構6が構成されている。上記
カム板62の一端には、前記同様絶縁性ブツシユ
16を介して装置本体10の上壁に固設された支
持枠17に左右摺動自在に保持された2本の平行
な水平スライド棒621,621が固設され、他
端には水平ねじ軸622が固設されている。
亦、調整操作手段5は、上記支持枠17のボス1
72により左右の抜けが不能に且つ軸回転可能に
抱持された円筒状水平操作軸54と、該操作軸5
4の後端に固設された操作ノブ53とより成る。
そして、該操作軸54の内筒面には雌ねじ541
が刻設され、上記カム板62のねじ軸622に螺
合されている。
上記構成に於いて、操作ノブ53を回転操作す
ると、その回転運動により、ねじ軸622が操作
軸54に対して左右の螺進・螺退する。このねじ
軸622の左右の螺進・螺退によりカム板62が
左右に摺動し、カム溝61内をカムロール63が
相対摺動してこの両者のカム作用により保持部材
4が上下し、上記同様アーク電極3の上下位置の
調整がなされる。その他の構成は上記第1実施例
と同様であるので、図面上同様の符号を付すに止
め、ここではその説明を割愛する。
(実施例 3) 第4図及び第5図は、保持部材4と調整操作手
段5との間にリンク機構7が介在された例を示す
ものである。上記同様の絶縁性ブツシユイ16に
は、リンク操作ブロツク70が止具703により
止着固設され、該ブロツク70の両側にはピン7
1を支点として上下に揺動するリンク板72,7
2が枢支されている。符号704は上記止具70
3にてブロツク70をブツシユ16に止着固定す
る為の止具孔であり、また第5図に示す如くブツ
シユ16に穿孔された止具孔162は該ブツシユ
16を装置本体10の上壁に止着固定する為のも
ので、上記第1及び第2の実施例でも同様に採用
される。上記ピン71,71の両端にはEリング
711,711が結着されリンク板72,72の
抜けが防止されるようになされている。
上記リンク板72,72の一端部にはその長手
方向に沿つた長穴721,721が堀設され、該
長穴721,721には、保持部材4の上方側周
部に固設されたピン73,73の両端部が摺動自
在に嵌挿されている。また、上記ブロツク70に
は、水平な円筒状空洞701が堀設形成され、該
空洞701内にはねじ741を有する滑子74が
その長手方向に沿つて摺動自在に挿入されてい
る。そしてこの滑子74の両側部にはピン74
2,742が固設され、該ピン742,742
は、ブロツク70の側部に開設された大径の座孔
702,702より突出され、その先端部がリン
ク板72,72に堀設された長穴722,722
に摺動自在に嵌挿されている。
調整操作手段5は、上記ブロツク70の円筒状
空洞701に軸回転可能且つ左右の移動不能に挿
通された雌ねじ軸55と、該ねじ軸55の後端に
固着された連結部材56と、該連結部材56の後
端に更に固着された操作ノブ53とよりなり、該
ねじ軸55は上記滑子74のねじ741に螺合さ
れている。
上記構成に於いて、操作ノブ53を回転操作す
ると、雌ねじ軸55とねじ741との螺合関係に
より滑子74は空洞701内を左右に摺動する。
この滑子74の左右の移動により、リンク板7
2,72は、ピン742,742と長穴722,
722との相互作用によりピン71,71を支点
として上下に揺動する。そしてこのリンク板7
2,72の上下の揺動により、長穴721,72
1とピン73,73との相互作用を受けて保持部
材4は上下動し、アーク電極3の上下位置調整が
可能とされる。本実施例の他の構成は上記と同様
であるので、ここでも対応個所に同一符号を付す
に止めその説明を割愛する。図中符号45は冷却
用フインであり、保持部材4の上端に止着されて
いる。
更に、実施例では差圧鋳造装置での適用例を示
したが遠心鋳造装置にも適用可能である。その他
本考案を逸脱しない限り他の変更は可能であるこ
とは言うまでもない。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案の精密鋳造装置に於けるア
ーク電極調整機構は、アーク電極3を中実棒状の
保持部材4の下端に常用の密閉可能な溶解室開口
部から容易に装着することができ、装置外の垂直
パネル100の前面又は側面に配置した調整操作
手段5によりアーク電極3の上下位置調整が可能
であり、溶解中にあつてもパネル前面若しくは側
面においてその操作が容易であるから、アーク放
電させながら電極先端の鋳造材料との相対位置調
整を正確になし得る。また装置の頭部には、電極
位置調整に関して何ら人為的な操作手段が配置さ
れてないから、装置上部を水平パネルにより覆う
ことができ、作業者の感電の防止などの完全性の
確保に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案機構が採用された精密鋳造装置
の一例を示す概略的全体縦断面図、第2図は第1
図の−線拡大縦断面図、第3図は他の実施例
の第2図と同様図、第4図は更に他の実施例の第
2図と同様図、第5図は第4図の分解斜視図であ
る。 符号の説明 1……溶解室、10……装置本
体、100……パネル、16……絶縁性ブツシ
ユ、161……気密部材、2……るつぼ、3……
アーク電極、4……保持部材、41……ねじ軸、
5……調整操作手段、6……カム機構、7……リ
ンク機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 溶解室1内に配置されたるつぼ2の直上に垂設
    されたアーク電極3を上下位置調整する為の機構
    であつて、 上記アーク電極3は、装置本体10に対し絶縁
    性ブツシユ16及び気密部材161を介して気密
    的且つ上下摺動自在に支持されている中実棒状の
    保持部材4の下端に固定ねじ32により上下位置
    調整自在に装着されて当該保持部材を介して装置
    本体10に上下動可能に支持されると共に該本体
    10外の調整操作手段5によりその上下位置の設
    定が可能とされ、 上記装置本体10の周囲が垂直パネル100に
    て覆われ、上記調整操作手段5がこの垂直パネル
    100の前面若しくは側面に配置され、 当該保持部材4の上部に含むねじ軸41と当該
    調整操作手段5に連結されたかさ歯車51,42
    とからなる螺進機構により又は当該保持部材4と
    当該調整操作手段5との間に介在されたカム機構
    6若しくはリンク機構7により、該操作手段5の
    操作回動力が保持部材4の垂直動に変換されるよ
    うになされていることを特徴とする精密鋳造装置
    のアーク電極調整機構。
JP1987067336U 1987-05-01 1987-05-01 Expired JPH046745Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987067336U JPH046745Y2 (ja) 1987-05-01 1987-05-01

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JP1987067336U JPH046745Y2 (ja) 1987-05-01 1987-05-01

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Publication Number Publication Date
JPS63176419U JPS63176419U (ja) 1988-11-16
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567413A (en) * 1979-06-30 1981-01-26 Toshiba Corp Inner tank supporting structure for superconductive magnet
US4469851A (en) * 1983-06-06 1984-09-04 Gaf Corporation Molding composition

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JPS63176419U (ja) 1988-11-16

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