JPH0469606B2 - - Google Patents

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JPH0469606B2
JPH0469606B2 JP27027484A JP27027484A JPH0469606B2 JP H0469606 B2 JPH0469606 B2 JP H0469606B2 JP 27027484 A JP27027484 A JP 27027484A JP 27027484 A JP27027484 A JP 27027484A JP H0469606 B2 JPH0469606 B2 JP H0469606B2
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JP
Japan
Prior art keywords
neplanocin
htlv
virus
ebv
cells
Prior art date
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Expired
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JP27027484A
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English (en)
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JPS61263919A (ja
Inventor
Toyoro Oosato
Masatoshi Tsujino
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ネプラノシン(Neplanocin)Cを
有効成分とするヒトT細胞白血病ウイルス
(Human T−cell Leukemia Virus:以下、
HTLVと略す)またはエプステイン−バールウ
イルス(Epstein−Barr Virus:以下、EBVと略
す)に対する増殖抑制剤に関する。 従来の技術 ネプラノシンCは、アンピエラリエラ
(Ampullariella)属に属するアンピエラリエラ・
エス・ピー・A11079(Ampu−llariella sp.
A11079)(FERM−PNo.4494)菌株の培養物から
見い出された抗生物質A−11079−B2と命名され
た物質(後日、ネプラノシンCと命名)で、その
物性及び化学構造されている〔特開昭55−24157
号公報、英国特許第2021582B公報、カレント・
ケモトラピー・アンド・インフエクチオス・デイ
ジーズ(Current Chemotherapy and
Infeetious Disease)、VO1 、第1558頁
(1980)〕。このネプラノシンCの作用としては、
植物病原糸状菌に対する抗菌作用および腫瘍細胞
L−1210に対する延命効果をみた制癌作用が報告
されているにすぎなかつた。 一方、ヒトT細胞白血病は南部日本、米国など
で散発している免疫不全を伴う白血病であり、最
近その原因ウイルスとしてHTLVが分離され、
ヒトのレトロウイルスとして確認された。
HTLVには、型、型、型が存在し、特に
HTLV型は日本における九州地方で発生して
いる成人T細胞白血病のウイルス(以下、
ATLVと略す)として知られ、さらに米国にお
けるT細胞悪性腫瘍患者や西インド諸島における
同様の腫瘍患者からも見い出されている。また
HTLV型は米国に特に問題となつている後天
性免疫不全症候群(AIDS)の原因ウイルス〔な
お、リンホアデノパシイーアソシエイテイド・ウ
イルス(Lymphadenopathy−associated virus)
も同一の可能性が示唆されているウイルスであ
る〕として知られている。さらにEBVは、ヘル
ペスウイルス群のDNAウイルスであり、ヒトの
バーキツトリンパ腫、上咽頭癌の原因ウイルスで
あることが確実視されている腫瘍ウイルスであ
り、これら腫瘍は東南アジア、中国などで多発し
ている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながらこれらのHTLVやEBVに対する
有効な抗ウイルス剤の報告はなく、何んらの治療
もなし得ない現状であつた。それ故、HTLVや
EBVに対する抗ウイルス剤の出現が待たれてい
るものである。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、鋭意研究した結果、全く意外に
も、ネプラノシンCがHTLVおよびEBVに対し
て有効に各ウイルスの増殖を抑制することを見い
出した。 本発明は、上記の知見に基づいて完成されたも
ので、ネプラノシンCを有効成分とするHTLV
またはEBVに対する増殖抑制剤である。 本発明の目的とするところは、HTLVまたは
EBVに対するネプラノシンCを有効成分とする
抗ウイルス剤を提供するものである。 まず本発明におけるネプラノシンCは、前述の
公知手段によつて製造し得るもので、簡便には、
アンピエラリエラ・エス・ピー・A11079(FERM
−PNo.4494)菌株の培養物から得ればよく、前述
の文献に記載の物質であり、その構造式、物性は
次下の通りである。 〔構造式〕 〔分子式、分子量〕 C11H13N5O2、279 〔融点〕 226℃(分解) 〔溶媒に対する溶解性〕 水、ジメチルスルホキサイド、ジメチルホルム
アミドに可溶性、メタノールに難溶性、酢酸エチ
ル、クロロホルム、ベンゼン、ヘキサンに不溶性
である。 〔酸塩基の区別〕 弱塩基性 またネプラノシンCは、この遊離の形または無
機酸もしくは有機酸との塩、例えば塩酸塩、酢酸
塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩などの塩
の形で使用してもよい。 さらにネプラノシンCを有効成分とするウイル
ス増殖抑制剤の調製に当つては、ネプラノシンC
のLD50は55mg/Kg(マウス腹腔内注射)であり、
またその有効濃度としては2μg/ml以上である
ことから、抗ウイルス剤としての投与量はネプラ
ノシンCとして成人、1日50〜200mg程度、好ま
しくは100mg程度であり、一般には注射用蒸類水
に無菌的に調製した5〜10mg/ml濃度の注射液と
して調製し、静脈内注射として投与すればよい。
さらに投与方法において、ネプラノシンCと、乳
糖、澱粉、微結晶セルロースなどの賦形剤、ブド
ウ糖液、アラビアガム液、ゼラチン液、水または
