JPH0467690B2 - - Google Patents
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- JPH0467690B2 JPH0467690B2 JP59073210A JP7321084A JPH0467690B2 JP H0467690 B2 JPH0467690 B2 JP H0467690B2 JP 59073210 A JP59073210 A JP 59073210A JP 7321084 A JP7321084 A JP 7321084A JP H0467690 B2 JPH0467690 B2 JP H0467690B2
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- Japan
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- magnetic powder
- magnetic
- plate
- axis
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Description
〔技術分野〕
この発明は、高密度記録に適した磁気記録媒体
用として好適な板状で板面に対して垂直方向に磁
化容易軸を有する磁性粉末に関する。 〔背景技術〕 一般に、磁気記録媒体用の磁性粉末としては針
状磁性粉末が使用され、この針状磁性粉末を磁気
テープなどの磁性層中の面内長手方向に配向させ
るなどして磁気特性を向上させている。ところ
が、このように針状磁性粉末を長手方向に配向さ
せてその長手方向の磁化成分を利用したもので
は、磁気記録の高密度化を図ろうとすると、磁気
記録媒体内の反磁界が増加するため、記録密度の
向上に限界がある。 このため、近年、板状で板面に対して垂直方向
に磁化容易軸を有する六方晶系フエライト磁性粉
末を用いて、その垂直方向の磁化成分を利用する
垂直磁気記録方式が採用され、磁気記録の高密度
化が図られている。ところが、従来から使用され
ている六方晶系フエライト磁性粉末は、粉末粒子
同士が磁気的に凝集し易い性質を有し、さらに粒
子の形状が平板状であるため、平板状の粒子が平
行に積み重なつて凝集体を形成し易く、その結
果、結合剤樹脂中での分散性に劣り、磁気特性な
いし電磁変換特性を充分に向上することができな
いという難点がある。 そこで、このような欠点を解消する方法とし
て、六方晶系フエライト磁性粉末の粒子表面に
SiO2を付着する(特開昭57−56904号公報)など
して結合剤樹脂中での分散性を改善する試みがな
されているが、この方法では、六方晶系フエライ
ト磁性粉末の粒子表面にSiO2粒子を充分に均一
に被着することができないため、結合剤樹脂の吸
着量がそれほど多くなく、未だ結合剤樹脂中にお
ける分散性を充分に改善することができない。 〔発明の目的〕 この発明はかかる問題点を解消し、結合剤樹脂
中での分散性が良好で、高密度記録に適した板状
で板面に対して垂直方向の磁化容易軸を有する磁
性粉末を提供することを目的としてなされたもの
で、板状で板面に対して垂直方向の磁化容易軸を
有する磁性粉末の粒子表面に酸化アルミニウム被
膜を形成することによつて所期の目的を達成した
ものである。 〔発明の概要〕 この発明は、板状で板面に対して垂直方向の磁
化容易軸を有する磁性粉末の粒子表面に、緻密で
均一な酸化アルミニウム被膜を設けたことを特徴
とするもので、このような緻密で均一なアルミニ
ウム被膜が粒子面に設けられると、板状で板面に
対して垂直方向の磁化容易軸を有する磁性粉末の
凝集が効果的に抑制され、また結合剤樹脂の吸着
量も多くなる。従つて、この種の磁性粉末を使用
して磁気記録媒体を製造すると、結合剤樹脂中で
のこの種の磁性粉末の分散性が改善されて、磁性
層の表面平滑性も向上され、磁気特性ないし電磁
変換特性が充分に向上されて高密度記録に適した
磁気記録媒体が得られる。 この発明において、板状で板面に対して垂直方
向の磁化容易軸を有する磁性粉末の粒子表面に形
成する酸化アルミニウム被膜は、板状で板面に対
して垂直方向の磁化容易軸を有する磁性粉末をア
ルカリ水溶液中に分散させた後、アルミニウム化
合物の水溶液をを添加し、炭酸ガスの吹き込みや
