JPH0469146B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0469146B2
JPH0469146B2 JP14832284A JP14832284A JPH0469146B2 JP H0469146 B2 JPH0469146 B2 JP H0469146B2 JP 14832284 A JP14832284 A JP 14832284A JP 14832284 A JP14832284 A JP 14832284A JP H0469146 B2 JPH0469146 B2 JP H0469146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phospholipid
complex
urea compound
compound
benzoyl urea
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14832284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6127965A (ja
Inventor
Takahiro Haga
Shuitsu Yamada
Tsunekazu Fukushima
Hiroshi Enomoto
Kazumasa Yokoyama
Masayuki Nishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP59148322A priority Critical patent/JPS6127965A/ja
Publication of JPS6127965A publication Critical patent/JPS6127965A/ja
Publication of JPH0469146B2 publication Critical patent/JPH0469146B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔利用分野〕 本発明はベンゾイルウレア系化合物・リン脂質
複合体に関する。 〔従来技術〕 一般式 (式中、Xはハロゲン原子又はニトロ基を、Yお
よびZ2はそれぞれ水素原子またはハロゲン原子
を、Z1はハロゲン原子又はトリフルオロメチル基
を、Aは基=CH−または=N−を示す)で表わ
されるベンゾイルウレア系化合物は制癌剤として
有用なことが既に開示されている(特開昭57−
109721)。 このベンゾイルウレア系化合物は水にも有機溶
媒にも溶けにくい性質を有している。一般に難溶
性薬物の製剤化あるいは可溶化の手段としては、
界面活性剤による乳化、シクロデキストリン等に
よる包接化、誘導体化、リポソーム化、マイクロ
カプセル化などがある。ところが、これらの手段
を施しても、ベンゾイルウレア系化合物の場合、
薬効を充分発揮できる製剤を調製することは困難
であつた。 そこで本発明者らは、このベンゾイルウレア系
化合物の製剤化について種々検討を行つたとこ
ろ、ベンゾイルウレア系化合物とリン脂質との親
和性を利用し、その複合体を形成させればベンゾ
イルウレア系化合物の安定性に優れ、医薬品とし
て使用可能になり、しかも当該複合体の粒子径を
調整することにより静注投与も可能であることを
見出して本発明を完成した。 〔発明の開示〕 本発明はベンゾイルウレア系化合物・リン脂質
複合体に関する。 本発明で用いられるベンゾイルウレア系化合物
は一般式 (式中、Xはハロゲン原子又はニトロ基を、Yお
よびZ2はそれぞれ水素原子またはハロゲン原子
を、Z1はハロゲン原子又はトリフルオロメチル基
を、Aは基=CH−または=N−を示す)で表わ
されるものであれば特に限定されない。またその
製法も前述の特開昭57−109721に開示されてい
る。 当該複合体を形成するためのリン脂質は、生理
的に許容され、そして代謝されうる無毒のリン脂
質であればいずれも本発明に用いられる。たとえ
ば、ホスフアチジルコリン、ホスフアチジルセリ
ン、ホスフアチジン酸、ホスフアチジルグリセリ
ン、ホスフアチジルエタノールアミン、ホスフア
チジルイノシトール、スフインゴミエリン、ジセ
チルホスフエート、リゾホスフアチジルコリン
(リゾレシチン)、ステアリルアミン、あるいはこ
れらの混合物である大豆リン脂質、卵黄リン脂質
などが用いられる。好ましいリン脂質としては、
大豆あるいは卵黄のリン脂質が例示される。 これら両成分を用いて、本発明の複合体を調製
する。まず、リン脂質およびベンゾイルウレア系
化合物を有機溶媒、例えばクロロホルムなどに溶
解させる。両者の割合は、リン脂質の1重量部に
対してベンゾイルウレア系化合物が0.01〜10重量
部であることが好ましい。当該薬物およびリン脂
質を混和した溶液含有容器を、好ましくはロータ
リーエバポレータを用いて減圧して、溶媒を留去
し、容器の内壁にリン脂質を薄く付着させてベン
ゾイルウレア系化合物を含んだリン脂質の薄膜を
形成させる。この場合、好ましくはリン脂質の安
定化のために、抗酸化剤、例えばα−トコフエロ
ールを、好適にはリン脂質に対する重量%が
0.0001〜0.5%(w/w)程度になるように添加
する。また、公知の安定化剤を添加することもも
ちろん可能である。 形成された薄膜に、生理的に受け入れられる水
溶液(例えば、PH5.5〜8、好ましくはPH6〜7
に調整したもの。具体的には、クエン酸緩衝液、
酢酸緩衝液、リン酸緩衝液、生理食塩溶液など)
を、リン脂質1gに対して10〜500mlになるよう
に添加して、直ちに振盪あるいは撹拌を行うこと
により薄膜を破壊し、複合体からなる粒子を形成
させる。具体的には、通常、丸底フラスコにガラ