エタノールなどの結合剤、炭酸カルシウム、界面
活性剤などの崩壊助剤、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、タルクなどの滑沢
剤を適宜選択して常法により圧縮成型して錠剤と
なしてもよく、また錠剤は、必要に応じて糖衣ま
たは腸溶性コーテイングしてもよく、さらに常法
によりカプセル剤となしてもよい。さらにネプラ
ノシンCを、水性または油性の坐剤基剤に添加し
て常法により坐剤として調製してもよく、特に坐
剤の調製に当つては炭素数8〜18の脂肪酸または
そのナトリウム塩、N−アシルアミノ酸などの吸
収促進剤や塩化ナトリウムやブドウ糖の高張化剤
を添加調製、例えば英国公開特許明細書第
2092002号、同第2095994号記載を参照して行なう
ことが好ましい。またその他粉末、顆粒、内服用
液剤、軟膏、クリーム、エアゾール、点眼剤など
として適宜な基剤、添加物により投与方法に応じ
た製剤として調製することができる。 このようにして調製したネプラノシンCを有効
成分とする製剤は、ネプラノシンCのHTLVま
たはEBVに対する抗ウイルス剤としての有効量、
例えば成人、1日50〜200mgを1〜5日またはそ
れ以上投与すればよい。 作 用 本発明のネプラノシンCは、HTLVに対して
ネプラノシンC濃度2μg/ml以上において良好
な増殖抑制の効果を示し、またEBVに対してネ
プラノシンC濃度2μg/mlにて増殖抑制の効果
はみられ、特に20μg/mlにおいては良好な増殖
抑制効果を示すものであり、このネプラノシンC
を有効成分とする製剤はHTLVまたはEBVに対
して良好な抗ウイルス剤を提供し得るものであ
る。 実施例 次いで本発明の実施例を挙げて具体的に述べる
が、本発明はこれらによつて何んら限定されるも
のではない。 実施例 1 (HTLVに対する作用) ATLV(HTLV型)持続感染細胞の増殖に対
するネプラノシンCの阻害作用 10%牛胎児血清添加RPMI−1640培地にて
ATLV持続感染細胞MT−1〔Nature(London)、
294、770〜771、(1981)、“Type C virus
particles in a cord T−cell line derived by
co−cultivating normal human cord
leucocytes and human leukemic T−cells”〕
の2×105個/mlの細胞浮遊液を調製し、これに、
同培地で調製した各種濃度のネプラノシンC溶液
を添加して、ネプラノシンC無添加対照区、0.2μ
g/ml、2μg/ml、20μg/ml、200μg/mlとな
し、各々について37℃、5日間培養した。 なお培養の翌日から1日1回血球計算盤(改良
ノイバウエル型)を用いて細胞数を計測した。 その結果、第1図(ただし縦軸は対数目盛を示
す)に示す通りで、ネプラノシンCの無添加の対
照区は2日目に9×105個/mlと増殖してプラト
ーに達したが、ネプラノシンC20μg/mlでは1
日目に2×104個/mlと減少死滅した。またネプ
ラノシンC200μg/mlにおいても1日間に4×
105個/mlと減少死滅した。さらにネプラノシン
C2μg/mlでも2日目で5×105個/mlと増殖が
抑制されたものであつた。なおネプラノシンCの
0.2μg/mlの濃度では効果は認められなかつた。 これらの結果からHTLVに対するネプラノシ
ンCの濃度としては2μg/ml以上で、特に20μ
g/ml以上において良好な増殖抑制の効果がみら
れた。 実施例 2 〔EBVに対する作用〕 EBV持続感染細胞の増殖に対するネプラノシ
ンCの阻害作用 10%牛胎児血清添加RPMI−1640倍地にて
EBV持続感染細胞P3HR−1〔Int.J.Cancer、17
423〜428、(1976)、“Differential induction of
Epstein−Barr virus−related antigens in
human lymphoblastaid cell by virus−
mediated cell−to−cell contact”〕の2×105
個/mlの細胞浮遊液を調製し、これに同倍地で調
製した各種濃度のネプラノシンC溶液を添加し
て、ネプラノシンC無添加対照区、2μg/ml、
20μg/mlとなし、各々について37℃、5日間培
養したもので、培養の翌日から1日1回血球計数
盤を用いて細胞数を計測した。 その結果、第2図(なお縦軸は対数目盛を示
す)に示す通りで、ネプラノシンC無添加対照区
に比べて、ネプラノシンC20μg/mlでは2日目
において極めて効果よく死滅せしめたもので、ま
たネプラノシンC2μg/mlでも対照に比べて明ら
かに増殖を阻害したものであつた。この結果から
ネプラノシンC20μg/ml以上で特に良好に増殖
抑制の効果がみられた。 実施例 3 ネプラノシンC1gを注射用蒸留水200mlに溶解
し、これを滅菌処理し、1バイアルびん1mlづつ
充填し、これを凍結乾燥して1バイアルびん5mg
のネプラノシンC含有注射剤を調製した。本注射
剤について、1mlの用時溶解用溶液を添付した。 実施例 4 ネプラノシンC50mg、澱粉50mg、乳糖40mg、微
結晶セルロース105mg、シヨ糖脂肪酸エステル2.5
mgおよびステアリン酸マグネシウム2.5mgの組成
を有する250mg錠剤とした。 実施例 5 ネプラノシンC100mg、澱粉100mg、乳糖80mg、
微結晶セルロース210mg、シヨ糖脂肪酸エステル
5mgおよびステアリン酸マグネシウム5mgの組成
を有する500mg錠剤とした。
【図面の簡単な説明】
第1図はネプラノシンCのATLVに対する増
殖抑制曲線を示し、第2図はネプラノシンCの
EBVに対する増殖抑制曲線を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ネプラノシンCを有効成分とするヒトT細胞
    白血病ウイルスまたはエプステイン−バールウイ
    ルスに対する増殖抑制剤。
JP27027484A 1984-12-21 1984-12-21 ウイルス増殖抑制剤 Granted JPS61263919A (ja)

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JPS61263919A JPS61263919A (ja) 1986-11-21
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