酸の添加によつて液を中和するなどの方法で板状
で板面に対して垂直方向の磁化容易軸を有する磁
性粉末の粒子表面にアルミニウム化合物を析出さ
せ、次いで水洗、濾過、乾燥することによつて形
成され、この方法によると、緻密で均一なアルミ
ニウム被膜が、板状で板面に対して垂直方向の磁
化容易軸を有する磁性粉末の粒子表面に良好に被
着形成される。 このように酸化アルミニウム被膜を形成する際
に使用されるアルミニウム化合物としては、硫酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニ
ウムなどの水可溶性塩、およびアルミン酸ナトリ
ウムなどの水可溶性アルミン酸塩などが好適なも
のとして使用され、これらのアルミニウム化合物
は、前記の方法によつて結晶質ないし非晶質の緻
密で均一な酸化アルミニウム被膜として板状で板
面に対して垂直方向の磁化容易軸を有する磁性粉
末の粒子表面に被着される。被着量はAl/磁性
粉末の原子換算重量比で0.1〜20重量%の範囲内
にするのが好ましく、少なすぎると結合剤樹脂中
での分散性が充分に改善されず、多すぎると磁気
記録媒体用の磁性粉末として適さなくなる。 板状で板面に対して垂直方向に磁化容易軸を有
する磁性粉末を、アルカリ水溶液に分散させる
際、使用されるアルカリとしては、苛性ソーダ、
苛性カリなど、通常一般に使用されるものが好適
に使用され、PHは水酸化アルミニウムがアルカ
リに可溶であるため10〜14の範囲内にするのが好
ましい。 また、板状で板面に対して垂直方向に磁化容易
軸を有する磁性粉末を、アルカリ水溶液に分散さ
せ、次いで、これにアルミニウム化合物の水溶液
を添加した後、行う中和は、炭酸ガスを吹き込む
か、あるいは塩酸、硫酸、硝酸、炭酸等の酸を添
加するなどして、PHが8以下になるまで中和させ
るのが好ましい。 板状で板面に対して垂直方向の磁化容易軸を有
する磁性粉末としては、たとえば、バリウムフエ
ライト磁性粉末、ストロンチウムフエライト磁性
粉末、鉛フエライト磁性粉末等の六方晶系フエラ
イト磁性粉末が挙げられる。 以上のように、粉末粒子表面に酸化アルミニウ
ム被膜を設けた板状で板面に対して垂直方向の磁
化容易軸を有する磁性粉末は、凝集が効果的に抑
制され、また結合剤樹脂の吸着量が多くて結合剤
樹脂中での分散性がよく、その結果、この種の磁
性粉末を使用して磁気記録媒体を製造すると、磁
性層の表面平滑性も良好となり、磁気特性ないし
電磁変換特性が充分に向上され、高密度記録に適
した磁気記録媒体が得られる。 〔実施例〕 次に、この発明の実施例について説明する。 実施例 1 塩化第二鉄1モル、塩化バリウム1/8モル、塩
化コバルト1/30モルを1の水に溶解した混合溶
液を、10モルの苛性ソーダを溶解した1の苛性
ソーダ水溶液に加えて撹拌した。次いで、この懸
濁液を1日放置した後、オートクレーブ中に入
れ、300℃で2時間加熱反応させた。反応生成物
を水洗、脱水、乾燥した後、空気中800℃で2時
間加熱処理し、平均粒子径が0.15μで、保磁力が
1010エルステツド、飽和磁化量が54.1emu/gの
バリウムフエライト粒子を得た。このバリウムフ
エライト粒子100gをPH13以上のアルカリ水溶液
2に懸濁させ、ホモミキサーで30分間撹拌した
後、この撹拌液に1モル/の硫酸アルミニウム
水溶液30.2mlを撹拌しながら投入し、さらに撹拌
しながら炭酸ガスを吹き込んで液のPHが8以下に
なるまで中和し、バリウムフエライト粒子の表面
に水酸化アルミニウム被膜を析出させた。この懸
濁液を水洗、濾過、乾燥して粒子表面に酸化アル
ミニウム(Al2O3)被膜を形成したバリウムフエ
ライト磁性粉末を得た。得られたバリウムフエラ
イト磁性粉末の保磁力は1010エルステツドで飽和
磁化量は52.5emu/gであつた。また酸化アルミ
ニウムの被着量は、化学分析の結果、Al/
BaFe12O19の原子換算重量比で1.5重量%であつ
た。このようにして得られたバリウムフエライト
磁性粉末を使用し、 バリウムフエライト磁性粉末 100重量部 VAGH(米国U.C.C社製、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−ビニルアルコール共重合体) 9重量部 パンデツクスT−5250(大日本インキ社製、ウ