スビーズ数個を入れ、手で激しく振りまぜる(室
温下、3〜20分間)方法が取られる。こうして濃
度0.5〜100mgリン脂質/mlの複合体懸濁液が調製
される。 当該粒子は、次いで超音波処理を施し、粒子径
を0.2〜2μ以下に調整する。この時、超音波によ
る発熱(液温の上昇)を防ぐために、氷冷下で超
音波処理を行う。また、好ましくは、窒素のよう
な不活性ガス雰囲気下で行う。 さらに遠心分離を温度5〜20℃で1万g以上、
好ましくは2〜3万g、30分〜2時間程度行う。 この結果、懸濁液は3層に分かれる。即ち、上
層(Frと称する)は、リン脂質の色を示す上
清であり、通常のリポソーム(Small
unilamelarvesicle)画分に値する。中層(Fr
と称する)は、薬物とリン脂質の混合色を示す沈
渣であり、超音波処理で破壊されずに残つた脂質
粒子の層である。Frはさらに超音波処理を行
うことによりFr及びFrに移行する。最下層
(Frと称する)の沈渣は薬物に応じた色とな
る。この最下層沈渣Frを回収し、上述の生理
的に受け入れられる水溶液、リン脂質を含む水溶
液あるいは上清Frを用いて遠心洗浄する。か
くして、水難溶性薬物・リン脂質複合体がペレツ
ト状、懸濁液として調製される。 本発明で得られる複合体の製剤化は、医薬品に
おいて広く公知の方法に準ずればよい。さらに液
状製剤を凍結乾燥することにより乾燥製剤として
も提供される。この場合、各々の薬物あるいはリ
ン脂質に応じて、適宜公知の安定化剤を用いるこ
とはもちろん自由である。また、非イオン系界面
活性剤を添加しておくことは乾燥製剤の可溶性を
高めるのに有用である。かかる乾燥製剤は、生理
的に許容される水溶液、例えば生理食塩溶液ある
いは上述した上清Frによつて溶解または希釈
して用いられるのが一般的であるが、製剤上の常
套手段によつて錠剤化、カプセル化、腸溶剤化、
懸濁剤化、顆粒化、粉末化、注射剤化、坐剤化な
どを行つてもよい。 本発明により得られる複合体は、ゼンゾイルウ
レア系化合物自体に比べて水への溶解度が増し、
可溶化に伴い数倍から数十倍の活性の上昇が見ら
れる。また、毒性も単独投与に比べて低く抑えら
れるため、投与量の増加に伴う効果の上昇が期待
される。 また、注射剤化が可能になり、複合体の粒子径
を0.2〜2μに調整することにより、静脈内投与が
可能となつて速効性あるいは局所親和性の向上が
期待されるうえ、経口投与時の薬物による腸管部
への副作用を抑え、同時に腸管吸収の増加による
効果の上昇が期待される。 かくして提供される本発明からなる複合体は、
水難溶性薬物の従来にない効果的な製剤化が可能
なものであり、医療産業上また臨床上においても
新たな発展を可能にするものである。 実験例 1 遠心分離後の各層(Fr〜)におけるリン
脂質中へのベンゾイルウレア系化合物(化合物
1)の取り込みの度合を調べた。各層を分取しト
リトンX−100で処理して複合体を破壊し、生理
食塩水中に懸濁させ、遠心後の上清中に含まれる
化合物量を高速液体クロマトグラフイーで測定し
て、リン脂質100mg当りの薬物量を算出した(第
1表)。 実験例 2 各層(Fr〜)の粒子の大きさを遠心沈降
法(コールター・カウンター法)により調べた
(第1表)。
【表】 実験例 3 本発明により得られたベンゾイルウレア系化合
物・リン脂質複合体のP−388白血病細胞に対す
るイン・ヴイボでの効果をi.p.−i.p.の系で調べ
た。即ち、CDF1でマウスにP−388白血病細胞を
1×106個/マウスの割合で腹腔内移植し、本発
明複合体を接種後1日目及び4日目に腹腔内投与
し、30日間マウスの生死を観察した。コントロー
ルとして生理食塩液を用い、その効果を100%と
した場合の各薬物の効果を算出し、T/Cで表し
た。
【表】 実験例 4 BDF1マウスにL−1210白血病細胞を1×105
個/マウスの割合で腹腔内移植し、本発明複合体
を静脈内投与した。30日間マウスの生死を観察
し、生理食塩液を投与した対照群のマウスの生存
日数を100として、各処理群(1群10匹)の延命
率(%)を求めた(第3表)。
【表】 実験例 5 本発明で得られる複合体の急性毒性、投与量お
よび投与方法について検討した。 (急性毒性) CDF1マウス(10匹)を用いての静脈内投与に
おいて500mg/Kg投与しても死に到るマウスは1
匹もいなかつたことから、急性毒性(LD50)は
500mg/Kg以上であることが確認された。 (投与量) 投与量は、投与条件の違いにより一概に規定で
きないが、普通有効成分について1日当り約5〜
1000mg/Kgである。本複合体の投与にあたり、前
記投与量を一時に、あるいは分割で投与すること
はもちろん可能である。 (投与方法) 本発明で得られる複合体は、先に述べたような
製剤化の手段を施すことにより、経口、静脈内、
直腸内などの方法で投与することができる。 実施例 1 化合物1(実験例参照)50mg、精製卵黄リン脂
質500mg及びα−トコフエロール0.5mgをクロロホ
ルム10mlに溶解した後、ロータリーエバポレータ
を用いて減圧で加温してクロロホルムを留去し、
化合物1を含んだリン脂質の薄膜を形成させた。
この薄膜に生理食塩液10mlを添加し、直ちに室温
で20分間激しく振盪させた後、ソニケータ
(Branson Sonic Power社製、Cell Disrutor
#350、出力60W)を用いて、氷冷しながら1時
間超音波処理を行つた。さらに室温で遠心分離
(25000g、1時間)を行つて得られた最下層沈渣
を回収し、上述の生理食塩液を用いて数回遠心洗
浄した後、除菌濾過を行い、懸濁状のリン脂質複
合体を得た。 実施例 2 実施例1で得られた懸濁状製剤を凍結乾燥する
ことにより、リン脂質複合体の乾燥製剤520mgを
