JPH046916Y2 - - Google Patents

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JPH046916Y2
JPH046916Y2 JP1985023011U JP2301185U JPH046916Y2 JP H046916 Y2 JPH046916 Y2 JP H046916Y2 JP 1985023011 U JP1985023011 U JP 1985023011U JP 2301185 U JP2301185 U JP 2301185U JP H046916 Y2 JPH046916 Y2 JP H046916Y2
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JP1985023011U
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は、ドツトプリンタ内に多数本配設さ
れてその先端で印字を行なうドツトプリンタの印
字ワイヤに関する。 〔従来技術とその問題点〕 従来、上記ドツトプリンタの印字ワイヤは、そ
の直径が0.2mm程度の細線状とする必要がある一
方で、所定の機械的強度が要求されるため、その
材質としては専ら靱性に富む高炭素鋼や低合金
鋼、さらにはステンレス鋼などの金属材料が用い
られている。 しかしながら、上記従来のドツトプリンタの印
字ワイヤにあつては、上記各種の金属材料からな
るものであるため、印字の際等に加わる曲げ力な
どに対する機械的強度には富むものの、耐摩耗性
が充分ではないため、短時間に多数回の点打ちが
行なわれるこの種の印字ワイヤとして用いられた
場合、その摩耗が早く、使用寿命が短いという欠
点があつた。 〔考案の目的〕 この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
靱性と共に耐摩耗性にも優れ、よつて使用寿命の
長いドツトプリンタの印字ワイヤを提供すること
を目的とするものである。 〔考案の構成〕 この考案のドツトプリンタの印字ワイヤは、細
線状に形成された金属からなる本体部分の先端
に、酸化ジルコニウムセラミツクスからなる先端
印字部を接合一体化することにより、点打ちが行
なわれる際に直接衝撃を受ける先端印字部の耐摩
耗性を向上させたものである。 〔実施例〕 第1図はこの考案の印字ワイヤの一例を示すも
ので、図中符号1が本体部分である。 この本体部分1は、高炭素鋼やステンレス鋼等
の金属を所定径を有する細線状に形成してなるも
ので、その先端部には、断面V字状の凹部1aが
形成されている。そしてこの凹部1aに、先端印
字部2が設けられている。 この先端印字部2は、酸化ジルコニウムセラミ
ツクスからなるもので、上記本体部分1と同径で
かつその長さがこの印字ワイヤの全長の1/6〜1/6
0程度とされており、上記本体部分1との接合部
分には、上記本体部分1の凹部1aと係合するV
字状の凸部2aが形成されている。 この先端印字部2を形成する材質としては、酸
化ジルコニウム(ZrO2)を主組成物とするセラ
ミツクスが最適である。その理由を以下に説明す
る。 この種の高強度セラミツクスとして通常使用さ
れる材質としては、ZrO2系、Si3N4系、Al2O3
セラミツクスが挙げられるが、これら3系統のセ
ラミツクスの破壊靱性試験値はそれぞれ、 ZrO2:10〜12MPa/m2 Si3N4:6〜7MPa/m2 Al2O3:4MPa/m2以下 であり、Si3N4系はともかくとしてAl2O3系は靱
性に乏しく、直径僅か0.2mm程度というきわめて
小さい先端印字部2の材質として使用すると、そ
の製造工程における研磨加工時に先端縁が欠けた
り(チツピング)、印字中の摩耗が早く、使用寿
命が短くなるおそれがある。 また、本考案の場合には、金属ワイヤ製の本体
部分1の小さな先端面に先端印字部2をろう付け
等によつて固定するため、ろう材に対する濡れ性
が重要な因子である。そこで、本考案者らは、
ZrO2,Si3N4製の板材に、溶融したろう材を滴下
し、板材表面に対するろう材の接触角を測定し
た。その結果、ZrO2の方がSi3N4よりも接触角が
小さく、よい濡れ性を示したため、高い接合強度
が得られると推定し、先端印字部2の主組成物を
ZrO2に決定した。 本考案者らはさらに、ZrO2系セラミツクスに
おける副組成物について種々検討した結果、純粋
なZrO2を使用した場合よりも、ZrO2を主組成物
としてAl2O3,Y2O3およびMgOを添加したセラ
ミツクスを使用するとさらに靱性が高く、寿命延
長が図れることを見いだした。ただし、ZrO2
みで先端印字部2を形成してもよいし、副組成物
