JPH046899Y2 - - Google Patents

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JPH046899Y2
JPH046899Y2 JP17641483U JP17641483U JPH046899Y2 JP H046899 Y2 JPH046899 Y2 JP H046899Y2 JP 17641483 U JP17641483 U JP 17641483U JP 17641483 U JP17641483 U JP 17641483U JP H046899 Y2 JPH046899 Y2 JP H046899Y2
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JP
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film
color
polarizing
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light
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JP17641483U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は発色性積層フイルムに関するものであ
る。詳しくは染料や顔料などの色素を付与しない
で、照射する光の干渉によつて発色させるという
積層フイルムの構造に関するものである。 その目的は、染料や顔料などの色素を付与する
ことなく、照射する光源の種類と方向、及び素材
としての透明フイルムの種類、厚さ、枚数、積層
方向等によつて任意の色彩に発色させることがで
きるというきわめて利用価値の高い発色性積層フ
イルムを提供することにある。 従来、色素を含有しない透明なフイルムを積層
しただけのものであつて、これに透過光を照射す
るだけでこのフイルム層が鮮明な発色を呈すると
いうものは存在しなかつた。 自然界においては色素なしに発色する例として
は、格子状に配列したメラミン微粒子によつて光
を干渉する孔雀の羽根の玉虫色や、ブラジル産の
太陽蝶のハネに見られる様にハネ表面にあるハシ
ゴ状鱗片の間隔と屈折率によつて光を干渉しハネ
の見る角度によつて微妙に変化する発色などが知
られている。 本考案者は、色素なしに透明フイルムだけで発
色させる手段を得るべく種々検討した結果、光線
が高分子フイルム中を透過するか又はフイルム間
で反射するときその光線が特定方向に特定波長で
特定位相差をもつて重なり合えば干渉が発現して
発色現象を生じるという原理を利用し、複数毎の
偏光フイルムと1枚以上の屈折率異方性高分子フ
イルムを組合せることによつて得られる積層フイ
ルムが発色現象をきわめて鮮明になし得るもので
あることを見い出し、本考案に到達したのであ
る。 すなわち、2枚以上の偏光フイルムをその偏光
方向が相互に直交又は平行位となる様に並列さ
せ、該偏光フイルム間に1枚以上の屈折率異方性
高分子フイルムを該偏光フイルムに対してその異
方性が斜め方向となる様に介在させることによ
り、透過光照射によつて発色するものにしたこと
を特徴とする発色性積層フイルムを考案するに至
つたのである。 本考案を図面を参照して説明する。 第1図は本考案積層フイルムの1実施例の縦断
面拡大図である。 この図の様に本考案は、例えば2枚の偏光フイ
ルム1,2を適当な間隔に並列させ、この偏光フ
イルム1,2間に少くとも1枚以上の屈折率異方
性高分子フイルム3,3′……を介在させたもの
となつている。 この場合、図の上側の偏光フイルム1と下側の
偏光フイルム2とはその偏光方向が直交又は平行
位となる様に並列されており、一方、屈折率異方
性高分子フイルム3,3′……は偏光フイルム1,
2に対してその異方性が斜め方向になる様に積層
されたものとなつている。 この屈折率異方性高分子フイルムとは、その高
分子鎖の配向が異方性、つまり縦軸方向と横軸方
向によつて分子配向が異なつているフイルムで、
その結果屈折率に方向性(詳細は後述)があると
いうフイルムであり、例えば自由幅一軸延伸フイ
ルム、一定幅一軸延伸フイルム、異方性二軸延伸
フイルム、延伸テープなどがあげられる。 この屈折率異方性高分子フイルム3をその異方
性が偏光フイルム1,2に対して斜め方向となる
様に、つまり例えば一軸延伸フイルムの延伸方向
が偏光フイルム1,2の偏光方向に対して直交と
か平行ではなく斜め方向となる様に積層されてい
るのである。 換言すれば屈折率異方性が最大となる45度方向
に積層して偏光フイルム1,2で挾んでやれば最
も大きい本考案積層フイルムが得られるのであ
る。 第2図は本考案積層フイルムにおける発色現象
を説明するための図で、は2枚の偏光フイルム
が平行位に並べられた場合、は2枚の偏光フイ
ルムが直交位に並べられた場合を示し、イはの
正面図、ロはの正面図を表わしている。 この第2図の場合は、2枚の偏光フイルム1,
2を使用し、その間に介在する屈折率異方性高分
子フイルム3は1枚だけとした場合のものであ
る。 図の様に2枚の偏光フイルム1,2をその偏
光方向が相互に平行となるように設置した場合
は、光線aが偏光フイルム1を通過すると一方向
のみの振動波を有する謂ゆる偏光bとなり、次の
屈折率異方性高分子フイルム3を通過すると屈折
率異方性の長軸方向とその程度とによつて光が任
意に屈折し、干渉して、さらに次の偏光フイルム
2によつて特定の波長の光、例えば赤色の波長の
み、を通過させその色に発色するのである。 一方、図の如く偏光フイルム1と偏光フイル
ム2とがその偏光方向が相互に直交する場合に
は、偏光bが屈折率異方性高分子フイルム3によ
つて屈折して干渉した光となり、偏光フイルム2
には前記平行位の場合に通過した波長の光とは補
色の関係にある波長の光のみ、例えば前記の平行
位が赤色であれば緑色の波長のみ、を通過させそ
の色に発色するのである。 本考案において、偏光フイルム1又は2のいづ
れか一方を回転可能に積層してやれば、その偏光
フイルム1又は2が90度回転する毎に発色とその
補色が交互に発現することになり発色変化自在な
積層フイルムとなるのである。すなわち第2図に
おけるとの両作用を具備した積層フイルムと
なり偏光フイルム1又は2を任意に回転させるこ
とにより発色変化を行わせることが可能となるの
である。 なお、図の矢印cは補色関係にあることを表わ
している。 本考案積層フイルムは、その透過光を移動させ
ることによつてその発色が玉虫光に変化するとい
う現象を呈するものである。したがつてまた透過
光が一定方向であつても観察者の視角が移動した
ときにも同様な現象が起り玉虫光が観察されるの