レタンエラストマー) 9重量部 コロネートL(日本ポリウレタン工業社製、三
官能性低分子量イソシアネート化合物)
4.5重量部 シクロヘキサノン 85重量部 メチルエチルケトン 85重量部 の組成からなる組成物をボールミルで3日間混合
分散して磁性塗料を調製した。この磁性塗料を厚
さ13μのポリエステルベースフイルム上に乾燥厚
が3.5μとなるように塗布、乾燥して磁性層を形成
し、カレンダー処理後、所定の巾に裁断して磁気
テープをつくつた。 実施例 2 実施例1におけるバリウムフエライト磁性粉末
の表面処理において、硫酸アルミニウム水溶液の
使用量を30.2mlから154.0mlに変更した以外は、
実施例1と同様にしてバリウムフエライト磁性粉
末の表面処理を行なつて、保磁力が1010エルステ
ツド、飽和磁化量が46.8emu/gで、酸化アルミ
ニウムの被着量がAl/BaFe12O19の原子換算重量
比で8.2重量%のバリウムフエライト磁性粉末を
得、磁気テープを得た。 実施例 3 実施例1におけるバリウムフエライト磁性粉末
の表面処理において、硫酸アルミニウム水溶液の
使用量を30.2mlから287.0mlに変更した以外は、
実施例1と同様にしてバリウムフエライト磁性粉
末の表面処理を行なつて、保磁力が1010エルステ
ツド、飽和磁化量が41.8emu/gで、酸化アルミ
ニウムの被着量がAl/BaFe12O19の原子換算重量
比で15.1重量%のバリウムフエライト磁性粉末を
得、磁気テープを得た。 比較例 1 実施例1と同様にして製造された平均粒子径が
0.15μで、保磁力が1010エルステツド、飽和磁化
量が54.1emu/gのバリウムフエライト粒子100g
を純水2に懸濁し、この懸濁液中に、平均粒子
径が0.013μのSiO2粒子1gをを純水500c.c.に懸濁さ
せた溶液を撹拌しながら投入した。撹拌を2時間
続けた後、沈澱物をスプレードライヤーで乾燥し
て、保磁力が1010エルステツド、飽和磁化量が
53.6emu/gで、SiO2をSiO2/BaFe12O19の原子
換算重量比で、0.93重量%粒子表面に付着したバ
リウムフエライト磁性粉末を得た。次いで、この
処理磁性粉末を実施例1の磁性塗料組成で使用し
たバリウムフエライト磁性粉末に代えて同量使用
した以外は実施例1と同様にして磁気テープをつ
くつた。 各実施例および比較例で得られた磁気チープに
ついて、角型比および磁性層の表面粗度を測定し
た。磁性層の表面粗度は、東京精密社製、触針式
表面粗度形を用いてカツトオフ0.08mmで中心線平
均粗度を測定した。 下表はその結果である。
用として好適な板状で板面に対して垂直方向に磁
化容易軸を有する磁性粉末に関する。 〔背景技術〕 一般に、磁気記録媒体用の磁性粉末としては針
状磁性粉末が使用され、この針状磁性粉末を磁気
テープなどの磁性層中の面内長手方向に配向させ
るなどして磁気特性を向上させている。ところ
が、このように針状磁性粉末を長手方向に配向さ
せてその長手方向の磁化成分を利用したもので
は、磁気記録の高密度化を図ろうとすると、磁気
記録媒体内の反磁界が増加するため、記録密度の
向上に限界がある。 このため、近年、板状で板面に対して垂直方向
に磁化容易軸を有する六方晶系フエライト磁性粉
末を用いて、その垂直方向の磁化成分を利用する
垂直磁気記録方式が採用され、磁気記録の高密度
化が図られている。ところが、従来から使用され
ている六方晶系フエライト磁性粉末は、粉末粒子
同士が磁気的に凝集し易い性質を有し、さらに粒
子の形状が平板状であるため、平板状の粒子が平
行に積み重なつて凝集体を形成し易く、その結
果、結合剤樹脂中での分散性に劣り、磁気特性な
いし電磁変換特性を充分に向上することができな
いという難点がある。 そこで、このような欠点を解消する方法とし
て、六方晶系フエライト磁性粉末の粒子表面に
SiO2を付着する(特開昭57−56904号公報)など
して結合剤樹脂中での分散性を改善する試みがな
されているが、この方法では、六方晶系フエライ
ト磁性粉末の粒子表面にSiO2粒子を充分に均一
に被着することができないため、結合剤樹脂の吸
着量がそれほど多くなく、未だ結合剤樹脂中にお
ける分散性を充分に改善することができない。 〔発明の目的〕 この発明はかかる問題点を解消し、結合剤樹脂