を変えてもよい。そして、この先端印字部2は、
これらの粉末が混合されてプレス成型された後、
雰囲気焼結や反応焼結あるいは雰囲気ホツトプレ
ス等の高温焼結を経て製造されたものである。 そして、このようにして形成された上記先端印
字部2と本体部分1とは、互いの凸部2aと凹部
1aにおいて、メタライズ接合法、拡散接合法あ
るいは接着接合法等の接合法により接合一体化さ
れている。 しかして、このようなドツトプリンタの印字ワ
イヤによれば、本体部分1は従来と同様、その機
械的強度に富むうえ、さらに先端印字部2に上記
本体部分1より耐摩耗性に優れるセラミツクスを
用いているので、打点による摩耗が極めて少な
い。また、本考案者らが、ZrO2およびSi3N4で成
形した先端印字部2のそれぞれをワイヤ本体にろ
う付けし、プリンタに組み込み、印字試験を行つ
たところ、ZrO2を使用するとインクに対する馴
染み性(濡れ性)が高く、高い印字品位が得られ
ることが判明した。したがつて、前述の耐摩耗性
の高さと相まつて、本考案品によれば、長期に亙
つて高品位の印字が可能であり、従来の印字ワイ
ヤよりも遥かに長寿命が得られる。また、上記先
端印字部2を構成する酸化ジルコニウムセラミツ
クスの熱膨張係数は、本体部分1を構成する鋼類
のそれと略等しいため、互いの接合部におけるな
じみが良く、加えて、上記本体部分1と先端印字
部2との接合部には、互いの係合し合う断面V字
状をなす加工が施されているので、互いの接触面
積が大きく、よつてその接合強度にも優れるもの
である。 なお、上記実施例においては、本体部分1と先
端印字部2とを互いに係合し合う凹凸部1a,2
aによつて接合し、その接合強度の増大を図つて
いるがこれに限るものではなく、例えば第2図に
示すような傾斜面1b,2b同志を接合したり、
あるいは第3図に示すように互いに係合し合う段
部1c,2c同志を接合したりするようにしても
よい。 〔実施例〕 この考案に係る印字ワイヤとして、本体部分と
先端印字部とが第1表に示す材質の組合わせとさ
れた、全長30mmで直径0.2mmの各種の印字ワイヤ
を用意した、また、これらと同寸法を有する3種
類の従来の印字ワイヤを用意した。そしてこれら
印字ワイヤをそれぞれドツトプリンタに組み込ん
で、使用寿命に至るまでの点打ち回数を測定し
た。第1表は、その結果を示すものである。な
お、点打ち速度は2500回/秒とし、印字が掠れて
薄くなつた時点を使用寿命とした。また、表中で
ZrO2とあるのは、Al2O3:20wt%,Y2O3:3mol
%,MgO:0.2wt%,ZrO2:残部からなるセラミ
ツクスを示している。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案のドツトプリンタ
の印字ワイヤは、細線状に形成された金属からな
る本体部分の先端に、酸化ジルコニウムを主組成
物とするセラミツクスからなる先端印字部を接合
一体化せしめたものなので、先端印字部の耐摩耗
性に優れ、よつてその使用寿命が著しく長いとい
う利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のドツトプリンタの印字ワイ
ヤの一実施例を示す概略構成図、第2図および第
3図は、それぞれこの考案の他の実施例を示す概
略構成図である。 1……本体部分、2……先端印字部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細線状に形成された金属からなる本体部分の先
    端に、酸化ジルコニウムを主組成物とするセラミ
    ツクスからなる先端印字部を接合一体化せしめた
    ことを特徴とするドツトプリンタの印字ワイヤ。
JP1985023011U 1985-02-20 1985-02-20 Expired JPH046916Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985023011U JPH046916Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985023011U JPH046916Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS61140837U JPS61140837U (ja) 1986-09-01
JPH046916Y2 true JPH046916Y2 (ja) 1992-02-25

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ID=30515849

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