である。 この透過光として例えば昼色光、白色光、蛍
光、ナトリウム光、レーザー光などがあげられ、
積層フイルム面に対して垂直方向からほぼ平行方
向に至るまでその照射角度を変えたり、各種光線
や各種波長の透過光を単独または複数で照射した
りすることにより、観察者に見える色相は多種多
様に変化し、しかもこの色相変化は観察者の視角
によつても変化するのでその発色変化性は非常に
美麗なものとなるのである。 さらに透過光や視角の変化によるものだけでは
なく、偏光フイルム1,2に挾まれる屈折率異方
性高分子フイルム3の種類、厚さ、枚数、分子配
向度、屈折率等によつても任意の色相が選定で
き、その高分子フイルム3を屈曲させたり皺を寄
せたり重なり合いがランダムになつた状態で介在
させたりすることにより、玉虫状、虹状等の多彩
な色相とすることも可能である。 本考案に使用する屈折率異方性高分子フイルム
の素材としてはポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアル
コール、エチレン酢酸ビニル共重合体、ナイロ
ン、ポリエステルなどすべてのポリマーフイルム
が適用できるものである。 ただし、それぞれのフイルムの厚さと屈折率異
方性の程度によつて前述の機構により発色する色
彩が異なるものである。つまりこの色彩は光学的
にはレターゼーシヨン(光のおくれ、補償)と称
される値によつて決定されるのである。 このレターゼーシヨンは複屈折(Δn)を厚さ
で乗じた値であり、このフイルム面内の複屈折
(Δn12)は縦軸(延伸方向)の屈折率(n1)と横
軸の屈折率(n2)との差、つまりΔn12=n1−n2
なつている。換言すればフイルム面内で屈折率異
方性があるということはこのΔn12の値が0では
ないということである。 この屈折率異方性と本考案積層フイルムの発色
性の関係を厚さ200μのポリスチレンフイルムを
延伸したもので示すと第1表、第2表の如くにな
つた。
【表】
【表】
【表】 ただし、屈折率異方性高分子フイルムは1枚で
あり、2枚の偏光フイルムは米国の3M社製のも
のを使用した。 上記の表からも判る様に本考案積層フイルムに
よつて任意の色彩に発色できるものとなるのであ
る。 本考案積層フイルムの応用範囲は実に広く、例
えば商店のデイスプレー、ステージ用衣裳、カー
テン、可変色信号灯(赤〜緑)、さらに本考案積
層フイルムを細長く切断し、テープ状或いは繊維
状に形状を変え必要に応じて撚をかけたりして利
用してやれば玉虫状発色の種々なる織物、編物と
なり、さらにラミネート品と混繊糸にして同様に
応用できるものである。 以上詳細に説明した様に本考案は色素を全く使
用することなく発色性がきわめて鮮明で、かつ美
麗に変化するという発色性積層フイルムであり、
その呈色の変化性、玉虫状ないし虹状等の色彩表
現において画期的な効果をもたらすものであり、
その応用範囲は広くきわめて有用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案積層フイルムの1実施例の縦断
面拡大図である。 第2図は本考案積層フイルムにおける発色現象
を説明するための図で、は2枚の偏光フイルム
が平行位に並べられた場合、は2枚の偏光フイ
ルムが直交位に並べられた場合を示し、イはの
正面図、ロはの正面図である。 1,2……偏光フイルム、3,3′……屈折率
異方性高分子フイルム、a……光線、b……偏
光。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 2枚以上の偏光フイルムをその偏光方向に相
    互に直交又は平行位となる様に並列させ、該偏
    光フイルム間に1枚以上の屈折率異方性高分子
    フイルムを該偏光フイルムに対してその異方性
    が斜め方向となる様に介在させることにより、
    透過光照射によつて発色するものにしたことを
    特徴とする発色性積層フイルム。 2 偏光フイルムの1枚を回転可能に積層させた
    ものであつて、90度回転毎に発色とその補色が
    発現する様になつている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の発色性積層フイルム。
JP17641483U 1983-11-14 1983-11-14 発色性積層フイルム Granted JPS6083737U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17641483U JPS6083737U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 発色性積層フイルム

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JP17641483U JPS6083737U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 発色性積層フイルム

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Publication Number Publication Date
JPS6083737U JPS6083737U (ja) 1985-06-10
JPH046899Y2 true JPH046899Y2 (ja) 1992-02-25

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ID=30383557

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JP17641483U Granted JPS6083737U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 発色性積層フイルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013068893A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Fujifilm Corp 位相差フィルムを利用した可変カラー表示方法
JP2013142563A (ja) * 2012-01-07 2013-07-22 Denso Corp 指針表示装置

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JPS6083737U (ja) 1985-06-10

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