中での分散性が良好で、高密度記録に適した板状
で板面に対して垂直方向の磁化容易軸を有する磁
性粉末を提供することを目的としてなされたもの
で、板状で板面に対して垂直方向の磁化容易軸を
有する磁性粉末の粒子表面に酸化アルミニウム被
膜を形成することによつて所期の目的を達成した
ものである。 〔発明の概要〕 この発明は、板状で板面に対して垂直方向の磁
化容易軸を有する磁性粉末の粒子表面に、緻密で
均一な酸化アルミニウム被膜を設けたことを特徴
とするもので、このような緻密で均一なアルミニ
ウム被膜が粒子面に設けられると、板状で板面に
対して垂直方向の磁化容易軸を有する磁性粉末の
凝集が効果的に抑制され、また結合剤樹脂の吸着
量も多くなる。従つて、この種の磁性粉末を使用
して磁気記録媒体を製造すると、結合剤樹脂中で
のこの種の磁性粉末の分散性が改善されて、磁性
層の表面平滑性も向上され、磁気特性ないし電磁
変換特性が充分に向上されて高密度記録に適した
磁気記録媒体が得られる。 この発明において、板状で板面に対して垂直方
向の磁化容易軸を有する磁性粉末の粒子表面に形
成する酸化アルミニウム被膜は、板状で板面に対
して垂直方向の磁化容易軸を有する磁性粉末をア
ルカリ水溶液中に分散させた後、アルミニウム化
合物の水溶液をを添加し、炭酸ガスの吹き込みや
酸の添加によつて液を中和するなどの方法で板状
で板面に対して垂直方向の磁化容易軸を有する磁
性粉末の粒子表面にアルミニウム化合物を析出さ
せ、次いで水洗、濾過、乾燥することによつて形
成され、この方法によると、緻密で均一なアルミ
ニウム被膜が、板状で板面に対して垂直方向の磁
化容易軸を有する磁性粉末の粒子表面に良好に被
着形成される。 このように酸化アルミニウム被膜を形成する際
に使用されるアルミニウム化合物としては、硫酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニ
ウムなどの水可溶性塩、およびアルミン酸ナトリ
ウムなどの水可溶性アルミン酸塩などが好適なも
のとして使用され、これらのアルミニウム化合物
は、前記の方法によつて結晶質ないし非晶質の緻
密で均一な酸化アルミニウム被膜として板状で板
面に対して垂直方向の磁化容易軸を有する磁性粉
末の粒子表面に被着される。被着量はAl/磁性
粉末の原子換算重量比で0.1〜20重量%の範囲内
にするのが好ましく、少なすぎると結合剤樹脂中
での分散性が充分に改善されず、多すぎると磁気
記録媒体用の磁性粉末として適さなくなる。 板状で板面に対して垂直方向に磁化容易軸を有
する磁性粉末を、アルカリ水溶液に分散させる
際、使用されるアルカリとしては、苛性ソーダ、
苛性カリなど、通常一般に使用されるものが好適
に使用され、PHは水酸化アルミニウムがアルカ
リに可溶であるため10〜14の範囲内にするのが好
ましい。 また、板状で板面に対して垂直方向に磁化容易
軸を有する磁性粉末を、アルカリ水溶液に分散さ
せ、次いで、これにアルミニウム化合物の水溶液
を添加した後、行う中和は、炭酸ガスを吹き込む
か、あるいは塩酸、硫酸、硝酸、炭酸等の酸を添
加するなどして、PHが8以下になるまで中和させ
るのが好ましい。 板状で板面に対して垂直方向の磁化容易軸を有
する磁性粉末としては、たとえば、バリウムフエ
ライト磁性粉末、ストロンチウムフエライト磁性
粉末、鉛フエライト磁性粉末等の六方晶系フエラ
イト磁性粉末が挙げられる。 以上のように、粉末粒子表面に酸化アルミニウ
ム被膜を設けた板状で板面に対して垂直方向の磁
化容易軸を有する磁性粉末は、凝集が効果的に抑
制され、また結合剤樹脂の吸着量が多くて結合剤
樹脂中での分散性がよく、その結果、この種の磁
性粉末を使用して磁気記録媒体を製造すると、磁
性層の表面平滑性も良好となり、磁気特性ないし
電磁変換特性が充分に向上され、高密度記録に適
した磁気記録媒体が得られる。 〔実施例〕 次に、この発明の実施例について説明する。 実施例 1 塩化第二鉄1モル、塩化バリウム1/8モル、塩
化コバルト1/30モルを1の水に溶解した混合溶
液を、10モルの苛性ソーダを溶解した1の苛性
ソーダ水溶液に加えて撹拌した。次いで、この懸
濁液を1日放置した後、オートクレーブ中に入
れ、300℃で2時間加熱反応させた。反応生成物