得た。 実施例 3 化合物1(50mg)の代わりに化合物8(25mg)を
用いた以外は実施例1に準じて行い、除菌濾過後
にアルブミン(最終濃度0.5%)を添加し、凍結
乾燥を行い、リン脂質複合体の乾燥製剤を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Xはハロゲン原子又はニトロ基を、Yお
    よびZ2はそれぞれ水素原子またはハロゲン原子
    を、Z1はハロゲン原子又はトリフルオロメチル基
    を、Aは基=CH−または=N−を示す) で表わされるベンゾイルウレア系化合物とリン脂
    質よりなるベンゾイルウレア系化合物・リン脂質
    複合体。 2 ベンゾイルウレア系化合物とリン脂質を有機
    溶媒に溶解後、溶媒を留去して脂質薄膜を形成さ
    せ、この薄膜の懸濁液をさらに超音波処理後、遠
    心分離して得られた最下層沈渣を回収することに
    より得られる特許請求の範囲第1項記載のベンゾ
    イルウレア系化合物・リン脂質複合体。
JP59148322A 1984-07-16 1984-07-16 ベンゾイルウレア系化合物・リン脂質複合体 Granted JPS6127965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59148322A JPS6127965A (ja) 1984-07-16 1984-07-16 ベンゾイルウレア系化合物・リン脂質複合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59148322A JPS6127965A (ja) 1984-07-16 1984-07-16 ベンゾイルウレア系化合物・リン脂質複合体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6127965A JPS6127965A (ja) 1986-02-07
JPH0469146B2 true JPH0469146B2 (ja) 1992-11-05

Family

ID=15450190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59148322A Granted JPS6127965A (ja) 1984-07-16 1984-07-16 ベンゾイルウレア系化合物・リン脂質複合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6127965A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6127965A (ja) 1986-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890000115B1 (ko) 수용성 약제 콤플렉스의 제조방법
EP0004223B1 (fr) Procédé de fabrication de capsules lipidiques renfermant un matériau biologiquement actif, produits obtenus par ce procédé ainsi que leur utilisation
US6287593B2 (en) Lipid complexes and liposomes of highly insoluble platinum complexes
JPWO1991010431A1 (ja) 脂肪乳剤
JP2012116860A (ja) ミセル
CZ234195A3 (en) Parenterally applicable stable therapeutic preparations
JP2006502233A (ja) 白金凝集物およびその製造方法
TW201124425A (en) Parenteral formulations of gemcitabine derivatives
JP2009507049A (ja) リン脂質のポリエチレングリコール誘導体に包み込まれたビンカアルカロイド系制癌剤のナノミセル製剤
JP5961551B2 (ja) 多糖リポソーム、その調製法及びその使用
JP3804452B2 (ja) 肝炎治療剤
CN118662476A (zh) 一种含特立帕肽纳米粒的口服制剂及其制备方法
NO302735B1 (no) Fremgangsmåte for fremstilling av farmasöytiske liposompreparater
JPS6127965A (ja) ベンゾイルウレア系化合物・リン脂質複合体
JP2003528134A (ja) 白血球産生の刺激用および腫瘍および原虫症の治療用およびダニ症、節足動物媒介感染の治療用医薬組成物およびその製法
JPH04300838A (ja) 人工赤血球および人工赤血球懸濁液
CA2227744A1 (en) Reverse gels comprising a continuous fluorinated phase
JP2017122119A (ja) 少なくとも1つのコレステロール誘導体を含むリポソーム
JPH0651109B2 (ja) 脂質膜構造体
JP2015209417A (ja) 経口疾患治療薬
EP1227795B1 (en) Lipid complex of alkycyclines
JPH10505818A (ja) リポソーム製剤
JPH0482839A (ja) 蛋白質類・脂質小体複合体
JPH03106821A (ja) 抗腫瘍剤
WO2022162131A1 (fr) Compositions liposomales orales