を水洗、脱水、乾燥した後、空気中800℃で2時
間加熱処理し、平均粒子径が0.15μで、保磁力が
1010エルステツド、飽和磁化量が54.1emu/gの
バリウムフエライト粒子を得た。このバリウムフ
エライト粒子100gをPH13以上のアルカリ水溶液
2に懸濁させ、ホモミキサーで30分間撹拌した
後、この撹拌液に1モル/の硫酸アルミニウム
水溶液30.2mlを撹拌しながら投入し、さらに撹拌
しながら炭酸ガスを吹き込んで液のPHが8以下に
なるまで中和し、バリウムフエライト粒子の表面
に水酸化アルミニウム被膜を析出させた。この懸
濁液を水洗、濾過、乾燥して粒子表面に酸化アル
ミニウム(Al2O3)被膜を形成したバリウムフエ
ライト磁性粉末を得た。得られたバリウムフエラ
イト磁性粉末の保磁力は1010エルステツドで飽和
磁化量は52.5emu/gであつた。また酸化アルミ
ニウムの被着量は、化学分析の結果、Al/
BaFe12O19の原子換算重量比で1.5重量%であつ
た。このようにして得られたバリウムフエライト
磁性粉末を使用し、 バリウムフエライト磁性粉末 100重量部 VAGH(米国U.C.C社製、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−ビニルアルコール共重合体) 9重量部 パンデツクスT−5250(大日本インキ社製、ウ
レタンエラストマー) 9重量部 コロネートL(日本ポリウレタン工業社製、三
官能性低分子量イソシアネート化合物)
4.5重量部 シクロヘキサノン 85重量部 メチルエチルケトン 85重量部 の組成からなる組成物をボールミルで3日間混合
分散して磁性塗料を調製した。この磁性塗料を厚
さ13μのポリエステルベースフイルム上に乾燥厚
が3.5μとなるように塗布、乾燥して磁性層を形成
し、カレンダー処理後、所定の巾に裁断して磁気
テープをつくつた。 実施例 2 実施例1におけるバリウムフエライト磁性粉末
の表面処理において、硫酸アルミニウム水溶液の
使用量を30.2mlから154.0mlに変更した以外は、
実施例1と同様にしてバリウムフエライト磁性粉
末の表面処理を行なつて、保磁力が1010エルステ
ツド、飽和磁化量が46.8emu/gで、酸化アルミ
ニウムの被着量がAl/BaFe12O19の原子換算重量
比で8.2重量%のバリウムフエライト磁性粉末を
得、磁気テープを得た。 実施例 3 実施例1におけるバリウムフエライト磁性粉末
の表面処理において、硫酸アルミニウム水溶液の
使用量を30.2mlから287.0mlに変更した以外は、
実施例1と同様にしてバリウムフエライト磁性粉
末の表面処理を行なつて、保磁力が1010エルステ
ツド、飽和磁化量が41.8emu/gで、酸化アルミ
ニウムの被着量がAl/BaFe12O19の原子換算重量
比で15.1重量%のバリウムフエライト磁性粉末を
得、磁気テープを得た。 比較例 1 実施例1と同様にして製造された平均粒子径が
0.15μで、保磁力が1010エルステツド、飽和磁化
量が54.1emu/gのバリウムフエライト粒子100g
を純水2に懸濁し、この懸濁液中に、平均粒子
径が0.013μのSiO2粒子1gをを純水500c.c.に懸濁さ
せた溶液を撹拌しながら投入した。撹拌を2時間
続けた後、沈澱物をスプレードライヤーで乾燥し
て、保磁力が1010エルステツド、飽和磁化量が
53.6emu/gで、SiO2をSiO2/BaFe12O19の原子
換算重量比で、0.93重量%粒子表面に付着したバ
リウムフエライト磁性粉末を得た。次いで、この
処理磁性粉末を実施例1の磁性塗料組成で使用し
たバリウムフエライト磁性粉末に代えて同量使用
した以外は実施例1と同様にして磁気テープをつ
くつた。 各実施例および比較例で得られた磁気チープに
ついて、角型比および磁性層の表面粗度を測定し
た。磁性層の表面粗度は、東京精密社製、触針式
表面粗度形を用いてカツトオフ0.08mmで中心線平
均粗度を測定した。 下表はその結果である。
上表から明らかなように、各実施列で得られた
磁気テープは比較例1で得られた磁気テープに比
し、いずれも角型比が高くて表面粗度が小さく、
このことからこの発明によつて得られる板状で板
面に対して垂直方向に磁化容易軸を有する磁性粉
末は、結合剤樹脂中での分散性が充分に改善さ
れ、これを使用して得られる磁気記録媒体は、角
型比が高く、磁性層の表面平滑性が良好で、高密
度記録に適していることがわかる。
磁気テープは比較例1で得られた磁気テープに比
し、いずれも角型比が高くて表面粗度が小さく、
このことからこの発明によつて得られる板状で板
面に対して垂直方向に磁化容易軸を有する磁性粉
末は、結合剤樹脂中での分散性が充分に改善さ
れ、これを使用して得られる磁気記録媒体は、角
型比が高く、磁性層の表面平滑性が良好で、高密
度記録に適していることがわかる。
Claims (1)
- 1 板状で板面に対して垂直方向に磁化容易軸を
有する磁性粉末の粒子表面に酸化アルミニウム被
膜を設けたことを特徴とする磁気記録媒体用磁性
粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59073210A JPS60217529A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 磁気記録媒体用磁性粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59073210A JPS60217529A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 磁気記録媒体用磁性粉末 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60217529A JPS60217529A (ja) | 1985-10-31 |
| JPH0467690B2 true JPH0467690B2 (ja) | 1992-10-29 |
Family
ID=13511564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59073210A Granted JPS60217529A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 磁気記録媒体用磁性粉末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60217529A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63306527A (ja) * | 1987-06-06 | 1988-12-14 | Taiyo Yuden Co Ltd | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
| JPH01194133A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-04 | Yoshiro Nakamatsu | 磁気ディスク媒体 |
| WO1990008380A1 (fr) * | 1989-01-19 | 1990-07-26 | Konica Corporation | Support d'enregistrement magnetique |
| JP2670901B2 (ja) * | 1990-11-27 | 1997-10-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 透明度の改良された磁性材料 |
| JP3398404B2 (ja) * | 1992-11-11 | 2003-04-21 | 戸田工業株式会社 | 磁気記録用磁性粒子粉末の製造法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5856232A (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-02 | Toshiba Corp | 磁気記録媒体 |
-
1984
- 1984-04-11 JP JP59073210A patent/JPS60217529A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60217529A (ja) | 1985-10-31 |
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